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平成26年8月定例教育委員会会議内容

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平成26年8月定例教育委員会会議内容
釧路市教育委員会 平成26年度第13回 8月定例会会議録
1.
日時:平成26年8月26日(火)15:30から17:00まで
2.
会場:釧路市教育委員会室
3.
出席者
(教育委員)
北明正紘委員長、山口隆委員、鈴木弥子委員、松尾千穂委員、林義則教育長
(事務局)高木学校教育部長、藤澤生涯学習部長、長谷川生涯学習部次長、
関根生涯学習部次長、津田総務課長、沼倉教育支援課長、
藤田青尐年育成センター長、本川総括指導主事、西村学校教育課長、
早田阿寒生涯学習課長、阿部動物園長、古賀ふれあい主幹
4.議事録署名人
鈴木委員、松尾委員
5.傍聴人数
0人
6.提出案件
【公開案件】
教育長報告 教育行政の動向について
議案第56号 平成27年度以降に使用する小学校用教科用図書の採択について
議案第57号 釧路市鳥取温水プール条例施行規則の一部を改正する規則について
報告事項
(1) 釧路市通学路安全対策連絡協議会について
(2) 土曜日を活用した教育活動の取り組みについて
(3) 阿寒町総合運動公園多目的広場について
(4) 第42回釧路湿原マラソンの開催結果について
(5) 学校の現状について
7.会議内容
【公開案件】教育長報告 教育行政の動向について
先月の定例教育委員会以降の教育行政動向は、スポーツ分野における全国大会での釧路
の子どもたちの活躍について、2点報告させていただきます。
1点目は、武修館高等学校の甲子園出場についてであります。
北北海道地区の代表として、夏の甲子園大会への出場を果たした武修館高校は、8月9
日に行われた開会式で、ユニフォームの右袖に「釧路」と記した選手たちが、憧れの甲子
園の土を踏みしめ堂々と行進する姿は、学校関係者のみならず、釧路勢の行進を35年間
待ち望んだ、われわれ釧路市民にとりましても感慨ひとしおのものがありました。
初戦は、台風に伴う雤の影響で当初の予定より2日延期され、大会7日目の17日、青
森県代表の八戸学院光星高校と対戦しました。
試合は、4回裏に1点先取し7回までは試合を優位に進めましたが、8回表に相手の逆
転を許し、その裏、粘りを見せて1点返しましたが、反撃及ばず、2対4で敗れ、残念な
がら、悲願の夏の甲子園初勝利とはなりませんでした。
初出場というハンディを乗り越え、臆することなく、強豪校と堂々と渡りあった武修館
高校の選手の皆さんの健闘を称え、素晴らしい感動を与えてくれたことに感謝したいと思
います。
当日は、蝦名市長も応援に駆け付け、釧路から大阪入りした武修館高校の生徒と一緒に、
3塁側アルプススタンドからグラウンドの選手たちの一投一打に大きな声援を送りました。
また、当日は、武修館高校の体育館でパブリックビューイングが行われ、私も、在校生
の皆さんと一緒に熱い声援を送らせていただきました。
今回の出場にあたって、教育委員会としては、市役所前庭への激励看板やMOOへの懸
垂幕の設置をはじめ、スポーツ振興助成条例及びカケハシ青尐年育成基金に基づく助成金
(835千円)と、第96回全国高等学校野球選手権大会補助金交付要綱に基づく補助金
(1,000千円)を交付したほか、庁内各部へ募金協力の呼びかけ、市職員からの寄せ
られた約1,700千円を武修館高校にお届けしました。
武修館高校では、すでに、1・2年生の新チームがスタートしております。
甲子園を最後にチームを退いた3年生から「甲子園での1勝」を託された新チームの更
なる活躍が期待したいと思います。
次に、村岡選手の全日本中学校陸上競技選手権大会の優勝について、報告させていただ
きます。
8月18日から20日まで、香川県丸亀市で開催された、第41回全日本中学校陸上競
技選手権大会の女子100mハードルにおいて、景雲中学校3年の村岡柊有選手が見事優
勝を飾りました。
本市の中学生陸上女子選手が全国優勝するのは初めての快挙であり、優勝タイムの13
秒87は、本人の自己新記録であるとともに、釧根新記録、北海道新記録を更新するもの
でありました。
この度は、足の故障を抱えながらの出場であったと聞いておりますが、昨年の大会で2
