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No.111 - 追手門学院大学

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No.111 - 追手門学院大学
http://www.oullib.otemon.ac.jp/
No.111
Contents
p.2
図書館・情報メディア部長 挨拶
p.3
宮本輝ミュージアム開設 10 周年
p.4
図書館をフル活用しよう!!
p.6
巡読紀行表彰式
Publication on April 1, 2015
p.7
2014 年度 図書館活動報告
p.8
開館カレンダー
ぶっくわぁむ
どんな自分が見つかるか
三上剛史(図書館・情報メディア部長)
新一年生の皆さん、入学おめでとうございます。これから皆さんは、大学という新しい場
でさまざまな体験をし、今までとは違う世界を開いてゆかれると思います。高校までとは異
なった知的世界と遭遇し、新しい友人との出会いなどを通じて、これまでとは違う自分に出
会うのではないでしょうか。大学図書館もそのお手伝いをしたいと思います。
この世は自分を見に来たところ
どんな自分が見付かるか自分
(河井寛次郎『火の誓い』講談社文芸文庫)
これは、ある高名な陶芸家の言葉です。ただし、流行りのいわゆる「自分探し」ではありま
せん。どこかに自分に向いた何かがあるんじゃないかと、
「青い鳥」を求めてあちこちさまよう
のとは違います。
私はどんなものの中にもいる
立ち止まってその声をきく
こんなものの中にもいたのか
あんなものの中にもいたのか
(
『蝶が飛ぶ 葉っぱが飛ぶ』講談社文芸文庫)
彼は、出会った自然の風景や物、そして自分の作品の中に新しい自分を見出しているのですが、
それだけではなく、私達は、仕事や友人関係、クラブ・サークル、そして「本」の中にも自分を
見つけることができます。本との出会いの中に、それまでは気づかなかった自分を見つけること
があります。ぜひそういう体験を味わっていただきたいと思います。大学図書館は、そのような
場を提供すべく、たくさんの書籍・雑誌、そして世界に開かれた情報の窓口を用意して、皆さん
を待っています。
現代の大学図書館は本を揃え保管しているだけではありません。図書館は情報センターでもあ
り、情報・資料収集のためのさまざまな手立てや、学内LANとつながったパソコンが用意されて
います。パソコンやスマートホンだけでなく、図書館それ自体を、巨大な情報ツールとして、有
効に利用して下さい。卒業までの4年間に、図書館という情報センターを十二分に活用していた
だきたいと思います。
(社会学部 教授)
-2-
ぶっくわぁむ
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宮本輝ミュージアム開設10周年
本学第1期卒業生である作家、宮本輝氏。太宰治賞を受賞した処女作「泥の河」ほか、芥川賞
をはじめとする多くの賞を受賞しました。ミュージアムでは氏の全著作をはじめ、直筆の原稿
や愛蔵品などを常設展示。ガラス張り・吹き抜けの透明感に満ちた空間では、ゆっくりと作品
の世界に浸ることができます。年2回、企画展も開催しています。
ぶっくわぁむに掲載された写真より、いままでの企画展をいくつかご紹介します。
「骸骨ビルの庭」展 2011.5.21
~9.8
「青が散る」展
2009.10.10
~2010.1.14
「優駿」展
2007.5.21
~7.31
宮本輝の名言集Ⅰ
「ドナウの旅人」展 2010.5.22
~9.9
「小説から映画へⅠ」
2013.3.26
~9.26
~開設 10 周年記念 2015 年度前期企画展~
2015 年、宮本輝ミュージアムは開設 10 周年を迎えます。この出来事を記念して、2015
年前期は企画展「宮本輝の名言集Ⅰ」を開催します。人生や物事の機微に触れて読者を魅了
してきた宮本輝氏の作品は、心に残る言葉が数多く散りばめられています。今回はそのよう
な言葉を大小さまざまなバナー(垂れ幕)で紹介することによって、追手門学院大学の学生
を含めた、あらゆる世代の方々に贈りたいと思います。
(企画展チラシより抜粋)
宮本輝の作品
宮本輝氏は、
「螢川」で芥川賞、
「優駿」で吉川英治文学賞といった賞を受賞され、数多く
の作品を発表しています。
「泥の河」
「道頓堀川」
「螢川」
「優駿」
「流転の海」
「幻の光」
「私
たちが好きだったこと」などの映画化された作品、
「彗星物語」
「青が散る」
「ドナウの旅
人」
「花の降る午後」などのドラマ化された作品もあります。小説はもちろん、映画化され
た作品のビデオ・DVD も図書館で所蔵しています。本を読み、そして、映画もぜひ館内の
視聴ブースでご覧ください。
「青が散る」
この作品は追手門学院大学が舞台となっています。入学式で配られたので、すでに読まれた方
もいることでしょう。主人公がテニスに打ち込む学生生活が描かれており、なんと、学長にテ
ニスコートを作ってもらえるよう頼みに行くところから、話は始まります。
ミュージアムには、開校間もない頃の写真も展示していますので、ぜひご覧ください。
-3-
ぶっくわぁむ
図書館をフル活用しよう!!
