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障害者の自立を支援

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障害者の自立を支援
はじめに
京丹後市は、平成 16 年 4 月 1 日、6 つの町がひとつになり誕生し、豊か
な観光と自然環境、古代日本創成以来の伝統と歴史にあふれた、ふんだんな
魅力や恵みに満ちたさとです。
昨今は、行政がかつてのように財政的物量でもって産業や社会の活性化を
けん引していくには制約を余儀なくされる中、各地域の特色と魅力を一層活
かして、地域の将来を展望した主体的で責任あるまちづくりを発展させてい
くことがますます求められています。
地域が主役の新しい時代を拓いていくには、各分野において何より市民の皆さんの立ち位置に立脚
し生活の現場から広く市民の皆さんとともに心と力を合わせていく、「市民がど真ん中」のまちの歩
みを進め重ねていくことがますます大切であります。市民の皆さんがど真ん中に、心をともに力を合
わせて歩んでいく。このためには、市民の皆さんのまちづくりをお支えする市政の状況について、ま
ずは、広く市民の皆さんをはじめ関係者の皆さんに市政を広く開いて、知っていただいて、そして参
加していただき、これを出発点として市民によるまちづくりが進んでいく。
この白書は、平成 24 年度の一年間を中心に、本市として皆で一生懸命に取り組んできた課題、成
果について、できるだけ広くわかりやすく市民の皆さんをはじめ関係者の皆さんにお伝えすることを
目的に、作成したものです。
京丹後市の市役所には、現在 1,069 人の職員が働いています。市役所の力を最大限に発揮していく
ため、職員一人ひとりの力を活性化し千人の力を合わせていく。市役所が成長と進歩を続けるまちづ
くりの“大きなエンジン”となることを本市は目指しています。このため、職員一人ひとりの主体性
を大切にするため、幹部職員(69 人)が市民の皆さんに正面から向き合って書き下ろした内容をはじめ、
昨年に引き続き新規採用職員(23 人)が仕事に対する熱い思いを書き下ろした内容も掲載しました。
本書を通じ市民の皆さんをはじめ多くの方に本市市政やまちづくりへの関心、理解をより一層深め
ていただき、市民の皆さんがど真ん中の本市のまちづくりが今後いよいよ育まれ、市民の皆さんの総
幸福のさらなる広がりと、本市内外の地域社会のますますの発展が末永く図られますよう心から祈念
します。
平成 26 年3月
京丹後市長 中山 泰
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新丹後王国の創造に向けて
第1次京丹後市総合計画・基本計画の体系
将来像と基本理念
定住の促進
「京丹後市総合計画」
(平成 17 年 12 月策定)
序章
優る卓越性や先導性を持ち、独自の歴史文化を形成する中で技術や文化の発信地としての役割を
果たしていました。この「丹後王国」の繁栄を現代的にとらえ直し、新しい時代の新たな価値を
や地方交付税の伸びを期待することは難しく、市
や大和朝廷とは別に、独自の文化をもった「丹後
の財政は厳しい状況にあります。また、本市を取
王国」が存在したといわれています。この「丹後
り巻く社会情勢も大きく変化しており、国際化、
王国」は、日本海を介した中国大陸や朝鮮半島と
少子高齢化、高度情報化、地方分権の推進など時
の交易により優れた技術や文化を取り入れた一大
代の転換期にあります。
先進地でありました。このことは、数多くの遺跡
そのため、徹底した行財政改革の取り組みはも
や古墳の存在、またそこから出土した優良な品々
ちろん、本市の豊かな自然環境や伝統産業を基礎
が証明してくれています。まず、王の存在は、網
にして、総合的かつ集中的な地域産業政策の展開
野銚子山古墳や神明山古墳といった 200㍍級の
が必要とされています。
巨大古墳から明らかですし、交易の証としては、
京丹後市は、「丹後王国」や先人たちが残して
中国・新の「貨泉」や中国・魏の青龍三年の年号
くれた自然環境・遺産や歴史文化など新しい時代
が入った「方格規矩四神鏡」などが市内の遺跡か
に求められる魅力的な価値、恵みをふんだんに有
ら出土しており、古代の港の存在からも物流拠点
しています。そこで、これらの地域資源を生かす
であったことが分かります。また、わが国でも最
取り組みを行い、合併のメリットを最大限に活用
も早い時期の鉄器加工技術、非常に硬い水晶さえ
しながら、現代における先導的な地域としての、
も加工できた玉つくり技術などのほか、古代製鉄
ひとづくり・ものづくり・交流の先進地「新・丹
コンビナートの存在や古代の絹織物である「あし
後王国」の創造を目指します。
ぎぬ」
、
「赤米」を朝廷に献上した記録が残ってい
その実現のために、「京丹後市まちづくり基本
るなど、
「丹後王国」は卓越した技術によるもの
条例」に基づいて市民が心を一つにし、市民や他
づくりの先進地でした。
地域に住む本市出身者、さらには後世の人々が豊
一方、平成 16 年 4 月に旧 6 町が合併し誕生し
かな心と誇りを持てるようなまちづくりに取り組
た京丹後市を巡っては、国の三位一体改革や長引
みます。
く景気の低迷など厳しい経済情勢のなかで、税収
漁業・海業の振興
交流経済都市
商工業の振興
観光の振興
地域力
京丹後ブランドの販売戦略
豊かな自然や歴史・
文 化の恵みを活か
し、世界に誇れるま
ちづくりをめざしま
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
す
生きる喜びを共有できる
健やか安心都市
安心力
ともに支え合い、安
心して 暮らせる健
康・福祉のまちづく
次代を担う若い力が活躍できる
生涯学習都市
りをめざします
共に築き、結び合う
パートナーシップ都市
活性力
ひとが育ち、夢がふ
くらみ、未来に飛躍
するまちづくりをめ
ざします
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
新・丹後王国の創造に向けて
丹後には、3 世紀~ 5 世紀にかけて、邪馬台国
ひと・もの・ことが行き交う
ひとづくり・ものづくり・交流の先進地
豊かに育み、他地域にこれらを魅力的に発信できるような「新・丹後王国」の創造を目指します。
農林業の振興
ひと みず みどり 歴史と文化が織りなす交流のまち
「丹後王国」は、かつて丹後地域を中心に、大陸文化の窓口として経済的・文化的に他地域に
基 本 方 針
計 画 項 目
自然環境の保全と創造
新しいエネルギーの導入と活用
ごみ・廃棄物対策
循環型社会の構築
市民主体の健康づくりの推進
医療保険制度の一層の充実
患者本位の医療体制の充実
支えあい、助けあいの地域福祉の推進
共に生きる障害者福祉の充実
安心して暮らせる高齢者社会の充実
子育ての支援
学校教育の充実
若者の育成
社会教育・スポーツの充実
歴史文化遺産の保全と活用
地域コミュニティの強化
協働と共創のまちづくりの推進
人権の尊重
男女共同参画の推進
国際交流と地域間交流の推進
文化芸術活動の振興
適正な土地利用の推進
道路ネットワークの整備
河川・海岸・湾岸の整備
住宅の供給と安心できる住環境の整備
地域交通の確保
上下水道の整備
防犯・防災体制の強化
消防・防災体制の強化
計画推進のために
4
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地域情報化の推進
効率的な行財政運営の推進
京丹後市総合計画の 7 つの基本方針に基づく個別計画一覧
京丹後市特定事業主行動計画 (平成 17 年 4 月策定)
京丹後市特定事業主行動計画-後期計画 (平成 22 年 7 月策定)
京丹後市次世代育成支援対策行動計画 (平成 17 年 3 月策定)
■ 7 つの基本方針に基づく計画
京丹後市次世代育成支援対策行動計画-後期計画 (平成 22 年 3 月策定)
1. ひと・もの・ことが行き交う交流経済都市
京丹後市観光振興計画 (平成 21 年 6 月策定)
京丹後市鳥獣被害防止計画 (平成 23 年 3 月策定)
京丹後市農業農村振興ビジョン (平成 20 年 3 月策定)
京丹後地区活性化計画 (平成 20 年 2 月策定)
京丹後地区活性化計画-情報通信基盤施設整備- (平成 19 年 8 月策定)
京丹後市農村環境計画 (平成 19 年 3 月策定)
京丹後市生物多様性を育む農業推進計画 (平成 23 年 6 月策定)
京丹後市農業経営基盤強化の促進に関する基本構想 (平成 17 年 4 月策定)
京丹後農業振興地域整備計画 (平成 18 年 8 月策定)
京丹後市森林整備計画 (平成 23 年 4 月策定)
5. 共に築き、結び合うパートナーシップ都市
京丹後市人権教育・啓発推進計画 (平成 21 年 3 月策定)
京丹後市男女共同参画計画-デュエットプラン 21 - (平成 18 年 3 月策定)
京丹後市男女共同参画計画<後期>-デュエットプラン 21 - (平成 23 年 6 月策定)
6. 災害に強く、快適で暮らしやすいうるおい安全都市
京丹後市建築物耐震改修促進計画 (平成 20 年 3 月策定)
京丹後市公営住宅ストック総合活用計画 (平成 23 年 3 月策定)
京丹後市危機管理指針 (平成 20 年 3 月策定)
京丹後市国民保護計画 (平成 19 年 2 月策定)
第 3 次京丹後市交通安全計画 (平成 23 年 12 月策定)
京丹後市水道事業基本計画 (平成 22 年 3 月策定)
2. 暮らしの中でいのちが輝く環境循環都市
京丹後市環境基本計画 (平成 22 年 2 月策定)
京丹後市バイオマスタウン構想 (平成 19 年 11 月策定)
京丹後市一般廃棄物処理基本計画 (平成 19 年 3 月策定)
第 2 次京丹後市合理化事業計画 (平成 23 年 12 月策定)
京丹後市地球温暖化対策実行計画 (平成 18 年 2 月策定)
京丹後市水洗化計画 (平成 22 年 3 月策定)
京丹後市地域情報化計画 (平成 18 年 3 月策定)
京丹後市地域防災計画 (平成 18 年 2 月策定・平成 20 年 2 月一部変更)
7. 計画推進のために
第 2 次京丹後市行財政改革大綱 (平成 21 年 12 月議決)
行財政改革推進計画 (平成 22 年 3 月議決)
3. 生きる喜びを共有できる健やか安心都市
京丹後市ひとり親家庭等自立促進計画 (平成 21 年 4 月策定)
京丹後市立病院改革プラン (平成 21 年 3 月策定)
第 5 期京丹後市高齢者保健福祉計画 (平成 24 年 3 月策定)
第 2 次京丹後市地域福祉計画 (平成 24 年 3 月策定)
第 2 次京丹後市障害者計画及び第 3 期京丹後市障害福祉計画 (平成 24 年 3 月策定)
京丹後市健康増進計画 (平成 19 年 3 月策定)
■複数の基本方針に基づく計画
京丹後市過疎地域自立促進市町村計画 (平成 22 年 10 月策定・平成 24 年 9 月一部変更)
辺地に係る総合整備計画 (平成 23 年 9 月策定)
京丹後市健康増進計画(中間評価・見直し) (平成 24 年 3 月策定)
4. 次代を担う若い力が活躍できる生涯学習都市
京丹後市スポーツ振興計画 (平成 20 年 3 月策定)
京丹後市子どもの読書活動推進計画 (平成 20 年 3 月策定)
京丹後市公立学校施設整備計画 (平成 19 年 11 月策定)
京丹後市学校施設耐震化計画 (平成 22 年 11 月策定)
京丹後市学校再配置基本計画 (平成 22 年 12 月策定)
京丹後市保育所再編等推進計画 (平成 18 年 10 月策定・平成 23 年 3 月一部変更)
京丹後市文化財マスタープラン (平成 18 年 10 月策定)
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7
TOPICS
トピックス
◆中山 泰市長3選
市政3期目スタート
任期満了に伴う京丹後市長選挙
現職と新人3人が立候補
京丹後市長選挙は平成 24 年4月 15 日に告示さ
れ、現職と新人3人の計4人が立候補しました。
投票は、4月 22 日の午後8時に終了し、開票作
業は、大勢の市民が注目する中で午後9時 30 分か
ら始まりました。午後 11 時 31 分に票が確定。現
職の中山泰氏が1万 2,830 票を獲得し、3選を果
▲市職員から花束を受け取る中山
市長(市役所峰山庁舎玄関前で)
▲
市民から花束を受け取る中山市
長(市役所峰山庁舎玄関前で)
たしました。
任期は、平成 24 年5月 16 日から平成 28 年5月
15 日までの4年間です。
投票日当日の有権者数は4万 8,782 人。投票率
は 74.23㌫で、前回(平成 20 年)と比べて4.22㌫
の減となりました。
インタビュー
INTERVIEW
市民お一人おひとりの真の喜びと幸福、
市民総幸福 の最大化を目指して
3期目をスタートさせた中山市長が、抱負や目指すまちづくりについて語ります。
日時:平成 24 年 6 月 聞き手:宮川優さん(FMたんご メインパーソナリティー)
2 期 8 年 を 振 り 返 っ て 宮川:再選おめでとうございます。中山市政の3期
目がスタートしました。まず、2期8年を振り返って
いかがですか。
市長:合併当時から、社会経済は構造的に厳しい状
況にありました。この中で、新市としてのさまざまな
計画づくりや生活基盤の整備に力を入れた4年間で
した。
2期目は、世界大不況もあり情勢はさらに厳しく
なりましたが、市民の皆さんの安心安全の確保に各
宮川さん(左)のインタビューに答える中山市長
分野で全力をあげて取り組んできました。京丹後の
未来開拓の取り組みや人づくりにも精力的に取り組
喜びや感謝など精神的な豊かさへと昇華され、共存し
んできました。
ていくことで真の幸福が発展していくと思います。
代の繫栄につながる希望の芽、発展の芽が市民の皆
他の地域に対して我々ができることは積極的にやっ
まだまだ課題は多いですが、これからの新しい時
歓迎受け初登庁、力強く抱負を語る
平成 24 年5月 16 日、中山市長が初登庁。集まっ
その中で例えば、震災復旧支援もその一つですが、
さんの手によって育まれつつあると思っています。
ていくということをまちの方針として掲げたいと思い
ます。
「市民総幸福」について
私は、外国に対する支援としての「自治体ODA」
の構想をマニフェストに掲げています。このことで、
宮川:今期4年に向けてお聞きします。市長は「市
た市民などから歓迎を受け、
「京丹後をますます素
結果として外国との交流がますます生まれ、市民
民総幸福の最大化」を目標に掲げておられますが、
晴らしいまちにしていきましょう」と市政への意欲
の皆さんに物質的な豊かさももたらすのではないで
市民の“幸福”や“豊かさ”についてはどのように
を新たにし、3期目のスタートを切りました。
午前9時、中山市長が市役所峰山庁舎に到着。玄
考えておられますか。
しょうか。日本国内の地域、さらには外国に対する
け合い」や「絆」の大切さが改めて認識されてきま
宮川:自分たちの幸せを喜びつつ、他地域の皆さん
貢献度についても幸福度指標に組み入れる考えです。
市長:日本の経済社会に閉そく感が漂っている中、
「助
関前で、市民や市議会議員、市職員約 180 人に拍
手で出迎えられ、支援者や市職員から花束が贈られ
ました。
した。
国として
“幸福の大国”
を目指してほしいですし、
の幸せも喜びつつ…
大国というときに、やはり住民の日常が営まれる地
びとすることも、まちづくりが成人に向かう上での大
市長:できることから他地域の喜びを自分たちの喜
その動きにつながっていると感じています。幸福の
中山市長は「市民の皆さんの思いを一つに、改め
いさつ。
「市民総幸福の最大化を大切に掲げながら、
登庁式後の職員訓示で、「思いや志を一つにしてまちづくり
にまい進を」と、
幹部職員約 80 人に呼び掛ける中山市長(市
役所峰山庁舎会議室で)
れないようなまちづくりをみんなで推進していきま
に「職員 1,058 人のそれぞれの力をしっかりと合わ
て全力を挙げて市政にまい進してまいります」とあ
あらゆる分野において、誰一人として置き去りにさ
しょう」と呼び掛けました。
せ、成長と進歩を続けるまちづくりの大きなエンジ
さらに、
「産業、雇用を本格的に発展させるとと
ンになるよう、市民の皆さんのための職員として頑
もに、環境に優しく経済に強い『環境・未来都市』
張ってください」と訓示。さらに、
「思いや志を一
づくりを進めたい」などと力強く抱負を語りました。
つにして、まちづくりにまい進していきましょう」
続いて、会議室で課長級以上の幹部職員約 80 人
と呼び掛けました。
8
域から幸せづくりをやっていかなければなりません。
切な価値の一つだと思います。
最大化」をまちづくりの柱の一つに掲げたいと思っ
産 業・ 雇 用 に つ い て
そこでブータン王国も参考にして「市民総幸福の
ています。他の自治体などの先行例もありますので、
宮川:FMたんごが行った街頭インタビューでは、
福度指標」を作りたいと考えています。
た。産業・雇用の面ではどのように考えておられま
だけでなく文化や自然・社会的環境のあり方、そして
市長:産業・雇用の本格的な振興に取り組みます。
若者が住めるまちづくりを望む声がたくさんありまし
さまざまな方から意見をお聞きし、本市なりの「幸
すか。
幸福は、言われるように、経済的、物質的な豊かさ
9
TOPICS
トピックス
京丹後市長 中山 泰
インタビュー
INTERVIEW
観光業、農林水産業などそれぞれの産業の足腰を強
動の補助など教育に関わるボランティア活動を行っ
なら
将来は「京丹後に住みたい」
「京丹後で起業したい」
める中で、
「農商工連携」という言葉があるように、
ていただいています。今後、先進市に倣い、この地
と言ってもらえるようなまちにしたいですね。京丹後
えたいと思っています。
にしていきたい。そんな「教育立市」を目指して、
いと思っています。
域ぐるみで子どもを育てる動きを着実に大きなもの
さまざまな企業が自主的に結び付くような環境を整
教育委員会と連携してやっていきたいと思います。
商工業をさらに発展させるための総合的な条例を
作り、市内の企業が他地域で活躍できる環境や、本
福 祉・ 医 療 に つ い て
市に企業を誘致するための全国級の特典を整えたい
とも考えています。
宮川:福祉や医療の分野ではどのように考えておら
大切なのは民間の皆さんの取り組みですので、そ
れますか。
れを市がしっかりと支えていくという仕組みづくりが
市長:特別養護老人ホームなどの福祉施設の整備を
必要です。道路などの社会基盤整備やKTRの利用
着実に進めていくこと。さらに、
「支え合い、
助け合い」
促進などと併せて、条例などの制度を用意していき
といった福祉のソフト政策については、何よりも誰
たいと考えています。
聞 き 手: 宮 川 優 さ ん
一人として置き去りにされないようなセーフティー
ネットをしっかりと張り巡らせるということです。
“目
に見えない福祉”の網の目が張り巡らされているよ
うな社会づくりを大切にしていきたいと思います。
介護や医療、年金とか負担の側面が強調されます
が、高齢化社会への感謝が日本社会全体で少し足り
ないと思います。高齢化社会であるがゆえに深めら
れる喜びとか楽しみとかがあると思うんですよね。
を、将来の日本の理想都市の一つに目指していきた
市民の皆さんへメッセージ
宮川:最後に、2年後には市制 10 周年を迎えます。
市民の皆さんにメッセージを。
市長:本市は、課題はありますが、新しい時代の限
りない可能性を持ったまちだと思っています。それ
最初に市民総幸福についてお話をしましたが、私
は、豊かな自然環境だったり、木村次郎右衞門さん
をはじめ 100 歳長寿につながるような健康長寿を取
は、ぜひ日本はますますの幸福大国を目指してほし
康などは、これからの時代が地球規模で求める魅力
福のさとづくり」をやっていきたいと思いますよね。
大切なのは、まずこれらの魅力の“原石”に、市
て、展望をともにいただきながら、
「ありがとう」
「お
り巻く環境だったり、癒しがあったり…。環境や健
いと思っています。その中で、
京丹後がリードして
「幸
や価値ではないでしょうか。
市民お一人おひとりの幸福と市民総幸福を目指し
民の皆さんお一人おひとりがいかに気付くかという
かげさま」のこころがあふれ、誰一人置き去りにさ
たい。
りを、みんなでやっていきましょう。
れないような「市民全員みな兄弟姉妹」のまちづく
こと。市民みんなでますます幸福の種を育んでいき
そのためにも、
「生涯現役の社会づくり」を打ち出し
たいと思います。それは、社会参加だったり学習だっ
たり。
“生涯現役”で何かに打ち込めるような環境づ
くりを進めていきたいと考えています。
医療分野では、両病院の院長先生はじめスタッフ
の懸命なご尽力で、2年連続黒字という経営状況に
していただきました。医師確保などの課題にしっか
子どもたちの教育について
りと取り組みながら、温泉や食など市の特色を生か
宮川:高齢の方は、力がないので若い人の力が必要
した健康づくりなど、予防を含めた医療体制の構築
という声を聞きます。若者が地域にいると少子化の
についても模索していきたいと思っています。
問題も解消できるのかなと思います。そこで、未来
「 環 境・ 未 来 都 市 」 に つ い て
を担う子どもたちの教育についてはどのようなお考
えでしょうか。
宮川:京丹後ならではの取り組みがあればお聞かせ
市長:小中学校の再配置は、この4年間の行政の大
きな課題でした。ようやく計画を実施する段階になっ
てきていますので、校舎や校区などの教育環境づく
ら市内の2校区でモデル的に始まっていますので、
軌道に乗せたいですね。
「学校支援ボランティア」の制度では、現在300
人以上の方に登録いただいており、授業やクラブ活
10
市では、平成 24 年 10 月5日「市民総幸福の最大
化」を目指したまちづくりに向け、
「幸福のまちづく
り研究会」
(山内直人座長)を設立しました。研究会
では、市民が幸福を感じるモノ、コトやその最大化
のあり方などについて調査・研究を行います。
研究会は、内閣府の「幸福度に関する研究会」で
も座長を務めた山内直人大阪大学教授を座長に迎え、
づくりをぜひ進めていきたいと思っています。太陽
び行政で構成しています。
ルギーを地域で全面展開していけるようなまちづく
らしい特色や環境、心の豊かさをはじめ、さまざま
を報告。○健康が幸福度に大きく影響する○所得は
原発を撤回していただいた経過をプラス面にして、
観的に指標化に努め、市民総幸福のまちづくりを目
していても幸福感が低い○幸福感は、他人との比較
境を大切にする企業の誘致につなげたい。そして、
研究会では、山内教授が幸福度に関する研究事例
て考える傾向があることなどを紹介しました。
や風力、バイオマスなどのさまざまな再生可能エネ
掲げている小中一貫教育の取り組みは、この4月か
山内直人大阪大教授を座長に迎え「幸福のまちづくり研究会」設立
ください。
市長:環境に優しくて経済に強い「環境・未来都市」
りをしっかりと進めていきます。 再配置計画にも
◆「市民総幸福の最大化」を目指したまちづくり
学識経験者、市内の商工、福祉、教育関連団体およ
幸福のまちづくり研究会の様子
研究会の設立に先立ち、中山市長が「本市の素晴
りです。
な価値観、幸福感などについて調査研究を行い、客
エネルギーの地産地消をできるだけ進める中で、環
指したい」とあいさつしました。
幸福度と比例しない○失業経験があると、現に就職
よりも、自分の理想や将来への期待や不安と比較し
11
TOPICS
トピックス
◆京丹後型「新グリーン経済」構築に向け始動
その上で山内教授は、「幸福度の捉え方は地域の
を協議。平成 27 年度からの第2次京丹後市総合計
なければならない。そのためには、住民による積
ように、段階的に4つの具体的計画を策定。来年
話しました。
することや、26 年に掛けて総幸福度の指標とする
経 済 界 や 行 政 機 関 、 地 元 商 工 業 者 で「 新 経 済 戦 略 検 討 会 議 」 発 足
特性によって異なるため、各地域に応じて検討し
画の策定を見据えながら、研究成果を反映できる
極的な議論への参加の機会も作る必要がある」と
度中に「幸福度に関するアンケート調査」を実施
大阪や名古屋の経済界からも
幹部が参加
研究会では、そのほか今後の研究スケジュール
項目を検討することなどが話されました。
市は、平成 24 年 10 月 25 日、市内
外の経済団体や行政機関、商工業者な
どで構成する「京丹後市新経済戦略検
王立ブータン大シンレイ副総長らが表敬訪問 〝幸福″
について意見交わす
GNHの国づくりについて説明するシンレイ副総長(左)
討会議」を立ち上げました。会議では、
本市の豊かな自然環境などの特色に加
え、平成 26 年に開通予定の京都縦貫自
もので一般化することは難しい。そのため、ブー
動車道や、国の拠点港に選定された舞
“環境”=海・山・田畑などの自然、“文化”=
の在り方を探り、企業立地や商工業の
タン国では4つの柱(“経済”=最低限の所得、
鶴港などを最大限に活用した経済戦略
人とのつながりを持つセレモニーや祭、
“ガバ
振興のための総合的な条例整備や施策
りを進めている」
「幼いころから『幸福とは何か』
検討会議は、中部経済連合会常務理
と』もとても大事なことだ」などと回答しまし
次さん、京都工業会副会長の錦織隆さんの他、市
また、ブータン国の農村部で生じている人口
されています。
意見が飛び交う検討会議の様子
ナンス”=よい政治、行政)に基づき、国づく
の企画、立案を検討します。
を教育していくこと、『あるものに感謝するこ
事の小川正樹さん、関西経済連合会理事の阿部孝
た。
内の商工業団体と行政機関の代表者ら 16 人で構成
減少に対する対策については、本市農政課が回答。
検討会議の発足に先立ち、中山市長が「平成 26
じめとする大学関係者らが平成 24 年 9 月 27 日、
介しました。
指定に当たり、北陸、中部、関西と本市のアクセ
郎教授)の一環で本市を表敬訪問し、中山市長ら
かけに、お互いが学びあい、交流ができるように
新時代に通用する魅力を織物、機械金属、観光な
せる、京丹後型『新グリーン経済』の構築を目指
王立ブータン大学のペマ・シンレイ副総長をは
丹後町袖志の棚田保全や農家民泊などの活動を紹
年に予定される高速道路の開通や舞鶴港の拠点港
京都大学ブータン友好プログラム(代表:松沢哲
最後に、シンレイ副総長が「今回の訪問をきっ
ス整備が格段に改善する。本市の自然環境などの
と意見交換を行いました。ブータン国が課題とし
なれたらうれしい」とあいさつ。交流の発展が期
どの産業に生かしながら付加価値として組み合わ
ている農村開発問題と、本市の新たな施策「市民
待されるものとなりました。
総幸福のまちづくり」に関して、質疑応答。
本市から「GNH(※)の国づくり」について
※ブータン国が提唱する、国民全体の幸福度を示す尺度。G
NH(グロス・ナショナル・ハピネス)=国民総幸福量。国家
の施策にGNHを取り入れていることから、世界的に注目され
ている。
質問を受けたシンレイ副総長は、「幸福は個人的な
12
会議では、◆産業起こしの切り口として「長寿」
「ヘルスケア」などの分野も検討するべき◆企業誘
致と並行して、地元企業が活性化する取り組みが
大切◆6次産業化を推進し、生産と販売が一体と
なる加工品づくりに取り組むべき◆竹の繊維、薬
草などの自然資産を形、もの、素材に変えて既存
の産業とつなげる―など立場の異なる視点から多
くの意見が出されました。
その上で小川副会長は、「この地域の特色をいか
に整備し、生かし、この地域ならではの新しい取
り組みを進めることができるかが大切だ」と話し
したい」とあいさつ。検討会議の役員には、会長
ました。
に市商工会長の沖田康彦さん、副会長に小川正樹
検討会議は、平成 24 年度中に4回開催され、条例
さんと錦織隆さんが選ばれました。
案や施策の検討を行いました。
13
TOPICS
トピックス
◆1年を通してにぎわう浜辺づくりへ
「日本一の砂浜海岸づくり実行推進会議」発足
◆再生可能エネルギーで地域づくり
シンポジウムや事業化セミナーに140人が参加
太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネ
30団体が参加、環境保全と利活用
ルギーをテーマにしたシンポジウム「地域エネル
京丹後の砂浜・海岸の環境保全と市の活性化の
ギーで創る京丹後の元気」と、同シンポに続く事
ための利活用を図ることで、1年を通してにぎわ
業化セミナー「再生可能エネルギーの地域展開」
う浜辺づくりを目指す「日本一の砂浜海岸づくり
が開かれ、延べ約140人が参加しました。両会
実行推進会議」の創立総会が平成 24 年8月 30 日、
合では、再生可能エネルギーに関する先進事例が
網野町のら・ぽーとで開かれました。
紹介されたほか、本市における再生可能エネルギー
同推進会議には、市内の商工観光団体や環境保
の導入の可能性などが話されました。
全団体など 30 団体が参加。総会に先立ち中山市長
が「本市の砂浜、海岸線の素晴らしさを改めて見
雇用創出に期待
つめ直し、大切に守りながら市内外にアピールす
ることによって、大勢の皆さんの交流の活性化に
シンポジウム「地域エネルギーで創る京丹後の
総会では、中山市長が会長に選出され、参与に
野町)で開催。NPO法人環境エネルギー政策研
つなげていきたい」とあいさつしました。
元気」は平成 24 年9月 23 日にアミティ丹後(網
はNPO法人「日本ビーチ文化振興協会」
(東京都)
究所(ISEP)の飯田哲也所長による「再生可
選出のほか、事業計画として、環境保全やビーチ
㈱日進製作所の山岡経助社長、NPO法人エコネッ
PR活動などについて具体策を検討していくこと
公開討論が行われました。
の瀬戸山 正 二理事長が就任。規約の承認や役員の
能エネルギーの地域展開」と題した基調講演や、
バレー大会開催などの利活用、魅力発信のための
ト丹後の味田佳子事務局長および中山市長による
せ
と や ま しょう じ
が確認されました。また、自治会やボランティア
団体などとの連携を密にして活動を進めていくこ
1年を通してにぎわう浜辺づくりを目指し、環境保全と活性化の
ための利活用に向けた取り組みがスタート(写真は「琴引浜」
)
再生可能エネルギーについて話す飯田さん(右)
エネルギー事業の先進事例を紹介しながら、その
仕組みや地域が取り組む必要性を解説しました。
古屋さんは、デンマーク国サムソ島が自然エネ
ルギー 100㌫自給を達成したことを紹介。「今まで
は、他地域で作ったエネルギーを『使う』ことば
かり考えていたが、今後は持続可能なエネルギー
基調講演で飯田さんは「再生エネルギーは原子
を自分たちで『作る』時代だ」と話しました。
力に比べて何倍もの雇用を地元で創出できる。行
また、吉岡さんは、電力の固定価格買取制度の
政と地元が協力してエネルギーを生産していくこ
とで一致しました。
総会後には、
網野町の「琴引浜の鳴り砂を守る会」
ようすけ
三浦さんは、全ての浜辺に共通する問題として、
とが重要」と話しました。
強調。海岸ごみの回収と処分方法の確立に向けて、
エ ネ ル ギ ー「 使 う 」 か ら「 作 る 」 へ
の松尾庸介会長と事務局の三浦到さんが、「はだし
「漂着ごみが圧倒的に多い冬季の対策が必要」と
琴引浜における浜辺を守る取り組みについて、事
地元住民がごみを回収し、行政が運搬、処分する
で歩ける砂浜づくりをめざして」と題し活動報告。
例を交えて紹介しました。
仕組みづくりの必要性を話しました。
14
仕組みなどを解説。風力、太陽光、バイオマス発
電の経済性やメリット・デメリットに加えて、事
業化までに必要な要素を詳しく説明しました。
事業化に向け具体的に検討
セミナー「再生可能エネルギーの地域展開」は
セミナー「再生可能エネルギーの地域展開」の
開催。ISEP研究員の古屋将太さんと同技術士
開催。専門家や市内の事業者などによる再生可能
平成 24 年 10 月 14 日、ら・ぽーと(網野町)で
2回目は、平成 24 年 11 月 11 日にら・ぽーとで
の吉岡剛さんが、国内外で行われている再生可能
エネルギー事業化に向けた検討を行いました。
15
TOPICS
トピックス
◆再生可能エネルギー導入促進で地域力の向上を
「環境首都創造ネットワーク」に加盟
本市のほか全国 11 市町と環境関係の 11 団体、
資源が絶えることなく、繰り返し使える
4 研究者による「環境首都創造ネットワーク」発足
式が平成 24 年 11 月 20 日、奈良県生駒市で行わ
再 生 可 能 エ ネル ギ ー
れました。
同ネットワークは、地球温暖化、生物多様性を
再生可能エネルギー 3つの視点で推進
はじめとした地球規模の環境問題、リーマンショッ
クに端的に表れた世界的な経済システムの行き詰
○地球環境の保全
太陽光/太陽熱/風力/水力
まり、国内外における格差社会の拡大など、
「環境・
経済・社会」の社会基盤が危機的な状態にある中、
環境首都創造ネットワーク設立会議の様子
「地域」から社会を変えていくことを理念としてい
ます。今後、地域から持続可能な社会を創るため
本市においても、より一層再生可能エネルギー
交流を積極的に行い、その実践と成果を検証しま
バイオマス利用
○災害に強いまちづくり
(間伐材/剪定枝/廃材/生ゴミ)
す。
の政策や活動内容の企画、検討を含め情報・人的
温室効果ガスの排出を抑制して地球の温暖化を防
止し、地球環境の保全に貢献します
の活用や省エネ施策の推進を図っていきます。
エネルギーの地域内創出により地域の電力自給率
燃料利用
(廃食用油/植物資源)
を高め、災害に強いまちづくりに貢献します
○地域経済循環の形成
熱利用
(地盤/泉源/工場/焼却炉)
電気を販売することにより得られた利益を地域に
還元し、地域経済循環形成による地域の活性化・地
域力の向上に貢献します
◆豊岡、京丹後の発展目指し合同会議
再生可能エネルギーの推進など意見交換
兵庫県豊岡市と京丹後市が連携し、丹後・但馬
バイオマス
地域の発展を目指すための「豊岡市・京丹後市合
風力
水力
太陽光
同会議」が平成 24 年 10 月9日、久美浜市民局で
開かれました。7回目となった今回の会議では、
地 域 と 人 の「 元 気 力 」 を 育 む 京 丹 後 の 自 然 エ ネ ル ギ ー
災害時の相互応援協定や公共交通の利用促進、再
生可能エネルギーなど8項目について両市の取り
安全で持続可能な社会の構築を目指す本市は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電事業な
組み状況の報告や意見交換が行われました。
なか がい
会議は、豊岡市の中 貝 市長、本市の中山市長をは
ど新エネルギー・省エネルギーの推進、自然エネルギーとの共生を進めるため、再生可能エネルギーの導入
じめ両市の幹部職員ら 26 人が出席し行われまし
た。
豊岡市、京丹後市の幹部職員らが両市の取り組み状況を報告
し、意見交換(久美浜市民局)
普及推進」では、本市がバイオガス発電の利活用
行った「コウノトリもすめるさとづくり」に関して、
今回のテーマのひとつ、「再生可能エネルギーの
固定価格買取制度が平成 24 年7月から始まったこ
と温暖化を阻止する安全でクリーンなエネルギーと
り組みが行われています。
いる冬季湛 水 や低農薬栽培について、コウノトリ
震災および原子力発電所の事故以降、電力自給
た電力自給率の向上などの災害に対する備え、ま
て姿の映像を交えて紹介。「この取り組みをより
る上で、再生可能エネルギーへの注目が一気に高
併せた地域活性化のための活用が必要となってい
丹後」の取り組みを野村重嘉代表が報告。
て報告。取り組み状況や費用対効果について説明
しました。
れていることから、今後も互いに情報交換しなが
ら同事業を発展させていくことを確認しました。
また、平成 23 年度の同会議で両市が共同宣言を
16
とにより、全国各地でメガソーラー 建設などの取
効果ガスの排出抑制の流れの中で、地球環境の保全
コウノトリがすめる環境づくりのため実践して
して導入が進められてきました。
本市においても、再生可能エネルギーを活用し
のペア「八べえ」と「コウちゃん」の営巣と子育
などの必要性から、災害に強いまちづくりを進め
た売電による収益事業への活用など、環境保全と
いっそう進めていきたい」と話しました。
まりました。さらに、再生可能エネルギー電力の
ます。
たん すい
両市がともに再生可能エネルギー事業に力を入
再生可能エネルギー地域での活用
東日本大震災以前の再生可能エネルギーは、温室
「コウノトリと共生するまちづくりネットワーク京
について、豊岡市がメガソーラー発電事業につい
促進に向けた取り組みをスタートしました。
17
TOPICS
トピックス
地域の実状に合った導入促進のあり方を検討
地域活力につながる再生可能エネルギー活用の必要性
再生可能エネルギーの今後の導入促進のあり方
特色あるエネルギー自給の姿と将来像を描くこと
再生可能エネルギー事業は、電力の固定価格買
また、地域外の企業などによる事業展開により、
技能、教育活動、自治活動、自然環境などの特徴
込みが明確となり、従来に比べて投資や融資の判
態があることから、地域の事業主体による地域の
運営や支援の体制などの環境整備について検討を
の公共的事業の位置付けから、民間によるビジネ
成するなどの対応が求められています。
ます。
ようになった一方で、経済性のみにとらわれるこ
取制度を生かした地域活力につながる方策が必要
を検討するため、平成 24 年 12 月、市内農林・商
工の各団体、地元企業、各金融機関、環境NPO
法人、電力会社、会計・環境政策・地域活動の各
専門機関、京都府エネルギー政策課および市で構
成する京丹後市再生可能エネルギー事業化検討委
員会を設置しました。
再生可能エネルギーの地域展開に当たっては、
が重要であることから、地域にある産業集積、技術・
取制度が導入されたことで、事業に対する収益見
収益の大部分が地域外へ流出してしまうなどの実
を的確に捉え、基本方針(20㌻参照)、施策や制度、
断がしやすくなりました。このことで、これまで
ための事業展開で、地域内における経済循環を形
進め、地域の実状に合った仕組みの構築を目指し
スとして直接参入のできる事業として捉えられる
地域の再生可能エネルギーと電力の固定価格買
とにより、条件の悪い地域ではなかなか進んでい
となっています。
ないのが現状です。
モデル事業の発掘と推進
市における基本方針の検討に当っては、単に事
評価を行うとともに、その他の再生可能エネルギー
業の活性化や事業収益の地域内への還元、未利用
専門家派遣などのハンズオン支援も積極的に展
を進めてきました。
ギー事業の形成と導入促進に取り組みます。
業の経済性のみを論点とするのではなく、地場産
に関するさまざまな環境整備を進めます。
空間の有効利用など地域課題の解決と併せて検討
開し、地域と行政が一体となった再生可能エネル
これらの経緯を生かし、地域固有の事業モデル
の推進、地域の地勢に応じた再生可能エネルギー
導入促進会議の役割
事業の評価検討を進めるため、再生可能エネルギー
市役所屋上に設置している太陽光パネル
事業化検討委員会(京丹後市役所にて)
モデル事業の審議
導入促進会議を設置します。
この会議は、多様な事業分野や事業実施主体、
導 入 促 進 施 策 検 討・ 制 度 化
関係機関などの調和と参入調整を図り、基本方針
再生可能エネルギー事業化に向け
市民意識調査を実施
に基づいて再生可能エネルギーの事業化と導入を
活 用 施 設・ 用 地 の 体 系 的 整 理
モデル事業の提案などを受け付け、資源の利用
事業への専門家等派遣
促進する市の外部調整機関と位置付けます。
可能状況や関連分野の技術開発状況などを検討材
人 材 育 成・ 情 報 発 信
料に入れ、事業化の妥当性や事業の公益性などの
Q.機器の導入状況について
導入している
今後導入したい
支援制度があれば
導入したい
導入予定なし
その他
7%
5%
24%
61%
3%
計 100%
Q.市民共同発電への関心(個人) Q.市民共同発電への関心(事業所)
とても関心がある
15%
少し関心がある
37%
あまり関心がない
20%
まったく関心がない
11%
知らない
17%
計 100%
少し関心がある
37%
あまり関心がない
29%
まったく関心がない
11%
導入予定なし
23%
計 100%
平成 25 年 1 月 調査実施
回答 443 件/ 1000 件
市民共同発電の展開に向けて
量調査および事業化の可能性調査を実施している
市では、個別に導入促進を図る各再生可能エネ
ほか、市民および事業所に対してアンケート調査
ルギー事業と併せて、公共施設などの未利用空間
(18㌻参照・一部掲載)を実施しました。
を利用し、子どもからお年寄りまで、事業所から
個人まで、広い範囲で市民の皆さんが参画できる
今後、これらの結果を基礎資料として、推進す
市の建設物・施設の屋上や未利用地の有効活用
築を目指し事業化に向け、検討を進めていきます。
べき事業形態を精査し、対外的に誇れる事業の構
太陽光発電・市民共同発電事業を検討しています。
に向けて、再生可能エネルギーに関する利用可能
18
19
TOPICS
トピックス
京丹後市再生可能エネルギー導入促進基本方針
京丹後市
市民および事業者、関係機関
市は、再生可能エネルギーの推進のための各種
啓発 ・ 普及促進施策の実施、委員会などの設置、
市民および事業者、関係機関は、地域の経済循
環と発展ならびに持続可能性ある地域主導 ・ 地域
調査 ・ 研究 ・ 評価態勢の構築、技術動向の開示、
支援施策の展開など、必要な環境整備を行います。
◆農家ら有機農業推進へ理解と関心深める
「生物多様性を育む農業推進セミナー」で報告会と基調講演
「生物多様性を育む農業推進セミナー」
(市地域再生協議会主催)
が平成 25 年1月 28 日、
貢献型の再生可能エネルギー事業を地域に提案
し、プレーヤーとしてこれを推進します。
活用
関する水稲の実証試験の報告や基調講演を通して、生物多様性を育む農業に対する理解
と関心を深めました。
市民・事業者・関係機関
フィールドを活用
市がフィールドを整備
スポーツに
例えると…
大宮町のアグリセンター大宮で開かれました。農家や消費者などが参加し、有機農業に
報告会では、府丹後農業改
る」と訴えました。
良普及センターの職員が、今
保田さんは、昭和 46 年にコウノトリの野生種が
生物多様性を育む農業 年 度 市 と 連 携 し て 実 施 し た
の実践を呼び掛ける保 「水稲有機栽培実証事業」の
田茂さん
国内から絶滅した原因について触れ、農村の農業
力の急速な低下を背景に、強い農薬や大量の除草
結果を発表しました。農薬や
剤が使われ出したことで餌が激減し、親鳥もヒナ
化学肥料を使わない水稲栽培で重要となる雑草対
をかえす力を失っていったと指摘。さらに「食物
策(抑草)について、市内8カ所の水田で行った
連鎖で生物はつながっている。最後の被害者は赤
たんすい
「冬期湛水」や機械除草などの実証試験結果を報告。
ちゃんだ」と繰り返し話し、化学肥料を使わない
生育状況や収量、品質の違いのほか、成功ポイン
?
地域主導・地域貢献型の
再生可能エネルギー事業って
地域内に事業が所有されている事業
地域の組織よって意思決定される事業
事業収益の過半は地域社会に還元される事業
「再生可能エネルギー発電事業を通じた地域活性化モデル調査事業」の採択
丹後織物工業組合では、資源エネルギー庁と総
事業の継続的展開と産地の持続可能性を重ね合
案し、
《
「再生可能エネルギーによる日本の伝統的
根ざした産業(丹後の織物産業の振興)へ還元す
務省が共同で実施する調査委託事業に市と共同提
わせ、未利用空間を活用した事業収益を、地域に
地場産業再生モデル開発」太陽の羽衣~丹後ちり
る自立・成長できるモデル例の構築を目指して、
めん~事業化調査(遊休地での太陽光発電事業を
現在、可能性調査を実施しています。
想定)
》の採択を受けました。
トや課題などを説明しました。
引き続き、兵庫農漁村社会研究所代表で神戸大
築こう」と参加者に呼び掛けました。て姿の映像
業のすすめ」と題して基調講演。昨年久美浜町で
を交えて紹介。「この取り組みをよりいっそう進め
巣立った3羽のコウノトリを例に挙げ、「コウノト
ていきたい」と話しました。
リがすめる環境を取り戻せば人間も元気に暮らせ
◆丹後産コシヒカリ2年連続「特A」
平成 24年産米食味ランキング
定協会の食味ランキングで、最高評価の「特A」
り発生する木材の燃料利用を図ることで、エネル
を獲得しました。2年連続、直近6年間では5回
能を有しています。
対策につなげることを検討しています。
く特A評価を獲得しています。
森 林 整 備( 木 の 資 源 化 )
で良質の食べ物を作り、美しい農村環境を一緒に
やす だ
学名誉教授の保田茂さんが、「生物多様性を育む農
京丹後市面積の 74㌫を森林が占めています。森
ギーの地産地消と森林整備、環境保全、雇用促進
市では、森林整備を進めるとともに、整備によ
最後に「生物多様性を育む農業の実践で、安全
平成 24 年産の丹後産コシヒカリが、日本穀物検
森 林 整 備 促 進・ 木 質 バ イ オ マ ス 利 用 促 進 事 業 の 検 討
林は、土砂流出防止、水源かん養などの公益的機
農業の必要性を強く説きました。
目の獲得。通算 10 回となり、西日本では、最も多
米の食味ランキングは、炊飯した白飯を試食し
て味や香り、粘りなどを評価する食味官能試験。
チップなど製造(資源加工)
燃料利用(流通・消費)
【検討】
●森林整備促進
●林地残材の有効利用
【検討】
●資源の製品化
●加工施設の整備
【検討】
●温泉木質ボイラの導入
●家庭用薪ストーブの普及
【効果】
● 森 林 機 能 の 再 生・ 保 全
●雇用拡大
【効果】
●森林整備への動機
●木材の有効利用
【効果】
●エネルギーの地産地消
●地球温暖化対策
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複数産地のコシヒカリのブレンド米と比較して、
特に良好なものを「特A」・良好なものを「A」な
どと5段階で評価するものです。
平成 24 年度の特Aは、全国128産地銘柄の中
から 29 銘柄が選ばれています。
特A評価を受けた丹後産コシヒカリ
(写真はイメージ)
21
TOPICS
トピックス
◆若者の発想で未来を切り開け
◆地域資源活用
アイデアを事業化へ
京丹後まちづくり青年塾スタート
学 生 ら が 新 商 品・
起業アイデア競う
市若者たちが京丹後市の将来のビジョンを語り
合い、斬新な発想や考え方により施策を検討する
ことを目的とした「第1回京丹後まちづくり青年
塾」が平成 24 年 10 月 22 日、峰山町の総合福祉
学生が地域資源を活用した新たな商品や起業アイ
センターで開講されました。
デアを競う「起業アイデアコンペティション」の最終
まちづくり青年塾は、市内の 20 代~ 30 代の若
審査選考会が平成 25 年1月 26 日、網野町の京都
者が集い、京丹後のビジョンについて語り合う場。
工芸繊維大学京丹後キャンパスで開かれました。審
㈳京丹後青年会議所、市商工会青年部、市職員、
査では、イノシシ・鹿肉の発酵食品が最優秀賞(錦
一般公募から募った 75 人で構成されています。
織賞)に選ばれたほか、7件が入賞しました。
最優秀賞(錦織賞)に選ばれた京都工芸繊維大学の中村豊
一さんたちのプレゼンテーション(京都工芸繊維大学京丹
後キャンパスで)
市と国立大学法人京都工芸繊維大学との「連携・
協力に関する包括協定」に基づいた事業で、若者の
斬新な発想を地域振興に生かそうと市が平成 19 年
け食品」を提案し、獣害対策を兼ねた地場産業の振
ら 34 件の応募があり、この日、1次審査を通過した
ルしました。
度から開催。6回目の今年度は、府内の大学4校か
興と健康食で
〝健康長寿〟にも効果があることをアピー
同大学と京都ノートルダム女子大、京都産業大のグ
これまでに入賞した 36 件のうち、ご当地バーガー
ループ計8組がプレゼン形式でアイデアを提案しまし
「黒丹バーガー」やちりめん製エコバッグ「Crepe
最優秀賞に選ばれた京都工芸繊維大の中村豊一さ
市内事業者により商品化。市は今後、過去のコンペ
発酵技術に着目。イノシシや鹿の肉を使った「ぬか漬
し、事業化を図ることとしています。
た。
co」
(クレペコ)
「ちりめん折りたたみ傘」の3件が、
んたちのグループは、ヘシコ作りに見る京丹後の伝統
の対象となったアイデアを含めて、利用事業者を募集
◆丹後小町踊り子隊が始動 練習に汗
若さ溢れるパフォーマンスで丹後ちりめんをP
Rする「丹後小町踊り子隊」が平成 24 年 11 月に
結成され、隊員たちが平成 25 年4月のデビューに
向けて練習に汗を流しました。
メンバーは、市商工会(沖田康彦会長)の呼び
掛けで集まった京丹後市と与謝野町在住の 20 代の
女性 15 人。指導は、平成 23 年の第 26 回国民文化祭・
京都 2011 のオープニングパレードで、振袖姿で
みやこ
演舞を披露した「京 踊り子隊」にも関わったNP
O法人「京小町踊り子隊」が担当しています。
隊員たちは、イベントなどで丹後ちりめんの着
物をまとって演舞を披露するほか、平成 25 年の「丹
後建国 1300 年」事業のPR隊として活動。「着物
京小町踊り子隊のメンバー(手前)から演舞の指導を受ける「丹
後小町踊り子隊」
(平成 24 年 12 月 15 日)
振興と地域の活性化につなげたい」と意気込んで
いました。
22
平成 24 年 10 月 22 日の青年塾では、若者たち
がグループに分かれて話し合いを進めてきた「K
TRの活性化」「婚活・移住(定住対策)」「森本I
KTRの活性化について発表する若者たち
C完成に伴う活性化策」の3つのテーマについて
愛を育む教育の推進や京丹後を離れて暮らす人に
「KTRの活性化」では、中高年をターゲットに
発信することなどが提案されました。
安心して帰郷してもらえるよう、効果的に情報を
発表が行われました。
「森本IC完成に伴う活性化策」では、森本工業
魅力的な車両を取り入れることや、KTRを売り
団地に京丹後市ならではの起業家を誘致する支援
出すための広報に力を入れることなどが提案され
制度を創出することや、高速ネットワークの完成
ました。
に伴う観光客誘致によって外貨を獲得することな
「婚活・移住(定住対策)」では、京丹後市への
どが提案されました。
Uターンを促進するために、子どもに対する郷土
若者が中山市長に政策提案
市内の若者が集い、京丹後のビジョンを語る「京
丹後まちづくり青年塾」のメンバーが平成 24 年 12
月 19 日、中山市長に政策提案を行いました。
「KTR」
「婚活・移住」
「高速ネットワーク」の3テー
マについて、各グループ代表が発表。
KTRの活性化策として、車内でお酒が楽しめる居
酒屋列車や旅館気分を味わえる内装を▽婚活・移住
(定
住促進)について、インターネットで「人と人」
「人と夢」
をつなぎ資金や協力を得て、魅力的な事業を行う仕組
みを▽高速ネットワーク完成に伴う戦略的活性化策に
ついて、
市の豊かな資源を活用できる
「企業」や
「起業家」 政策提案を行う青年塾のメンバー
をターゲットとし、その誘致策などをそれぞれ力説しま
した。
精査し、市の未来を切り拓くためにも、実現を目指し
提案を受けた中山市長は、
「提案いただいた内容を
たい」と述べました。
23
TOPICS
トピックス
市長エッセイ
◆歴史を振り返りまちづくりに生かす
丹後建国 1300年記念シンポ開催
和気 泰 来
た
わき
い らい
お盆に思う ー 京丹後は「日本のふるさと」ー
「丹後建国 1300 年記念プレ事業 記念シンポジウ
ム」が平成 24 年 11 月 3 日、丹後文化会館ホール
(峰山町)で開かれ、漫才師の宮川大助さんの基調
会談やパネルディスカッションが行われました。
基調会談では、宮川さんが笑いを交えてトーク。
「丹後が大好き。美しい自然や古い歴史など、魅力
が多い宝の山だ」などと丹後の魅力を語りました。
また、パネルディスカッションでは「丹後建国
1300 年を振り返りまちづくりにつなげる」をテー
マに㈱観光販売システムズ取締役部長の西野彰二
さんや㈱よしもとクリエイティブ・エージェンシー
専務取締役の竹中功さんなど6人のパネリストを
迎えて意見交換。「地域の人が観光客を笑顔でもて
なすことが重要」
「建国 1300 年を住民が主体となっ
てオンリーワンの丹後の魅力を見つける機会にす
るべき」などの提案がなされました。
司会の宮川優さんから質問を受け、丹後の魅力を話す宮川大助
さん(右)
◆日本のふるさと「丹後」を発信
「丹後建国 1300年記念事業実行委員会」発足
平成 25 年、丹後建国 1300 年の節目を迎えるに
当たり、その記念事業を実施する「丹後建国 1300
年記念事業実行委員会」設立総会が平成 24 年 11
月 27 日、文珠荘(宮津市)で開かれました。
総会には、本市のほか京都府や北部2市2町の
自治体、商工観光団体などが出席しました。会議
では、京丹後市にゆかりがあり、元日本新聞協会
会長の中江利忠さんを会長に選任。「丹後は日本の
ふるさと」をコンセプトに据え、基本計画や予算
を承認しました。
設立総会の様子(文珠荘)
中江会長は「丹後のメリットを生かし、100 年
後の丹後を見据え、新たな丹後王国づくりを進め
る気概で進めたい」と抱負を語りました。
24
豊受大神が初めて稲作を始めたといわれる伝説の場所「月の輪田」に立つ石碑 (峰山町二箇)
夏の暑さがまだまだ続く中ですが、8月にはお
ふるさとを想い、先人に感謝します。何かを期
の帰省、ご先祖様へのご供養と感謝が捧げられま
が、だけど敢えて言いますが、今日の諸般の豊か
ふるさとについて思うのは、京丹後は、市民、
を重ね、温める中で初めて、今に生きる我々後輩
のふるさと」でもある、ということです。一、二
います。
盆の時節をお迎えし、広く社会の中でふるさとへ
待するような感謝は本来、感謝ではありえません
した。
さを築いていただいた幾多の先人の方々への感謝
出身者のふるさとであるとともに、いわば「日本
の将来の弥 栄 への導きの絆も見えてくるのだと思
例を挙げるだけでも、本市には日本のくにづくり
京丹後の末永い繁栄を展望するまえに、何より
いや さか
と よ うけの お お か み
まず、時に当たり前のように受け止めがちな毎日
神話に登場される豊 受 大神が初めて稲作を始めら
わ でん
あま た
せいすい ど
れた場所としての“月の輪田”と“清水戸”(峰山
の生活の中に数 多 の先人の皆さんの当たり前でな
ふるさと〉伝説が伝わる尊い土地です。
させていただくこと、私たちのふるさと・京丹後、
国の歴史とともに、日本最古級の製鉄プラントと
見過ごしがちな、環境、健康、伝統など新時代の
上された絹織物・あしぎぬが今も奈良・正倉院に
と再認識を大切に、誠心誠意、努力の日々を皆で
に
か
町二 箇 )が伝承され、いわば〈日本の稲作発祥の
い尽きせぬご恩を感じとり、日頃から感謝を寄せ
また、日本のくにづくりにつながる古代丹後王
日本のふるさと・京丹後の真の豊かさ、素晴らしさ、
えん じょ
される遠 所 遺跡(弥栄町鳥取)があり、更に、献
繁栄につながる魅力、幸福のタネ、宝への気づき
保管されているほど当時として最先進の織物が栄
重ねたいと思います。
え、いわば〈日本のものづくりのふるさと〉でも
平成 24 年 8 月 京丹後市長 中山 泰
あります。
25
TOPICS
トピックス
◆産業・観光を共同で推進
ジオトレッキングで
自然を満喫
若 狭・ 丹 後・ 但 馬 中 日 本 海 交 流 会 議 開 催
お ばま
小 浜 市役所 ( 福井県)で平成 24 年 11 月5日、
「第6回若狭・丹後・但馬 中日本海交流会議」が開
市内には、数多くのジオサイト(ジオパーク内で、
催され、本市の中山市長のほか、小浜市、舞鶴市、
特徴的な見どころ)があります。これらのジオサ
宮津市、豊岡市(兵庫県)の各市長らが出席。地
イト周辺を巡り、山陰海岸ジオパークについて学
域産業や観光振興をテーマに意見を交わしました。
びながら歩く「ジオトレッキング」を、平成 24 年
会議では、舞鶴若狭自動車道や京都縦貫自動車
春に開催しました。
道の全線開通(平成 26 年度予定)を絶好の機会と
5月 20 日、経ヶ岬駐車場を出発し、経ヶ岬灯台・
して、地域の特色ある資源を広く発信していくこ
袖志の棚田などのジオサイトを、地元ガイドによ
とや、国の日本海側拠点港に選定された舞鶴港を
る案内で散策しました。
利用した新たなビジネスチャンスの創出に努める
北近畿で日本海に面する自治体の長が集まり、産業や観光
の振興について意見を交わした
ことなどを確認。併せて、若狭ルートでの北陸新
幹線の誘致や、コウノトリ但馬空港の基盤整備を
国や府などの関係機関に強く求めることなども合
首長が府県の枠を超えて地域の情報交換を行った
した。
域の振興を図ることが目的。平成 19 年 11 月に発
意し、これらを「共同アピール」として採択しま
り、共通の課題を話し合ったりすることで、各地
この会議は、北近畿の日本海に面する自治体の
足して以来、毎年開かれているものです。
また、5月 27 日のジオトレッキングでは、立岩
や大成古墳、屏風岩などのジオサイトを巡りまし
大成古墳遊歩道から立岩の景観を眺める参加者たち
た。両日、好天に恵まれ、参加者は自然を満喫し、
爽やかな汗を流しました。
ジオの恵みと魅力を料理でPR
「おかみさんの会」が共通の宿泊プラン
◆ 60 代の消費者ターゲットに商品開発
市内の旅館や民宿などのおかみたちでつくる「京
丹後 おかみさんの会」
(和田直子座長、26 人)が、
冬期の共通宿泊プラン「おかみさんの会☆丹後建
天然素材の研究会開催
国 1300 年! ジオパーク食材」を企画し、平成
60 代の消費者をターゲットとして、新たな商品
24 年 11 月から取り組みを始めました。会員の宿
やサービスの開発を研究しているGS世代研究会
(※)の分科会、「天然素材分科会」が平成 24 年
14 軒がカニやカキ、ブリなどの食材を使った料理
を提供し、ジオパークの恵みと魅力を宿泊客にア
10 月 26、27 の両日、本市で開かれました。同分
科会を構成している全国の大手企業や自治体など
8団体の代表者が、絹(シルク)などの天然素材
を使った新商品開発の検討や市内の織物関係施設
ピールしています。
同会では、京丹後の魅力発信の活動の一つとし
て、これまでから地元産の食材を使った共通宿泊
の見学などを行いました。
分科会メンバーは 26 日、丹後織物工業組合(大
プランを企画。今回、
「地域の活性化に一役買おう」
宮町)
、京たんご「ぼたん・もみじ比治の里」(久
美浜町)
、京丹後ふるさと農園(網野町)など自
然素材を扱う施設などを訪問。丹後織物工業組合
では、組合職員の案内で、加工場に持ち込まれた
き ば た
生 機からタンパク質成分のセリシンを取り除き、
プレゼンテーションや意見交換が行われた分科会
ふじ ふ
ゆう し しゃ
を説明。また、藤布などを作製している遊絲舎(網
野町)が、藤から藤布をつくるまでの過程を説明し、
新たな商品開発に向けた意見交換を行いました。
出荷するまでの精練工程を見学しました。
27 日の分科会では、市役所会議室で市内の繊維
事業者によるプレゼンテーションが行われ、丹後
※GSとは、ゴールデンシクスティーズ(=黄金の 60 代)のこと。
同研究会は現在、全国の大手企業や自治体合わせて 65 の幹事
団体と約 200 の一般会員企業で構成されており、経済評論家の
西村晃(あきら)さんが座長を務める。本市は、幹事団体として
参画している。
織物工業組合がセリシンを使ったスキンケアなど
26
と山陰海岸ジオパークと食材を結び付け、新たな
ジオパークの恵みを生かした料理を披露するおかみさんの会のメ
ンバーたち
地ガニと久美浜産カキ、またはブリを使った二
料理の説明だけではなく、ジオパークの見どこ
水揚げされたカニを使う▽地魚の刺し身▽米は丹
年の「丹後建国 1300 年」のPRにも取り組むこ
を使った料理を提供―という共通ルール「ジオ五
産物の特典も用意しました。
した料理を提供しました。
と話していました。
プランとして考案したものです。
色鍋をメインに、山陰海岸ジオパークエリア内で
ろをおかみが宿泊客に紹介するサービスや平成 24
後産コシヒカリ▽朝食にコッペ(松葉ガニの雌)
ととし、北近畿タンゴ鉄道の利用客には地酒や海
箇条」を設定。これらを基本に各宿が工夫を凝ら
会員たちは「地域を盛り上げ、集客につなげたい」
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TOPICS
トピックス
◆「水と緑の里・コミュニティビジネス支援条例検討会」発足
支援策検討に向けアンケート実施へ
◆花いっぱいで観光振興・地域活性化を目指して
「京丹後花いっぱい運動推進検討会」発足
市では、過疎・高齢化などによる地域課題の解決
京丹後の自然環境を活用した観光振興と、花の魅
手法を活用して総合的に支援することを目指して
い運動推進検討会」の設立会議が平成 24 年 11 月
に向け、関係機関などと連携しながら、ビジネス
力を生かしたまちづくりを目指す、
「京丹後花いっぱ
います。その支援策などの内容を検討し、条例化
29 日、京丹後市役所で開かれました。
するため「水と緑の里・コミュニティビジネス支
検討会設立に向け、市内の観光・自治区などの関
援条例検討会」
の設立会議が平成 24 年 12 月 10 日、
係団体や行政機関など9団体 12 人が参加。同会開
検討会設立に向け、市内の商工・福祉・金融機
力の象徴。いろんな種類の花でいっぱいにして、四
京丹後市役所で開かれました。
会に当たり、中山市長が「花は、自然界の希望や活
関などの関係団体や行政機関、学識経験者など 17
季を通じて楽しんでいただけるようなまちづくりに積
人が参加。同会開会にあたり、中山市長が「高齢
極的に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
化や人口減少に伴う、さまざまな地域の課題をコ
検討会でさまざまな地域課題を共有するメンバー
ミュニティビジネス※という手法で解決できない
かと考えている。条例制定に向け、諸課題とあわ
事例、特にIターン、Jターンの活用方策の検討」
せて検討をお願いしたい」とあいさつしました。
「行政と市民が一緒になって取り組んでいきたい」
会議では、京都産業大学の大西辰彦学長特命補
などの意見が出されました。
佐兼教授が座長、龍谷大学の中森孝文教授が副座
今後同会では、関係機関の支援制度の情報共有
長に選ばれました。今後のスケジュールや条例制
や地域や団体を対象としたアンケート調査を実施
定に向け、各団体の責務や支援内容など検討事項
することとしています。
が確認されました。
※地域が抱える課題を地域資源(人材、ノウハウ、施設など)
を生かしながらビジネス的な手法によって解決しようとする
事業
意見交換では、「少子高齢化の影響で地域の行事
を続けることが難しくなっている」「市内外の活動
◆間伐材を地域通貨で購入 木の駅プロジェクト始まる
会議では、規約(案)の承認のあと、市商工会女
意見が飛び交う検討会議の様子
長の草本修明さんが副会長に選ばれました。今後の
し方、事業に取り組む上での心構え、期待できる事
していくことなどが確認されました。
意見交換では、同会議のメンバーから、
「小規模で
性部長の藤井美枝子さんが会長、市区長連絡協議会
スケジュールや事業を推進する上での具体策を検討
業効果などについてアドバイスを受けました。
また、同会のスタートに当たり、公益財団法人日
もまず取り組むべき」
「地域住民が一緒に取り組める
本花の会「花と緑の研究所」から和田博幸主任研究
体制や機運づくりを」
「公の土地に花や木を植える場
ながった国内外の先進事例の紹介や花の特徴の生か
した。
合、利用許可条件の緩和を」などの意見が出されま
員を迎え、花のまちづくりを推進し、観光振興につ
◆網野高生 全国商業研究大会に出場
日帰り旅行ツアーをプレゼン
全国の商業系の高校が調査研究を発表する「全
山に放置されている間伐材を山林の所有者から買
い取り、山林の整備を支援する実証実験「木の駅プ
ロジェクト」
(同プロジェクト実行委員会)が平成
24 年 11 月 1 日、府内で初めてスタートしました。
国高校生徒商業研究発表大会」に出場する網野高
校企画経営科の 7 人が、平成 24 年 10 月 24 日、
市役所を表敬訪問しました。
同大会では、生徒たちが企画した「日帰り丹後
この日市内で 3 カ所の「木の駅」(木材集積場)
が開設され、事前に出荷者として登録を済ませた
ツアー」を発表する。丹後の豊かな自然と郷土料理、
北近畿タンゴ鉄道(KTR)など地域の特色を盛
林業や環境保全に関わる市民らが、直径 20㌢長さ
2㍍の丸太を運び込みました。出荷者のひとり小西
まさよし
正誼さん(大宮町)は、「これにより山から雑木な
どが排出され、山林保全のきっかけになれば」と
話していました。持ち込まれた木材は、同プロジェ
クト実行委員会が 1㌧当たり 6,000 円で買い取り、
出荷者に金額相当分の地域通貨「モリ券」
(市内
スギやヒノキの間伐材を出荷する様子(大宮町河辺の集積場)
り込んだ。
この日中山市長に出場を報告した後、市職員ら
を前に本番さながらのプレゼンテーションを行い
ました。
全国大会出場を決めた網野高校生徒の皆さん(後列両端は同
校教諭)
リーダーの奥田康平君(18)は「府・近畿大会
よりレベルを上げ、チームワークを生かして、丹
後の魅力を思いっきり伝えたい」と抱負を話して
58 店で使用可能)を支払う仕組み。木の駅は、平
成 24 年 12 月 2 日まで開設しました。
28
いました。
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TOPICS
トピックス
◆ 167 人を伴走支援、52 人の問題を解決
『 く ら し 』 と『 し ご と 』 の 寄 り 添 い 支 援 セ ン タ ー 開 設 1 年
生活や就労、介護など、さまざまな困難を抱えた人に寄り添い、継続的に支援する「パーソナル・サポー
ト・サービス」
。本市の「
『くらし』と『しごと』の寄り添い支援センター」では、平成 23 年4月の開設以
来、
専門スタッフが支援対象者の問題解決に向けた活動を行ってきました。同センターの開設から1年が経ち、
この間、52 人の問題を解決(支援を終了)して生活の安定に結びつけることができました。また、58 人が仕
事(正規、パートなど含む)に就くことができました。
▲
京丹後市『くらし』と『しごと』の寄り添い支援セ
ンターは、国のモデル事業の採択を受け、平成 23 年
4月 20 日に市社会福祉協議会峰山支所内に開設。
スタッフは、パーソナル・サポーターと呼ばれる支
援員(ケースワーカーや就労支援員など経験者)7人。
ハローワークや社会福祉協議会、民生委員、若者サ
ポートステーション、行政機関などと連携して、支援
対象者の問題解決を目指して活動を行っています。
利用者の声
●(施設)入所後の対応が足りないと思います。
その後の様子や「不安はないか」など聞いてく
ださると安心できると思います。「入所したらそ
●細かいところまで協力してもらいとても助か
りました。仕事も思ったより早く見つかりまし
た。【40 代・女性】
れで責任を果たした」では納得できません。
【70 代・女性】
●結局は、本人次第という現実です。迷ってい
る人の行先を見つけられるようサポートしてあ
げてください。【40 代・男性】
●問題もなくなりホッとしている毎日です。
【50 代・女性】
●アルバイトでもパートでもいいから「働いて
みよう」と意欲が沸きました。仕事も見つかり
良かったです。今は仕事にも慣れ、頑張って働
いています。【30 代・男性】
●近所の人から「行政に相談したら」と言われ、
お世話になりました。私一人のために職員の方
が3人くらいも関わってくださりありがとうご
ざいます。【50 代・女性】
●頑張って今の仕事を続けていきたいです。
【10 代・男性】
207 人から相談、167 人を継続支援
相談内容は、仕事(求職)と生活(衣食住)に
関するものが半数を占め、特に「生活が苦しい」
「仕
事が見つからない」といった就労に関する相談が
この1年間に相談を受けたのは 207 人で、その
うちパーソナル・サポート・サービス(※)が必
要と判断された支援対象者は 167 人。パーソナル・
50 代後半から多く寄せられました。そのほか、健
康や家族関係など多岐にわたり、複数の問題を抱
えているケースが8割以上ありました。
問題を解決するため同センターでは、 「しごと」
サポーター(支援員)が、ハローワークや福祉関
係機関などと連携しながら、就労や労働・社会福
祉制度の活用につなげるなど、相談内容に応じた
伴走支援を行いました。
に関する相談に対しては、求人情報の提供や履歴
書の作成指導、模擬面接の実施など就労に結びつ
昨年度の支援員の活動件数は延べ 3,279 件で、
その活動形態は支援対象者の来所や電話によるも
の、支援員の訪問によるものなどさまざま。活動
けるための支援を展開。心理的な相談が必要な場
合は、専門家による月1回の就労カウンセリング
を実施しました。
また、障害があり仕事に結びつかない人につい
件数は月を重ねるごとに増加し、この3月だけで
も 395 件となりました。
ては、障害者就業・生活支援センター「こまち」
と連携して「仕事力アップ講座」を開催したり、
支援対象者のほぼ半数が 40 代と 50 代
職場見学、履歴書の作成指導などを行ったりしま
した。
「くらし」に関する相談に対しては、各分野の労
働・社会福祉に関する制度などが利用できるよう
支援対象者の約6割が男性。また、年齢別では
40 代と 50 代がほぼ半数の 88 人で、以下 30 代(16・
8㌫)
、20 代(12・6㌫)の順となっています。
支援。延べ 135 人が各種の資金や制度を利用する
ことができ、生活の安定につなげることができま
(※)パーソナル・サポート・サービスとは、失業や生活苦
などさまざまな困難を抱えている人に対し、個別的、包括的、
継続的に支援するもの
した。
30
●今でも個人妨害を受け、深い傷を負い挫折中
です。仕事も再開できていませんが、 職員の方
の真心を感じて「立ち直ろう」と努力中です。
【60 代・女性】
●この不況時、お金の悩みはなかなか難しいこ
とだと思うが、話を聞いてもらうだけでも気が
軽くなりホッとした気分で帰ってきた。一人で
悩まず門を開くことも大切だと思う。
【50 代・女性】
●私は支援センターを訪ねていなければ、なか
なか就職できなかったと思います。子どもがま
だ小さいので、前向きに考えることができず悩
んでいました。この心配を取り除いてもらえ、
●経験豊かな人、仕事をしたい人がたくさんい
訪ねたその日にあっという間に面接先まで決ま
ます。一人でも多くの人のお世話をしてくださ
い。【50 代・男性】
りました。【30 代・女性】
●家庭がとても明るくなり、まずまずかなと思っ
ています。【50 代・女性】
「利用者満足度アンケート調査」
(平成 23 年 12 月実施)から
セーフティネットの仕組みづくりを目指して
りなどの新たな支援を展開すること。再度、問題
支援対象者のうち 52 人については、問題が解決
を抱えないように予防的な支援を行うことや、地
域全体で支援対象者を見守り支える支援ネット
したとの判断によって、「支援終了」となりました
ワークの仕組みづくりも必要となっています。
が、新たな問題が出てきたときは支援を再開する
市では、同センターを通じて引き続き寄り添い
こととしています。
支援活動を進め、地方における持続的なセーフティ
今後の課題は、就労困難者に対する就業体験の
ネットの仕組みづくりを目指していきます。
場づくりや、引きこもりの人に対する居場所づく
31
TOPICS
トピックス
◆「立場を超えた協力で自殺対策」決意文採択
全 国 5 会 場 結 び「 自 殺 総 合 対 策 全 国 フ ォ ー ラ ム 」
◆身体障害者、知的障害者が抱える悩みの相談窓口
身 体・ 知 的 障 害 者 相 談 員 に 2 2 人 を 委 嘱
WHO(世界保健機関)の「世界自殺予防デー」
市は平成 24 年7月 12 日、身体障害者相談員 16
定した新たな「自殺総合対策大綱」の理念を共有し、
は、平成 26 年3月 31 日までの2年間です。
の平成 24 年9月 10 日、政府が同年8月に閣議決
人と知的障害者相談員6人を委嘱しました。任期
今後取り組むべき対策を議論する「自殺総合対策
身体・知的障害者相談員は、市の委託を受け、
全国フォーラム 2012」が、全国5会場で開催され
身体障害や知的障害のある人とその家族が抱える
ました。
不安、悩みなどさまざまな相談に応じ、制度利用
フォーラムは、「自殺のない社会づくり市区町村
の助言などを行います。
会」
(事務局・京丹後市)と「自殺対策全国民間ネッ
トワーク」
(同・東京都)が主催。自殺対策に取り
組む約 150 の自治体や関係機関の担当者が参加し、
京都と東京や札幌など全国5会場をネット中継で
全国5会場をネット中継で結んで行われたフォーラム。写真は
中山市長が出席した近畿会場(京都市)
同市区町村会世話役(幹事)の中山市長はあい
人ひとりのいのちが、かけがえのない存在として
ずる以前の問題として、社会の底に大きな穴が破
社会』を実現するため、立場を超えて協力し、自
結んで進められました。
委嘱式後の説明会の様子(市役所峰山庁舎)
◆障害者の就労を支援
さつで、自殺問題について「社会保障や福祉を論
尊重される『誰も自殺に追い込まれることのない
れている状況であると感じている。最重要課題と
殺対策の新時代を切り開く」とする決意文を採択
3人が市役所で職場実習
(自殺対策を推進する議員有志の会会長)に中山市
市は、障害者の就労能力の向上と社会参加の
この後、地域の課題や取り組みの紹介、意見交
害者短期職場実習事業」を平成 24 年 12 月から
し、近畿会場に出席した柳澤光美経済産業副大臣
して取り組んでいくことが大切」と、近畿会場(京
都市)から全国に呼び掛けました。
この後、NPO法人「自殺対策支援センターラ
長が手渡しました。
促進を図るため、市役所の実務を体験する「障
策大綱のポイントを解説。最後に参加者らが「一
換などが各会場で行われました。
今年1月にかけて実施しました。
イフリンク」の清水康之代表が、新・自殺総合対
◆「笑顔と笑い」で自殺予防
こころの健康づくり講演会開催
市が平成 19 年度から取り組んでいる事業で、
今年度は3人が実習。配属先の健康推進課、障
害者福祉課、峰山図書館で、障害者就業・生活
支援センター「こまち」(大宮町)の就業支援
相談員のサポートを受けながら、街頭啓発グッ
ズの作成や郵便物の封入作業、パソコンの入力
市は平成 24 年 10 月 25 日、峰山総合福祉センター
作業のほか、図書館の本の整理をするなど、10
で「笑顔と笑い」をテーマとした「自殺予防・こころの健
日間の実務を体験しました。
み むら た
康づくり講演会&相談会」を開催しました。目的は、
「こ
か ひろ
三 村 太 賀 広 さん(久美浜町安養寺)は、「最
ころの元気な人」を増やし、うつ病や自殺を予防するこ
初は緊張しましたが、あいさつも以前より積極
と。産婦人科医師で日本笑い学会副会長
(
「笑いと健康」
健康推進課で街頭啓発グッズを作成する三村太賀広さん
的にできるようになりました。パソコン操作な
の部門を担当)の昇幹夫先生の講演や、唾液でストレ
ど新しいことへも挑戦できました。今回学んだ
スをチェックする体験コーナー、うつ予防の紙芝居など
率よく丁寧な作業を心掛けたいです」と話してい
ことを生かして、事業所ではこれまで以上に効
が行われ、約 180 人が参加しました。
「笑いは心と脳の処方せん」と題した講演では、昇
ました。
病気と笑いの関係について話す昇先生(右)
先生が、赤ちゃんの胎内記憶と親子の絆、死ぬとき
どと話しました。
に後悔しないような生き方、笑いと免疫力の関係な
参加者らは、
「命の大切を改めて考えさせられた」
どを分かりやすく説明。
「やりたいことは元気なうち
「笑いが命を助けることを知った」などと話していま
にしかできない。今を大切に心豊かに生きよう」な
した。
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33
TOPICS
トピックス
◆犯罪被害者等支援条例施行 住居の提供、見舞金の支給など制度化
市や市民などの責務、市が講ずべき施策などを規定
市は、犯罪被害者やその家族などを支援するため
◆犯罪被害者の支援へ 連携を強化
「犯罪被害者等支援条例」受け、市と京丹後警察署が協定
京丹後市犯罪被害者等支援条例
の「京丹後市犯罪被害者等支援条例」を制定し、平
成 24 年4月1日から施行しました。
基本理念
●犯罪被害者等への支援は、犯罪被害者等が被
害を受けたときから再び平穏な生活を営むこと
ができるようになるまでの間、犯罪被害者等が
受けた被害の状況、生活への影響その他の事情
に応じ、必要な支援が途切れることなく行われる
ものとする。
さまざまな問題に苦しむ犯罪被害者
安全で安心して暮らせる社会の実現は、市民全
ての願いです。しかし、さまざまな犯罪は後を絶
たず、誰もが突然犯罪などに巻き込まれて被害者
になってしまうことがあります。
犯罪被害に遭った人やその家族、遺族は、犯罪
●犯罪被害者等への支援は、犯罪被害者等の名
誉または生活の平穏を害することのないよう行わ
れるとともに、犯罪被害者等への支援に関する
個人情報の適正な取り扱いの確保に最大限配慮
して行わなければならない。
による生命、身体、財産上の直接的な被害だけで
なく、精神的ショックによる身体の不調や医療費
の負担、失職や転職などによる経済的困窮などさ
まざまな問題に苦しめられています。
取り組む施策(概要)
被害の回復と軽減をみんなで支援
◤庁内連絡会議の設置
市役所内に「支援連絡会議」を設置し、関係
部署が連携して総合的な支援策を検討します。ま
た、国や府、警察、民間団体などの支援制度を活
用できるように、個々のケースに応じて的確な情報
提供や助言を行います。
市では、このような犯罪被害者等(※)が抱え
るさまざまな問題や負担を軽減し、犯罪被害に遭
う以前の平穏な生活を少しでも早く取り戻しても
らえることを望んでいます。このため、条例を定め、
市全体で犯罪被害者等支援に取り組むこととしま
した。 条例では、犯罪被害者等の支援に関する
◤見舞金の支給
犯罪被害者等に対し、遺族見舞金(30 万円)
、
傷害見舞金(10 万円)を支給します。
基本理念、市や市民などの責務、市が講ずべき施
策など、支援の基本となる事項を定めています。
※支給の基準など詳細は別に定めます。
万が一、市民が犯罪被害に遭ったとき、その支
援には市民の皆さんや事業者の理解と協力が欠か
◤市有の住居の一時的な提供
自宅が犯罪の現場になるなど、従前の住居に住
むことが困難になった場合に、市有の住居を一時
的に提供します。
せません。そこで条例では、市民や事業者の責務
として、▽犯罪被害者等の名誉または生活の平穏
を害することのないよう十分配慮すること▽市お
協定書に署名し、連携協力を誓って固い握手を交わす中山市長(右)と前田署長
市は平成 24 年6月 19 日、犯罪被害者やその家
定めています。
調印式は市役所峰山庁舎で行われ、中山泰市長と
族などが受けた被害の回復や軽減に向けた支援を円
滑に進めるため、京丹後警察署と「犯罪被害者等支
前田保則京丹後警察署長が協定書に署名しました。
協定書は、平成 24 年4月1日に施行した「京丹
取り戻せるように条例をしっかりと施行し、警察署
中山市長は「犯罪被害者の方の平穏を一日も早く
援の連携協力に関する協定書」を締結しました。
との連携協力により、犯罪被害者支援に全力を尽く
後市犯罪被害者等支援条例」に基づき、市と警察署
の協力内容などについて取り決めたもの。
したい」とあいさつ。前田署長は「市と警察が連携
と同署が連携して支援をする必要があると認められ
めることができる。この協定を生かして、犯罪被害
れが行う支援策について相互に協力することなどを
い」と述べました。
協力を一層強めることで、被害者支援策の効果を高
犯罪被害に遭った人などからの相談に対して、市
者の方の視点に立った対策をしっかりとしていきた
た場合は、協議しながら進めていくことや、それぞ
◤「市民相談室」の機能の充実
総合窓口として市が設置する
「市民相談室」
(大
宮庁舎内☎ 69-0217)の相談機能を充実します。
よび関係機関などが行う犯罪被害者等の支援に協
力するよう努めること―を求めています。
(※)
「犯罪被害者等」とは、犯罪で被害を受けた本人やその
家族、遺族のことを指します。
◤教育活動・啓発活動の実施
犯罪被害者等の置かれた状況について子ども
たちの理解を深めるため、学校における教育活動
を行います。また、条例の趣旨などの周知を図る
ため、広報啓発活動を実施します。
犯罪被害者等支援
シンボルマーク
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TOPICS
トピックス
◆京丹後市暴力団排除条例を制定 違反者には罰則
「暴力団排除条例」施行 市と京丹後警察署が協定
暴力団排除はみんなの手で!