位であった悔しさをバネに、強い精神力を発揮し、最後まであきらめることなく、前を走
る選手を追い抜いての勝利に心よりお慶びを申し上げる次第であります。
また、本大会での結果が評価され、10月18日から長崎県で開催される国民体育大会
の北海道代表に選出されましたことは、大変名誉なことであり、再び、全国のトップ選手
とレースを競う、貴重な機会になることと思います。
今後は、持ち味である加速力にさらに磨きをかけて、2020年の東京オリンピック出
場を目指して大きく飛躍されるよう、心から期待しております。
長くなりましたが、報告は、以上でございます。
◎この報告について、各委員から次のとおり発言がありました。
(北明委員長)武修館高校の甲子園出場については、釧路市民にとっても待望の朗報であ
りました。このことについて教育長から詳しい説明をいただきました。この快挙を糧に、
これからさらに釧路市の野球を含めたスポーツの振興に大きな刺激を与えてくれたことを
感謝してこの報告を受け止めたい。
【公開案件】
議案第56号 平成27年度以降に使用する小学校用教科用図書の採択について
(西村学校教育課長)
それでは、学校教育課から、
(議案第56号)平成27年度以降使用する小学校用教科用
図書のこれまでの選定作業の経過につきましてご説明いたします。
北海道教育委員会からの採択の指示、採択基準の通知など、経過の一部につきましては、
先月(7月)の定例教育委員会におきまして、教育長から報告されたとおりでありますが、
改めて主な全体の経過をご説明いたします。
本年、6月25日に開催されました、釧路町との第20採択地区教育委員会協議会にお
いて、釧路町と合同で教科用図書の調査研究を行うことを決め、本委員会において委嘱を
決定いただいた釧路市の調査委員40名と釧路町18名の計58名の調査委員により6月
30日に第1回目の教科用図書合同調査委員会を開催しところであります。
以降、約1ヶ月にわたりまして、小学校用の教科書見本について調査研究を行っていた
だき、7月31日に調査結果の答申をいただいたところであります。
この答申により報告された、
「教科用図書採択参考資料」を基に、8月11日、各教科の
小委員会からの選定を行う教育委員への説明が行われまして、引き続き釧路市教育委員会
協議会による審査を行い、釧路市教育委員会としての候補教科書を1種選定したところで
あります。
この釧路市教育委員会の選定結果を、8月19日に開催されました第2回目となります
第20採択地区協議会に提示し協議の上、第20教科用図書採択地区としての採択候補教
科書を決定いたしましたので、本日、議案提出させていただき、採択のご審議をいただく
ものとなっております。どうぞよろしくお願いいたします。
◎この議案について、各委員から次のとおり発言がありました。
(北明委員長)釧路町との第20採択地区教育委員会協議会には林教育長も参加されてお
られるので教育長からその報告をお願いいたします。
(林教育長)それでは報告させていただきます。釧路町教育委員会との協議会は、私と釧
路町の伊藤教育長とで、8月19日に開催をいたしました。釧路市教委からは、8月11
日の教育委員会協議会の審査で選定した教科書を候補として提示し、協議を行いました。
その結果、小学校11種目の教科書と、特別支援学級で使用する教科書について、釧路
市の提案と釧路町の選定結果が一致いたしました。
したがいまして、審査段階で候補として選定した内容に変更はございません。
(北明委員長)それでは、事務局より教科別に内容の説明を願います。
(西村学校教育課長)それでは、第20教科用図書採択地区教育委員会協議会において決
定された、小学校用教科用図書についてご説明します。
議案書の3ページ、4ページに添付しております「選定一覧」をご覧いただきたいと思
います。国語以下、保健までの教科、11種におきましては、それぞれ左から発行者、使
用学年、教科書の記号・番号、教科書名となっており、一覧に記載のとおり採択地区協議
会において決定されたところであります。
なお、現在使用されている教科書の発行者との関係でございますが、現在の発行者と異
なる教科は「算数」の1種(教育出版から東京書籍)のみとなっており、他の教科につき
ましては、現在使用されている発行者の教科書を使用するという内容でございます。
