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PCAインドウィークリー

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PCAインドウィークリー
PCA インド ウィークリー
2007年6月14日号
今週のインド動向 経済 ブラジルとの貿易額、2010年には100億ドル目指す
産業 セイコー、インドの高級腕時計市場に参入
政治 「中国は偉大な隣人」マンモハン・シン首相
社会 インド政府、「ヨガ特許」で米国に抗議へ
株式 インド株式ウイークリー・レビュー(6/4∼6/8)
※重要度に応じて以下の通りに分類しております。
最重要 重要 普通
今週のコラム――現代インド事情 “インドNOW!” 第122回
122回
「再婚サイト」ができる!
製作・著作 ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社 www.PCAasset.co.jp
掲載記事の無断転載を禁じます。
〔当資料に関しご留意いただきたい事項〕
当資料は、ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社が、インドの政治、経済、文化等にかかる一般的な情報をご紹介するために株式会社インド・ビジネ
ス・センターの協力により任意に作成した資料であり、証券取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、特定のファンドへの投資勧誘を目的としたも
のではありません。当資料は信頼できると判断される材料を使い、十分な注意を払って作成しておりますが、弊社及び株式会社インド・ビジネス・センターは
、その正確性、完全性をお約束するものではありません。また、掲載された企業につきましては、あくまで直近のトピックとしてご紹介させていただいたもので
あり、個別銘柄の売買の推奨を意図したものではなく、弊社が運用を行う投資信託への組入れを示唆するものでもありません。当資料に記載したコメントは
、当資料作成時点における当社の見解や予想ですが、今後予告なしに変更することがあります。
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PCA インド ウィークリー
2007年6月14日号
経済
ブラジルとの貿易額、2010年には100億ドル目指す
マンモハン・シン首相は独ハイリゲンダムで開かれたサミットへの出発を前にした6月4日、訪
印中のブラジルのルラ大統領と会談、2006年度に24億ドルに達した二国間貿易を2010年まで
に100億ドルに拡大していくことで合意しました。また同日、両国間の貿易・投資の促進に向け、
CEOフォーラムを正式に立ち上げました。
ルラ大統領の訪印は2004年1月以来で、そのときは共和国記念日の主賓として招待されて
のものでしたが、今回は約100人の財界関係者を伴っての大掛かりなもので、経済の関係強
化を狙ってのものであることが伺えました。特に、同大統領はバイオエタノールの技術供与や
農業生産性の向上でインドに協力する用意があると述べ、インドには医薬品分野での協力を
期待するとの発言をして、両国の関係強化を強調しました。
また、ルラ大統領は、4日に開かれたインド経済3団体の主催する会合では、「インドもブラジ
ルも、もはや先進国の教えを必要としない。今後は、彼らが我々2大新興国に取引を持ちかけ
る番だ」とも述べています。
産業
セイコー、インドの高級腕時計市場に参入
セイコーウオッチは6月7日、インドの高級腕時計市場に本格参入しました。ムンバイを訪れ
た同社の服部真二社長は報道陣に対して、「60億ルピーと推定されるインドの高級腕時計
市場で、当社は大きなシェアを獲得したい。かねてからインド市場には大きな関心を持って
見てきたが、勝算はあると見て現地子会社を設立した」と語りました。同社は完全子会社セ
イコーウオッチ・インディアをカルナタカ州ベンガルール(旧バンガロール)に設立しています。
服部社長は、1年以内に100種以上の商品(価格6,700∼17万ルピー)を投入し、年内には
専売店「セイコーストア」もオープンさせると述べています。販売戦略としては、まず販売サー
ビス拠点を10カ所設け、販売が軌道に乗ったらさらに7カ所を追加する方針。服部社長はこ
のほか、12都市で複数のブランドを扱う小売店と交渉を行っていることも明らかにしています。
また、関係者によれば、ムンバイではさっそく6月8日から「エトス」および「ジャストインタイム」
でセイコー腕時計がお目見えするとのこと。
なお、セイコー・グループの事業は多岐にわたるものの、インドでは当面、腕時計以外を販
売する計画はないとしています。
製作・著作 ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社 www.PCAasset.co.jp
掲載記事の無断転載を禁じます。
〔当資料に関しご留意いただきたい事項〕
当資料は、ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社が、インドの政治、経済、文化等にかかる一般的な情報をご紹介するために株式会社インド・ビジネ
ス・センターの協力により任意に作成した資料であり、証券取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、特定のファンドへの投資勧誘を目的とした
