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長崎市教育大綱(素案)について(PDF形式:158KB)

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長崎市教育大綱(素案)について(PDF形式:158KB)
会議名
付議部局
日時
都市経営会議
長崎市教育大綱(素案)について
企画財政部
平成28年8月31日(水)9:05 ~9:45
【所管提案】
地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下「法」という。)に基づき、長崎市教
育大綱を策定するにあたり、長崎市総合教育会議において協議を行う必要があることか
ら、当該会議に提出する長崎市教育大綱(素案)を決定したい。
<長崎市教育大綱(素案)の考え方>
長崎市のまちづくりの指針となる「長崎市第四次総合計画」のめざす将来の都市像を
実現できる人材を育成するため、長崎市における生涯学習を含めたあらゆる世代に向け
た教育政策の考え方を、未来を担う子どもや若者を主役として、その「めざすすがた」
を表現するとともに、市や教育委員会をはじめ、長崎のまちの様々な主体が、更に連携
を深めながら取り組む姿勢を示すことにより、長崎市における教育、学術及び文化の振
興を推進することとする。
【結果】
長崎市教育大綱(素案)の考え方については、所管提案のとおり。
素案における記載の表現については、本日の意見等を踏まえ検討すること。
【意見等】
○
教育大綱は、長崎市の教育、学術及び文化の振興を推進するものとしているが、教育
に関しては未来を担う子どもの観点で記載されているものの、学術及び文化の振興に関
する記載が見受けられない。教育の部分に焦点を当てたものという理解でよいか。
⇒
抽出して教育の部分に焦点を当てているということではなく、すべての部分を網羅し
ているという考えである。学術及び文化の振興については、めざすすがたの1において、
直接振興するということではなく、それにつながる「ひと」を育てるという視点で記載
している。
○
学術及び文化の振興を推進することは、それにつながる「ひと」を育てるということ
で整理が可能なのか。
⇒
法の逐条解説において、
「教育の他、学術、文化、スポーツも大綱の対象となるが、大
綱は、地域の実情に応じて策定するものであり、必ずしも網羅的に記載される必要はな
い」とされており、長崎市の場合は、ひとづくりの観点から教育の分野を中心に、教育
大綱をまとめている。
○
ひとづくりに焦点を当てる中で、めざすすがたの分け方は様々あると思うが、どのよ
うな考えで5つに分けたのか。
⇒
1 つ目は心と体の育ち。2つ目は人格形成、人権。3つ目及び4つ目は国際的な多様
性や平和ということで、これらをひとつにする考えもあったが、長崎としての特徴を出
すため、分けて設定した。最後に5つ目は、それを取り囲む地域という組み立て方であ
る。
○
めざすすがたの「1 心身ともに充実し、自ら学び、考え、挑戦するひと」と「5 地
域を支え、未来へつなぐひと」は、時代が変わっても基本的に変わらないもの。「2 多
様性を認め合い、思いやりの心を持ち、支え合って生きるひと」と「3 長崎を愛する
心を持ち、世界で活躍するひと」は、今の時代だからこそ、ひとづくりの中で力を備え
ておきたいもの。
「4 被爆の実相を継承し、平和の実現に貢献するひと」は、長崎なら
ではの変わらないテーマで、時代によって少しずつ内容が変わるもの。そのような見方
もできるかもしれない。分け方は様々あるため、説明が大事になる部分である。
○
ひとづくりの基本姿勢「つながりと創造で未来の長崎へ」において、つながりに関す
る記載はあるが、創造に関する記載が見受けられない。
⇒
つながることで、創造を生み出す、できなかったことができるようになるという意味
で、内容としては包含した記載であると考えている。
○
その意味が分かるような記載を検討すること。
○
教育大綱はどのような使われ方をするのか。
⇒
市長部局と教育委員会が教育大綱を常に頭に置きながら、相互の分野の施策において
連携が図られるように働きかけを行うとともに、市民にも幅広く周知を行いたい。
○
今年の平和宣言でも話したが、市民社会でできることのひとつに、信頼をつくり続け
るということがある。めざすすがたの4(4)では「相互理解のもとに対話や議論をす
る」で終わっており、信頼をつくり続ける意図の文言を記載してほしい。
⇒
3(3)の「交流や共生」に含まれるという考え方も可能だが、直接的に表現されて
いないため、記載については検討したい。
○
めざすすがたの2(2)の「自分とは異なる個性や生き方、考え方を認め」の部分で、
対象者に障害者等を含めていると読めるのかもしれないが、障害者や様々な特性・個性
を持っている方も含めて考えているということがはっきりと分かるような記載が必要
ではないか。
⇒
総合教育会議でも同様のご意見をいただいているため、そこでも議論を重ねながら検
討したい。
○
めざすすがた3の「世界で活躍するひと」は、ハードルが高い印象を受ける。
「世界に
貢献するひと」など表現を検討すること。
○
めざすすがた1の(1)から(5)の順番に意図はあるか。
⇒
学力と豊かな心、健やかな体という項目で、まず(1)及び(2)を記載している。
そこから発展して、(3)に問題意識を持って課題解決をすること、さらにそれを膨ら
ませた生涯学習、芸術文化等を(4)(5)に記載している。
○
めざすすがたの4(3)の「平和とは何かを考える」は、「平和について考える」では
なく、ここだけ具体的な表現になっている印象があるが、どのような考えか。
⇒
人それぞれの平和があり、広い意味をもたせるために、意図的に「平和とは何か」の
表現としている。
○
交流や共生等の前提として、アイデンティティの確立が必要であり、自分をよく認識
することがまずあると思うが、その点記載が必要ではないか。
⇒
めざすすがたの2(1)
「命の大切さを実感し、自分のことも他人のことも大切にする」
において、アイデンティティの根源になるような、自己肯定感の部分を記載している。
○
教育大綱(素案)については、めざすすがた3の表現等を検討することとしたうえで、
所管提案のとおりとする。
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