(北明委員長)次に、特別支援学級用教科書について説明をお願いしたい。
(西村学校教育課長)今回の小学校で平成27年度から使用する教科用図書の選定に関連
いたしまして、学校教育法附則第9条に規定する、特別支援教育に関する教科用図書の採
択についても、釧路町教育委員会との採択地区協議会で協議を行っております。
選定内容につきましては、各教科の選定一覧の別紙という形で議案書5ページの方に添
付しておりますのでご覧いただきたいと思います。
この特別支援教育(学級)用の図書というのは、学校教育法附則9条の条文のとおり「特
別支援学校、特別支援学級に関する教科用図書使用にあたっては、文部科学大臣の定める
ところにより、当分の間、文部科学大臣の検定を経た教科用図書以外の教科用図書を使用
することができる」とされている図書を指しておりまして、検定以外の図書を特別支援学
級においては使用することが可能となっているものであります。採択地区協議会における
合意、決定の内容は、特別支援教育の教科書選定においては、障がい児学級の実態や一人
ひとりの児童・生徒の障がいの程度・発達に則した教科書を使用することが望ましいとい
う観点から、各学校において、お手元の別紙に記述のとおり選定できるものとしたもので
あります。
その内容でありますが、第20採択地区の当該学年が使用する教科用図書を特別支援学
級児童においても教科用図書として使用することが基本となりますが、それが適当でない
場合について3点示されております。
・
1点目は、当該学年より下の学年の指導が必要な教科については、該当学年より下の
学年の児童が使用している教科用図書を特別支援学級児童の教科用図書として選定す
ること。
・
2点目は、特別支援学校用図書(☆印教科書)を特別支援学級の図書として選定する
こと。
・
最後3点目ですが、教科によっては、障害の程度から、ただ今の2点の教科用図書も
適当でなく、先ほどご説明しました、学校教育法附則第9条に規定する一般図書(文
部科学省の一般図書一覧に掲載された絵本、図鑑等)の使用が望ましい場合は当該学
校で選定すること。
以上により、27年度から使用する小学校の特別支援教育の教科用図書の選定を行うと
いうものであります。
なお、いずれかの教科書を選定、使用するにあたっての留意事項につきましても、調査
委員会の報告内容のとおり採択に付記することとしたところであります。
【議案第57号】釧路市鳥取温水プール条例施行規則の一部を改正する規則
(関根生涯学習部次長)
議案第57号「釧路市鳥取温水プール条例施行規則の一部を改正する規則」について
ご説明いたします。議案書6ページをご覧願います。
釧路市鳥取温水プールの休場日については、釧路市鳥取温水プール条例施行規則第2条
第2号アにおいて、祝日及び小中学校の夏季休業日を除く、毎週月曜日をしておりますが、
平成24年度から利用者の利便性の向上を図るための試行として、学校授業などによりプ
ール利用の需要が特に高まる4月から9月までの期間は、休場日を月2回としてきたとこ
ろです。
これまでの試行の結果、小学校の水泳教室としての利用や市民の健康づくりの場として
有効に活用されておりますことから、試行としての休場日の設定を正規なものとするため、
釧路市鳥取温水プール条例施行規則の一部を改正するものです。
改正内容につきましては、7ページの「規則の一部改正に係る新旧対照表」をご覧願い
ます。
第2条第2号アを
4月1日から9月30日までの期間
毎月の第2月曜日及び第4月
曜日(祝日及び小中学校の夏季休業日を除く。)に改め、イとして、10月1日から翌年の
3月31日までの期間 月曜日(祝日を除く。)を加え、これまでのイをウに改めるもので
す。
なお、附則といたしまして、本規則は平成27年4月1日から施行するものとしており
ます。
このたびの規則改正に際しましては、7月10日から8月11日まで、市民の皆様から
の意見を募集する、パブリックコメントを実施しましたところ、1件の意見提出をいただ
きましたが、休場日の変更に関する内容ではなく、利用時間の延長についての要望であり、
今後の検討とすることといたしました。
説明は以上でございます。よろしくご審議いただきますようお願いいたします。
◎この議案について、各委員から次のとおり発言がありました。
(山口委員)今年度は試行期間ということか?