ものではありません。当資料は信頼できると判断される材料を使い、十分な注意を払って作成しておりますが、弊社及び株式会社インド・ビジネス・センター
は、その正確性、完全性をお約束するものではありません。また、掲載された企業につきましては、あくまで直近のトピックとしてご紹介させていただいたも
のであり、個別銘柄の売買の推奨を意図したものではなく、弊社が運用を行う投資信託への組入れを示唆するものでもありません。当資料に記載したコメ
ントは、当資料作成時点における当社の見解や予想ですが、今後予告なしに変更することがあります。
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PCA インド ウィークリー
2007年6月14日号
政治
「中国は偉大な隣人」マンモハン・シン首相
ドイツ・ハイリゲンダムで開催されたG8サミットにゲストとして参加したマンモハン・シン首相
は6月7日、同じく訪独中の中国の胡錦涛国家主席を訪問し、二国間関係や気候変動などの
問題について約30分会談しました。その際、胡主席が中印間の理解増進に尽力しているシン
首相の前向きな姿勢を賞賛したのに対し、シン首相は「インド政府は、政治的立場はどうであ
れ、中国との最も強い関係を求めている。中国はインドの最大の隣人であり、インド政府は中
国との関係強化のため、万全を尽くす」と述べました。
シブ・シャンカル・メノン印外務次官は会談終了後の記者会見で、「シン・胡両首脳は2006年
11月以降の両国関係に満足している。両首脳は、気候変動等の問題についても協議し、概ね
意見の一致を見た。両国の貿易は、2007年1月から4月までで+56.8%増の114億ドルに達し、
2010年までには、目標の400億ドルを達成できる見込み」と説明しました。「(国境問題を抱え
る)アルナチャル・プラデシュ州の帰属問題も協議されたか」との質問に対しては、「いずれの
側もこの問題を提起しなかった」とのみ答えました。
シン首相は7日、インド、中国と同様、新興国家としてサミットに招かれたブラジル、南アフリ
カ、メキシコの代表とも別途会談し、サミットでの協調関係の確立に努めました。なお、新興5
カ国の代表は、8日に主要国首脳との拡大会合に出席しています。
社会
インド政府、「ヨガ特許」で米国に抗議へ
インド政府は5月30日、ヨガに関する特許を承認した米特許商標庁に対し、「ヨガの特許化
は、伝統知識を商業利益のために不正使用するもの」として在米インド大使館を通じ抗議す
ることを決定しました。アーユルヴェーダやヨガなどの伝統医療を管轄する保健・家族福祉
省内の関係当局はすでに、商業省と在米インド大使館の双方に、抗議に向け準備を行うよう
要請しています。政府関係筋によると、商業省もこの問題を深刻視し、米通商代表部に抗議
文を送る準備をしているとのこと。
米特許商標庁は、ヨガ関連の特許を150件、ヨガ・アクセサリーの特許を134件、ヨガの商標
登録を2,315件承認しており、インド紙は、これらはインド・コルカタ出身で米在住のヨガ・スクー
ル経営者、ヴィクラム・チョードリー氏(注)が申請したと報じています。印政府関係筋は、「ヨガ
の技法は古代の文献に記されており、何千年も前から知られている。インド側は、『既知のも
のについて特許を認めることはできない』との前提で抗議していく」と語っています。
(注)チョードリー氏は、世界最大規模のヨガ・スタジオ・チェーンの経営者。室温40度、湿度
55%の環境でヨガを行う「ビクラム・ヨガ」を開発し、その特許を世界60カ国で取得したという。
「ビクラム・ヨガ」は日本でもホット・ヨガとして流行している。
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情報は、インド国内外の情報を総合して掲載しております。
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ものではありません。当資料は信頼できると判断される材料を使い、十分な注意を払って作成しておりますが、弊社及び株式会社インド・ビジネス・センター
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PCA インド ウィークリー
2007年6月14日号
インド株式ウイークリー・レビュー (6/4∼6/8) 株式会社インド・ビジネス・センター
代表取締役社長 島田 卓
米国株安を受け反落
SENSEX指数は、前週末14,570.75から、週末終値で14,063.81と500ポイント以上下落して引けた。
国内要因で大きな売り材料はなかったが、高値警戒感から生じる利益確定売りと米国の利下げ観
測が後退したことからニューヨーク株式市場主導で大型株中心に下げる展開となった。タタ・モーター
ズなど自動車セクターは、自動車販売台数の伸びが鈍化していることから強く売られた。一方、ル
ピー高が一服し、1ドル=40ルピーラインで安定するとの見方から、ソフトウェア・セクターへの押し
目買いが見られセクター全体で逆行高となった他、米国から大型案件を受注したスズロン・エナジー
が上昇した。海外機関投資家動向は、37.43億ルピーの買い越しとなった。
SENSEX指数推移
15,000
14,500
14,000
13,500
13,000
