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平成26年度評価シート

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平成26年度評価シート
平成26年度施設管理に対する評価シート
◎基本情報
1 管理施設
①施設名
大阪市立敷津浦学園
②指定管理者名
社会福祉法人 いわき学園
平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日
平成 24 年 4 月 1 日 ~ 平成 28 年 3 月 31 日
福祉局 障がい者施策部 障がい福祉課
(電話:06- 6208 - 8075 )
③評価対象期間
④指定期間
⑤所管担当
2 管理運営状況
・福祉型障がい児入所施設の運営・管理
①業務概要
②利用状況の概要
・利用児・者の個別支援計画に沿って日常生活の支援をするととも
に、個々の将来に視点をおいた目標設定をしている。また、地域の
ネットワークの一員として、短期入所事業、日中一時支援事業、相
談支援事業など行っている。
・定員 80 人
・短期入所事業・日中一時支援事業の契約者数は 406 人
◎管理運営の実施状況
1 施設の設置目的の達成及びサービス向上
①施設の管理運営状況
児童福祉法に基づく障がい児入所施設、障害者総合支援法に基づく障
( 管 理 運 営 方 針 ・ 手 がい者支援施設として、知的障がいのある児童を受け入れ、日常生活の
法に沿った施設の維
支援にあたった。また、在宅福祉サービスとして、短期入所事業・日中
持管理の状況、平等
一時支援事業を実施し、児童施設の専門性を地域に還元することを目的
利用の確保、職員の
として、放課後等デイサービス・相談支援事業・障がい児等療育支援事
体制、危機管理・安
全 管 理 業 務 等 の 実 施 業を行った。
運営に当っては、利用児・者個々人の尊厳の保持と人権の尊重を基本
状況)
に置き、障がい特性に配慮しながら快適な生活環境の確保と生活の質の
向上を図るとともに、利用児・者一人ひとりの自主性・主体性を育みな
がら支援・援助する等、大阪市をはじめこども相談センター、学校、保
護者・家族・後見人等と密接な連携を図りながら、その保護・育成に万
全を期した。虐待問題に関しては「しない」「させない」「報告する」「止
める」
「相談する」などの支援の原点に立ち取り組んでいく。
職員会議について施設内研修を重点に置いた運営に切り替え人権研修
に取り組んだ。
実習生やボランティアを積極的に受け入れ、社会福祉に従事する人材
の育成を図るとともに、閉鎖的になりやすい施設環境の改善に努めた。
定期的に保護者会を開催し、情報の公開を意見を取り入れ連携を強化
した。
配置基準に従い職員を配置し、欠員が生じた場合には補充した。、障が
い児・者とはじめて関わる職員が多くなり、人材育成が課題である。
心理担当職員を配置することで利用者の心理的側面のサポートを行
い、また、心療内科のカウンセリングを利用し支援した。
大阪市障がい児入所施設療育機能強化事業のコーディネーターを 2 名
配置し利用者個人の意見に沿った地域移行に努めた。
危機管理については、事故防止等安全対策として、利用児・者に対す
る事故(怪我、無断外出、誤薬、異食、その他事故)を未然に防止でき
②事業計画の実施状況
(計画に沿った事業
実施、サービスの
質、利用促進のため
の取組みと効果、利
用者満足度の把握・
反映状況、自主事業
等の実施状況)
③施設の有効利用(他
施設との連携状況、
地域との連携状況、
市民・NPOとの協
働状況等)
るよう、担当職員を配置し、マニュアルを基に安全対策に取り組んだ。
万一、事故が発生した場合、適切な対応を行い、再度事故が起きないよ
う事故報告書、ヒヤリハット報告書を基にリスクマネジメント委員会で
再発防止策やマニュアルの確認を行い、職員会議等で周知徹底した。ま
た、感染症対策委員会や給食会議を定期的に開催し、疾病予防の観点か
ら安全対策に努めた。
災害等緊急時の対応として、火災を想定した避難訓練や地震や大津波
警報を想定した総合防災訓練を定期的に実施実施した。また、住之江中
学校への避難経路が確定されたのでマニュアルを作り替えた。
前年同様に保護者、家族、後見人、職員を対象にした防災伝言ダイヤ
ルの体験利用を実施した。
各種実施事業の状況は以下のとおり。
・短期入所事業(契約者数 406 人)
利用実人員 37 人
利用延日数
1,272 日
・日中一時支援事業(契約者数 406 人)
利用実人員 25 人
利用延日数
664 日
・相談支援事業(登録者 40 人)
利用実人数 40 人
・大阪市障がい児等療育相談支援事業
在宅支援訪問療育等指導事業
2人
在宅支援外来療育等指導事業
0人
施設支援一般指導事業
2件
・グループホーム事業の状況(平成 27 年 3 月 31 日現在)
名
称
「虹」
(平成 6 年 4 月 1 日開設)
入 居 者
男 6 名(23~52 歳)
・女性 3 名(21~35 歳)
就 労 先
清掃業 4 名、紙器製造業 1 名、おしぼり業 1 名、
宅配物仕分業務等 1 名、作業所 4 名、配送業 1
名
住之江区の施設協議会や自立支援協議会の委員として、区の福祉の総
合的な支援システムの構築に取り組んだ。
運動会や夏祭りの参加など、町会や地域住民との関係作りを大切にし
た。
相談支援事業等の関係で、他機関や学校、保育所、関係諸団体との連
携を必要であり、地域のネットワークの一員として積極的に活動してい