(関根生涯学習部次長)今年度は試行期間で、来年度から本格的に行います。
【公開案件】報告事項
(1)釧路市通学路安全対策連絡協議会について(西村学校教育課長)
釧路市通学路安全対策連絡協議会について報告します。
議案書の案件名では8ページであります。
釧路市立学校における通学路の交通安全につきましては、これまでも各学校において、
通学路の設定や安全点検などを定期的に行い、登下校時の児童・生徒の安全確保に努めて
きたところであります。
しかしながら、全国の他地域では、平成24年に、登下校中の児童生徒の死傷事故が相
次ぐという事態が発生したことから、同年5月に文部科学省から、全国の小学校において、
学校と関係機関が連携して通学路の緊急合同点検を行うよう通知があり、釧路市教育委員
会では、平成24年7月に全小学校におきまして、学校のほか、PTA、道路管理者、釧
路警察署が連携して合同点検を実施し、危険個所の把握と対策を講じたところであります。
国におきましては、この合同点検などの取組みを継続していく必要性から、文部科学省、
国土交通省、警察庁の3省庁において基本的な進め方を取りまとめ、別添資料の別紙1の
とおり、平成25年12月6日付、3省庁連名によりまして、「通学路の交通安全の確保に
向けた着実かつ効果的な取組の推進について」の文書が発出されたところであります。
この通知により求められていることといたしましては、一つ目として、(記の1番に記載)
関係機関で構成した協議会の設置など通学路の交通安全の確保に向けた推進体制を構築す
ること。
二つ目として、
(記の2)合同点検の体制や実施方法を定めるとともに、点検実施と対策
の検討から、対策の改善・充実までを一連のサイクルとする、いわゆるPDCAサイクル
について、その基本方針を策定すること。
三つ目として、
(記の3、裏面)これらの基本方針や実施した点検・対策について公表、
情報発信し関係機関で認識を共有すること。
これらについての取組みを行うよう求められたところであります。
釧路市教育委員会といたしましては、本年度、この通知に基づき、組織づくりを進める
こととしておりましたところ、北海道教育委員会におきましても、取組みを全道に普及し
ていくことを目的として、文部科学省から委託を受け、
「北海道通学路安全対策実践モデル
構築事業」を実施することとなりました。
このモデル事業の概要は、資料2枚目のとおりでありまして、内容といたしましては、
先の3省庁の通知での内容を計画的に進めるものであります。
そして、この事業のモデル都市に釧路市が選定され、北海道教育委員会との連携事業と
して体制構築、組織づくりを図っていくこととなり、この度、釧路市通学路安全対策連絡
協議会を設置するに至ったものであります。
今年度に入ってからの状況でありますが、去る 7 月 2 日に道庁におきまして、道教委の
主催により、このモデル事業の組立や指導助言を行うための「北海道通学路安全対策推進
委員会」の第1回が開催され、3省庁関連の北海道開発局や北海道建設部、北海道警察本
部などが参集するとともに、釧路市教育委員会からも総括指導主事及び学校教育課課長補
佐の2名が委員として出席いたしました。
この推進会議の中では、釧路市をこの事業のモデルとすることが承認され、資料2枚目
の裏面の設置要綱のとおり連絡協議会を釧路市に設置すること、通学路安全対策アドバイ
ザーとして北海道大学大学院工学研究院の特任教授(中辻教授・交通工学)を釧路市に派