図書館は、図書貸出以外にも様々なサービスを行っています。これからの4年間、使いこなさない手は
ありません!まずはサービスを知って、気軽に図書館を利用するところから始めてみませんか?
図書館内で利用できるノート PC を貸出しています。
■Word、Excel 搭載
・図書館に Word、Excel のレベル別テキストもあるので、空き時間に練習
ノート PC
貸出
できます。使いこなしてレポート作成にも役立てよう!
「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
」の資格取得も目指し
てみては?
資格書も図書館にあるよ!
■■語学CDが聴ける
・NHK語学資料、
『SPEED LEARNING』など、図書館所蔵の語学CD
が聴けます。リスニングを鍛えて自然に語学を習得しよう!
※CDを聴く際は、ご自身のイヤホンを持参して下さい
■図書館契約データベースが利用できる
・
『朝日新聞』
『日経新聞』などの新聞データベースや電子書籍など、
図書館が契約しているデータベースが利用できます。
Q:ラーニング・コモンズとは?
A:学習するために皆が集う共有スペースのことです。
ラーニング
コモンズ
■可動式の机・椅子だから、人数・用途に併せて組み替え自由
■ホワイトボード、プロジェクター、80 インチタッチディスプレイが使える
・授業発表前の予行演習に!
・部活ミーティングに!
・プレゼンテーションに!
・友人と読書会を開いてみる!
使い方はあなた次第!
もちろん、
お一人でも利用
ラーニング・コモンズは、
2F カウンター奥にあります。
できます。
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ぶっくわぁむ
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Q: MY LIBRARY とは?
A:図書館の Web サービスにアクセス
できる個人専用のページです。
MY
LIBRARY
■あなたの貸出中の資料、過去に借りた資料がわかる
■本の貸出延長、予約ができる
■希望の図書をリクエストできる
■図書館から連絡が来るメールアドレスを変更できる など
自宅 PC からもアクセスできます。詳しくはカウンターまで
お問い合わせ下さい。
ログインは図書館HPから
図書館所蔵の DVD、CD等の視聴ができます。
■話題のドキュメンタリー映像、人気映画 DVD あり
・
『白熱教室』
『プロフェッショナル仕事の流儀』
AV視聴
ブース
・ハリウッド映画、ディズニーアニメ、ジブリ作品 ほか多数
■友人と一緒に見られる 2 人席あり(4 席)
-5-
ぶっくわぁむ
キャンパス内の遺跡をたずねて
追手門学院大学のある丘陵は「将軍山」と呼ばれ、地域の人々に親しまれてきました。将軍山丘陵には
将軍山古墳などの古墳が点在して古墳群を形成しています。キャンパス内には将軍山第1地点遺跡 (通称:
月見山古墳) と真龍寺古墳の2つの遺跡があります。
将軍山第1地点遺跡の壷棺墓
真龍寺古墳の横穴式石室
将軍山第1地点遺跡は、1957 年にこの地で
真龍寺古墳は直径 22 メートル(推定)の円墳
弥生土器の壷棺が採取されたのを契機に存在が
で、比較的規模の大きい両袖式の石室を備えて
知られるようになりました。調査の結果、壷棺を
います。須恵器や銅製の耳環が出土しており、古
収めた弥生時代後期の墳墓であることが確認さ
れ、当時の壷棺を推定復元しています。
墳が築かれたのは6世紀後半と推定されます。
1号館
食
堂
棟
~将軍山の遺跡・古墳に関する資料~
『将軍山第1地点遺跡(通称 月見山古墳)整備に
ともなう発掘調査報告書』
真龍寺古墳
中
央
棟
図
書
館
中高校舎
追手門学院, 茨木市教育委員会編
開架(大型図書) E216.3/OTE (005512561)
中高グラウンド
『新修茨木市史 第7巻 史料編 考古 』
茨木市史編さん委員会編
書庫(大型図書) E216.3/IBA/7 (100071430)
巡 読 紀 行
6
号
館
将軍山
第 1 地点遺跡
将軍山第1地点遺跡・真龍寺古墳 位置図
※詳細は広報課までお問い合わせ下さい。
巡読紀行とは、学生にもっと本を読んでもらおうとスタート
したプロジェクトです。本の感想を書くとポイントがたまり、
ポイント数に応じた特典もあります。詳しくは図書館カウン
ターへ!
200point 達成!!