暴力団は、市民生活や社会経済活動に深く介入し
自の規定を設けた条例を制定する動きが高まって
大きな脅威を与えています。そこで平成3年に「暴
きました。
が制定され、本格的な暴力団対策が始まりました。
市暴力団排除条例」を制定し、平成 25 年1月1日
進を図るため、事業者や国民などへの情報提供や
この条例は、「市民の安全・安心で平穏な生活の
自治体に義務付けられ、京都府をはじめ全ての都
な育成」を目的に、暴力団排除に関する基本理念、
しかし、京都府の条例は府下の自治体の事務事
社会全体で暴力団の排除を進めるものです。
本市でも、平成 24 年9月定例市議会で「京丹後
力団員による不当な行為の防止等に関する法律」
◆より安全な暮らしへ連携を強化
平成 20 年の法改正により、
「暴力排除活動の促
から施行することとなりました。
助言、指導など必要な措置を講ずること」が地方
確保」「事業活動の健全な発展」「青少年の健やか
道府県で暴力団排除条例が制定されました。
市や市民などの責務および市の施策などを定め、
業には適用されないことから、府内の市町村で独
平成 25 年 1 月からの暴力団排除条例施行に伴い、
平成 24 年 12 月 20 日、本市と京丹後署が連携協
定書を締結しました。
協定書には、市が事業を行う際に対象者が暴力
団関係者かどうか警察署に照会できることや、公
共工事の契約時に業者から提出される誓約書に虚
偽記載の可能性がある場合は、同署が調査できる
ことなどを定めています。
中山市長は、「市と京丹後警察署の連携協力をさ
らに強固なものとして、市民が安全で安心して生
活できるまちづくりを推進していきたい」とあい
基本理念 暴力団を
「恐れない」
「資金提供しない」
「利用しない」
さつ。
これらを基本として国、京都府、市、市民および事業者が相互に連携、協力し、
社会全体で推進されなければなりません。
で高まっている。暴力団の実態を把握しながら、
■市民などが取り組むこと
よる犯罪の被害を受けないための教育の推進に努める
《市民や事業者の責務》
前田署長は、「暴力団を排除する機運が社会全体
協定書に署名し、連携協力を誓い固い握手を交わす中山市長
(右)と前田署長
あらゆる法令を使って排除をしていきたい」と述
安全で安心して生活できるまちづくりを一層推進
べました。市では、本協定書締結により、市民が
していくこととしています。
ものとします。
《公共工事からの暴力団排除》
市民は、暴力団排除に自主的かつ相互に連携して取
り組むように、また事業者は、その行う事業に対し、
市は、暴力団員等(※)と請負契約をしないものとし
暴力団との一切の関係を遮断するように努めるものと
ます。また、市と請負契約した元請契約者(下請契約者
します。さらに、市が行う施策への協力や暴力団排除
を含む)なども暴力団員などと契約をしてはなりませ
の情報提供にも努めるものとします。
ん。
《威力利用行為、利益供与の禁止》
⇒ 市は、150万円以上の契約において、元請契約者などか
事業者は、暴力団の威力を利用したり、活動や運営
ら暴力団員ではないことなどの誓約書を徴し、元請契約者な
に協力する目的で利益供与を行ったりしてはなりませ
どは、誓約書を5年間保存しなければなりません。
《罰 則》
ん。
■市が取り組むこと
・誓約書の虚偽記載をした者
《市の責務》
1年以下の懲役または 50万円以下の罰金
・誓約書を徴しなかった者、5年間保存しなかった者
市は、国、京都府、市民団体および市民などと連携し、
5万円以下の過料
暴力団排除に関する施策を推進するものとします。
《暴力団排除のための施策》
⇒ 市は、必要な限度において元請契約者などに報告や資料
市は、公共工事や事務事業から暴力団を排除するも
の提出を求めることができます。
のとします。また、市民や事業者が暴力団排除に取り
・報告や資料の提出をしなかった者、虚偽の報告や資
組むことができるよう、情報提供などを行います。
料の提出をした者
《公の施設の利用制限、市財産の貸付などの禁止》
20万円以下の罰金
《両罰規定》
市は、暴力団の活動行事に対して、市が設置した公
の施設の使用を許可しないものとします。また、市の
法人(法人でない団体の代表者を含む)の代表者、従
財産の貸し付けなどをしないものとします。
業者などが業務に関して条例に定める違反行為をした
《青少年の健全な育成》
ときは、行為者を罰するほか、その法人または代表者
市は、中学生などが暴力団に加入せず、暴力団員に
◆発達障害児などへの支援内容・記録を1冊に
「にじいろノート」作成
市は、発達障害などがある子どもやその家族への
もできます。
ファイルは、支援を必要とする 18 歳以下の子ど
継続的な支援の一つとして、各支援機関と情報を共
有する「にじいろノート」を作成しました。このノー
もを持つ保護者に無償で配布。希望者には 1 各市民
ればならない」
「保健福祉関係者や先生が変わると、
局学校教育課で配布するほか療育機関、府立与謝の
トは、
「相談のたびに同じ話を繰り返し説明しなけ
局や障害者福祉課、健康推進課、市教育委員会事務
支援内容が変わってしまう」などといった家族の悩
海支援学校、市内小中学校でも配布しました。
みを少しでも解消できるように、一貫した支援を行
うことを目的に作りました。
A4判、綴じ込み形式。乳幼児期から成人期まで
を 28 段階に分け、プロフィールや成長過程、支援
内容、医療の記録などを保護者が記入。また、保育
所や幼稚園、学校、福祉サービス事業所などが記録
するページも設けています。配布された資料を貼り
付けたり、必要な書類などを綴じ込んだりすること
作成した「にじいろノート」
などに対しても、罰金刑が科されます。
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TOPICS
トピックス
◆市立2病院で未来の医師・看護師を育てる取り組み
児童など医療現場を体験、やりがい実感
◆地域ぐるみで安心確保
「下宇川ふるさとレスキュー」発足
弥栄・久美浜両市立病院は平成 24 年8月、子ど
地元の消防団員や消防団員OB、自主防災組織
ました。白衣姿の児童生徒が診療・看護体験や病
昨年平成 24 年 11 月 25 日、発足しました。地域
への理解と関心を深めました。
地域住民が協力し合い、傷病者に対してより速や
久美浜病院で小学生 15 人が医師、看護師
の仕事学ぶ
タートしました。
もたちに医療の現場を体験してもらう催しを開き
などで構成する「下宇川ふるさとレスキュー」が
院施設の見学などを通じて、医師、看護師の仕事
内の事故などの際、救急車が到着するまでの間、
かに対応する。府内で2番目、市内では初めてス
同日、山田京都府知事をはじめ多くの関係者が
参列し、下宇川ふるさとレスキュー(濱田栄一代
久美浜病院(赤木重典院長)は平成 24 年8月1
表)のスタート式が行われ、式典後、早速メンバー
日、
「キッズドクター、キッズナース」を開催。小
は日本赤十字社による救命処置の講習を受け、い
学生が模擬診療や院内見学などで命の大切さや医
ざというときに備えました。 現在、弥栄町の野
師、看護師の仕事を学びました。同病院が地域に
救命処置に関する講習会の様子(中浜区民会館)
間地区でも今年度中のスタートを目標に検討を進
根差した医療人材の育成を目指して昨年から実施
めています。
しているもので、今年は久美浜町内の小学5、6
年生 15 人が参加しました。
子どもたちは、体の仕組みをクイズ形式で学習
「野間ふるさとレスキュー」発足
した後、医師や看護師に教わりながら実際に聴診
器を使って自分自身の心臓音を聞いたり、医療機
器を操作して腹部超音波検査を体験したりしまし
た。
病院内を巡る病院体験では、薬局や内視鏡室、
消防団員を中心に地域住民が救助救護活動を担
う組織「野間ふるさとレスキュー」が平成 24 年2
聴診器を使って自分自身の心臓音を聴く体験で、生きているこ
とを実感する「キッズドクター、キッズナース」の参加児童た
ち
月1日、弥栄町野間地区で発足しました。
ふるさとレスキューは、消防署から遠隔地にあ
手術室を興味深く見学。模擬診療では、子どもた
る中山間地で、事故や病気、災害時などに地域ぐ
ちが医師や看護師になりきり、患者役の職員を相
手に問診や診察、血圧測定などに挑戦しました。
別所希咲さん(神野小6年)は、
「看護師には患
者さんの手当てだけでなく心のケアも行う重要な
役割があることが分かり、大変な仕事だと感じま
した。将来は、看護師になりたいと思います」と
話していました。
護や人の命についての理解と関心を高めようと、
るみで助け合うシステムで、同地区では、地元の
員会」が主催し、医療や看護分野への就職を目指
救急隊が到着するまでの応急手当てや救助活動を
生徒たちは、看護師のアドバイスを受けながら、
活用訓練の実施、安全マップの作成などを検討し
府看護協会などでつくる「『看護の日』事業実行委
消防団員や地区の協力メンバーが現場に駆け付け、
す丹後地域の高校生 24 人が参加しました。
行う体制を整備。今後、救急法講習や救助資機材
患者の移送や食事介助、赤ちゃんの沐浴体験など
ています。
医療の一端に触れました。
弥栄病院で高校生 24 人が看護の一端を体験
看護師志望の小北涼美さん(峰山高3年)は「看
弥栄病院(安原正博院長)は平成 24 年8月1日
同日、野間基幹集落センターでスタート式が行
関係者らが「野間ふるさとレスキュー」のスタートを祝って記
念撮影(野間基幹集落センターで)
われ、各区長や関係者などが出席。藤原利昭代表(野
間連合区長)は「区民の安心安全を確保する相互
護師はやりがいがある仕事だと感じました」と話
と8日、
「ふれあい看護体験」を実施しました。看
システムができた。老人世帯や独居世帯などが多
していました。
い中、日々不安の中で過ごしている人も多い。そ
の不安を住民相互の助け合いで解消していきたい」
とあいさつし、発足を祝いました。
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TOPICS
トピックス
◆木村次郎右衞門さん 115 歳に
長寿日本一、男性長寿世界一
89 人のメッセージを綴った寄せ書きを贈呈しまし
訪問には報道関係者も駈け付け、木村さんの姿
木村さんは両手を合わせ、「サンキューベリーマ
同居の家族によると、最近は食事の量がやや少
た。
「皆さんに愛され感無量でございます」
が全国に紹介されました。
ッチ。お陰さまで私も元気に生活を送っています。
国内最高齢者の木村次郎右衞門さんが平成 24 年
どうぞ今後ともよろしくお願いします」と、元気
迎えました。木村さんは「皆さんに愛されまして、
また、前林局長(山田府知事代理)からお祝い
4月 19 日、丹後町中野の自宅で 115 歳の誕生日を
な声で話しました。
口では言い表すことができないほど感無量でござ
の言葉ならびに清水焼の飾り皿が贈られました。
なくなるものの、食事やショートステイでの入浴
を楽しみに過ごされているとのことでした。
お
だ あゆ み
翌日、福岡市に住むひ孫の小 田 鮎 美 さん(34)
あき かず
と一緒にやしゃごの彰 一 ちゃん(1)が駆け付け、
きよみず
長寿をお祝いしました。
います」と、しっかりとした口調で喜びを語りま
した。
やしゃご
この日は、福岡市や京都市から、ひ孫や玄 孫が
「男性長寿世界一」ギネス再認定
お祝いに駆け付けました。
詰め掛けた多くの報道陣を前に木村さんは、「サ
115 歳で国内最高齢者の木村次郎右衞門さん(丹
ンキュー・ベリー・マッチ」と得意の英語を披露。
「楽
後町中野)が平成 24 年 10 月 15 日、英国のギネス
しみは何ですか」との記者の問い掛けに、「毎日が
楽しいです」と答えました。
お
ワールドレコーズ社から、2度目となる「男性長
だ
また木村さんは、福岡市に住む、ひ孫の小 田 鮎
やしゃご
玄孫(やしゃご)の小田彰一ちゃんを抱っこして
ほほ笑む木村さん。左は彰一ちゃんの母でひ孫の
小田鮎美さん
あきかず
美さん(34)と共に帰省した玄孫の彰一ちゃん(生
後 11 カ月)を膝に乗せ、
「子どもを抱っこすると、
寿世界一」のギネス認定を受けました。
この日、同社のクレイグ・グレンディ編集長ら
2人が木村さんの自宅を訪問。115 歳と 179 日(15
日時点)の男性世界最高齢の認定証とギネスブッ
天にも昇る気持ちです」とにっこり。訪問者から
お祝いの言葉を掛けられ、何度も合掌したり「バ
として、木村さんに市初の「市民栄誉賞」を贈呈。
ク 2013 年(英語)版を手渡しました。
情を見せていました。
寿世界一」としてギネス世界記録に認定(平成 23
カインドマン。あなたに感謝します」と得意の英
ンザイ」と両手を挙げたりして、終始上機嫌の表
また、ギネス・ワールド・レコーズ社が、「男性長
訪問を受けた木村さんは「ユー・アー・ベリー・
市は平成 23 年9月、
「福寿を健やかに育まれ、
年4月 19 日付け)しています。
語を交えてあいさつ。編集長から認定証を受け取
ると「サンキュー・ベリー・マッチ。万感の思い
市民の尊い模範であり郷土の大いなる誇りである」
でいっぱいです」と両手を合わせて喜びを語りま
した。
ご長寿を祝い中山市長が表敬訪問
編集長は「19 世紀に生まれた生存する男性とし
て本当におめでとうございます」と祝福。帰り際
「 元気な声で サンキューベリーマッチ 」
ま え ばやし や す の り
中山泰市長と前 林 保典丹後広域振興局長が平成
じ
ろ
う
に「来年、また来ます」と声を掛けると、木村さ
んは「早い約束ですね」と応じ、周囲を笑わせる
英国・ギネスワールドレコーズ社のクレイグ・グレンディ編集
長(右)から認定証を受け取り笑顔を見せる木村次郎右衞門さ
ん
場面もありました。
集長がロンドンから来たことを知ると、「遠方、誠
木村さんは、歌を口ずさむなど終始上機嫌。編
にごくろうさまです」とねぎらいました。
え もん
24 年9月 17 日、国内最高齢者の木村次 郎 右 衞 門
なか の
さん(丹後町中野)を表敬訪問しました。
中山市長はこの日、「ますますのご長寿をお祈り
しています。これからも健康で長生きしてくださ
い」とお祝いの言葉を述べ、幸せの鳥として知ら
宇川小の生徒から預かった寄せ書きを披露する中山市長
れるコウノトリを模した竹細工の置物やコウノト
リのパネル写真、地元宇川小・中学校の全校生徒
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TOPICS
トピックス
市長エッセイ
わき
泰来
た
和気
い らい
「いじめ」問題が問いかけていること
昨今、学校現場における「いじめ」の問題が相
人権問題の解決のためには、「一人ひとりが人権を
国各地で学校現場における徹底的な検証と丁寧な
めることができるか」ということとともに、さら
次いで顕在化しており、本市ももちろんのこと全
巡る出来事を自分自身の問題としていかに受け止
取り組みが尽くされており、併せて、地域や家庭
に進んで、まずは「自分自身がいかにたくさんの
を含め子どもたちの教育を取り巻く総合的な環境
人様に支えられ、数えきれない御蔭をいただいて
や対応の在り方一般についての検証も求められて
生かされているか、そして、どれだけ痛切にこの
います。
ことへの気づきを得ることができるか」という、
私はそれと同時に大切に思いますのは、“子ども
根っこにある想いの在り方への啓発が大事だと思
社会のありようは、結局は私たち大人社会全体の
うのです。
ありようの「映し鏡」である”という点です。い
その気づきが自分の血肉となることが基礎に
じめは学校現場だけではなくて、広く職場やさま
なって、転じて、
「他人をもかけがえなく尊く想う、
ざまな社会生活の現場で発生しうるものであり、
他人に何かをさせていただく」ことの大切さ、喜
それ故にも、子どもたちに対峙する前にまず、私
びへと導いていただけると感じています。
たち大人社会の側において日頃の在り方を率先し
いじめをはじめ人権の問題を根っこから解決し、
て点検、反省し、自ら襟を正していくことが併せ
そして、その解決をさらに越えて、支え合い、助
問われるべきであります。
け合い、与え合える喜びがますます深められる社
そして、いじめの問題以外にも社会には女性、
会づくりへとつなげていきたいと思います。
高齢者、障害のある方、同和問題、外国人など人
権に関するさまざまな形態の問題が存在しますが、
◆保育所・学校7施設で耐震補強実施
平成 24年度 学校施設などの耐震化状況
市は、平成 24 年度の保育所・学校施設の耐震化
小学校(弥栄町)で体育館の耐震補強工事を予定。
事業で、1保育所と5小学校、1中学校の7施設
さらに峰山中学校(峰山町)、峰山小学校(同)、
学校施設では、
「京丹後市立学校施設耐震化計画」
間人小学校(丹後町)の教室棟などの耐震補強工
校(丹後町)の管理棟や教室棟の耐震補強工事を
う予定としています。
栄町)、田村小学校(久美浜町)は、体育館の耐震
平成 24 年度 保育所・学校施設の耐震化等工事
について、耐震補強工事を行いました。
吉原小学校(同)、丹波小学校、橘小学校(網野町)、
に基づき、大宮第二小学校(大宮町)と間人中学
事(平成 26 年度実施予定)に向けた実施設計を行
実施。大宮第三小学校(大宮町)と吉野小学校(弥
改修を行いました。また、今年4月の学校再配置(新
施設名
校名「かぶと山小学校」)で拠点校となる神野小学
島津保育所
校(久美浜町)は、児童数の増加に対応するため
対象施設
全体棟
H 24.9.18
30,702
大宮第三小学校 体育館
H24.12.19
59,656
田村小学校
体育館
H24.10.24
教室棟
H24.12.18
大宮第二小学校 管理棟・普通教室棟
の校舎改修と併せて体育館を改築しました。
保育所施設では、「京丹後市保育所再編等推進計
吉野小学校
体育館
化を図りました。
神野小学校
体育館(改築)
画」に基づき、島津保育所(網野町)施設の耐震
間人中学校
平成 25 年度は、丹波小学校(峰山町)と黒部
工事完了日 工事費(千円)
H24.11.28
H24.11.8
H25.3.22
97,873
28,184
69,927
467,334
104,680
※工事費には、大規模改修や校舎増改築を含む。
平成 24 年 10 月 京丹後市長 中山 泰
◆不登校児童の学校生活復帰をサポート
市教育支援センターを開設
市教育委員会は平成 25 年1月 31 日、
「京丹後
市教育支援センター『麦わら』」を峰山町杉谷の峰
山織物センター内に開設しました。市内の不登校
またはその傾向にある児童や生徒の学校生活への
復帰と社会的自立に向けた支援をします。
元小中学校教員4人を指導員として配置し、常
改築した神野小学校体育館
時2人体制で児童生徒の受け入れと保護者、学校
耐震化が施された体育館で元気いっぱい遊ぶ吉野小学校の児童
(左から)中山一指導員、寺田美恵子指導員、片西登センター
長、後藤すづ代指導員、小北英夫指導員
などとの連絡、相談活動などを実施。在籍校と連
携しながら、○子どもたちの集団生活への適応○
情緒の安定○基礎学力の補充○基本的生活習慣の
に再編しています。
改善―などを目指して、個々の状態に応じた指導
教育支援センターの開設時間は、平日の午前8
を段階的、組織的に進めます。
時 30 分から午後4時 30 分まで(児童生徒の利用
なお、
峰山地域公民館の「不登校対策支援室『絆』」
時間は午前9時から午後2時まで)で、利用は無
で行っていた教育相談業務は、教育支援センター
料です。
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TOPICS
トピックス
◆新学校名は「かぶと山小」
「久美浜中」
◆間人中 新体育館が完成
「学校施設耐震化計画」に基づき改築
久美浜町域の3小学校と2中学校を平成 25年4月に再配置
市が平成 24 年6月定例市議会に提案していた「京丹後市立学校条例の一部を改正する条例」案が、平成
た い ざ
改築工事を進めていた間 人中学校(丹後町)の
かん の
みなと
24 年6月1日の本会議で可決されました。久美浜町の田村、神野、湊の3小学校を「かぶと山小学校」とし
新体育館が平成 24 年5月に完成し、6月から使用
こ う りゅう
て、また久美浜、高龍の2中学校を新たに「久美浜中学校」として、平成 25 年4月1日に再配置すること
を始めています。新体育館は、鉄筋コンクリート
が決まりました。
造(一部鉄骨造)地下1階・地上2階建て。延床
面積は、約 1,410 平方㍍です。
今回の再配置は、市が平成 22 年 12 月に策定し
震2次診断で、
「コンクリート強度の著しい低下に
委員会が平成 23 年2月、拠点校や再配置時期など
した。このため、「学校施設耐震化計画」
(平成 23
の話し合いを続けてきました。
旧体育館は昭和 41 年の建築。平成 21 年度の耐
た「学校再配置基本計画」に基づくもの。市教育
より耐震補強工事が実施不能」との判定を受けま
を定めた同実施方針を策定し、この間、関係者と
年4月策定)に基づき、昨年6月から改築工事を
平成 23 年 10 月には、「田村小・神野小・湊小学
進めていました。
校づくり準備協議会」(事務局、市教委)が発足。
新体育館は、平成 24 年 6 月 8 日の合唱祭で地域住民に披露
また、今年2月には「久美浜中・高龍中学校づく
り準備協議会」(事務局、同)が設置され、地域住
◆久美浜中の校舎棟を増築
平成 25年度の再配置へ拠点校整備
市は、久美浜町の久美浜中学校と高龍中学校の
2校が平成 25 年度に再配置されることに伴い、拠
点校として使用する久美浜中学校の校舎棟の増築
や大規模改修を行いました。
生徒数やクラス数、教職員数の増加に対応する
ため、普通教室棟(鉄筋コンクリート造、3階建)
3室や給食調理室(鉄骨造)を増築。さらに職員
室や校長室を改装したほか、屋上防水など既存校
舎の老朽化部分の改修、下水道接続工事などを実
中庭部分に普通教室を増築し、体育館と教室棟をつなぐ渡
り廊下を設置
民やPTA、学校関係者などが、校名をはじめ通
平成 25 年4月1日の再配置に向け交流学習などを積極的に実
施。
(写真は、平成 24 年5月 31 日の「田村・神野・湊小学校
交流行事」。与謝野町の古墳公園で)
各小中学校では、交流学習など子ども同士の交
◆新学校名は「大宮南小学校」
大宮第二小と大宮第三小を
平成 25年4月に再配置
「京丹後市立学校条例の一部を改正する条例」案
が、平成 24 年9月定例市議会本会議初日の9月3
日、可決されました。大宮町の大宮第二小と大宮第
1億 9,327 万円です。
4月1日に再配置することが決まりました。
三小の2校は、
「大宮南小学校」として平成 25 年
2校の再配置は、市の「学校再配置基本計画」
(平
宿泊体験学習で、交流夕食を楽しむ大宮第二小、大宮第三小の
5年生。宮津市の「府立丹後海と星の見える丘公園」で
に地域住民やPTA、学校関係者などでつくる「大
しています。
務局、市教委)が設置され、校名をはじめ通学支援
年度に体育館の耐震化を終えており、現在は給食棟
成 22 年 12 月策定)に基づくもの。平成 24 年6月
再配置後の拠点校となる大宮第二小は、平成 23
宮第二小・大宮第三小学校づくり準備協議会」
(事
44
議をしてきました。
流を深める取り組みが積極的に実施されています。
施しました。
工事は平成 25 年1月 24 日に完了。工事費は
学支援の在り方など新たな学校づくりに関する協
の在り方など新たな学校づくりに関する協議が進め
や管理棟、教室棟の耐震化や児童用トイレの改修工
今後、同準備協議会は、校章デザインを公募の上
両校では、交流学習など子ども同士の交流を深め
られてきました。
事を進めています。
決めるほか、校歌、校旗の制作を進めていくことと
る取り組みが積極的に行われています。
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TOPICS
トピックス
京丹後市の学校教育改革、「小中一貫教育」を柱に
◆新学校名は「弥栄小」
「高龍小」
弥栄町域の4小学校、久美浜町域の3小学校を
平成 26 年4月に再配置
市が平成 24 年 12 月定例市議会に提案していた「京丹後市立学校条
例の一部を改正する条例」案が、12 月3日の本会議で可決されました。
弥栄町の溝谷、鳥取、黒部、野間の4小学校を「弥栄小学校」として、
かい べ
川上・海部・佐濃小児童による交流学習
でBelieveを合唱(佐濃小学校)
さ
の
4月1日に再配置することが決まりました。
今回の再配置は、市が平成 22 年 12 月に策定し
市教委)がそれぞれ設置され、地域住民やPTA、
委員会が拠点校や再配置時期などを定めた同実施
在り方など新たな学校づくりに関する協議が進め
学校関係者などにより、校名をはじめ通学支援の
られてきました。
方針を策定し、この間、関係者との話し合いを続
なお各小学校では、円滑な再配置に向け、交流
けてきました。
学習など子ども同士の交流を深める取り組みが積
平成 24 年7月には、
「溝谷小・鳥取小・黒部小、
極的に実施されています。
野間小学校づくり準備協議会」ならびに「川上小・
海部小・佐濃小学校づくり準備協議会」(事務局、
京丹後市の将来を担う子どもたちの健やかな成長を育むためには、時代に的確に対応した教育環境
を整えることが重要です。市教育委員会では、
「小中一貫教育」の実現を柱とする「学校教育改革構想」
の策定に取り組んでいます。本市が検討している「小中一貫教育」の概要を紹介します。
こ う りゅう
また川上、海部、佐濃の3小学校を「高 龍 小学校」として、平成 26 年
た「学校再配置基本計画」に基づくもの。市教育
つながりの中に学びを育む
義務教育の9年間を見通した「小中一貫教育」
小中一貫教育のイメージ
「小中一貫教育」は、中学校区を単位として、校
区内の小学校と中学校が緊密に連携、交流して行
中学校
う教育の方法です。
中学校区の
「目指す子ども像」
中学校区それぞれで教育目標「目指す子ども像」
を設定。教職員同士が、カリキュラムや指導方法
小学校
を工夫するなどして、その実現に向けた教育活動
を行います。義務教育の9年間を見通した一貫性
子どもと教職
員の積極的な
連携・交流
のある学習指導と生徒指導を進めることにより、
子ども一人ひとりの「生きる力」を今以上に高め
ようとするものです。
中学校に入学した段階で、子どもの学習意欲が
町の網野南小学校と郷小学校の2小学校を新たに「網野南小学校」として、来年4月1日に再配置することが決ま
18
学級の解消に対応し、より良い教育環境を整える
ことを目的に策定した「学校再配置基本計画」に
基づくもの。市教育委員会が、▽拠点校を網野南
小とする▽再配置の時期を平成 26 年4月とする―
ことなどを実施方針に定め、平成 23 年2月から地
域の学校関係者と話し合いを進めてきました。
25
平成 24 年9月には、両校区内の住民やPTA、
学校関係者などでつくる「網野南小・郷小学校づ
くり準備協議会」(事務局、市教委)が設置され、
再配置に向けて両校では、交流学習や交流給食
てきました。
行われています。
など子ども同士の交流を深める取り組みが盛んに
この間、校名や通学支援の在り方などが協議され
1ギャップ」といわれる現象です。
学習や生活スタイルの急激な変化、学級担任制
(小学校)と教科担任制(中学校)の違いなどに子
どもたちが適応できず、不安や戸惑いを感じるこ
とが、その要因の一つであると考えられています。
この課題に適切に対応するためには、小学校と
中学校の連携を深め、子どもたちが安心して進学
できる仕組みづくりをする必要があります。
求められる確かな学力と豊かな心の育成
子どもたちが、変化の激しい現代社会に適応し
ていくためには、知識や技能を活用する力、思考力、
小中学校の教員が合同で研修し、
授業や生徒指導の一貫性を高め
ます。
幼児、児童生徒が授業や行事で
積極的に交流することで、豊か
な心を育みます。
中学校教員が小学校高学年を教
えるなどの乗り入れ授業を進め
ます。
※写真は、市内の小中学校の取り組みです
判断力、表現力、そして生涯学び続ける意欲などが、
ますます重要になります。これらの必要とされる
力を、子どもたちにしっかりと身に付けさせるた
また、学校関係者から「本市の子どもたちには
続的、系統的な指導が大切になります。
や課題が感じられる」との指摘があります。小学
積極性や社会性、コミュニケーション力などにや
めには、就学前から中学校卒業までを見通した継
46
地域住民が学校の教育活動に積
極的に参画・支援できる仕組み
を整えます。
乗り入れ授業
今回の再配置は、市が児童生徒数の減少や複式
とが、全国的に問題となっています。これは、「中
交流授業・交流活動
「交流給食」では、網野南小と郷小
の1~4年生が一緒に給食を味わい
ながら交流を深めた(平成 年2
月 日、網野南小ランチルームで)
りました。
低下したり、不登校や問題行動が増えたりするこ
教職員同士の協働
「中1ギャップ」への適切な対応
「京丹後市立学校条例の一部を改正する条例」案が、3月定例市議会初日の2月 27 日に可決されました。網野
幼稚園・保育所
目指す小中一貫教育の姿
望まれる小中一貫教育
網野南小と郷小が平成 26 年4月に再配置
小学校
学校と地域の連携
◆新校名は「網野南小学校」
中学校卒業
までの一貫
した指導
47
TOPICS
トピックス
つながりの中に学びを育む
小中一貫教育の教育課程(検討案)
生と中学生が行事や体験を通して交流し、互いに
の成果は、子どもたちの成長へと着実につながっ
学校や校種を超えた幅広い集団での活動が可能
本市が目指す小中一貫教育では、これまでの小
学び合える体制づくりが望まれています。
ています。
になることで、豊かな人間関係が育まれ、積極性
中連携の取り組みをさらに発展・拡充し、より深
や社会性などの伸長が期待できるのも小中一貫教
い相互連携による教育活動を展開する方針として
育の特徴です。
的で一貫性のある教育の確立を図るものとします。
修了までを見据えた教育目標「目指す子ども像」を
画です。学校区で異なる「目指す子ども像」や学
を今以上に高めようとするものです。
応じた小中一貫教育の在り方を研究し、実施へと
10 年間を見通して、一貫した指導を進めます
市教育委員会では、校区ごとに教職員の連携組
系統的な教育課程(学校などの教育計画)を導入し
つなげていきます。
目指す小中一貫教育
就学前からの一貫した教育の確立
本市の小中学校では、これまでから教職員が合
同で研修したり、情報を交換したりするなどさま
ざまな小中連携の取り組みを重ねてきました。こ
中学校区を単位に、学校や校種を超えた交流授業
や合同行事などに取り組みます。多様な幅広い集団
での交流活動により、子どもたちの豊かな人間関係
を育みます。
小学5年から中学1年までの3年間(Ⅱ期)につ
いては、小学校と中学校間の教員の相互乗り入れに
就学前から中学校卒業までの 10 年間の一貫した
います。今年度は、峰山・網野中学校の2校区を
が期待できます。
究に取り組みました。
習の特性などを考慮した4つの指導区分(0期~Ⅲ
研究モデル校に指定し、平成 24 年4月から実践研
び合う場を確保します
することで、子どもたち一人ひとりの「生きる力」
ます。これにより
〝中一ギャップ〟
の課題に対応でき、
小中一貫教育の実施に向けた基盤づくりを進めて
教育活動の連続性を高め、子どもたちが互いに学
就学前を含めた連続性・一貫性のある教育を確保
織を設置し、各学校に連携担当教員を置くなど、
充実期
それぞれ設定します。全ての学校などは、この目標
校区の課題や特色に応じた在り方で
全市域で実施
基礎期
子どもの育ちと学びの連続性を重視した 4 つ
の教育課程区分により、それぞれの時期に効
果的な指導形態や指導方法を工夫します。
中学校区を単位に、保育所・幼稚園から義務教育
の実現に向けた教育活動を展開します。
校数、教職員体制の中、それぞれの課題や特色に
就学前
中学校区の目標を設定し、子どもたちの「生きる力」
を高めます
本市では、小中一貫教育を全市域で実施する計
小学生が中学生の指導を受けながら部活動を体験(峰山中学
校で行われた研究モデル校の取り組み)
容は、次の4つにまとめられます。
います。さらに、幼稚園や保育所との連携を密に
することで、就学前から中学校卒業時までの系統
就学前 小1 小 2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3
Ⅲ期
Ⅱ期
Ⅰ期
0期
発展期
本市が導入を目指す「小中一貫教育」の実践内
よる授業や小学校の一部教科で教科担任制を実施。
小中学校の教職員が相互に交流を深めるなどして、
学校間・校種間の連携を強化し、子どもたちへの継
子どもの学習意欲の向上や質の高い学力の定着など
続的な支援を大切にします。
教育課程の編成に当たっては、子どもの発達や学
学校や家庭などとの連携による教育環境づくりを
推進します
期)を設定(右図)
。特に就学前と小学校の接続期、
中学校区において、学校と家庭、地域が目標や課
小中学校の接続期(Ⅱ期)を重視する中で、それぞ
題を共有し、連携による教育環境づくりを進めます。
れの指導区分に応じた効果的な授業や指導方法の工
地域で子どもを育てる仕組みを整えるため、学校支
夫改善を実践します。
援ボランティアの一層の内容充実を図ります。
学校教育改革構想の策定へ
市教育委員会では、現在、小中一貫教育の実現
を柱とする「京丹後市の学校教育改革構想」の策
定に取り組んでいます。平成 23 年度から、学識
経験者などで構成する「京丹後市小中一貫教育研
究推進協議会」(谷口良明会長、13 人)と教育関
係者でつくる「学校教育連携専門部会」を設け、
検討を進めています。
今後、この構想を確定すると共に、モデル校の
研究成果を検証しながら、市全域での小中一貫教
育の展開を目指していきます。
学校教育改革構想については、協議がまとまっ
京丹後市小中一貫教育研究推進協議会の様子(平成 24 年 5
月 29 日)
た段階で、「パブリックコメント」(意見公募)に
より市民の皆さんからのご意見を募集しました。
48
網野中の合唱祭。小学6年生が、ステージ上の中学生の真
剣な姿に中学校進学への期待を抱いた(平成 24 年6月 13
日、網野中体育館で行われた研究モデル校の取り組み)
峰山中の合唱祭。会場が一体となった小学6年生と中学生
の合同合唱(平成 24 年6月9日、府丹後文化会館で行わ
れた研究モデル校の取り組み)
49
TOPICS
トピックス
登校してくる児童に声を掛ける中
学生たち(左・大宮第一小で)
つながりの中に学びを育む
大宮中生の「あいさつ運動」で交流図る
「小中一貫教育」の実現を柱とする 「学校教
育改革構想」 を踏まえた小中学校の取り組みを
紹介します。
〝あいさつの気持ちよさ”小学生に伝える
こ う りゅう
久美浜中、高 龍 中の生徒が
合同発表会
大宮中学校生徒会は平成 24 年 10 月 29 日~ 11
月2日までの1週間、校区内の3つの小学校児童会
と協力して、
「あいさつ運動」を展開しました。中
互いの発表に耳を傾け成果たたえる
発表会で、保育所の職場体験の際に覚えた踊りを披露する
久美浜中の生徒たち
平成 25 年度に再配置を迎える久美浜中、高龍中
は平成 24 年 11 月3日、久美浜中で、
「高龍中・久
「あいさつ運動」を地域にも広げたい
学生があいさつする姿を小学生に見せることで、あ
いさつの気持ちよさや大切さを伝えるとともに、小
がはずみ、自然に交流を深めていました。
中学生の交流を深めることを目的に行ったもので
あいさつ運動に参加した生徒は「うまく声掛けでき
す。
美浜中合同学習発表会」を開催。両校生徒と保護者、
地域の住民など合わせて 400 人が参加しました。こ
間を認め合える学校にしていきたい」
「何事にも感謝
れまでの取り組みで生まれたつながりを生かし、さ
の気持ちを持って、地域との交流を深めていきたい」
らなる交流につなげようと、
「総合的な学習の時間」
と決意を表明し、在校生に呼び掛けました。
観者へのインタビューやクイズを交えて行いました。
と思うが、今日の発表会で軽減されたと思う」
「両校
で実施した福祉体験や職場体験などを研究発表。参
るか心配だったけど、小学生が元気に応えてくれてう
生徒たちは、各小学校の校門などに立って登校し
れしかった」
「声を掛けるうちに、つながりができたと
てくる児童一人ひとりにあいさつ。
「おはよう。今日
思う。この運動を地域にも広げていきたい」などと笑
も頑張っていこう」など、言葉を交わすごとに会話
顔で話していました。
来場した保護者からは「子どもたちは不安もある
生徒たちは、互いの発表に耳を傾け、大きな拍手で
で新たな伝統を築き、子どもたちが生き生きと楽し
その学習成果をたたえていました。
い学校生活が送れることを期待している」
「生徒の皆
さんが新しくスタートする学校のことをしっかりと考
両校生徒会長が新久美浜中の
スタートに向け決意表明
えていることが分かり、うれしかった」などの感想
が寄せられました。
とも ひと
発表会では久美浜中の今田智仁生徒会長と、高龍
市では、学校再配置と連動した小中一貫教育の実
中の清水一平生徒会長が、新久美浜中のスタートに
現に向け、取り組みをさらに進めていくこととしてい
向けて共同宣言。
「新たな伝統を築いていきたい」
「仲
ます。
「学校教育改革構想」 に定めた主な重点事項に
ついて紹介します。
4 学校、家庭、地域社会が連携した教育環境づくりを
学校教育改革構想のテーマ 小中一貫教育は、次のことを重点に取り組みます
目 標
国の学習指導要領を踏まえながら、子どもの発達や学
進めます。
子どもたちの育ちと指導の一貫性を目指して
就学前から中学校卒業までの一貫した指導
将来に夢と希望をもって
生き生きと学ぶことのできる子どもの育成
習の特性などを考慮したカリキュラムを編成。小中学校
の教員が効果的な指導を工夫するとともに、協同で授業
の改善に努めます。
目標を着実に達成するためには、幼・保・小・中学校
合 同 陸 上 記 録 会 の 様 子( 平 成
年5月 日高龍中で)
再 配置に向け、ハード、ソフト両面を整 備
24
こ う りゅう
久美浜中、高 龍 中では、平成 25 年4月に学
校再配置が行われるのを前に、地区の代表者、保
30
護者、学校関係者らでつくる「久美浜中・高龍中
学校づくり準備協議会」
(清水義夫会長)を設置
しています。校名や校歌、校章、通学路の安全対
策のほか、
学校施設の管理運営などについて協議。
再配置に関するハード、ソフト両面について検討
を重ねています。
一方、両校では生徒たちが円滑に新たなスター
活動が実施されています。また、合同陸上記録会
や合同文化芸術体験なども積極的に行われていま
トが切れるように、授業の中で両校生徒の交流
す。
地域の良さと誇りを学ぶ「丹後学」の導入
間の接続を今以上に滑らかにして、子どもの成長に合わ
本市への理解を深め郷土に対する愛着と誇りを育むた
せた教育体系を整えることが必要です。そこで、中学校
め、子どもたちが歴史や文化、産業などについて体系的
区を単位とした「小中一貫教育」を導入し、家庭や地域
に学ぶ「丹後学」を小中学校で実施します。
とも連携して取り組みながら、子どもたちの確かな学力
豊かな言葉とコミュニケーション力の育成
や豊かな人間性などの「生きる力」の育成を一層推進し
子どもの言語力やコミュニケーション力を育むための
ていくこととします。
授業、英語に関する体験や学習を小中学校の9年間を通
して系統的に進めます。
小中一貫教育は、次の4つの基本方針により進
めます
夢と希望を育む子どもたちの交流
子どもの豊かな人間関係を育むため、学校や校種を超
1「目指す子ども像」を共有し、子どもたちの「生きる
えた交流授業や合同行事などを実施します。
力」を育成します。
乗り入れ授業や一部教科担任制の導入
2 教育課程(カリキュラム)の編成や指導形態を工夫
小学5年~中学1年までの3年間では、一部教科で小
改善し、就学前から中学校卒業までを見通した一貫
中学校教員の相互乗り入れによる指導を行います。また、
性のある指導を大切にします。
小学校高学年では、学校規模に応じて、教科担任制によ
3 教育活動の連続性、協働性を高め、子どもたちが互
る授業を一部教科で取り入れます。
いに学び合う場を確保します。
50
51
TOPICS
トピックス
つながりの中に学びを育む
地域で子どもを育てる体制づくり
学校、家庭、地域が連携する教育環境づくりに努めま
す。学校支援ボランティアの活動を一層拡充し、放課後
などにおける子どもたちの学習や体験の充実に向けて、
全市を挙げた体制づくりを進めます。
家庭における教育力を高める取り組みの推進
学校などの教育への理解を一層深めるとともに、基本
小中一貫教育の実施形態と導入年度は次のとお
りです
中学生の 86㌫が、小学生との交流について「いい
松田教頭 平成 24 年度は、京都府の研究事業の指
活用した「施設分離型」で実施します。
また、教職員からは、「じっくり考え、進んで学
6年生の音楽の授業を受け持ちました。来年度も
や学校体制が整った中学校区から順次導入します。
うになった」との報告を受けています。
学校再配置で整う環境を生かし、既存の校舎を
ことだ」と答えています。
実施時期は平成 26 年度からとし、カリキュラム
び合おうとする子どもたちの姿が多く見られるよ
平成 28 年度までに全ての中学校区で実施します。
松田教頭 交流活動では、手本を示したり声を掛
的な生活習慣や家庭学習習慣の確立を目指した取り組み
を進めます。
市内の幼稚園、保育所、小中学校は、
「小中一貫教育」の実現を目指して、さまざまな交流・研究活動を
行ってきました。その中でも峰山中学校区と網野中学校区は、今年度の研究モデル校として市教育委員会の
たか し
指定を受け、先進的な実践研究を進めてきた峰山中学校の上田隆嗣教頭と網野中学校の松田正夫教頭に、平
成 24 年度の取り組みを振り返ってもらいました。
定を受け、本校(網野中)の音楽教師が校区内の5、
このような授業を行い、児童の学習意欲や学力を
高めることができたらと考えています。
―― 最後に、市が進めようとしている「小中一貫
けたりするなど、小学生に積極的に関わる中学生
教育」についてどのように考えますか。
たちの自立心や自律性が養われ、自らが進んで学
ちに関心を持ち協力し合える環境づくりが必要と
の姿が見られました。この取り組みにより、生徒
上田教頭 学校、家庭、地域社会が常に子どもた
習や生活などをより良くしようと努力する姿勢が
されています。そのためにも、保育所、幼稚園か
身に付いた生徒が多くなってきました。
ら中学卒業までの 10 年間を見通した教育を、市を
また小学生にとっては、「こんな中学生になりた
挙げて展開されることが大切だと思っています。
い」といった憧れや中学校進学への希望を抱くきっ
松田教頭 小中一貫教育での交流活動は、子ども
かけにもなっているようです。
たちの「生きる力」を育む良いきっかけになって
います。生徒たちは、小学生を意識して精いっぱ
―― 課題はありますか。
してもらったりしました。また小中学校の教職員
は、合同で研修会を開くなどして、「わかる授業」
の確立に向けた指導方法の工夫・改善に関する研
究、実践に取り組んでいます。
松田教頭 網野中学校区でも、小中学校が合同で
避難訓練に取り組んだり、中学校の合唱祭に小学
6年生を招いたりして、子ども同士の交流活動を
積極的に進めてきました。また小中学校の教職員
が、「人の話をしっかり聞こう」「服装・姿勢を正
そう」といった共通の指導方針を作り、教育活動
に当たっています。
―― 研究モデル校として、どんな取り組みを進め
―― 子どもたちの様子に変化は見られましたか。
上田教頭 峰山中学校区では、中学校入学への意
進学が楽しみ」と答えた小学6年生の割合が、昨
ましたか。
上田教頭 小中学生へのアンケートでは、「中学校
欲を高める取り組みの一環として、小学6年生に
年度の 57㌫から 71㌫へと大きく伸びました。また
52
い力を発揮しようと頑張っています。
校との効果的な連携が求められます。また、小学
また小学生は、そんな中学生の姿を見て中学校
校ごとに異なった学習や生活のルールを統一する
入学を楽しみにするなど、双方に大きなメリット
必要もあります。そのためにも、小学校間の連携
があると感じています。
を強化することがとても重要ではないでしょうか。
網野中学校教頭・松田正夫さん
峰山中学校教頭・上田隆嗣さん
中学校の合唱祭を見てもらったり、部活動を体験
上田教頭 各小学校の特色を大切にしながら中学
松田教頭 小中学校の教職員が取り組む児童生徒
のための共通の指導方針について、その成果を高
めるためには、家庭や地域の理解と協力が欠かせ
ません。ですから、学校で取り組んでいることな
どの情報を家庭や地域に積極的に発信していくこ
とが求められます。
―― 今後の取り組みは。
上田教頭 今以上に、小学校から中学校への学習
や生活のスムーズな接続に力を入れたいと考えて
います。また、家庭や地域との連携を一層深め、
「峰
山の子どもたちを地域全体で育てよう」という一
体感あふれる取り組みを展開していきたいです。
53
TOPICS
トピックス
◆亳州市・高校生友好交流団が当市訪問
久美浜中の生徒と文化交流
平成 24 年8月 10 日から3日間、当
市と友好都市連携の協定を結ぶ中国・
あん き
安徽省亳州市の高校生友好交流団(張
殿紀団長・19 人)が来丹しました。
平成 23 年 11 月、友好都市交流5
周年を機に、経済や文化、観光などの
分野で連携する共同宣言を発表しまし
た。今回の訪問は、文化や教育面での
交流が実現したもので、その様子を紹
介します。
チャン
亳 州 市
デ ン ジ ー
中国
京丹後市
安徽省
亳州市
中国安徽省の北西部にある、8,110 平方㌔
㍍の都市。人口 540 万人は、京都市の2倍
以上。
「薬の都」として名高く、漢方薬の薬草
などの集散地としては国内最大級。毎年9月
に開かれる中国最大の薬材市には、全世界か
ら買い手が集まる。また、道教の祖といわれる
「老子」
「荘子」
、三国志・魏の英雄「曹操」の
生まれ故郷としても知られている。
本市とは、平成 18 年 10 月に友好都市協
定を締結。以来、
亳州市公式訪問団の来丹や、
中学生による相互訪問を通じて交流する。
昨年 11月、市公式訪問団が訪中し、友好
交流都市 5 周年を期に、経済、文化、観光な
どの面で連携する共同宣言を発表した。
ようこそ京丹後市へ伝統芸能で歓迎
来丹初日の夜、セントラーレ・ホテ
200㍍先のゴールを目指し、懸命にパドルを漕ぐ
ル京丹後(大宮町)を会場として、歓
迎レセプションを開催。
触れ合いの大切さを学ぶ
中山市長は「今回の来丹を通じて、
さらに交流が深まることを期待し、ま
た、美しい山々や海岸線などの豊かな
に」と歓迎のあいさつを述べました。
みぞ たに
か ぐら
などを通して、交流を図りました。
の人がとても親切でやさしいことに感動しまし
遊び道具に関心が寄せられ、それぞれの技の披露
た。また、機会があれば、丹後に来たい」と感想
ジャン ショウ
験。参加者のひとり、張 笑 君(16)は、「京丹後
た。今回の交流を通じて、とても勉強になりまし
特に、「けん玉」や「中国駒」といった両国の
レセプションでは、交流団の紹介の
野神 楽 」が披露され、高校生たちは、
その後のホームステイでは、日本の暮らしを体
鮮な食材が並ぶバーベキュー、遊びや音楽の文化
自然をご覧いただき、良き旅の思い出
ほか、伝統芸能の「溝 谷 太鼓」や「網
夕刻からは、かぶと山キャンプ場で、地元の新
歓迎式典後、参加者と関係者における記念撮影(久美浜市民局)
迫力のある太鼓や獅子舞の踊りを真剣な眼差しで
続いて訪れた豪商稲葉本家では、「ばらずし」
翌日には、久美浜市民局で歓迎式典を開催。久
午後からは、久美浜中学校の生徒と一緒にドラ
や同施設の名物「ぼたもち」を味わいました。
見つめていました。
を述べました。
に歓声を上げていました。
翌日、同団は京都市内の観光などを経て、帰国
また、ブラスバンド部による演奏や中国語で「世
しました。
界にひとつだけの花」を一緒に歌うなどして、絆
を深めました。
ゴンカヌーや山登りを体験しました。
美浜中学校ブラスバンド部の演奏で迎えるととも
ともひと
に、同校生徒会長の今田智仁君(15)が英語で歓
ドラゴンカヌーでは、同校のカヌー部員からパ
迎のスピーチを述べました。その後、記念品の贈
ドルの握り方や入水のタイミングなどの指導を受
呈や写真撮影が行われ、いっそう歓迎ムードが高
けました。最初はバラバラでしたが、コツをつか
まっていました。
むと、太鼓の音に合わせてリズム良く漕げるよう
ふもと
になり、かぶと山の麓 までカヌーを漕いで移動。
久美浜の魅力を体感する
その後、歩いて絶景で知られるかぶと山の頂上を
しょう て ん きょう
式典後交流団は、近くの小天 橋 海水浴場を訪れ、
目指しました。生徒たちは猛暑の中、汗びっしょ
波打ち際で記念撮影をしたり、水掛けなどをした
りになって、山頂に到着。市内の名所や文化財な
りして、しばし暑さを忘れていました。参加者の
どについて、中国との関わりを交えて説明を受け
ダ イ チャン ヨ ウ
ひとり戴 昶 月さん(16)は、「すごくきれいな海。
ました。
友達と水遊びをして楽しかった」とコメント。
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ホームステイ先でカードゲーム 久美浜中ブラスバンド部による演奏
を楽しむ
55
中国駒の遊び方を披露
会話をしながらかぶと山の
頂上をめざす
TOPICS
トピックス
◆「京丹後市の伝承・方言」を発刊
市内に伝わる伝承や方言を解説、「羽衣天女」「小野小町」など収録
◆野球人 野村克也氏の歩みを紹介
栄光に隠された秘話語る
市教育委員会は、市史資料編「京丹後市の伝承・
同展は、市出身の著名人を紹介し、地域活
10 年計画で進めている市史編さん事業の一環で作
活動プロジェクト」
(福山勝久委員長)と「た
方言」=写真=を発刊しました。平成 17 年度から
性化に役立ててもらおうと、「野村克也顕彰
成したもので、4冊目となります。
(田中清隆会長)が企画。
からの杜実行委員会」
もり
今年で2回目。
は ごろも て ん に ょ
本書は3章で構成。第1章では、
「羽 衣 天 女」や
野村さんは、27 年間の現役生活で、三冠
お のの こ まち
「小野小町」など女性にまつわる伝承のほか、市内に
王を含め本塁打王9回、史上最多となるベス
ある地名の由来などについて、カラー写真やコラム
トナインに 19 回など多くの賞に輝く。さら
を交えて紹介。第2章では、市内に伝えられる伝承
に監督としても、歴代5位となる通算 1,565
ほんこく
に関する古文書や文献などを翻刻しています。
勝を達成し、数々の大記録を樹立。
第3章では、網野町立郷土資料館長を務めた井上
野村さんが現役時代に受賞したトロフィーがズラリと並ぶ(大
宮ふれあい工房で)
正一さん(故人)が執筆した「丹後網野の方言」な
どを再録。丹後方言の音韻や文法などに見られる特
徴を、多くの例文とともに解説しています。
れています。
主催者の福山委員長は、「野村さんは、幅広い世
也氏の功績を讃える「郷土の偉人展」が平成 24 年
書店で1冊3570円(税込み)で販売しています。
2,000 本安打達成、MVP受賞時トロフィー、市
民が所有する記念のバットやボールなどが展示さ
京丹後市の名誉市民で元プロ野球選手・野村克
本書はA4判329㌻で、600部を作成。市内の
会 場 に は、 記 録 の 足 跡 を た ど る 写 真 や
代のファンに愛されている。まさに京丹後の誇り。
11 月 10 日から大宮ふれあい工房(大宮町三坂)
来場者から、常設展示を望む声が多く寄せられて
で開催され、市内外から多くの野球ファンが会場
いる」と話していました。
に訪れました。
◆「図説京丹後市の歴史」発刊
市の歴史を図や写真などで解説
市教育委員会はこのほど、市史本文編「図説京丹後市の歴史」=写真=を発刊しました。平成 17 年度か
ら 10 年計画で進めている市史編さん事業の一環として作成したもので、5冊目となります。
本書は4章で構成。第1章では、市内の遺跡か
ら出土した資料を基に、ものづくりと交流で栄え
た丹後の生産技術などを解説。第2章では、中世・
近世の地域社会について解説。第3章では、丹後
の自由民権運動や震災、戦争について解説。第4
章では、機械産業、観光など丹後の主要産業となっ
ている分野について解説。
本書はA4判 200㌻で、1,500 部を作成。市内
の書店で1冊 2,000 円(税込み)で販売しています。
◆野村克也さんが帰郷講演会
栄光に隠された秘話語る
網野町出身で、
元プロ野球選手の野村克也さん(京
丹後市名誉市民)の講演会「敵は我にあり」が平成
24 年 12 月1日、府丹後文化会館(峰山町)で開か
れました。野村さんが、野球人生を振り返り栄光に
隠された秘話を披露。詰め掛けた約 1,100 人が熱心
講演を通して野球人生を振り返る野村克也さん
に耳を傾けました。
講演会は、
「野村克也氏顕彰活動プロジェクト」
(福
からプロ野球を志したエピソードを紹介。峰山高野
清隆会長)が企画しました。
し、努力を重ねて輝かしい実績を残した 27 年間の
ける。帰ってきて本当によかった」と登壇。3歳の
最後に、
「自分との戦いに勝たなければ相手に勝
もり
球部から南海(現ソフトバンク)にテスト生で入団
(田中
山勝久委員長)と「たからの杜実行委員会」
野村さんは「いつも皆さんに温かく迎えていただ
選手生活について語りました。
時父親が戦死し、母親も病気がちで貧しかった暮ら
てない」と、講演会のテーマでもある持論を話しま
した。
しぶりや、
「母親を楽にしてあげたい」と中学3年
56
57
TOPICS
トピックス
◆6市民局に「地域にぎわい創り推進員」を配置
地域の活性化とにぎわいを創出
市は、地域の特性や特徴を生かしながら市民と
行政が協働して地域自治活動などを活性化し、地
◆「山陰縦貫・超高速鉄道」実現へ市町村会議
鳥取・松江・京丹後市の
3市長が発起人会
山陰と京阪神、北陸までを結ぶ超高速鉄道の整備
域ににぎわいを創出するため、「地域にぎわい創り
を目指す「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会
推進員」を平成 24 年9月3日から全市民局に配置
議(仮称)
」の設立に向けた発起人会が平成 25 年
しました。
2月 19 日、鳥取県鳥取市役所で開かれました。鳥
推進員の6人は、それぞれ配置先の市民局が管
取市の竹内功市長、島根県松江市の松浦正敬市長、
轄する区域において、市民局と一緒に地域のにぎ
京丹後市の中山泰市長が、平成 25 年6月をめどに
わい創りの事務に当たります。
市町村会議を発足させ、山陰地方が一体となって建
なお、平成 24 年6月から大宮町と久美浜町でモ
設を国に求めていく方針で合意しました。
デル実施していた「地域サポーター制度」は、本
制度に引き継ぎました。
しも だ
よし ゆ き
丹 後 市 民 局 配 置 下 田 好 之 さん
会議終了後、握手を交わす発起人の3市長。左から松浦正敬・島
根県松江市長、中山泰・京丹後市長、竹内功・鳥取県鳥取市長(鳥
取県鳥取市役所で)
会議の設立を呼び掛けた中山市長は「山陰が線
福知山から舞鶴、小浜(福井県)を経て北陸新幹
ていくことの経済的なメリットは計り知れない。
構想が持ち上がっている山陰新幹線と技術革新が
ンフラを整備する上でも国家戦略上の意義は高い」
全額国が負担するよう要望することなどが確認さ
運んでくるものだ」、また松浦市長は「山陰 12 市(島
今後、市町村会議の設立に向けて鳥取、島根両
り賛成する」と述べ、会議の設立に同意しました。
村に参加を働き掛けることとし、超高速鉄道の実
通り豊岡、福知山を経て大阪または京都に至る▽
動を展開していくこととされました。
で京阪神につながり、環日本海の国土軸を形成し
線に接続する―の2案を提案。整備方式は、既に
同時に、太平洋側での万一の災害に備える交通イ
進むリニア鉄道の両方で検討を進め、整備費用は
と必要性を強調。竹内市長は「地域に新たな夢を
れました。
厳しい経営状況が続く北近畿タンゴ鉄道(KTR)の経営改善策を考える「北部地域総合公共交通検討会」
根県8市、鳥取県4市)はかねてからの思いもあ
県をはじめ山口県や福井県など沿線7府県の市町
治体やKTRが今後取り組む施策を盛り込んだ「中間とりまとめ」が提案され、全会一致で了承されました。
構想ルートは、▽下関(山口県)から山陰側を
現に向けた国への要請や費用対効果などの調査活
◆KTR経営改善へ「中間とりまとめ」
「経営改善」
「安全安心」
「増客集客」の3つの対策を柱に
(座長、正司健一・神戸大教授)の5回目の会合が平成 24 年9月 11 日、福知山市で開かれました。沿線自
検討会は平成 23 年4月に発足。KTR、京都、
改革の基本理念に掲げ、経営改善▽安全安心▽増客
で議論を重ねてきました。とりまとめでは、
「愛さ
経営改善対策では、福知山市の本社機能を宮津市
兵庫両府県や沿線5市2町、JR西日本の関係者ら
集客の3つの対策を盛り込んでいます。
れるKTRへ。乗って守る・来てもらって守る」を
の運行本部へ移転することや人件費などの経費削減
◆高齢者片道 200 円レール
KTR沿線の「まち歩きマップ」も発刊
により業務の効率化を図ることとしています。また、
経営と保有資産を分ける上下分離方式の導入を検討
市では、平成 24 年 10 月 1 日から「乗って歩いて健
し、車両や線路などの保有をKTRと沿線自治体が
康長寿、乗って歩いて地域活性化」のテーマのもと、
KTRの利用促進を図るため、65 歳以上の方が往復
どう分担し合うか検討することとしました。
安全安心対策では、安全と車両のリニューアルな
400 円でKTRを利用できる「片道 200 円レール」事
業に取り組んでいます。
ご利用の際は、市内全戸に配布している片道 200
円レールのパンフレット(右下写真)をご覧いただき、
どによる快適な運行の確保を図り、増客集客対策で
は、KTRのマーケティング力を強化するとともに、
観光型車両の運行を目玉に観光客の誘客や物品販売
収入の増加を目指すこととしています。
中山市長は「域外からお客さんに来てもらうため
可能になる午前9時台の特急ダイヤの導入を図るべ
▼
には、運行ダイヤの在り方も重要である。日帰りが
付属の「片道 200 円乗車きっぷ」に必要事項をご記
入の上、駅にお持ちください。なお、65 歳以上であ
ることを証明する身分証が必要となります。
▲「片道 200 円レール」を使っ
て着物のイベントに参加した市
内の女性たち
「片道 200 円レール」のパ
ンフレットと「まち歩きマップ」
きである。そのためには、JRとの協力体制が不可
これまでの議論を踏まえ、中間とりまとめを行った「第5
回北部地域総合公共交通検討会」(福知山市)
欠だ」と意見を述べました。
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TOPICS
トピックス
◆利便性向上へ 市営バス2路線を延伸
◆「中東国際交流プロジェクト」実施に向け
実行委が初会合
「京丹後市営バス運行事業に関する条例」を改正
市は、平成 25 年3月定例市議会において、市営バス路線の延伸などによる利用者の利便性の向上を図る
ため、
「京丹後市営バス運行事業に関する条例」を改正し、平成 25 年4月1日から施行しました。
かわかみ
今回の改正は、久美浜町内を運行する「川上線」
さ
の
と「佐濃北線」の2路線で、停留所の新設や路線
延伸を行うもの。
川上線は、事業形態を市バス事業からスクール
バス混乗事業に変更し、終点を「久美浜駅」から「久
美浜中学校」まで延伸。スクールバスとして活用
できるようにすることで、4月からの久美浜中と
こ う りゅう
高 龍 中の再配置に伴う生徒の通学手段を確保しま
す。
佐濃北線は、起点を「佐野乙」から「佐野丙」
に延伸するとともに、運行経路を一部変更。佐濃
地区にあるスーパーマーケット前に「佐野丙停留
所」を新設して、住民が買い物などをする際の利
便性を高めました。
さらに、それぞれの運行経路に当たる「高龍中
学校前」のバス停名称を「旧高龍中学校前」に変更。
2路線の延伸、経路の変更に伴い、それぞれ運賃
を一部変更します。
市と丹後海陸交通が共同運行する路線バスにつ
いては、弥栄網野砂丘線(弥栄町―久美浜町)で
温泉利用客のニーズに応えるため「浅茂川温泉静
利用者の便利性向上を図るため路線延伸などをした市営バ
ス「川上線」(写真上)と「佐濃北線」
平成 25 年8月に中東の子ども招き国際交流事業
中東の子どもたちを京丹後市に招き、市民との
交流を深める「中東国際交流プロジェクトin京
丹後」の実施に向けた実行委員会の初会合が平成
25 年1月 31 日、市役所峰山庁舎で開かれました。
同プロジェクトは、国際交流と国外への貢献活
動を通じて平和の大切さを認識し、幸福を豊かに
育むまちづくりの促進を目的に実施。全市挙げて
の取り組みとするため、市国際交流協会をはじめ
パレスチナ問題について、実行委員会のメン
バーらに講話する矢野裕巳さん
市内の商工観光団体やライオンズクラブ、高等学
校などの関係 15 団体で実行委員会を設立しました。
開会に当たり中山市長は「交流事業を通じて平
ステイ▽市内や市外の見学▽市内イベントへの参
会にしたい。『幸福のまちづくり』を掲げる本市に
の事業計画を決定しました。
意味のある活動になると思う」とあいさつ。
習の機会を設けることや、今年実施する「丹後建
長に藤村益弘さん(市国際交流協会会長)と久保
を位置付け、周知啓発をしていくことが確認され
光協会会長)の3人が就任。会則や予算の承認の
会合後には、NPO法人大本イスラエル・パレ
和の尊さを共に考え、草の根の貢献をしていく機
加や文化体験▽学生交流▽歓迎式典の開催―など
とって、市民総幸福の最大化を広げていく上でも
また、関係団体や市民を対象とした国際理解学
委員会では、中山市長が会長に選出され、副会
国1300年事業」の一環として同プロジェクト
幸司さん(市文化協会会長)、福山勝久さん(市観
ました。
ほか、実施時期を今年8月とすることや、ホーム
スチナ平和研究所常務理事で主任研究員の矢野裕
ひろ
み
巳 さんが、「誰にでも解るパレスチナ問題」と題
の里停留所」が新設され、平成 25 年3月 16 日か
して講演。紛争に至った歴史的経過や現状、平成
ら新ダイヤで運行を行っています。
15 年に綾部市で行われた「中東和平プロジェク
ト」の取り組みに携わった経験談などを講話しま
した。
矢野さんは「パレスチナ問題の解決において、
日本はイニシアチブ(主導権)を取れる立場にあり、
その役割は大きい。今回の交流事業を通じて、イ
スラエルとパレスチナ双方の子どもたちに日本の
「中東国際交流プロジェクトin京丹後」の第1回実行委員会。
平成 25 年8月に中東の子どもたちを京丹後市に招き、市民と
の交流事業を行うことが決定された
60
良さを感じてもらえれば大きな意義がある」と話
しました。
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TOPICS
トピックス
市長エッセイ
和気 泰 来
わき
た
い らい
◆支援米を被災地福島県相馬市へ
陸前高田市を訪問して ~「忘れないで」~
平成 25 年3月 10 日、岩手県陸前高田市で「東
日本大震災追悼式」が開催され、併せて全国の自治
体や民間事業者、法人などの皆さんで構成する「復
幸支援会議」が開かれ、同会議の呼び掛け人の一人
として、共に参加をさせていただきました。また、
追悼式に先立ち、網野ライオンズクラブの小森会長
はじめ4人の代表の皆さんによる植樹のための義援
合計 218 袋を送付
市では平成 24 年4月、福島県相馬市へ支援米を
送るため、市民の皆さんへ各戸配付チラシにより、
協力をお願いしました。
約1カ月で、114 袋(1 袋 30kg 玄米)のお米が
寄せられ、同年 5 月 1 日、現地へ無事届けること
ができました。
その後も継続して支援米を募集し、平成 24 年度
は合計 218 袋を被災地へ届けました。
支援のきっかけ
金 20 万円の戸羽・陸前高田市長へのご寄贈式にも
陪席をさせていただきました。
本市から復幸応援センターに派遣していた井上浩一主任
(右)
。本市から陸前高田市の仮設住宅入居者に贈った入浴剤
を手にする戸羽市長
(左から 2 番目)
、
久保田副市長
(同1番目)
被災から2年が経過をするわけですが、被災地の
状況はいわゆる「がれき」
(思い出が詰まったもの
が れき
ばかりで、本来、瓦礫とは到底呼べません)の撤去
た が、 私 た ち に で き る さ さ や か な こと は、1年
はおおむねできつつある状況でしたが、新建屋建築
や2年 の 短 期 で はなく、住 民 の 皆 さんと真 摯 真
まではほとんど手付かずの状況で、住民の皆さんの
剣 に 向 き 合 うご 支 援 の 中 で、ともに 悲 し み、と
ご状況も住居、仕事、生活、交通など大変な多くの
本市と相馬市は、社会資本整備を考える首長の
会の会員として交流をしており、今回相馬市から
本市へ支援要請を受けて取り組んでいるものです。
また、相馬市への支援は、京都府が福島県を支
援する枠組みの中、震災直後から積極的に救援物
寄せられた支援米をトラックに積み込む作業の様子
資等で支援してきた経過があります。
も に 悩 み、 と も に 喜 び、 と も に 笑 う、 そ ん な 日
困難に直面されておられる状態で、復興はまだまだ、
常 を 5 年、10 年 と 重 ね て、 家 族 や 兄 弟 の よ う
まだまだこれから、ということを改めて実感しまし
に少しなりとも感じていただけるようになることで、
た。
“お心の復興”の一助につながるのだと感じていま
全国青年市長会では一昨年の8月から「復幸応援
す。被災地の住民の皆さんが口々に言われるお言
センター」を開所し、会員各市が交代で職員を派遣
葉が強く印象に残っています。
「これから辛いのは、
し、物産販売支援、各種交流・支援事業など、陸前
忘れられること。被災地、被災者のことを忘れない
高田市民の皆さんに全国各地の市民や民間の皆さん
でほしい」
。
の支援や交流の力をつながせていただく活動をして
陸前高田市のみならず東日本各地の被災地、被災
おり、本市からもこれまで2人の職員を派遣してい
者の皆さんの一日もすみやかな復興・復幸に向け、
ますが、大切なのは、こういった活動の「継続」だ
◆ 1,689 人の新体制で決意新たに
消防団辞令交付式に新幹部や新入団員ら249人が参加
2年に1度の市消防団員の異動に伴う「京丹後市消防団辞令交付式」が平成 24 年4月1日、アミティ
丹後(網野町)で開かれました。新幹部や新入団員ら 249 人が出席し、新体制の下、防火・防災へ
の決意を新たにしました。
式では、羽賀義昌団長が指導員以上の幹部 105
引き続き少しでもお心に届く息の永いご支援に市
と感じました。
人と新入団員 146 人に辞令を交付。新入団員を代
民の皆さんとともに尽くしていきたいと願っていま
戸羽市長が追悼式のご式辞の中で「最後は“心
す。
の復興”が大切である」の旨お話しされまし
表して田畑広樹さん(弥栄町黒部、弥栄第3分団
第1部所属)が「規則を遵守し、忠実に消防の義
平成 25 年 3 月 京丹後市長 中 山 泰
務を遂行します」と力強く宣誓しました。
羽賀団長は「団員 1,689 人が、しっかりとした
絆で活動できる体制をつくることが、大切な家族
や地域を守ることにつながります。熱い志を持ち
続けて活動していきましょう」と訓示しました。
また、永年勤続退団者らには感謝状が贈られ、
つちか
前副団長の吉岡和弘さん(網野町網野)が「培 っ
た消防団の使命と消防技術を地域社会の中で生か
かなめ
していきます。消防団には、今後も地域防災の要
「大切な家族や地域を守るため、志を持って活動しよう」
と幹部らに呼び掛ける羽賀義昌団長
として、地域住民の期待に応えてください」と謝
辞を述べました。
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TOPICS
トピックス
◆経ヶ岬分屯基地、Xバンド・レーダーの配備候補地に
平成 25 年 2 月 26 日、防衛省幹部来庁
住民説明会などでの質問に対する防衛省の回
答を、抜すいしてお知らせします
平成 25 年2月末に防衛省から、
「丹後町袖志
にある航空自衛隊経ヶ岬分屯基地をXバンド・
レーダーの追加配備の候補地にしたい」との申
し入れが市に対してありました。これを受けて
市では、地域住民や市議会議員を対象とした説
明会を開催するなどして、防衛省の担当者から
具体的な説明を求めてきました。この間に開か
れた住民説明会などの概要をお知らせします。
なぜ、Xバンド・レーダーを経ヶ岬に配備する必要があ
るのですか。
―― 経ヶ岬は、日本海側に所在する自衛隊施設を中心
に、レーダーの探知距離や幅域、運用方法、上空の航空
路の有無、電波環境、十分な土地の確保などを基準に、
Xバンド・レーダーの追加配備計画について住民に説明す
る防衛省幹部ら(平成 25 年 3 月 11 日、宇川小体育館で)
日米間で慎重に検討した上での候補地です。
Xバンド・レーダー配備のために用地取得が必要になり
Xバンド・レーダー追加配備に関する金澤博範防衛事務次官
(左端)
と中山京丹後市長との面談
(平成 25 年2月 26 日、
市役所峰山庁舎)
ますか。
―― 基地周辺の数ヘクタールの用地の取得(買収・賃
貸借)が必要となります。米軍基地に必要となる土地は、
中山市長「住民の安全安心の確保が大前提」
防衛省で土地所有者と契約して使用権原を得て米軍に
平成 25 年2月 22 日(日本時間 23 日未明)に行
などの懸念を払拭するためにも、住民への十分な説
配備に伴い、何人の人員が配置されますか。
この防衛省の意向を受けて市は、翌 27 日に袖志、
多数を占めるものと聞いています。人員については現在
周辺8地区の区長を対象に説明会を実施。市の要請
リカ人です。
丹後町内で住民説明会を開きました。宇川小体育館
―― Xバンド・レーダーを配備したからといって、攻
われた日米首脳会談で、北朝鮮などの最近のミサイ
提供する形となります。
明をお願いしたい」との要請をしました。
かんが
ル開発状況に鑑み、日米において弾道ミサイルの防
きゅう そ
衛体制を強化することの合意がなされました。2月
へい
た か の
た い ざ
尾和、中浜、久 僧、平、竹 野、間 人、徳光の基地
ひろ のり
26 日には、防衛省の金澤博 範 事務次官をはじめ幹
部ら8人が京丹後市役所を訪れ、青森県つがる市の
に応じて、防衛省の幹部らが3月 11、12 日の2回、
しゃりき
航空自衛隊車力分屯基地に次いで日本で2基目とな
る、米軍が開発した移動式早期警戒レーダー「Xバ
(11 日)には約 240 人、丹後地域公民館(12 日)に
ンド・レーダー」の配備先として、航空自衛隊経ヶ
岬分屯基地を最優先候補地として検討・調整をした
い旨の申し入れがありました。
これに対して中山市長は「まず住民の皆さんの安
全安心の確保が第一であり、健康への影響やリスク
―― 最大で160人が配置されますが、民間技術者が
経ヶ岬への攻撃の可能性が高まるのではないですか。
撃の可能性が高まるとは考えられません。
は約 140 人が参加し、約2時間にわたり説明と質疑
レ ーダーが発する電波は、健康や日常生活に支障を与
さらに 13 日には、
佐藤正久政務官ら防衛省幹部が、
――「Xバンド」という周波数は、細胞の遺伝子を損傷
が繰り広げられました。
えるものではありませんか。
市議会議員全員協議会で、市議会議員に対する説明
することのない周波数帯を使用しているため、人体への
を行っています。
防衛省幹部らによるXバンド・レーダーの追加配備計画に関
する住民説明会(平成 25 年 3 月 12 日、丹後地域公民館で)
検討中ですが、車力通信所について言えば、全員がアメ
健康被害はありません。レーダーの前方に立つと熱を感
市議会議員全員協議会でXバンド・レーダーの追加配備計
画について説明する佐藤正久政務官(中央、平成 25 年 3
月 13 日、議場で)
じることになりますので、安全に万全を期すため、レー
ダー前面に一定の立入禁止区域を設定することなども考
Xバンド・レーダーの概要(防衛省広報資料から)
米軍が開発した弾道ミサイルの探知・追尾を目的としたレーダー
で、ペトリオット・システムのように迎撃ミサイルを有するもの
ではなく、ミサイルが飛来する可能性が高い空域を監視し、飛来
するミサイルを精密に探知、追尾する能力に優れたレーダーです。
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Xバンド・レーダーの外観(アンテナユニット)
えています。
風 評被害による農林水産物や地域への影響などが生じ
また、地上波テレビやラジオ、携帯電話などへの電波
たらどうするつもりですか。
障害などはありません。安全に万全を期すため、
レーダー
―― 防衛省の広報手段を活用し、風評被害の防止に努
前面の上空に飛行制限区域を設定します。
めるとともに、相談窓口を設け、地域住民の皆さんの不
米 軍の規律保持、事件・事故防止にどのように取り組
安にお答えします。
むつもりですか。