遣すること、釧路市におけるモデル校として、芦野小学校と交通安全教育の分野で北中学
校を本年度、指定すること、これらが確認されたところであります。
そして、釧路市における第1回目の通学路安全対策連絡協議会が8月1日に、資料3枚
目の裏面、協議会設置要綱の別表になりますが、国、道、市の道路管理者、釧路警察署、
連合町内会、PTA 連合会、校長会、教頭会、市の関連部署などが参集し、さらに派遣が決
定した北大教授のアドバイザーも委員に入り、この委員会室を会場に開催したところであ
ります。
この協議会の中では、通学路の安全確保に向けた合同点検など具体的な実施方法などに
つきまして協議を行い、資料4枚目に添付のとおり「釧路市通学路交通安全確保のための
基本方針」を決定し、来年度以降、市内小学校を6つのブロックに分け、ブロックごとに
点検を行う学校を選定し、関係機関によります合同点検を夏季、冬季の年2回実施、そし
て、その結果を連絡協議会において報告を受け、対策を検討するという手順としたところ
であります。
今後の予定でございますが、本年度は、モデル事業の中で指定されました芦野小学校に
おきまして、9月19日午前に、関係機関によります合同点検を行いまして、この結果を
受けて同日午後から第2回の連絡協議会を開催し、その中で安全対策が必要と判断された
箇所につきまして、その対策を検討することといたしております。
また10月には、本取組のもう一つの目的であります交通安全教育につきまして、10
月28日に芦野小学校、翌29日に北中学校におきまして、道から派遣される通学路安全
対策アドバイザーによります指導・助言のもと交通安全教育を実施する予定としておりま
す。
これらの一連のモデル事業に関わる取組につきましては、来年の1月に第2回目の「北
海道通学路安全対策推進委員会」において報告と検証がされることとなっております。
なお、来年度以降につきましては、モデル事業ではありませんので、本年度に決定した
基本方針に基づき、地域ごとに合同点検等を実施するとともに、連絡協議会において対策
を検討していくこととなっております。
以上が、協議会の設置と取組みの内容でありますが、釧路市教育委員会といたしまして
は、北海道教育委員会のほか、アドバイザーである北海道大学大学院教授のご助言なども
いただきながら、全道のモデルとなるよう、より実効性のある取組としたいと考えており
まして、これらの結果につきましては、市のホームページ等でも公表するなどし、情報発
信を行ってまいりたいと考えております。
釧路市通学路安全対策連絡協議会に関しての報告は、以上であります。
◎この議案について、各委員から次のとおり発言がありました。
(鈴木委員)この事業は通学路における交通安全だけ、ということですか?これだけのメ
ンバーが集まったのだから、交通安全だけでなく、防犯についても検討をしないのが勿体
ないという感じがします。
(西村学校教育課長)この協議会で現時点では、通学路の交通安全に関しての組織です。
まず、一義的に交通安全にかかわることを主眼に置き、的を絞って早期に合同研究を進め
ながら、全市的な交通安全の具体的な整備や改善を進めて対策に取り組むこととなると考
えられます。不審者などの防犯対策については、市教委と生活安全課と連携して対応して
きております。今後、連絡協議会のなかで防犯について盛込むのか、または別組織を構成
するのかは、各関係機関で所管部署も異なるものがあることから、それらも考慮して進め