すばるさん のコメント
読んだ本の感想を記録し、記憶にとどめるという少しずつ
の積み重ねが、2 度目の表彰式につながり、自分でもすごい
ことだと思いました。100 ポイント、200 ポイント、300
ポイント目指して、たくさんの人にも挑戦してほしいです。
- 6 -
「これだけ本を読んでも満足するこ
とはなく、もっと読みたいという欲
求が強まりました」と、すばるさん。
これからも色々な領域の本にチャレ
ンジしていくそうです。
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ぶっくわぁむ
2014 年度 図書館活動報告
2014 年度は、本はおもしろい。をテーマに様々な活動を展開してきました。
本に出会う
●ブックトークイベント-おすすめの本の魅力を語るイベントです。
教員ブックトーク:先生方がおすすめの本を紹介しました。
12月 経済学部 古平先生
6月
経営学部 水野先生
12月 心理学部 瀧端先生
7月
E-CO キャサリン先生
11月 スポーツ研究センター長 松井先生
ブックトークWEEK:学生や図書館スタッフがおすすめの本を紹介しました。
11月 スポーツ×ブックトーク
10月 就活×ブックトーク
12月 クリスマス×ブックトーク
10月 文化×ブックトーク
インターンシップ×ブックトーク
9月に、図書館のインターンシップ生がおすすめの本を紹介してくれました。
●学生選書-学生たちが本屋さんやWEBから、図書館の本を選ぶことができます。
店頭選書:5月・11月実施
WEB選書:4-5月・9-10月実施
●各種展示-季節やイベントに合わせて、役立つ本やおすすめの本を展示。
今年は、5月の「学生スタッフおすすめ本」や10月から12月に実施した
本はおもしろい。
「読む」
「伝える」
「記す」三部の展示が特に好評でした。
学生と共に
●学生スタッフ講習会-学生が講師を勤める講習会です。
SPSS講習:図書館の学生スタッフが講師を勤めました。実際に授業で使う上で
欠かせないポイントを教えてくれました。
●学生意識委員会(CSC)コラボ展示
4月の「おいでやす 関西グルメフェア」展示など、CSCと共同で
様々なテーマでの展示を4回実施しました。
●就職支援
就職・キャリア支援課と連携してイベント、展示などを行いました。
部活と共に
●茶道部×図書館-お茶会×ブックトーク
図書館テラスで茶道部の点前を披露。お茶に関する本も紹介。
3回実施でいずれも大盛況。留学生にも好評でした。
●文芸同好会×図書館-コラボ展示「灯」
「灯」をテーマに文芸同好会部員の詩と図書館の本の展示を行いました。
●華道フラワーアートクラブ×図書館
華道フラワーアートクラブに、12月の図書館の飾りつけに協力していただきました。
文化に触れる
●オーストラリア・ライブラリー
●宮本輝ミュージアム
オーストラリアンワイルドフラワー展を
6月に実施しました。
前期企画展-「小説から映画へⅡ」
後期企画展-「宮本輝の大阪検定Ⅱ」
●読書会(2014年度は10回実施しました)
第51回~第60回
●国際交流
ザンビアの「バウレニ特別養護学校」の
子ども達に本を寄贈しました。
-7-
ぶっくわぁむ
2015年4月
日
5
月
火
6
7
2015年5月
水
木
金
土
1
2
3
4
8
9
日
10 11
3
月
4
火
5
水
木
6
7
金
土
1
2
8
9
日
7
2015年6月
月 火 水 木 金
土
1
2
6
8
9
3
4
5
10 11 12 13
12 13 14 15 16 17 18
10 11 12 13 14 15 16
14 15 16 17 18 19 20
19 20 21 22 23 24 25
17 18 19 20 21 22 23
21
26 27 28 29 30
24 25 26 27 28 29 30
28 29 30
1日(水) 入学式
29日(水・祝) 授業実施日
22 23 24 25 26 27
21日(日) オープンキャンパス
30日(火) 休館[書架整理]
31
4・5・6日(月/火/水・祝) 授業実施日
29日(金) 休館[学院創立記念日]
通常 9:20~19:50
9:20~17:00
9:20~16:30
~図書館情報ナビ~
9:20~15:00
休館
~書庫入庫説明会~
情報探索あれこれ、調べものに強くなろう!
説明会を受けると、書庫へ入れるようになります!
期
間:通年
時
間:随時
対
象:全学年
申 込 先:図書館カウンター
申込期限:希望日の前日まで
期
間:通年
時
間:月~金(16:40~17:00)
対
象:大学3・4年生、大学院生、教員
申 込 先:図書館カウンター
申込期限:希望日の1週間前まで
定
員:各回5名(先着順)
編集後記
祝 111 号カラー印刷!!
この号は雪がちらつく時期から作成にとりかかり、みなさ
んの手に渡る頃にはちょうど入学シーズンです。新入生の
みなさんにも、図書館を活用してもらえるような内容を盛
り込んでおりますので、読んでいただけると幸いです。
010.5
BUK
次号 7 月発行
No.111 ― 追手門学院大学附属図書館報
2015 年4月 1 日発行
111
編集・発行 追手門学院大学附属図書館
〒567-8502 大阪府茨木市西安威 2-1-15
(TEL) 072-641-9638
(E-mail) [email protected]
(URL) http://www.oullib.otemon.ac.jp/
(本誌の情報は図書館ホームページでも公開しています)
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