地域への経済効果はありますか。
―― 国、米軍、地元関係機関などが連携できるよう連
―― Xバンド・レーダーの配備が地域経済への活性化
絡会を設けるなどして協力関係を築き、事件・事故防止
にも資するよう、米軍などに対して可能な限り働き掛け
に万全を期します。
ていきます。
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TOPICS
トピックス
◆「補助金等に関する基本方針」
「公共施設の見直し方針」を策定
普通交付税合併特例加算額の縮減に対応
市は、補助金の在り方を見直す「補助金等に関する基本方針」と市有施設の管理運営方法を見直す「公共施
施設分類ごとの見直しの方向性
施設区分
1. レクリエーション・スポーツ施設
設の見直し方針」を策定しました。
「補助金等に関する基本方針」は、補助金制度な
では、行財政改革や財政の健全化に全力で取り組
どを創設する場合や廃止する場合の統一基準を定
み、人件費や物件費などの内部管理経費を中心に
2. 産業振興施設
ていげん
め、同方針に沿って検討することで、適切な運用
支出を抑える一方で、合併特例措置逓 減対策準備
の確保と支出の抑制を図るもの。また、
「公共施設
基金を積み立てるなど将来を見据えた財政運営に
の見直し方針」は、施設分類ごとに既存施設の「廃
努めています。
止」
「統合」
「移譲」など今後の方向性を定め、公
3. 集会施設
しかしながら、収入の大幅な増加も見込めない
共施設を抜本的に見直すことで、効率的・効果的
中で、将来にわたって市民の皆さんに安定的・継
な施設運営を目指す内容としています。
続的に行政サービスを提供していくためには、こ
本市の普通交付税は合併特例による加算額が平
成 27 年度から5年間で段階的に縮減され、大幅な
4. 文教施設
層厳しさを増すことが予想されます。このため市
老朽化施設は「廃止」を検討
都市公園・公園
管理形態の見直し
農林水産施設
利用状況から「廃止」
「移譲」
「用途変更」を検討
商工施設
利用状況から「廃止」
「移譲」
「用途変更」を検討
観光施設
民間事業類似施設は「移譲」を検討
利用状況から「廃止」
「用途変更」を検討
集会施設
利用状況から「移譲」を検討
公民館
老朽化施設などは「機能移転」を検討
利用状況から「移譲」を検討
図書館
公民館と併せて「機能移転」を検討
に見直すこととしたものです。
生涯学習施設
利用状況から「移譲」を検討
診療所
老朽化施設は「機能移転」を検討
介護・老人福祉施設
利用状況から「廃止」
「統合」
「移譲」を検討
5. 医療・社会福祉施設
保健施設
利用状況から「統合」
「用途変更」を検討
「機能移転」による他施設との複合化を検討
子育て支援施設
「機能移転」による効率的・効果的な運営を検討
利用状況から「移譲」を検討
助成率の上限は原則として対象額の 3 分の2と
市の裁量で見直しができる補助金、交付金、利子
補給金とします
します
団体の運営経費に対する助成は原則廃止し、事業
す
補助金などの効果(成果)を明確にします
します
補助金などの助成制度に3~5年の終期を設けま
【主な内容】
原則として税・料滞納者に対する交付制限を実施
を行うための経費を助成対象とします
利用状況から「機能移転」を検討
「統合」による資料の集中管理を検討
歴史・文化施設
「補助金等に関する基本方針」
【対象】
社会体育施設
れまで以上に支出を削減することは避けて通れず、
補助金と公共施設について、その在り方を抜本的
収入の減少が見込まれることから、財政状況は一
見直しの方向性
6. 交通関連施設
7. その他施設
駅舎
管理形態の見直し
駐車場
利用状況から「廃止」
「移譲」を検討
・エコエネルギーセンター
・定住促進住宅
より効率的・効果的な運営などに向けて検討
「公共施設の見直し方針」
※全ての施設で「管理形態の見直し」
「使用料の見直し」
「減免規定などの見直し」も行います。
【対象とする施設】
観光施設、集会施設など広く一般に市民が利用す
<用語説明>
る施設とします。ただし、個別の見直し計画など
・
「廃止」… 当該施設での行政サービスの提供を廃止するもの
がある学校、保育所、幼稚園、公営住宅、病院お
・
「統合」… 公共施設間で類似の行政サービスを提供している施設を統合するもの
よび道路は除きます
・
「移譲」… 当該施設を民間または地域などへ譲渡(有償または無償)するもの
【施設分類ごとの見直しの方向性】
おおむね次㌻表の方向性により総合的に判断しま
・
「用途変更」… 当該施設の設置目的を他の目的に変更するもの
・
「機能移転」… 当該施設の機能を他の施設に移すもの
す
・「管理形態の見直し」… 運営に関する事務の委託や指定管理者制度の導入など、より効率的・ 効果的な管理運営方
法に見直すもの
66
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TOPICS
トピックス
講演実績と視察受入実績
■主な講演などの実績
講演先等
講演等内容
対応者
5 月 mix ひとびと tango2012
網野銚子山古墳、古代丹後王国を訪ねる
文化財保護課主任
7 月 総合的な学習時間(峰山中学校)
京丹後市の水産業について
海業水産課長補佐
京丹後市の自殺対策の取り組みについて
京丹後市長
京丹後市の自殺対策の取り組みについて
健康推進課主任保健師
京丹後市認知症対策事業について
地域包括支援センター保健師
巡る・市町村再発見コース
文化財保護課主任
10 月 京阪神久美浜会総会
久美浜町の学校再配置とまちづくりについて
久美浜市民局長
①全国市町村国際文化研究所市町村職員研修会
②国土交通省職員研修会(市町村アカデミー)
11 月 ③環境首都創造自治体全国フォーラム in 掛川
①京丹後市の公共交通の取組について
②京丹後市における交通まちづくりについて
③鉄道との連携でますます便利に!
運賃上限 200 円バス
企画政策課主任
全国パーソナルサポートサービス研修交流会 in 京丹後
京丹後市の自殺対策の取り組みについて
健康長寿福祉部参事
こころのカフェ京都 ( 第 6 回響きあう音とこころ )
京丹後市の自殺対策の取り組みについて
京丹後市長
府と市町村と連携する民間自殺対策勉強会
8月 第 35 回近畿地区市町村保健師研修会
近畿地区保健師ブロック協議会
9月 京都SKYシニア大学
12 月
独立行政法人科学技術振興機構社会技術研究開発センター 研
再生可能エネルギーの地域展開
究開発プロジェクト「再生可能エネルギー塾」 (龍谷大学)
環境バイオマス推進課係長
2 月 全国市町村国際文化研究所による政策実務研修
京丹後市の自殺対策の取り組みについて
3月 日・ブータン共同研究・合同ワークショップ
パネルディスカッション「幸福度を活かした
京丹後市長
地域創造」
■視察受け入れ実績
No.
視察内容
1 議会運営について
2 議会改革について
3 議会活性化について
4 議会基本条例について
5 議会報告会について
6 まちづくり基本条例について
7 公共交通施策について
8 バス交通について
9 行財政改革の取り組みについて
10 公共施設見直しの取り組みについて
11 予算・決算の説明資料などについて
12 議会基本条例に基づく予算・決算資料などについて
件数 No.
健康推進課主任保健師
視察内容
2
17 自殺対策について
3
19 エコエネルギーセンター事業
2
21 再生可能・自然エネルギーの活用について
3
23 企業誘致について
14 18 京丹後市寄り添い支援事業について
15 20 美しいふるさとづくり条例
1
6
2
1
1
1
13 予算編成過程・住民参加などについて
1
14 地域自治会活動支援について
1
15 地域コミュニティ活性化の取り組みについて
市民協働のまちづくりの実践(NPO 法人気張るふ
16
るさと丹後町の取組紹介)
合 計
2
22 小型風力発電設備普及事業
24 産業活性化に向けた取り組み
25 京丹後市観光振興計画について
26 京丹後 ぼたん・もみじ比治の里について
27 有害鳥獣対策について
28 京丹後市美しいふるさとづくり条例について
29 京丹後市農業農村振興ビジョンについて
土地改良事業の実施と営農組織の運営(丹後町竹野沖
30
田営農組合の取り組み紹介)
31 下水処理場における太陽光発電について
1
89 件
68
件数
2
1
14
1
1
1
2
1
1
3
1
1
2
1
1
第1章
ひと・もの・ことが行き交う
KYOTANGO
交流経済都市
「くらしといのちの総合相談会」を開催し多くの方との関わりが持てるよう取り組んでいます。
当事者に関わることで、その人にあった支援を行い「誰一人置きざりにしないまちづくり」を推進し
ています。
施策の方針
また、就労についてはすぐに一般就労に就ける方は少ないのが現状であり、働くための準備としてさ
まざまなセミナーを開催しています。当事者の状態を把握し、①生活の自立、②社会の自立、③就労の
交流経済都市…定住促進
自立が図れるよう、当事者にあった就労準備支援に取り組んでいます。
貫自動車道とつながる山陰近畿自動車道の大宮森本インターチェンジ(仮称)が開通
するなど、京都北部にとって「ひと・もの・こと」の流れが大きく変わる、まさに北
近畿新時代が訪れようとしています。
京丹後市の人口は平成 17 年国勢調査時 62,723 人が平成 22 年の調査結果では
59,038 人と 3,685 人の減少となっており、国立社会保障・人口問題研究所によると、
地域雇用の創造に向けて
◆商工振興課長:高橋 尚義
政策ニーズ把握のため、市内事業者の皆さんをはじめ、地域の皆さんとも対話の機
会をつくろうと、可能な限り事業所の訪問や地域イベントへ参加しています。その際、
これからも人口が減っていくと予想されています。
必ずと言ってよいほど、
「若い人が帰って来ることができるよう、働く場所の確保が必
態勢を整えるなど商工観光分野の振興、また流通改善による農業、製造業での新たな受注や企業立地を
本市におきましては、「仕事・雇用の確保」が最重要課題であるとして、求人情報の
また、市では都会からのUIJターンや交流を促進するよう、空き家情報バンクやふるさと応援団な
らには企業立地に向けた取り組みや伝統ある丹後ちりめん産業の振興など産業の育成
市では、
「ひと・もの・こと」の流れが大きく変わってくるこの機会をチャンスととらえ、受け入れ
要」とのご意見を聴かせていただきます。
推進する中で、定住対策の一番の基本となる「仕事と雇用の確保」を図っていきたいと考えています。
市内公共施設などでの提供、ハローワークとの共催による「就職フェア」の開催、さ
どの受入対策や情報発信による交流推進といった定住対策を行っています。
支援に努めていますが、こうしたご意見をいただく状況では、市の取り組みは「まだまだ」といった評
価をいただいているとの認識をしているところです。
そのような中、「仕事・雇用の確保」に向けた新たな事業として、平成 23 年度から 86 人の雇用を生
定住・移住対策と交流の促進
◆企画総務部企画政策課長:川口 誠彦
み出すことを目標に、厚生労働省からの委託を受けて「地域雇用創造推進事業」に取り組んできました。
この事業は特に、観光や農業といった分野でのセミナーを通して市民と市内事業者の皆さんに専門的な
員になっていただき、市外での宣伝活動などを行っていただく事業で、市からは 320
出することができました。
たに住居を構えられたり、
「ふるさと応援寄付」を寄せていただくなど、本市に多くの
それが感じられないのが実情です。京丹後らしい新たな雇用創出対策を引き続き進めていきます。
援団」事業があります。これは、本市出身者や市外に在住する方に京丹後市の応援団
ものです。平成 24 年度はこの事業の最終年として取り組んだ結果、2 年間で 92 人の新規雇用などを創
名の団員さんに会報誌を通じ定期的に情報を送っています。団員さんには、本市で新
アベノミクスにより経済循環も好転してきているといわれていますが、地方に関してはまだ十分には
応援をいただいています。
また、京丹後市での住まいを提供するために、空き家などの物件情報を提供する「空
き家情報バンク事業」を実施しています。これは市内の空き家などの不動産情報を市のホームページで
行ったり、実際に京丹後市に訪れてもらい田舎暮らしを体験してもらう事業も実施しているところで、
引き続き本市の魅力をPRし、Uターン・Iターンを進めるための事業を促進していきます。
第6章
京丹後ふるさと応援団が京丹後の魅力を発信
◆「京丹後ふるさと応援大使」を委嘱し、さらに団員を拡大
京丹後ふるさと応援団は、本市の発展を真に応援してくれる皆さんの輪を全国に広げ、本市と団員の双
誰一人置きざりにしないまちづくりを目指して
◆健康長寿福祉部次長:川戸 一生
務所の1カ所に集め、
「寄り添い支援総合サポートセンター」を開設し、生活や就労な
どさまざまな問題を抱える方の相談や支援に寄り添い取り組んでいます。
地域では、まだまだ一人で問題を抱え込んで悩んでいる方も多くおられ、自分で行
政にSOSを発信することができない方の声を聞く取り組みとして、地域で活躍され
2
外に在住する方で、平成 25 年 3 月末現在 320 人の方が入団しています。
今年度は、団員に会報誌などを送付(年 4 回)し、本市の情報を発信。また、本市への訪問機会を増や
してもらうため、団員証を提示することで、割引などの優待を受けることのできる市内協賛店の取り組み
も行い、平成 25 年 3 月末現在で 49 店舗にご協力いただいています。さらに、本市の PR と団員の拡大を
図るため、団員の中から「京丹後ふるさと応援大使」を委嘱。知人や友人などに対し、本市を PR する割
引などの特典付き特製名刺を配布するなど、京丹後の魅力発信にご協力いただいています。(平成 25 年 3
3
第7章
計画推進のために
本市では、「市民相談室」、「多重債務相談・支援室」、「消費生活センター」を福祉事
方向の連携を通して、活力あるまちづくりの推進を図る、ふるさと京丹後の応援組織です。団員は本市以
うるおい安全都市
さらに、田舎暮らしを考えている方へ直接アプローチするため、大阪などで移住促進キャンペーンを
平成 24 年度の主な取り組みと成果
災害に強く、快適で暮らしやすい
紹介しているもので、
平成 24 年度にはホームページのアクセスは約3万件あり、
5件の成約がありました。
第5章
共に築き結び合う
知識や技術を習得していただき、またその両者のマッチングを図る中で雇用を生み出していこうという
第4章
パートナーシップ都市
京丹後市の魅力発信や交流人口の増加を図る事業の一つとして、
「京丹後ふるさと応
第3章
生涯 学習都市
計画推進のために
第7章
神、北陸、中京方面へのアクセスが飛躍的に向上するほか、平成 28 年度には京都縦
次代を担う若い力が活躍できる
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
フティーネットの仕組みづくりを進めていきます。
健やか安 心 都 市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
平成 26 年度には京都縦貫自動車および舞鶴若狭自動車道の全線開通により、京阪
に取り組み、引き続き総合的な相談と「包括的」かつ「伴走型」の支援を進め、地域における持続的なセー
生きる喜びを共有できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
◆企画総務部長:新井 清宏
第2章
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
交流人口の増加を目指して
『くらし』と『しごと』の寄り添い支援センターでは、厚生労働省の「生活困窮者自立促進モデル事業」
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第1章
交流経済都市
1 定住の促進
ている自治会長、区長をはじめ民生児童委員の協力を得て、気になる地域の情報を収集しています。また、
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
第1章
【実施事業の内訳】
また、
団員との交流と意見交換を目的とした
「応援団員交流会」を平成 25 年 2 月 17 日、ホテルセントノー
事業区分
ム京都(京都市)で開催。48 人の団員が参加して交流を深めました。
方法
重点分野雇用創出事業
平成 24 年度は、会報誌作成委託料として 878 千円、その他経費に 453 千円を支出しました。
震災等緊急雇用対応事業
京丹後ふるさと応援団運営事業 決算額 1,331 千円
所管課:企画総務部企画政策課
(平成 25 年 3 月~)
実施事業数
委託
5
失業者雇用
51
直接
4
7
委託
直接
1
2
3
6
12 事業
67 人
合 計
地域雇用環境整備特別対策事業
決算額 80,907 千円
所管課:商工観光部商工振興課
第2章
地域求職者の早期就職を支援
雇用拡大や人材育成のためのセミナーを実施
求人情報を端末、紙面で公開
◆
市民の皆さんが身近に求人情報を閲覧・検索できるよう、公共職業安定所が発行する求人情報誌に掲載
される情報(府北部地域および豊岡市)をデータ化し、市内公共施設など 60 カ所および市立図書館(室)
6 カ所に設置している「タッチパネル式情報端末機」や紙面で公開し、地域求職者の早期就職を支援しま
また、京丹後市「くらし」と「しごと」の寄り添い支援センターのほか、2 市間提携業務の一環として
豊岡市役所にも情報を提供し、窓口での就職相談に利用しました。
なお、平成 24 年 10 月から電子データで求人情報の提供を受けることができるようになったため、10
月以降のデータ作成費用は不要になりました。
平成 24 年度は求人情報データの更新委託料として 336 千円を支出しました。
用の創出と安定、就業の促進を図りました。
第3章
地域雇用創造推進事業では、雇用拡大メニューとして、着地
型観光推進セミナー、有機農業実践セミナーなどのほか、人材
育成メニューとして観光おもてなしセミナー、林業者育成研修
などを実施。さらに、就職に関する相談対応や、企業と求職者
のマッチングの場を提供するため、就職フェア、就職個別相談
会なども開催しました。 観光おもてなしセミナー
第4章
平成 23 年度が 23,272 千円、平成 24 年度が 25,067 千円。事
事業所の経費負担軽減、雇用者の就業を維持
◆
国の中小企業緊急雇用安定助成金とあわせ、市独自の助成金を交付
事業所の経費負担を軽減し雇用者の就業維持を図るとともに、休業機会を捉えた人材育成を促進するた
交付決定件数は 391 件で、交付決定額は 15,507 千円、利用事業所数は 48 社でした。
あんしん雇用環境づくり事業 決算額 15,507 千円
所管課:商工観光部商工振興課
◆『くらし』と『しごと』の寄り添い支援センター開所2年目
第5章
開所2年目になる『くらし』と『しごと』の寄り添い支援センター
では、暮らしや仕事に関するさまざまな問題の相談を受け、自身
で問題解決が困難な方に対して、個別的・包括的・継続的に相談
者と一緒に問題解決に向けた支援活動を行いました。
また、職場経験がなかったり、離職期間が長期化したりしてい
る就職困難者に対して、スキルアップのためのセミナーの開催や、
離職者へ短期の雇用・就業機会を提供
◆
67 人の雇用を創出し生活の安定図る
近年の経済・雇用情勢の不安定化により、離職を余儀なくされた失業者・求職者の方に対して、市の臨
時職員への採用や事業委託による市内事業所での採用により、次の雇用までの短期の雇用・就業機会を創
農業分野や環境エネルギー分野で事業を実施したほか、交通インフラ安心・安全パトロールなど合計 12
このような相談・支援を行うことにより、各種制度やサービス、 『くらし』と『しごと』の寄り添い支援センター
事務所
就労につなげることができました。
くらしとしごとの寄り添い支援事業
決算額 21,127 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
※支援センタースタッフ:7 人(市 2 人、嘱託1人、臨時 4 人)
【平成 24 年度の活動状況】
支援対象者数
234 人
事業を実施。67 人を雇用しました。実施事業の内訳は次㌻表のとおりです。
電話・面談・会議・調整
同行等の活動延べ件数
延 4,835 件
支援修了者数
就労者数
203 人
61 人
【相談者の抱える問題種別(重複あり)
】
4
仕事
生活
健康
メンタル
家族
教育
法律
126 人
66 人
33 人
12 人
20 人
4人
22 人
5
第7章
計画推進のために
計画推進のために
出・提供し、これらの方の生活の安定を図りました。
てきました。
うるおい安全都市
第6章
実際に仕事を体験できるよう事業所に依頼し、職場体験を実施し
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
相談者の問題解決に向け〝寄り添う″支援を
共に築き結び合う
当などの一部を助成しました。
りました。
パートナーシップ都市
の「中小企業雇用安定助成金制度」を活用して雇用者を一時休業、教育訓練などをさせた場合に、休業手
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
め、景気の変動などにより受注量が減少し、事業活動の縮小を余儀なくされた中小企業者の皆さんが、国
地域雇用創造推進事業 決算額 195 千円
所管課:商工観光部商工振興課
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
事業期間は平成 23 年 4 月から平成 25 年 3 月で、事業費は
業実績は就職者数 85 人、創業者数 7 人でいずれも計画を上回
第5章
第7章
「地域雇用創造推進事業」について、その事業運営を支援し、雇
次代を担う若い力が活躍できる
求人情報サービス事業 決算額 336 千円
所管課:商工観光部商工振興課
第4章
京丹後市地域再生協議会が厚生労働省から受託して実施する
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
した。
京丹後市地域再生協議会の円滑な事業運営をサポート
生きる喜びを共有できる
第3章
環境循環都市
◆
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
月末現在 221 人)
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
知識や技能習得のための研修受講費用を支援
あり今年度から、京都府との共同事業で丹後国営開発農地を中心とした大規模野菜作
の生産技術から販売力を実践する丹後農業実践型学舎事業を取り組むこととなりまし
るとともに、雇用の安定を図りました。交付決定件数は 70 件で、交付額は 504 千円でした。
た。国営開発農地の有効利用と新規就農者の育成と 2 つの大きな目的があり必ず成功
させなければならない事業であると感じています。
職業訓練機会を提供している団体を支援
会と京丹後市職業訓練校の活動を支援し、労働者への技能訓練機会などを提供しました。
丹後地域職業訓練協会運営費補助金として 2,240 千円、
職業訓練校補助金として 1,489 千円を支出しました。
職業能力向上支援事業 決算額 504 千円
職業訓練実施事業補助金 決算額 3,729 千円
所管課:商工観光部商工振興課
また、集落等地域の土地利用や中心となる経営体など 5 年後、10 年後の姿を描い
ていただく「京力農場プラン」の作成にも取り組み、10 地域のプランが完成しました。今後も随時、
素計や積算温度計など生育状況や適期の刈取り時期など判断する機器の支援を行なっています。また環
第3章
地域に入りプラン作成を進めていくこととします。
平成 24 年度についても、
「丹後産コシヒカリ」が日本穀物検定協会の食味ランキングにおいて最高評
美味しい米づくりを推進するため、「日本一の特A 産地づくり推進事業」を設け、農家組織等に、葉緑
した。 2 農林業の振興
農産物の流通についても流通戦略会議により流通の課題や取り組み手法、今後の進め方なども検討し
てきましたJA中心の市場流通のほか、京丹後の農産物の都消、地消、ブランド化など具体的方策を進
めていきます。
今後も米やお茶、京ブランド野菜の振興、新たな作物の掘り起こしや国営開発農地の有効利用のほか
環境保全を意識した農業の推進を積極的に取り組んでいきます。 1.担い手対策の推進 2.水田農業の振興と米の有利販売対策の強化 3.中山間地域の
保全対策の推進 4.国営開発営農の振興 5.畜産の振興 6.特産品とブランド化の
推進 7.快適な農村生活環境の創造 8.都市農村交流の推進 9.足腰の強い農業・
農村の基盤づくり 10.有害鳥獣対策の強化 11.地域資源の利活用
◆農林水産環境部長 : 石嶋 政博
③生産④流通⑤地域づくりの5つのテーマを設けています。
土地利用施策では、人・農地プランの京都版「京力農場プラン」を 10 集落(市内
約 190 集落)で策定し集落の農地と農業経営の話し合いができました。
生産施策では、生物多様性農業推進、特A米の丹後コシヒカリの栽培に地質調査や葉緑素計・積算温
度計などによる科学的な観点を生かすグループの取り組みへの支援事業を創設しました。
流通施策では、農産物流通戦略書を具体化するアクションプランをまとめました。6次産業化では、
国内でも珍しい丹後地域の酒蔵(11 蔵の内市内6蔵)の地酒に合う肴や料理をオール京丹後で提供す
地域づくり施策では、集落連携で地域再生計画を策定して地域づくりを進める里力再生事業の取り組
みの拡大、農地・水保全活動事業の共同活動組織 105 組織、向上活動取組 107 組織と取り組みの拡大
を図ることができました。
ビジョンに掲げられる5つのテーマに共通するキーワードである「農産物の生産・加工・販売」の実
現には、農商工観環連携をいかに拡大・充実するかが課題と考えています。
6
ています。平成 24 年度の野生鳥獣による農作物などの被害額は約 5,250 万円であり、
第6章
被害防止計画」(第 2 期)を策定し、「個体数調整(捕獲)」、「被害防除」、「生息地管
理」(人と野生鳥獣の共生の環境づくり)」の 3 視点から総合的に対策を行ってきまし
88,493 千円を、平成 25 年度には 43,000 千円に減らすよう目標を設定し対策を講じ
獣被害防止総合対策交付金(資材費 100% 補助)により、多くの地域が防護施設を設置されたことが大
が望まれるのではと期待しています。有害鳥獣捕獲事業として、有害捕獲期間については、猟友会へ捕
第7章
前年度の 7,500 万円に比べ大きく削減することができました。特に、イノシシによる被害額が前年度の
85% と減っています。シカも前年度の 80% と減っています。
次にカラスとクマによる被害が多くなっていますが、被害額は前年度に比べ、カラスは 67%、クマ
は 41% と大きく減少しています。被害額が大きく減った原因は、平成 23 年度から国が実施している鳥
きな要因と考えております。平成 25 年度も多くの地域で取り組んでいただいており農作物被害の減少
獲業務を委託しており、くくりわな、捕獲檻を使った捕獲をメインに活動を行なっています。平成 24
年度の捕獲実績はイノシシが 910 頭、シカが 2,096 頭となっており合わせて 3,006 頭となり、前年度
2,431 頭を上回りました。捕獲檻についても、要望のあった地区へ補助を行っており、平成 24 年度ま
でに 437 基の檻を補助で購入していただきました。各地域が猟友会と協力しながら捕獲活動に関わって
いただいたことも、多くの捕獲につながっている要因の1つと考えられます。
7
計画推進のために
計画推進のために
る農商工観連携の取り組みをスタートさせました。
た。この計画は平成 23 年度から平成 25 年度の 3 カ年間有効で、平成 21 年度被害額
市では有害鳥獣による農作物被害を減らすため、平成 22 年度に「京丹後市鳥獣
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
上げました。
との連携、約 500ha の造成畑を基盤に京都府と共同で新規就農者の学舎事業を立ち
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
担い手施策では、市内の認定農家(約 165 人)の有志が組織する市農業経営者会議
第6章
◆農林水産環境部農林整備課長:増馬 孝之
共に築き結び合う
本市の農業農村振興ビジョンには、10 年後の将来像を実現する①土地利用②担い手
一向に減らないイノシシ・シカ・農作物被害
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
儲かる農林水産業のための農商工観連携
めの施策や都市農村交流の推進を図ります。
生涯 学習都市
過疎・高齢化が進展している中で「里の人づくり事業」など地域の元気を取り戻し、活性化を図るた
〈1〉農業の振興
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
施策の方針
健やか安 心 都 市
境にやさしい農業を推進しており特別栽培米の取り組み面積も 419ha と過去最高の取り組みとなりま
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
価の「特A」の評価を得ることができ、通算 10 回目の特Aの獲得となりました。今年度から、さらに
環境循環都市
雇用の安定および労働者の技能向上を図るため、技能訓練機会などを提供している丹後地域職業訓練協
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
◆
◆農林水産環境部農政課長:小森 康弘
農業者の高齢化や減少が続いている中、若い農業者の育成も大きな課題の一つでも
一部(1 人あたり年度内 2 万円が上限)を補助し、商工業に従事する労働者の知識や技能の養成を支援す
第5章
第7章
農業・農村に活力を
丹後地域職業訓練協会などが実施する知識・技能習得のための研修を受講する受講者に対し研修費用の
第3章
第4章
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
職業訓練で労働者の雇用安定とスキルアップを
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆農業委員会事務局長:引野 都夫
す。
世界的な視野で見れば、人口は今後も爆発的に増え続け、食糧不足は更に進行する
保する方向で、食糧自給率目標が 50%(カロリーベース)に設定されています。(平
て法律に明記されました。農業委員会では、平成
22 年度から耕作放棄地全体調査および耕作放棄
調査件数
地主面談
農家面談
営業再開
地の再生に取り組んでおり、一定の成果は出てお
りますが、農産物の価格低迷、農業者の高齢化の
大きな流れは変わっておりません。全国の農業者
面 積
(ha)
64.2
6.0
15.0
1.9
件 数
(件)
642
223
120
34
514 件
◆
面 積
(ha)
35.0
10.0
7.4
3.0
第2章
【国営農地など内訳】
国有農地・開拓財産を適正管理
「農業経営基盤強化促進法」に基づき、市内にある国有
農地・開拓財産の適正な管理を行いました。国有農地な
どの管理および処分関係事務費は 39 千円となりました。
種 類
地 区
国有農地
(既墾地)
京丹後市内の国有農地など(平成 25 年 3 月末現在)
は右表のとおりです。
開拓財産
網野町島津
2,370㎡
計
2,568㎡
峰山海軍航空隊1区
1,943㎡
碇地区
9,375㎡
計
現在では、飽食の時代と言われている日本ですが、食糧を外国からの輸入に頼る構造でよいのか、今
しっかりと選択する時期にさしかかっているように思います。
198㎡
11,318㎡
農業委員会活動事業 決算額 9,051 千円
農業者年金事務 決算額 608 千円
農業経営基盤強化事業 決算額 39 千円
所管課:農業委員会事務局
農業委員会では、優良農地を確保し、次の世代に渡すために今後もこれ以上耕作放棄地を増やさない
活動を続けていきたいと思います。
第4章
京丹後を“お茶”の一大産地に
農地を適正管理し、農政活動を推進
◆
地位向上に寄与する″ことを目的に、農業者の代
表機関として市町村から独立して設置されてい
る行政機関です。
農業委員会は委員をもって組織され、委員は
平成 24 年度は、農業委員会活動事業として、農地法などに基づき許認可の審査(上表参照)を行ったほか、
農業員報酬の支払い、「農業委員会だより」の発行(年3回 8 月・11 月・2 月 全戸配布)を行いました。
農業委員報酬として 6,660 千円、
「農業委員会だより」発行経費として 564 千円、その他の経費として
1,827 千円を支出しました。
◆
12 人が参加。また、製茶〔一番茶・二番茶〕、被覆資材管理、乗用型管理機秋製枝、製茶〔秋てん茶〕に
関する実習には延べ 55 人が参加して製茶技術や茶生産に関する技術を高めました。
茶の極み塾の運営にかかる負担金として 500 千円、その他経費に 9 千円を支出しました。
◆
茶園拡大、大型機械導入で茶生産を振興
第6章
茶の一大産地となるよう、茶園の拡大および機械の導入による省力化を進め、茶生産の振興を図りまし
た。平成 24 年度は 3 団体合計 966 千円の補助金を交付しました。(内訳は下表のとおり)
【茶生産振興対策事業補助金内訳】
事業実施主体
京丹後製茶株式会社
京丹後製茶株式会社
京丹後市茶生産組合
事業内容
ロータリーカッター1台
自走式両面裾落し機2台
茶の樹勢回復
合 計
補助金額
262 千円
235 千円
469 千円
966 千円
農業者の老後の生活を支える「農業者年金制度」
「農業者年金制度」は農業者の老後の生活安定および福祉の向上、農業者の確保を目的とした制度で、国
民年金の被保険者で年間 60 日以上農業に従事されている方は誰でも加入できます。
平成 25 年 3 月末現在、本市の加入者状況は政策支援加入者が 36 人、通常加入者が 23 人。受給者状況
8
9
茶の極み塾支援事業 決算額 509 千円
優良茶園振興事業 決算額 966 千円
所管課:農林水産環境部農政課
第7章
計画推進のために
計画推進のために
第7章
茶の極み塾では、茶業経営や栽培個別指導、緑茶審査技術研修会などの講義指導が 3 回行われ、延べ
うるおい安全都市
います。京丹後市は平成 25 年 3 月末現在で、 (平成 24 年4月~平成 25 年3月)
選挙委員 28 人、選任委員 7 人の合計 35 人。
視察などを行う「極み塾」の運営に係る負担金を支出し活動を支援しました。
災害に強く、快適で暮らしやすい
選挙による委員と選任による委員で構成されて
申請件数
97 件
10 件
66 件
3件
34 件
102 件
1件
第5章
共に築き結び合う
発展および農業経営の合理化を図り、農業者の
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
申請などの種類
3条申請
4条申請(自己所有農地の転用)
5条申請(権利移転を伴う農地転用)
事業計画変更
形状変更届
非農地証明
農地法の許可を要しない転用の届出
国営開発農地における茶生産の振興を図るため、生産者に対する栽培や製茶技術の研修指導、先進地の
パートナーシップ都市
および「地方自治法」に基づき、〝農業生産力の
第6章
◆「茶の極み塾」の活動を支援
農地法などに基づき許認可を審査
農業委員会は「農業委員会等に関する法律」 【農地法に基づく許認可の申請状況】
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
生涯 学習都市
平成 24 年度の主な取り組みと成果
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
第3章
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
(未墾地)
の平均年齢が 70 歳になろうとしているのです。
峰山町泉
台帳面積
生きる喜びを共有できる
第3章
件 数
(件)
1,170
41
127
21
24
現況届(経営移譲年金・老年年金)
環境循環都市
区 分
23
平成 24 年度は事務費として 608 千円を支出しました。
40 件
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
年 度
改正され、耕作放棄地対策が農業員会の業務とし
41 件
未支給年金請求書
成 24 年 4 月~平成 25 年 3 月)は右表のとおりです。
食料自給率を上げるためには、生産基盤となる農地を確保する必要があります。そ
のため、平成 21 年に農地法が
死亡届
件 数
年金資格および保険料・給付関係書類の処理状況(平
成 24 年度現在で 39% ※農林水産省ホームページ参照)
第2章
農業委員会事務局では、農業者年金の裁定請求や加入
促進、受給者の資格管理などに関する事務を行っており、
といわれています。耕地面積の少ない日本では、外国からの輸入と合わせて食料を確
種 類
第1章
交流経済都市
優良農地を次の世代に渡すために
は経営移譲年金・老齢年金受給者が 541 人となっていま 【農業者年金に係る処理状況など】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
機械・施設などの整備を支援し、産地づくりを推進
◆
丹後地域の地域重点推進品目に位置づけられているみず菜・九条ねぎの生産振興を図るため、パイプハ
ウスの整備を補助し、産地の形成に取り組みました。事業実施主体、補助金額などは下表のとおりです。
ム、ブルーツーリズムを推進するため、農家などに対して農
家漁家民宿開業を促すセミナーを開催しました。また、京丹
後市農山漁村体験型旅行協議会との連携により、都市部の子
第2章
どもたちが農家民泊などで宿泊し、ありのままの農山漁村の
暮らしを体感する「子ども農山漁村交流プロジェクト」を推進。
会員施設での体験モニターツアーなどを実施して、都市部と
農山漁村の交流を図りました。
農林漁家民宿推進セミナー経費として 53 千円、都市農村交
体験モニターツアー
流支援事業補助金として 250 千円、その他経費として 106 千
円を支出しました。
産性の向上など、産地づくりを図りました。平成 24 年度は、弥栄町小菊部会の花自動選別機 1 台の購入
に対して 714 千円を補助しました。
パイプハウス整備事業 決算額 3,282 千円
集出荷貯蔵調整機械・施設整備事業 決算額 714 千円
所管課:農林水産環境部農政課
過疎化・高齢化の進んだ農村集落を再生
◆「ふるさと共援組織」の活動を支援
過疎・高齢化の進んだ農村集落と大学や企業、NPO などの
地域外の協力者で構成する「ふるさと共援組織」の活動を支
元気な農村地域づくりイベント開催を支援
の下刈りなどを行い、防潮保安林を整備しました(3 カ年事業
のうち3年目)。
◆
援しました。
補助金額
パンプキンフェスタ 9 月 9 日(日)
230 千円
気張るふるさと祭り 11 月 18 日(日) 700 千円
秋の祭典
11 月 18 日(日) 587 千円
まるかじりまつり
10 月 21日(日) 1,350 千円
合 計
2,867 千円
久美浜町神野地域では、里力再生計画に基づき、子育て支援「神野ひよこサロン」の開設、桜の植樹、
ノルデックウオークを実施したほか、地元有志を募り加工グループを設立し先進地視察や地元の農産物を
久美浜まるかじりまつりの様子
使った加工品の試作などを行いました(3 カ年事業のうち 3 年目)。
弥栄町野間地域では、里力再生計画に基づき、地元野菜を販売する朝市を実施したほか、加工部を設立
し味噌やこんにゃくを試作。また、ホームページでの情報発信や福祉バスの運行、観光ルートの開発、女
性限定のアユ釣り教室の実施、大学と連携してマップなどを作成しました (3 カ年事業のうち 2 年目 )。
都市部のイベントで販路開拓に取り組む農業団体を支援
都市部で開催される農業イベントへ参加し、京丹後産農産物を販売して販路開拓と広報活動を行う農業
団体などを支援しました。
平成 24 年度は、摂津市農業祭に出展した2団体、京都府農林水産環境フェスティバルに出展した 16 団
し、里力再生計画を策定。地域づくりに関する視察研修やいこいサロンの開設などを行いました (3 カ年
事業のうち 1 年目 )。
大宮町大宮南地域では、アンケートやワークショップなどを開催し、話し合いを重ねて地域の実情を把
握し里力再生計画を策定。地域づくりに関する視察研修、各種地区団体への周知などを行いました (3 カ
元気な農村地域づくり事業 決算額 2,900 千円
所管課:農林水産環境部農政課
年事業のうち 1 年目 )。
平成 24 年度は、以上の4地区が行った取り組みに対して各 1,500 千円の補助金を交付しました。
里の人づくり事業 決算額 6,000 千円
所管課:農林水産環境部農政課
10
11
第7章
計画推進のために
計画推進のために
体に職員を派遣しました。
久美浜町佐濃地域では、各戸にアンケートを配布して意見を募り、話し合いを重ねて地域の実情を把握
第6章
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
開催日
災害に強く、快適で暮らしやすい
大宮町
丹後町
弥栄町
久美浜町
過疎・高齢化が進む農村地域の複数集落による「地域連携組織」が取り組む再生計画づくりや活動を支
第5章
共に築き結び合う
は下表のとおりです。
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
◆「地域連携組織」の活動を支援
の活力を PR する取り組みを支援しました。支援したイベントなど
イベント名
松苗の植林作業
パートナーシップ都市
ベントを通して市内外の消費者に対し京丹後産農作物と農業・農村
地域
観光協会、㈱日進製作所との協働による集落再生計画に基づ
き、都市部のボランティアを募集して、松苗の植林や植林後
農村地域の活性化および地産地消を促進するため、市内の農業イ
第5章
生涯 学習都市
◆
平成 24 年度は、久美浜町箱石区が、小天橋観光協会や果樹
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
援することにより、過疎化・高齢化の進んだ農村集落の再生
活動に取り組みました。
地元農産物 PR イベントで地産地消を促進
第3章
健やか安 心 都 市
農産物の集荷・選別・貯蔵・出荷を行う集出荷貯蔵施設・設備などを支援し、農産物のブランド化や生
都市農村交流推進事業 決算額 409 千円
所管課:農林水産環境部農政課
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
集出荷貯蔵調整機械などの整備を補助
第4章
第7章
豊かな自然や地域の農水産物を活用したグリーンツーリズ
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
◆
補助金額
322 千円
174 千円
626 千円
508 千円
1,338 千円
314 千円
3,282 千円
都市部と農山漁村の交流図る
暮らしの中でいのちが輝く
事業実施主体
事業内容
丹後町施設園芸生産組合
遮光ネット一式
峰山町京みず菜部会
遮光ネット一式
久美浜町九条ねぎ部会
遮光ネット一式
久美浜町京みず菜部会
遮光ネット一式
㈱丹後岩木ファーム
被災ハウス復旧 2 棟
誠農海部㈱
リサイクルハウス 1 棟
合 計
第2章
第3章
みず菜・九条ねぎのパイプハウスの整備などを支援
第1章
交流経済都市
◆
農家漁家民泊で農山漁村の魅力を体感
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
葉たばこから他作物への円滑な転換を推進
廃作されることとなったため、廃作農地に新たな作物を作付した場合にそ
区 分
低下が特に懸念されている中山間地域などにお
対象者数
弥栄町
7人
久美浜町
5人
協 定 数
交付額
放棄の発生を防止し、多面的機能を確保するた
峰 山 町 4 集落協定
大 宮 町 6 集落協定
5,422 千円
9,882 千円
め、農振農用地区域内の 1ha 以上の農地に対
網 野 町 1 個人協定
688 千円
して、5 カ年(平成 22 年度~ 26 年度)の協
丹 後 町 9 集落協定
9,295 千円
定を基に中山間地域などに直接交付金 65,031
弥 栄 町 3 集落協定
5,191 千円
千円を支払いました。(内訳は右表のとおり)
久美浜町 23 集落協定
そのほか、集落協定締結の推進にかかる事務
合 計
34,553 千円
45 集落協定・1 個人協定
65,031 千円
費として 546 千円を支出しました。
認定農業者 26 人、農業法人 2 法人を育成
農業技術者協議会は農業経営基盤強化促進法に基づく認定農業者※の審査機関としての機能をもった組
織で、本市のほか、府丹後広域振興局や府農業改良普及センター、JA京都、市農業委員会で構成されて
持続可能で力強い農業目指し農地集積を推進
平成 24 年度同協議会では、総合的かつ個別具体的な経営基盤強化の推進について検討を行うとともに、
◆
います。
また、有機栽培技術の確立と普及を目的とした「生物多様性を育む農業推進セミナー」を平成 25 年 1
月 28 日、アグリセンター大宮(大宮町口大野)で開催しました。農業経営者、従事者など約 80 人が参加。
セミナーでは、水稲有機栽培実証事業の成果報告や「生物多様性を育む農業のすすめ」~コウノトリの定
着を図る~と題した講演を行いました。
補助金額
365 千円
120 千円
49 千円
き、経営の改善を進めようとする計画を市町村が認定し、これらの認定を受けた農業者に対して重点的
に支援措置を講じようとするもの。
京力農場プランの作成を推進するため、平成 【京力農場プラン作成実績(10 地区)】
都府、JA 京都などの関係機関の代表者(委員
8 人)で組織する「京力農場プラン検討会」を
農業経営改善支援センターを設置
設置。検討会を2回開催し、集落単位で作成さ
同センターの嘱託員報酬(1 人)として 1827 千円、その他の経費として 399 千円を支出しました。
農業技術者協議会活動促進事業 決算額 3,426 千円
所管課:農林水産環境部農政課
大宮町
森本地区(モデル地区)
網野町
網野地区、小浜地区、国営島津 2 団
地
第6章
審査を行ないました。(プラン作成実績は右表
弥栄町
木橋地区、鳥取地区、黒部地区
京力農場プラン検討会の委員に対する謝金と
久美浜町
島地区、女布地区、品田地区 ( モデ
ル地区 )
のとおり)
して 32 千円、その他の経費として 518 千円を
支出しました。
計画推進のために
第7章
12
13
第7章
計画推進のために
農地継承円滑化事業 決算額 534 千円
農地集積総合対策事業 決算額 550 千円
所管課:農林水産環境部農政課
うるおい安全都市
善支援センターを設置し、経営基盤強化の促進に資する活動を行いました。
れた京力農場プラン ( 案 ) について検討および
地区名
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
認定農業者・集落営農などの担い手育成のため、経営相談、経営改善計画の作成指導を行う農業経営改
区 分
25 年 1 月に農業経営者会議、農業委員会、京
共に築き結び合う
農業者が農業経営基盤強化促進基本構想に示された農業経営の目標に向けて、自らの創意工夫に基づ
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
◆“京力農業プラン”検討会を設置
※認定農業者制度
◆
第4章
を支出しました。(内訳は右表のとおり)
同協議会の負担金として 1,200 千円を支出しました。
第5章
公益社団法人京都府農業総合支援センターが 【農地承継円滑化補助金内訳】
団地名
借入面積
農地バンクにより地主から借り入れた農地を、
国営堤団地
730㌃
優良な状態で担い手に集積させるため、当該農
国営高山団地
241㌃
地の維持管理を支援しました。
国営中ノ谷団地
98㌃
農地承継円滑化補助金として合計 534 千円
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
で延べ 162 人の相談に対応しました。
次代を担う若い力が活躍できる
認定農業者 26 人(新規 9 人、更新 17 人)・農業法人 2 法人を育成しました。経営相談活動では、75 日
農地を優良な状態で継承集積
第3章
健やか安 心 都 市
中山間地域等直接支払制度事業 決算額 65,577 千円
所管課:農林水産環境部農政課
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
農業者の経営基盤強化を推進
第2章
環境循環都市
でした。
4人
2人
区 分
いて、農業生産活動などの維持を通じて、耕作
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
大宮町
網野町
葉たばこ作付転換緊急対策事業 決算額 594 千円
所管課:農林水産環境部農政課
◆
農業技術者協議会で経営基盤強化の推進を検討
耕作放棄地の増加などにより、多面的機能の 【中山間地域等直接支払制度事業補助金内訳】
の営農経費の一部を支援し、他の作物への円滑な転換を図りました。
対象となった農家は合計 18 人(内訳右表)で、作付転換面積は 2,970㌃
第4章
第6章
◆
国営開発農地を中心に栽培されてきた葉たばこが、平成 24 年度から全て 【対象農家内訳】
第2章
第3章
作付転換面積は 2,970㌃
第1章
交流経済都市
◆
中山間地域の耕作放棄発生を防止
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
活力ある地域農業目指し、農業団体を育成強化
合計 1,434 千円を交付しました。(内訳は下記のとおり)
事業主体
補助金額
400 千円
峰山町京みず菜部会
スーパーソイラー1台
197 千円
内 容
補助金額
延利農産グループ
業務用籾擦機1台
500 千円
丹後岩木ファーム
ハンマーナイフモア1台付属機械
337 千円
1,055 千円
丹後町
1件
462 千円
久美浜町
2件
1,000 千円
合 計
8件
3,197 千円
合 計
10 人
6,684 千円
就農に向けた実践的な研修を整備
第3章
就農直後の所得を確保
農場プランに地域の中核的担い手として位置付けられる
45 歳未満の独立・自営型就農者に対して給付金を給付し
ました。(内訳は右表のとおり)
◆
プラン地区
峰山町
鳥取、国営
島津 2 団地
対象者
2人
1,500 千円
第4章
補助金額
網 野 町 網野、浜詰
3人
1,875 千円
弥 栄 町 黒部、木橋
4人
4,500 千円
久美浜町 金谷
1人
750 千円
京丹後農業経営実践型学舎を推進
安定的な農業経営者の育成を図るため、京都府と京丹後市が共同で大規模農業経営者の育成に総合的に
取り組む「京丹後農業経営実践型学舎」を創設しました。
平成 24 年度は、平成 25 年度から京丹後農業実践型学舎事業を実施するための用地の土地改良を行なう
負担金 8,000 千円を京都府へ支出し、事業実施の円滑化を図りました。整備予定地および内容は次のとお
りです。
認定農業者による農作業
・整備予定地 弥栄町 ( 和田野団地 3ha、芋野団地 3ha、坂野団地 1.5ha、鴨谷団地 2.5ha)
認定農業者対策事業 決算額 3,197 千円
所管課:農林水産環境部農政課
・整備内容 鳥獣対策用のフェンス設置、暗渠排水、堆肥投入、礫の除去など
市内農産物の加工を促進し、地域雇用の拡大および農家の所得向上を図るため、農業者との契約栽培に
取り組み、農業経営体を育成する機能を持つ食品関連企業に対し、農産物加工の拠点整備を支援しました。
平成 24 年度は、株式会社アグリテック丹後(大宮町周枳)が行った事務所、事務備品、フォークリフ
トの整備事業に対して 302 千円の補助金を交付しました。(別途府より直接補助 1,362 千円)
◆
検討委員会を設置
平成 23 年 3 月に京都府の農業経営基盤強化促進基本方針が変更されたことを受け、農業経営基盤強化
促進法に基づき、「京丹後市農業経営基盤の強化の促進に関する基本構想」の見直しを行う必要が生じ、
基本構想検討委員会を設置し変更案の検討を行いました。
農業経営基盤強化促進基本構想検討委員謝金として 60 千円を支出しました。
農業経営基盤強化促進基本構想策定事業 決算額 60 千円
所管課:農林水産環境部農政課
14
15
第7章
計画推進のために
計画推進のために
食品関連企業参入促進事業 決算額 302 千円
所管課:農林水産環境部農政課
農業経営基盤強化の基本構想を見直し
第6章
うるおい安全都市
食品関連企業の拠点整備を支援
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
就農研修資金償還金助成事業 決算額 6,684 千円
実践農場整備支援事業 決算額 660 千円
新規就農総合支援事業 決算額 8,646 千円
京丹後農業経営実践型学舎推進事業 決算額 8,000 千円
所管課:農林水産環境部農政課
農産物加工を促進し農業者所得の向上を
◆
区 分
共に築き結び合う
3件
2,736 千円
パートナーシップ都市
網野町
4人
生涯 学習都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
500 千円
弥栄町
第2章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
180 千円
のとおりです。
青年の就業意欲の喚起と就農後の定着を図るため、京力 【新規就農総合支援事業補助金内訳】
補助金額
1件
720 千円
事務費として 21 千円を支出しました。
【経営規模拡大支援事業内訳】
1件
1人
新規就農総合支援事業補助金として 8,625 千円、推進
助金合計 3,197 千円を交付しました。(内訳は下表のとおり)
大宮町
網野町
健やか安 心 都 市
◆
農業経営改善計画による機械導入にかかる費用に対して、補
峰山町
1,788 千円
660 千円を支出しました。
認定農業者へ地域内の農地集約や作業受託を促進するため、
件 数
1,440 千円
3人
た実践的な研修整備を推進しました。平成 24 年度は、新規就農者実践農場整備支援事業補助金として、
認定農業者の機械導入を補助
区 分
2人
大宮町
実践農場で就農研修を実施する研修者に対する後見人の設置、研修用施設整備を支援し、就農に向け
地域農業の基幹的担い手“認定農業者”を支援
◆
峰山町
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
農業団体等育成強化事業 決算額 1,434 千円
所管課:農林水産環境部農政課
助成額
平成 24 年度は、就農研修資金償還金助成金として、合
計 10 人を対象に 6,684 千円を支出しました。内訳は右表
◆
対象者数
環境循環都市
保冷庫へのエアコン設置8台
区 分
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
AF グループ
【集落営農団体等活動活性化事業(2 団体)837 千円】
第5章
第7章
一定の要件を満たして就農した者に対し、研修資金の償還
を支援し、新規就農者の確保・育成を推進しました。
内 容
事業主体
研修資金償還を支援
京都府就農研修資金を借り入れて就農研修を行った後、 【就農研修資金償還金助成金内訳】
【農業生産振興団体活動支援事業(2 団体)597 千円】
第3章
第6章
◆
集落 ・ 地域営農組織への農地集約や作業受託を促進するため、農業団体が行う機械導入に対して補助金
第2章
第4章
農業団体の機械導入を支援
第1章
交流経済都市
◆
新規就農者の確保・育成を推進
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
「京丹後の顔が見える流通」を推進
地産地消、地産都消の取り組みを支援
売れる米づくりを進めるため、特別栽培米の生産に必要な農業用機械などを導入する農業者で組織する
農業農村振興ビジョンに掲げた「京丹後の顔が見える流通」を推進し、農業者の所得向上や農林水産物
千円を支出しました。(内訳は下表のとおり)
のブランド化を図るため、地産地消・地産都消、輸出などの新たな取り組みに対して支援を行いました。
平成 24 年度は、3団体に対して補助金合計 755 千円を支出したほか(内訳は下表のとおり)、費用弁
事業主体
補助金額
丹後熊野農産物生産者グループ
農産物の流通経費 ( 輸送費、商談会への参加費など )
300 千円
京都農業協同組合
農産物の流通経費 ( 集出荷運賃代など )
300 千円
京都農業協同組合峰山支店
はごろも天女米 PR 経費
155 千円
五箇営農組合受託部
乗用コンバイン 1 台
3,780 千円
峰山町五箇地内
溝谷コンバイン組合
遠赤外線乾燥機 1 台
576 千円
弥栄町溝谷地内
水田農業振興推進事業 決算額 23,995 千円
京の米産地づくり事業 決算額 4,356 千円
所管課:農林水産環境部農政課
集落営農組織の体制整備を支援
地域営農組織の機械導入を支援
ました。平成 24 年度は、溝切機1台を導入した農業組合法人田吾作に対して、270 千円を交付しました。
京の黒大豆 ・ 小豆等産地づくり事業 決算額 270 千円所
管課:農林水産環境部農政課
地域で策定された「京力農場プラン」に基づき、地域農業再生の核となる法人などの加工・流通販売の
【集落営農発展型産地づくり事業補助金内訳】
内 容
補助金額
京丹後森本アグリ ( 株 )
トラクター、コンバイン、乾燥機の導入
10,989 千円
誠農海部 ( 株 )
農産物加工施設設置、野菜乾燥庫の導入
2,244 千円
◆
るため、地元が行う小規模な土地改良事業、維持補修な
どに要する原材料、機械借上経費について補助金による
支援を行いました。
して合計 3,837 千円を支出しました。(内訳は右表のと
おり)
良食味米づくりのための先進的な取り組みを支援
特 A 米産地として定着を図り、日本一の特 A 米産地を目指すため、集落営農組織などが行う良食味米
また、水田農業の振興を図るため、農業者戸別所得補償制度の推進の業務を行いました。
平成 24 年度は、水田農業振興補助金(特別栽培米団地化推進)として 13,598 千円、日本一の特 A 産
地づくり推進事業費補助金として 3 団体合計で 713 千円(内訳は下表のとおり)、数量調整円滑化推進事
業の推進に係る経費として 684 千円、農業者戸別所得補償制度の推進に係る経費として 9,000 千円を支
出しました。
104 千円
五箇中山間保全会
土壌診断、葉緑素計、積算温度計
451 千円
一分農事組合
土壌診断、葉緑素計、積算温度計
158 千円
16
95 千円
網野町
8
925 千円
丹後町
6
1,176 千円
弥栄町
1
56 千円
久美浜町
5
544 千円
27
3,837 千円
区 分
工事名
事業費
修、改良および修繕を行いました。また、京都府の道路
大宮町
田井垣排水路安全施
設改修工事
1,050 千円
した。
久美浜町
谷揚水機改修工事
2,499 千円
老朽化などにより、機能が低下した土地改良施設の改
工事により支障となる揚水ポンプ場の移設設計を行いま
平成 24 年度は、工事請負費として合計 3,549 千円(内
訳は右表のとおり)、調査設計委託料として 987 千円、
補助金額
土壌診断、葉緑素計
2
17
合 計
3,549 千円
小規模土地改良事業補助金 決算額 3,837 千円
小規模農業基盤整備事業 決算額 5,080 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
第5章
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
内 容
延利農産グループ
大宮町
【工事請負費内訳】
修繕料として 544 千円を支出しました。
【日本一の特 A 米産地推進事業費補助金内訳】
1,041 千円
合 計
土地改良施設などの小規模改修・改良を実施
補助金額
5
うるおい安全都市
法で集団化が行われるよう特別栽培米の団地化に対する支援を行いました。
◆
箇所数
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
づくりのための先進的な取り組みを支援するとともに、特別栽培米の質の向上を図るため、同一の作付方
区 分
峰山町
共に築き結び合う
6 町 27 カ所に対して、小規模土地改良事業補助金と
日本一の特 A 米産地を目指して
事業主体
【小規模土地改良事業補助金内訳】
農地・農業用施設の適切な保全と農業経営の安定を図
集落営農発展型産地づくり事業 決算額 13,233 千円
所管課:農林水産環境部農政課
◆
地域の効率的な維持管理の取り組みを支援
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
農地・農業施設などの維持管理を支援
生涯 学習都市
平成 24 年度は、2団体に対して合計 13,233 千円の補助金を交付しました。(内訳は下表のとおり)
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
多角化や特別栽培米の生産拡大に係る支援を行いました。
事業主体
第3章
小豆および黒大豆の産地拡大および生産安定に必要な機械を導入する地域営農組織に対し、支援を行い
2団体の設備導入に 13,233 千円
第2章
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
黒大豆と小豆の産地拡大と生産安定を
◆
◆
備 考
生きる喜びを共有できる
農産物流通対策事業 決算額 975 千円
所管課:農林水産環境部農政課
補助金額
環境循環都市
内 容
内 容
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
事業主体
第4章
第7章
【京の米産地づくり事業補助金内訳】
【農産物流通対策事業補助金内訳】
第3章
第6章
団体などに対して支援を行いました。平成 24 年度は、京の米産地づくり事業補助金として2団体に 4,356
償等として 83 千円、事務経費として 137 千円を支出しました。
第2章
第1章
良食味米づくりのための先進的な取り組みを支援
交流経済都市
◆
◆
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
平成 24 年度は合計 26,276 千円を償還
平成 13 年度(西部地区)および平成 15 年度(東部地区)に完了した国営土地改良事業の市および受益
過疎や高齢化、後継者不足が進む農村地域で、複数の集落による地域連携組織が策定した農業・農村の
び国営開発農地で整備された施設の維持管理費に充当されている賦課金を丹後土地改良区に対して支払い
の取り組みに補助金を交付し、住民主体による農村地域の活性化と地域住民の安心・安全を確保しました。
者の負担金について、計画的に規定償還と一部繰上償還を行いました。また、丹後土地改良区の運営およ
再生に関する「里力再生計画」に基づき、生活環境基盤施設などの修繕・改修を行いました。また、地域
ました。
平成 24 年度は、久美浜町神野地域・弥栄町野間地域で工事および施設整備を実施し、22,263 千円を支
受益者負担金
合 計
0円
12,334 千円
12,334 千円
繰上償還額
9,505 千円
4,437 千円
13,942 千円
合 計
9,505 千円
16,771 千円
26,276 千円
国営丹後土地改良事業負担金 決算額 26,360 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
○久美浜町神野地域 20,237 千円
・補助金 1,404 千円
3,992 千円
市道神崎線側溝改修工事 1( 神崎 )
1,772 千円
市道神崎線側溝改修工事 2( 神崎 )
4,834 千円
普通河川排水路整備工事 1( 鹿野 )
830 千円
普通河川排水路整備工事 2( 鹿野 )
987 千円
市道鹿野熊の谷側溝改修工事 ( 鹿野 )
普通河川排水路工事 ( 中山 )
1,050 千円
市道来見谷大谷線路肩修繕工事 ( 来見谷 )
里道維持修繕工事 ( 霞 )
976 千円
第4章
4,081 千円
生涯 学習都市
【神野地域補助金内訳】
付金 107 組織に対して、農地・水事業負担金として 51,349 千円を
工事名
支出したほか、農地・水保全管理支払交付金事業活動推進費として
弥栄町和田野の水路(素堀水路からコン
クリート水路への更新)
農地・水保全管理支払交付金事業 決算額 53,360 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
◆
補助金額
長柄ゲートボール場等整備
928 千円
除雪用タイヤショベル格納庫整備
479 千円
第5章
基盤整備事業完了後の地域課題にも対応
里の基盤整備事業の事業期間 ( 計画策定年度から 3 年間 ) 完了後の地域課題に対応するため、地域に対し
て補助金を交付しました。
弥栄町野間地区の換地処分実施
◆
平成 24 年度は、炊事棟およびトイレ施設整備 ( 民家苑整備 ) を行った大宮町五十河地域に対して 4,768
千円の補助金を交付しました。
現況と土地台帳を整合
換地業務委託料(換地計画書)として 1,187 千円、地積測量図等作成業務委託料(変更計画図面)とし
て 105 千円を支出しました。
◆
農業生産基盤維持の取り組みを支援
機能が低下した農地や土地改良施設について、農地の暗渠排水布設や農道の拡幅、舗装により、改修お
よび改良を行いました。また、直接地域が行う農業用水路の補修などに対して支援を行いました。
平成 24 年度は、弥栄町野間地区の田中地区用水路改修工事のほか、久美浜町神野地区で配電盤修繕作
換地処理事業 決算額 1,292 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
繕委託料として 38 千円、原材料費(神野地区:ステンレス引込計基盤材料、野間地区:白滝用水路材料)
計画推進のために
として 151 千円を支出しました。
里の生活環境基盤整備事業 決算額 22,263 千円
里の地域活力再生事業 決算額 4,768 千円
農業生産基盤整備事業 決算額 560 千円
所管課:農林水産環境部農政課
18
19
第7章
計画推進のために
第7章
業を実施。野間地区の工事請負費として 368 千円、事務費・燃料費として 3 千円、神野地区の配電盤修
うるおい安全都市
を図ることができました。また、吉野地区について、換地計画書の作成を行いました。
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
弥栄町野間地区において、換地処分を行い換地処分登記の完了したことにより、現況と土地台帳の整合
共に築き結び合う
複数の集落が連携・協力して策定した「里力再生計画」地域が、計画を基に事業を展開していく上で、
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
市道田中久保線舗装工事 ( 霞 )
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
支援しました。
市道鹿野線側溝改修工事 ( 鹿野 )
事業費
健やか安 心 都 市
地域ぐるみでの効果の高い共同活動と、農村環境向上の取り組みを
工事名
事業費
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
地域において農地・水・環境の良好な保全と質的向上を図るため、
第3章
【野間地域工事請負費内訳】
【神野地域工事請負費内訳】
共同活動 105 組織、向上活動 107 組織を支援
2,011 千円を支出しました。
・工事請負費 2,026 千円
・工事請負費 16,496 千円
工事名
平成 24 年度は、共同活動支援交付金 105 組織、向上活動支援交
○弥栄町野間地域 2,026 千円
・測量設計委託料 ( 神崎・鹿野 ) 2,384 千円
農地・水・環境の保全管理を支援
第4章
環境循環都市
市負担金
規定償還額
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
出しました。内訳は次のとおりです。
【国営丹後土地改良事業負担金内訳】
◆
第1章
◆「里力再生計画」を策定した農村地域の生活基盤を整備
第3章
第6章
過疎・高齢地域の里力再生を支援
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
国営土地改良事業の負担金を計画的に償還
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
網野町俵野畑かん施設
網野町待谷川頭首工
大宮町茂手谷池
弥栄町五ノ坪水路
平成 24 年度は、既存施設などの改修にかかる工事請負費として 47,153 千円、測量委託料として 5,481
千円、実施設計委託料として 2,604 千円を支出しました。(内訳は次のとおり)
【工事請負費内訳】
工事名
事業費
久美浜町
新庄用水路改修工事
1,911 千円
378 千円
2,341 千円
2,552 千円
1,165 千円
1,230 千円
16,590 千円
924 千円
17,080 千円
1,092 千円
豪雨による住宅地などへの浸水被害を未然に防止するため、水路改修工事を実施しました。また、防火
水利のない住宅地域の防火水利を確保するため、防火水槽設置工事を実施しました。工事請負費として
59,251 千円、補償費として 680 千円を支出しました。
また、繰越事業として、久美浜町向町地区のため池と水路の改修工事を実施。工事請負費として 17,224
千円、補償費として 191 千円を支出しました。内訳は下表のとおりです。
【工事請負費内訳】
地 域
1,890 千円
合 計
47,153 千円
事業費
吉沢地内まち直し測量業務
吉沢地内まち直し用地調査業務
4,305 千円
1,176 千円
合 計
5,481 千円
新町防火水槽設置工事
河辺地区水路改修工事その 1
河辺地区水路改修工事その 2
溝谷水路改修工事
向町地区明ヶ谷池地下流水路改修工事
久美浜町
向町地区明ヶ谷池改修工事
事業費
6,856 千円
6,731 千円
9,187 千円
27,646 千円
8,306 千円
525 千円
合 計
59,251 千円
【工事請負費内訳(繰越分)
】
地 域
【実施設計委託料】
向町地区明ヶ谷池改修工事
向町地区明ヶ谷池取水設備設置工事
久美浜町
向町地区明ヶ谷池地下流水路改修工事
事業費
11,670 千円
2,761 千円
2,793 千円
17,224 千円
農業体質強化基盤整備促進事業 決算額 55,238 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
水路やため池など 15 カ所で実施
◆
土地改良施設の適正な維持管理により、施設の長期有効利用と持続的な農業経営の安定を図るため、水
路やため池など 15 カ所で診断指導を実施しました。
また、土地改良施設適正化事業加入地区(7 地区)の事業実施に必要な資金を賦課金として京都府土地
改良事業団体連合会に拠出し、加入地区の事業計画に見合った事業資金が造成されました。さらに、加入
平成 24 年度は、土地改良施設維持管理適正化事業賦課金として 4,158 千円、網野町俵野貯水槽調査設
計業務として 1,995 千円を支出しました。内訳は次のとおりです。
アスベスト(石綿)に起因する影響を未然に防止するため、昭和 31 年に設置され 50 年以上経過した石
綿管の撤去などを行いました。さらに、今後の維持管理を踏まえ道路下埋設になるよう路線の変更を行う
とともに、他の管への更新を実施しました。測量設計委託料として 10,185 千円、地質調査委託料として
1,995 千円、工事請負費として 3,260 千円を支出しました。
また繰越事業として、用水管の改修工事、丹後町久僧地内他2カ所の既設石綿管撤去工事を実施。工事
請負費として 13,787 千円を支出しました。
特定農業用管水路等特別対策事業 決算額 15,440 千円
農村災害対策整備事業(繰越)