ていかなければならないと思います。
(山口委員)釧路市において「通学路」という言葉をだされると、次に続くイメージが「登
下校時」ということになるが、登下校時の釧路市の実態を考えると、各学校区においては
地域の方々の協力をいただいて、かなり安全な状態で子供たちは整然と登下校できている。
この事業を今後展開していくのであれば、普段の下校後、あるいは土曜日、日曜日等、子
供たちが自由に行動する状況下でも、交通ルールに基づいた安全な行動できるように意識
の啓発を掘り下げた活動にしていただければと思います。
(2)土曜日を活用した教育活動の取り組みについて(沼倉教育支援課長)
別紙2の各学校の実施予定一覧をご覧ください。
地域に開かれた学校づくりを一層進める観点から、土曜日に学校行事や授業を公開する
など、公開を原則として、保護者や地域の皆さんが参加しやすい土曜日を活用した教育活
動が、先週の土曜日23日から、小学校は新陽・鳥取西・昭和・興津の4校、中学校では
幣舞・北の2校、合わせて6校を皮切りにスタートしました。
その多くの学校が地域の皆さんにも授業を見ていただく地域公開日として授業の公開が
行われましたところであります。
新陽小学校では、あいにくの雤で予定していた地域の皆さんと一緒に行う地域清掃活動
は持ち越しとなりましたが、体育館で保護者や地域の皆さんに向けて、学校紹介や金管同
好会による演奏のあと、5つの班に分かれ、かるたやコマ回しなどの昔遊びで交流を深め
たところであります。
各学校の実施予定につきまして、実施回数は2学期に2回、3学期に1回、合わせて3
回とし、実施日、実施内容については、学校の特色や地域の状況を踏まえ各学校で決定す
ることとしています。
各学校の実施内容ですが、地域公開日などの授業公開は、ほとんどの学校で予定してい
ます。
学校行事では、学芸会や文化祭、マラソン大会、球技大会やスケート大会、6年生を送
る会などが予定されています。
また、総合的な学習の時間で学習したことの展示や発表会、いわゆる○○小祭りも多く
みられます。
地域の皆さんとの連携では、地域清掃活動や学校が津波緊急避難施設となっていること
から、子どもたちと合同で避難訓練を予定している学校もあります。
学校の特色や地域の実情に応じて、土曜日を有効に活用し、学校・家庭・地域の相互の
連携協力の下、教育活動の充実を図っていきたいと考えております。
また、教育委員会や小中学校の関係者などで構成する検討委員会で、取組の成果の検証
を行うなどして、今後の取組につなげていきたいと考えております。
◎この議案について、各委員から次のとおり発言がありました。
(松尾委員)色々な学校で地域公開参観日というものがあるが、ただ授業に参観するとい
うのではなく、何か子供たちと一緒に行って、地域の方々とコミュニケーションをはかる
ということも考えていただきたいと思う。
(沼倉教育支援課長)検討委員会の中で議論して、案内の仕方、その中身や情報交換等に
ついて今後充実していきたいと思っております。
(山口委員)今年度、初年度ということで2学期スタートになったが、教育委員会として
来年度について考えるとき、今年度の中身を踏まえて来年度を考えるということになると
思うが、来年度については1学期からこういう取り組みを展開していきたという考えでい
ますか?
(沼倉教育支援課長)来年度から1学期から開始いたします。
(北明委員長)回数については?