12,500
12,000
4/9
(注)
4/16
4/23
4/30
5/9
5/23
5/30
6/6
断り無き限り、株価はムンバイ証券取引所 SENSEX指数を指す。
銘柄
リライアンス・インダストリーズ
インド石油天然ガス公社
バルティ・エアテル
タタ・コンサルタンシー・サービシズ
インフォシス・テクノロジーズ
リライアンス・コミュニケーションズ
ICICI銀行
ウィプロ リミテッド
インドステイト銀行
バーラト・ヘビー・エレクトリカルズ
2%
0%
-2%
-4%
-6%
自
動
車
・ガ
ス
耐
久
消
費
財
油
石
資
本
財
銀
行
金
属
ヘ
ル
ス
ケ
ア
-8%
IT
5/16
産業
石油化学
石油開発
通信
情報技術
情報技術
通信
金融
情報技術
金融
電子部品
騰落率
-5.4%
-5.1%
-3.1%
0.1%
0.6%
1.6%
-2.9%
0.6%
-1.6%
-7.6%
製作・著作 ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社 www.PCAasset.co.jp
掲載記事の無断転載を禁じます。
〔当資料に関しご留意いただきたい事項〕
当資料は、ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社が、インドの政治、経済、文化等にかかる一般的な情報をご紹介するために株式会社インド・ビジネ
ス・センターの協力により任意に作成した資料であり、証券取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、特定のファンドへの投資勧誘を目的とした
ものではありません。当資料は信頼できると判断される材料を使い、十分な注意を払って作成しておりますが、弊社及び株式会社インド・ビジネス・センター
は、その正確性、完全性をお約束するものではありません。また、掲載された企業につきましては、あくまで直近のトピックとしてご紹介させていただいたも
のであり、個別銘柄の売買の推奨を意図したものではなく、弊社が運用を行う投資信託への組入れを示唆するものでもありません。当資料に記載したコメ
ントは、当資料作成時点における当社の見解や予想ですが、今後予告なしに変更することがあります。
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PCA インド ウィークリー
2007年6月14日号
今週のコラム 現代インド事情 インドNow! ネルー大学日本語学科教授
プレム・モトワニ博士
第122回 「再婚サイト」ができる!
インドは圧倒的に見合い結婚が多い(全体の約7∼8割)ので、新聞に結婚相手募集欄が
掲載されることは有名な話である。募集欄は毎週日曜日に十数頁のボリュームで付録とし
て入ってくる。近年、インターネット等、電子メディアを使った結婚相手探しが世界的に一般
化し、利用者も年々増加しているそうである。日本でも「婚ピュータ」という広告(当て字の傑
作と思った)を見た覚えがある。
インドでは、結婚の条件として経済的地位の他に、カースト、宗教、言語等が重視される傾
向が強いので、新聞だけでなく、インターネットを使ったサービスが流行りやすいのだが、そ
こに今度は「再婚サイト」(www.remarriage.com)ができるという。これは、普通の結婚相手紹
介サイトに再婚したい中高年の登録者が急増している(あるサイトだけで約3,800人)ことに
新ビジネスのチャンスを見出した企業が開設を決定したそうである。
配偶者に死・離別された中高年は十代の子供がいる場合、再婚しないことが一般的である。
もともと、インドでは再婚(特に女性の場合)が社会的タブーとなっていて、社会の目を気にし
て再婚しない人が圧倒的に多い。しかし、それがいま変わろうとしているようである。
面白いことに、前述の4,000人近い登録者のうち、申込者は登録者の子供であるという。そ
の背景には、仕事や家庭の事情(娘だと、嫁に行った後)で親と同居できないので、自分で
親の面倒を見ることができないため、親を再婚させて寂しい暮らしを変えてあげようという配
慮が働いているようだ。
こうした傾向は都市部を中心に起きていて、地方では事情は異なるが、インドも少しずつ高
齢化が進んできているため、老親の介護問題の解決策として決して悪くないと思う。
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当資料は、ピーシーエー・アセット・マネジメント株式会社が、インドの政治、経済、文化等にかかる一般的な情報をご紹介するために株式会社インド・ビジネ
ス・センターの協力により任意に作成した資料であり、証券取引法に基づく開示資料ではありません。当資料は、特定のファンドへの投資勧誘を目的とした
ものではありません。当資料は信頼できると判断される材料を使い、十分な注意を払って作成しておりますが、弊社及び株式会社インド・ビジネス・センター
は、その正確性、完全性をお約束するものではありません。また、掲載された企業につきましては、あくまで直近のトピックとしてご紹介させていただいたも
のであり、個別銘柄の売買の推奨を意図したものではなく、弊社が運用を行う投資信託への組入れを示唆するものでもありません。当資料に記載したコメ
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