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超高性能の草刈機械は集落放牧牛5頭!
= 普 及 情 報 = No.16 平成28年8月30日 東部農林振興センター 雲南事務所 農業普及部 標題 超高性能の草刈機械は集落放牧牛5頭! 谷間の農地保全を目指して、まずは慣らし運転からスタート!! (ダイジェスト) 8 月 1 6 日 、 飯 南 町 の 「 (農 )か わ し り 」 の 放 牧 場 へ 5 頭 の 初 妊 が 到 着 し ま し た 。 中 山 間 地 に お け る 休 耕 田 の 維 持 管 理 に は 除 草 労 務 が 重 い 負 担 で す が 、「 高 価 な ト ラ ク タ ーやコンバインに数百万円支払うなら、草刈用に牛5頭を購入しても高くない」とのリ ー ダ ー の 発 想 と 行 動 か ら 超 高 性 能 草 刈 機 の 導 入 (= 集 落 放 牧 の 開 始 )が 実 現 に 至 り ま し た 。 1 状況 当 日 は 早 朝 か ら 、 「(農 )か わ し り 」の 組 合 員 等 4 名 で 電 気 牧 柵 の 設 置 を 開 始 し 、 2 時 間 程 度で完了。 午後には、同町内の畜産総合センターに飼養委託していた5頭の初妊牛が到着し放牧馴 致を開始しました。 当面は、目の届きやすい20a程度の遊休農地で馴致を行い、徐々に谷間の休耕田の草 刈 作 業 (=本 格 的 な 放 牧 )を 始 め る 予 定 で す 。 2 放牧の目的その他について 組合長に集落営農法人で行う動機や集落放牧の実現までのご苦労をお聞きしたところ、 ○集落放牧開始の動機について 「集落営農法人が高性能で高価な農機具を購入する状況から、草刈機として和牛5頭を 350万円で購入しても良いのでは?草刈作業を3ヶ月/年間するとして、100万円/ 年 程 度 働 く と し て 3 年 で 購 入 代 金 が 回 収 で き る 見 込 み 。」 ○集落放牧の普及定着が進んでいない要因について ・「 牛 が 脱 柵 す る 昔 の マ イ ナ ス イ メ ー ジ が 残 っ て い る 人 が 多 い 。 今 は 電 気 牧 柵 が あ る の で 大 丈 夫 だ が 知 ら な い 人 が 多 い 。」 ・「 や る か や ら な い か は リ ー ダ ー 次 第 だ と 思 う 。 最 後 ま で 責 任 を 持 つ リ ー ダ ー が 必 要 。」 ・・等 々 、 明 確 な 回 答 が あ り ま し た 。 3 その他 冬期の飼養管理など、集落営農法人が クリアすべき課題はありますが、モデル 事例となられるよう、当普及部も 関係機関と連携して支援をします。 ↑ 組 合 長 が 率 先 し て 牧 線 張 り 8/16 ↑ 電 牧 設 置 完 了 。 人 の 頭 を 越 す 雑 草 8/16 85 担当者 ↑ 超 高 性 能 草 刈 機 た ち (= 集 落 放 牧 牛 )8/22 伊東芳晴 TEL0854-42-9571 飯南地域振興課