これだけは知っておきたい！ 堀江はこんな街／基礎知識編

これだけは知っておきたい！
堀江はこんな街／基礎知識編
■堀江ってどこにあるの？
大阪市内のほぼ中心に位置する。なんば、心斎橋、アメリカ村、南船場などの人気スポットと隣接し、交通アクセ
スも良好。北の玄関口は地下鉄四つ橋駅、南の玄関口は地下鉄なんば駅となる。ちなみに堀江という住所は存
在せず、正確には周防町通りを境に北堀江と南堀江に分けられる。立花通りをメインストリートに展開する南堀江
は、家具店が母体のインテリアショップや東京系のブランドショップなど大型店が目立ち、北堀江は、個人オーナ
ーによる個性的でプチなショップが多いという異なった特徴を持っている。
■街の特徴ってどんなところ？
近年ブレイクしたエリアとして何かと比較の対象となるのが南船場。共にアメリカ村に隣接し、アメリカ村より
も一世代上の客層に支持されている街。これまでになかった大人の街として、カフェ・ダイニングやセレクトシ
ョップが多いのは共通点だが、堀江ならではの特徴というものがいくつか存在する。ひとつは、各街区にひと
つづつ公園が存在するなど全体的に緑が多いこと、そして今も尚、多くの住民が生活する商住共存の街であ
ること。都心でありながら和みの雰囲気を感じさせるのは、このあたりが要因。また、きれいな街並みが維持
されているのはショップオーナーや住民の活動の賜物なのである。
■来街者の年齢層は？
20 代の女性層が中心だが、ここ最近は 10 代から 30 代まで幅広い年齢層が訪れるようになった。市内中心部の中では
比較的道幅が広いため、ベビーカーを押した親子の姿も見受けられる。来街者の居住地は京阪神のみならず、和歌山
や中四国といった近郊都市の比率も意外に多い。
■ショップのジャンルは？
ウェア系のショップが最も多く、カフェ・ダイニング、インテリア・生活雑貨、ヘアサロンと続く。約 300 店舗のうち 8 割近く
がここ 3 年の間にオープンしており、驚異的な出店ペースは未だ衰えていない。また、トレンド系ショップばかりでなく、
老舗の飲食店や家具屋なども点在するほか、ギャラリーや図書館と言った文化施設も意外と充実していたりもする。
■夜遅くまで営業しているの？
数年前までは深夜営業の店がほとんどなかったが、ここ最近、営業時間を延長するダイニングが急増中。週末ともなれ
ば、明け方までオープンしている店も少なくない。イタリアンからコリアン、和食までほぼ全ジャンルを網羅しているし、食
堂などの庶民的な店もある。昨年後半からは本格派バーも増え始め、「昼の街」から「夜も楽しめる街」へと進化中なの
だ。
■家賃の相場はどれくらい？
人気のエリアだけに家賃もお高め。東西に長い堀江では、1 丁目→2 丁目→3 丁目→4 丁目と西に行くほど家賃は下が
り、南堀江よりも北堀江の方がやや高め。最も家賃の高い 1 丁目エリアでは、1 ルームマンションだと約 6～7 万、2LDK
で 10～12 万円が相場。ここ最近、ハイグレードな新築賃貸マンションの建築ラッシュが起こっているため、一人暮らしや
DINKS 向けの物件は比較的多くある。予算を抑えるなら、新なにわ筋より西側の 4 丁目エリアが比較的安価な物件が
見つかりやすい。