決算額 13,787 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
【土地改良施設診断指導内訳】
揚水機場
頭首工
4 カ所
3 カ所
畑かん施設
ため池
1 カ所
4 カ所
水路
制水扉
20
2 カ所
1 カ所
21
第7章
計画推進のために
計画推進のために
地区の整備計画に基づき、施設の改修工事を実施し、延命化による長期有効活用が可能となりました。
設置後 50 年以上経過した石綿管を撤去
第6章
うるおい安全都市
◆
農業用管水路などのアスベスト対策を実施
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
施設の長期有効利用目指し診断指導
農村災害対策整備事業 決算額 59,931 千円
農村災害対策整備事業(繰越)
決算額 17,415 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
共に築き結び合う
合 計
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
・地 域 弥栄町吉沢
工事名
久美浜町
久美浜町
第4章
生涯 学習都市
弥栄町
弥栄町
工事名
工事名
峰山町
大宮町
大宮町
弥栄町
久美浜町
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
【測量委託料内訳】
地 域
水路改修工事、防火槽設置工事を実施
健やか安 心 都 市
二箇水路改修工事
国営内記団地農道舗装修繕工事
口大野水路改修工事
国営島津4団地農道舗装修繕工事
行地水路改修工事
奈具川水路改修工事
吉沢揚水機改修工事
国営芋野団地農道舗装工事
大溝水路改修工事
国営鹿野1団地農道舗装工事
◆
第2章
生きる喜びを共有できる
峰山町
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
弥栄町
弥栄町
弥栄町
久美浜町
農業用施設から住宅地への浸水被害を防止
環境循環都市
地 域
峰山町岡谷池
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
第7章
久美浜町イカシマ揚水機場
土地改良施設維持管理適正化事業 決算額 6,153 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
・工事名 吉沢地内用排水路およびまち直し設計業務
第6章
久美浜町島井堰揚水機
対応し、経営規模の拡大や戦略作物の生産の促進を図りました。
生きる喜びを共有できる
第5章
農業生産基盤の課題に迅速に対応
農地の区画狭小や農業用施設の老朽化など、地域の農業生産基盤が抱える課題について迅速かつ細かく
第3章
第4章
第1章
【土地改良施設維持管理適正化事業加入施設7地区】
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
老朽化が著しい農業用施設を改修
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆農林水産環境部長:石嶋 政博
有害鳥獣対策と松くい虫対策と森林整備
市内の有害鳥獣による農産物被害総額が平成 22 年に 1 億 3 千万円を超え、イノシシ・
シカによる被害額が5割以上を占める実態に対応した、国の交付金事業による防護柵
設置に加えて、猟友会に委託して捕獲実績を前年比の倍増の取り組みをいただきまし
た。被害額は平成 23 年度の 7,500 万円から 5,200 万円と減額はできたものの、依然
ていくことを望みます。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
◆
森林労働者の福利厚生を充実
森林組合の基幹的作業班員の雇用確保および定着を図るため、林業労働者の共済事業加入に係る経費に
と高い被害額に総合的な対策が望まれています。
対して支援しました。また、組合が作業班員の福利厚生対策として加入する社会保険加入に係る事業主負
松くい虫被害による松枯れ現象が夏以降に顕著になったことから、主に白砂青松
市の 74%を占める山地を生かし山林の保全のために、市内の林業家や有識者やNPO、市内企業家
ました。内訳は下表のとおりです。
林業労働者新共済事業補助金として 3,039 千円、緑の担い手育成事業補助金として 2,025 千円を支出し
傾向にあり継続した防除対策が必要となっています。
などによる森林資源活用検討報告書を基に、山の川上と里の川下の取り組みの一体的整備による事業化
21
可能性調査(環境部門の事業実施)を行いました。加えて森林整備促進のための木質バイオマス利用促
【林業労働者新共済事業補助金内訳】
区 分
進事業化案を森林組合と林業関連企業と一緒に協議を進めて、川中の木材加工場の整備とその施設運営
長 期 休 業
退職金助成事業
がカギとなることから、国の施設整備事業へ手を挙げて進めることとしました。
就労実人員(人)
28
28
延日数(日)
6,350
6,221
事業費(千円)
5,207
435
◆農林水産環境部農林整備課長:増馬 孝之
5,642
【緑の担い手育成事業補助金内訳】
実施主体
山地災害から市民の安心・安全を確保するため、網野町下和田地区、弥栄町中津地
丹後地区森林組合
区において、災害に強い森づくり事業に着手し、台風・豪雨などにより荒廃した森林
区 分
健康保険
厚生年金
延べ就労日数(日)
2,700
802
1,223
2,025
地域緑化・環境美化を推進
第6章
地域緑化・環境美化の意識高揚を図るため、峰山・長岡緑の少年団
の活動に対して、補助金 50 千円を交付しました。
少年団は、緑と親しみ、緑を愛し、緑を育てる活動を通じて、ふる
京丹後市の豊かな自然の魅力
◆農林水産環境部農林整備課:仲原 靖則
私は農林整備課の森林保全係に配属になり、森林について自分の知らない事がとて
74%は森林です。森林には二酸化炭素を吸収して酸素を提供してくれるだけでなく、
洪水や土砂災害を防止する役割もあります。森林の役割を理解し、森林を育てていく
ことに1年間携わりましたが、それは森林が育つ何十年の内の1年です。しかし、い
とした団体で、地元の長岡区、府、市からの助成を受けて平成 2 年度
から活動しています。
団員数は 14 人で、主な活動内容は緑の募金街頭募金活動、地区の環
境美化活動、KTR 峰山駅環境整備(間伐材のプランターカバーの寄贈)、 緑の少年団による募金活動
ゴーヤ緑のカーテン作りなどです。
緑の少年団活動支援事業 決算額 50 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
つか自分の携わった森林が市民にとって役立つ森林になっていくと思います。
また造林以外にも、森林ボランティア事業で多くの方々と松苗を植林したり、緑化事業で京丹後市の
22
23
第7章
計画推進のために
計画推進のために
も多いという事に気付きました。私が主に携わったのは造林事業です。京丹後市の
さとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていくことを目的
うるおい安全都市
◆
災害に強く、快適で暮らしやすい
京丹後市域の 74%は山地で、毎年のように災害が発生している状況であり、このため地域要望に応
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
緑の少年団の活動を支援
共に築き結び合う
緑の担い手育成事業 決算額 2,025 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
用道路として土地の提供をお願いさせていただきました。地域役員の皆さんには何度
パートナーシップ都市
林業労働者新共済事業 決算額 3,039 千円
和田地区は果樹栽培が盛んであり、このため工事期間中に度々クマの出没があり、現場立会いをしてい
第4章
第5章
現場工事に当たり、現地までの既設道路幅員が狭いため、地権者の皆さんには工事
えるため「災害に強い森づくり事業」を推進していきます。
1,070
1,630
3576.4
補助金(千円)
※対象作業員数 14 人
下流域の農業用施設・住家などの安全が確保できました。
21
事業費(千円)
合 計
を整備、荒廃渓流には治山ダムを設置し、既設ダムに異常堆積した土砂の除去を行い、
る横を通るなど驚くこともありました。
3,039
生涯 学習都市
儲災害防止は森づくりから
2,604
435
次代を担う若い力が活躍できる
合 計
補助金(千円)
第3章
健やか安 心 都 市
担に対して支援し、新規若年者の確保および定着を促進しました。
生きる喜びを共有できる
100 選の海岸を守る松くい虫特別駆除事業を実施しました。海岸域の松枯れの影響が内陸部へと広がる
も公民館や現地立会いにお世話になり、関係者の協力がなければできない事業でした。また、網野町下
第7章
第2章
“緑の担い手”森林労働者の雇用を確保
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
きました。将来、京丹後市の森林はしっかりと整備され、今より森林の役割を果たしていけるようになっ
1.森林整備の推進 2. 森林環境の保全 3. 林業の特産品振興と活用 4. 林道の整備と活用
5. 治山・治水の推進
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
若年層にも森林整備の役割や必要性を学んでもらうなど、さまざまな形で森林について携わることがで
< 2 > 林業の振興
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
さまざまな地区に桜の苗木を配布し市の中の緑化を促したり、中学生に森林について授業をしたりして、
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
施策の方針
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
有害鳥獣被害を未然に防止
区 分
捕獲量前年比約 24%増
然に防止するため、猟友会に委託し有害鳥獣捕獲を行いました。有
害鳥獣捕獲委託料として 34,801 千円を支出しました。
廃棄処分頭数
2頭
シカ
398 頭
382 頭
16 頭
合 計
464 頭
446 頭
18 頭
猪・鹿肉処理施設運営管理事業 決算額 9,668 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
平成 24 年度の捕獲実績は、イノシシ 910 頭、シカ 2,096 頭、
また、狩猟免許取得や猟銃所持許可更新、有害鳥獣埋設処分にか
かる費用に対して補助金を交付しました。狩猟免許取得奨励補助
金として 17 千円、猟銃所持許可更新手数料補助金として 78 千円、
猟友会の皆さんによる広域捕獲
◆
森林の健全な成長を促すとともに、森林の公益的機能の維持増進を図るため、国・府の森林整備事業補
有害鳥獣埋設処分支援補助金として 44 千円を交付したほか、その
助金の対象外である高齢級(36 ~ 60 年)の間伐に対し補助を行いました。平成 24 年度は丹後地区森林
他経費に 548 千円を支出しました。
組合が実施した市内 17 カ所の間伐に対して、補助金 3,619 千円を交付しました。内訳は次のとおりです。
近年増加傾向にある耕作放棄地や拡大傾向にある鳥獣被害対策
の一環として、畜産農家と地域住民が連携して耕作放棄地に牛を放
実施箇所
私 有 林
17 カ所
工 種
事業量
間 伐
間伐材搬出
13.61ha
252㎥
第4章
人と獣との緩衝帯をつくり、獣害防止のための整備を行いました。
平成 24 年度は、大宮町三重地区で森林整備を行い、工事請負費として 1,551 千円を支出しました。
放置竹林による森林侵食を防止し、森林の有する多面的機能の維持増進を図るため、森林に侵入した竹
第5章
放置竹林を伐採し森林浸食を防止
◆
森林の多面的機能を維持増進
第6章
ともに、652 本の竹林を搬出。放置竹林拡大防止工事費として 913 千円を支出しました。
◆
搬出した竹林を有効活用
整理伐後の竹材搬出(資源として有効活用するものに限る)に対して補助金を交付しました。
に対して合計 90 千円の補助金を交付しました。
ぼたん・もみじ 比治の里」を運営
放置竹林拡大防止事業 決算額 913 千円
里山環境整備事業 決算額 90 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
有害鳥獣として捕獲・駆除した猪・鹿の肉を、地域資源の食材として流通
させ、
地域振興を図ることを目的に、久美浜町佐野地区に設置した処理施設「京
たんご ぼたん・もみじ 比治の里」を維持管理および運営しました。平成 24
年度の搬入頭数は猪、鹿合計 464 頭で、前年と比較して 54 頭の増加となり
第7章
計画推進のために
計画推進のために
ました(処理実績は次㌻表のとおり)。
施設管理にかかった経費は、レジ袋ほか消耗品費、電気代、公用車ガソリ
ン代などに 1,440 千円、電話代、防虫管理手数料、火災および自動車保険料
などに 226 千円、猪・鹿肉処理委託料に 7,000 千円、浄化槽維持管理および
高度処理槽油分解菌投入作業委託料などに 494 千円、軽トラックリース料に
148 千円、その他経費に 108 千円でした。
「京たんご ぼたん もみじ
比治の里」での鹿肉処理
24
災害に強く、快適で暮らしやすい
猪・鹿肉を活用して地域振興
うるおい安全都市
平成 24 年度は、峰山町鱒留地内、大宮町延利地内、弥栄町芋野地内で行われた竹材搬出(合計 740 本)
林の伐採と搬出を行いました。平成 24 年度は、大宮町久住地内で整理伐 1ha、刈払い 0.50ha を行うと
共に築き結び合う
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
里山環境の保全と有害鳥獣の温床化防止、竹材の有効活用を図るため、里山・森林内に侵入した竹林の
パートナーシップ都市
有害鳥獣捕獲事業 決算額 35,488 千円
獣害等防止特別対策実験実証事業 決算額 100 千円
獣害防止里山山林整備事業(繰越)
決算額 1,551 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
◆「京たんご
生涯 学習都市
集落周辺の里山を対象とした不要木の伐採や下草刈、作業路の開設を行ったほか、広葉樹を植えるなど、
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
森林適正整備推進事業 決算額 3,619 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
里山を整備し緩衝帯を設置
第5章
3,619 千円
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
◆
6,037 千円
補助金
大宮町(1 カ所)、峰山町(8 カ所)、網野町(4 カ所)、久美浜町(4 カ所)
サポートカウ(久美浜町佐野甲地内)
五十河、久美浜町佐野甲地区に対して各 50 千円を交付しました。
第4章
事業費
・実施箇所町別内訳
牧し、
バッファーゾーン(緩衝帯)を設置する事業を支援しました。
平成 24 年度は、地域サポート力ウ事業補助金として、大宮町
区 分
健やか安 心 都 市
耕作放棄地に牛を放牧
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
◆
私有林の間伐を支援
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
森林の健全な成長を促進
加となりました。
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
サル 56 頭、小動物 252 頭、鳥類 470 羽で、前年比で約 24%の増
第3章
第7章
66 頭
処理頭数
64 頭
イノシシ
野生鳥獣による農作物被害や生活環境の悪化、人身への危害を未
第2章
第6章
搬入頭数
交流経済都市
◆
第1章
【処理等実績(平成 24 年 4 月 1 日~平成 25 年 3 月 31 日)】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
25
海沿いの暮らしと景観を守る海岸林を保全
面積(ha)
査定経費(千円)
16.30
松くい虫防除事業委託料として合計 25,555 千円、消耗品費として 18 千円を支出しました。委託料の
内訳は下表のとおりです。
松くい虫駆除・処理事業 決算額 25,573 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
丹後地区森林組合
事業実施箇所
網野町掛津地内
対象本数
380 本
◆
流出の防止を図りました。平成 24 年度は、久美浜町女布地内で治山工事を実施し、工事請負費として 4,950
材 積
千円(前払金)、その他の経費として 959 千円を支出しました。
30㎥
また、繰越事業として、弥栄町中津地区と網野町下和田地区で治山工事を実施。工事請負費として
8,550 本
23,640 千円、その他経費として 890 千円を支出しました。
材 積
災害に強い森づくり事業 決算額 5,909 千円
災害に強い森づくり事業(繰越)
決算額 24,530 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
503.2㎥
【
(単費・秋期:特別伐倒駆除)全木焼却 6,242 千円】
委託先
事業実施箇所
対象本数
丹後地区森林組合
久美浜町湊宮地内他
4,256 本
材 積
森林総合研究所分収造林契約地の保育施業を実施
309.1㎥
事業実施箇所
網野町遊地内他
対象本数
3,522 本
材 積
独立行政法人森林総合研究所分収造林契約地(京丹後市と独立行政法人森林総合研究所との 2 者契約地)
236.3㎥
の適切な保育施業を実施し、集落所有山林の財産形成および土砂流出の防止など保安機能を確保しました。
【
(単費・秋期:樹幹注入)
3,765 千円】
委託先
丹後地区森林組合
事業実施箇所
網野町掛津地内他
対象本数
264 本
集落所有山林の保安林機能を確保
平成 24 年度は、久美浜町二俣地内の工事請負費として 324 千円、その他の経費として 67 千円を支出し
薬剤本数
ました。
1,212 本
また、繰越事業として、久美浜町市野々地内で工事を実施。工事請負費として 561 千円、その他経費と
作業道の開設や間伐を支援
◆
団地名
二 俣
森林所有者の負担軽減
丹後地区森林組合が森林所有者から受託して実施する作業道開設や、私有林の間伐に対する府森林整備
工事内容
除伐(Ⅱ)
事業量
4.08ha
事業費
324 千円
【久美浜町市野々地内の工事内容など】
団地名
除伐(Ⅰ)
事業量
2.80ha
事業費
561 千円
平成 24 年度は、森林施業路開設補助金として 1,744 千円、間伐施業補助金として 741 千円を支出しま
した。実施箇所などの内訳は下表のとおりです。 市行造林の計画的な保育施業を実施
【森林施業路開設補助金内訳(単位:m、千円)】
実施箇所
大成線 -1
大成線 -2
熊谷線
鹿野上の山線
二俣岡田線
二俣大嶋線
峠の谷線
延長
100
100
300
420
300
210
200
1,630
26
幅員
事業費
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
215
215
642
892
643
451
430
3,488
補助金
107
107
321
446
322
226
215
1,744
◆
植林の成長を促進し、財産価値を確保
市行造林契約地において、分収契約に基づき計画的に保育施業(雪起こし、下刈、獣害防止)を実施し
ました。この事業は、植林の成長を促進し、財産価値を確保するとともに、森林の二酸化炭素吸収度を高め、
地球温暖化の防止など森林機能を確保することが目的。
平成 24 年度は、保育施業工事として 13,897 千円、事務費として 23 千円、補修補填および賠償金(間
伐材売払代金収益配当)として 45 千円を支出しました。工事、賠償金などの内訳は次㌻表のとおりです。
市行造林事業 決算額 13,965 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
27
第7章
計画推進のために
計画推進のために
峰山町鱒留地内
峰山町鱒留地内
網野町木津地内
久美浜町鹿野地内
久美浜町二俣地内
久美浜町二俣地内
久美浜町尉ケ畑地内
合 計
路線名
第6章
うるおい安全都市
円上寺
りました。
工事内容
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
事業への上乗せ補助を行い、林家の森林施業への負担の軽減を図るとともに、間伐などの施業の推進を図
森林総合研究所分収造林事業
決算額 391 千円
森林総合研究所分収造林事業(繰越)
決算額 583 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
共に築き結び合う
【久美浜町二俣地内の工事内容など】
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
して 22 千円を支出しました。
第4章
生涯 学習都市
委託先
丹後地区森林組合
◆
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
【
(単費・秋期:特別伐倒駆除)全木焼却 4,775 千円】
第3章
健やか安 心 都 市
網野町掛津地内他
対象本数
久美浜町女布に治山ダムを設置
生きる喜びを共有できる
丹後地区森林組合
事業実施箇所
第2章
台風・豪雨災害で、林地崩壊による土砂流出があった荒廃渓流に治山ダムを設置することにより、土砂
【
(奨励・秋期:特別伐倒駆除)全木焼却 10,164 千円】
委託先
741
災害に強い森づくりを推進
【
(奨励・春期:伐倒駆除)くん蒸 609 千円】
委託先
補助金(千円)
森林施業路開設事業 決算額 1,744 千円
間伐施行事業 決算額 741 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
樹幹注入を行いました。平成 24 年度は、少雨と猛暑により例年を上回る松くい虫被害が発生しましたが、
適切な処理により、被害の蔓延を防止することができました。
4,029
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第7章
47 カ所
よび風致景観などの保全を図るため、丹後地区森林組合に委託し、当年枯れの松の葉剤駆除、焼却駆除、
第5章
第6章
実施箇所
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
実施主体
丹後地区森林組合
海からの風や潮、飛んでくる砂などから海沿いの暮らしを守る海岸林(網野、久美浜町)の機能確保お
第2章
第3章
久美浜町、網野町で松くい虫駆除を実施
交流経済都市
◆
第1章
【間伐施業補助金内訳】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
【保育施業工事内訳(単位:ha、千円)
】
事業量
金 額
14.21
0.44
8.41
3.11
1.23
3.36
2.00
1,748
315
1,260
3,668
3,675
1,680
1,551
13,897
地 区
久美浜町三原
久美浜町坂谷
合 計
事業量
74㎥
140㎥
事業費
9 千円
36 千円
45 千円
観光との連携で新たな海業推進 林道の適正な維持管理と保全図る
平成 24 年 4 月に久美浜町の湊漁協と京都府漁協の合併により府内一漁協となり、
上料、原材料費を支援しました。平成 24 年度は、11 カ所の
整備事業に対して小規模林道補助金整備事業補助金 1,935 千
円を支出しました。内訳は右表のとおりです。
区 分
峰山町
大宮町
丹後町
久美浜町
合 計
箇所数
2
1
1
7
11
補助金額
273 千円
300 千円
179 千円
1,183 千円
1,935 千円
機能が保たれる診断に安心をしています。
市内の漁獲量の大半を占める3生産組合が大型の定置網により、主にブリ、サワラ、
イワシ、マアジなどを水揚げし市場出荷しています。また、間人漁港に水揚げされる地域ブランドの「間
人ガニ」は、11 月上旬の底曳網漁の解禁を期に冬の観光の目玉食材となっています。
また、つくり育てる新たな水産ブランド食材として、久美浜湾の「丹後とり貝」のブランド産地認定
て観光旅館との連携機会の拡大が必要と考えています。
◆
小規模な林地保全工事に要する機械経費を補助
小規模治山事業補助金 決算額 140 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
漁船漁具保全施設、荷さばき所、製氷・冷凍および冷蔵施設そして道路で構成されて
第6章
◆農林水産環境部海業水産課長:蒲田 保彦
京丹後市内には、13 の漁港があり、その漁港が利用される範囲により、一種から
四種に区分されています。内訳は、府が管理する第四種漁港が1港、市が管理する第
郭施設、岸壁・物揚場・船揚場などの係留施設、漁具保管修理・漁船修理施設などの
象漁港は、利用漁船数や水揚げ金額により、(第二種)間人漁港および浅茂川漁港と(第一種)浜詰漁
第7章
業などの各種事業により、施設整備が進められてきました。これまで整備されたこれらの漁港施設の中
には、老朽化の進行によって機能や安全性の低下が生じている施設が年々増加しており、今後施設の改
森林内作業を容易に
森林の活用と保全のために必要な林道などの適正な維持管理(草刈、修繕)を実施しました。また、林
道の適正な維持管理を行い、民有林などの森林整備の実施に寄与しました。
平成 24 度は、消耗品費(製図用品など)として 294 千円、治山・林道積算システム保守管理委託料と
して 355 千円、丹後縦貫林道維持管理業務委託料(大鼓山線)として 4,703 千円、工事請負費(丹後縦
貫林道大鼓山線舗装修繕工事)として 1,837 千円、原材料費(道路補修材)として 19 千円を支出しました。
林道等整備事業 決算額 7,208 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
28
修費用が膨らんでいくことが想定されます。このため、今までのように壊れてから改修するのではなく、
せるため、「水産基盤ストックマネージメント事業」が進めています。今のところこの事業の市内の対
港ですが、その他の漁港も対象漁港にしていただくよう要望しています。
事業の結果は、浅茂川漁港の防波堤の基礎が波浪により洗掘されていたため、この事業で補修しまし
たが、他の漁港の施設は幸いにも大きな痛みはありませんでした。今後、日常の点検を行うことにより、
施設の変状をいち早く発見し、効率的な漁港施設の管理を行っていきます。
29
計画推進のために
うるおい安全都市
計画推進のために
近年は予防的な補修・更新を計画的に効率よく実施して、施設の機能や安全性を経済的により長持ちさ
います。また施設は、水産物の安定的な供給を図るため、現在までに水産基盤整備事
林道を適切に維持管理
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
二種漁港が2港と第一種漁港が 10 港です。これらの漁港は、防波堤・護岸などの外
丈夫で長持ちストマネ事業
共に築き結び合う
支出しました。
パートナーシップ都市
第5章
を図りました。平成 24 年度は、久美浜町坂谷地内の工事に対して小規模治山事業支援補助金 140 千円を
◆
第4章
生涯 学習都市
を受けて、養殖組合員の拡大のため養殖筏の整備支援を行いました。今後、水産ブランド食材を生かし
港婦人部による新たな「磯めし」の試作品が完成しました。
集落が実施する治山事業を支援
集落が実施する小規模な林地保全工事に要する機械経費について補助金による支援を行い、林地の保全
第7章
利用漁船隻の多い2つの漁港にストックマネジメント事業を実施しましたが、当面は
海業推進では、漁協支所の婦人部さんたちによる小学生魚料理教室を 10 校で開催したほか、中浜漁
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
小規模林道整備事業補助金 決算額 1,935 千円
所管課:農林水産環境部農林整備課
とその他漁港が 10 漁港あり、漁港施設の老朽化による更新時期などの判断のために
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
統一的な水産業の振興が図られることになりました。市内には生産拠点漁港の 3 漁港
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
林道の適正な維持管理・保全を図るため、各地区が実施す 【補助金内訳】
る小規模な林業用施設の維持管理および保全にかかる機械借
◆農林水産環境部長:石嶋 政博
第2章
生きる喜びを共有できる
第3章
施策の方針
1.安全で多面的に貢献できる漁港・周辺整備 2.漁業経営基盤の強化 3.つくり育て
る漁業の推進 4.新鮮で安全な水産物の提供 5.担い手の確保育成 6.自然と調和
した内水面漁業の推進 7.「海業」の推進
地区が実施する林業用施設の維持管理を支援
◆
3 漁業・海業の振興
環境循環都市
施業地
弥栄町吉沢ほか
久美浜町三谷ほか
弥栄町吉沢ほか
久美浜町坂谷
大宮町上常吉
網野町木津
久美浜町三原
合 計
暮らしの中でいのちが輝く
工 種
雪起し
雪起し・獣害防止
下刈
間伐・作業路開設
新植・獣害防止
間伐・枝打
間伐・作業路開設
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
【補修補填および賠償金内訳】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
事業内容
実施場所
事業費
補助金
◆「河川」の水源資源を確保
野間、上宇川、京都府(網野支所)の各漁業協同組合が河川・湖の資源の増殖・確保を目的に継続して
実施している野間川、宇川および離湖でのアユ、ウナギ、マス、フナの種苗放流事業を支援しました。平
水産イベントの開催や加工品開発などを支援
◆
【河川種苗放流事業補助金内訳】
実施団体
野間漁業協同組合
上宇川漁業協同組合
京都府漁業協同組合網野支所
実施場所
野間川
宇 川
離 湖
595 千円
153 千円
補助金
695 千円
279 千円
70 千円
ア ユ
27,600 尾
18,000 尾
―
ウナギ
―
―
1,000 尾
マス類
3,000 尾
―
―
フ ナ
―
―
3,000 尾
漁業振興や地元水産物の普及・消費拡大を図るため、「ふるさと海づくり大会」
「久美浜カキ魚まつり」
の水産イベントに補助金を交付するとともに、京都府漁業協同組合婦人部の協力により、市内小学校 5 年
生を対象としたお魚料理教室を実施しました。また、中浜婦人部が行った地元水産物を使った加工品開発
の取り組みに対し補助金を交付しました。主な内容は次のとおりです。
・実施期間 平成 24 年 6 月 1 日~ 9 月 27 日
・実施校数 10 校(実施回数:12 回)
・参加児童数 173 人
◇ふるさと海づくり大会
・実施日 平成 24 年 7 月 8 日(日)
◆「海」の水源資源を確保
・実施場所 京都府舞鶴市 舞鶴地方卸売市場周辺
整備を支援しました。
・来場者数 約 8,000 人
第5章
策事業補助金(ヒラメの中間育成)として 76 千円、京丹後水産物ブランド推進事業補助金(丹後とり貝
◇久美浜カキ魚まつり
産品「丹後とり貝」の産地整備のため、京都府漁業協同組合湊支所が実施した久美浜湾での育成筏の施設
・実施場所 久美浜町湊宮 マリンプラザ前
平成 24 年度は、資源管理・栽培漁業推進事業補助金(種苗放流)として 1,356 千円、漁業資源確保対
◇海業振興事業補助金 加工品開発 磯めし(京都府漁協組合中浜婦人部)
久美浜カキ・魚まつり(平成 24 年 12 月 2 日)
の産地整備)として 1,044 千円を交付しました。
【資源管理・栽培漁業推進事業補助金内訳】
実施場所
丹後支所
網野支所
湊支所
日本海
日本海
日本海・久美浜湾
602 千円
901 千円
2,059 千円
補助金
285 千円
318 千円
753 千円
アワビ
8,900 個
9,300 個
―
サザエ
8,500 個
20,400 個
40,300 個
クロダイ
3,000 尾
―
15,000 尾
ハマグリ
―
―
550㎏
漁業活動の効率化と生産性の向上を図るため、漁業協同組合が実施する共同利用施設の設置事業を支援
しました。平成 24 年度は、漁船の保守点検、整備を行うため、京都府漁業協同組合丹後支所が実施した
間人漁港船揚場の船台の整備に対して、補助金 1,210 千円を交付しました。
共同利用施設設置事業 決算額 1,210 千円
所管課:農林水産環境部海業水産課
漁業者の安心安全な漁業活動を確保
【漁業資源確保対策事業補助金内訳】
実施場所
放流場所
事業費
補助金
対象魚種
京都府漁業協同組合湊支所
◆
栽培漁業センター
久美浜湾
118 千円
76 千円
ヒラメ 18,300 尾
漁船が安全に航行するために必要な漁港標識灯の修繕および漁業活動に支障のある漁港施設の修繕など
を実施しました。また、浅茂川漁港環境用地の維持管理や間人漁港における漁船の進入に必要な指向灯の
点検業務および漁業施設用地の管理のため、測量および登記業務を実施しました。
平成 24 年度は、施設設備などの修繕費として 959 千円、測量・登記業務などの委託料として 1,515 千
アワビの種苗放流
30
老朽化した漁港施設の維持補修・管理を実施
円を支出しました。内訳は次のとおりです。
31
第6章
第7章
計画推進のために
実施団体
京都府漁業協同組合が船台を整備
うるおい安全都市
事業費
◆
災害に強く、快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
放流魚種
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
漁業協同組合が実施する共同利用施設整備を支援
京都府漁業協同組合
第5章
共に築き結び合う
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
海業推進事業 決算額 1,077 千円
所管課:農林水産環境部海業水産課
パートナーシップ都市
・実施日 平成 24 年 12 月 2 日(日)
いるアワビ、サザエ、クロダイ、ハマグリの種苗放流事業を支援しました。また、「つくり育てる漁業」
生涯 学習都市
を推進するため、久美浜栽培漁業センターでのヒラメの中間育成を支援しました。さらに、京のブランド
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
・来場者数 約 4,000 人
生涯 学習都市
京都府漁業協同組合が海の水産資源の増殖・確保、漁業者の経営安定・向上を目的に継続して実施して
実施団体
第3章
◇魚料理教室
健やか安 心 都 市
1,507 千円
地元水産物の普及・消費拡大図る
第2章
生きる喜びを共有できる
事業費
内水面漁業振興支援事業 決算額 1,044 千円
漁業振興支援事業 決算額 2,476 千円
所管課:農林水産環境部海業水産課
環境循環都市
りです。
とり貝育成筏 2基
久美浜湾
2,194 千円
1,044 千円
暮らしの中でいのちが輝く
成 24 年度は、河川種苗放流事業補助金として3団体合計 1,044 千円を交付しました。内訳は下表のとお
京都府漁業協同組合湊支所
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
実施団体
漁業協同組合が実施する種苗放流事業などを支援
放流魚種
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
第1章
【京丹後水産物ブランド推進事業補助金内訳】
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
済の発展に必要な産業・社会インフラ整備が飛躍的に向上する状況にある中、この機
会を最大限生かすために「京丹後市新経済戦略検討会議」を平成 24 年 10 月に設置
しました。そこで、企業立地の推進と商工業の総合的な振興を図るための新たな条例
119 千円
194 千円
499 千円
142 千円
400 千円
161 千円
および経済戦略の検討を重ね、平成 25 年 3 月末で一定の方向性をとりまとめました。
条例制定後は、条例および経済戦略に基づく施策を体系的かつ効果的に積極的に推進
していかなければならないと考えています。現在、本市を取り巻く経済、雇用は大変厳しい状況にあり、
商工会をはじめ関係団体とさらなる連携を図りながら、市内事業者の経営、雇用の場づくりなど推進し
なければなりません。
そのため、信用保証料補助金、商工業経営安定利子補給金、中小企業緊急雇用安定助成金をはじめ、
波浪などで損傷した漁港施設を補修
雇用の創出と就業促進を図る地域雇用創造推進事業、丹後・知恵のものづくりパークにおける人材育成
して 11,552 千円を支出しました。内訳は次のとおりです。
森本工業団地をはじめ市内への企業誘致や市内企業の新増設を推進し、地元に就業できる環境づくり
漁港施設工事請負費内訳
漁港維持管理事業 決算額 2,474 千円
漁港整備事業 決算額 11,552 千円
所管課:農林水産環境部海業水産課
多様で活力のある地域経済の発展と豊かな市民生活の実現に向けて
― 商工業総合振興条例の制定 ―
◆商工観光部商工振興課長:高橋 尚義
漁港施設の補修・更新に投資
◆
平成 24 年 10 月 25 日。この日は、商工業総合振興条例の制定に向けて検討会議を
立ち上げ、市としてその第一歩を正式に踏み出した日となりました。
効率的な機能保全工事で安全性を長期保全
これは、平成 20 年の世界同時不況以降の景気後退、平成 23 年 3 月に発生した東
成 24 年度は、浅茂川漁港で昨年度策定した機能保全計画に基づき機能保全工事を実施したほか、間人漁
、また他方で、平成 26 年度には京都縦貫自動車道および舞鶴若狭自動車道の全通、
り、本市の経済を取り巻く環境は極めて厳しい状況が続いていることに対応すること
していくことを目的に、施設の老朽化診断や機能保全計画の策定、補修・更新工事などを行いました。平
港および浜詰漁港では、漁港施設の老朽化診断を実施して機能保全計画を策定しました。
さらには平成 28 年度には本市内へと高速道路網が通じてくることなどから、経済発展に必要な社会イ
26,185 千円を支出しました。
検討会議では、5 回にわたり議論の場を持つ中、これまで育まれてきた産業基盤の維持・発展と京丹
間人漁港・浜詰漁港機能保全計画策定業務委託料として 5,164 千円、浅茂川漁港機能保全工事費として
業界団体、産業支援機関などとも調整を加える中で、商工業総合振興条例案と京丹後市新経済戦略素案
がとりまとめられました。
検討会議では毎回、活発なご意見をいただき、事務局としてこの作業に関わったものの一人としても、
非常に貴重な経験を得ることができました。
25 年 10 月 1 日から施行されています。皆さんとともに、条例に基づく施策を推進していきたいと考
えています。
第7章
計画推進のために
計画推進のために
4 商工業の振興
多くの皆さんの知恵と創意によってまとめられた条例案は、平成 25 年 9 月議会で議決され、平成
施策の方針
1.新たな産業おこしの推進 2.各産業の連携の強化(四位一体型)
3.工業団地の造
成と積極的な企業誘致 4.産学官による研究・開発体制の確立 5.商店街の再生
6.新・丹後ちりめん産業の総合的な振興 7.Buy 丹後(地元消費)の推進
32
第6章
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
後の豊かな自然環境や諸特色を活用した新たな地域経済の方向性についての検討がなされ、同時に市内
災害に強く、快適で暮らしやすい
水産基盤ストックマネジメント事業 決算額 31,349 千円
所管課:農林水産環境部海業水産課
ンフラが飛躍的に向上する状況に備えること、その2つの目的をもって動き出したものです。
第5章
共に築き結び合う
日本大震災とその後の電力問題、円高の長期化、タイでの大洪水発生などの影響によ
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
漁港施設の要望的な補修・更新に計画的な投資を行い、現在の施設の機能と安全性を長期にわたり保全
第4章
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
567 千円
3,179 千円
6,519 千円
783 千円
504 千円
(若者の雇用の場づくり)を推進するため、全力で取り組んでいきたいと考えています。
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
遊漁港桟橋補修工事
小間漁港船揚場改良工事
浅茂川漁港泊地浚渫工事
小間漁港船揚場(その2工事)
砂方漁港泊地浚渫工事
新たに織物合理化設備導入支援事業に取り組んできました。
健やか安 心 都 市
事業、商業ではプレミアム商品券発行事業、機械金属加工業ではビジネスマッチング事業、織物業では
第2章
生きる喜びを共有できる
波浪などにより損傷した漁港施設の補修および漁船の航行に支障となる堆積土砂のしゅんせつを実施し
ました。平成 24 年度は、遊漁港、小間漁港、浅茂川漁港、砂方漁港で補修工事を実施し、工事請負費と
第4章
第7章
舞鶴港の拠点港湾整備や平成 26 年度の京都縦貫自動車道の全線開通など、地域経
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
◆商工観光部長:吉岡 茂昭
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
◆
商工業総合振興条例と新経済戦略の検討
346 千円
42 千円
135 千円
179 千円
257 千円
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
浅茂川漁港標識灯修繕工事
浜詰漁港(夕日泊地)係船環設置工事
竹野漁港此代船揚場斜路修繕工事
蒲井漁港臨港道路崩土撤去工事
浅茂川漁港標識灯修繕工事
漁港施設維持管理委託料内訳
浅茂川漁港区域内草刈業務
間人漁港指向灯保守点検業務
浅茂川漁港漂着物回収処理業務
浜詰漁港(夕日泊地)公有水面埋立
湊漁業施設用地測量業務
湊漁業施設用地分筆登記業務
第2章
第5章
第1章
漁港施設維持修繕費内訳
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
33
◆商工観光部商工振興課:小谷 直道
私の仕事の一つには、新しく事業をはじめられる方や空き店舗にお店を出される方
市内の商工業者などが「京都府中小企業融資 【融資制度別の交付実績】
資などで数百万円~数千万円かかる場合が多く、そういった負担を軽減し、多くの方
系金融機関融資制度」に基づき借り入れた事業
また、空き店舗を活用した開業は、平成 25 年度から、空き店舗だけでなく、空き工場・
入利率の 1.5%を超える部分(最大 2.5%分で、
が起業しやすいよう支援するためです。
資金を返済する際に負担した利子について、借
空き事務所を活用した場合でも補助できるよう制度を改正したところです。
年度内 100 万円が限度)を補給し、事業資金借
方で、起業をされる方や空き店舗を使った開業をされる方が多数おられるということです。
した。
あんしん借換融資制度
その他府融資制度
京丹後市商工業振興融資制度
政府系金融機関融資制度
合 計
交付額
1,019 件
537 件
13 件
371 件
1,940 件
40,159 千円
46,163 千円
207 千円
10,982 千円
97,511 千円
入にかかる負担を軽減し、経営安定化を図りま
このような方を増やしていくために、制度改正などを積極的に行い、よりいっそう利用しやすい制度
平成 24 年度の交付件数は 1,940 件で、交付額は 97,511 千円でした。融資別の実績は上表のとおりです。
になるようにしていきたいと思います。
◆
借入時に負担した信用保証料の一部を補助
補助することで、資金調達を円滑にし、経営安定化を図りました。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
平成 24 年度の交付件数は 329 件で、
交付額は 45,213 千円でした。業種別の交付実績は下表のとおりです。
【業種別の交付実績】
京丹後市商工会が行う事業を支援
◆
建設業
交付件数
交付額
76 件
10,704 千円
92 件
12,164 千円
工会が実施する商工業者に対するさまざまな支
飲食店・
宿泊業
その他
49 件
6,406 千円
合 計
43 件
6,310 千円
329 件
45,213 千円
あんしん借換資金等利子補給事業 決算額 97,511 千円
信用保証料補助金 決算額 45,213 千円
所管課:商工観光部商工振興課
援活動、地域活性化事業などに対して補助金合
計 83,179 千円を交付しました。内訳は次のと
おりです。
○小規模事業経営支援事業補助金 66,486 千円
の経営の安定を図りました。
○織物指導事業補助金 12,235 千円
延べ 3,141 件の織物指導を実施し、織物業者
京丹後商工祭(11 月 10、11 日)
制度を活用して8件の起業を支援、ジオパーク関連商品の開発も
商工業の活性化と雇用機会拡大を図るため、 【商工業支援補助金内訳】
市内事業者などが行う起業や空き店舗の活用、
事業名
新商品開発など新たな取り組みを支援しました。
4,000 千円
800 千円
280 千円
2,140 千円
569 千円
300 千円
○優良従業員表彰事業補助金 302 千円
ジオパーク関連商品の開発 1 件に補助金を交付。
て市内企業の振興・活性化を図ることを目的として勤続表彰が行われています。平成 24 年度は、勤続 20
た事業者に対して、店舗の賃借料を支援しまし
○地域活性化事業補助金 4,156 千円
また、京丹後市商工会が京都府介護保険返戻地域活性化事業と連携して発行したプレミアム商品券の、
行いました。
円券× 11 枚綴(1 万 1 千円分)を 10,000 円で販売)。プレミアム商品券発行事業補助金として 1,563 千
た。
た開業4件、新商品・新製品の開発 2 件のほか、
受賞者に永年の業績を振り返っていただき、次の 10 年への励みとしていただくとともに、それを通し
さらに、開業後 6 カ月以上継続して営業を行っ
年の 93 人に対して市長表彰を行いました。
た。商工業支援補助金全体では 8,089 千円を支出しました。内訳は上表のとおりです。
市内の産業および丹後ちりめんの振興に資するイベント(京丹後きもの祭、京丹後商工祭)への支援を
プレミアム費用に対して支援を行いました。発行枚数は 55,000 枚で、発行金額は 55,000 千円(1,000
商工会助成事業 決算額 83,179 千円
所管課:商工観光部商工振興課
円を支出しました。
このほか、京丹後エムズカード会が行った顧客サービス強化事業を支援し、地域にぎわいづくり支援事
業補助金として 364 千円を支出しました。
商工業支援事業 決算額 10,016 千円
所管課:商工観光部商工振興課
34
35
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
の技術力向上および丹後ちりめんなどの品質向上を図るとともに、織物業者の経費負担の軽減を図りまし
平成 24 年度は、起業 8 件、空き店舗を活用し
うるおい安全都市
8件
4件
4件
10 件
2件
1件
交付額
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
起業家支援事業
空き店舗対策事業
起業家支援事業に伴う家賃補助
空き店舗対策事業に伴う家賃補助
新商品・新製品開発事業
ジオパーク関連商品開発事業
交付件数
共に築き結び合う
◆
密着した活動や事業への支援を行い、商工業者
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
事業者の新たな取り組みを支援
京丹後市商工会による経営相談、金融斡旋、
第4章
生涯 学習都市
商工業の振興・発展を図るため、京丹後市商
69 件
9,629 千円
卸売・
小売業
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
補助金 83,179 千円を交付
製造業
第3章
健やか安 心 都 市
市内中小企業者が事業運営に必要な運転資金や設備資金を借り入れた際に負担する信用保証料の一部を
第2章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第7章
交付件数
この業務に携わり分かったことは、京丹後市は経済が低迷しているというような話をよく耳にする一
巡回指導および小売商業振興事業など、地域に
第6章
対象となる融資制度名
環境循環都市
制度」、「京丹後市商工業振興融資制度」、「政府
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
などに対し、補助金を交付する事務があります。
第3章
第5章
借入金返済時に負担した利子を補給
こういった補助金を交付する理由は、起業するための費用が、家賃やお店の設備投
第2章
第4章
◆
第1章
交流経済都市
起業を支援する仕事 事業者の資金調達を円滑化
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
市内工業用地への企業立地を促進
企画・運営、シルクパジャマなどの新商品開発、市内全中学校の卒業生を対象としたちりめん製卒業証書
の着付け教室などを実施しました。
展と地域経済の活性化を図るため、市内工業用地への企業・
工場の新増設や誘致を促進する活動を行いました。
◆
平成 24 年度は、企業訪問などによる立地推進活動を実施
京丹後ちりめん祭で着物に親しむ
うため、京丹後市企業立地ガイド・アンケートを延べ 2,000
町で行われた第 62 回京丹後ちりめん祭では、織物関係者や着物ファン 230 人による「きもの大パレード」
また、市外の企業に対して企業立地に関する意向調査を行
後ちりめん祭実行委員会に対し補助金 1,673 千円を交付しました。平成 24 年 4 月 7、8 日の両日、網野
件送付し、249 件の回答を得ました。企業立地推進委託料と
や「織物展示会」に加え、新たに「おいらん道中」や「ちりめん持ち上げ大会」を企画。このほか、きも
665 の企業に対して立地アンケートを実施。このうち 36 社
の無料レンタル着付けやお茶席などさまざまな催しが行われ、市内外から訪れた来場者が着物や和装文化
国際物流総合展出展
に親しみました。
から回答があり、6 社に訪問して意向を伺いました。企業情報検索システム使用料として 66 千円を支出
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
また、東京で開催された「国際物流総合展」(平成 24 年 9 月 11 日から 4 日間)、大阪で開催された「関
西機械要素技術展」
(平成 24 年 10 月 3 日から 3 日間)に出展し、市内工業用地の周知活動を実施。出展
経費として 1,211 千円を支出しました。
このほか、京丹後市企業立地ガイド 3,000 部の印刷経費として 394 千円、企業立地に関する情報交換
などを行う京都府市町村企業誘致推進連絡会議の負担金として 80 千円を支出しました。
きもの大パレード
おいらん道中
ちりめん持ち上げ大会
市工場立地促進条例の規定に基づき、工場新増設奨励金を交付しました。対象となる「指定工場」は従業
員規模により 3 千万円または 5 千万円以上の設備投資を伴って工場の新増設を行い、かつ、常用雇用者を
3 人以上増加させた工場です。平成 24 年度は、交付決定した5件に対して、合計 5,501 千円を交付しました。
に対し、補助金 4,277 千円を交付しました。
全国和装産地市区町村協議会の負担金を支出
平成 24 年度は、販路開拓事業として、首都圏で丹後産
地単独の丹後織物総合展「Tango Fablic Marche」を開催。
和装産地 PR 展への出展などを行いました。
と連携し、丹後織物を使った学生の作品制作および連携校
彰会」に負担金 50 千円を支出しました。
した。連携校は東洋きもの専門学校、京都造形芸術大学、
一体となって和装振興のための活動を展開。経済産業省への要望活動や「伝統産業の日」に行われた全国
産官学連携事業では、関西圏のファッション関連校 4 校
また、京丹後市、丹後織物工業組合、京丹後市商工会および地元の織物関係団体で組織する「森田翁顕
主催の制作発表会などを通じて、丹後織物の PR を行いま
京丹後市きもの交流会の活動を支援
きもの関連業に携わる会員の事業経営や商品開発などにかかる能力の向上、丹後ちりめんを中心とする
織物業および関連産業の振興に寄与することを目的に活動する京丹後市きもの交流会に対し、積極的な事
業の推進と円滑な会の運営を図るため、補助金 1,152 千円を交付しました。京丹後市きもの交流会は、き
36
丹後織物総合展
上田安子服飾専門学校、ディーズファッション専門学校の4校です。
丹後織物製品開発・販売促進事業では、女子美術大学と連携し、美大生のデザインセンスを活用した丹
後織物のデザインおよびその生地を使った雑貨類の作品制作を行いました。また、作品の展示会を首都圏
のギャラリーで開催しました。作品点数は 57 点で制作に関わった学生数は 21 人です。
海外販路開拓支援事業では、欧州ファッションブランド2社と丹後産地の織物事業者8社とのマッチン
グによるコレクション素材の共同開発を行いました。2013 年のイタリアコレクション、パリコレクショ
ンに出展予定です。
丹後ファッションウィーク開催委員会補助金 決算額 4,277 千円
所管課:商工観光部商工振興課
37
第7章
計画推進のために
計画推進のために
丹後ちりめんや着物を通じて和装関連産業を振興
第6章
うるおい安全都市
220 件(内新規 158 件)の商談が行われました。
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
協議会」に負担金として 30 千円を支出しました。同協議会では、全国の和装産地が課題や情報を共有し、
和装産地関連事業負担金 決算額 80 千円
所管課:商工観光部商工振興課
◆
織物関連団体、丹後2市2町および京都府で組織する「丹
力発信や丹後産地の競争力強化などを目的に実施する事業
和装産業の振興を図るため、本市をはじめ全国の和装産地 15 自治体で組織する「全国和装産地市町村
第6章
丹後ファッションウィーク開催委員会に補助金 427 万 7 千円
後ファッションウィーク開催委員会」が、「丹後織物」の魅
全国の和装産地と課題や情報を共有
◆
◆
共に築き結び合う
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
織物事業者の販路開拓を支援
パートナーシップ都市
企業立地促進事業 決算額 3,793 千円
工場立地奨励金 決算額 5,501 千円
所管課:商工観光部商工振興課
生涯 学習都市
ちりめん関連事業補助金 決算額 2,825 千円
所管課:商工観光部商工振興課
市内における工場の新設および増設を奨励し、雇用の拡大とものづくり産業の集積を図るため、京丹後
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
市内における工場の新増設を奨励
生きる喜びを共有できる
第3章
しました。
◆
第2章
環境循環都市
織物関連産業の振興および活力ある地域づくりを推進するため、市や織物関連団体などで組織する京丹
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
し、1,044 千円を支出しました。
して 998 千円を支出しました。さらに、独自抽出した市外
第3章
第7章
の製作、会員の事業活動に必要な知識習得を目的とした視察研修、市民の和装着用促進を目的としたきも
企業成長に伴う雇用機会の拡大など、市民生活の充実・発
第2章
第4章
京丹後ちりめん祭、
「丹後たからもの展」プレイベントなどへの参加協力、市広報紙「〝きもの″のある風景」
企業立地関連フェアに出展し周知活動を実施
第1章
交流経済都市
◆
もの関連業に携わる 20 の事業所(平成 25 年 3 月 31 日現在)で構成されている団体で、平成 24 年度は、
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
「織物実態統計調査」の報告書を作成、配布
市内 1,375 の事業所を調査
◆
平成 23 年度に実施した「織物実態統計調査」の報告書を作成し、関係団体に広く配付するとともに、
機械金属産業における新しいビジネス開拓の基礎とな
従業者、後継者、経営規模見通し、生産状況、織機保有台数などを調査したものです。
野進出推進協議会および研究会の展開支援を行いまし
施策の検討・立案に役立てました。
「織物実態統計調査」は 1,375 事業所を対象に、経営実態生産形態や
環境循環都市
金 900 千円と、マッチングコーディネーターを活用し
て新分野企業などとのビジネスマッチングを推進するた
めの補助金 1,525 千円を交付。16 社 1 グループが国内
5カ所(東京、名古屋、京都、大阪)の展示商談会に参
全国シルクのまち情報誌を発行
加したほか、技術系企業勤務経験者など 10 人をマッチ
ングコーディネーターとして招へいし、延べ 72 件のマッ
成立し、受注成立は 2 件でした。
【協議会の概要】
26 市区町(平成 25 年 3 月 31 日現在)
顧 問
11 人(ファッションジャーナリスト、テキス
タイルデザイナーなど)
協 賛 団 体
25 団体
(蚕糸団体、
産地織物組合、絹業関連団体)
連携・協力に関する包括協定を締結している国立大学法人京
情報誌の発行、協議会ホームページおよびブロ
都ノートルダム女子大学、京都産業大学の学生を対象に、京丹
事業、国の関係機関への要望活動、総会および
知を融合させた斬新な起業アイデアを募集する京丹後市起業ア
◆
後市の地域資源(自然、文化、歴史、生産物など)と学生の英
幹事会の開催、自治体会員および顧問の勧誘に
イデアコンペティションを実施しました。
全国シルクのまち情報誌
学生に京丹後市の地域資源を理解してもらうため、8 月にオ
第5章
リエンテーション(1 泊 2 日)を 1 回実施。その後、その地域
シルクのまちづくり事業 決算額 298 千円
所管課:商工観光部商工振興課
資源を活用したアイデアを大学側で募集し、一次審査を通過し
京丹後市起業アイデアコンペティション最終審査会
いました。また、コンペの対象となったアイデアについては、過年度のものも含めて利用事業者を募集し
ました。平成 24 年度は、コンペ入賞賞金に 270 千円、参加賞に 200 千円、その他経費に 508 千円を支
織機用ダイレクトジャカードコントローラ装置の導入を支援
◆
出しました。
織物事業者の経営合理化を推進
炭素繊維強化プラスチックの事業化を検討
件、
交付台数は 66 台、交付額は 5,958 千円でした。
(補助期間:平成 24 年7月1日~平成 27 年3月 31 日)
◆
ドコントローラ装置などの購入、設置経費および旧装置の撤去処分経費で、平成 24 年度の交付件数は 26
大学のもつ技術や知識と市内事業者を結びつける
連携・協力に関する包括協定を締結している国立大学法人京都工芸繊維大学の協力のもと、
「事業経営 ・ 技
術相談会」を開催し、3件の相談に対応しました。さらに、炭素繊維強化プラスチックに関する事業化の検討
などを目的として、大学の持つ技術・知識および人材と市内産業や市内事業者を結びつけるためのコーディネー
再生する装置。
トを実施。先進地である名古屋市、金沢市への視察を行いました。
この他、産学公連携の拠点となる京丹後市京都工芸繊維大学地域連携センター(京都工芸繊維大学京丹後
織物合理化設備導入支援事業補助金 決算額 5,958 千円
所管課:商工観光部商工振興課
キャンパス)の維持管理などを行いました。延べ 1,401 人が利用し、639 人が宿泊。良好な環境で大学と市
内学校の交流、大学などが主催するワークショップなどを行うことができました。
産学連携推進事業 決算額 588 千円
所管課:商工観光部商工振興課
38
39
第7章
計画推進のために
計画推進のために
※織機用ダイレクトジャカードコントローラ装置 帯などの紋織物を織るジャガード織機の紋紙データを
うるおい安全都市
し、
織物事業者の経営の合理化および安定化を推進しました。対象となる経費は織機用ダイレクトジャカー
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
織機用ダイレクトジャカードコントローラ装置※などを導入する市内織物事業者に対し補助金を交付
起業アイデアコンペ開催事業 決算額 978 千円所
管課:商工観光部商工振興課
共に築き結び合う
た 8 件によるコ最終審査会を京丹後キャンパス(網野町)で行
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
第4章
都工芸繊維大学のほか、京都府立大学、京都府立医科大学、京
グの運営、視察研修、ビジネスマッチング促進
よる組織拡大など
京丹後市起業アイデアコンペティションを開催
生涯 学習都市
活 動 内 容
大学生の斬新なアイデアから新たなビジネスを創造
5 人(経済産業省などの職員)
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
自治体会員数
特 別 会 員
機械金属業振興事業 決算額 2,479 千円
所管課:商工観光部商工振興課
健やか安 心 都 市
チングを行いました。そのうち、17 件のマッチングが
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
地域づくりを目的に活動を行いました。協議会の概要は下表のとおりです。
企業のビジネスマッチングをサポート
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
への出展などによりビジネス開拓を推進するための補助
「シルクのまちづくり市区町村協議会」に参加し、シルク産業の振興とシルク文化を活用した魅力ある
第4章
第7章
た。また、丹後機械工業協同組合に対して、展示商談会
シルクのまちづくり市区町村協議会に参加
第3章
第6章
る市外企業との“事業者間連携”を推進するため、新分
織物実態統計調査事業 決算額 36 千円
所管課:商工観光部商工振興課
第2章
◆
機械金属産業における新たなビジネスを開拓
第1章
交流経済都市
◆
市外企業とのビジネスマッチングをサポート
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
丹後・知恵ものづくりパークの円滑な管理運営を支援
業文化祭)の開催に対して補助金 890 千円を交付したほか、その他経費として 100 千円を支出しました。
商工振興一般経費 決算額 2,991 千円
所管課:商工観光部商工振興課
理費用の一部を負担することにより、地元企業が事業活動を行う
上で、必要とする知識、技術などを従業員などに習得させるため
主な事業内容、実績は次のとおりです。
◆
○人材育成研修事業受講者実績
延べ利用者数は 1 万 5 千人以上
織物に関する知識の習得や市民の皆さんの福祉増進を図るため、峰山織物センターを適切に管理運営し
・
「ものづくり人材スキルアップ緊急対策事業」
ました。運営費として 3,114 千円を支出しました。利用実績の内訳は次のとおりです。
5 回開催(4 月~ 12 月)
受講者数 年間延べ 394 人 ※雇用調整助成金等対象講座
○公益財団法人京都産業 21 北部支援センターにおける事業
丹後・知恵のものづくりパーク
【目的別利用件数(単位:件)
】
・機器貸付事業 機械金属加工及び織物に関する試験、分析、測定、加工などの機器を時間単位で貸付
研 修
教 室
196
275
329
サークル
活動
63
大会議室
小会議室
教養室
498
142
124
第 1・2
研修室
688
合 計
86
24
1,452
1,452
延べ利用利用人数 15,117 人
◆
業総合振興条例などの検討に係る調査費用として 1,745
第5章
要な経費を支出し、適正な維持管理などに努めました。大宮織物ホールの維持管理費として 4,589 千円(修
的な事例・制度などについて、調査と分析を行いました。
管理費には 832 千円(修繕含む)を支出。利用団体は NPO 法人全国まちづくりサポートセンター丹後支
関係者、有識者の意見を聴取するための京丹後市新経済
所、京丹後市商工会丹後支所などです。
戦略検討会議を開催しました。4回の会議を通して、市
識者など委員 16 人から、多くの参考となる意見を伺う
指定管理施設運営事業 決算額 5,507 千円
所管課:商工観光部商工振興課
京丹後市新経済戦略検討会議の開催
うるおい安全都市
224 千円を支出しました。
企業立地推進・商工業総合振興条例等検討事業 決算額 1,969 千円
所管課:商工観光部商工振興課
「地域ブランド連携協議会」「GS 世代研究会」に参加
計画推進のために
計画推進のために
第7章
地域ブランドの発信、新ビジネス創出を推進
地域産業の活性化を図るための幅広い事業を展開している丹後地域産業活性化推進会議の活動を支援し
ました。同会議では、KTR利用促進事業や先進地視察事業、人材育成事業、農・商工・観光連携事業な
どの活動を実施。負担金として 1,200 千円を支出しました。また、織物技術講習会や視察研修会を丹後町
機業振興協議会に委託し実施。委託料として 81 千円を支出しました。
地域ブランドの全国発信、新ビジネス創出の取り組みなどを推進するため、「地域ブランド連携協議会」
40
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
ことができました。委員への謝金および費用弁償として、
共に築き結び合う
繕含む)を支出。利用回数は 225 回で利用者数は延べ 4,979 人でした。丹後商業活性化センターの維持
また、新たな条例および経済戦略の検討に資するため、
内および京阪・中京圏の商工関係団体などの代表者、有
大宮織物ホールほか 3 施設を管理
パートナーシップ都市
千円を支出。企業ニーズの変化、他地域の先進的・特徴
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
京丹後市商工会が指定管理者である市内の商工業施設について、施設・設備の維持管理、運営などに必
生涯 学習都市
調査および検討を行いました。企業立地推進および商工
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
指定管理施設を適切に維持管理
めの新たな条例および経済戦略を策定するため、必要な
第3章
峰山織物センター管理運営事業 決算額 3,114 千円
所管課:商工観光部商工振興課
新たな条例および経済戦略策定に向け意見を聴取
企業立地の推進および商工業の総合的な振興を図るた
◆
その他
合 計
京丹後市新経済戦略検討会議を開催
第6章
相談業務
【部屋別利用件数(単位:件)
】
人材育成事業 決算額 10,770 千円
所管課:商工観光部商工振興課
第5章
スポーツ・
レクリエーション
479
健やか安 心 都 市
・経営相談事業 受発注の紹介あっせん、商談会の開催、販路開拓等各種相談への対応
会 議
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
・人材育成事業 技術講座、経営講座(68 講座、延べ 2,295 人が受講)
◆
第2章
環境循環都市
峰山織物センターを適切に管理運営
暮らしの中でいのちが輝く
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
の事業を実施し、人材育成を推進するとともに、適切な施設管理
と運営を推進しました。負担金として 10,770 千円を支出しました。
第3章
第7章
そのほか、
「薫る文化・伸びゆく産業」をコンセプトとして実施する「おおみや生き活きフェスタ 2012」
(産
「丹後・知恵のものづくりパーク」の研修事業および施設運営管
第2章
第4章
地元企業の人材育成を推進
交流経済都市
◆
第1章
や「GS世代研究会」の活動に参加。出張旅費などとして 720 千円を支出しました。
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
41
「スポーツ観光・交流課」は、平成 25 年度に商工観光部の組織を見直し新設されま
した。スポーツイベントなどの積極的な実施や誘致は、スポーツを通じた人と人のつ
ながりだけでなく、地域間にネットワークをつくり、地域の活性化にも大きな役割を
果たします。スポーツは感動を生み、交流を呼び起こします。京丹後市にある魅力あ
るスポーツ資源を最大限に活用し、観光振興を図り、スポーツのちからでまちづくり
第2次観光振興計画の策定
を進めます。
◆商工観光部長:吉岡 茂昭
市では、スポーツに親しみ、スポーツを通じて夢の実現にチャレンジする人を応援する「京たんごス
ポーツ」を発行しています。皆さんからのスポーツに関する情報をお待ちしています。どしどし情報を
京丹後市観光立市推進条例及び平成 21 年 6 月に策定した京丹後市観光振興計画(第
お寄せください。
1 次計画)を基に、成果と課題、観光客の興味度・満足度調査、観光関連団体や観光
事業者等の意見、京丹後市観光立市推進会議での審議内容を踏まえ、今後 5 年間の観
光振興施策の大綱となる第 2 次京丹後市観光振興計画を策定し、平成 25 年 3 月議会
に提案しました。(同年 6 月議会で承認)
2年目を迎えて
第 2 次計画ではコンセプトを「丹後は日本のふるさと 極上のふるさと観光づくり」
◆商工観光部スポーツ観光・交流課:本城 康旭
私は1年目を観光振興課で、2年目の現在はスポーツ観光・交流課で勤務していま
観光地づくりに取り組んでいきます。
私が担当する千日会ドラゴンカヌー選手権大会は、久美浜湾で開催されるカヌー
を推進する「日本一の砂浜海岸づくり実行推進会議」の創設、インバウンド推進を図るための中国・亳
カヌー大会を開催するためには、各団体の後援申請、パンフレットの作成、カヌーコー
光推進体制の強化)を設定しました。この第 2 次計画をしっかり実行して、極上のふるさとを目指した
す。
また、平成 24 年度においては、美しい砂浜・海岸の環境保全と利活用を図り、日本一の浜辺づくり
レース大会であり、長年久美浜町で親しまれてきたイベントでもあります。ドラゴン
州市訪問や現地旅行社(中国・上海市)への誘致活動、ジオパークによる観光のまちづくりを推進する
ス設置の委託、スタッフの動員などさまざまな準備が必要でした。開催までの全体的
浜港等での遊覧船の運航などに取り組んできました。
千日会観光祭ドラゴンカヌー大会を通じて、仕事は全体の流れを把握した上で段取りを適切に行って
れてよし」の観光地を目指して、観光のまちづくりに取り組んでいきます。
ように努力を重ねていきたいと考えています。
見どころを歩くジオトレッキングの開催、小学校の理科体験授業「大地の学習」の実施、民間による中
先輩職員の皆さんの温かい指導や協力のおかげで大会を無事に終わらせることができました。
観光は地域が総ぐるみで競争する時代になっており、京丹後市も地域が総ぐるみで「住んでよし、訪
いくことが必要だと感じました。まだまだ、未熟な面は多々ありますが、市民の皆さんのお力になれる
平成 24 年度の主な取り組みと成果
第6章
平成 21 年3月、
「京丹後市観光立市推進条例」が制定され、観光立市、すなわち観
豊富な観光資源を活用して観光客を誘致
