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第1回マルチセラミックス膜新断熱材料の開発プロジェクト 事後評価検討

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第1回マルチセラミックス膜新断熱材料の開発プロジェクト 事後評価検討
第1回マルチセラミックス膜新断熱材料の開発プロジェクト
事後評価検討会議事録
1.日
時
平成25年2月5日(火)
13:00~15:30
2.場
所
経済産業省本館6階西8会議室
3.出席者
(検討会委員)[敬称略・五十音順、※は座長]
※香川 豊
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
岩前 篤
近畿大学 建築学部長
打越 哲郎
独立行政法人物質・材料研究機構
先端材料プロセスユニット グループリーダー
柴 慶治
清水建設株式会社 技術戦略室
技術サービス推進部長
(研究開発実施者)
高田 雅介
長岡技術科学大学 副学長
プロジェクトリーダー
(事務局)
製造産業局ファインセラミックス・ナノテクノロジー・材料戦略室
産業戦略官
北岡 康夫
課長補佐
佐藤 昌浩
産業技術調査員 鈴木 俊男
係長
金澤 洋
係長
浦田 治彦
(評価推進課)
産業技術環境局産業技術政策課技術評価室
課長補佐 横田 英樹
1
4.配布資料
資料1
マルチセラミックス膜新断熱材料の開発プロジェクト事後評価
検討会委員名簿
資料2
研究開発評価に係る委員会等の公開について
資料3
経済産業省における研究開発評価について
資料4
評価方法(案)
資料5
マルチセラミックス膜新断熱材料の開発プロジェクトの概要
資料6
評価用資料
資料7
評価報告書の構成(案)
資料8
評価コメント票
質問票
参考資料1 経済産業省技術評価指針
参考資料2 経済産業省技術評価指針に基づく標準的評価項目・評価基準
参考資料3 マルチセラミックス膜新断熱材料の開発プロジェクト中間評
価報告書
5.議事概要
(1)座長選出
事務局からの提案により、香川 豊委員が本事後評価検討会の座長に就
任することが承認された。
(2)事後評価検討会の公開について
事務局から、資料2により、事後評価検討会の公開について説明がなさ
れた後、本事後評価検討会について、会議、配付資料、議事録及び議事要
旨を公開とすることが了承された。
(3)評価の方法等について
事務局から、資料3、4、7、8により、評価の方法等について説明が
なされ、了承された。
(4)研究開発プロジェクトの概要について
事務局及び実施者から、資料5により、マルチセラミックス膜新断熱材
料の開発プロジェクトの概要について説明がなされた。
研究開発項目:
① 多孔質セラミックス粒子合成技術の開発
② ナノ構造セラミックス膜コーティング技術の開発
③ 透明多孔質セラミックス合成技術の開発
④ 複合化技術および真空セグメント化技術の開発
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⑤ 超断熱壁材料の開発
⑥ 超断熱窓材料の開発
主な質疑等は以下のとおり。
【公開資料による説明及び質疑応答】
<研究開発項目①②③④: (一財)ファインセラミックスセンター>
(打越委員)全体的に当初の目標を達成している。壁断熱材は板状だが、中身
に多孔質セラミックス粒子の粉末を使用しており、縦に設置すると中身が下
がる問題はないか。
(実施者)容器内の粒子は摩擦で保持されるのでその心配はない。
(柴委員)研究開発項目③の達成度の指標において、エアロゲルの厚さの中間
目標、最終目標は如何に。
(実施者)最終目標は10mm。中間では5mm。1mmでヘイズ率0.9%
を達成しているが、10mmの厚さでは3.65%程のヘイズ率になる。
(岩前委員)研究開発項目①の熱伝導率測定装置による計測において、測定の
対象となっている材料サンプルのサイズはどれくらいか。
(実施者)最初は1片約20cm、その後で10cmの正方形サンプルで測定
できるようにした。本測定装置は縦横方向に熱が回り込まないような機能を
有した非常に制御された装置である。10cmで測定可能な装置の仕様にす
ると開発の効率が上がった。10cm以上であればコンスタントな値になる。
製品としてユニット化し、熱橋を含めた測定はしていない。
(香川委員)断熱性能は世界的にどの程度か。重さあたりの断熱特性をもっと
アピールしても良いのではないか。
(実施者)中真空の断熱材としては世界的にもチャンピオンデータがとれてい
る。エアロゲルを裸のまま使うことはできない。何か他の物質をくるめなけ
ればいけない。住宅以外の部分に活用する際には、軽量化をアピールすべき。
(岩前委員)壁断熱材でグラファイトも混合している。ヒュームシリカではカ
ーボン添加の特許があるが、ライセンスはどうなっているのか。
(事業者)本事業ではヒュームシリカではなく、また、添加しているカーボン
の種類も異なる。すでに出ている特許にかからないように、どのようなカー
ボンが良いか検討した。
(5)今後の予定について
質問票の提出期限を平成25年2月8日(金)、評価コメント票の提出期
限を平成25年2月22日(金)とすることを確認した。
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