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(株)グリーンマン

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(株)グリーンマン
産学連携事例 1
産学連携事例 1
製品の魅力はデータで伝える
低温乾燥牡蠣殻肥料 蛎右衛門
(株)
グリーンマン
代 表 者
三塚 潔
所 在 地
大崎市松山千石字鶴田115-3
T
L
0229-54-1366
F A X
0229-54-1367
U
http://www.greenman.co.jp
E
R
L
御用聞き訪問をきっかけに製品分析を依頼
齋藤フェローの御用聞き訪問時、三塚社長は「製品には自信があるが有効性
の裏付けデータが不足している」と課題を打ち明け、フェローが製品を分析し
ましょうと応じました。翌月の報告会、分析結果は「光学顕微鏡写真より、海藻
と貝柱成分が貝殻破片表面のみならず破砕片の多孔質部分奥深くまで入り込
んでいる状況が観察できる。したがって、同社製カキ殻肥料を土壌に散布した
場合、貝殻破砕片から海藻と貝柱
成分が土壌中に長時間かけて除放
され、肥料としての効果が持続す
ると想像する。」
( 結果の一部を抜
粋)。同社では、この結果をホーム
肥料の特性を分析し、そのデータを販売に活かしています。
ページへ掲載し顧客への説明にも
産学連携事例
産学連携事例
御用聞き型企業訪問(P40)をきっかけに、齋藤フェローが焼かない牡蠣殻
活用しています。
厄介者の牡蠣殻を資源に
宮城県の特産物牡蠣。その生産現場では、
客観的なデータで他社と差別化
牡蠣殻が大量に野積みされ処分に苦慮し
有機肥料業界ではデータで効能を明示している会社は少なく、分析結果を
ています。
( 株)グリーンマンは、その厄介
顧客に説明すると「なるほど。そこまでちゃんと調べているんですね。」という
者の牡蠣殻を肥料に再生しました。その効
反応が返ってきます。これが販売につながったケースもあり、他社との差別化、
能に驚いた農家の中には、この肥料を使っ
顧客への説得力向上に役立っています。
「肥料業界は新規取引の際、無料サン
ていることを近隣に知られたくないと、使
プルを求められ、有料で購入いただくのは容易ではありません。当社製品の素
用済み袋を自宅で焼却する方もいました。
晴らしさを明確に伝えるため、産学連携を通じ客観的なデータを積み重ねて
いこうと思います。」と、三塚社長から感謝のコメントを頂きました。
使いやすい肥料への改良
農家から効能は認められても、肥料散布機の目詰まりへの苦情、
「お宅の肥料
がどれだけ扱い難いか見てみろ」と機械の前に連れて行かれたこともあります。
その改善のため、2010年2月、大崎市に天日乾燥の良さを生かした乾燥工程を
付加し、新工場を建設しました。新工場では、牡蠣殻に付着した海藻が焼失しな
いよう、90℃以下での低温乾燥、その際、他社の高温焼成方式と比較した自社
製品のメリットを、科学的な根拠を示して説明したいと考えていました。
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齋藤フェローコメント
本県特産品の牡蠣、その大量生産は廃棄殻の大量排出に繋がり
ます。そこに注目した本肥料製造のアイデアは特筆すべきで、多く
の農産物生産者に知られ、販売促進に繋がることを期待します。
掲載の情報は、2011年1月現在のものです。
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