(沼倉教育支援課長)今よりは増やしていきたいと思っています。
(3) 阿寒町総合運動公園多目的広場について(早田阿寒生涯学習課長)
阿寒生涯学習課では、本年5月、釧路サッカー協会様より、来年6月に予定されている
自治体職員サッカー大会の釧路開催にあたり、多目的広場を会場として使用したく、芝生
の寄附について申し出がありましたことから、現在、多目的広場を利用している団体並び
に体育協会阿寒支部の皆様等のご意見をうかがいながら、管理、運営のあり方等につきま
して検討しております。
多目的広場のある阿寒町総合運動公園は、道東自動車道や釧路外環状道路の整備に伴い、
広里にある釧路大規模運動公園との移動時間が大幅に短縮され、大規模運動公園と連携し
た中で大会や合宿の誘致が図られることにより、交流人口の増大や地域の振興が見込まれ
ております。
多目的広場の芝生化は、サッカーやラクビーの誘致に大きく寄与するばかりでなく、総
合運動公園の魅力が向上し、地域の皆様に運動機会の提供やイベントの開催など、スポー
ツの振興と地域の活性化が図られるものと考えております。
こうしたことから、多目的広場の活用について関係団体及び庁内の関係各課と引き続き
協議を重ねながら、芝生化に向けての準備を進めてまいりたいと存じます。
阿寒生涯学習課からのご報告は以上でございます。
◎この議案について、各委員から次のとおり発言がありました。
(山口委員)今の説明の中に、多目的広場の芝生化というのは含まれているのですか?
(早田阿寒生涯学習課長)芝生を寄付したいとう話がありまして、今あるところを整地し、
芝生を張る予定です。
(山口委員)サッカー場を整備するとなると、多目的広場においては何面とれるのか?
(早田阿寒生涯学習課長)公式な大人の試合用のサッカー場となると1面。子供用のサッ
カー場となると2面となります。
(山口委員)芝生化は大いに結構であるし、阿寒の自然環境のほうが美原の運動公園より
芝生には適していると考えられるが、1面を使い続けると芝生を休ませる時期がなく、す
ぐ芝生が荒れてしまって保持が難しいのではと考えられるので、貼った芝生の維持管理に
ついては特段のご配慮と努力をお願いしたい。
(北明委員長)今、話に出てこなかったが費用についてどのくらいかかるのか、またどこ
が負担するのか?
(早田阿寒生涯学習課長)芝生化については、サッカー協会で芝を張って、来年6月に試
合できる状況にしてから寄付をしていただけるという話になっております。また、どのよ
うに維持管理していくか、という点については、今後、内部で検討していきます。
(藤澤生涯学習部長)それについては、サッカー協会と阿寒で立ち上がったNPOともに
維持管理についてご協力いただけないかと協議中です。それを受けていただければ、寄付
していただいても教育委員会のほうの維持管理が軽減できると考えております。使用頻度
については、サッカー協会からは釧路の附属陸上競技場単体だけでは大変なので、サッカ
ー協会としても芝生のグラウンドが欲しいということを言われており、釧路地域を含めた
一体的な利用をすることで、使用頻度を減らすことができると考えております。
(林教育長)もう尐し具体的な話をさせていただきますが、張芝をイメージされたかと思
いますが、張芝ではございません。芝の種を蒔いて、今後の成長を待って整備するという
ことです。
(山口委員)理想的には、芝生のサッカー場が2面あって交互に使用させるのが良い。
(北明委員長)理想に近づけるよう頑張ってほしい。
(4)第42回釧路湿原マラソンの開催結果について(関根生涯学習部次長)
7月27日に開催されました、本年度の湿原マラソンには、4,490人の参加申込み
がありました。また、当日の実参加者は4,098人となり、いずれも昨年度を上回り過
去最多を更新いたしました。
種目別の申込み者数の増減は、小学生の3キロ及び親子で走ろうで、それぞれ40名弱
が減尐しましたが、一般男女の10キロに97人、15キロウォークに43人、増加いた
しました。
また、地域的な増減につきましては、市内、管内からの申込みが357人減尐した半面、
道内からは392人増加という状況でありました。
当日は、例年以上に会場への道路が渋滞し、参加者の到着が遅れる事態となったことか
ら、15キロウォークの出発時間を15分遅らせる対応をとりました。
天候については、幸いに、平均気温が18度程とランナーには絶好のコンディションと