世界認定を受けた山陰海岸ジオパーク、幻の間人ガ二やコシヒカリ米など、風光明
◆
光を主体としたまちづくりの推進を図ってきました。
媚な景色や美味しい食べ物は正に京丹後市の財産であり、市ではこれらの財産を生か
した観光地づくりを観光協会などと連携して取り組んでいます。
観光業を取り巻く状況は年々厳しくなっており、本市においても例外ではなく、観光入込客数も減少傾
向が見られているところです。
このような状況の中、平成 24 年度には関係者の皆さんにお世話になり、第2次京丹後市観光振興計
自然、温泉、歴史遺産など豊富な観光資源を活用した観光客誘致を図るため、さまざまな広報媒体、キャ
ンペーンの開催、広域団体との連携などを通して PR 活動を行いました。観光宣伝活動などの事業費とし
て 215 千円を支出し、キャンペーン活動を 5 回実施したほか、啓発物品購入費用として 317 千円を支出。
また、観光雑誌・ラジオでの広告掲載費(6 回)として 658 千円、観光団体負担金として 8,548 千円を支
出しました。
観光宣伝活動事業 決算額 9,738 千円
所管課:商工観光部観光振興課
画の策定作業を行い、平成 25 年 6 月議会で承認をいただきました。今後は計画にある 79 のアクショ
ンプランについて、一つでも多くのメニューに取り組んでいくこととしています。
42
43
第7章
計画推進のために
一方、近年の旅行形態の変化や旅行ニーズの多様化、国内観光地の競争激化など、
さまざまな媒体で PR 活動
うるおい安全都市
◆商工観光部観光振興課長:柳内 研一
災害に強く、快適で暮らしやすい
魅力的な観光地づくりの推進
第5章
共に築き結び合う
な流れを十分に把握できず、失敗もありましたが、平成 25 年度の大会準備に当たり、関係者の皆さんや、
第4章
パートナーシップ都市
ための拠点施設整備(道の駅てんきてんき丹後内にジオパーク情報センター開設)、ジオガイド養成講座、
第3章
生涯 学習都市
とし、新たに 3 つの重点戦略プロジェクト(①滞在型観光の促進 ②世界ジオパーク活動の推進 ③観
第2章
次代を担う若い力が活躍できる
計画推進のために
第7章
◆商工観光部スポーツ観光・交流課長:荻野 正樹
健やか安 心 都 市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
スポーツ観光の推進
1.「極上のふるさと観光づくり」の実現 2.地域資源の保全と活用 3.歴史文化の保
全と活用 4.観光資源のネットワーク 5.四季型滞在観光の推進 6.健康志向に対
応した観光の推進 7.環境先進地としてのエコツーリズムの推進 8.情報発信の強化
9.交流の機会作り
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
施策の方針
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
ます。この機会を好機と捉え、更なる魅力的な観光地づくりに取り組んでいきます。
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
中京圏との交通アクセスが格段に向上するため、本市観光業を取り巻く環境も大きく変わることとなり
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
5 観光の振興
平成 26 年度には、京都縦貫自動車道や舞鶴若狭自動車道小浜・敦賀間の全線開通などにより関西圏、
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
統一デザインの観光サインを整備
観光客の利便性向上
◆
まちの活性化および交流人口の拡大に寄与する各種大会を主催する団体に対し、大会関係者が宿泊した
観光客の利便性の向上と観光地の PR を図りました。また、既
化推進補助金として合計 1,800 千円を支出。延べ 4,750 人が宿泊し、宿泊や土産物などの購入による地域
延べ人数に応じて定める額の補助金を交付しました。補助対象となった大会は 12 大会で、観光業等活性
存観光サインの適切な維持管理を行いました。
経済への波及効果がありました。各大会の内訳は下表のとおりです。
【補助対象となった大会の内訳(単位:人、千円)
】
網野グリーンカップ少年サッカー大会
費として 199 千円を支出しました。
同実行委員会
京丹後市サッカー協会
絆フェスタ
京丹後市サッカー協会
ユースチャレンジ
京丹後市サッカー協会
メグミルクカップ
京丹後市サッカー協会
京丹後ボーイズ
Kids & GirlsCup
季節や曜日を限定しない外国からの旅行客誘致(インバウン
京丹後市サッカー協会
浦島カップIN網野少年サッカー大会 U-11
網野スポーツクラブ
支部選抜チャレンジカップ in AMINO
網野スポーツクラブ
カニの町「丹後町」親善ゲートボール大会
ド)を促進し、夏・冬の二季、週末だけでなく年間を通じての
同実行委員会
対象事業費
226
112
5,298
130
126
116
220
360
276
217
168
182
7,431
補助金額
100
100
700
100
100
100
100
100
100
100
100
100
1,800
観光業等活性化推進事業補助金 決算額 1,800 千円
所管課:商工観光部観光振興課
日にかけて開催された国際中医学博覧会(漢方薬展覧会)に京
丹後市観光協会とともにブース出展し、本市の観光資源や特
産、健康長寿について PR を行うとともに、現地旅行社を訪問
し、京丹後への送客について懇談を行いました。参加費用とし
て 749 千円を支出しました。
中国現地旅行社訪問の様子
インバウンド推進事業 決算額 830 千円
所管課:商工観光部観光振興課
第5章
観光の柱の一つである夏季海水浴への誘客を促進するため、全海水浴場(16 海水浴場、17 連絡所)へ
連絡員(延べ 72 人)を配置するとともに、AED(自動体外式除細動器)を配備するなど、遊泳客が安心
して利用できる環境を提供しました。
海水浴場への放送設備設置委託料(4 カ所)として 334 千円、連絡員業務委託料として 9,862 千円、水
難啓発救助委託料(マリンレスキュー網野)として 80 千円、連絡所用コンテナハウス借上料(6 棟)と
して 287 千円、その他経費として 1,269 千円を支出しました。連絡員業務の委託先は次のとおりです。
水浴場)、浅茂川観光協会(浅茂川海水浴場)、浜詰区(浜詰海水浴場)、遊区(遊海水浴場)
地域一体となった観光を推進
観光について総合的な振興を図り、地域一体となった観光を推進するため、京丹後市観光協会の諸活動
水難対策事業 決算額 11,832 千円
所管課:商工観光部スポーツ観光交流課
を支援しました。本部および支部による活動、観光宣伝・誘客事業、インバウンド推進事業のほか、温泉
めぐりなど受け入れにかかるネットワークの強化を図りました。観光協会活動補助金として 25,658 千円、
第7章
計画推進のために
計画推進のために
広域誘客活動事業補助金として 2,974 千円を支出しました。
観光協会等支援事業 決算額 28,632 千円
所管課:商工観光部観光振興課
44
うるおい安全都市
京丹後市観光協会(丹後町・久美浜町各海水浴場)、掛津区(掛津海水浴場)、小浜観光協会(小浜海 第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
【連絡員業務委託先】
京丹後市観光協会の活動を支援
◆
遊泳客に安心して利用できる環境を提供
共に築き結び合う
行うとともに、現地自治体および関係団体との交流を深めました。参加費用として 81 千円を支出しました。
◆
第4章
パートナーシップ都市
ル実行委員会)に参加し、船内での観光プレゼンテーションや、客室 TV での観光 PR 動画の配信などを
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
また、舞鶴港における国際フェリーの定期航路(舞鶴港ー大韓民国・浦項迎日港間)開設を目指し、平
全海水浴場に連絡員、AED を配置
第3章
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
本市の友好都市、中国毫州市で平成 24 年 9 月 7 日から 12
260
110
2,000
180
200
150
280
328
348
200
180
157
4,393
次代を担う若い力が活躍できる
合 計
観光入込客増加を目指すための事業を実施しました。
参加者数
健やか安 心 都 市
SUMMER フレンドリー
京丹後ボーイズ親善大会
国際中医学博覧会で観光資源などを PR
成 24 年 7 月 30 日から 8 月 1 日にかけて実施された試験運航(主催:京都舞鶴港国際フェリートライア
第7章
京丹後市サッカー協会
183
106
2,969
109
186
320
245
111
122
136
122
141
4,750
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
外国からの旅行客誘致“インバウンド”を推進
宿泊人数
同実行委員会
網野カップ少年サッカー大会
観光サイン整備管理事業 決算額 4,670 千円
所管課:商工観光部観光振興課
第5章
第6章
スプリングフレンドリー
計画的に整備を進める観光サイン
第4章
補助申請者
大会名
ン製作などの委託料として 3,990 千円、その他修繕などの経
環境循環都市
所の観光サイン設置土地の賃借料として 481 千円、観光サイ
第3章
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
京丹後市内 41 カ所、与謝野町内 1 カ所、福知山市内 2 カ
◆
宿泊者数に応じて補助金を交付
第 2 次観光サイン整備計画に基づき、市のイメージや自然景
観に配慮し、統一したデザインによる観光サインの整備を進め、
第2章
第1章
交流経済都市
◆
交流人口の拡大に資する大会等を支援
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
45
歴史街道丹後 100 kmウルトラマラソンを開催
平成 24 年 9 月 16 日、44 の都道府県から参集した 2,720 人のラン
◆
きました。
市マイクロバス運転委託料として 155 千円、丹後ウルトラマラソン
京阪神地域の大学などからの市内体育施設などを活用した学生合宿や長期宿泊体験
補助金として 4,844 千円を支出しました。大会参加者などの推移は下
事業などの教育旅行を誘致して、交流人口の拡大や宿泊者数の増加を図るため、大学
1,328 人
2,116 泊
平成 21 年
1,691 人
2,507 泊
平成 22 年
平成 23 年
1,963 人
2,989 泊
2,190 人
3,527 泊
平成 24 年
教育旅行等誘致促進事業 決算額 21 千円
所管課:商工観光部観光振興課
2,989 人
5,058 泊
丹後ウルトラマラソン開催事業 決算額 4,999 千円
所管課:商工観光部スポーツ観光・交流課
入園者数は 10 万9千人超え
臨時駐車場などに利用する弥栄町鳥取地内の土地借り上げ料として 255 千円、あじわいの郷運営費負担
「京丹後市観光立市推進会議」を開催し、京丹後市観光立市推進条例に基づく第 2 次京丹後市観光振興
金として 28,760 千円、その他経費として 13 千円を支出。平成 24 年度の入園者数は 109,121 人で平成
計画の見直し案について検討を行いました。委員謝金・費用弁償、観光資源の調査費用などに 1,283 千円
23 年度の 107,832 人を上回りました。
を支出しました。京丹後市観光立市推進会議の概要は下表のとおりです。
28 人(うち大学教授 1 人)
設 置 年 月
平成 21 年 5 月(現委員任期は平成 27 年 7 月まで)
任 期
3年
構 成
観光関係団体および各種団体の代表者、観光業者、有識者など
観光振興計画推進事業 決算額 1,283 千円
所管課:商工観光部観光振興課
地域活性化および観光振興を目的に開催された次の 8 イベントに対し補助金合計 9,852 千円を交付しま
した。内訳は次のとおりです。
○いかり高原まつり 870 千円(総事業費:約 1,200 千円、開催日:平成 24 年 7 月 8 日、来場者:700 人)
○やさか納涼祭 2,322 千円(総事業費:約 3,644 千円、開催日:平成 24 年 7 月 14 日、来場者:6,400 人)
○間人みなと祭 720 千円(総事業費:約 3,588 千円、開催日:平成 24 年 7 月 25 日、来場者:8,000 人)
○水無月祭花火大会 70 千円(総事業費:約 2,992 千円、開催日:平成 24 年 7 月 30 日、来場者:13,000 人)
○フェスタ飛天 in 京丹後 3,650 千円(総事業費:約 6,317 千円、開催日:平成 24 年 8 月 5 日、来場者:12,000 人)
ジオパークによる観光のまちづくりを推進
◆
8イベントに合計 9,852 千円を支出
○京丹後市ドラゴンカヌー大会 1,800 千円(総事業費:約 3,077 千円、開催日:平成 24 年 8 月 5 日、参加:90 クルー)
ジオパークの普及啓発と施設整備を実施
○宇川観光祭 420 千円
(宇川アユまつり 総事業費:約 169 千円、開催日:8 月 15 日を計画)※河川の増水により中止
クによる観光のまちづくりを推進しました。京丹後市ジオパークネット
(六文殊祭典 総事業費:約 661 千円、開催日:平成 24 年 8 月 24 日、来場者:500 人)
ワーク推進会を開催(2 回)し、委員謝金などに 43 千円を支出したほか、
ジオサイト・拠点施設を整備し 5,065 千円を支出。市民や観光客への
地域活性化支援事業 決算額 9,852 千円
所管課:商工観光部スポーツ観光・交流課
充実した情報と学習機会の提供が可能となりました。また、かぶと山な
どでジオトレッキングを計 4 回実施したほか、市内小学校 27 校の理科
46
ジオトレッキング(かぶと山)
47
第7章
計画推進のために
計画推進のために
(中浜祭り 総事業費:約 466 千円、開催日:平成 24 年 7 月 26 日、来場者:500 人)
世界認定を受けた山陰海岸ジオパークの保全と活用を図り、ジオパー
第6章
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
全体会議(平成 24 年 7 月 9 日:16 人出席、平成 25 年 1 月 15 日:15 人出席、
平成 25 年 2 月 14 日:14 人出席)
◆
災害に強く、快適で暮らしやすい
会議開催状況
一般委員 4,000 円、大学教授 14,000 円
観光イベントの開催を支援
共に築き結び合う
委 員 数
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
あじわいの郷支援事業 決算額 29,028 千円
所管課:商工観光部観光振興課
【京丹後市観光立市推進会議の概要】
生涯 学習都市
され、利用促進が図られるよう、運営および各種イベントの開催に対して支援を行いました。
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
丹後あじわいの郷が京丹後市の観光拠点施設として、市内観光施設関係団体との連携を図りながら運営
第 2 次京丹後市観光振興計画の見直し案を検討
報 酬 額
合宿誘致パンフ
観光拠点施設「丹後あじわいの郷」を支援
◆
「京丹後市観光立市推進会議」を開催
第3章
健やか安 心 都 市
平成 20 年
費などとして 21 千円を支出しました。
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
大会エントリー数
延べ宿泊数(推計)
◆
7校、企業 1 校を訪問しパンフレットを活用してPR活動を実施しました。職員旅
歴史街道丹後 100km ウルトラマラソン
(平成 24 年 9 月 16 日、アミティ丹後)
【大会参加者などの推移】
大学 7 校、1 企業を訪問
環境循環都市
多くの交流が生まれ、また、魅力ある初秋の京丹後市を全国に PR で
表のとおりです。
第2章
合宿・教育旅行誘致活動を推進
ナーと、1,000 人を超える地元ボランティア、スタッフが一体となり、
第6章
第7章
ジオパーク推進事業 決算額 9,960 千円
所管課:商工観光部観光振興課
マラソン」へ支援を行いました。
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
第5章
本ジオパーク各種大会参加旅費として 169 千円を支出しました。
通じて本市の魅力を全国に発信する「歴史街道丹後 100km ウルトラ
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
このほか、山陰海岸ジオパーク推進協議会負担金として 2,946 千円、世界ジオパークネットワーク・日
四季型観光を目指した観光客誘致の取り組みであり、大会の開催を
第2章
第3章
として 1,737 千円を支出しました。
全国から 2,720 人のランナーが参加
第1章
交流経済都市
◆
体験授業で「大地の学習」を行うなど、山陰海岸ジオパークの普及啓発活動を推進し、これらの事業経費
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
観光関連 16 施設を指定管理者へ運営委託
観光関連施設の一部について、指定管理者へ管理運営を委託し適切な維持管理と利用促進に努めました。
新しい指定管理者による管理がスタートしました。各施設とも経費節減や利用者拡大のための取り組みが
推進されましたが、経済不況などの要因により、全体の利用者数は、平成 23 年度と比較してやや減少し
ました。
平成 24 年度は、指定管理料として 97,558 千円、その他経費として 17,015 千円を支出しました。利用
6 京丹後ブランドの販売戦略
施策の方針
1.京丹後ブランドビジネス支援 2.丹後の魅力発信拠点整備 3.京丹後ブランドの情
報発信 4.販売促進イベントの支援
地域ブランドの販路拡大に向けた取り組み
【指定管理施設利用状況一覧】
施設名
市内には、丹後ちりめん、間人カニ、コシヒカリなど多くの地域資源や特産物に恵まれ
ていますが、この地域資源や特産物の魅力をアップさせるとともに、さらに販路拡大を図
る必要があります。京丹後ブランドの情報・魅力発信拠点「特産品ショップ・ホッと丹後」
では、さらなる魅力ある商品づくりのために、生産者による店頭販売、ホッと丹後会員を
対象にした丹後ツアーを通して消費者の生の声を聞く取り組みを進めています。
新たに、農産物のブランド化として、認知度の低い首都圏への進出とそれによる関西
圏でのさらなるブランド化に向けて、日本最大の農産物チェーン「わくわく広場」との提携により、平成 24
年 10 月から6カ月間のトライアル事業として首都圏において、京丹後産品の販売に取り組みました。その
中で、価格設定、売れ筋商品の見極め、流通、表示などの検証・分析を行い、その結果を次年度に反映させ、
本格的な事業実施を予定しています。
また、
地域ブランド連携協議会
(全国 20 自治体)
に参画し、
他の自治体と一体となって地域ブランドの振興、
情報発信を行うとともに、地域ブランドサミット物産展への参加を通して、地域ブランドの販路拡大に努め
ました。今後も地域ブランドの発掘、育成、販路開拓を積極的に推進し、消費者ニーズの把握と信頼を得
るために都市部における販売活動、メディアやインターネットなどによる情報発信を行い、地域経済の活性
化を図っていきます。
び改修などを実施し、施設の適切な維持管理に努めました。
修繕費として 20,224 千円、設計、工事委託料として 5,845 千円、備品購入費として 2,620 千円を支出
しました。
◆農林水産環境部農政課長:小森 康弘
市内では、
黒大豆、
みず菜、
九条ねぎ、
京丹後梨などの京のブランド産品やトマト、
メロン、
甘藷などさまざまな農産物が生産されています。
丹後産コシヒカリは、日本穀物検定協会の食味ランキングで 23 年産につづき連続、過
去6年の間に5回、通産 10 回目の特A評価を受けました。
今年も、近畿農政局との共催で農産物の商談会を開催しましたが、農家の皆さんの販路拡大につながる
第7章
また、野菜なども生産者の顔が見える流通に取り組む動きもあり、これらの取り組みを支援するため「農
産物流通対策事業補助金」を創設しています。
平成 24 年度は、丹後の豊富な食資源と地酒をマッチングして、料理と地酒の勉強などを行なうとともに
ことが京丹後の魅力を感じていただくことになると考えます。
計画推進のために
第7章
取り組みや野菜などの生鮮品だけでなく、農産加工などの付加価値を高める取り組みについて支援を行な
いたいと考えます。
今後も米をはじめとする農産物のブランド化を図る取り組みを関係者の皆さんとともに進めていきます。
48
49
計画推進のために
情報を発信しましたが、京丹後の海、山、里のすばらしい食材、それらを使用した料理を生かし、宣伝する
うるおい安全都市
指定管理施設運営事業 決算額 97,558 千円
指定管理施設大規模修繕改修事業 決算額 28,689 千円
所管課:スポーツ観光・交流課
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
米の販売についても、化学肥料や農薬を減らした「特別栽培米」の取り組み、地域ブ
ランドとして販売するなど付加価値を高めた取り組みも進んでいます。
共に築き結び合う
観光指定管理施設について、施設利用者の安全性と快適性の向上を図るため、10 施設の必要な修繕およ
第4章
第5章
農産物のブランド化と販売戦略
10 施設の修繕、改修を実施
第3章
パートナーシップ都市
◆
前年比(%)
△ 1.4
△ 8.6
△ 32.7
△ 5.6
△ 4.0
△ 1.7
△ 8.2
△ 6.0
△ 12.9
15.7
△ 2.5
△ 13.0
△ 9.7
△ 16.0
7.9
69.4
△ 3.5
生涯 学習都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
23 年度
16,731
4,685
971
155,617
117,344
47,849
7,531
108,095
10,507
12,249
117,760
3,006
2,997
19,696
3,775
144
628,957
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
9,131
3,406
2,500
18,500
0
0
0
0
0
36,206
1,600
700
614
5,731
1,540
615
80,543
利用状況(人)
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
24 年度
16,491
4,282
653
146,892
112,693
47,012
6,914
101,574
9,153
14,171
114,784
2,614
2,706
22,846
4,074
244
607,103
生きる喜びを共有できる
天女の里
小町公園
網野山村体験交流センター
浅茂川温泉静の里
道の駅てんきてんき丹後
丹後温泉はしうど荘
碇高原ステーキハウス
宇川温泉よし野の里
高嶋園地
森林公園スイス村
弥栄あしぎぬ温泉
風蘭の館
奥山自然たいけん公園
久美浜豪商稲葉本家
かぶと山公園
丹後自然体験学習関連施設
合 計
施設管理料
(千円)
◆商工観光部長:吉岡 茂昭
環境循環都市
状況の一覧は下表のとおりです。
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第6章
利用者数は年間 60 万7千人
交流経済都市
◆
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆商工観光部商工振興課長:高橋 尚義
京丹後は、良質な農産品や加工品を生産できる気候風土・文化・人材を持つ地域で
ありながら、その認知度が低いこと 、また農産物においては、個人や小規模事業所中
第2章
京都吉兆代表取締役社長の徳岡郁夫氏を専門委員に
にあるとされていました。そのため京丹後産品の首都圏への流通にかかわる諸問題に
委嘱して、丹後の里・山・海の豊富な食資源を活用し
ついて実証調査を行うため、平成 24 年 10 月から半年間、「京丹後産品市場開拓トラ
信するため、その基盤づくりとして、「食と酒のマッ
フォーラム」を開催しました。試食会では、酒造見学
第3章
たメニューを開発・発掘し、丹後の地酒と組み合わせ
イアル事業」に取り組みました。
るなどの方法により、丹後の豊富な食資源を内外に発
取り組みにあたっては、公益財団法人丹後地域地場産業振興センターを事業主体に選定し、販売は、
日本最大の農産物直売チェーンを経営する企業に委託する方式となりましたが、価格については京丹後
チング実感!試食会」や「体験実感!丹後あじわい食
の生産者が出荷した商品は生産者自らがその店頭販売価格を決定できるものとしました。
当初は、都内大手百貨店内の店舗 1 カ所でスタートしましたが、半年間の取り組みの中で、首都圏で
を行った後、参加者 42 人が 12 蔵の地酒と丹後の食材・
の取扱い店舗は 8 店舗にまで増やすことができ、販売点数 26,607 点、約 560 万円の売り上げという実
料理とのマッチング勉強会を行いました。フォーラム
績を得ることができました。
体験実感!丹後あじわい食フォーラム
には 84 人が参加。食の魅力発信の取り組みに 501 千
同時に消費者の購買動向調査・分析を行い、集出荷、予冷作業など生産から流通にかかわる諸問題の
円を支出しました。
洗い出しを進め、また販売に関しては生産者の商品表示の取り扱いに関する諸課題、パッケージングな
また、都市部の商工業者とのマッチング会を実施。51 事業者が参加し、積極的な商談を行いました。こ
どの対応方策など細かな点についても随時、検討・工夫を重ねるとともに、販売状況や消費者からのメッ
のほか、6 次産業に意欲のある農家などに補助金を交付し、販路の拡大および新商品の研究・開発を支援。
セージなどを生産者へ伝えることで、生産者の認識変化や努力にもつなげることができたと考えていま
生姜の粉末、ドライフルーツ、九条ネギの漬物、焼き芋の真空パックの4件に対して、6 次産業化支援事
す。
農村 6 次産業推進事業 決算額 1,537 千円
所管課:農林水産環境部農政課
じて確認できましたので、今後における京丹後産品の販売に向け、そのチャレンジの後押しにつながる
ことを期待しているところです。
丹後地域地場産業振興センターの運営を支援
◆商工観光部商工振興課:清水 聡子
◆
補助金 2,832 万 3 千円を交付
丹後地域の地場産業振興拠点である公益財団法人丹後地域地場産業振興センターに対して運営費補助金
域地場産業振興センターをはじめとした関係団体や他の自治体と協力し、イベント出
【主な実施事業】
ざまなチャネルを使った産品販売や販路開拓の支援を行いました。
・地場産品の常設展示即売(229 業者、約 2,000 品目)
展による産品 PR、東京のスーパーや京都市のアンテナショップ、通信販売などさま
・染色体験の実施(275 人が体験)
京丹後市の地場産品と一口に言っても、ちりめん製品、お米やフルーツなどの農産
・Tango Good Goods 認定事業および販売促進事業の実施
24 年度認定者数:38 社
安心感があります。そんな地場産品の魅力をもっと多くの人に知ってもらい、市内事業者の皆さんとと
出展業者 48 社、来場者数 4,300 人
私は、ちょっとしたアイデアの積み重ねや身近なところから始める取り組みが、未来の地場産業振興
丹後のええもんうまいもん展(吹田、名古屋、神戸)ほか
きことを考え取り組んでいきます。
・カタログ・商品販売用 WEB サイトによる丹後産品情報の発信
からこそできる丁寧な商品作り、実際に手にしたり口にするとよく分かる「本物」の良さやぬくもり、
見本市の開催:平成 24 年 10 月 13、14 日 宮津市民体育館
もに京丹後市の産業を盛り上げたい、そんな思いで仕事に取り組んでいます。
・各地域主催物産展、各種展示商談会・イベントなどへの出展
につながると考えています。今後も高い理想を掲げながらしっかりと足元を見つめて、市としてやるべ
・ICT を活用した丹後産品の集積・販売事業(農林水産物等)
・施設管理および運営
丹後地域地場産業振興センター運営費補助金 決算額 28,323 千円
所管課:商工観光部商工振興課
50
51
第7章
計画推進のために
計画推進のために
物、加工食品、お酒など多岐にわたります。京丹後市の場合、生産規模は小さいものも多いですが、だ
第6章
うるおい安全都市
28,323 千円を交付し、支援しました。同センターの主な実施事業は次のとおりです。
災害に強く、快適で暮らしやすい
のきっかけを作ることが、私の担当する業務テーマの一つです。具体的には、丹後地
共に築き結び合う
京丹後市の地場産品を PR し、事業者の皆さんの産品販売促進や魅力ある商品作り
第5章
パートナーシップ都市
頑張る市内事業者の皆さんとともに
生涯 学習都市
業補助金合計 1,036 千円を支出しました。 結果、諸課題を解決すれば収益性も生まれ、首都圏での販売も十分に可能性があることが本事業を通
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第7章
め、6次産業化推進事業を実施しました。
トが高いことなどから、国内最大市場である首都圏での販売は、きわめて困難な状況
健やか安 心 都 市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第6章
農林水産業従事者の所得向上や経営の安定を図るた
生きる喜びを共有できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第5章
京都吉兆代表取締役社長の徳岡氏を専門委員に
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第4章
◆
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第3章
農林水産業の 6 次産業化を推進
心の生産で農協以外に大規模な集出荷組織が存在していないこと 、加えて、輸送コス
第2章
交流経済都市
京丹後産品市場開拓トライアル事業の大いなるチャレンジ
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
特産品ショップ「ホッと丹後」の運営を支援
◆
都市部で京丹後ブランドを発信
京都市上京区にある丹後の情報・魅力発信拠点施設(ア
ンテナショップ)の「特産品ショップ・ホッと丹後」が行
う京丹後市の PR、ブランド品紹介、販路拡大と販売促進
などを図るための事業に対し、補助金 3,800 千円を交付し
第2章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
ました。
ホッと丹後の会員数は平成 25 年 3 月末現在 2,474 人で、
前年に比べ 409 人の増加となりました。購入者数は年間
延べ 17,116 人(月平均 1,426 千円)で販売実績額は年間
15,239 千円(月平均 1,269 千円)となりました。
常設店舗以外での販路拡大や PR 事業にも取り組んでお 「特産品ショップ・ホッと丹後」
り、KBS 京都の朝市に毎月 1 回参加しているほか、丹後
第3章
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
ええもんうまいもん展 in 京都、KBS 京都マルシェ、こだわりマルシェ Bivi 二条、Cocon 烏丸こだわりマ
ルシェ、弥栄町人会定期総会、味職クラブ京都物産展(神奈川県川崎市、海老名市)に参加しました。また、
会員対象の「丹後ツアー」を実施し、参加した 98 人が海岸線ドライブや丹後あじわいの郷での散策など
を楽しみました。このほか、生産者による店頭販売も実施しました。
京丹後ブランドチャレンジショップ運営事業補助金 決算額 3,800 千円
所管課:商工観光部商工振興課
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
◆
販売継続のための仕組みの検証・構築を支援
公益財団法人丹後地域地場産業振興センターが、日本最大の農産物チェーン店「わくわく広場」と連携し、
首都圏での京丹後産品の販売に取り組むに当たり、トライアル期間の産品輸送費と検証に係る旅費を支援
し、参入時の市場競争力を強化するとともに、販売継続のための仕組みの検証・構築を支援しました。
トライアル期間(6 カ月)の実績は、販売点数 26,607 点、8 店舗合計の売り上げ 5,563,717 円でした。
京丹後産品市場開拓トライアル事業補助金 決算額 693 千円
所管課:商工観光部商工振興課
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
農産物チェーン店と連携し首都圏で丹後産品を販売
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
計画推進のために
第7章
52
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
KYOTANGO
環境循環都市
整備などさまざまな事業に取り組んでいます。それぞれが市民生活や自然環境にとっ
て大切な取り組みですが、特に火葬場整備は、現在の3火葬場が老朽化していること
から、新市発足以来の懸案事項となっており、早期の整備を目指して建設事業を進め
1.豊かな自然・農山漁村環境の継承 2.地球温暖化防止対策の推進 3.自然環境
平成 23 年度には、建設用地の購入、造成測量、地質調査、造成設計を行い、平成
山・里・海はかけがえのない財産
の幅広い意見を取り入れながら基本設計を進めてきました。
◆農林水産環境部次長:後藤 正明
平成 25 年度には建築設計を完了し、いよいよ具体的なハード事業に取りかかることになります。新
火葬場が稼働するまであと2年間となりますが、現行の3火葬場につきましても適正な維持管理に努め、
豊かな海は健全な森が育てると言われています。山に降った雨は森の養分を携えて
施設使用に支障がないよう努めていきたいと思います。
海へと注ぎます。山から里を通り海へとつながる訳ですが、それぞれが水の大切さを
平成 24 年度の主な取り組みと成果
す豊かな水を大切に海へと届けなければならない意識も高まってきます。毎年開催し
防疫対策に 11 万 8 千円
ているブナ林観察会には多くの皆さんに参加していただいています。身近に自然の素晴らしさを感じる
ことができる絶好の機会です。心身のリフレッシュとともに、自然の大切さを理解していただくため、
ぜひご参加ください。
◆
健やか安 心 都 市
山の自然を自ら体験することで、生態系の奥深さやそこから生み出される資源の偉
蜂駆除用防護服の更新や消毒用薬剤の備蓄も
ている物から順次更新し、汚れのひどいものはクリーニングを行いました。また、水害などの発生に備え、
消毒用薬剤の備蓄を行いました。
て意識をすることで、それぞれがつながり、かけがえのない財産を守り、将来へ引き継ぐことができます。
防疫対策事業 決算額 118 千円
所管課:市民部市民課
山から海へ水のリレープロジェクト「水をつなぐクリーン大作戦」を市民の皆さんに呼び掛けて実施
しました。
環境保全団体の活動を支援
◆
また、「拾ったゴミが入場券」というユニークなイベント「はだし
のコンサート 2012」に 720 千円を補助しました。同イベントは、
した。
セージとともに本市の魅力を全国に発信するイベントとなりました。
環境保全活動事業 決算額 850 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
だしのコンサートの支援を行いました。また、天然記念物にも指定されている鳴き砂
の浜を守るため、特に利用客が多くなる海水浴シーズンの週末を中心に、地元の環境
保護団体が行う海浜パトロールの実施を支援しました。これらの取り組みは、本市の豊かな自然環境の
狂犬病の予防接種を 50 会場で実施
環境保全意識啓発事業では、ブナ林観察会をブナ林に精通した地元のガイドの案内のもと実施しまし
◆
た。例年、春と秋に開催してきましたが、平成 23 年の災害によりブナ林に通ずる道路が崩落したため、
クトとして、丹後 100㎞ウルトラマラソンの前日に「第1回水をつなぐクリーン大作戦」を開催しまし
た。河川の上流・中流・下流域に住む人々が流域を越え一体感を持って連携した清掃活動を行い、“森林・
河川・海”の維持・再生に取り組みました。
狂犬病予防のため、4 月に市内 50 会場で予防接種を行いま
した。また、ペットと共生できる生活環境をつくるため、京
都府と協力し、ペットの適正飼育や管理マナーなどの指導や
啓発を行いました。
狂犬病予防注射済票引渡事務委託料として 335 千円、その
他経費として 312 千円を支出しました。
54
犬の登録件数
2,599 頭
狂犬病予防注射接種件数
2,020 件
市実施件数
904 件
獣医師実施件数
1,110 件
その他(市外)
6件
狂犬病予防・動物管理事業 決算額 647 千円
所管課:市民部市民課
55
第7章
計画推進のために
また平成 24 年度は、環境保全に向けた重点プロジェクトのひとつ「山」
「里」
「海」水のリレープロジェ
【犬の登録件数および狂犬病予防実施件数】
内訳
計画推進のために
安全上の配慮から春のブナ林観察会は中止となりました。
ペットと共生できる生活環境を支援
第6章
うるおい安全都市
はだしのコンサート 2012(ごみ拾い)
た事業。約 2,000 人が参加し、環境問題や自然保護についてのメッ
災害に強く、快適で暮らしやすい
鳴き砂の浜の保全活動の必要性を理解していただく契機として行っ
共に築き結び合う
同環境保護団体活動への補助金として 130 千円支出しました。
ができるよう市民の方々や事業者と行政が連携して環境保全への取り組みを実施しま
保護を丁寧に呼び掛けられています。
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
環境保全活動事業として、鳴き砂の浜・琴引浜で地元の実行委員会が開催するは
災害に強く、快適で暮らしやすい
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
環境保護団体が実施するパトロール活動に対して支援を行いました。
◆農林水産環境部環境バイオマス推進課長:谷口 敏典
第6章
第5章
美しいふるさとづくり条例に基づき、琴引浜(特別保護区域)で
美しい自然環境・多彩な生態系を未来へつなぐ
本市の美しい自然環境・多彩な生態系を守り、健全な状態で次世代へ引き継ぐこと
はだしのコンサートに 72 万円
生涯 学習都市
自分のコトとして意識することで自らの行動につながります。山・里・海に関わる人が自分のコトとし
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
害虫駆除のため、蜂駆除用防護服の更新(1 着)と貸し出しを行いました。防護服については、古くなっ
鳴り砂の琴引浜は、地元の皆さんによって清掃活動が行われ、常にきれいな砂浜が保たれています。
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
十分に意識して接することが重要となります。
大さなどを理解し、森林機能の保全を促すことにつながります。さらに山から流れ出
環境循環都市
24 年度には、建築設計に着手しました。建築設計では、火葬場整備等審査委員会を設置し、市民から
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
ているところです。
に配慮した公共事業の実施 4.火葬場の整備
第5章
第7章
市民部市民課長:上田 雅彦
市民課では、自然環境の保全のために、防疫対策、公害対策、狂犬病予防、火葬場
施策の方針
第3章
第4章
新火葬場の建設事業を進めています
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
1 自然環境の保全と創造
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
堀川浄化施設の維持管理に 150 万円
堀川浄化施設 規模:200 人槽 長期ばっ気式 処理能力:40㎥ / 日 用途:雑排水下水路 ( 久美浜町西
また、平成 24 年度から権限移譲された自動車騒音常時監視面的評価業務を専門業者に委託し実施しま
京都府、自治会などと市が連携して早期に解決に向けた対応を行いました。
した。
第2章
新火葬場の設計業者を決定
内山ブナ林の保全について意識啓発
◆
◆
紅葉するブナ林の観察会も
火葬場整備等審査委員会の意見を伺いながら建築設計
環境の保全について意識啓発を行いました。
19,520 千円、その他経費に 37 千円を支出しました。
た 40 人は、紅葉を見たり、山登りで体を動かしたりしながら貴重
造成設計を行い、土地購入費に 24,220 千円、造成測量、地質調査、造成設計委託料として 5,260 千円を
るため、市民などに対して学術的に貴重な地域であることや、自然
建築設計を行いました。火葬場整備等審査委員会(14 人× 4 回)に 186 千円、新火葬場建築設計委託に
平成 24 年 11 月には、紅葉の内山ブナ林観察会を実施。参加し
また、明許繰越分として、新火葬場建設用地の取得を行うとともに、建設用地の造成測量、地質調査、
な自然を楽しんでいました。なお、春に予定されていた観察会は、
支出しました。
紅葉の内山ブナ林観察会
◆
農業の持つ物質循環機能を生かした営農を推進
環境に配慮した堆肥及び生分解性マルチフィルムなど資材の購入
新たに 16 人に委員を委嘱
環境低負荷型農業促進対策事業費補助金として、堆肥等の利用を
め、環境基本計画推進委員会を開催し、市民・事業者・市民団体・
通して安心・安全な農産物の生産を行う農業者や組織などに対し、
旅行者・行政の取り組みの連携や促進に関して協議を行いました。
購入経費の一部を助成。2,417 千円を支出しました。
また、委員の委嘱期間満了に伴い、新たに 16 人の方に委員委嘱し
また、地域環境保全型農業推進事業費補助金として、生分解性マ
ました。これらの事業に必要な経費を、環境基本計画推進費として
水をつなぐクリーン大作戦
ト(※)に関する小委員会を設置し、会議を2回開催しました。さ
らに、重点プロジェクトの 1 つ「山」
「里」「海」水のリレープロジェクトとして、河川の上流・中流・下
流域の人々が流域を越え一体感を持って連携した清掃活動を行う「第 1 回水をつなぐクリーン大作戦」を
開催しました。また、学校や地域における環境学習を開催する業務を、特定非営利活動法人エコネット丹
後に委託。同事業は 10 回開かれ、延べ 234 人が参加しました。同事業は、環境学習推進業務委託料とし
※重点プロジェクト
1. 環境ビジネスモデル推進プロジェクト 2.「山」
「里」
「海」水のリレープロジェクト
3. 京丹後リ・スタイル(Re-Style)プロジェクト 4. 地域環境学習推進プロジェクト 区 分
生分解性マルチ
堆肥など ( 環境低負荷型農業促進対策事業 )
対象件数
補助金額
マルチなど ( 地域環境保全型農業推進事業 )
対象件数
補助金額
峰山町
15 件
333 千円
4件
25 千円
大宮町
9件
336 千円
3件
77 千円
網野町
6件
230 千円
-
-
丹後町
6件
229 千円
-
-
弥栄町
11 件
405 千円
-
-
久美浜町
19 件
884 千円
6件
第7章
191 千円
地域循環型農業支援事業 決算額 2,710 千円
所管課:農林水産環境部農政課
環境基本計画推進事業 決算額 386 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
57
計画推進のために
計画推進のために
て 84 千円支出しました。
織などに対し、購入経費の一部を助成しました。
うるおい安全都市
環境基本計画推進委員会は、計4回開催。また、重点プロジェク
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
ルチなどの利用を通して環境に配慮した営農活動を行う農業者や組
302 千円支出しました。
共に築き結び合う
の支援を行いました。
環境基本計画に基づく施策の推進および進捗状況の点検を行うた
56
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
環境基本計画推進委員会を開催
環境に配慮した資材購入を支援
生涯 学習都市
ブナ林保全環境事業 決算額 37 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
火葬場建設事業 決算額 19,743 千円
火葬場建設事業(明許繰越分)
決算額 29,480 千円
所管課:市民部市民課
道路崩落のため実施しておりません。
第3章
健やか安 心 都 市
公募型プロポーザルにより新火葬場設計業者を決定し、火葬場整備等審査委員会の意見を伺いながら、
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
府内有数の規模を誇る大宮町五十河内山ブナ林の保全、活用を図
環境循環都市
公害対策事業 決算額 974 千円
所管課:市民部市民課
堀川浄化施設維持管理事業 決算額 1,543 千円
所管課:市民部市民課
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第7章
野焼き・騒音・振動・悪臭のほか、水質汚濁、大気汚染などさまざまな公害事象や苦情などに対して、
に敷設する本管へ導入し、浄化処理を行った後、久美浜湾へ放流 )
◆
第6章
自動車騒音常時監視面的評価業務を専門業者に委託
久美浜町一区地内の生活雑排水処理施設 「堀川浄化施設」 の維持管理を行いました。施設の保守管理委
本町区に位置する堀川河口部から上流部約 180m の範囲、約 65 世帯の家庭雑排水を、取込管により河川
第4章
第5章
◆
託料に 1,063 千円、その他経費として 480 千円を支出しました。
第2章
第3章
久美浜一区地内の生活雑排水を浄化処理
第1章
交流経済都市
◆
騒音、悪臭、水質汚濁などの解決に向け対応
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
多様な生物が共生する里山に整備
とが必要になります。そのためのセミナーなどにも取り組むとともに、導入を検討していくための基礎
コウノトリもすめるさとづくり
的な調査も行ってきました。
自然環境や生物多様性に配慮した取り組みの重要性を認
現在、市内では小水力発電にチャレンジする地域や木質燃料利用に積極的に取り組む事例などもあり、
識・実践することで、多様な生物が共生する豊かに田園・
今後の再生可能エネルギー普及へ大いに期待もできます。一人一人のアイデアや積極的な取り組みが地
里山の環境整備を図り、生物多様性を育む農業を推進しま
域の力となってきます。
した。これについて、コウノトリもすめるさとづくり支援
第2章
支出しました。補助金の内訳は下表のとおりです。
区分
峰山町
弥栄町
久美浜町
件数
2件
1件
5件
取組面積
105㌃
27㌃
228㌃
補助金額
178 千円
46 千円
378 千円
第3章
◆農林水産環境部環境バイオマス推進課長:谷口 敏典
久美浜町に営巣したコウノトリ
コウノトリもすめるさとづくり事業 決算額 629 千円
所管課:農林水産環境部農政課
効果ガスの排出削減に加え、地域における自立・分散型の再生可能エネルギーシステ
考えています。
平成 24 年度は、再生可能エネルギーに関しての理解を深め、その普及拡大へ向け
地球温暖化や生物多様性育む営農も
たキックオフとして、専門家による講演会、関係者によるパネルディスカッションな
どのシンポジウムや連続セミナーを開催しました。また、アンケートによる市民・事
化学肥料・化学合成農薬の使用を地域の慣行レベルから 5 割以上低減する活動と併せて、地球温暖化防
業者の再生可能エネルギーに関する意識調査およびエネルギー利用可能量・事業可能性調査を実施し、
て 250 千円を支出しました。
会を設け、「導入促進についての基本的な方針」を策定し、循環型社会システムの構築とエネルギーの
地域が主体となった再生可能エネルギー活用事業を推進するため、再生可能エネルギー事業化検討委員
組み内容、件数や補助金額などの詳細は下表)。同支援に 2,667 千円、その他の経費(推進事務費)とし
件 数
8件
1件
35 件
3件
面 積
292㌃
312㌃
5,419㌃
644㌃
補助金額
117 千円
125 千円
2167 千円
258 千円
効率的活用に向け地域が主体となった再生可能エネルギーの導入促進についての準備を進めました。
これ以外にも温暖化対策と地域資源の活用を促進するため、本市の独自事業として薪・ペレットストー
環境保全型農業直接支払交付金事業
決算額 2,667 千円
所管課:農林水産環境部農政課
ブの設置に対する支援を実施したほか、食品廃棄物からエネルギーを生み出すエコエネルギーセンター
の適切な運営管理のため、コスト削減に留意しつつ必要な設備改修を行いました。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
施策の方針
薪ストーブ・ペレットストーブの設置を支援
第6章
自然エネルギーの活用や地球温暖化防止を推進
うるおい安全都市
1.新エネルギー等の普及・活用 2.省エネルギーの推進
◆
石油や電気などの化石燃料に代えて、地域バイオマス(木質燃料)の導入を促
再生可能エネルギーの活用で地域に力を
◆農林水産環境部次長:後藤 正明
進するために、薪ストーブ・ペレットストーブの設置に対して補助金を交付しま
した。補助率は補助対象経費の 12 分の 1、補助限度額は 50 千円。実績は6件(薪
ストーブ)で、合計 300 千円を支出しました。
いますが、地域の資源は地域で生かすことが重要になってきています。
を支出しました。
に高まりました。資本力のある企業はこぞって電力事業に参入し、地方へも進出して
また、京都府地球温暖化防止活動推進委員地域別研修会参加経費として 9 千円
第7章
再生可能エネルギーには、太陽光の他に風力や水力、地熱、バイオマスなどがあり、
地域の特性を生かした最適な組み合せを行うことで、事業としての安定性とともによ
薪ストーブ
り多くのエネルギーを地域の中で算出し、エネルギーの自給率向上で安心できる地域
地球温暖化防止対策推進事業 決算額 309 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
づくりへもつながることになります。
また、地域で再生可能エネルギーを普及させるためには、市民や事業者の皆さんがエネルギーについ
58
59
計画推進のために
電力の固定価格買取制度が施行されたことに伴い、太陽光発電などの事業性は一気
災害に強く、快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
2 新しいエネルギーの導入と活用
共に築き結び合う
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
生涯 学習都市
取り組み内容
5割低減+カバークロップ
5割低減+リビングマルチ等
5割低減+冬季湛水
有機農業
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
止や生物多様性に効果の高い営農活動および有機農業に取り組む農業者に対して支援を行いました(取り
健やか安 心 都 市
化学肥料の低減活動を支援
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第4章
ムの確立によって災害に強く環境負荷の少ない地域づくりを実現することができると
再生可能エネルギーの地域展開へ向けて
第3章
◆
再生可能エネルギーの導入・普及をすることにより、従来の地球温暖化防止・温室
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
事業補助金として 602 千円、その他経費として 27 千円を
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第1章
交流経済都市
◆
て正しく理解し、省エネに努める一方で上手に再生可能エネルギーを活用した経済活動にもつなげるこ
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
エコエネルギーセンターを、生ごみ再資源化や環境保全型農業の推進などに向けた中核施設として活用
するために、維持管理を行いました。
火災保険料に 103 千円支出したほか、各設備の改修工事や機器のオーバーホールの工事請負費(※)と
1.ごみ処理・リサイクル体制の整備 2.ごみ減量化の推進 3.不法投棄・不法焼
却対策の推進 4.し尿、汚泥対策の推進
第2章
※メタン発酵槽屋上補助ブロワ改修工事 388 千円 脱硫塔改修工事 8,295
ごみ減量化に向けた“4R”を推進
千円 ガスエンジン発電装置改修工事 3,150 千円 排水処理棟ビニール
◆市民部長:木村 嘉充
ホース配管改修工事 276 千円 投入液破砕ポンプ改修工事 5,954 千円 排
京丹後市では、毎日の市民生活から出てくる「家庭ごみ」の焼却や埋め立てを減ら
工事 1,513 千円 発電機室ドレン配管改修工事 163 千円
及び行政が一体となって、“4 R”(リジェクト(発生回避)、リデュース(発生抑制)、
し、環境の保護や保全と処理施設の経済的で健全な稼動を進めるため、市民、事業所
水処理棟外周コンクリート打設工事 154 千円 消化液固液分離ライン改修
リユース(再使用)、リサイクル(再生利用))の活動に取り組んでいます。ごみ袋の
見学者数(人)
市内
187
市外
329
国外
2
計
518
原料受け入れ量(t)
平成 25 年度は、使用済み小型家電の回収や雑紙(ざつがみ)
、生ごみの収集などに
向けた新たな取り組みを始めることとしています。古着など布類のリサイクルシステム構築も急がなけ
ればなりません。中間処理施設(焼却施設)や最終処分場の延命化のためにも、まさに、
“ごみゼロ・エミッ
ション”を強力に推進していくときです。
3,911
売電量(kWh)
174,558
また、市内3カ所に設置している「衛生センター(し尿処理施設)」では、下水道の普及にあわせながら、
エコエネルギーセンター
同施設の適正な維持管理とより効率的な収集(個人および集落ごとの計画収集)に取り組んでいます。
エコエネルギーセンター管理運営事業 決算額 19,996 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
3,858
大切な郷土の資源を守るために
大切な郷土の資源を次の世代に繋いでいき、持続可能な地域社会を築いていくため
に、「ごみ減量化」推進と「不法投棄の防止」はとても大切な取り組みです。
市民や事業者の意識を喚起
ル意識の向上と古紙の再資源化を進めていますが、今後は古紙以外にも雑紙や小型廃
家電などのリサイクルの取り組みにも力を入れていきます。
再生可能エネルギーに対する理解を深め、地域が主体となった再生可能エネルギー活用事業を推進する
また、毎年、不法投棄が目立つ場所へ、京都府との共同により不法投棄防止ネット
ため、関連する事業を実施しました。
起しました。シンポジウムの開催経費に 369 千円、セミナーの開催経費として 600 千円を支出しました。
今後も、見つけた廃棄物の回収と撤去指導に取り組んでいきますが、地域の皆さんも「自分たちの地
日には事業化セミナー(参加者延べ 74 人)を開催し、市民や事業者の再生エネルギーに関する意識を喚
みの不法投棄が後を絶ちません。
また、市民・事業者に対して再生可能エネルギーへの関心や出資意向などのアンケート調査を実施。市
域には不法投棄をさせない」雰囲気づくりにご協力をお願いします。
民 900 通、事業者 100 通を発想し、回収率はそれぞれ 45.33%、35.00%でした。アンケートの郵送料や
結果分析業務委託料として 628 千円を支出しました。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ネルギーの事業化に関する課題整理と解決、推進のための方策と仕組みなどを検討。委員(14 人)に対す
環境負担大きい不法投棄を防止
さらに、3 回にわたり再生可能エネルギー事業化検討委員会を開催し、地域が主体となった再生可能エ
このほか、エネルギー利用可能量、事業化可能性調査業務委託料として 2,100 千円、その他経費(政策
企画委員報酬)として 50 千円を支出しました。
再生可能エネルギーによる環境未来都市構築調査事業 決算額 4,064 千円
所管課 農林水産環境部環境バイオマス推進課
60
◆
第7章
ネットや看板設置のほか、投棄物の撤去指導や回収も
環境への負荷が大きい不法投棄の防止対策のため、不法投棄防止ネット、啓発看板の設置を行いました。
また、警察、保健所などと協力して不法投棄された廃棄物の撤去指導や回収を行いました。この事業では、
防止看板 20 枚の作成に 101 千円、タイヤ 385 本処分に掛かる手数料として 176 千円を支出しました。
不法投棄対策事業 決算額 277 千円
所管課:市民部市民課
61
計画推進のために
計画推進のために
る謝金や旅費として 317 千円を支出しました。
第6章
うるおい安全都市
や啓発看板の設置を行っていますが、依然として、農道や山林、道路脇など人目につかない場所へのご
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
平成 24 年 9 月 23 日は、事業化シンポジウム(参加者 86 人)を、平成 24 年 10 月 14 日、11 月 11
共に築き結び合う
京丹後市では、
「ごみ減量化」の一環として古紙回収団体補助金を交付し、リサイク
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
地域主体の再生可能エネルギー活用事業を推進
◆
◆市民部市民課長:上田 雅彦
第4章
生涯 学習都市
494,200
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
発電量(kWh)
液肥利用量(t)
サイクルの推進」を図っています。
健やか安 心 都 市
有料化、資源ごみの分別収集、古紙回収団体への補助などにより、
「ごみ減量化」や「リ
【運営状況】
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
なお、運営状況は下表のとおりです。
第4章
第7章
施策の方針
して 19,893 千円を支出しました。
第3章
第6章
センター見学者は年間 500 人超
第1章
交流経済都市
◆
第2章
第5章
3 ごみ・廃棄物対策
エコエネルギーセンターを管理運営
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
リサイクル意識の向上や再資源化を促進
◆
峰山クリーンセンターにおいて、施設の機能維持に必要な部品の取替えや定期修繕などの整備工事を行
補助金の額は、1㎏ 5 円で、2,978,033㎏の回収があったことから 14,890,000 円となりました。なお、
品交換、落塵コンベアの更新、中央制御盤モニターの更新、ごみクレーンモニターの更新空気圧縮機の機
交付し、リサイクル意識の向上と古紙の再資源化を進め、焼却処分するごみ量の抑制を図りました。
いました。ごみクレーンのケーブルおよびロードセル交換、焼却炉の鋳物部分などの更新、熱交換器の部
申請件数は 159 件でした。
器更新などを行い、合計 132,300 千円を支出しました。
段ボール
1,127,470
雑 誌
763,880
紙パック
1,068,810
合 計
17,873
2,978,033
リサイクル推進事業 決算額 14,890 千円
所管課:市民部市民課
し尿処理施設を整備
◆
竹野川、網野衛生センターの設備を修繕・更新
衛生センターを適正に運営するため、電気制御設備や機械設備の修繕工事を実施しました。
プンプ減速機整備)、網野衛生センター施設整備工事として 18,889 千円(乾燥焼却設備、汚泥脱水機、脱
分別収集でごみを減量化
◆
水用高分子注入ポンプの整備)を支出しました。
地域ごとの収集カレンダーを作成して啓発
し尿処理施設整備事業 決算額 69,877 千円
所管課:市民部竹野川衛生センター
分別収集を行うとともにごみの減量化およびリサイクルの推進を図ることで、ごみの収集運搬を円滑に
し、清潔で美しいまちづくりを目指しています。可燃ごみ袋大 175 万枚、小 67.5 万枚、ミニ 18 万枚、
健やか安 心 都 市
更新)、竹野川衛生センター機械設備修繕工事として 4,263 千円(活性炭吸着塔交換整備、濃縮汚泥移送
第3章
その他、ごみ袋販売手数料に 7,621 千円(ごみ袋販売業者数:169 業者 193 店舗)、一般廃棄物収集委
託料に 183,410 千円、その他経費に 58 千円を支出しました。
1.循環型社会環境の整備 2.循環型産業の育成
適切にし尿を処理
◆
環を意識した地域づくり
29,782㎘を収集
網野町域は市が直営で行い、そのほかの区域は業者委託で実施しました。直営の網野衛生センター管内
市内 3 業者へのし尿収集運搬委託料として 155,551 千円、し尿処理券販売委託料(市内全域の販売店
数 126 店舗)として 6,769 千円、備品購入費(し尿収集運搬車 1 台、し尿収集運搬車積載 VC メーター
2台)として 17,114 千円、その他経費に 19,917 千円を支出しました。
収集件数
14,985
10,418
4,379
29,782
収集委託料(千円)
24,694
15,268
5,414
45,376
120,438
直営
35,113
155,551
し尿収集事業 決算額 199,351 千円
所管課:市民部竹野川衛生センター
62
は無駄なものを発生させないことが大切ですが、どうしてもできてしまう不要なもの
をごみとせずに、少しだけ手を添えて資源にすることができます。
かつては農村地域では生活の中からほとんどごみは出ませんでした。野菜くずなど
消費活動は活発化し、家庭で不要なものはすべてごみとして出されてしまうようになり、焼却、埋立て
処分されています。
持続可能な循環型社会を構築するため、循環の仕組みづくりに取り組んできました。入口となる生ご
みの分別から出口となる資源利用まで途切れることなく、ぐるっと環になってつながることがとても大
切です。そのためには、生ごみの分別などご家庭の理解と協力が不可欠になるので、分別収集に関する
課題の整理や普及方法などを検討してきました。また、資源利用として農地で使うためには、利用のた
めの技術確立と農家の理解も必要になるので、農家への普及に努めてきました。
63
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
竹野川衛生センター
網野衛生センター
久美浜衛生センター
合 計
収集量(kℓ)
の回りにはまだまだリサイクルできるモノがあります。もちろんリサイクルよりまず
は農地に返され、紙など燃えるものは燃料として利用されていました。しかし、便利さを追求する中で
【各衛生センターのし尿収集などの実績】
区分
き缶やペットボトルなどのリサイクルは誰もが当たり前のように行っていますが、身
うるおい安全都市
では 2 社に、久美浜衛生センター管内では 1 社に業務委託しました。
モノの見方を変えるとごみになってしまうモノでも資源にすることができます。空
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
では、収集車 5 台、正職員 5 人、臨時作業員 3 人が業務に当たりました。また、竹野川衛生センター管内
◆農林水産環境部次長:後藤 正明
共に築き結び合う
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
施策の方針
パートナーシップ都市
塵芥収集事業 決算額 206,029 千円
所管課:市民部市民課
第5章
4 循環型社会の構築
生涯 学習都市
どに配布し周知に努めました。同カレンダー 26,370 部の印刷製本費として 339 千円を支出しました。
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
不燃ごみ袋大 10.15 万枚、資源ごみ回収ボックスの作成に 14,601 千円を支出しました。
また、各家庭からのごみ排出が円滑に行われるように、地域ごとの収集カレンダーを作成し、各世帯な
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
竹野川衛生センター電気制御設備修繕工事として 46,725 千円(電気設備制御装置(シーケンサー)の
第2章
環境循環都市
新聞紙
峰山クリーンセンター管理運営事業(うち整備工事費)
決算額 132,300 千円
所管課:市民部市民課
暮らしの中でいのちが輝く
【回収した古紙等の内訳】
第4章
第7章
定期修繕などを実施
古紙回収を行う小中学校 PTA、共同作業所、婦人会などの 63 団体に対して、回収量に応じた補助金を
第3章
第6章
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
峰山クリーンセンターを管理運営
古紙回収団体などに補助金を交付
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
環のちからのまちづくり 廃棄物などの発生抑制と資源の循環的な利用および適正な処分が確保されることに
よって、資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される持続可能な「循
環型社会」の構築を目指し、市内の生ごみ資源化に向けたモデル事業とエコエネルギー
センターで製造される液肥を活用した環境保全型農業の推進に取り組みました。
生ごみ資源化のモデル事業では、市内6地区の約 200 世帯の協力をいただき、生ご
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
みの分別に取り組んでいただきました。また生ごみ分別収集・資源化の今後の展開へ
向け、先進自治体で行われている家庭での分別、ゴミステーションなど集積場所への
排出、収集運搬方法やバイオガス発電施設における生ごみの資源化やその過程で発生する液肥の農業利
用方法を視察しました。
資源循環・環境保全型農業の一環としてエコエネルギーセンターの液肥を活用した営農技術の普及推
進に取り組み、また液肥利用農産物「環のちから」の販路拡大のための勉強会などを実施しました。「環
のちから」には、環境を人と自然をつなぐ「環(わ)」ととらえ、そこから産出されるエネルギーが自
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
然の「ちから」の維持に貢献できるとの想いが込められています。
この「環のちから」をはじめとした環境にやさしい農産物の生産と利用拡大を推進することで、健全
で恵み豊かな環境を維持しつつ、環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図りながら持続的に発展す
ることができるより大きな循環の「環」のちからによるまちづくりを推進していきます。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
家庭から排出される生ごみを資源化
◆
し資源化するもので、液肥タンク関係消耗品等や生ごみ分別機借上料などに 1,426 千円を支出しました。
また、生ごみの資源化を推進するために、バイオガス発電施設を運営する先進自治体を視察しました。
同視察に係る旅費や燃料代として、220 千円を支出しました。その他経費として、61 千円を支出しました。
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
持続可能な循環型社会を目指して
市内の 6 地区 194 世帯を対象に、生ごみの資源化を実証しました。家庭生ごみを所定の方法で分別収集
第5章
第6章
◆農林水産環境部バイオマス推進課長:谷口 敏典
資源循環推進事業 決算額 1707 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
液肥利用農産物「環のちから」の販路拡大
◆
液肥を活用した営農技術を普及推進
資源循環・環境保全型農業の一環としてエコエネルギーセンターの液肥を
活用した営農技術の普及推進に取り組み、また液肥利用農産物「環のちから」
の販路拡大のための勉強会を実施しました。同勉強会では、
「環のちから」の
ブランド化戦略についての講演会などを実施し、農業者など 19 人が参加し
ました。同事業に掛かる講師謝礼、費用弁償として 31 千円を支出しました。
また、
「環のちから」PR のぼり作製経費として 25 千円、「環のちから」シ
ンボルマーク調整およびシール作成等経費として 51 千円、「環のちから」農
産物の販売促進 PR パンフレット作成経費として 100 千円を支出しました。
「環のちから」シンボルマーク
液肥普及推進事業 決算額 207 千円
所管課:農林水産環境部環境バイオマス推進課
64
第3章
生きる喜びを共有できる
KYOTANGO
健やか安心都市
施策の方針
1.市民主体の健康づくりの推進 2.一次予防の重視 3.健康づくり支援体制の充実
◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
自殺ゼロを実現するために、「京丹後市自殺ゼロ実現
推進協議会」の構成団体と連携のもと、悩みを傾聴し相
ては「がん予防対策」が重要となっています。
のち・つなぐ手(ゲートキーパー)研修会」を行い、自
診」を実施。胃がん・肺がん・大腸がん・前立腺がん・子宮頸がん・乳がん・肝炎ウィ
に取り組みました。
談機関へつなぐ役割を担う人材育成として「こころ・い
本市では、がんの早期発見・早期治療のため、一度に全ての検診ができる「総合検
殺予防月間などには街頭啓発「自殺予防キャンペーン」
ルス検査・腹部超音波検査などの「がん検診」を無料で実施し、がんの早期発見に努
「京丹後市自殺ゼロ実現推進協議会」は、平成 18 年 6
本市のがん検診受診率は、府下でも高い状況となっていますが、近年は全国的にも受診率は低下して
り、京丹後市内の自殺者ゼロ実現に向け、市内の関係機
そこで、できるだけ多くの市民の方に受診していただけるよう、全戸に申込書をお届けするとともに、
自殺予防のための適切な対策を推進することを目的とし
所などに案内チラシを配架させていただくなど、受診率向上に向けて力を入れています。また、広報紙
会などの 16 団体で構成されています。
いても普及啓発を行っています。
健康相談、こころの健康づくり講演会およびこころの健康相談会、うつ予防紙芝居を使用した出前講座を
生涯 学習都市
死亡原因の第1位は、悪性新生物(がん)となっており、一生のうちがんにかかる
なお、「多重債務相談・支援室」では、弁護士などと連携して債務問題の解決にあたり相談者の生活再
第5章
めています。
第3章
月に制定された「自殺対策基本法」の基本理念にのっと
関などが連携して現状や課題などを明らかにしながら、
節目年齢の方には個別に案内をする、健康づくり推進員から地域で受診の声掛けをしていただく、事業
て、平成 18 年 11 月に設立されたもの。市、労働基準監督署、保健所、法務局、医師会、警察署、商工
や保健師の出前講座などでがん検診の受診状況をお知らせし、がん予防についての生活習慣の改善につ
また、こころの健康づくり、うつ予防対策事業の取り組み強化を図るため、臨床心理士によるこころの
がんは生活習慣・生活環境の見直しにより予防ができ、早期発見・早期治療を徹底すれば約半数は完
行いました。
定期的な健康チェックをお勧めしています。40 歳になったらまず検診を受けましょう!