る。
ボランティアを積極的に受入れている。区の社会福祉協議会のボラン
ティアビューローとも連携を持ち、施設の利用児・者と関わる中で理解
を得られるよう協力をした。
実習 46 名(延べ 468 日)
、介護体験 38 名(延べ 190 日)
、音楽療法実
践 2 名(延べ 18 回)
、ボランティア延べ 247 名
2 収支状況
収 入 ( 項 目 )
①収入支出状況
金
額
支 出 ( 項 目 )
金 額
児童福祉事業収入
80,616,248 円 人
件
費
216,644,040 円
障がい福祉サービス等事業収入
217,611,682 円 事
務
費
19,748,641 円
14,564,330 円 事
業
費
43,495,516 円
そ
の
他
12,010,416 円
312,792,260 円 支 出 合 計 ( B )
291,898,613 円
寄
付
そ
の
他
収 入 合 計 ( A)
光熱水費についてはパソコンや照明器具、冷暖房器具等こまめに電源を
切ることにより節電を行い、新規購入の電化製品では省エネルギー型の物
品を購入している。また、空調設備等において、定期的自動監視システム
②市費縮減に係る取
を導入し、節電を図った。
組み
消耗品についても、無駄をなくして再利用する意識を高めた。
給食材料費は、引き続き直接スーパーやディスカウントショップで購入
し費用の節減に努めた。
3 社会的責任・市の施策との整合等
リサイクルの促進やエコ商品の買い入れを実施し、環境保護への取
り組みを推進した。具体的には、トイレットペーパー等再生紙商品の
購入、近隣から提供してもらった材料を使っての商品の製造・販売等
が挙げられる。
就職困難者の雇用にも法人全体として取り組み、障がい者雇用率は
環境への配慮、就職困難者
2.28%である。
(平成26年6月現在)
の雇用への取組み、個人情
個人情報の保護については、当法人「個人情報保護要綱」及び「個人情
報保護に関する取り組み等
報に関する指針」を制定し、職員及び非常勤職員に対し、定期的に教
の実施状況
育・研修を実施している。
法人に情報管理責任者、各施設に個人情報管理者を置くとともに、
法人における個人情報管理に関する意思決定機関として「個人情報管
理委員会」をおき、取り組みの計画立案、指示、取り扱い要領の策
定、セキュリティ対策の実践等必要な取り組みを行った。
4 その他(点検等における要改善項目の対応状況、その他特筆すべき事項等)
なし
① 評価項目概要
②上記についての成果や
なし
望まれる対応等
◎評価
1
2
所管所属による1次評価(太枠にS・A・B・Cの四段階で評価を記入)
①施設の設置目的の達成及
びサービスの向上に対す
る評価
利用者の意向を把握しながら、適切なサービス提供が
なされている。地域移行支援が少しずつ行われている
B
ことは評価できるが、よりいっそう地域移行の実施に
努めていただきたい。
②市費の縮減効果に対する
評価
利用者への処遇を確保したうえで管理経費の縮減を図
B
っている。
③社会的責任・市の施策と
の整合等に対する評価
環境への配慮や就職困難者の雇用への取り組みが評価
B
できる。
④総合評価
概ね良好で事業計画どおりの効果が得られているが、
地域移行についてよりいっそう取り組んでいただきた B
い。
外部専門家等の意見
人件費の抑制のために、職員を非常勤に切り替え、法人内の給与規定を改訂したりして
いる。同時に、よい人材を確保するために、実習生や新卒者を非常勤として採用し、仕事
ぶりを把握したうえで、その後、正規職員へ切り替えるなどの手法がとられていることは
評価できる経営手法である。
利用者のテーブルマナー研修や外食の機会確保は、社会生活力の向上の観点から有意義
である。
施設全体として地域移行が強化されつつあり、他の利用者、職員双方によい影響を与え
ているようであり、引き続き尽力されたい。入所者の地域移行を進めていくための、グル
ープホームの運営や地域の関連機関との連携に尽力していることは評価できる。
職員から入所者への対応において虐待事案があったことについては遺憾であるが、職員
が声をあげやすいようなコミュニケーション・システムを検討するなど、対応に既に取り
組んでいるおり、再発防止策、研修、職員の育成、教育、および自己点検を怠りなく引き
続き努めていただきたい。
3
所管所属最終評価(太枠にS・A・B・Cの四段階で評価を記入)
①施設の設置目的の達成及
びサービスの向上に対す
る評価
利用者の意向を把握しながら、適切なサービス提供が
なされている。地域移行支援が強化されつつあり、地
域の関連機関との連携に尽力していることは評価で B
き、よりいっそう地域移行の実施に努めていただきた
い。
②市費の縮減効果に対する
評価
利用者への処遇を確保したうえで管理経費の縮減を図
B
っている。
③社会的責任・市の施策と
の整合等に対する評価
環境への配慮や就職困難者の雇用への取り組みが評価
B
できる。
④総合評価
概ね良好で事業計画どおりの効果が得られているが、
地域移行についてよりいっそう取り組んでいただきた B
い。
評価の基準
S…事業計画又は本市の定める水準の想定を大幅に上回る効果が得られた
A…事業計画又は本市の定める水準で想定した以上の効果が得られた
B…おおむね事業計画又は本市の定める水準どおりの効果が得られた
C…事業計画又は本市の定める水準で想定した効果が得られていない
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