なり、各種目が順調に進行し大きな事故等もなく無事終了することができました。
今年度から、30キロマラソンにおいては、第1関門の閉鎖時間をこれまでより10分
延長(1時間20分)し、より多くのランナーが長い距離を走り、湿原マラソンを楽しん
でいただけるようにいたしました。
また、ウォーク部門にもランナーズチップによる記録計測を導入し、全種目おいて、完
走者、完歩者にタイム計測を記載した記録票を交付したところです。
今回も、埼玉県庁の公務員ランナーである川内選手と日本製紙クレインズの選手にゲス
トランナーとして参加いただき、ゴール後においては、多くの方が、川内選手と一緒に写
真を撮影するなど市民皆さんとふれあう光景が見られました。
本事業の実施にあたりましては、早朝より、1,000名近い市民ボランティアの方々
や関係機関・団体に格別のご協力をいただきましたことに、改めて感謝申し上げるところ
です。
今後とも釧路湿原マラソンが市民はもとより、道内外から多くの方々に参加いただける
魅力あるポーツイベントとして発展するよう、さらに運営面などの充実に努めてまいりた
いと考えております。
本件につきましては、以上でございます。
◎特に質問・意見はなく、報告のとおり承認されました。
(5)学校の現状について(本川総括指導主事)
本日、秋保教育指導参事が学校経営訪問のために欠席のため、代わって私から、お手元
の『信頼』の中から、3点についてご報告させていただきます。
まずもって26日間の夏季休業も、市内の小・中学校では大きな事故や事件もなく、概
ね無事終了し、先週22日金曜日には全校で2学期の始業式を無事挙行いたしました。
1 くしろの子ども大集合について
これにつきましては、前回の7月定例教育委員会でもご報告させていただきましたが、今
週の土曜日8月30日に釧路市民文化会館にて「くしろの子ども大集合」が開催されます。
今年度も釧路市児童生徒健全育成標語の入選者表彰式、学校自慢や特色ある取組などの学
校紹介いじめ問題に関わる討論会を行います。現在参加者を集約中でありますが、是非委
員の皆様方にも足を運んでいただけたら幸いと存じます。
2 夏季休業中の補充的学習サポートについて
これにつきましても、前回の7月定例教育委員会にて各学校の取組の計画概略をご報告い
たしましたが、小学校参加者 のべ 9,472 名、参加率 44.2%、中学校参加者
のべ 4,524
名 18.5%という結果でした。
学習方法や学習内容は各学校で工夫して実施しましたが、今回も小学校 28 校、中学校 15
校の全小・中学校で実施されましたことをご報告いたします。
3 新しいALTの着任について
7月で退任したALT(ティモシー・ロバート・ブレイク)と(ヴィヴィ・キャサリン・
ダントラン)の後任が着任しました。
Anna Therese Martin(アンナ・サリス・マーティン)35歳女性で拠点校は北陽高等学
校、もう一人は Izhar Sharif Hussein(イザール・シャリフ・フセイン)32歳男性で拠点
校は釧路小学校です。
2人ともとても明るく意欲的で、すでに2学期から各小中・高等学校で活躍しておりま
すが、早速先日の「北海盆踊り」にも市役所隊のメンバーとして参加し、日本文化の習得
にも意欲的な一面を見せております。どうぞよろしくお願いいたします。
◎この議案について、各委員から次のとおり発言がありました。
(山口委員)今回初めて委員4人そろって中学校のほうの夏季休業中の補充的学習サポー
ト、春取中学校、北中学校、景雲中学校に参加させていただきました。部活動や塾の夏季
講習に通っている生徒が多いということで、小学校よりは生徒数は尐ないが、先生方の対
応が午前の部、午後の部等2回に分ける等、子供たちの実態に基づいたきめ細かな対応し
ているという点について感動した。小学校も中学校も先生方一体となって頑張ってもらう、
子供たちの確かな学力を身に着けさせようというそのための努力については、私達も認め
てやるべきだと思いました。
(北明委員長)この事業には全校が取り組んだということで、そういう雰囲気が釧路にで
きているということは嬉しいことだと思う。指導主事を含めた教育委員会の努力があった
と確認できました。
【以下、非公開案件】
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