建に向けた取り組みも行っています。
ち
ゆ
全に治癒する時代を迎えています。がんを早く見つけて早く治す、健康な時から検診を受けていただく
こころ・いのち・つなぐ手(ゲートキーパー)研修会
延べ 99 人)に 115 千円、こころの健康づくり講演会および健康相談会(1 回・延べ 172 人)に 289 千円、
こころの健康相談事業(毎月1回・延べ 33 人)に 390 千円、自殺予防街頭啓発などその他経費に 750
血圧サポート倶楽部で『健幸』な生活を!
千円を支出しました。
◆健康長寿福祉部健康推進課長:松本 裕子
歩数、体重)を市のサーバに送っていただき、保健師などがモニターしてメールや電話、
訪問により健康指導を行う「在宅健康管理システム事業(愛称:血圧サポート倶楽部)」
を実施しています。
この事業は、平成 22 年 12 月に開始し、平成 24 年度末までに、最年少は 25 歳か
食生活の視点から健康づくりを推進
◆
食生活改善推進員が市民へ伝達講習会
健康づくりに欠かせない食生活の視点から健康づくりを推進するため、「糖尿病予防」をテーマに管理
利用された方からは、
「毎朝血圧を測定する習慣がついた」「毎日測定することで自分の生活を見直し
達講習会を行い、市民の健康づくりを支援しました。
貸出期間は 1 年間とし、より多くの皆さんに利用していただけるようにしています。
栄養士が食生活改善推進員に対する研修を実施しました。それを受けて食生活改善推進員が地域住民へ伝
たり、
体調を整えることができた」
「辛い物を食べなくなった」
「食事以外に運動も心掛けるようになった」
食生活改善推進員が食生活改善を中心とした地域活動を進めるための研修会として、総会時には「糖尿
また血圧の治療につながる方もあるなど、皆さんの健康管理のサポート役を担う事業となっています。
人数 206 人)しました。また、食生活改善推進員が地域住民の健康づくりを支援するため、食生活の視点
「アドバイスメッセージが参考になった」などの感想をいただいています。実際に血圧値が安定したり、
病基本から最新の話題まで」を開催(61 人参加)、その他に各町支部で 2 回ずつ研修会を実施(参加延べ
この事業については、広報きょうたんごおしらせ版や総合検診後の結果報告会、各種保健事業で紹介
から生活習慣病予防などを予防するための地域伝達講習会を 26 回開催しました(参加延べ人数 460 人)。
66
さらに、食生活改善推進員を養成するための養成講座を 6 回開催し、11 人の方が修了しました。なお、
67
第7章
計画推進のために
計画推進のために
ら最高齢は 92 歳まで年齢を問わず利用していただき、利用者は総勢 389 人となっています。各機器の
第6章
うるおい安全都市
末機(スマートフォン)を貸し出し、自宅で測定した健康情報(血圧、脈拍、体調、
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
自殺予防対策事業 決算額 1,923 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
本市では、市民の方の健康管理に役立てていただくため、自動血圧計と携帯専用端
共に築き結び合う
この事業では、フリーアクセス電話相談(475 件)に 379 千円、こころ・いのち・つなぐ手研修会(2 回・
第4章
パートナーシップ都市
おり、本市においても微増もしくは横ばい状態となっています。
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
◆「ゲートキーパー研修」などを実施
健やか安 心 都 市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第6章
自殺ゼロ実現へ「こころの健康、生命を守る」
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
第2章
割合は男性で 5 割以上、女性で約 4 割以上と言われており、市民の生命や健康にとっ
第3章
第4章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
環境循環都市
早期なら約半数が治ります。40 歳になったらまずがん検診を!
習慣病を予防するため、上手に「血圧サポート倶楽部」を活用して、
『健幸』な毎日を過ごしましょう。
暮らしの中でいのちが輝く
4.自殺予防対策の推進
外来受診で一番多い病気は高血圧であり、死因の第 4 位は脳血管疾患となっています。今から、生活
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
1 市民主体の健康づくりの推進
しています。
「ちょっと血圧が高いかな?」というときは、お気軽に保健師などへご連絡ください。現在、
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
不妊治療にかかる費用の一部を助成
51 千円を支出しました。
◆
この事業では、地域活動を進めるための研修会に 77 千円、地域伝達講習会に 253 千円、養成講座に
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
合 計
31 人
37 人
26 人
40 人
30 人
20 人
184 人
地域健康づくり推進事業 決算額 381 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
2 分の1以内とし、1 年度につき 1 人当たり 100 千円(ただし保険適応 60 千円)を限度としています。
平成 24 年度は 32 人へ合計 1,197 千円の助成を行いました。なお、過去 5 年間の助成金交付実績は下
表のとおりです。
平成 20 年
支給実人員
助成金実績
ウォーキングを中心に研修
平成 21 年
26 人
492 千円
平成 22 年
32 人
563 千円
34 人
704 千円
子どもの健やかな成長発達、保護者の育児を支援
24 年度は任期 1 年目に当たるため、健康づくり推進員自ら
◆
(内訳は下表のとおり)
。推進員の任期は 2 年ですが、平成
健康を意識し、健康づくりの実践につながるよう、ウォーキ
子どもの健やかな成長発達を促し、保護者が安心して自信を持って育児に向
マップの作成に向けて、地区踏査や会議も行いました。
かえるよう支援しました。
育へ結びつける機会とするとともに、保健指導などで保護者への育児支援を
行うことで子どもへの虐待防止につなげました(乳幼児健康診査の実績は下
表のとおりです)。また、母子等健康支援教室開催事業として、両親学級 12
健康づくり推進員活動謝金に 637 千円、その他経費に 190 千円を支出しました。
回(77 組参加)、離乳食教室 14 回(126 人参加)、離乳食キッチン 8 回(44
【健康づくり推進員の町別内訳】
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
合 計
33 人
35 人
23 人
14 人
70 人
223 人
人参加)を開催しました。さらに、むし歯予防事業として、歯科講演会 3 回、保育所幼稚園歯科教室 30 回、
フッ素洗口事業を 12 保育所、3 小学校、1 幼稚園で行いました。 健康づくり推進員活動事業 決算額 1,002 千円
乳幼児健康診査に 10,591 千円、母子等健康支援教室開催事業に 435 千円、むし歯予防事業に 567 千円、
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
【乳幼児健康診査実績(単位:人、回、%)
】
血圧測定を習慣化し生活習慣病を予防
◆
対 象
在宅健康管理システムを運用
自宅での血圧測定を習慣化し健康管理意識を高めていくこと
を目的に、在宅健康管理システムを運用し、保健師による健康指
実施回数
372
377
380
396
426
受診者数
25
25
27
26
29
導を行いました。同システムは、市が貸与した自動血圧計と携帯
歩数、体重)を市のサーバに送信することで、在宅で日々の健康
98.9
97.8
97.6
94.9
98.8
全年度受診率
97.8
98.3
97.8
97.7
96.2
自動血圧計による測定の様子
タ送信回数は月 33.6 回。それに対する保健師などの指導状況は、メール指導が延べ 2,556 人、電話での
妊婦の健康づくりを支援
◆
第7章
妊婦健康診査、妊婦歯科健康診査を実施
保健指導が延べ 201 件、訪問が延べ 156 件、来所が延べ 37 件でした。
安心して健やかな出産を迎えられるよう、妊婦健康検査や妊婦歯科健康検査を実施することにより、妊
480 千円、その他経費に 180 千円を支出しました。
延受診者数は 4,324 人、歯科健診受診者は 100 人でした。妊婦健康診査費用に 29,312 千円を支出しました。
情報通信技術業務委託料に 2,520 千円、ソフトウェア使用料に 85 千円、健康指導臨時保健師賃金に
婦の健康づくりを支援しました。受診票交付者数は 402 人、基本健診延受診者数は 4,014 人。追加検査
地域健康づくり推進事業 決算額 381 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
妊婦健康支援事業 決算額 29,312 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
68
第6章
69
計画推進のために
計画推進のために
平成 24 年度の利用者数は延べ 237 人で、1 人当たりの血圧デー
受診率
母子健康支援事業 決算額 11,646 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
電話網に接続した携帯端末を使い、健康情報(血圧、脈拍、体調、
状態を管理できるというもの。
368
369
371
376
421
うるおい安全都市
で、生活習慣病や早世、寝たきりなどの予防を推進していくこと
対象者数
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
4 ヵ月児
10 ヵ月児
1 歳 8 ヵ月児
2 歳 6 ヵ月児
3 歳児
共に築き結び合う
その他経費に 53 千円を支出しました。
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
48 人
大宮町
乳幼児健診
生涯 学習都市
健康づくり推進員の啓発活動
全体研修・ブロック別研修会(10 回 310 人)に 151 千円、地区活動(健康教室 14 回 303 人)に 24 千円、
峰山町
第4章
発達の節目に乳幼児健康診査を実施し、疾病や障害の早期発見、治療、療
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
推進員活動は活発化しつつあり、地区健康室の実施やイベ
コーナーを設けるなどの活動を行いました。
発達の節目に乳幼児健康診査を実施
妊娠中から出産、子育て期間を通して、健診や各種教室を実施することで、
ングを中心とした研修を実施しました。また、ウォーキング
第3章
健やか安 心 都 市
もので、平成 24 年 3 月 24 日現在、推進員数は 223 人です
ントの機会を利用し、市民の健康意識の高揚に向けて健康
32 人
1,197 千円
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
地域住民の健康増進や健康長寿を図るために設置されている
第5章
30 人
1,018 千円
平成 24 年
不妊治療費助成金 決算額 1,197 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
「健康づくり推進員」は、市が行う保健事業の円滑な推進、
第4章
平成 23 年
第2章
環境循環都市
【京丹後市不妊治療助成金交付実績】
「健康づくり推進員」の活動を支援
第3章
第7章
成し、治療費負担を軽減しました。助成額は、医療保険適用の治療および人工授精を対象に自己負担額の
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第6章
32 人の治療費負担を軽減
少子化対策の一環として、不妊治療を受けられている夫婦に対して、不妊治療にかかる費用の一部を助
【食生活改善推進員の町別内訳】
◆
第1章
交流経済都市
平成 24 年 4 月現在、食生活改善推進員数は 184 人(内訳は下表のとおり)です。
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
発達障害などの早期発見・早期療育を推進
市内保育所・幼稚園に通う4歳児 449 人の保護者を対象に、幼児期後半の子どもの発達と対応について
絵画や陶芸などの手工芸、レクリエーションや交流などの活動を通じて訓練を実施。京丹後リハビリの会
持回復、介護予防に必要な訓練、基本的な知識の提供などを行いました。体力増進などを目的とした運動、
へ延べ 164 人(14 回実施)、あじさいの会(リウマチ交流会)へ延べ 72 人(6 回実施)が参加しました(両
こどもクリニック、市すくすく子育て相談、保健師による個別相談を実施しました。発達障害児早期発見・
教室において、65 歳未満の実人数 3 人/ 42 人中(7.1%))。
早期療育支援相談員報酬(2 人)に 356 千円、その他の経費に 51 千円を支出しました。
機能訓練事業 決算額 143 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
発達障害児等早期発見・早期療育支援事業 決算額 407 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
適切な時期に予防接種を実施
健康相談・指導で疾病予防
◆
伝染の恐れがある疾病の発症および感染予防、症状の軽減、病気のまん延防止のため、予防接種法に基
市民の皆さんの健康増進や疾病予防を目的として、健康相談、保健指導、栄養指導事業を実施しました。
づき、適切な時期に子どもの定期予防接種および高齢者インフルエンザの予防接種を実施しました。予防
健康相談では、個別に具体的な生活改善指導を行いました。結果報告会を延べ 44 会場で 37 日間開催し
接種医師派遣委託料に 917 千円、集団予防接種ワクチン等医薬材料費に 3,034 千円、個別予防接種委託
2,518 人の方が参加しました。また、栄養相談では 182 人の相談に対応。さらに生活習慣病予防・心の健
料に 91,326 千円、予防接種助成金等給付費に 296 千円、臨時看護師賃金に 62 千円、その他経費に 884
康・介護予防などの集団健康教育による普及啓発を実施しました。194 回開催した結果報告会集団健康教
育には 3,049 人、健康づくり講演会(1 回開催)には 73 人、106 回開催した出前講座には延べ 2,203 人
千円を支出しました。予防接種の種類や接種者数などの内訳は下表のとおりです。
【予防接種の種類や接種者数など】
健康相談・指導事業 決算額 1,986 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
がんや疾病を早期発見
◆
27 会場で総合検診を実施
を目的に、健康診査と各種がん検診などを同時に受けることができる総合検診を実施しました。京都予防
医学センター・京都府医師会へ委託し、平成 24 年 5 月 22 日から平成 24 年 10 月 5 日までのうち 49 日間、
27 会場(各保健センターおよび公民館など)で実施。検診業務委託料に 100,682 千円、その他経費とし
インフルエンザ
て 2,754 千円を支出しました。受診実績は下表のとおりです。
延べ 1,709 人が活用
ヒブ、小児用肺炎球菌の感染による細菌性髄膜炎の発症および HPV の感染による子宮頸がんの発症
を予防するためのワクチン接種費用を全額助成しました。子宮頸がん予防ワクチン接種費用給付費に
対象者数(国勢調査人口ー就業者数 + 農林
水産業)をもとに算出
総合検診事業 決算額 103,436 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
13,902 千円、ヒブワクチン接種費用給付費に 13,860 千円、小児用肺炎球菌ワクチン接種費用給付費に
18,483 千円、その他経費として 197 千円を支出しました。接種者数は下表のとおりです。
対象者
中〜高 1 相当
子宮頸がん予防ワクチン
高 2 相当
ヒブワクチン
0 歳児~ 4 歳児
小児用肺炎球菌ワクチン
対象者数
441
84
2,318
1,868
71
被接種者数 延べ接種者数
391
28
985
1,038
879
32
1,650
1,709
子宮頸がん等予防接種事業
決算額 46,442 千円
所管課:健康長寿福祉部
健康推進課
第7章
計画推進のために
総合検診
※受診率は、平成 17 年国勢調査からの推定
44.6
46.7
予防接種事業 決算額 96,519 千円
所管課:健康長寿福祉部健康推進課
うるおい安全都市
がん検診
計画推進のために
70
◆
44.8
26.9
41.9
第5章
子宮頸がんなどの予防接種費用を全額助成
受診者数(人) 受診率(%)
953
1,675
70
8,344
5,003
7,801
810
2,248
1,423
2,768
2,799
65 歳
60 ~ 64 歳(障害者)
40.9
69.5
76.2
69.8
99.2
91.9
78.3
82.1
93.1
36.4
86.0
接種者(人)
10,831
17
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
対象者
20 ~ 39 歳
健康診査
75 歳以上
生活保護・その他
肺がん
40 歳以上
胃がん
40 歳以上
大腸がん
40 歳以上
肝炎ウイルス 40 歳以上
前立腺がん
55 歳以上
40 歳から 70 歳 5 歳毎
腹部超音波
子宮頸がん
20 歳以上
乳がん
40 歳以上
260
1,418
263
125
638
635
1,335
408
445
2,601
313
第4章
第6章
【総合検診の受診実績】
検診内容
635
2,039
345
179
643
691
1,706
497
478
7,154
364
対象者
接種率(%)
共に築き結び合う
がんや疾病の早期発見を行うとともに、生活習慣病予防のための健康意識を高め、改善につなげること
接種者(人)
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
ポリオ(生ワクチン)
ポリオ(不活化ワクチン)
四種混合
二種混合
麻しん風しん(3 期)
麻しん風しん(4 期)
三種混合
麻しん風しん(1 期)
麻しん風しん(2 期)
日本脳炎
BCG
区 分
千円、その他経費に 10 千円を支出しました。
対象者(人)
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
区 分
指導者や講師に関する経費に 809 千円、事業の教材・資料・消耗品・その他通知に関する経費に 1,167
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
が参加しました。
病気のまん延を防止
健やか安 心 都 市
相談結果報告会に延べ 2,518 人
生きる喜びを共有できる
◆
第2章
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第7章
疾病、外傷、老化などにより心身機能が低下している方(要介護認定者を除く)に対し、心身機能の維
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第6章
京丹後リハビリ会に 164 人、あじさいの会に 72 人が参加
発達障害などにより集団生活が困難な幼児の早期発見、早期療育の観点から、子ども、保護者、保育者
健康教育を実施しました。また、一次スクリーニングと行動観察の結果により、事後支援として府発達相談・
第4章
第5章
◆
が安心して自信をもって就学が迎えられるよう適切な支援体制を構築しました。
第2章
第3章
安心して就学を迎えられる支援体制を構築
第1章
交流経済都市
◆
交流活動などを通じた機能訓練を実施
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
国民健康保険の財政安定を目指して
◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
保険事業課では、国保年金係と後期高齢・福祉医療係で市民の皆さんの健康と生活
を守ることを目的とし、国民年金や医療保険事業に取り組んでいます。
本市が運営する国民健康保険制度(国保)は、自営業者などが加入する「国民皆保険」
を支えている制度で、被保険者の皆さんにご負担いただく国保税や、国や京都府など
だき、残り(7 割または 8 割)は国保会計が負担しています。
本市では、従来から保険税の収納率の向上対策などの歳入増加に向けた取り組みや、被保険者資格管
一般会計から国民健康保険事業特別会計に繰り出し
◆
国民健康保険事業を安定的に運営
国民健康保険事業を安定的に運営するために、国民健康保険法および国通知などに基づき一般会計から
国民健康保険事業特別会計に 407,076 千円を繰り出しました。内訳は保険基盤安定繰出金(低所得者に対
して国民健康保険税を軽減した分を公費で補てんするもの)が 229,703 千円、出産育児一時金繰出金(出
産育児一時金の 3 分の 2 を繰り出すもの(平成 24 年度給付実績:82 件))が 22,890 千円、その他繰出
金が 154,483 千円でした。
国民健康保険事業特別会計繰出金 決算額 407,076 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
理の適正化、レセプト点検の効果的な実施による医療費の増加を抑えるなどの歳出抑制に取り組んでい
ます。
平成 24 年度の国保の財政状況は、前年度と比較しますと、歳出では、高齢化などから後期高齢者医
収となったものの、滞納繰越分については、京都地方税機構の徴収努力により約 2,390 万円の増収を得
たことで、収入減を最低限に抑えることができたほか、国や京都府などの交付金も確保できたことから、
全体では歳出の増加を上回る1億 3,430 万円の収入増を図ることができました。単年度の黒字額は、前
年度の1億 8,361 万円から2億 2,532 万円に 4,171 万円増とすることができました。
国保税の納付に対する理解の促進を図り収納率の向上に努めて、国保の財政運営を安定的に行えるよう
京丹後市の福祉医療事業
◆健康長寿福祉部保険事業課長:木村 裕一
事業」、「重度心身障害者医療事業」、「母子・父子医療事業」、「老人医療給付事業」の
福祉医療事業を行っています。
本市の福祉医療事業では、京都府の制度に比べ、助成の対象範囲の拡大や窓口での
4,171 万 6 千円です。
■収支状況
歳 入
内 容
国民健康保険税
国庫・府支出金
前期高齢者交付金
繰入金(一般会計、基金)
共同事業交付金
その他(繰越金、市債ほか)
合 計
償還」と医療機関等で直接助成を行うことで自己負担額を低減する「現物給付」があります。
「子ども医療事業」では、京都府の制度は出生から小学校卒業までが助成対象ですが、本市では、出
生から中学生卒業までを助成対象に拡大して、さらに助成額も増額しています。助成方法は、小学生の
外来と中学生の外来・入院は、「現金償還」による助成としていましたが、平成 25 年度から、中学校卒
72
1,494,975 千円
2,205,618 千円
1,787,562 千円
407,076 千円
823,462 千円
562,667 千円
7,281,360 千円
内 容
保険給付費
後期高齢者支援金
共同事業拠出金
介護納付金
その他(保健事業費ほか)
金 額
4,672,601 千円
945,218 千円
782,567 千円
453,081 千円
202,569 千円
合 計
7,056,036 千円
区 分
被保険者数
合 計
加入者数
17,251 人
1,267 人
18,518 人
一般被保険者
退職被保険者
※平成 24 年度末の世帯数
9,955 世帯
■平成 24 年度の被保険者 1 人当たりの医療費は、一般被保険者で 296,013 円 / 年、退職被保険者で
289,088 円 / 年となっており、この医療費は年々増加していることから国保の運営状況が厳しくなっ
ています。
■平成 20 年から医療保険者に対して、40 歳から 74 歳を対象にした生活習慣病の改善のための、特定
健診・特定保健指導が義務付けられました。市では、がん検診や介護保険の生活機能評価を一体で行
う「総合検診」として実施しています。(対象者:13,191 人 受診者:5,222 人 受診率:39.6%)
73
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
助成方法には、医療機関などで、自己負担額をお支払いされた後、助成額を支給申請いただく「現金
金 額
第5章
■国保加入者(平成 25 年 3 月 31 日現在)
助成額の増額などを独自に行い、より多くの市民がより少ない経済的負担で安心して
医療を受けることができるように考えています。
歳 出
うるおい安全都市
なって医療費などの一部を助成する「子ども医療事業」、「重度心身障害老人健康管理
この歳入決算の中には前年度繰越金 1 億 8,136 万円を含んでいますので、これを除いた差し引き額は
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
本市の医療保険制度は、国民健康保険、後期高齢者医療とともに、京都府と一体と
5,603 万 6 千円、歳入歳出差引残額 2 億 2,532 万 4 千円の黒字となりました。
共に築き結び合う
努めていきたいと思います。
平成 24 年度京丹後市国民健康保険事業特別会計の決算は、歳入総額 72 億 8,136 万円、歳出総額 70 億
第4章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
今後とも、国や京都府の交付金などの確保を図るとともに、加入者に対して国保制度の啓発を行い、
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
生涯 学習都市
ました。一方で歳入では、現年度分の国保税が被保険者数の減少や経済情勢などから約 4,770 万円の減
国民健康保険事業特別会計 歳入歳出差引額 225,324 千円
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
療制度への支援金や介護保険への納付金、医療費の伸びなどから、全体では 9,258 万円の歳出増となり
第3章
健やか安 心 都 市
医療機関などにかかられる際には、医療費の一部(3 割または 2 割)をご負担いた
平成 24 年度の主な取り組みと成果
生きる喜びを共有できる
からの交付金などで運営しています。
第2章
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第7章
て助成対象を拡大して実施しています。
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第6章
人医療給付事業」でも、府内の医療機関などでは「現物給付」として、それぞれ京都府の制度と比べ
1.国民健康保険と高齢者医療の安定運営 2.福祉医療制度の充実
第3章
第5章
他の「重度心身障害老人健康管理事業」、「重度心身障害者医療事業」、「母子・父子医療事業」、「老
施策の方針
第2章
第4章
ます。
第1章
交流経済都市
2 医療保険制度の一層の充実
業まで府内であれば「現物給付」による助成に改めて、より受診しやすい環境を整えることとしてい
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
子どもの医療費を助成
平成 25 年 3 月 31 日現在の受給者数は、府制度である母子家庭への助成が保護者 525 人、児童 778 人
であり、市制度である父子家庭への助成が保護者 107 人、児童 167 人です。
により、子育てにかかる保護者の経済的負担を軽減するとともに、
母子・父子医療事業 決算額 42,167 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
健康の保持と増進を図りました。乳幼児・小学生・中学生を対象に、
自己負担を 1 カ月 1 医療機関ごとに 200 円とし、その超える額を
では出生から 3 歳未満の外来および小学校卒業までの入院に対し
◆
て、市制度では 3 歳から小学校卒学までの外来と中学生の入院・ 子ども医療費を助成します
老後の明るい暮らしと福祉向上を図るため、65 歳以上 70 歳未満の高齢者医療機関での費用を一部助成
子ども医療事業 決算額 146,981 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
外来に対して助成を行いました。
しました。対象者には本人および世帯の所得状況により、受給資格の判定を行い、老人医療費受給者証を
交付。平成 25 年 3 月 31 日現在、65 歳以上 70 歳未満の高齢者 4,299 人のうち 2,417 人が受給しています。
老人医療給付費に 117,269 千円、その他経費として 2,588 千円を支出しました。
後期高齢者医療制度の加入者で、所得の低い障害者の医療費の一部負担金を助成しました。この事業は、
重度心身障害者老人の医療費にかかる経済的負担を軽減することにより、必要な医療を受けやすくする環
境をつくり、疾病の早期発見・早期治療につなげるとともに、重症化・長期化を防ぎ、健康管理意識の向
後期高齢者医療制度を運営
◆
平成 25 年 3 月 31 日現在の受給者数は、府制度である身体障害者手帳 1,2 級および療育手帳 A 所持者
金に 19,824 千円、療養給付費負担金として 699,753 千円を支出しました。
運営する「京都府後期高齢者医療連合」への事務費と療養給付費の負担金を支払いました。事務費の負担
が 817 人、市制度である身体障害者手帳 3 級所持者は 353 人です。重度心身障害老人健康管理事業補助
金として 107,182 千円、その他経費に 830 千円を支出しました。
重度心身障害老人健康管理事業 決算額 108,012 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
後期高齢者医療制度の運営を行うために、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき一般会計から後期
高齢者医療事業特別会計に 206,147 千円を繰り出しました。内訳は、事務費繰出金に 7,668 千円、保険
基盤安定繰出金に 198,479 千円でした。保険基盤安定繰出金とは、低所得者に対して後期高齢者医療保険
後期高齢者医療事業特別会計 歳入歳出差引額 4,936 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
平成 25 年 3 月 31 日現在の受給者数は、府制度である身体障害者手帳 1、2 級および療育手帳 A 所持
75 歳以上の方と 65 歳から 74 歳で一定の障害があると認められた方は、後期高齢者医療制度に加入する
千円、その他経費に 1,087 千円を支出しました。
営主体となり、市町村は被保険者証の送付や保険料の徴収などの事務を行っています。
者証を交付します。
円となりました。
者が 688 人、市制度である身体障害者手帳 3 級所持者が 162 人。重度障害者医療給付費として 123,038
ことになります。この制度は、京都府内の全ての市町村が加入する「京都府後期高齢者医療広域連合」が運
なお、後期高齢者医療制度に該当する障害者は、重度心身障害老人健康管理事業へ移行します。
重度心身障害者医療事業 決算額 124,125 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
ひとり親家庭の保護者と子どもの医療費を助成
母子・父子医療給付費に 4,117 万 6 千円
母子および父子家庭の保護者と 18 歳未満の子どもを対象に、医療費の一部負担金を助成しました。こ
の事業は、母子および父子家庭の医療費にかかる経済的負担を軽減することにより、必要な医療を受けや
74
歳 入
内 容
後期高齢者医療保険料
繰入金(一般会計)
諸収入
その他
合 計
歳 出
金 額
422,096 千円
206,147 千円
5,759 千円
1,438 千円
635,440 千円
内 容
事務費
後期高齢者医療広域連合納付金
諸支出金
金 額
7,718 千円
621,572 千円
1,214 千円
合 計
630,504 千円
■後期高齢者医療制度に加入の被保険者数(平成 25 年 3 月 31 日現在)
・被保険者数 10,723 人:京丹後市の人口の 17.9%
75
第7章
計画推進のために
計画推進のために
第7章
収支状況
第6章
うるおい安全都市
決算額は、歳入総額 635,440 千円、歳出総額 630,504 千円で、歳入から歳出を差し引いた額は 4,936 千
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
を軽減しました。対象者本人および世帯員の所得状況などにより受給資格の判定を行い、福祉医療費受給
共に築き結び合う
重症化・長期化を防ぐなど、健康管理意識の向上を図るため、医療費の一部負担金を助成し、経済的負担
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
後期高齢者医療事業 決算額 719,577 千円
後期高齢者医療事業特別会計繰出金 決算額 206,147 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
重度障害者医療給付費に 1 億 2,303 万 8 千円
所得の低い障害者に必要な医療を受けやすくする環境をつくり、疾病の早期発見・早期治療につなげ、
◆
一般会計から後期高齢者医療事業特別会計に繰り出し
料を軽減した分を補てんするものです。
重度心身障害者の医療費負担を軽減
第6章
◆
第4章
生涯 学習都市
75 歳以上の方と 65 歳から 74 歳で一定の障害があると認められた方が加入する後期高齢者医療事業を
次代を担う若い力が活躍できる
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
上を図ることが目的。対象者本人および世帯員の所得状況などにより受給資格の判定を行い、医療費受給
者証(健康管理シール)を交付します。
◆
京都府後期高齢者医療連合へ負担金を支出
第3章
健やか安 心 都 市
重度心身障害老人健康管理事業補助金に 1 億 718 万 2 千円
老人医療給付事業 決算額 119,857 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
重度心身障害老人の医療費負担を軽減
◆
老人医療給付費に 1 億 1,726 万 9 千円
環境循環都市
老人医療費受給者証を交付し医療費を助成
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
助成しました。子ども医療給付費に 142,536 千円、その他経費と
して 4,445 千円を支出。なお、子ども医療給付費は、京都府制度
第4章
第5章
した。
乳幼児、児童生徒の医療費の自己負担金の一部を助成すること
第2章
第3章
の向上を図ることが目的。母子・父子医療給付費に 41,176 千円、その他経費として 991 千円を支出しま
乳幼児、小中学生が対象
第1章
交流経済都市
◆
すくする環境をつくり、疾病の早期発見・早期治療につなげ、重症化・長期化を防ぐなど、健康管理意識
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
施策の方針
1.地域包括医療の推進 2.医療機関の充実と連携 3.医療における防災体制の充実
4.市立病院事業経営の健全化 5.医療従事者確保対策の充実
弥栄病院看護部では救急看護認定看護師や認定看護管理者が誕生した年でもあり、
「医療と看護の質向上」を意識した活動を目指しました。
看護目標を「地域住民の期待に応えられる医療の提供が行えるように、看護の質向
上に努めます」とし、Ⅰ安全安楽な看護の提供、Ⅱ看護職員の人材育成、Ⅲ病床管理
地域医療を支える病院を目指して -三位一体の目標-
◆弥栄病院院長:安原 正博
と物品管理に分類した看護活動を行いました。Ⅰに関しては、処置やケアの説明を患
者さんが理解できる言葉で行い、患者さんの協力もいただきながら、安全で安楽なケ
アを提供するようにしました。大方の看護職員はできても一部の職員の言葉遣いでお叱りを受けること
栄病院は、安全安心の医療、医療の公共性、健全経営を三位一体の目標として、職員
看護学生(看護大学・専門学校・高校専攻科)が実習に来ますが、今年は某病院の産科閉鎖の煽りで
正しい医療情報を地域と病院が共有できる仕組み「電子カルテ」導入を決定しました。
看護学生の育成を今後も行って行きます。
もありましたが、Ⅱの教育に結び付け、研修を多く組み、日々研鑚を積んでいます。
医療改革は医療の IT 無くしては進みません。「医療の公共性」のために、地域医療
高齢の入院患者が 7 割を超える当院は、環境の変化と運動機能の低下から、入院中の転倒を防げない
京丹後市唯一の産科分娩センターとしての機能、人工透析センターとして年間延べ 10,000 人以上の
けで看護師が来れるような体制に強化しました。完全に転倒を無くす事はできませんが、外傷に至るケー
看護、物忘れ外来、リハビリテーション、療養病床を統合した「在宅医療センター」を平成 24 年度に
Ⅲは有効なベッド活用と地域のニーズを視野に入れ「患者さん=生活者」と言う観点から看護を展開
います。
「物忘れ外来」を中心に栄養管理、ロコモ ( 運動器障害 ) チャレンジを含む「長寿医療センター」
医療センター」として横の連携を強化しています。
に不可欠な、救急医療、在宅医療、産科医療、小児医療、人工透析をさらに充実したいと考えています。
問題点に苦慮していました。今年はセンサーマットを 30 台に増やし、ベッドサイドに足を降ろしただ
透析を目標にします。地域の超高齢化に対応して、保健―医療―福祉の連携のもとに、訪問診療、訪問
スの削減になりました。
設置し、地域の御家庭と病院が連結する「生活を支える医療」( 生活モデルの医療 ) づくりを目指して
しています。平成 25 年 1 月からは、単独の部署で動いていた退院支援や在宅系の部署を統一し、
「在宅
を企画しました。健全な病院経営無くして医療の質の向上はありません。弥栄病院は平成 21 年以降、
健全な病院経営を実現しました。
援をお願いします。
◆弥栄病院事務長:吉岡 正俊
弥栄病院では、平成 24 年度に外来は延べ 100,686 人、入院は 60,626 人の患者さ
んにご利用いただきました。1 日当たりでは、それぞれ 411 人、166 人になります。
診療科目は、内科や外科、整形外科、眼科、人工透析など 17 科になります。中には、
市民の皆さんに良い医療を提供するため
◆弥栄病院副院長:高原 誠治
このような社会情勢の中、当院も良い医療を提供すべく粛々と努力しています。まず、
平成 25 年度中に医療安全の推進のため、電子カルテを導入する予定で現在準備を進め
ています。電子化することで、いろいろな安全管理上の最新の道具が導入でき、それら
を使って今まで以上に良い医療が提供できると考えています。例えば、病棟での点滴の
行できると思います。
ここに挙げたのはほんの一例ですが、いろいろ具体的な例を挙げると数え切れないほどのメリットの享受
れ、保健、福祉分野の機関と協力して地域医療の充実を図っています。
一方で、医師不足のため、各診療科の充実については、まだまだ課題があります。このため、京都府
立医科大学附属北部医療センターから医師の派遣を受けるなどの協力をいただいて、対応しています。
また、一部の施設は大変老朽化していますので、患者さんの療養環境が快適になるよう、耐震対策と併
せて施設の改善に取り組みます。
私たち事務職は、直接患者さんに接することは多くありません。いわば、
「裏方」ですが、医事・財務・
施設管理などをしっかりと担当し、病院の健全経営に尽くしたいと思います。
これからも、市民の皆さんの期待に応えられる病院運営を目指します。
が考えられます。ただ、電子カルテへの移行の慣れも必要ですから、導入前後の慎重な対応を全職員一丸
となって進めているところです。
オーダリングシステムを導入したときにも感じていたのですが、当院の全ての職員はとても優秀です。そ
76
77
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
患者確認は、今まで目でしていたものに加え、機械・システムで確認することで、今以上に安全に点滴を施
老人ホームなどへ嘱託医の派遣なども行っています。このほか、検診事業にも力をい
うるおい安全都市
のだいたい 10 年後の高齢者比率を有しています。
訪問診療、訪問看護・訪問リハビリや、へき地診療所への医師派遣、周辺の特別養護
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
今、日本は急速に高齢化が進んでいます。京丹後市も例外ではなく、むしろ京都市内
分娩医療など、市内で当院が唯一担当している産婦人科もあります。さらに、救急医療、
第5章
共に築き結び合う
大学附属北部医療センター、京都第一、第二赤十字病院との連携をさらに強固にします。皆さんのご支
市民の健康を守る拠点として
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
この道はまだ茨の道ですが、健全経営を持続すべく努力します。久美浜病院をはじめ、京都府立医科
第4章
生涯 学習都市
学生を余分に受け入れたこともあり、例年の倍の学生が学びに来ました。将来の人材確保も視野に入れ、
次代を担う若い力が活躍できる
一同、邁進します。「安心安全の医療」のために地域住民の皆さんとの懇談会を重ね、
ま い し ん
第3章
健やか安 心 都 市
京丹後市立弥栄病院は弥栄村国民健康保険診療所として開設されて以来、今日まで
地域住民の皆さんの要望に支えられ丹後地域の中核病院として発展してきました。弥
第2章
生きる喜びを共有できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第7章
◆弥栄病院看護部長:梅田 智恵子
環境循環都市
健やか安 心 都 市
第6章
地域医療を支える病院を目指して
生きる喜びを共有できる
第5章
京丹後市立弥栄病院
第3章
第4章
とを心より願っています。
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
全ての人々に、いろいろ助けていただきながらこの事業を進めているわけですが、つつがなく軌道に乗るこ
第1章
交流経済都市
3 患者本位の医療体制の充実
んな中、これらの事業が進められていることは、とてもありがたいことと、実感しています。当院に関する
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
京丹後市立久美浜病院
連携と協働による地域づくりを
◆久美浜病院院長:赤木 重典
国は平成 24 年(2012 年)を「地域包括ケア元年」と位置付け、同年 2 月に閣議
決定した「社会保障・税一体改革大綱」のなかで、団塊世代の多くが後期高齢者の仲
間入りをする 2025 年までに「地域包括ケアシステムの構築などを図り、どこに住ん
患者さんに寄り添う看護を目指して
体で支えながら 1 年をかけて教育する体制を整えました。ゆっくりと、しかし確実に
年に訪問看護のモデル事業に着手して以来、「地域包括医療・ケア」のシステムづくりに取り組んでい
育っていく姿に感慨もひとしおでした。認定看護師養成についても昨年から準備を進
ます。目標は、医療の安心と安全を守る「最後の砦」としての姿勢を基本に、地域の保健・医療(病院・
けで、京都府立医科大学麻酔科学教室より常勤麻酔科医を派遣していただき、市立久美浜病院の医療環
境を一段と向上させることができました。また、同年 10 月 16 日には、カンボジア王国から、内務副
大臣を筆頭とする地域医療視察団を受け入れ、地域包括医療・ケアの一つのカタチを紹介させていただ
100 の地域があれば 100 通りのカタチで地域包括医療・ケアが展開されています。私たちは「何が
人材が連携し、協働することにより導き出される「地域力の創造(マンパワーの結集)」を信じ、住み
看護体験」など、小学生・中学生・高校生に病院の仕事を知ってもらう活動も続けています。すでに、
この中から看護の道を目指す子どもたちも出てきており、心強く感じています。
しかし、大切な人財の定着のためには、職場環境の整備も重要なポイントです。念願の院内保育所設
置は離職防止・院内活性化に効果大でした。他にも施設整備や労働条件の改善など課題も山積していま
すが、後に続く人達のためにも、一つでもクリアできるよう皆で頑張ります。そして、私達一人一人が、
手で触れ目でしっかり観るという『看』の字の意味を胸に刻んで、久美浜病院看護部として、これから
も「患者さんに寄り添う看護」を心掛けていきたいと思っています。
慣れた地域で安心して暮らし続けることができる、そんな「地域づくり」を牽引する機関車として頑張
りたいと思います。
市立病院事業経営の健全化
京都府北部は医療過疎地域なため、専門知識が必要な難しい病気に子どもがかかっ
たときは、遠方の医療機関へ通院または入院しなければならず、家族には大きな負担
がかかりました。そこで当院では、京都府立医科大学や京阪神の高度医療機関など他
の(日本中の)専門医療機関や専門医と連携を緊密にとり、当地域にいても高いレベ
手小児科医師の尽力で上記の専門医との関係がますます深くなり、医療内容がレベルアップしています。
小児患者の時間外診察に関してですが、診察の担当医が小児科以外の医師であっても、受診された患
者さんを断ることなく診察することを原則としております。そして、診察した担当医の判断で小児科医
に連絡を取り相談するか、必要な場合には小児科医が出向き診察を行っています。このように小児科医
がバックアップする態勢が杉本医師が中心となり完全ではありませんがほぼ 365 日 24 時間できており
院でありバランスを取りながら京丹後市の医療体制を支えてきました。合併当時には
2 つの市立病院はどちらも厳しい病院経営を余儀なくされ、新しい臨床研修医制度に
影響を受けた医師不足、さらには看護師不足と相まって先の見えない病院経営を強い
られていました。
第6章
平成 19 年 12 月に総務省が策定した「公立病院改革ガイドライン」に基づき取り組んだ公立病院改
革プランの作成、実施により低迷していた病院経営も少し上向きのカーブを描くようになってきました。
病院長を先頭にすべての病院職員の参加による「公立病院改革プラン」の達成のための取り組みが功を
奏し、平成 20 年度から 24 年度まで黒字経営を続けることができ京丹後市の地域医療の提供体制の確
保と持続可能な病院経営を目指す上で大きな第一歩を踏み出すことができました。市民の健康を守るた
め、今後さらに医師確保、看護師等医療スタッフの確保に力を注ぎ、良質な医療を提供するための努力
が求められています。
大な協力をいただくことでこの態勢が成立しています。
当地域での小児科開業医であるふじわらクリニックを始め、他の開業医の先生方との連携を綿密にと
ることで、患児やその家族の方の負担を軽減し安心を保つよう、地域の小児医療の向上に努めています。
78
第7章
計画推進のために
計画推進のために
ます。また、当院には小児科医の負担を軽減しようとする病院の伝統が昔からあり、他科の医師から多
院 2 病院合わせて 4 病院であり、それぞれの病院がそれぞれの歴史と特徴を持った病
うるおい安全都市
当院小児科は、3 年前より小児科医 2 人態勢で小児の診療を行っておりますが、若
過しようとしています。京丹後市の医療体制の根幹をなす病院は民間 2 病院と市立病
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
ルの医療を受けられるように努めています。
平成 16 年 4 月 1 日に丹後 6 町が合併し、京丹後市が誕生してからはや 10 年が経
共に築き結び合う
◆久美浜病院副病院長:岩見 均
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
当院の小児医療態勢
◆久美浜病院事務長:岡田 高夫
第4章
生涯 学習都市
求められているのか」
「何ができるのか」
「何をしなければならないのか」を繰り返し追求し、限られた
また、将来につながる種まき活動として「キッズドクター・ナース体験」「職場体験学習」「ふれあい
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
きました。
入れました。これが刺激となり、各々が自己研鑽に努め研修参加率も上がりました。
第3章
健やか安 心 都 市
このような取り組みのなか、少しずつですが明るい話題が増えてきています。平成 24 年 4 月 1 日付
然災害にも対応すべく 3 人の災害支援ナースを養成するなど、さまざまなキャリアアップの支援に力を
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
社会を実現することです。
め、現在 1 人を教育課程に送り出しています。さらに、最近頻発している大事故・自
環境循環都市
年度は、新卒 2 人を含む 7 人が入職し、教育委員会を中心に、新人看護師を看護部全
せられた使命を「地域社会に安心を提供し、心豊かな『地域づくり』に貢献すること」と考え、平成元
住民一人一人を温かに支えることができる、「京丹後市に住んでよかった」と実感できる、そんな地域
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
を支える人材の確保と育成、そして定着のための取り組みを続けています。平成 24
京丹後市立久美浜病院は、超高齢社会を先取りする京丹後市において、私たちに課
診療所)
・介護・福祉の関係機関との間に「ネットワーク」と「顔の見える関係」を構築することで、
◆久美浜病院看護部長:富川 美恵
依然続く看護師不足と年々高くなる看護師の平均年齢。ここ数年、看護部では病院
ます。
第7章
でいても適切な医療・介護サービスが受けられる社会の実現」に取り組むと謳ってい
第5章
第6章
の活動なども行っています。
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
家庭センターなど他施設での検診診療業務、消防や保健所との連携活動、医療に関する講演や研究会で
第2章
第3章
当院の小児科医は、一般診療業務以外に乳幼児健診や予防接種、校医業務、就学前検診、豊岡こども
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
79
◆医療部長:梅田 純市
医療提供体制に大きく関係する「京都府保健医療計画」が、平成 25 年3月に新た
な計画として改定されました。従前の計画は、5箇年の計画で、4疾病、5事業の対
策を中心に、各種施策が推進されてきましたが、社会や疾病構造の変化等に対応して、
新たに精神疾患・認知症を加えて5疾病5事業とされ、直面する課題に対応して保健
医療資源の充実と安全で良質な医療を提供する体制の構築を目指していくこととされ
ました。
本計画の中に記載されております人口 10 万人対医療施設従事医師数(平成 22 年末
現在)では、京都府は全国で最も多く 286.2 人で、全国平均 219.0 人を大きく上回り充実ぶりが際立っ
ています。しかし、本市が属する丹後医療圏は 152.6 人で、京都府平均の 53.3%、全国平均の 69.7%
とたいへん厳しい状況となっています。
集まる魅力ある病院づくりをしていこうと、京都府立与謝の海病院が平成 25 年 4 月、京都府立医科大
学附属北部医療センターとされました。地域医療学講座の設置や大学との遠隔診断システムの構築、必
要な医療・研究環境の整備も着々と進められ、当地域の医療提供体制の充実に向けて取り組まれています。
本市におきましては、同センターと市立病院などとの連携を更に深めつつ、医療確保奨学金等貸与事
業、看護師等修学資金貸与事業の活用等を通じて、一層の医療提供体制の向上に努めているところです。
に、紙面をお借りして心からのお礼を申し上げます。ありがとうございます。
として、貸与を希望される方を随時募集しています。
市立病院、市国民健康保険直営診療所、または市が定める市内医療機関に勤務する
しします。
貸与を受けられた期間、前述の医療機関で勤務された場合は、奨学金の返還を免除
しますので、ご活用ください。また、お知り合いの方に、ぜひご紹介ください。
◇基本額 月額 20 万円以内 ◇加算額(特定診療科:小児科、産婦人科) 月額 5 万円
○「京丹後市立病院看護師等修学資金」
市立弥栄病院および市立久美浜病院では、より充実した看護を行うために看護師および助産師の養成
将来、市立病院において、看護師または助産師として勤務する意思をお持ちの方に、修学に要する資
金を無利息でお貸しします。
看護師などの養成施設をご卒業後、直ちに市立病院に採用され、貸与を受けられた期間、勤務された
場合は修学資金の返還を免除しますので、ぜひご利用ください。 ◇貸与額 月額 5 万円
80
○収益的収支 219,228 千円
■病院事業収益 6,187,469 千円 (単位:千円)
内 容
医業収益(入院、外来収益など)
医業外収益(補助金など)
訪問看護事業収益
通所リハビリテーション事業収益
合 計
弥栄病院
3,293,076
352,767
59,742
-
3,705,585
久美浜病院
2,050,968
348,283
38,434
44,199
2,481,884
合 計
5,344,044
701,050
98,176
44,199
6,187,469
■病院事業費用 5,968,241 千円 (単位:千円)
内 容
医業費用(給与費、材料費ほか)
医業外費用(企業債利息、雑損失ほか)
訪問看護事業費用
通所リハビリテーション事業費用
特別損失(看護師等奨学資金返還免除ほか)
合 計
弥栄病院
3,422,014
39,444
47,691
-
1,743
3,510,892
久美浜病院
2,317,034
68,164
40,145
30,806
1,200
2,457,349
合 計
5,739,048
107,608
87,836
30,806
2,943
5,968,241
○資本的収支 ▲ 296,359 千円
第3章
第4章
■資本的収入 799,593 千円 (単位:千円)
第5章
■資本的支出 1,095,952 千円 (単位:千円)
第6章
内 容
企業債
他会計負担金(一般会計繰入金)
補助金(国、府、他会計補助金)
寄附金
合 計
内 容
建設改良費(医療器械など購入費ほか)
企業債償還金(企業債の元利金当方割)
長期貸付金
合 計
弥栄病院
284,200
113,713
52,237
50
450,200
弥栄病院
199,345
439,338
1,800
640,483
久美浜病院
192,800
90,895
65,598
100
349,393
久美浜病院
266,460
187,209
1,800
455,469
合 計
477,000
204,608
117,835
150
799,593
合 計
465,805
626,547
3,600
1,095,952
○京丹後市立弥栄病院事業
医療活動をはじめ、へき地診療所への医師派遣や近隣の福祉施設との連携、訪問看護および訪問診療を
行いました。地域の学校健診、企業などの検診事業にも積極的に取り組みながら、持続可能な経営基盤の
確立を目指し、医療内容の充実や収益の確保と費用の節減などに取り組みました。
年間 2 億円の購入費となる診療材料は SPD システムにより、診療材料の購買・在庫・搬送・消費を一
元管理して、コスト削減に努め、4 年連続で経常収支が黒字となりました。
81
第7章
計画推進のために
を図る「看護師等修学資金」を設けています。 財政状況
うるおい安全都市
意思をお持ちの医師・医師を目指される大学生の方に、修学などに要する資金をお貸
金で補てんしました。
第2章
災害に強く、快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
市では、医療の充実に必要な医師の養成と就業促進を図るため、「医療確保奨学金」
また、医療器械などの購入や企業債償還金などの資本的収支は収入不足ですが、過年度分損益勘定留保資
共に築き結び合う
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
○「医療確保奨学金制度」
219,228 千円となりました。営業成績を表す収益的収支は、4 年連続黒字となりました。
パートナーシップ都市
医師・看護師などを目指される皆さんへ
「医療確保奨学金」「京丹後市立病院看護師等修学資金」をご利用ください
両 病 院 の 事 業 収 益( 税 込 み ) は 6,187,469 千 円、 事 業 費 用 は 5,968,241 千 円 で 収 支 差 し 引 き 額 は、
生涯 学習都市
活の質の向上のために日々御尽力いただいております医師、看護師をはじめとする医療従事者の皆さん
を行っています。
次代を担う若い力が活躍できる
最後になりましたが、現下の厳しい社会環境の中で、市内の医療機関において地域住民の皆さんの生
本市の弥栄病院と久美浜病院の運営形態は、地方公営企業法の一部適用を受けてその事業収入により経営
健やか安 心 都 市
研究フィールドとして活用し、総合診療力を兼ね備えた人材の養成や医師派遣機能の強化、若手医師が
所管課:医療部医療政策課
生きる喜びを共有できる
こうした状況を踏まえて、京都府におかれては、平成 23 年度から検討が重ねられ、府北部地域を教育・
◆医療部医療政策課長:渡邉 歩
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
医療に従事される皆さんに感謝
資本的収支▲ 296,359 千円
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
第1章
病院事業会計(企業会計) 決算額 収益的収支 219,228 千円
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
医療部
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
民間病院・診療所の施設整備などを支援
◆
医療用機器や消耗品などの在庫やそれを使用する場所へ供給
市民の皆さんが安心して生活できる医療環境を確保するため、民間病院・診療所が行った施設整備など
などの物流・物品管理を中央集中化や外注化することにより、 に対して支援を行いました。3 医療機関へ合計 25,334 千円の補助金を交付しました。その内訳は、下表
診療現場の業 務軽減や診療物品を柔軟かつ円滑に管理しよう
のとおりです。
とする方法のこと。
管理部門
10 人
合 計
178 人
区 分
入 院
一般病床(152 床)
療養病床(48 床)
外 来
合 計
365 日
365 日
245 日
患者数
延べ人数
1 日平均人数
44,152 人
121.0 人
16,474 人
45.1 人
100,686 人
411.0 人
161,312 人
577.1 人
地域医療体制整備補助金 決算額 25,334 千円
所管課:医療部医療政策課
救急医療体制を強化
◆
■訪問看護活動状況
訪問実人数
1,263 人
訪問延べ人数
6,072 人
公益財団法人丹後中央病院へ補助金 200 万円
市民が安心して生活できる救急診療体制を確保するため、民間の救急告示病院に対し、救急診療を実施
1日平均訪問患者数
24.8 人
する上で必要な経費の一部について補助を行いました。平成 24 年度は、公益財団法人丹後中央病院(峰
山町杉谷)へ 2,000 千円の補助金を交付しました。
○京丹後市立久美浜病院事業
休日や年末年始の急病患者診療体制を整備
「連携」と「協働」そして「安心」をキーワードに医療の質の確保と向
上に努めました。
◆
一方、支出面では、給与費の抑制やSPDシステムの稼働による診療
休日や年末年始における急病患者診療体制を確保するため、医療機関に委託し診療業務を実施しました。
平成 24 年度は、丹後ふるさと病院、上田医院、中江医院、市立弥栄病院、市立久美浜病院で合計 71 日(日
医 師
看護部門
92 人
14 人
薬 局
5人
給食部門
1人
技術部門
18 人
管理部門
7人
■患者数
一般病床(110 床)
療養病床(60 床)
外 来
合 計
365 日
365 日
245 日
■訪問看護活動状況
訪問延べ人数
3,070 人
1日平均訪問患者数
12.5 人
一般会計から国民健康保険直営診療所事業特別会計に繰り出し
誰もが安心して医療を受けられる地域医療の維持・充実を図るため、市内に設置している診療所の運営
に必要な経費 57,000 千円を一般会計から国民健康保険直営診療所事業特別会計に繰り出しました。
◆
一般会計から病院事業会計に繰り出し
市立病院の運営を維持するため、必要な経費の一部を一般会計から病院事業会計に繰り出しました。繰
り出した額は、市立弥栄病院へ 433,814 千円、市立久美浜病院へ 409,875 千円でした。
市立診療所繰出金 決算額 57,000 千円
市立病院繰出金 決算額 843,689 千円
所管課:医療部医療政策課
■通所リハビリ活動状況
訪問実人数
569 人
訪問延べ人数
4,109 人
82
1日平均訪問患者数
16.8 人
83
第7章
計画推進のために
計画推進のために
訪問実人数
529 人
◆
第6章
うるおい安全都市
入 院
市立診療所・病院の運営を維持充実
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
区 分
患者数
延べ人数
1 日平均人数
32,542 人
89.2 人
20,604 人
56.4 人
82,303 人
355.9 人
135,449 人
481.5 人
休日応急診療事業 決算額 3,675 千円
所管課:医療部医療政策課
合 計
137 人
共に築き結び合う
曜、祝日、年末年始)実施しました。
■職員数 (平成 25 年 3 月 31 日現在)
第5章
パートナーシップ都市
材料などの経費抑制に努め、4年連続で経常収支を黒字にすることがで 久美浜病院
きました。
5 医療機関で合計 71 日実施
生涯 学習都市
組みを継続しながら、病院職員全員で公立病院の果たす役割を再認識し、
第3章
第4章
救急医療体制強化補助金 決算額 2,000 千円
所管課:医療部医療政策課
昨年まで「市立病院改革プラン」として実践してきた経営改革の取り
職種部門
職員数
10,000
5,334
10,000
25,334
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
技術部門
33 人
交付額 ( 千円 )
健やか安 心 都 市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第6章
給食部門
1人
所在地
峰山町杉谷
網野町小浜
丹後町久僧
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
9人
薬 局
5人
■患者数
第3章
第4章
看護部門
120 人
法人・医療機関名
公益財団法人 丹後中央病院
特定医療法人三青園 丹後ふるさと病院
医療法人愛心会 宇川診療所
合 計
第2章
環境循環都市
■職員数 (平成 25 年 3 月 31 日現在)
医 師
【交付先医療期間および交付額】
弥栄病院
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
職種部門
職員数
安心して生活できる医療環境を確保
交流経済都市
【SPDシステム】
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
平成 24 年度は 3 人の医学生に
地域福祉の原点は、地域住民一人ひとりが大切にされ幸せに安心して生活できるこ
市の医療体制の充実に必要な医師の養成および確保を図るため、
とだと思います。近年、急速な高齢化社会による独居高齢者の増加、家族の在り方や
将来、市立病院などの市内医療機関に勤務する意思を有する医学生
地域社会の絆の脆弱化、社会的引きこもりの増加、児童や高齢者への虐待、不安定な
に対し、奨学金を貸与しました。平成 24 年度は 3 人へ合計 7,800
就労など地域福祉課題も増大・多様化してきています。このような中、支援を必要と
千円を貸与しました。(貸与期間は平成 24 年 4 月から平成 25 年 3
する人の自立を支えていくには、まず地域社会全体で支えていくことが重要であり、
その際、住民に身近な民生児童委員は重要な役割を担っています。
キッズドクター・キッズナースの取り組み
は、厚生労働大臣から委嘱を受けた特別職の地方公務員として法的に位置づけられ、人権とプライバシー
を尊重し、秘密保持を原則としています。また、一人ひとりの思いを大切にし、その人らしい生活が送
れるよう支援することを活動の基本姿勢として、住民の立場に立って活動を展開されています。
平成 24 年度の当市の民生児童委員は 195 人で1年間の活動日数は延べ 30,200 日となっており、1
人当たり平均すると年間約 155 日となります。このように、民生児童委員さんには、地域で誰もが安心
健やか安 心 都 市
平成 24 年度の主な取り組みと成果
緊急的に必要な「くらしの資金」を貸し付け
「くらしの資金」とは、失業や疾病、事故などにより、くらしのための資金が緊急に必要となった場合、
施策の方針
一時的に生活が困難な世帯に 20 万円を限度に貸し出し、生活の安定や向上を図ることを目的とするもの
です。緊急に必要な資金の貸し付けを行うため、貸付審査会での適正な審査を経て、平成 24 年度は、59
1.福祉ボランティアの育成・支援 2.地域福祉団体のネットワークづくり
件の申請に対して 56 件の貸し付けを実施しました。くらしの資金貸付金に 5,754 千円、その他経費とし
市民総参加でともに支えあい助け合う福祉のまちづくりを推進
くらしの資金貸付事業 決算額 5,893 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
「無縁」
「無縁死」
「無縁社会」といった言葉をよく聞くようになりました。日本社会は、
民生児童委員活動を支援
がりがどんどん少なくなってきている状況にあります。この状況は都会だけのことで
◆
核家族化の進行や未婚率の上昇、地域関係の希薄化などにより直接的な人と人のつな
ていくには、人と人のつながりが欠かすことのできないものであると考えています。
京丹後市地域福祉計画では、
「ささえ愛 たすけ愛 ふれ愛のまち 京丹後」を基本
理念として、市民一人ひとりの地域に対する思いや福祉に対する意識を高め、地域活動や福祉活動への
市民の積極的な参画と活動をあげています。また、平成 24 年度の支え合いの地域づくり推進委員会か
らの提言では、高齢者の社会参加と生きがいづくりについて、「団塊の世代が高齢期を迎え少子高齢化
り組んだり、支援を必要とする人を支えていくことが重要であるとともに、高齢者の健康づくりには高
齢者が生きがいを見い出し、積極的に社会参加することが重要である」と提言を受けました。人と人の
つながりに視点をおき、市民総参加でともに支えあい助け合う福祉のまちづくりを推進したいと考えて
に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めています。また、地域の子どもたちが元気に安心して
暮らせるように、子どもたちを見守り、子育ての不安や妊娠中の心配ごとなどの相談・支援などを行って
います。
これらの民生児童委員活動を支援するとともに、活動に対して補助金を交付することで活動の充実を図
りました。活動費ほか補助金として 20,444 千円、その他経費として 581 千円を支出。
平成 24 年 4 月 1 日現在、本市の民生児童委員は 195 人です(町別の内訳は下表のとおり)。
第7章
【各単位民生児童委員協議会委員人員数(単位:人)
】
峰山町
39
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
合 計
31
44
25
18
38
195
います。
民生児童委員活動事業 決算額 21,025 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
84
85
第6章
計画推進のために
計画推進のために
が進む中、高齢者がこれまで培ってきた豊富な知識や経験、技能を発揮し、地域が抱える課題解決に取
民生児童委員は、厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域において、常に住民の立場に立って相談
うるおい安全都市
薄化してきていますが、市民一人ひとりが地域社会の中で喜びと幸福を実感して生き
住民の立場で必要な援助活動を実施
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
はなく当市においても進んできており、血縁や近所付き合いや町内会などの地縁が希
第5章
共に築き結び合う
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
て 139 千円を支出しました。
パートナーシップ都市
3.利用しやすい福祉サービスの環境整備 4.地域で支えあう福祉の環境づくり
第6章
56 件の貸付を実施
生涯 学習都市
◆
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
4 支えあい、助けあいの地域福祉の推進
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
院内ボランティア
第5章
第7章
して住み続けられるよう地域福祉の推進にご尽力いただいております。
環境循環都市
民生委員制度の歴史は長く民生委員制度創設から 95 年になります。民生児童委員
医療確保奨学金貸与事業 決算額 7,800 千円
所管課:医療部医療政策課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
月まで)
◆健康長寿福祉部生活福祉課長:岸本 繁之
地域福祉を推進する民生児童委員
第3章
第4章
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
市内医療機関勤務を志す医学生へ奨学金を貸与
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
戦没者を追悼し、遺族への慰謝激励と平和を祈念
京丹後市戦没者追悼式に 268 人のご遺族が参列
◆
戦没者を追悼し、遺族を慰謝激励するとともに平和を祈念
金 500 千円を交付し、活動を支援しました。平成 24 年 4 月 1 日現在の母子寡婦会の会員数は 198 人。
丹後市戦没者追悼式を実施しました。268 人のご遺族が参列。
同会では、府母子寡婦福祉会研修大会への参加やひとり親家庭「いきいきふれあい事業」、寡婦親睦事業、
同式の開催経費として 831 千円を支出しました。
サロン活動などが実施されました。
◆
父子家庭の会員相互の親睦・交流を図るとともに、その福祉の向上を図るため、父子会に対して活動費
京都国際会館(京都市)で行われた京都府戦没者追悼式には
補助金 20 千円を交付し、活動を支援しました。平成 24 年 4 月 1 日現在の父子会の会員数は 8 人です。
83 人のご遺族が参列されました。全国戦没者追悼式および京
◆
社会福祉活動事業を支援
市民の健康づくりと福祉の増進を図るため、審議会(委員 26 人)を設置し、市長の諮問に応じ各福祉
地域福祉の向上を図るため、地域の福祉委員や民生委員、地区委員などの協力を得て社会福祉協議会が
分野の計画見直しに係る審議などを行いました。平成 24 年度は、「食の自立支援サービス事業のあり方」
行う地域福祉活動事業に対して補助金 850 千円を交付しました。
を 2 回、「第 1 次ひとり親家庭等自立促進計画見直し」を 1 回開催したほか、高齢者福祉部会を 4 回開催
平成 24 年度は、住民懇談会 38 回(668 人参加)、小中学校における福祉教育推進事業 60 回(12,255
しました。
健康と福祉のまちづくり審議会事業 決算額 238 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
17,060 人参加)
(ボランティア主催 380 回、5,139 人参加)、ふれあいサロン担い手研修会 6 回(177 人参加)
を実施。住民参加によるさまざまな地域福祉活動事業が展開されました。
◆
職員人件費など運営費を支援
社会福祉活動の充実を図るため、社会福祉協議会の本所と5支所の事務員人件費などを対象に、補助金
◆
罹災した住家 5 件に対し合計 19 万円
た。平成 24 年度は、火災により罹災した住家 5 件に対して合計 190 千円を支給しました。その内訳は、
全焼 2 件に対し 100 千円、半焼 3 件に対し 90 千円でした。
災害見舞金等事業 決算額 190 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
生活保護受給者の自立を支援
◆
第6章
就労支援、健康管理支援などを行いました。また、業務の効率化および適正化を図るため生活保護システ
生活保護申請者への一時支援資金貸付金 27 件に合計 675 千円、その他経費に 8,033 千円、生活保護シ
第7章
自立支援プログラムによる就労支援などを実施
生活保護費支給事業を適正に実施し、生活保護法に基づく事務を円滑に行うため、生活保護受給者の自
立支援や増加する相談によりきめ細かに対応するための面接相談員の設置、自立支援プログラムに基づく
ムの更新を行いました。
ステムサーバー更新経費に 10,424 千円、過年度国庫支出金返還金として 18,660 千円を支出しました。
【生活保護申請などの状況】
年 度
23 年度
24 年度
86
被保護
世帯数
371 世帯
394 世帯
被保護人員
保護率
面接
相談件数
申請件数
開始件数
却下・
取り下げ件数
廃止件数
561 人
588 人
9.7%
10.3%
182 件
224 件
64 件
69 件
50 件
55 件
14 件
14 件
29 件
36 件
87
計画推進のために
計画推進のために
第7章
災害時要援護者支援事業 決算額 298 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
うるおい安全都市
京丹後市災害見舞金等支給要綱の規定に基づき、被災された市民に対し、災害見舞金などを支給しまし
して 298 千円を支出しました。平成 25 年 3 月 1 日現在の登録者は 2,024 人です。
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
◆
帳の定期更新などを実施し、要援護者の避難誘導などの体制を整備しました。定期更新台帳郵送料などと
第5章
共に築き結び合う
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
災害時の避難支援プランの全体計画に基づき、避難行動要支援者の、継続的な台帳管理を行うため、台
地域福祉活動事業補助金 決算額 850 千円
社会福祉協議会運営費補助金 決算額 71,956 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
災害見舞金などを支給
避難誘導などの体制を整備
パートナーシップ都市
71,956 千円を交付することで、円滑な社会福祉協議会の運営を支援しました。
第5章
要支援者台帳を定期更新
生涯 学習都市
人参加)
、災害ボランティアセンター設置運用訓練(38 人参加)、ふれあいサロン(地域主催 942 回、
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
母子・寡婦家庭の自立を促進
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
審議会委員が各福祉分野の計画見直しについて審議
社会福祉協議会へ補助金を交付
第3章
生きる喜びを共有できる
戦没者追悼事業 決算額 949 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
第3章
第6章
母子寡婦福祉会活動費補助金 決算額 500 千円
父子会活動費補助金 決算額 20 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
京丹後市戦没者追悼式
した。
◆
父子家庭の親睦・交流を図る
環境循環都市
れた全国戦没者追悼式に8人、平成 24 年 10 月 11 日、国立
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
また、平成 24 年 8 月 15 日、日本武道館(東京都)で行わ
都府戦没者追悼式の参列者の旅費などに 118 千円を支出しま
母子・寡婦家庭の自立を促進
母子・寡婦家庭の交流・親睦を図るとともに自立を促進するため、母子寡婦福祉会に対して活動費補助
するため、平成 24 年 11 月 7 日、京都府丹後文化会館で京
第2章
第1章
交流経済都市
◆
母子寡婦福祉会、父子会へ補助金を交付
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
5 共に生きる障害者福祉の充実
27 人増加(詳細は下表のとおり)。生活保護費の支給額は合計 713,024 千円となりました。
施策の方針
生活が困窮し要保護状態となっている世帯に対して、生活保護法による最低生活費の基準に基づいて算
増加し、394 世帯 588 人でした。被保護世帯数は、合併以来増加傾向にあり、前年度と比べると 23 世帯、
また、最低生活の保障のために、単なる経済的給付に留まらず、職業安定所、保健所、警察、学校など
1.障害者の理解と社会参加の促進 2.福祉サービスの充実 3.生活環境の整備充実
の各関係機関と連携のもと、被保護世帯の自立に向けて、就労支援などの効果的な支援を行いました。
年 度
23 年度
24 年度
峰山町
世帯数
97
104
大宮町
人員
世帯数
138
156
57
61
網野町
人員
84
86
世帯数
107
113
丹後町
人員
世帯数
167
167
35
36
久美浜町
弥栄町
人員
世帯数
46
50
人員
30
32
48
51
世帯数
合 計
人員
45
48
世帯数
78
78
371
394
人員
サービス利用の基となる計画相談支援体制の更なる充実を!!
本市の障害者福祉施策は、平成 23 年度に策定した「第 2 次京丹後市障害者計画」
561
588
および「第 3 期京丹後市障害福祉計画」に沿って障害福祉サービスなどの充実を図り「共
生社会」の実現に向けて施策の推進を図っているところです。
【各年度の生活保護費の支給状況(単位:世帯、人)】
教育
扶助費
介護
扶助費
医療
扶助費
出産
扶助費
生業
扶助費
葬祭
扶助費
施設
扶助費
合 計
204,754
74,533
5,622
20,265
399,370
0
4,001
616
3,884
713,045
210,914
81,946
4,633
22,633
385,415
245
3,615
2
3,621
713,024
生活保護運営管理事業 決算額 37,792 千円
生活保護費支給事業 決算額 713,024 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
障害福祉サービスを利用するに当たり、重度の障害者や処遇困難な障害者などに対し
てのみ適切なサービス、支援が受けられるよう計画相談支援を実施していましたが、
平成 24 年 4 月の障害者自立支援法の一部改正により、障害福祉サービスを利用する
全ての方に対して、平成 27 年 3 月末までに計画相談支援を実施することが必須となりました。
本市では、本改正による大幅な業務量の増加に対応するため、平成 24 年度から相談支援専門員の増
員と相談支援事業所の指定の増加を社会福祉法人などに働きかけるとともに、担当課に保健師を増員し、
事業所との連携を進めながら計画相談支援の体制充実を図ってきたところです。
の計画相談を達成できましたが、3カ年での完全実施に向け更なる工夫と奮闘が求められているところ
です。京都府内での平成 24 年度末の進捗状況を見ますと、本市は、府下でもその支援計画整備率は最
も高く順調に進んでいるところではありますが、今後も手綱を緩めることなく引き続き事業所などとの
連携を図りながら、万全を期していきたいと考えています。
障害のある人もない人も共に暮らす「共生社会」を実現していくためには、障害の
ある人が障害特性に応じた支援を受け自立した生活を地域で行えるよう、障害受容へ
の支援も含めた障害の早期発見・早期対応への体制づくり、さらに、乳幼児期から就
労までの一貫した支援が必要であります。
に関わる地域の現状や課題について協議しています。
平成 24 年度は、発達障害など支援を必要とする子どもの支援として、障害の発見から適切な治療や
療育、教育支援、就労へと一貫した支援に結びつくよう、その子どもの状態や治療歴、支援内容などを
記入する支援ファイル「にじいろノート」を作成し、平成 25 年 5 月末現在で 72 人の方に利用をして
いただいています。利用された方からは、
「先生が変わったときに、一から説明せずにわかってもらえた」
計画推進のために
「書いてある内容から関わりを工夫してもらっているように感じた」「子どもの特徴をわかってもらうの
に役立った」などの声をお聞きしています。
今後も学校、幼稚園、保育所、療育機関などとの連携を深めながら、支援ファイルの活用促進に向け
た周知とデータファイルでの提供など利便性を向上させながら効果的な活用の一層の推進を図ることと
しています。
88
89
第7章
計画推進のために
第7章
うるおい安全都市
関係機関を構成員とする京丹後市自立支援協議会障害児支援部会において、障害児童
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
本市では、市内の指定障害者福祉サービス事業所、教育委員会、障害者福祉課など
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
第6章
共に築き結び合う
支援ファイル「にじいろノート」の普及と活用について ◆健康長寿福祉部障害者福祉課長:辻村 実
パートナーシップ都市
第5章
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
第4章
生涯 学習都市
平成 24 年度末には、関係事業所などの絶大なご協力により、なんとか計画相談対象者の約 3 割の方
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
障害者が地域でその人らしく、自立した生活を送ることができるよう、これまでは
健やか安 心 都 市
23 年度
24 年度
住宅
扶助費
生きる喜びを共有できる
年 度
生活
扶助費
◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
第2章
環境循環都市
【各年度の生活保護世帯の状況(単位:世帯、人)】
4.障害者雇用の促進 5.スポーツ、文化等の活動の推進
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
定した扶助費を月毎に支給しました。平成 24 年度の生活保護世帯は、生活保護申請件数、開始件数とも
生活保護費を支給
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
◆
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
私は障害者福祉課の保健師として、身体障害者、知的障害者、精神障害者の相談支
障害者とその保護者の負担軽減
援を主に行っています。また、精神障害者の方を対象に社会復帰教室を担当しています。
共同作業所などに通所している利用者の通所交通費および給食費の助成を行うことにより、障害者およ
介し、点と点をつなぐ役割を担っています。同じ職場の上司や関係機関の専門職の方
平成 24 年度は、施設利用者が通所のために利用する公共交通機関の運賃を全額、8 事業所(延べ 592 人)
社会復帰教室では、社会復帰及び社会参加を促進することを目的に、調理実習や野
べ食数 59,401 食)に対して合計 2,970 千円の助成金を交付しました。
相談支援では、相談を受ける中で本人とその家族のニーズに合わせてサービスを紹
びその保護者の経済的負担を軽減し、社会参加と訓練の促進に努めました。
と連携を取り、相談しながら仕事を進めることも多いです。
に対して合計 2,546 千円を助成。また、共同作業所等給食費助成金として 1 食につき 50 円、13 事業所(延
通所費等助成事業 決算額 5,516 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
場面や積極的に活動に取り組む姿を見ることができ、一人ひとりの持っている力を引き出すことの大切
さやメンバーが生き生きとした地域生活を送るためには、安心して集える場所が必要であるということ
を感じています。
本人とその家族のニーズは十人十色であり、支援の仕方も個別性が求められます。そのためどのよう
な支援をしたらよいのか思い悩むことも多々ありますが、関係機関と連携をとりながら一緒に考え、寄
障害者団体の活動経費を補助
◆
81 千円、京丹後市身体障害者団体連合会(会員数 329 人)へ 437 千円、北丹後精神障害者家族会(会員
平成 24 年度の主な取り組みと成果
数 17 人)へ 16 千円、京丹後市手をつなぐ親の会連絡協議会(会員数 422 人)へ 715 千円、聴覚障害者
協会京丹後支部(会員数 15 人)へ 24 千円の助成を行いました。
(会員数はいずれも平成 24 年 4 月 1 日現在)
障害者手帳交付のための診断書経費を補助
また、社会福祉法人丹後視力障害者福祉センター後援会負担金として 200 千円を支出しました。
障害者団体活動支援事業 決算額 1,473 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
費に対して、助成金として 1 通につき 1,000 円を限度に交付し、障害のある方の経済的負担を軽減しまし
た。平成 24 年度は、身体障害者手帳交付申請用診断書料助成金 329 通(新規:244 通)、精神障害者保
健福祉手帳交付申請用診断書料助成金 41 通(新規:8 通)でした。
在宅の難病患者に日常生活用具などを給付
◆
身体障害者手帳等交付事業 決算額 370 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
在宅の難病患者などに対し、ホームヘルパーの派遣、短期入所事業、日常生活用具の給付を行うことに
より、難病患者などの自立の促進、家族などの介護負担の軽減を図りました。在宅難病患者等日常生活用
具給付費として 415 千円、小児慢性特定疾患児日常生活用具給付費として 13 千円を支出しました。
◆
在宅難病患者福祉事業 決算額 428 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害者の経済的負担を軽減
障害や発達の遅れがある児童に対し、療育指導や相談活動など、早期に発見し適切な支援を行う事業実
施主体を支援し、円滑な事業実施と障害児の福祉向上に努めました。平成 24 年度は、社会福祉法人みね
円を交付しました。延べ 1,899 人が通園したほか、延べ 95 人に対して訪問活動を実施。外来活動は延べ
257 人が参加しました。
デイサービス運営助成事業 決算額 4,823 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
心身障害者扶養共済制度の掛金の一部を助成
常時介護を必要とする在宅の重度障害児者への経済的支援策として、国の制度である障害児福祉手当、
特別障害者手当を支給しました。また、重度障害児者を自宅で介護している介護者への支援金支給により
経済的支援を行い、障害者福祉の向上に努めました。
在宅障害者介護支援金(市独自制度・17 件)として 1,700 千円、障害児福祉手当(国制度・延べ 327 人)
として 4,672 千円、特別障害者手当(国制度・延べ 958 人)として 25,172 千円を支給しました。
障害者等手当支給事業 決算額 31,544 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
42 人に対し、合計 72 万7千円を助成
心身障害者扶養共済制度は、障害者の保護者を加入者として掛金を納入することにより、当該加入者が
死亡または重度障害となったときに、障害者に対して終身一定額の年金を支給する制度です。その掛金の
一部を助成することにより、加入者の経済的負担を軽減することで障害者福祉の増進に努めました。42 人
に対し合計 727 千円を助成しました。
心身障害者扶養共済制度掛金助成事業 決算額 727 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
90
第6章
市独自制度在宅障害者介護給付金として 170 万円支給
91
第7章
計画推進のために
計画推進のために
◆
◆
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
重度障害者への経済的支援
災害に強く、快適で暮らしやすい
やま福祉会さつき園における通園・保護者支援・訪問活動・外来活動などの事業に対して補助金 4,823 千
共に築き結び合う
障害児デイサービス事業を補助
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
家族の介護負担を軽減
生涯 学習都市
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付または再交付を受けるために必要な診断書に要する経
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
障害者の経済的負担を軽減
健やか安 心 都 市
動に要する経費を支援しました。平成 24 年度は、京都府視覚障害者協会京丹後支部(会員数 51 人)へ
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
障害者や関係団体などの意識改革や社会参加の推進するため、障害者団体や関係者で構成する団体の活
り添った支援を目指していきたいです。
◆
障害者や関係団体の社会参加を推進
第2章
環境循環都市
外活動、レクリエーションなどを行っています。メンバー同士が自分の思いを伝える
第3章
第7章
◆
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第4章
◆健康長寿福祉部障害者福祉課:松本 奈津実
寄り添った支援をめざして
共同作業所利用者の交通費および給食費を助成
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
慢性透析療法が必要な方を支援
慢性透析療法を行うため、通院する必要がある障害者の交通費と医療機関通院証明書料の一部を助成し、
経済的負担を軽減することにより、福祉の増進に努めました。じん臓機能障害者通院交通費助成金に 2,206
千円、じん臓機能障害者通院証明書料助成金として 237 千円を支出しました。
◆
法人経営を安定
社会福祉法人が行った障害者福祉施設の建設にかかる借入金の元金償還額などおよびケアホーム整備を
補助することにより、法人経営の安定と市内における障害福祉サービスの充実を図りました。
◆
プホーム・ケアホーム設置改修補助金として 1,000 千円を支出しました。
身体障害児者の身体機能を補完または代替する補装具にかかる費用を負担することで、障害者の安定した日
常生活や社会生活の維持に努めました。身体障害児補装具給付費
(交付件数 19 件、
修理件数 7 件)
として 4,228
障害者福祉施設整備助成事業 決算額 6,601 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害のある方が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、心身の状況や生活環境に応
じて、自ら選択した必要な障害福祉サービスにかかる給付やその他の支援を行い、障害者福祉の増進を図
るための事業を行いました。
自立支援医療給付費として 8,706 千円、自立支援医療特別対策事業給付費として 768 千円、審査支払事
ビス利用支援 352 千円、短期入所サービス利用支援 1,415 千円、障害者福祉サービス等利用支援負担金
下表のとおりです。
下表のとおりです。
療法などを受けている身体障害者に対して、医療費の一部を助成し、受診者の経済的負担を軽減しました。
扶助費(介護給付費など)として 1,269,941 千円、負担金(補助金)として 4,270 千円(児童デイサー
務手数料に 34 千円を支出。なお、自立支援医療給付費および自立支援医療特別対策事業給付費の内訳は、
など 2,503 千円)、手数料に 1,598 千円を支出しました。これらの介護給付などの平成 24 年度利用者数は、
16 人
心臓
45 人
18 人
79 人
9人
22 人
24 人
55 人
134 人
対象者
人数
呼吸器機能障
害で身体障害
者手帳 3 級所
持者
8人
ぼうこうまた
は直腸の機能
障害で身体障
害者手帳 3 級
所持者
2人
給付費
対象医療
681 千円 在宅酸素療法
ぼうこうまたは
直腸の機能障害
となった原因疾
87 千円 患およびストマ
周辺の感染防止
などの治療に要
する経費
◆
訪問系(居宅介護など)
1,040 人(169 人)
共同生活援助・介護
690 人(64 人)
日中活動系(介護)
日中活動系(訓練)
短期入所
施設入所支援
3,187 人(250 人)
2,293 人(200 人)
267 人(114 人)
1,251 人(103 人)
旧法施設支援(更生・授産など)
児童デイサービス
児童発達支援
放課後等デイサービス
87 人(0 人)
77 人(0 人)
266 人(47 人)
490 人(35 人)
第6章
市役所や企業で職場実習
市役所や一般企業での職場実習を実施し、就労促進とその定着に向けた
支援を行いました。また、就労に積極的に取り組んだ企業や法人に対して
奨励金などを支給し、就労先の拡大に取り組みました。さらに、京都府事
業の自立支援協議会運営強化事業を実施し、就労における地域課題の検討
に取り組みました。
障害者短期職場実習開始式
雇用促進事業補助金として 180 千円、自立支援協議会運営強化事業経費として 229 千円を支出しました。
日常生活・社会生活を支援
自立支援医療事業 決算額 9,508 千円
地域生活支援事業 決算額 152,635 千円
補装具事業 決算額 9,128 千円
障害福祉サービス事業 決算額 1,275,809 千円
障害者就労支援事業 決算額 1,047 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
障害のある方が地域の中で自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、さまざまな事業
を実施しました。各種事業の実績は、次のとおりです。
92
93
第7章
計画推進のために
障害者短期職場実習委託料として 120 千円、障害者職場実習促進事業補助金として 518 千円、障害者
うるおい安全都市
じん臓
計
肢体不自由
心臓
じん臓
計
合 計
医療の主な内容
人工関節置換術
1,124 千円
など
ペースメーカー
1,490 千円 植込術、バイパ
ス術など
3,380 千円 血液透析など
5,994 千円
20 千円 術後の通院
158 千円 術後の通院
2,534 千円 血液透析など
2,712 千円
8,706 千円
災害に強く、快適で暮らしやすい
入院外
計画推進のために
◆
肢体不自由
医療給付費
【介護給付費等関係 延べ利用者数(平成 25 年 3 月末支給決定者数)
】
共に築き結び合う
入院
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
人数
【自立支援医療特別対策事業給付費の内訳】
第5章
パートナーシップ都市
障害名
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
身体障害者の障害を除去または軽減するために行われる更生医療および更生医療の対象外である在宅酸素
第4章
生涯 学習都市
更生医療費などを一部助成
【自立支援医療給付費の内訳】
第7章
デイサービス利用などに対し補助金を交付
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第5章
千円、身体障害者補装具給付費(交付件数 71 件、修理件数 43 件)として 4,900 千円を支出しました。
◆
障害者の自立を支援
◆
補装具給付にかかる費用を助成
第2章
健やか安 心 都 市
還金補助金として 3,330 千円、久美の浜福祉会施設整備事業借入償還金補助金として 1,680 千円、グルー
相談件数:2,265 件
通訳など回数:456 回
交付件数:1,574 件
利用時間数:4,197 時間
利用者数:1,330 人
利用回数:8,992 回
利用回数:365 回
受講者数:5 人
交付者数:1,173 人
交付者数:2 人
交付者数:1 人
開催回数:32 回
利用者数:2 人
利用者数:1 人
印刷製本費
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
桃山の里土地借用料助成金(面積:3,710.39㎡)として 591 千円、あみの福祉会施設整備事業借入償
17,200 千円
6,407 千円
17,933 千円
9,493 千円
50,372 千円
39,477 千円
4,539 千円
475 千円
5,953 千円
180 千円
427 千円
56 千円
17 千円
6 千円
100 千円
第1章
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
障害者福祉施設やケアホームの整備を補助
件数など
暮らしの中でいのちが輝く
じん臓機能障害者通院交通費助成事業 決算額 2,443 千円
所管課:健康長寿福祉部障害者福祉課
第3章
第4章
相談支援事業
コミュニケーション支援事業
日常生活用具給付等事業
移動支援事業
地域活動支援センター事業
日中一時支援事業
在宅重度訪問入浴サービス事業
手話・要約筆記奉仕員養成事業
福祉タクシー等利用券交付事業
自動車改造費・免許取得助成事業
福祉機器等購入助成金
精神障害者社会復帰教室
成年後見制度利用支援事業
重度障害児者入院時コミュニケーション支援事業
障害者虐待防止対策・普及啓発費用
交通費と通院証明書料の一部を助成
第2章
決算額
交流経済都市
◆
人数
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
チを加えるとともに、これまでのシンポジウムを通して明らかになりつつある社会的・環境的な長寿要
因と関連させながら調査票を作成することとしています。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
環境循環都市
のまちづくり
第2章
安定した老後生活を保障
〝生涯現役″を推進!健康大長寿シンポジウムを開催
◆健康長寿福祉部長:中村 悦雄
◆
年金の加入促進・制度周知などを実施
謝することができる機運・環境づくりを推進する目的で、平成 20 年から行っている
外国籍高齢者特別給付金として 6 人へ合計 1,440 千円を支給し、その他経費として 165 千円を支出し
康大長寿のさとづくりシンポジウムを平成 24 年 11 月 17 日に開催しました。この事
国民年金事務 決算額 1,605 千円
所管課:健康長寿福祉部保険事業課
掲げ、老いや長寿の中にこそある喜びや宝をもっと発見し、長寿をますます喜び、感
外国籍高齢者のうち老齢基礎年金の受給資格を得ることができなかった方へ特別給付金を支給しました。
ものです。平成 24 年度については、「生涯現役のすすめ」をメインテーマに第5回健
ました。
業は、一過性のイベント施策ではなく、継続性を持たせながら、健康長寿の要因を様々
な角度から検討・分析するとともに、市民の健康づくり、生きがいづくりに対する意
識の高揚と普及啓発を図ろうとするものです。
◆
喜寿・米寿・100 歳以上の方へ記念品を贈呈
第4章
高齢者の長寿をお祝いし、今後もますます元気で健康に暮らしていただくことを祈念するため、地区主
また自治体として最初に生涯現役社会推進条例を制定した茨城県高萩市の草間吉夫市長、日本生涯現
100 歳以上の方 76 人のほか、米寿・喜寿の方へ記念品を贈呈。祝い品購入費として 2,924 千円を支出し
催の敬老会実施を支援しました。敬老会補助金(地区など)として、25,099 千円を支出しました。また、
アを交えて講演。会場の共感と笑いを誘いました。
ました。地区などの主催による敬老会実施状況と、記念品贈呈の状況は下表のとおりです。
ひがし た き
役推進協議会代表東 瀧邦治氏などを招いてパネルディスカッションを行い、実践事例を通して、医学や、
食文化、運動、生涯学習などのあり方を学びました。
【敬老会・記念品贈呈の状況(単位:人、%)
】
敬老会
のさまざまな情報提供、また本市の健康長寿のまちづくり事業の情報発信を行っていきたいと考えてい
◆健康長寿福祉部長寿福祉課長:川戸 泰博
超高齢者の生活実態調査の取り組みについて
健康大長寿のさとづくり事業として第5回健康大長寿のさとづくりシンポジウムを
峰 山
大 宮
網 野
丹 後
弥 栄
久美浜
合計
地区など
地区など
地区など
地区など
地区など
地区など
2,166
1,549
2,602
1,355
1141
2,379
11,192
1,007
630
935
632
595
859
4,658
びや宝をもっともっと発見し、老いや長寿をますます喜び楽しみ感謝していただくこ
ています。
石垣市まで、全国 27 市町村が参加して平成 21 年に設立され、現在 37 団体が参加し
となっており、平成 24 年度の総会で、超高齢者の生活実態調査を協議会に参加している団体が同じ調
査票により同じタイミングで今後取り組むことになりました。この調査は大学との共同研究により行う
在宅での生活が困難な方が入所
第6章
第7章
老人福祉法に基づき、在宅での生活が困難な高齢者を入所判定委員会の判定結果により養護老人ホーム
に入所措置し、対象者の心身の健康の保持および生活の安定を図りました。報償費(委員 2 人× 2 回)と
して 16 千円、養護老人ホーム入所措置費(4 施設)として 154,390 千円を支出しました。
こととしており、母数集団の多さや特定の地域に偏らないといったメリットがあります。また他市町村
老人保護措置事業 決算額 154,406 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
との比較分析を行うことによって今後の高齢者施策の一助とできると考えています。
94
169
119
206
110
79
161
844
95
計画推進のために
計画推進のために
加している市町村が現在取り組んでいる事業の報告や今後協議会が行う取り組みについて協議すること
89
64
100
55
56
102
466
喜 寿
養護老人ホームへの入所をサポート
◆
平成 24 年度は、この協議会の総会が 11 市町の参加のもと開催されました。総会では、協議会に参
11
3
21
9
8
24
76
米 寿
敬老祝い事業 決算額 28,023 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
しよう!長寿社会”を高く掲げ、高齢社会の「光」の側面、高齢者ゆえに得られる喜
とができる健康長寿社会を目指すことを目的に、北は岩手県西和賀町から南は沖縄県
100 歳以上
うるおい安全都市
町村連絡協議会」の総会を開催しました。この協議会は、“喜ぼう!高齢社会”“感謝
主 催
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
平成 24 年 11 月 17 日に開催しましたが、この日の午前中に「百歳バンザイ !! 推進市
町 別
対象者数
参加者数
(75 歳以上)
共に築き結び合う
ます。
記念品贈呈者数
参加率
参加率
対前年比
46.5
△ 1.4
40.7
△ 0.6
35.9
0.9
46.6
△ 2.2
52.1
0.7
36.1
△ 0.9
41.6
△ 0.5
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
今後とも健康長寿に関するテーマについて色々な側面からアプローチを加えながら、市民の皆さんへ
生涯 学習都市
東京大学院・星旦二先生が、本市の長寿データをもとに、調査・研究に裏付けされた最新情報をユーモ
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
当日は、
「あなたの健康常識が変わる!PPK(ピンピンコロリ)の秘訣を伝授」と題して首都大学
長寿をお祝いし、ますますの健康を祈念
第3章
健やか安 心 都 市
無年金者をなくし、満額の年金が受給できるよう加入促進や年金制度の周知を行いました。また、在日
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
健康大長寿のさとづくり事業については、「喜ぼう!感謝しよう ! 長寿社会」を高く
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
を支える環境整備 4.介護予防の推進 5.介護保険制度の充実 6.「健康大長寿」
第6章
第7章
今後、京丹後市においては、100 歳を超える超高齢者が多く住まわれている特徴を医学的なアプロー
1.生きがい活動・社会活動の推進 2.生活支援・住宅福祉対策の推進 3.社会参加
第3章
第5章
しています。また、調査したデータの分析については大阪大学の先生に行って頂く予定としています。
施策の方針
第2章
第4章
界的に長寿者研究を行っている大阪大学の先生や弥栄病院の安原院長などの監修の下に作成することと
第1章
交流経済都市
6 安心して暮らせる高齢者福祉の充実
調査票のたたき台については、次回の総会までに世話人代表(京丹後市)が作成することとなり、世
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
福祉有償運送事業を支援
在宅の高齢者や障害者が住み慣れた地域社会の中で引き続き
介 護 給 付
難な高齢者および障害者に対し、移送サービスを提供する福祉
介護予防給付
自立した生活を営めるよう、公共交通機関を利用することが困
有償運送の実施に対して補助金を交付し、支援しました。実利
スロープ付き車両での通院の様子
要 介 護 者
要支援者(予防)
合 計
録者数は下表のとおりです。
【敬老会・記念品贈呈の状況(単位:人】
峰山町
741
832
87
1,660
大宮町
116
62
大宮町
744
891
204
1,839
網野町
丹後町
136
79
網野町
弥栄町
80
43
丹後町
1,560
955
204
2,719
51
31
弥栄町
413
683
104
1,200
459
547
36
1,042
久美浜町
80
57
久美浜町
592
3,054
196
3,842
合 計
561
331
合 計
4,509
6,962
831
12,302
「弥栄デイサービスセンターふれあい」運営委託先…社会福祉法人 あしぎぬ福祉会
要 介 護 者
要支援者(予防)
特定施設入居者
合 計
年間延べ利用者数
4,043 人
125 人
579 人
4,747 人
1 日当たりの平均利用者数
開設日
15 人
308 日
○介護予防支援事業
地域包括支援センターが介護予防サービス計画を作成し、その計画に基づき要介護者が医療・福祉サー
ビスの提供が確保できるよう事業者などとの連絡調整を行いました。
委 託
市直営
合 計
住み慣れた地域社会での生活を継続
1,649 件
2,885 件
4,534 件
家屋内の清掃など、軽易な日常生活上の援助を行いました。この事業は、公益社団法人京丹後市シルバー
利用者数 12 人)
、利用日数延べ 415 日、利用時間延べ 480.5 時間。委託料として 336 千円(700 円×
480.5 時間)を支出しました。
軽度生活援助事業 決算額 336 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
介護保健事業特別会計 歳入歳出差引額 14,051 千円
歳入総額は、5,514,154 千円、歳出総額は 5,500,103 千円で、歳入歳出差引額は 14,051 千円となりま
した。
高齢者に対し、要支援・要介護になる前からの介護予防を推進し、要支援・要介護の状態となった場合
においても、可能な限り、地域において自立した日常生活を営むことができる事業を行いました。
被保険者数および要介護(支援)認定者(年度末の実人員)(単位:人)
第 1 号被保険者
やさか老人保険施設「ふくじゅ」と網野通所介護事業所「網野デイサービスセンター」、やさか通所介
人 数
要支援 1
要支援 2
要介護 1
要介護 2
要介護 3
要介護 4
要介護 5
合 計
護事業所「弥栄デイサービスセンターふれあい」で、入所者に対して看護や介護、機能訓練などを行いま
した。また、
「ふくじゅ」では、通所リハビテーションによる機能訓練・居宅介護支援事業を行いました。
主な事業内容
○老人保健施設介護サービス事業
「ふくじゅ」運営委託先…京丹後市社会福祉協議会
96
前期高齢者
(65 ~ 74 歳)
後期高齢者
(75 歳以上)
8,007
35
33
56
57
44
32
41
298
10,711
288
320
572
561
412
448
448
3,049
97
第2号
合 計
被保険者
74
6
7
15
9
7
12
18
74
18,792
329
360
643
627
463
492
507
3,421
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
決算額は、歳入総額 638,137 千円、歳出総額 631,959 千円で、歳入から歳出を差し引いた額は 6,178
区 分
千円となりました。
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
うるおい安全都市
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
介護サービス事業特別会計 歳入歳出差引額 6,178 千円
第4章
共に築き結び合う
人材センターへ委託して実施(1 時間当たり 700 円)。平成 24 年度の実績は、利用者数延べ 109 人(実
第3章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
高齢者が住み慣れた地域社会のなかで自立して生活を継続できるよう、食材・日用品の買い出しや洗濯、
第6章
第7章
○弥栄通所介護事業
■介護予防支援計画作成件数
高齢者の日常生活を援助
◆
256 日
生涯 学習都市
福祉有償運送運営助成事業 決算額 13,533 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
21 人
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
98
59
開設日
健やか安 心 都 市
高齢者
透析者
障害者
合 計
峰山町
1 日当たりの平均利用者数
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
登録者数
実利用者
年間延べ利用者数
4,113 人
1,214 人
5,327 人
環境循環都市
「網野デイサービスセンター」運営委託先…京丹後市社会福祉協議会
しました。また、低所得者が利用した場合に事業者が減免した
第3章
第2章
○網野通所介護事業
用者数 331 人で延べ利用回数は 12,302 回。12,515 千円を支出
利用料に対し補助金 1,018 千円を交付しました。町毎の利用登
サービス日数
256 日
365 日
365 日
256 日
256 日
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第5章
公共交通利用が困難な高齢者、障害のある方をサポート
第1章
交流経済都市
◆
介護給付(要介護 1 ~ 5 の方を対象とする居宅サービス)
項 目
年間延べ利用者数
通所リハビリテーション
6,494 人
短期入所療養介護
2,264 人
介護保険施設サービス
29,971 人
介護予防通所リハビリテーション
981 人
居宅介護支援事業所
680 人
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
また、一次予防対象者に対しては、転倒予防教室、脳卒中予防教室、介護予防栄養指導などの健康教
育や健康相談などを実施することにより二次予防事業対象者などになることを予防するために事業を実
施しました。
■二次予防事業対象者把握状況
基本チェックリスト実施者
9,907 人
二次予防事業対象者
4,371 人
■地域介護予防活動支援事業の実施状況
参加人数
859 人
861 人
2,687 人
4,407 人
実施回数
4回
24 回
28 回
参加人数
114 人
170 人
284 人
市外
1人
合計
42 人
■家族介護教室事業
要介護 1 以上の高齢者を在宅で介護している方を対象に、介護から一時的に解放し、心身の回復を図
るため、介護者交流会や日帰り旅行を開催し、介護家族の身体的、精神的負担の軽減を図りました。
福祉事務所開催分
各市民局開催分
第1回
35 人
第2回
52 人
各市民局で開催
第3回
25 人
参加延べ人数
112 人
40 人
在宅で要介護 4 または 5 の高齢者を介護する家族であって、市町村民税非課税または均等割のみ課
税の世帯に属する方に対し、年額 75,000 円以内で介護用品券を支給し、経済的負担軽減することで、
在宅生活の継続を支援し、その福祉の向上を図りました。
○件 数:164 件 平均使用額:46,012 円
■成年後見制度利用支援事業
成年後見制度の利用が必要な状況であるにもかかわらず、制度がわからない、申立てを行う親族がい
ない、低所得者で費用負担ができないなどの理由で制度の利用ができない方を対象に制度の紹介や申立
ての支援を行いました。
相談件数
成年後見制度審判請求支援
市長申立件数
○地域包括支援センター事業
高齢者が安心して暮らせるように、地域包括支援センターに保健師・社会福祉士・主任ケアマネジャー
を配置し、総合相談支援、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント、介護予防ケアマネジメント業
務を実施しました。
■認知症高齢者見守り支援事業
市の認知症対策として各種事業を計画し、市域また旧町単位で介護保険事業所などと連携して実施し
地域包括支援センター 在宅介護支援センター(協力機関)
協力期間
在宅介護支援センターはごろも苑
おおみや苑在宅介護支援センター
丹後園在宅介護支援センター
在宅介護支援センターいちがお園
佐濃在宅介護支援センター
設置場所
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
久美浜町
事業内容
認知症に関する知識の普及・啓発と、認知症の方やその家族を地域で見守り支えることので
認知症サポーター養 きるよき理解者(サポーター)を養成するための講座。市内介護保険事業所所属のキャラバン・
成講座
メイトを中心に地域や学校で開催
19 講座(464 人受講)
キャラバン・メイト
(市内キャラバン・メイト数 計 464 人)(H25 年 3 月 31 日現在)
・二次予防事業対象者予防プラン作成件数…4 件
①徘徊捜索 SOS ネットワークの構築
■地域介護予防活動支援事業の実施状況
地域において徘徊で行方不明が起きたときに、その情報を速やかに共有し、目撃情報を収集し、
介護保険その他の保健福祉サービスに関すること
権利擁護(成年後見制度など)に関すること
高齢者虐待に関すること
3,040 件
35 件
50 件
早期発見・保護に努めるネットワークを構築(ネット登録 53 事業所)
平成 24 度稼働状況 1 件
ワークの構築・徘徊
○任意事業
模擬訓練
■家族介護教室事業
在宅で高齢者を介護している家族に対し、介護方法や介護予防、介護者の健康づくりなどについての
知識ならびに技術の習得を支援する教室を開催し、介護家族の身体的、精神的負担の軽減を図りました。
98
【ネットワークメンバー】京丹後警察、京丹後市内の介護保険事業所、京都府丹後保健所ほか
②情報伝達訓練
徘徊による行方不明者が出たことを想定し、市全域のネットワークを稼働させて、情報伝達
訓練を実施
(京丹後警察署、網野町北大路区、消防団、民生委員)
平成 24 年 8 月 28 日
99
第7章
計画推進のために
徘徊 SOS ネット
第6章
うるおい安全都市
■介護予防ケアマネジメント業務
できる講師を養成(介護保険事業所介護職員などを対象)
災害に強く、快適で暮らしやすい
養成研修
認知症サポーター養成講座において、認知症の知識や対応の仕方などについて伝えることの
第5章
共に築き結び合う
機 能
センター
分 室
分 室
分 室
分 室
分 室
第3章
パートナーシップ都市
主な事業
第2章
第4章
20 件
5人
2人
ました。
■設置状況
設置場所
福祉事務所
大宮市民局
網野市民局
丹後市民局
弥栄市民局
久美浜市民局
久美浜
19 人
生涯 学習都市
実施内容
ボランティア育成のための研修会など
地域活動組織への支援・協力など
合 計
実施回数
107 回
-
219 回
326 回
弥栄
6人
■介護用品支給事業
■介護予防事業の実施状況
実施内容
通所型介護予防事業
訪問型介護予防事業
介護予防普及啓発事業
合 計
丹後
3人
次代を担う若い力が活躍できる
計画推進のために
第7章
した。
網野
5人
健やか安 心 都 市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
業を実施することにより、二次予防事業対象者が要支援・要介護の状態にならないよう事業を実施しま
大宮
3人
5人
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
器の機能向上、栄養改善、口腔機能の向上、閉じこもり予防、認知症予防、うつ予防などの介護予防事
峰山
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
要支援・要介護状態になるおそれのある 65 歳以上の高齢者(二次予防事業対象者)を把握し、運動
参加者
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
○介護予防事業
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第1章
主な事業内容
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
地域の高齢者福祉施設を管理運営
認知症の方への対応について学び、実際に声かけてみる体験を通じて、認知症への理解を深
めるとともに気づきや見守りの目を養うための声かけ訓練を実施
に行うための経費を支出しました。内訳は、網野社会参加交流ハウスに 1,299 千円、丹後老人福祉センター
松風苑に 7,657 千円、弥栄生きがい交流センターに 1,370 千円、その他経費に 492 千円でした。
④認知症高齢者の声掛け訓練(弥栄町黒部区)
地区の福祉まつりと合わせて、災害時の高齢者支援の一環として認知症高齢者の声掛け訓練
指定管理施設運営事業 決算額 10,818 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
認知症の方を介護す
認知症の方を介護しておられる介護者同士の交流会開催。講師を招き介護についての講演会
る家族介護者の集い
も合わせて開催。
介護教室
平成 24 年 11 月 30 日 講師:京丹後市立弥栄病院 安原正博院長 参加者:16 人
高齢者のお宅を保健師が訪問
◆
■福祉用具・住宅改修支援事業
つなぐなど連携も図りました。訪問実績は、市内全域で延べ 907 件です(地域
■食の自立支援サービス事業
必要な食事の支度が困難なため日常生活に支障のある高齢者などに対して、定期的に栄養のバランス
の取れた食事や、病態食、特別食などを配達するとともに、配達時に安否の確認を行い、必要に応じて
ごとの詳細は下表のとおり)。
【訪問実績】
3
20
25
0
0
0
3
20
25
丹 後
弥 栄
久美浜
合計
13
12
9
38
41
35
10
109
46
208
14
298
1
0
10
16
78
0
365
593
81
0
372
609
14
12
19
54
119
35
375
702
127
208
386
907
て、緊急通報装置を設置し、急病や災害などの緊急時における迅速、適切な対応と、日常生活における
不安および孤独感の解消を図りました。
峰山
111 件
112 回
網野
161 件
10 回
150 回
丹後
43 件
5回
44 回
弥栄
37 件
3回
55 回
久美浜
36 件
2回
50 回
合計
447 件
30 回
454 回
介護予防安心住まい推進事業 決算額 202 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
介護保険事業を円滑に推進
介護保険事業を円滑に推進するため、一般会計から介護保険給付費の公費相当分(12.5%)および事務
費相当分ならびに地域支援事業費相当分を繰り出しました。介護給付費分に 650,003 千円、地域支援事業
シルバー人材センターの運営を支援
に 58,916 千円、その他経費に 60,946 千円を繰り出しました。
◆
費分(介護予防事業費)に 3,333 千円、包括的支援事業・任意事業費分(地域包括支援センター事業ほか)
定年退職者などの社会参加を促進
【年度別の職員数・会員数など】
平成 23 年度末
やさか老人保健施設ふくじゅの医師不在により介護保険費収入が減収となり、特別会計全体の収支不足
ルバー人材センター事業を助成することにより、高齢者
介護保険事業特別会計繰出金 決算額 773,198 千円
介護サービス事業特別会計繰出金 決算額 33,000 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
補助金として 21,643 千円、企画提案方式事業費補助金
常勤職員
会員数
就業延べ人員
受注件数
契約金額
した。
シルバー人材センター運営助成事業 決算額 23,743 千円
所管課:健康長寿福祉部長寿福祉課
やさか老人福祉施設ふくじゅの医師不在による減収を補う
を補うため、33,000 千円の繰り出しを行いました。
100
て高年齢者の生きがいの充実や社会参加の促進を図るシ
福祉の推進を図りました。シルバー人材センター運営費
として 2,000 千円、その他経費に 100 千円を支出しま
101
8人
856 人
68,538 人
5,327 件
272,520 千円
平成 24 年度末
8人
797 人
65,223 人
5,296 件
267,854 千円
第7章
計画推進のために
計画推進のために
定年退職者などに、地域に密着した仕事を提供し、もっ
うるおい安全都市
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
業対象者の生活機能の維持向上や転倒事故防止を図ることが目的。補助金額(延べ 2 件)は 202 千円でした。
転倒事故を防止
課税世帯の方が行う住宅改修費用の 3 分の 2 を助成しました(上限 160 千円)。この助成は、二次予防事
介護保険事業・介護サービス事業特別会計に繰り出し
◆
65 歳以上の二次予防事業対象者(要介護状態となる恐れが高い虚弱な状態にある方)などで、市民税非
65 歳以上の二次予防事業対象者などの住宅改修を助成
◆
第5章
共に築き結び合う
8回
大宮
59 件
2回
43 回
高齢者安心生活支援事業
決算額 1,193 千円
所管課:健康長寿福祉部
健康推進課
パートナーシップ都市
網 野
第4章
生涯 学習都市
■安心生活見守り事業
一人暮らし高齢者、高齢者のみの世帯および重度身体障害者、また昼間独居世帯などの高齢者に対し
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
町 別
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
継 続 分
新 規 分
合 計
地区数 実件数 延件数 地区数 実件数 延件数 地区数 実件数 延件数
峰 山
0
0
0
2
62
65
2
62
65
大 宮
1
3
5
3
88
91
4
91
96
地域包括支援センターなどに報告を行いました。
・年間提供食数 52,477 食
◆
健やか安 心 都 市
進を図りました。また、必要に応じて、包括支援センターやその他関係機関に
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
の把握や健康管理指導を行い、高齢者の心身機能の低下の防止と健康の保持増
・支給件数:8 件
年度末設置件数
緊急通報回数
相談・連絡回数
第3章
域に住む 65 歳以上の高齢者を対象に、保健師などがお宅を訪問し、健康状態
護高齢者の身体状況・住宅環境に合った住宅改修の促進を図りました。
第5章
健康状態を把握、健康管理指導
市域中心部から離れ、交通の便も悪く、医療機関からも遠いなどといった地
住宅改修費の支給の申請にかかる理由書の作成 1 件当たりにつき、2,000 円の補助金を助成し、要介
第4章
環境循環都市
平成 24 年 10 月 21 日
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
を実施
第3章
第7章
指定管理施設の運営経費に支出
地域に根ざした高齢者福祉に関する施設のうち、指定管理者制度を導入している施設の運営管理を円滑
平成 24 年 11 月 23 日
第2章
第6章
◆
交流経済都市
③徘徊声かけ訓練(網野町北大路、水之江区)
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
KYOTANGO
生涯学習都市
施策の方針
1.子育てと仕事の両立支援 2.子どもの健やかな成長支援 3.地域における子育て
◆教育委員会事務局子ども未来課:山内 康平
子供たちへ保育の場を提供する仕事
私は子ども未来課に配属され、保育所などの臨時職員さんに関すること、保育所に
笑顔と笑い顔があふれるまちに
る一時預かり事業などを担当していました。
◆教育委員会事務局教育次長:吉岡 喜代和
社会人 1 年目として地元に帰省した私は、京丹後市の保育サービスが以前と比べて
とても充実していることに驚きました。
子どもたちの笑顔と笑い顔があふれるまちは、全ての人にとって心温かく、豊かな
気持ちで暮らせるまちであり、子どもたちが明るく元気で遊びまわる姿は地域の大人
子育てのまち」を基本理念に掲げ、心豊かでしっかりとした家庭を築くことができる
よう、子育てを支援するための施策の推進に努めています。
保育環境では、峰山、弥栄および久美浜の3地域では地域・保護者の皆さんにご協力いただき統合保
育所の整備を進めているところであり、完成後は幼保一体化施設とし就学前教育の充実を図ることとし
ています。合わせて、保育所の耐震補強事業を進めており、耐震工事、仮設保育所の設置および通所替
いただいていることを知りました。臨時職員さんの勤務条件や賃金計算に関することなど、次の世代を
担う京丹後市の子どもたちのために働く職員を影ながら支えることができる仕事に、やりがいや誇らし
さを感じました。
刻々と変化していく社会に合わせた子育て環境に対し、子育て世代への育児支援および子どもたちへ
の保育の充実に、これからも頑張っていきたいです。
第4章
子育て支援センターの利用者が増加しており、育児支援活動を通し地域に密着した子育て支援活動に
努めるとともに、家庭子ども相談室で受ける相談などの取扱い件数が増加してきており、相談だけでな
◆健康長寿福祉部生活福祉課:藤野 泰嗣
ひとり親家庭の自立を目指して
く援助活動や訪問指導などの充実に努めています。
生活福祉課では、主に児童扶養手当の審査・給付事務やひとり親家庭を対象とした
「笑顔と笑い顔があふれるまち」にするため、子育て支援事業に携わる市職員自らが笑顔を絶やさな
事業の実施、制度の周知を行っています。
◆教育委員会事務局子ども未来課長:中村 八寿子
京丹後市では「保育所再編等推進計画」に沿って、保育所の再編を進めています。
では神野・田村・湊の 3 保育所を統合した統合保育所・幼稚園の一体化施設の整備場
所の決定を行いました。この 2 つの町域の 7 保育所については、施設の耐震に問題が
あり保育所施設として継続使用ができないことから、平成 24 年 4 月より仮設園舎で
の保育をスタートしており、早々の場所決定や施設整備が望まれていました。統合保
あります。
さらに、平成 25 年度は、京丹後市第2次ひとり親家庭等自立計画の策定年度であることから、事前
にアンケート調査や関係団体との協議の中で、ひとり親家庭などの実態の確認、課題の抽出を行いまし
た。現在の状況を踏まえ、より安心して子育てができる環境と経済的な安定を図るため、今できる最大
限の支援施策を盛り込み、計画を策定していきます。
育所建設検討委員会で、多方面から検討し地元住民の方にもご理解をいただき、議会で関連予算の承認
も受け、整備場所の正式決定をしました。
第7章
計画推進のために
続いては施設の基本設計です。大宮北保育所と同様に木造として、木の香り、木のぬくもりを感じる
統合保育所・幼稚園施設として整備することを説明し、検討委員会で実際に保育所や幼稚園をご利用い
ただく保護者としての目線、また地元地域の施設としての観点からの意見、現在保育所・幼稚園で子ど
もを預かり保育・教育を行っている現場の意見、それぞれに真剣に検討しご意見を出していただいて、
設計書を修正しながら再度の協議を行う中で、地元の皆さんの気持ちを込めていただいた基本設計がで
きました。
104
第6章
うるおい安全都市
計画推進のために
第7章
平成 24 年度には、峰山地域では、吉原・長岡・新山・丹波の 4 保育所、久美浜地域
法を確認し、次の「子育て・生活支援策」、「就業支援策」、「経済的支援策」などを検討していく必要が
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
童扶養手当法などの改正により、単なる経済的支援ではなく、就業・自立に向けた総
合的な強化支援施策となりました。そのため、毎年提出される現況届などを基に就業状況や生計維持方
共に築き結び合う
木のぬくもりがある統合保育所・幼稚園施設整備の推進
る手当です。児童扶養手当による支援は、平成 14 年より母子および寡婦福祉法、児
第5章
パートナーシップ都市
児童扶養手当は、児童手当と違い、死別や離婚などによりひとり親となった家庭を
対象とし、年金受給の有無や生計状況などの受給資格を審査した上で、給付を決定す
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
いことを心掛け業務にあたっていきたいと思っています。
生涯 学習都市
急避難措置としての整備を行ったものであり、再編整備により耐震化が完了することになります。
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
えなどにより、平成 24 年度末をもって耐震化率は 100%となりましたが、仮設保育所はあくまでも緊
また、保育所自体も受け入れ年齢の拡大および延長保育の導入により、大勢の臨時職員さんに働いて
第3章
健やか安 心 都 市
本市の次世代育成支援対策行動計画では「地域にみんなの笑顔と笑い顔があふれる
作られました。利用に関しても実際多くの方が利用され、子育て支援に大きく貢献しています。
生きる喜びを共有できる
にとって心和むものです。
一時預かり事業を例にすると、この事業は現在の就労形態など環境の変化に合わせ、
子どもたちへの保育が欠けないように児童福祉の充実を図り子育て世代を支援するという目標を掲げて
環境循環都市
入所していないが、一時的に保育を必要としている家庭に保育所で保育の場を提供す
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
もたち」の歓声が響く施設完成を心に描いて、日々業務を進めています。
の支援 4.子どもの人権擁護の推進 5.子どもの個性・創造性を育む環境整備
第3章
第4章
なるものです。平成 25 年度の造成に始まり、建築工事の着手そして完了、京丹後市の宝である「子ど
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
1 子育ての支援
建設する施設は、子育て支援センターも併設し、地元を中心に京丹後市全体の子育て支援の拠点と
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
105
◆
京丹後市ファミリー・サポート・センターとは、子ども
を預けたい方(おねがい会員)と、援助を行いたい方(ま
市内 11 カ所に設置
かせて会員)からなる会員組織です。おねがい会員は、お
保護者の就労などにより、学校の放課後や土曜日、長期休業期間
おむね生後 2 カ月から小学校 3 年生までの子どもをもつ子
助を受けることができます。
了後から 18 時 30 分まで(長期休業期・土曜日は 7 時 30 分~)で、
平成 25 年 3 月末現在の会員数は、おねがい会員 84 人(平
クラブの運営については年間 98,009 千円で委託を行いました。
成 24 年 3 月末 87 人)、まかせて会員 34 人(平成 24 年 3
年間の開設日数は 287 日となり、平均利用児童数は、峰山放課後
月末 41 人)で、両方会員※は 7 人(平成 24 年 3 月末 9
児童クラブ 49 人、峰山長岡放課後児童クラブ 19 人、峰山吉原放課
後児童クラブ 29 人、大宮放課後児童クラブ 58 人、大宮周枳放課後
人)。活動延件数は 164 件(利用者数 11 人)でした。
放課後児童クラブの子どもたち
また、会員登録から 5 年を経過する方に子どもの世話や
会員同士の交流を深めました。
久美浜放課後児童クラブ 40 人でした。
同センターに関する運営および調整にかかる経費とし
放課後児童送迎運転委託料として 10,459 千円、その他経費として 7,196 千円を支出しました。
て、ファミリーサポートアドバイザー経費(会員間のコー
放課後児童健全育成事業 決算額 115,664 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
ディネート業務)に 267 千円、その他経費に 158 千円を
支出しました。
「子育て応援ハンドブック(キッズナビ)」は、保護者の子育てに関する不安軽減を図るため、妊娠、出
産、食育、予防接種、子育てサポート、各種手当や相談窓口などの子育てに必要な情報をまとめたもので
子ども未来まちづくり審議会を開催
◆
「子ども未来まちづくり審議会」とは、市のすべての子どもが健康で幸せに暮らせるまちづくりの推進と、
す。初版は平成 21 年度に作成しましたが、年数が経過する中でサービス内容の変更、保育所の統廃合な
平成 24 年度は、同審議会を 1 回開催。平成 21 年度に策定した次世代育成支援対策行動計画(後期計画)
施しました。
件数
78 111
1
3
11
16
3
9
民間認可保育所である「ゆうかり乳児保育所」に、2 カ月以上児から 2 歳児までの保育を委託し乳幼児
保育に対応しました。また、市立の「峰山保育所」、「網野保育所」を社会福祉法人に委託して、産休・育
休明けの保育、保育時間の延長など、多様化する保育ニーズに対応しました。ゆうかり乳児保育所入所児
童数は延べ 322 人、峰山保育所入所児童数は延べ 1,630 人、網野保育所入所児童数は延べ 1,452 人でした。
保育所業務委託事業 決算額 239,028 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
232
京都府家庭相談員連絡協議会負担金に 10
千円、児童虐待防止事業の軽乗用車両購入に
884 千円、その他経費として 279 千円を支出
家庭こども相談室事業 決算額 1,173 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
しました。
106
107
第7章
計画推進のために
深め、情報共有や支援・対応の検討などを実
多様化する保育ニーズに対応
うるおい安全都市
計画推進のために
対策地域協議会を開催して関係機関の連携を
合計
◆
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
育成
育児・しつけ
非行
適
正
詳細
障害
不登校
た(内訳は下表のとおり)
。また、要保護児童
養護
性格行動
どを行いました。相談取扱件数は 232 件でし
種別
その他
養育不安など)へ相談援助活動・訪問指導な
子ども未来まちづくり審議会事業 決算額 31 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
共に築き結び合う
家庭児童の福祉向上のため、支援の必要な 【京丹後市児童相談等取扱件数(児童票を起こしたもの)】
児童や家庭(児童虐待・不登校・養育力低下・
酬として 28 千円(4,000 円× 7 人)、費用弁償として 3 千円を支出しました。
保育事業の一部を委託
相談取扱件数は 232 件
児童虐待
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第7章
と、平成 22 年度に見直しを行った保育所再編等推進計画について進行管理を行いました。審議会委員報
次世代育成支援対策事業 決算額 280 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
子ども・子育て支援法第 77 条第 1 項に規定する事項の審議を行うために設置されている審議会です。
どによる設置施設の変更などが生じていたため、改訂版を作成し就学前児童のいる家庭などに配布しまし
児童・家庭の相談支援を実施
次世代育成支援対策行動計画(後期計画)などについて進行管理
第4章
生涯 学習都市
2,500 冊を配布
ファミリーサポートセンター事業 決算額 425 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
※まかせて会員とおねがい会員の両方に登録された方
改訂版「子育て応援ハンドブック(キッズナビ)」を作成
◆
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
ラブ 26 人、網野北放課後児童クラブ 24 人、丹後放課後児童クラブ 20 人、弥栄放課後児童クラブ 34 人、
た。2,500 冊作成し、印刷製本費として 280 千円を支出しました。
第6章
第3章
発達に関する知識の再確認を行うための講習会を実施し、
生きる喜びを共有できる
児童クラブ 29 人、網野放課後児童クラブ 9 人、網野南放課後児童ク
第5章
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
市内 11 カ所で放課後児童クラブを開設しました。開設時間は授業終
◆
第2章
育て中の市内居住の方が対象で、子どもの預かりなどの援
暮らしの中でいのちが輝く
中に家庭での保育に欠ける小学校 1 年生から 4 年生の児童を対象に
第3章
活動延べ件数は 164 件
第1章
交流経済都市
◆
放課後児童クラブを年間 287 日開設
第2章
第4章
ファミリー・サポート・センターで子育てを支援
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
島津保育所の耐震補強工事を実施
給しました。
コピー機移設手数料に 45 千円、工事監理業務委託料に 2,100 千円、引越し業務委託料に 300 千円、代
■子ども手当給付費
替施設改修戻し工事費(島津勤労者と子どものセンター)に 2,736 千円、耐震補強工事(島津保育所)に
・平成 24 年 2 月〜 3 月支給額
31,385 千円を支出。耐震補強工事(島津保育所)の内訳は、耐震補強および改修工事 30,702 千円、光ケー
○ 0 〜 3 歳未満(非被用者) (月額 15,000 円)(延 643 人) 9,645 千円
【対象】3 歳未満の児童を養育している国民年金加入者など
○ 3 歳以上小学校修了前(第 1・2 子)(月額 10,000 円)(延 8,557 人) 85,570 千円
幼稚園にスクールサポーターを配置
○ 3 歳以上小学校修了前(第 3 子以降)(月額 15,000 円)(延 1,804 人) 27,060 千円
○中学生(月額 10,000 円)(延 3,858 人) 38,580 千円
クラスの園児数や状況に応じて講師を派遣し、特別な支援を要する園児の個々の指導計画を作成しまし
・平成 24 年 4 月〜平成 25 年 3 月支給額
○ 0 〜 3 歳未満(被用者) (月額 15,000 円)(延 6,745 人) 101,175 千円
幼稚園スクールサポーター等設置事業 決算額 18,870 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
【対象】3 歳未満の児童を養育している厚生年金等加入者
○ 0 〜 3 歳未満(非被用者) (月額 15,000 円)(延 2,540 人) 38,100 千円
【対象】3 歳未満の児童を養育している国民年金加入者など
○ 3 歳以上小学校修了前(第 1・2 子)(月額 10,000 円)(延 33,592 人) 335,920 千円
ひとり親家庭の安定・自立を促進
○特例給付(月額 5,000 円)(延 729 人) 3,645 千円
安定と自立の促進のため、その児童の母などに児童扶養手当を支給しました(受給者などの内訳は下表の
児童手当等支給事業 決算額 929,637 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
とおり)
。本市のひとり親家庭の母子家庭 564 世帯、父子家庭 122 世帯であり、そのうち扶養手当対象者(平
成 25 年 3 月末)の内訳は、全部支給 217 人、一部支給 245 人、全部停止 85 人の合計 547 人でした。
ち平成 24 年度新規認定者は 9 人)でした(支給額:1 級 月額 50,400 円、2 級 月額 33,570 円)。
◆
に欠ける状況にある児童を保育するため、保育材料
平成 25 年度
費、賄材料費や施設の維持管理経費など、必要な経
費を支出しました。内訳は、保育所の運営に関する
児童扶養手当等支給事業
決算額 225,041 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
経費に 104,577 千円、施設の維持管理に関する経費
に 85,903 千円でした。町別の保育所数と児童数は右
表のとおりです。
母子生活支援施設に母子を保護
◆
保育所管理運営事業 決算額 190,480 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
7 人(3 世帯)を入所措置
母などと監護される児童が福祉に欠ける場合には、母子生活支援施設に母子を保護しました。また、経
平成 24 年度の母子生活支援施設入所者は 7 人(3 世帯)、助産施設入所措置は 1 件でした。
児童入所施設措置事業 決算額 306 千円
所管課:健康長寿福祉部生活福祉課
3 歳以上
児童数
合 計
峰 山
2
24
171
195
大 宮
2
89
227
316
網 野
4
69
190
259
丹 後
2
46
106
152
弥 栄
3
30
113
143
久美浜
3
67
202
269
16
325
1,009
1,334
合計
民間認可保育所へ補助金を交付
◆
第7章
乳児保育などの受入体制を充実
民間認可保育所である「ゆうかり乳児保育所」が保育ニーズに対応するため実施する延長保育、乳児保
育などの受入体制充実などに対し、補助金 5,363 千円を交付しました。
乳児保育所保育事業等補助金 決算額 5,363 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
108
109
第6章
計画推進のために
計画推進のために
済的理由で入院助産ができない場合は助産施設に措置することで、福祉の向上を図りました。
3 歳未満
児童数
うるおい安全都市
686 世帯
547 人
67 人
462 人
保育所数
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
運営費・維持管理費に 1 億 9 千 48 万円
16 保育所において、保護者の就労などにより保育 【保育所数と児童数(平成 25 年 3 月 31 日現在)単位:人】
【児童扶養手当受給者などの内訳(数値は各年度3月末時点)】
688 世帯
547 人
59 人
479 人
第5章
共に築き結び合う
16 保育所を管理運営
扶養手当を支給し、京都府へ申請書類の進達事務を行いました。特別児童扶養手当の対象者数は 98 人(う
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
また、身体や精神に中程度以上の障害のある児童を家庭で養育、介護している保護者に対して特別児童
生涯 学習都市
○中学生(月額 10,000 円)(延 15,556 人) 155,560 千円
離婚などにより父親または母親のいない家庭の児童の心身が健やかに成長するよう、その家庭の生活の
652 世帯
554 人
147 人
484 人
第4章
○ 3 歳以上小学校修了前(第 3 子以降)(月額 15,000 円)(延 6,788 人) 101,820 千円
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
児童扶養手当、特別児童扶養手当を支給
ひとり親家庭数
児童扶養手当対象者
うち新規認定者数
児童扶養手当受給者数
健やか安 心 都 市
た。また、発達に応じた指導を計画的、継続的に実施するため、介護職員を配置しました。
平成 24 年度
第3章
■児童手当給付費
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
支援を要する園児個々の指導計画を作成
平成 23 年度
環境循環都市
【対象】3 歳未満の児童を養育している厚生年金等加入者
保育所施設耐震化事業 決算額 36,566 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
◆
第2章
○ 0 〜 3 歳未満(被用者) (月額 15,000 円)(延 1,606 人) 24,090 千円
ブル撤去・引込工事 478 千円、放送設備再設置工事 16 千円、機械警備撤去および設置工事 189 千円でした。
第5章
第7章
次世代の社会を担う子どもの健やかな育ちを社会全体で支援するため、子ども手当および児童手当を支
安全・安心な保育所施設を整備しました。
◆
社会全体で子どもの健やかな育ちを支援
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
◆
保育所再編等推進計画に基づき、耐震補強工事および工事期間中の代替施設の改修戻し工事を施工し、
第2章
第3章
安全安心な保育所施設を整備
第1章
交流経済都市
◆
子ども手当て・児童手当を支給
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
地域に密着した子育て支援を推進
子ども同士のふれあい、保護者の交流の場を提供
子育てに対する保護者の不安の解消や保護者同士のコミュニケーションを図り、地域に密着した子育て
支援の推進を図るため、おおむね4カ月以上から保育所入所および幼稚園入園前の子育て家庭のための子
ども同士のふれあいの場、保護者の育児相談および交流の場を提供しました。
家庭内で子育てをしている保護者の育児を支援する事業の利用者(延人数)は、児童 11,899 人、保護
者 9,917 人でした(内訳は下記表のとおり)。また、平成 24 年 11 月 5 日、アグリセンター大宮で子育て
1.学校規模の適正化 2.学校教育施設の整備・充実 3.力の向上と心身の育成
4.食育の推進 5.学校、地域の安全確保 6.地域に開かれた学校づくり
【家庭内で子育てをしている保護者の育児を支援する事業の参加者数】
形 態
実施場所
センター型 大宮南保育所
児 童
保護者
1,476 人
峰山保育所
1,437 人
1,091 人
網野みなみ保育所
2,230 人
1,861 人
丹後こども園
1,471 人
1,197 人
溝谷集会施設
1,127 人
950 人
こうりゅう保育所
2,298 人
1,796 人
大宮北保育所
1,687 人
1,546 人
11,899 人
9,917 人
合 計
化する中、次代を担う子どもたちの健やかな成長にとって望ましい教育環境や教育条
件を整えるため、学校の適正規模や適正配置を考えた学校再配置に取り組んでいます。
再配置により、平成 24 年 4 月には新生「島津小学校」が、平成 25 年 4 月には「大
宮南小学校」
、
「かぶと山小学校」と新生「久美浜中学校」が誕生しました。地元区、
PTA をはじめとする関係者の皆さんには、多大なご理解をいただきましたこと、厚く
子育て講演会
子育て支援センター事業 決算額 10,320 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
お礼を申し上げます。
学校耐震化については、安全・安心な学校づくりのため耐震化工事を進めていますが、平成 24 年度
末の耐震化率は約 85.6%となっています。計画どおり、平成 26 年度をもって完了させたいと考えてい
ます。
一時的に児童養育が困難となった保護者をサポート
◆
利用児童数は 140 人
づくりを行うため、小中一貫教育の取り組みを進めています。平成 24 年度には、モデル校を指定し、具
体的な協議と研究を始めています。平成 28 年度の完全実施を目標に、取り組みを進めているところです。
また、不登校または不登校傾向にある児童生徒の学校生活と社会的自立を支援する教育支援センター
家庭において、保護者が疾病そのほかの理由で児童を養育することが一時的に困難となった児童(小学
を開設しました。家庭や学校と連携し、
それぞれの生徒児童の状態に応じた支援を行うこととしています。
子育て短期支援事業 決算額 566 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
耐震化工事と学校再配置のための施設整備
◆建設部参事:三田大輔
平成 23 年度に引き続き、小学校、中学校の耐震化と学校再配置の為の施設整備と
して、7 小中学校の建設工事を行いました。具体的には、かぶと山小学校屋内運動場
の新築工事をはじめとする 6 件の耐震化工事や、久美浜中学校では学校再配置のため
また、耐震化だけではなく、老朽化による劣化が激しい部分については、部分改修を行い、教育環境
第7章
累計で 16 校の耐震化を完了しました(うち 10 校は昨年度実施)。
いずれも学校を使用しながらの工事であることから、工事期間中は、児童、PTA の
皆さんにはご迷惑をお掛けしました。また、夏休み期間を含んだ工事期間であることから工事期間が集
いただきました。お陰様で、本年度予定の整備工事が完了しました。
計画推進のために
第7章
の整備を向上することができました。
一方、耐震化が必要な残りの 9 校のうち、高龍小学校 ( 中学校仕様を小学校仕様に変更する改修工事
を含む ) をはじめとする 3 校の実施設計と、学校再配置のために必要な鳥取小学校の増築 / 改修工事の
実施設計を完了しました。これらについては平成 25 年度に工事を行う予定です。災害に強くかつ、教
育環境の向上を目指した施設整備を続けています。
110
111
計画推進のために
中すること、授業をしながらの工事であることから、安全への配慮を含め工事関係の皆さんにはご協力
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
性能が低い建物から順次、昨年度より補強工事を実施していますが、全体計画 25 校中、
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
に必要な教室増設などの増築 / 改修工事を行いました。耐震化工事については、耐震
第6章
共に築き結び合う
合計 140 人でした。
第5章
パートナーシップ都市
山乳児院で実施しました。利用児童数(延人数)は、0 歳児および 1 歳児が 5 人、2 歳児以上が 135 人、
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
校 4 年生まで対象)に対し、保護者に代わって養育する事業を社会福祉法人みねやま福祉会に委託し、峰
第4章
生涯 学習都市
子どもたちが将来に夢と希望をもって生き生きと学ぶことができ、児童生徒の生きる力を育成する環境
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
少子化、国際化および情報化の進展など、子ども達を取り巻く社会環境が急速に変
健やか安 心 都 市
1,649 人
◆教育委員会事務局教育次長:吉岡 喜代和
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
ひろば型
学校教育環境整備の取り組み
延べ利用人数
第2章
環境循環都市
講演会を開催し、保護者 71 人、子ども 82 人が参加して交流を深めました。
第3章
第5章
施策の方針
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
2 学校教育の充実
交流経済都市
◆
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
で使用されている印刷機・コピー機についても、授業用プリントや宿題、お便りを印刷することが多い
本市には老朽化した学校施設が多いため、適切な維持管理を行うことにより良好な
学校では、1日でも印刷機が故障をすると子どもたちの学習に支障をきたすことになる重要なものです。
必要な各種検査や保守管理、施設・設備の修繕などを行ったほか、施設の安全面につ
ますが、自分の担当している業務に責任を持ち、支えになるよう努めていきたいと思います。
どちらも、京丹後市の子どもたちが安心して学べるような環境を整えるためのほんの一部分ではあり
教育環境を確保することが求められています。平成 24 年度においても、学校運営上
いては、児童・生徒を地震の被害から守るため、京丹後市学校施設耐震化計画に基づ
いて計画的に施設の耐震化に取り組み、耐震化率は年度末で 85.6%となっています。
第3章
平成 24 年度は高校生 41 人、大学生等 91 人に利用していただくなど、子どもたちの修学に対する支援
どに関して学校から要望を聞き、専門業者に依頼したりしています。
に英語圏から外国語指導助手(ALT)6人を招致・採用しています。また、京丹後市奨学金を設けて、
どに努めるように各小中学校へ案内をしたり、学校敷地内の樹木の剪定や害虫駆除な
予算管理なども行っています。
担当業務について、目に見える成果は少ないかもしれませんが、各小中学校の縁の下の力持ちとして、
ばならないことを実感しました。
学校再配置や小中一貫教育などの取り組みにより教育環境を整えていく中で、子どもたちにとってよ
学校の小規模校化が進む中、次代を担う子どもたちのより良い教育環境を整えよう
り良い教育現場となるよう努めていきたいと思います。
と、平成 22 年 12 月に「京丹後市学校再配置基本計画」を策定し、平成 23 年度から
平成 32 年度までに、30 小学校を 19 小学校に、9中学校を6中学校に、既存の学校
を活用した再配置を行うことを定めました。この計画に基づき、保護者、地域および
学校職員との対話や協議を重ね、再編校区ごとに「学校づくり準備協議会」を設け、
多くの方々の力をお借りしながら新たな学校づくりに取り組んでいます。
この学校再配置により、新生島津小学校、大宮南小学校、かぶと山小学校、新生久
美浜中学校が新たな時を刻みはじめ、平成 26 年 4 月には新生網野南小学校、弥栄小学校、高龍小学校、
という方針を示すとともに、校区毎の導入年度を定め平成 28 年度からは全中学校区で小中一貫教育を
第5章
見識や経験を生かし学校現場の課題解消
◆
指導主事 10 人を配置
実践するという目標を掲げました。
学校教育の充実、円滑な学校経営を推進するため、教育委員会事務局内に 4 人、各地域公民館に 6 人の
査研究や学校行事を活用した交流活動を工夫するなど、元気な学校づくりに向けたさまざまな教育活動
学校現場における課題解消に対応しました。報酬・社会保険・雇用保険料として 23,003 千円、その他経
に取り組んでいます。
費に 1,086 千円を支出しました。
指導主事設置事業 決算額 24,089 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
子ども達が安心して学べる環境
◆教育委員会事務局教育総務課:増田 あづさ
私は教育総務課に配属され、奨学資金に関することや学校の印刷機・コピー機に関
◆
就学時健康診断などを実施
や、現在京丹後市で実施しています「京丹後市奨学金」の給付の手続きをしています。
就学時健康診断や児童、生徒および教職員の結核対策を講じるなど、学校管理下における保健衛生、安
機の修理や購入、支払いなどもしています。
就学時健康診断医師報酬(内科医 12 人、歯科医 12 人)として 867 千円、その他経費に 5,465 千円を支出。
また、学校の印刷機・コピー機に関することでは、学校で使用している印刷機・コピー
全衛生に取り組み、健康かつ安全教育の推進につながりました。
当初は奨学金の給付手続きという責任の大きな仕事を担当することに不安を感じま
健診受診者は 475 人でした。
したが、親御さんからの感謝の言葉を耳にするたび、支援を求める手を見逃すことな
112
学校保健事業 決算額 6,332 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
113
第7章
計画推進のために
計画推進のために
することを主に担当しています。奨学金に関することは、旧町の奨学資金の償還案内
健康で安全な教育の推進
第6章
うるおい安全都市
指導主事を配置し、学校経営や教育内容について、その専門性と見識や経験を生かした指導、助言を行い、
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
実践研究を行うモデル校をはじめ各中学校区では、校種間の接続、カリキュラム、指導方法などの調
共に築き結び合う
区の保育所・幼稚園、小学校、中学校が今以上に手を携え、系統的で一貫性のある教育活動を推進する
平成 24 年度の主な取り組みと成果
パートナーシップ都市
丹後中学校が、平成 27 年4月には新生網野中学校が開校します。
第4章
生涯 学習都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
学校を運営していく上で、必要不可欠なことをしているという意識を持ち、日々取り組んでいかなけれ
◆教育委員会事務局学校教育課長:山根 直樹
また、平成 24 年 11 月には中間報告を踏まえた「京丹後市の学校教育改革構想」を策定し、中学校
第6章
その他には、教職員の公務災害の手続きや京丹後市小中学校音楽フェスティバルの
を行っています。
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第5章
業でした。学校管理運営事業とは、京丹後市内の小学校 29 校・中学校 9 校全ての電気、
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
第4章
バス車両を購入し、安全な通学手段の確保に努めました。
生きる喜びを共有できる
水道、電話料金の支払いを行うとともに、その使用状況などを把握し、節電・節水な
◆教育委員会事務局学校教育課:小林 義広
環境循環都市
一方ソフト面では、国際化の進展により必要性の高まっている外国語及び国際理解教育の促進のため
生きる喜びを共有できる
私は、学校教育課に配属され平成 24 年度に主に担当した業務は、学校管理運営事
環境循環都市
ては、校区が広がることによって新たに通学支援が必要となる児童・生徒が生じることから、スクール
より良い教育環境を目指して
加に対応するための増築・改修工事等を実施しました。そのほか学校再配置に関連し
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
また、学校再配置を進める中で、拠点校となる施設については、児童・生徒数の増
学校再配置を契機とした元気な学校づくり
第1章
交流経済都市
◆教育委員会事務局教育総務課長:藤村 信行
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
学校耐震化及び学校再配置に伴う施設整備
く、より多くの方に奨学金の存在を知っていただく努力をしていきたいと感じています。同様に、学校
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
教育活動充実のための環境づくりを推進
京丹後市教育支援センター「麦わら」を開設するとともに、専門的知識を有する指導員を配置するなど相談・
291 千円、京都府特別支援教育研究協議会負担金に 10 千円、特別支援学級ふれあい交流会補助金に 100
支援体制を整え、不登校児童生徒の支援に取り組みました。
不登校対策支援員配置に 1,012 千円、教育相談事業委託料に 1,920 千円、教育支援センター開設経費に
園児、児童生徒を事件・事故から守る
就学支援・教育相談事業 決算額 5,561 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
小中一貫教育を推進
スクールガード・リーダーが巡回活動などを実施
各中学校区で保・幼・小・中連携による合同行事など、多様な交流活動を実施しました。学校間・校種
回活動などの実績は、スクールガード・リーダー 1 人当たり 66 回で、
間連携活動として 352 千円を支出。また、小中一貫教育への理解をさらに深めるため、平成 24 年 8 月 22 日、
警察官 OB 5 人が活動しています。
京都府丹後文化会館で全小中学校教職員を対象とした研修会を行うとともに、市民向けリーフレットを作
成、配布するなど、市民への周知に取り組みました。教職員全員研修会に 159 千円、市民向けリーフレッ
ト作成に 174 千円を支出しました。
◆
小中学校の情報機器利用環境を整備
◆
「小中一貫教育研究推進協議会」および「学校教育連携専門部会」を設置し、子どもたちの育ちと指導
の一貫性を目指したより良い教育環境を整えるための調査研究を行いました。小中一貫教育研究推進協議
学校の情報化を推進
会(13 人)は年 4 回実施し、学校教育連携専門部会(8 人)は年 4 回実施。開催経費として小中一貫教
育研究推進協議会に 217 千円、学校教育連携専門部会に 64 千円を支出しました。
た。また、老朽化した機器の廃棄(リサイクル)を行いました。
とめたほか、峰山中学校区、網野中学校区を導入研究校に指定し、実践研究を行うとともに、諸課題の収集・
また、平成 24 年 11 月に「学校教育改革構想」を策定し、
「小中一貫教育推進基本計画(案)」をとりま
委託料として 5,849 千円、その他経費に 28,807 千円を支出。委託料の内訳は、パソコン・校内 LAN
分析に努めました。小中一貫教育研究モデル校の実施経費として 228 千円を支出しました。
学校教育連携推進事業 決算額 685 千円
小中一貫教育推進事業 決算額 509 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
テム保守委託料に 4,045 千円、パソコン等廃棄委託料に 525 千円でした。
学校情報化推進事業 決算額 34,656 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
小学校1校を開校、小中学校 7 校を閉校
奨学金 1305 万円を給付
経済的に困窮している世帯(家庭)の勉学意欲のある高等学校、高等専門学校、専修学校、中等教育
学校規模の適正化を図るため、京丹後市学校再配置基本計画に基づく「学校づくり準備協議会」を設置し、
新しい学校の開校に向けた取り組みを進めるとともに、再配置後の枠組みに応じた児童生徒の交流学習な
どを行いました。
13,050 千円を給付しました。内訳は、高校生 2,460 千円(月額 5 千円× 12 月× 41 人)、大学生 10,590
千円(月額 10 千円× 12 月× 86 人)
(月額 10 千円× 6 月× 2 人)
(月額 10 千円× 5 月× 3 人)でした。
また、奨学金選考・検討委員会委員の報酬および費用弁償として 16 千円を支出しました。
奨学金給付等事業 決算額 13,066 千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
取り組みを支援しました。協議会会場使用料に 1 千円、交流学習経費に 732 千円、式典関連経費に 828 千円、
開校準備経費に 3,768 千円、閉校記念誌補助金に 326 千円、臨時職員の配置に 1,858 千円を支出しました。
なお、平成 24 年度に開校したのは島津小学校、平成 24 年度に閉校したのは大宮第二小学校、大宮第三
小学校、田村小学校、神野小学校、湊小学校、久美浜中学校、高龍中学校です。
学校再配置推進事業 決算額 7,513 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
114
115
第7章
計画推進のために
計画推進のために
また、開・閉校式の実施、閉校後の施設の利活用を検討するとともに、閉校に伴う地域(旧校区)での
学校後期課程の生徒、特別支援学校高等部の生徒、大学生、短期大学生、大学院生を対象に、奨学金
うるおい安全都市
◆
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
学校規模の適正化を推進
学びへの経済的支援
第5章
共に築き結び合う
用パソコン、情報教室用パソコンおよびサーバ機器の維持管理を行うとともに、ウイルス対策を行いまし
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
学校の情報化を推進するため、市内全小中学校に整備した校内 LAN および校務用パソコン、普通教室
保守委託料(スポット保守委託)に 311 千円、情報教室パソコン等保守委託料に 968 千円、サーバシス
◆
第4章
峰山・網野中学校区を実践研究のモデル校に指定
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
児童、生徒などの登下校時の安全を守る
スクールガード・リーダー
次代を担う若い力が活躍できる
学校安全対策事業 決算額 5,157 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
を得ながら安全で安心できる学校づくりを推進しました。年間の巡
第3章
全小中学校教職員を対象に研修会を実施
生きる喜びを共有できる
◆
園児、児童生徒を事件や事故から守るため、保護者や地域の協力
環境循環都市
1,316 千円、教育支援センター運営経費に 1,168 千円、その他経費として 145 千円を支出しました。
学務経費 決算額 1,102 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
千円、その他経費に 239 千円を支出しました。
第5章
第7章
び家庭と連携しながら登校に向けた支援を行いました。また、平成 25 年 1 月 31 日以降は、機能を再編し、
授業実践力開発講座開催に 210 千円、学齢簿管理に 252 千円、小中学校音楽フェスティバル開催に
◆
京丹後市教育支援センター「麦わら」を開設
不登校で悩む児童生徒の学校復帰と社会的自立を支援するため、不登校対策支援員を配置し、学校およ
支援など、教育活動の充実のための環境づくりに取り組みました。
第4章
第6章
◆
学齢簿の管理、小中学校の枠を超えた取り組み、教職員の研修、講座の実施、特別支援学級の交流活動
第2章
第3章
小中学校の枠を超えた取り組みや教職員研修などを実施
第1章
交流経済都市
◆
不登校児童生徒の学校復帰を支援
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
外国語教育、国際理解教育を促進
所管課:教育委員会事務局学校教育課
を受け、6 人の外国語指導助手(ALT)を招致・採用しました。
中学校の教育環境を整備・充実
自治体国際化協会負担金、JET 傷害保険負担金および JET 来
日渡航費用負担金として 796 千円、その他経費に 25,786 千円
◆
外国語指導助手招致事業 決算額 26,582 千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
必要な維持管理などを行うとともに、生徒用机・椅子の購入など教育環境を整えるための体制整備に取り
組みました。負担金、補助金および交付金に 1,201 千円、その他経費に 72,600 千円を支出しました。
◆
電気代、清掃委託料など必要な経費を支出
組みました。負担金、補助金および交付金に 910 千円、その他経費に 173,274 千円を支出しました。
健康で安全に学べる環境づくり
弥栄中学校)、運行委託車両の維持管理に係る経費に 10,398 千円を支出しました。
◆
スクールバスを運行
経済的な理由や心身障害により就学に支障をきたしている生徒の保護者に対して、就学に必要な学用
品費、給食費、修学旅行費などを支援することで、経済的負担の軽減に努めました。就学援助費として
を運行しました。運行委託料として 6,159 千円(通年分:網野南、宇川、湊小学校 冬期分:丹波、間人(砂
25,832 千円を支出。その内訳は、要保護認定者 12 人に 438 千円、準要保護認定者 223 人に 25,394 千
方地区)小学校)、運行管理委託料として 10,823 千円(通年分:網野北、島津、橘、間人(竹野地区)小
◆
品費、給食費、修学旅行費などを支援することで、経済的負担の軽減に努めました。就学援助費として
20,406 千円を支出。その内訳は、要保護認定者 28 人に 337 千円、準要保護認定者 320 人に 20,069 千
円でした。また、特別支援教育就学奨励費として 50 人を対象に 1,467 千円を支出しました。
業や効率的な学校運営を行いました。スクールサポーターの配置には、共済費・賃金などとして 21,896
千円を支出しました。
また、国や府の制度を活用し、教育実践活動や各学校の特色ある教育を推進。教育実践研究指定事業に
1,430 千円、校外学習や仕事・文化体験活動、総合的な学習活動に 859 千円、各種負担金・補助金として
必要に応じて小学校に、スクールサポーター(講師、介護職員、心の教室相談員)を配置し、円滑な授
業や効率的な学校運営を行いました。スクールサポーターの配置には、共済費・賃金などとして 52,172
千円を支出しました。
また、府の制度を活用し、教育実践活動や各学校の特色ある教育を推進。教育実践研究指定事業に 324
千円、校外学習や仕事・文化体験活動、総合的な学習活動に 1,966 千円、各種負担金・補助金として 675
○教育実践研究指定事業 324 千円
京の未来創造校(府指定:峰山中〈学校・家庭・地域社会連携〉
、宇川中〈小中連携〉
)
230 千円、人権教育
総合推進地域事業(国指定:大宮中)
1,150 千円、土曜日を活用した教育の在り方実践研究校(府指定:峰山中)
50 千円
○校外学習や仕事・文化体験活動、総合的な学習活動 859 千円
「KYO発見 仕事・文化体験活動」推進事業(府指定:全校)
505 千円、総合的な学習活動推進事業(市指定:
全校)
354 千円
中学校管理運営事業 決算額 73,801 千円
生徒教職員健康管理事業 決算額 5,106 千円
中学校就学援助事業 決算額 27,689 千円
中学校教育推進事業 決算額 24,532 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
中学校スクールバス運行管理事業 決算額 30,435 千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
「教育実践モデル校」
(市指定:間人小〈国語科〉
・鳥取小〈算数科〉
)
143 千円、京の未来創造校(府指定: 久美浜小〈国語科〉
)
100 千円、もうすぐ 1 年生体験入学推進事業(府指定:吉原小)
81 千円
○校外学習や仕事・文化体験活動、総合的な学習活動 1,966 千円
「KYO発見 仕事・文化体験活動」推進事業(府指定:全校)
908 千円、総合的な学習活動推進事業(市指定:
全校)
1,058 千円
116
117
第7章
計画推進のために
計画推進のために
千円を支出しました(それぞれの内訳は下記のとおり)。
○教育実践研究指定事業 1,430 千円
第6章
うるおい安全都市
347 千円を支出しました(それぞれの内訳は下記のとおり)。
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
特色ある教育の推進
必要に応じて中学校に、スクールサポーター(講師、介護職員、心の教室相談員)を配置し、円滑な授
共に築き結び合う
経済的な理由や心身障害により就学に支障をきたしている児童の保護者に対して、就学に必要な学用
特色ある教育の推進
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
円でした。また、特別支援教育就学奨励費として 37 人を対象に 1,857 千円を支出しました。
学校)
、その他経費に 3,365 千円を支出しました。
就学に必要な経費を支援
就学に必要な経費を支援
生涯 学習都市
6,818 千円、その他経費に 2,740 千円を支出しました。
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
を運行しました。運行委託料として 13,701 千円(通年分:久美浜(3 台、市営バスとの混乗)、高龍中学
遠距離通学および通学路の状況や冬期積雪時など、特に必要と認めた児童の通学のためにスクールバス
◆
校(1 台、市営バスとの混乗) 冬期分:大宮中学校)、運行管理委託料として 6,336 千円(通年分:峰山、
スクールバスを運行
児童および教職員の健康管理を行うとともに、施設や設備の安全対策を講じることで、児童および教職
員の安全を確保し、小学校における教育活動の安全な環境を整えました。児童・教職員各種検診・検査に
◆
遠距離通学および通学路の状況や冬期積雪時など、特に必要と認めた生徒の通学のためにスクールバス
3,878 千円、その他経費に 1,228 千円を支出しました。
◆
第3章
健やか安 心 都 市
員の安全を確保し、中学校における教育活動の安全な環境を整えました。生徒・教職員各種検診・検査に
必要な維持管理などを行うとともに、児童用机・椅子の購入など教育環境を整えるための体制整備に取り
◆
健康で安全に学べる環境づくり
生徒および教職員の健康管理を行うとともに、施設や設備の安全対策を講じることで、生徒および教職
小学校における円滑な教育活動を実施するため、電気代の支払い、学校施設の清掃委託など学校運営に
◆
電気代、清掃委託料など必要な経費を支出
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
◆
第2章
中学校における円滑な教育活動を実施するため、電気代の支払い、学校施設の清掃委託など学校運営に
ALTによる授業(田村小学校)
小学校の教育環境を整備・充実
小学校スクールバス運行管理事業 決算額 20,347 千円
所管課:教育委員会事務局教育総務課
環境循環都市
を支出しました。
第5章
第7章
小学校教育推進事業 決算額 55,137 千円
ため、自治体国際化協会の JET プログラム事業によるあっせん
第4章
第6章
小学校就学援助事業 決算額 21,873 千円
6 人の ALT を招致・採用
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第3章
児童教職員健康管理事業 決算額 9,558 千円
小中学校において外国語教育および国際理解教育を促進する
第2章
第1章
交流経済都市
◆
小学校管理運営事業 決算額 174,184 千円
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
健康で安全に学べる環境づくり
備、施設の維持管理などを行いました。同センターに勤務している給食調理員 15 人、事務補助員 1 人の賃金・
校給食センターにおいて学校給食を実施しました。また、給食の提供に必要な体制の確保や調理機器の整
幼稚園における円滑な教育活動を実施するため、専門医に
よる検診や保健衛生管理を行い、園児の健康保持と増進を図
りました。
共済費に 16,590 千円、給食調理および配送経費に 12,298 千円、施設および機器類維持管理費に 9,060
幼稚園管理運営事業 決算額 7,832 千円
園児等健康管理事業 決算額 303 千円
所管課:教育委員会事務局子ども未来課
学校支援ボランティアが子どもたちへの支援活動を行い、教員や地域の大
共済費に 9,963 千円、給食調理業務委託料(22 校)に 128,689 千円、備品購入費に 1,585 千円、その他
第3章
経費に 17,248 千円でした。また、中学校給食管理運営事業として 41,163 千円を支出。その内訳は、給
人が子どもと向き合う時間を拡充するなど、学校を核とした地域の教育力の向
食調理員 12 人の賃金・共済費に 14,825 千円、給食調理業務委託(3 校)に 17,941 千円、備品購入費に
上と活性化を図りました。活動実施期間は平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年
906 千円、その他経費に 7,491 千円でした。
3 月 31 日までで、
市内全ての小学校(29 校)
、
中学校(9 校)および幼稚園(4
園)
で個々の知識を生かした指導などを展開。各学校区における活動の詳細は、
網野給食センター管理運営事業 決算額 37,948 千円
学校給食事業 決算額 198,648 千円
所管課:教育委員会事務局学校教育課
そろばん学習の指導支援(黒部小学校)
また、
各地域公民館には地域コーディネーターを 6 人配置し、
2 回の実行委員会開催(活動計画、
成果と課題)
、
生涯 学習都市
【学校支援ボランティアの活動内容】
活動内容
参加
わら細工指導、ミシン操作指導、そろばん指導、人権講話、スキー教室指導、歌唱指導、放課後学習・
夏休み学習指導、百人一首指導、書初め大会における琴・尺八演奏、クラブ活動支援(茶道・華道・囲
峰山中学校区 碁将棋)、部活動(卓球・ソフトボール・吹奏楽・コンピュータ)、読み聞かせ、図書室環境整備、畑の
草苅、幼稚園行事の未就園児保育
209 日
348 人
施策の方針
1.青少年の健全育成 2.まちづくりへの若者の参加促進
※大宮第一小学校登校安全指導(158 日/ 158 人)
網野・橘
中学校区
日本語学習指導、習字指導、学習指導補助、ミシン操作指導、そろばん指導、琴・尺八演奏(体験)、スキー
教室指導、理科実験補助、放課後学習指導、夏休み学習指導、クラブ活動(茶道)、部活動(ソフトボー
ル・バスケットボール・バレーボール)、手遊び・読み聞かせ、図書室環境整備、1年生下校補助、行
事写真撮影
866 人
207 日
489 人
※豊栄小学校登下校安全指導(195 日/ 2,535 人)
放課後学習指導・夏休み学習指導、朗読指導、スキー教室指導、百人一首指導、そろばん指導、人権講話、琴・
久美浜・高龍 尺八演奏(体験)、紙芝居作成指導、部活動(バスケットボール・陸上・吹奏楽)読み聞かせ、図書整理、 177 日
中学校区
松の木剪定
※海部小学校登校安全指導(204 日/ 408 人)
377 人
◆教育委員会事務局教育次長:吉岡 喜代和
少子化、核家族化および地域における住民のつながりの希薄化などにより、家庭の
学習機会の提供、相談対応などを行っています。また、子育てサークル、保育所、学校、
青少年の健全育成では、体験活動やボランティアなどの地域活動への参加促進のた
第7章
教育力の低下が指摘されています。このため、子ども達の教育の出発点である家庭教
育を社会全体で支援する必要性が高まっています。市では、旧町単位(平成 23 年度
は 4 町)に子育てサポーターを中心とした「家庭教育支援チーム」を設置し、情報や
PTA など多くの親が集まる機会を活用し、家庭教育支援講座を実施しています。
め、地域子ども教室や青少年育成団体などへの支援を行っています。
将来の本市を担う若者のまちづくりへの参加は、本市の人材の育成にとって重要なものです。若者が
地域社会の一員として行う伝統文化の継承や地域活動、ボランティア活動など、まちづくりの取り組み
を支援しています。
学校支援地域本部事業 決算額 5,020 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
118
第6章
119
計画推進のために
計画推進のために
陸上指導、お茶学習、そろばん指導、スキー教室指導、放課後学習指導、陸上指導、理科実験補助、習字指導、 214 日
弥栄中学校区 歌唱指導、琴・尺八演奏(体験)、家庭科実習補助、部活動(ソフトテニス・ソフトボール・クリエイト)、
305 人
玄関への花生け、吹奏楽(浴衣着付け)
家庭教育の支援と青少年の健全育成
うるおい安全都市
間人・宇川
※網野北小学校登下校安全指導(204 日/ 1,836 人)
396 日
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
中学校区
合奏指導、人権講話、そろばん指導、百人一首指導、スキー教室指導、放課後学習指導、書初め指導、
習字指導、丹後の歴史指導、草木染体験、クラブ活動(将棋)、部活動(バレーボール・駅伝・卓球・
吹奏楽)、読み聞かせ、玄関への花生け、図書整理、高木剪定、なかよしスクール支援、お茶会
共に築き結び合う
水質・水生動植物調査指導、家庭科(裁縫)指導、ミシン操作指導、琴・尺八演奏(体験)、スキー教室指導、
そろばん指導、修学旅行事前学習、習字指導、百人一首指導、持久走指導、放課後学習指導、美術指導、
268 日
大宮中学校区 歌唱指導、浴衣着付け、クラブ活動(そろばん・華道)、部活動(体操・ブラスバンド)、読み聞かせ、
766 人
図書室環境整備、松の木剪定、園芸指導、行事写真撮影、お茶会
第5章
パートナーシップ都市
※峰山小学校・峰山幼稚園登校安全指導(132 日/ 1,188 人)
3 若者の育成
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
2 回の広報誌発行(ボランティア募集、活動報告)を行いました。なお、ボランティア登録者数は 385 人です。
学校区
第2章
よる学校給食を実施しました。また、給食の提供に必要な体制の確保や調理機器の整備、維持管理などを
自校炊飯による学校給食
行いました。小学校給食管理運営事業として 157,485 千円を支出。その内訳は、給食調理員 8 人の賃金・
学校支援ボランティアが個々の知識を生かした活動を展開
下表のとおりです。
◆
児童・生徒の心身の健全な発達を促し、食に関する正しい理解と適切な判断力を養うため、自校炊飯に
学校を核とした地域の教育力向上
◆
千円を支出しました。
健やか安 心 都 市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
園児、児童生徒の心身の健全な発達を促し、食に関する正しい理解と適切な判断力を養うため、網野学
生きる喜びを共有できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第6章
幼稚園における就学前教育の充実を図るため、幼稚園運営に必要な維持管理を行うとともに、教育環境
を整えるための体制整備を実施しました。
◆
網野給食センターを運営
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
◆
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
幼稚園運営に必要な諸経費を支出
第1章
交流経済都市
◆
第2章
第3章
食育を推進
幼稚園の教育環境を整備・充実
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
子どもを取り巻く社会環境は、子どもを巻き込んだ重大な事件や子ども自らの問題
期から就学前、思春期の各発達段階に応じた学習機会の提供と家庭教育支援チームによる子育て交流会、
親子同士の交流を促進するための事業を実施しました。
す。このような事象は、例外ではありません。
子育て講座開催経費として 353 千円、家庭教育支援チーム事業(峰山、大宮、網野、久美浜)に 660 千円、
展開してきました。しかし、青少年を取り巻く環境が複雑・多様化する中で、本市の
関係団体が子どもを取り巻く諸課題を共有し、市を挙げて子どもを守り育てる活動が
家庭教育事業 決算額 1,630 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
必要となっています。
子どものすこやかな成長は、市民全ての願いです。
中国安徽省亳州市の高校生と久美浜中の生徒が交流
す。
◆
な成長を地域ぐるみで支えることを目的とした青少年健全育成組織の発足に向けて準備を進めていま
国際化に対応できる人材に
第3章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
とを目的として、友好都市である中国安徽省亳州市の学生 16 人を受け入れ、本市中学生との交流事業を
新成人の門出を祝う成人式を開催
実施期間は平成 24 年 8 月 10 日(日)から 12 日(日)までの 3 日間で、中華人民共和国安徽省亳州市
◆
実施しました。
の第一高校南校の生徒 16 人および随行員 3 人を、久美浜中学校(生徒 40 人)が受け入れました。この
550 人が一堂
間、市内施設見学(小天橋~豪商稲葉本家)、亳州市生徒と久美浜中学校生徒との交流事業、学生宅へのホー
平成 25 年 3 月 17 日午後 2 時から、市内の新成人が一堂に
催しました。
平成 24 年度は、平成 4 年 4 月 2 日から平成 5 年 4 月 1 日
生まれの市内在住者および市内各中学校卒業者で、男性 348
成人式開催事業 決算額 1,093 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
地域活動への参加を促進
涯スポーツ社会の実現 5.社会体育施設等の整備充実
第6章
京丹後市高齢者大学の創設
将来を担う青少年を育成するために、体験活動やボランティア、伝統文化の継承など地域活動への参加
高齢者大学は、高齢者の皆さんの社会参加を促進し、生きがいと健康づくりに貢献
促進を図ることによる心豊かな人間の基礎づくりを目的として各種事業を実施しました。子ども体験事業
するとともに、その知識や経験を生かした地域活動を推進することを目的に実施して
としてキャンプや科学体験事業を実施したり、青少年育成団体などへ補助金を交付したりすることで、地
いますが、旧町単位で大学などを設置し合併前から実施してきた事業運営形態をその
域・家庭・学校との連携による青少年の育成と子どもの居場所づくりの充実を図りました。
まま引き継いできていたため、活動がそれぞれ独自に実施され統一ができていなかっ
たことから、活動内容に格差が生じていました。
少年少女児童合唱団(4 団体)に 850 千円、地域子ども教室(6 団体)に 900 千円を交付しました。
このため、市全体で共通した取り組みを実施することにより、より充実した事業の
実施と、旧町の枠を超えて希望する講座などへの受講ができる体制にするため、新た
に京丹後市高齢者大学を創設し、平成 25 年度から運営することとしました。一般講座、趣味の講座、
研修旅行など、事業は盛りだくさんであり、楽しんでいただけると思います。多くの方の受講をお待ち
しています。
120
121
第7章
計画推進のために
計画推進のために
子ども体験事業として 351 千円を支出したほか、補助金として、青少年育成団体(6 団体)に 640 千円、
青少年教育事業 決算額 2,741 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
◆教育委員会事務局教育次長:吉岡 喜代和
うるおい安全都市
◆
1.公民館の適正配置 2.図書館の機能充実 3.生涯学習推進体制の整備 4.生
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
青少年の育成と子どもの居場所づくりを充実
施策の方針
共に築き結び合う
成人式(平成 25 年 3 月 17 日)
第5章
パートナーシップ都市
席されました(出席率 81.4%)。
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
4 社会教育・スポーツの充実
人、女性 328 人の合計 676 人が対象。このうち、550 人が出
生涯 学習都市
亳州市学生交流団受入事業 決算額 997 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
会し、成人としての門出を祝う式典を京都府丹後文化会館で開
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
ムステイなどを行いました。
健やか安 心 都 市
本市の将来を担う青少年が、国際的視野の拡大と協調の精神を培い、国際化に対応できる人材となるこ
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
このため、これまでの取り組みを継承・発展させるとともに、本市の将来を担う子どもたちの健やか
第2章
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
京丹後市 PTA 協議会補助事業に 617 千円を支出しました。
暮らしの中でいのちが輝く
本市では、合併当初から各町域に青少年の育成組織があり、それぞれ独自に活動を
第5章
第7章
家庭教育は全ての教育の出発点
家庭教育は、全ての教育の出発点であり、子どもの成長の基礎となる家庭教育を推進するため、乳幼児
すると思われる自殺など、子ども同士の人間関係についても大きな問題となっていま
第3章
第6章
◆
行動など、重大かつ深刻な課題をかかえています。特に、陰湿ないじめやそれに起因
第2章
第4章
◆教育委員会事務局社会教育課長:土出 政信
第1章
交流経済都市
京丹後市青少年健全育成会(仮称)の設立に向けて
子どもの発達段階に応じた学習機会を提供
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
本市のスポーツの振興については、平成 20 年 3 月に概ね 10 年間を見通して「京
丹後市スポーツ振興計画」を策定し、具体的な施策を展開してきました。その間、ス
◆「社会教育委員」設置
社会教育行政全般について調査・研究および審議し、答申および建議を行うとともに、市民の声を反映
と人とのつながりの希薄化などが課題となっており、その問題解決の手がかりとして
した社会教育事業を推進するために社会教育委員を設置し、会議の開催、社会教育事業および社会教育の
今回策定する推進計画では、平成 24 年 3 月に策定されたスポーツ基本法の「今後
員連絡協議会分担金として 65 千円、その他経費に 250 千円を支出しました。
10 年間を見通したスポーツ推進の基本方針」に基づき現行計画の見直しを行います。
社会教育委員設置事業 決算額 676 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
今年度は、京丹後市スポーツ推進審議会へ諮問するとともに、アンケート調査を実施し、本市のスポー
ツに対する実態把握を進めてきました。
社会教育指導員が事業を計画・立案
ツ推進計画を策定することとしています。
◆
を行い、
京丹後市スポーツ推進審議会の答申を受けて、平成 26 年度から平成 29 年度までの新たなスポー
業務としては、社会教育事業の計画・立案および運営や社会教育関係団体などへの指導・助言など団体の
スポーツをする「人」と「場」を支える
育成を行いました。指導員の報酬(9 人)に 17,982 千円、その他経費に 3,248 千円を支出しました。
◆教育委員会事務局社会教育課:板谷 和幸
社会教育指導員設置事業 決算額 21,230 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
私は、教育委員会社会教育課の社会体育係として勤務しています。
へスポーツの指導を行っていただいている方や、スポーツ教室などを開催しスポーツ
◆
ツをする「人」と「場」を支えるとなります。「人」を支えるというのは、子どもたち
をする機会の提供を行っている方への支援や援助などをすること、また「場」を支え
第4章
気軽に参加できるよう配慮した 6 講座を開催
市民の多様な学習に対する要望に応えるととも 【わくわく講座の内容など】
るという事は、グラウンドや体育館を市民の方がいつでも使用できるように整備する
に、市民の交流を促進するための学習機会を提供
事や、久美浜湾一周駅伝競走大会といったスポーツ大会への協力や運営を行うことなどです。
しました。市民が気軽に参加できるように配慮し
これから、少子高齢化の影響でスポーツの形態はどんどん変化していきますし、さらに京丹後市では
たわくわく講座として 6 講座を実施(右表のとお
り)
。延べ 505 人が参加しました。また、パソコ
して IT 講習会(1 講座につき 6 回、6 教室)を
よろしくお願いします。
実施し、延べ 329 人が参加しました。
わくわく講座開催経費として 213 千円、IT講
回数 人数(延べ)
峰山地域公民館
5回
47 人
大宮地域公民館
5回
46 人
京丹後市見聞セミナー 網野地域公民館
6回
170 人
グラスアート教室
丹後地域公民館
5回
65 人
社交ダンス講座
弥栄地域公民館 10 回
121 人
男の料理教室
久美浜地域公民館
流木アート教室
5回
56 人
習会開催経費(大宮、弥栄、久美浜)に 158 千円、
女性教育事業(網野生活学校補助金、京丹後市
で、社会教育を行う施設とされています。と、書きますと『社会教育って何?』とい
う疑問が当然生まれます。
法律上の定義では長々と書かれているのですが、自分は『社会教育とは、学校で習
成人教育事業 決算額 787 千円
教室開催経費に 15 千円を支出しました。
皆さんは公民館と聞いて何を連想されるでしょうか?私は公民館=地域住民の集会
所というイメージがありました。公民館とは社会教育法という法律で定められた施設
第6章
連合婦人会補助金)に 401 千円、その他の講座・
所管課:教育委員会事務局社会教育課
高齢者の社会参加・生きがいづくりの促進
◆
高齢者大学で講座を実施
高齢者の社会参加を促し、生きがいづくりに貢献するとともに、その知識や経験を生かした地域活動の
焚き火をしてご飯を作ったり…これらの『何かを習う、学ぶ』を提供したり、スポーツでストレス発散
高齢者大学の開催 1,487 千円(長寿福祉課予算)を支出。平成 24 年度に実施した高齢者大学は、すこや
自分はまだまだ至らぬ身ではありますが、皆さんの人生に彩りを加えられるよう、精一杯業務に励み
齢者大学(久美浜市民局直営)です。
趣味で何かを習ったり、料理教室に通ったり、講演会で話を聞いたり、キャンプで
や健康な体作りをしたりして『人生を豊かにする』のが社会教育であり、公民館であると思います。
促進を図るため、高齢者大学でさまざまな講座を実施しました。京丹後市高齢者大学の創設準備 79 千円、
か大学(丹後町・社会福祉協議会委託)、いきいき大学(弥栄町・するバー人材センター委託)、久美浜高
たいと思います。
高齢者教育事業 決算額 1,566 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
122
123
第7章
計画推進のために
計画推進のために
う勉強以外の学習活動やレクリエーション活動』だと思っています。
うるおい安全都市
◆教育委員会事務局社会教育課:松本 賢史
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
公民館って何?
第5章
共に築き結び合う
ンに関する基礎的な技能を修得することを目的と
今後、ますます忙しくなっていきますが、しっかりと取り組んで頑張っていきたいと思いますので、
場 所
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
閉校になった小・中学校の体育館、グラウンドも社会体育施設として運用を行うため、管理する社会体
講座名
男のための
「やさしい太極拳」
生涯 学習都市
多様な学習機会を提供し市民交流を促進
次代を担う若い力が活躍できる
社会体育係の仕事を簡単に説明しますと、タイトルにも書いておりますが、スポー
健やか安 心 都 市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第7章
第3章
社会教育の推進体制を整備し、社会教育活動の充実を図るため、社会教育指導員を設置しました。主な
育施設がどんどん増えていきます。
第6章
社会教育の推進体制を整備
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
今後は、このアンケート結果をもとに、計画の中間年にあたる平成 25 年度に中間評価および見直し
第2章
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
諸課題についての審議および研修を行いました。社会教育委員報酬として 361 千円、丹後地方社会教育委
暮らしの中でいのちが輝く
スポーツへの期待が高まっています。
第4章
第5章
まちの声を反映した社会教育事業を推進
ポーツを取り巻く環境は大きく変化し、子どもの体力低下や高齢化の進行、そして人
第2章
第3章
◆教育委員会事務局社会教育課長:土出 政信
交流経済都市
京丹後市スポーツ振興計画の見直し
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
地域公民館でさまざまな事業・講座を実施
峰山地域公民館では、地域公民館事業を実施するとともに、峰山地域内の地区公民館の連絡調整および
高齢者教育
網野町高齢者大学
芸術文化
網野町ふれあいコンサート
社会教育事業費として 753 千円、峰山地域公民館からのお知らせ発行経費として 76 千円、その他経費
◆
回数
みねやま子ども囲碁大会
延べ参加者数
460 人
31 千円
丹後地域公民館
とおり)。また、丹後地域公民館だよりを発行し、取り組みを周知しました。
決算額
1回
31 人
-
15 回
56 人
60 千円
お米パン講座
3回
35 人
12 千円
お家でパン講座
5回
64 人
24 千円
休日にパンを焼こう
3回
25 人
-
130 回
2,060 人
655 千円
文化財・史跡めぐり(長岡京市・大山埼町)
1回
45 人
2 千円
第 45 回峰山スポーツ祭典
1回
1,000 人
-
高齢者大学
大宮地域公民館
社会教育事業費として 116 千円、丹後地域公民館だより発行経費として 26 千円、その他経費に 2,422
千円を支出しました。
【丹後地域公民館の実施事業・講座】
事業種別
青少年教育
成人教育
◆
事業・講座名
回数
延べ参加者数
決算額
夏休み親子陶芸教室
2回
43 人
12 千円
丹後町少年少女意見発表大会
1回
270 人
26 千円
実用「筆・ペン教室」
5回
59 人
30 千円
歩こう会
1回
35 人
18 千円
囲碁サロン
5回
45 人
30 千円
弥栄地域公民館
大宮地域公民館では、地域公民館事業を実施するとともに、大宮地域内の地区公民館、分館の連絡調整
弥栄地域公民館では、地域公民館事業を実施するとともに、弥栄地域内の地区公民館、分館の連絡調整
細は下表のとおり)。また、大宮地域公民館だよりを発行し、取り組みを周知しました。
の詳細は下表のとおり)。また、弥栄地域公民館だよりを発行し、取り組みを周知しました。
千円を支出しました。
千円を支出しました。
【弥栄地域公民館の実施事業・講座】
【大宮地域公民館の実施事業・講座】
延べ参加者数
事業種別
決算額
14 千円
和服リフォーム講座
5回
46 人
24 千円
生け花講座
2回
4人
12 千円
プリザーブドフラワー講座
3回
35 人
-
庭木剪定講座
3回
35 人
12 千円
あじさい展と名所めぐり
1回
24 人
28 千円
パソコン(パワーポイント)講座
5回
39 人
24 千円
筆ペンで書く写経講座
5回
53 人
30 千円
健康ヨガ講座
5回
112 人
6 千円
リラックスヨガ講座
5回
75 人
12 千円
女性教育
パッチワーク講座
4回
60 人
18 千円
青少年教育
ジュニアスキー教室
1回
14 人
26 千円
女性教育
後 期
成人教育
芸術文化
◆
119 人
15 千円
町民歩こう会
1回
34 人
27 千円
初心者向け「剪定講座」
4回
56 人
24 千円
筋トレ&ストレッチ講座
6回
113 人
36 千円
水墨画入門講座
5回
33 人
30 千円
芸能の夕べ・文化祭駅伝大会
1回
1,700 人
9 千円
の詳細は下記表のとおり)。また、久美浜地域公民館だよりを発行し、取り組みを周知ました。
社会教育事業費として 86 千円、久美浜地域公民館だより発行経費として 41 千円、その他経費に 2,430
千円を支出しました。
【久美浜地域公民館の実施事業・講座】
業の詳細は表のとおり)。また、網野地域公民館だよりを発行し、取り組みを周知しました。
成人教育
千円を支出しました。
家庭教育
事業・講座名
第5章
第6章
調整および活動支援を行いました。社会教育事業として青少年教育、成人教育、家庭教育を実施(各事業
青少年教育
124
8回
久美浜地域公民館では、地域公民館事業を実施するとともに、久美浜地域内の地区公民館、分館の連絡
網野地域公民館では、地域公民館事業を実施するとともに、網野地域内の地区公民館、分館の連絡調整
社会教育事業費として 804 千円、網野地域公民館だより発行経費として 58 千円、その他経費に 2,532
やさか探検隊
久美浜地域公民館
事業種別
および活動支援を行いました。社会教育事業として女性教育、高齢者教育、芸術文化事業を実施。(各事
決算額
回数
延べ参加者数
決算額
子どもの主張発表大会
1回
130 人
11 千円
ふるさと再発見未来塾
3回
39 人
6 千円
美!姿勢塾
5回
145 人
24 千円
実用ペン習字
4回
66 人
24 千円
親と子のふるさと教室
3回
45 人
21 千円
125
峰山地域公民館運営事業 決算額 3,159 千円
大宮地域公民館運営事業 決算額 2,687 千円
網野地域公民館運営事業 決算額 3,394 千円
丹後地域公民館運営事業 決算額 2,564 千円
弥栄地域公民館運営事業 決算額 2,514 千円
久美浜地域公民館運営事業 決算額 2,557 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
第7章
計画推進のために
計画推進のために
網野地域公民館
成人教育
延べ参加者数
うるおい安全都市
24 千円
27 人
回数
災害に強く、快適で暮らしやすい
32 人
1回
高齢者教育
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
5回
大宮町フレッシュ歩こう会
青少年教育
事業・講座名
共に築き結び合う
前 期
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
回数
パソコン(エクセル)講座
成人教育
第6章
事業・講座名
第4章
パートナーシップ都市
事業種別
第3章
生涯 学習都市
社会教育事業費として 141 千円、弥栄地域公民館だより発行経費として 45 千円、その他経費に 2,328
社会教育事業費として 230 千円、大宮地域公民館だより発行経費として 50 千円、その他経費に 2,407
第5章
第2章
および活動支援を行いました。社会教育事業として青少年教育、成人教育、芸術文化事業を実施(各事業
および活動支援を行いました。社会教育事業として成人教育、女性教育、高齢者教育を実施(各事業の詳
◆
1回
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
745 千円
健やか安 心 都 市
体育事業
1,146 人
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
高齢者教育
11 回
環境循環都市
事業・講座名
ハーブガーデン講座
成人教育
28 千円
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
青少年教育
決算額
133 人
および活動支援を行いました。社会教育事業として青少年教育、成人教育を実施(各事業の詳細は下表の
【峰山地域公民館の実施事業・講座】
事業種別
延べ参加者数
4回
丹後地域公民館では、地域公民館事業を実施するとともに、丹後地域内の地区公民館、分館の連絡調整
に 2,330 千円を支出しました。
◆
回数
ビタミン講座
事業の詳細は下表のとおり)
。また、峰山地域公民館からのお知らせを発行し、取り組みを周知しました。
第3章
事業・講座名
女性教育
活動支援を行いました。社会教育事業として青少年教育、成人教育、高齢者教育、体育事業を実施(各
第2章
第7章
事業種別
峰山地域公民館
交流経済都市
◆
第1章
【網野地域公民館の実施事業・講座】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
利用しやすく親しみある図書館に
人権教育および地域の生涯学習の拠点施設として、網野教育会館(網野町郷)の積極的な利用促進を図り、
読み聞かせ会などを実施
維持、管理を行いました。平成 24 年度の利用回数は 319 回で 2,847 人が利用しました。内訳は下表のと
市民の求める読書や情報収集の支援 【蔵書数および貸出冊数】
と、知的要求に応える生涯学習都市の
実現のため、図書の貸し出しをはじめ、
蔵書数(冊)
貸出者数
(人)
内児童書数
貸出冊数
(冊)
峰山図書館
69,081
26,053
17,531
100,204
ボランティアの活用・育成など各種事
あみの図書館
94,568
33,521
26,467
144,090
業を実施したほか、新たな図書を購入
大宮図書室
28,751
14,449
8,914
50,550
するなど、図書館サービスの充実を図
丹後図書室
22,847
11,714
5,660
34,622
弥栄図書室
23,635
11,197
5,350
27,270
費として 9,300 千円、雑誌新聞購入費
久美浜図書室
24,901
11,119
6,373
34,277
り ま し た。 図 書 購 入(AV 資 料 含 む )
区 分
利用回数
区 分
利用者数
会議室
40 回
347 人
1 階和室
料理実習室
20 回
165 人
1,065 人
料理実習室
17 回
102 人
和室 1
92 回
689 人
講義室
33 回
200 人
90 回
672 人
2 階和室
0回
0回
多目的ホール
77 回
974 人
大ホール
173 回
2,000 人
319 回
2,847 人
36 回
1,840 人
372 回
5,207 人
全館
合 計
時職員賃金に 4,397 千円、管理運営経費に 2,696 千円を支出。年
間延べ利用者数の合計 14,782 人でした。
◆
利用者数
林業センター
2,337 人
「スポーツ推進委員」とは、スポーツ基本法第 32 条で規定されている日本で唯一の公的な社会体育指導
第4章
いさなご工房
1,847 人
いさなご工房コート
10,598 人
合 計
14,782 人
者です。 非常勤の職員として市町村の教育委員会が委嘱し、地域スポーツの推進役として活動しています。
平成 24 年度は体育指導委員 57 人(定数 60 人)を委嘱。地域スポーツの振興のためニュースポーツ教
室などを開催するとともに、その実技指導、その他スポーツに関する指導および助言を行うため各種研究
大会へ参加し、資質向上に努めました。
マスターズビレッジ
スポーツ推進委員活動事業 決算額 3,490 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
市民の学習と交流を促進する機会を提供するため、マスターズビレッジ(大宮町三坂)の管理運営を行
会議室
陶芸体験
染色体験
利用者数
利用者数
入場者数
内体験者数
入場者数
内体験者数
3,371
847
1,868
1,215
1,338
908
その他
3,337
利用者数
8,746
◆
合 計
市内の各種スポーツ団体へ補助金を交付することにより、市民へのスポーツの普及と振興を図るととも
19,507
丹後市体育協会に補助金 15,235 千円を交付したほか、青少年スポーツ教室育成の観点から網野ジュニア
にスポーツ団体を育成することを目的とした事業を実施しました。市の体育振興の中心的な組織である京
コミュニティ活動の拠点施設を維持管理
京都府民総合体育大会へ市代表選手を派遣
◆
府内 26 市町村中、本市は総合 7 位
第 35 回京都府民総合体育大会への京丹後市代表選手の派遣のため、京丹後市体育協会へ補助金を交付
生涯学習活動、コミュニティ活動の拠点として、たちばな会館(網野町木津)の維持管理を行うととも
しました。成績は、ソフトボール競技で男子が優勝、女子が 3 位入賞、陸上競技も優勝し、府内 26 市町
利用者数は延べ 2,847 人でした(内訳は表のとおり)。図書室は 240 日開設し、114 人が利用。637 冊を
京都府民総合体育大会事業 決算額 1,474 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
に、
図書室を中心に積極的な活動、利用促進を図りました。平成 24 年度の会議室などの利用回数は 319 回、
村のなかで本市は総合 7 位に入賞しました。大会結果の概要は次ページの表のとおりです。
貸し出しました。
126
127
第7章
計画推進のために
計画推進のために
たちばな会館
社会体育団体育成事業 決算額 16,542 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
第6章
うるおい安全都市
スポーツ協会に補助金 1,307 千円を交付しました。
峰山いさなご施設管理運営事業 決算額 7,093 千円
マスターズビレッジ管理運営事業 決算額 14,599 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
◆
体育振興の中心組織「京丹後市体育協会」に 1,523 万 5 千円
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
展示室
ふれあい
スポーツ広場
各種スポーツ団体へ補助金を交付
共に築き結び合う
【マスターズビレッジ利用者数(単位:人)
】
第5章
パートナーシップ都市
いました。マスターズビレッジ管理委託料として 10,329 千円、施設維持管理経費に 3,920 千円、体験事
業経費に 350 千円を支出。年間延べ利用者数の合計 19,507 人でした。
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
生涯 学習都市
施設(峰山町五箇)の管理運営を行いました。管理者経費および臨
施設名
ニュースポーツ教室などを開催
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
市民の学習と交流を促進する機会を提供するため、峰山いさなご
◆
健やか安 心 都 市
【峰山いさなご施設利用者数】
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第4章
第3章
「スポーツ推進員」に 57 人を委嘱
峰山いさなご施設
第2章
たちばな会館管理運営事業 決算額 1,120 千円
網野教育会館管理運営事業 決算額 1,282 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
図書館管理運営事業 決算額 45,292 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
学習・交流のための施設を管理運営
◆
利用者数
113 回
1,176 千円、その他経費に 33,614 千円を支出しました。各図書館(室)の蔵書数、貸出者数および貸出
冊数は下表のとおりです。
利用回数
和室 2
合 計
に 1,202 千円、図書システム保守料に
第3章
第7章
【網野教育会館会議室利用者数】
【たちばな会館会議室利用者数】
環境循環都市
読み聞かせ、おはなし会、読み聞かせ
おりです。
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
図書館・室名
第1章
網野教育会館
交流経済都市
◆
◆
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
ソフトテニス
10/14、21、28
ソフトボール
10/26、27、28
テニス
16 人 第 5 位
10/28、11/4、18
軟式野球
20 人
10/28
ソフトバレーボール
10/21
陸上競技
11/4
グランド・ゴルフ
17 人
成年 9 人/壮年 9 人
19 人 優勝
ゲートボール
11/10、11
サッカー
21 人 第 5 位
11/11
バドミントン
12 人
バスケットボール
ボウリング
7人 第7位
11/11
卓球
7人
して支援を行いました。
地域スポーツ振興事業 決算額 4,052 千円
青少年スポーツ教室事業 決算額 3,226 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
男子 18 人/女子 18 人
17 人 第 5 位
6人 第6位
参加者合計
第3章
スポーツ活動拠点施設を管理運営
◆利用件数は
8,399 件
市民に身近なスポーツ活動拠点施設としての体育施設を管理運営することで、スポーツ振興を図り、ス
284 人
ポーツ競技団体の競技力の向上および青少年などの社会性の体得に貢献しました。施設の合計利用件数は
8,399 件で、各施設における利用件数の内訳は下表のとおりです。
第 8 回京丹後市総合体育大会に 1,881 人
◆ 17
第2章
に活動を行っている教室に対し指導者謝金を支給しました。合計で、61 教室(教室人数 1,349 人)に対
男子 5 人/女子 5 人 第 7 位
9/22、23、11/17、18
青少年スポーツ教室を支援
青少年スポーツ団体である各種教室への支援として、市内小中学校に募集チラシを配布、また、定期的
男子 15 人/女子 15 人
11/11
駅伝
◆
8人
バレーボール
ゴルフ
流や競技力の向上を図るため、気軽に親しめるスポーツ教室などを実施し、スポーツを通した市民交流の
機会を提供しました。
11/4
2/3
気軽に親しめるスポーツ教室を開催
全ての市民が、生涯を通して健康で生き生きとした生活を送ることができるよう、また、市民相互の交
男子 20 人/女子 20 人 男子優勝・女子第 3 位
11/17、18
10/29
◆
施設名
競技 24 種目で激戦
利用件数
施設名
利用件数
505
京丹後市民を対象とした第 8 回京丹後市総合体育大会を、平成 24 年 9 月 2 日、市内の各グラウンドな
豊栄山村広場(グラウンド)
353
どで開催しました。市内 6 町から代表選手 1,881 人がエントリーし、17 競技 24 種目で激戦を繰り広げ
大宮自然運動公園(テニスコート)
252
竹野体育館
196
ました。結果は峰山町が優勝。準優勝は大宮町、3 位は網野町で、久美浜、丹後、弥栄と続きました。種
大宮社会体育館
892
竹野グラウンド
138
目別の優勝、参加者数などは下表のとおりです。市内唯一の総合体育大会継続のため、主催団体である京
網野グラウンド(野球・ソフトボール)
504
弥栄総合運動公園(体育館)
724
丹後市体育協会へ開催経費、選手派遣経費などに対して補助金を交付しました。
網野グラウンド(ゲートボール場)
111
弥栄総合運動公園(グラウンド)
263
網野体育センター(体育室)
664
弥栄総合運動公園(ゲートボール場)
706
網野体育センター(武道館)
877
弥栄柔剣道場
網野体育センター(テニスコート)
129
久美浜中央運動公園(グラウンド)
159
三津体育館
163
久美浜中央運動公園(テニスコート)
295
三津グラウンド
504
久美浜中央運動公園(ゲートボール場)
531
【種目別の参加者数など】
競技種目
参加者数
結果(優勝)
1 陸上
217 人 男子:丹後/女子:大宮
2 軟式野球
115 人 丹後
3 卓球
70 人 大宮
5 ソフトボール
223 人 壮年男子:大宮/一般女子:峰山
6 ソフトテニス
105 人 峰山
5 人 網野
8 剣道
37 人 大宮
9 ゲートボール
94 人 男子:峰山/女子:弥栄
11 サッカー
維持管理を行いました。利用件数の詳細は下表のとおりです。
79 人 大宮
小学校
46 人 峰山
127 人 男子:大宮/女子:峰山
14 バスケットボール
154 人 男子:網野/女子:大宮
15 ゴルフ
99 人 久美浜
16 ボウリング
56 人 久美浜
参加者合計
施 設
125 人 網野
13 グラウンド・ゴルフ
17 ソフトバレーボール
学校体育施設をスポーツ活動拠点施設として学校体育施設を開放することで、スポーツ振興を図り、ス
中学校
計
市民体育大会事業 決算額 3,300 千円
所管課:教育委員会事務局
社会教育課
116 人 久美浜
1,881 人
128
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
計
体育館等
2,287
731
1,652
640
1,089
1,315
7,714
グラウンド
1,016
343
900
497
541
427
3,724
422
399
791
271
143
534
2,560
36
268
205
114
217
282
1,122
体育館等
2,709
1,130
2,443
911
1,232
1,849
10,274
グラウンド
1,052
611
1,105
611
758
709
4,846
体育館等
グラウンド
体育施設管理運営事業 決算額 50,377 千円
社会体育用学校開放施設管理運営事業 決算額 3,439 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
129
第6章
第7章
計画推進のために
12 テニス
学校体育施設をスポーツ活動拠点として開放
ポーツ競技団体の競技力の向上および青少年などの社会性の体得に貢献しました。また、学校体育施設の
7 柔道
10 バドミントン
◆
うるおい安全都市
213 人 男子:網野/女子:大宮、家庭婦人:峰山
災害に強く、快適で暮らしやすい
4 バレーボール
53
第5章
共に築き結び合う
丹後社会体育館
359
パートナーシップ都市
21
大宮自然運動公園(グラウンド)
生涯 学習都市
紅葉ヶ丘運動場(テニスコート)
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
計画推進のために
第7章
10/14
健やか安 心 都 市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
備 考
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
延べ参加者数
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
競技種目
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
開催日
スポーツ教室で競技力を向上
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
【大会結果概要】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
施策の方針
管理運営を行いました。市民および市外からの来訪者のために、豊富に残る市所蔵や寄贈・寄託を受けた
民俗資料を適切に保管・公開し、文化財の普及啓発を図りました。
◆教育委員会事務局教育次長:吉岡 喜代和
◆
郷土の文化遺産に対する住民の関心を高めるため、考古資料など
かつて、
「丹後王国」として栄えた本市は、日本海屈指の史跡群や貴重な出土品、
の調査保存、公開施設である古代の里資料館の管理運営を行いまし
建造物や工芸品などの、歴史文化遺産や学術上価値の高い自然遺産が多く存在してい
た。市民および市外からの来訪者のために、豊富に残る市所蔵や寄贈・
の普及啓発を図りました。また常設展示室の展示リニューアルや展
前方後円墳です。大正 11 年に国史跡の指定を受け、地元のシンボルとして長く守られ、
示ケースのエアタイト化改修工事を実施しました。
現在に引き継がれてきました。
平成 24 年度入館者数は 2,683 人でした(平成 23 年度入館者数は
平成 18 年に策定した「京丹後市マスタープラン」において早期整備対象遺跡とされ、平成 19 年か
3,343 人)。
ら 3 年間をかけ史跡周辺の範囲調査確認を実施、それを基に古墳周辺地の追加指定を受け、さらに旧網
郷土資料館管理運営事業 決算額 2,154 千円
古代の里資料館管理運営事業 決算額 20,828 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
野町で作成していた整備構想を見直し、「網野銚子山古墳整備計画」を策定しました。
今後、史跡の有効活用のため整備を進めていくことになりますが、指定地の一部が私有地であること
文化財を保存し、後世に伝えていくことは私たち現代に生きる者の使命であり、自分たちの郷土を知
り、郷土を愛するためにも必要なことだと思います。
琴引浜鳴き砂文化館を管理運営
◆
琴引浜の美しい自然と鳴き砂を普及
琴引浜鳴き砂文化館は、鳴き砂や環境保全について学べる施設として、指定管理制度を導入し、掛津区
が管理運営に当たっています。教育施設の性格を持つとともにジオパークを紹介する展示を行うなど観光
の美しい自然と鳴き砂を広く普及しました。
琴引浜ガイドブックの印刷製本費(3,000 部)として 261 千円、運営に必要な人件費・施設の維持管理
◆教育委員会事務局文化財保護課長:吉田 誠
経費として 6,268 千円、建物の所有者である財団法人日本ナショナルトラストへの建物賃借料として 1,200
平成 24 年度、丹後建国 1300 年を控え、丹後古代の里資料館の常設展示を『丹後
千円を支出しました。
王国の世界』としてリニューアルオープンしました。古代丹後王国の歴史を通観する
指定管理施設運営事業 決算額 7,729 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
ことができる展示内容となっています。併せて展示ケースのエアタイト化の改修工事
文化財保護審議会で文化財の保全・活用について審議
京丹後市史編さん事業では、本文編『図説京丹後市の歴史』、資料編『京丹後市の美術』
◆
た。今後さらに用地を取得し整備していきます。
『京丹後市の災害 』『丹後国御檀家帳』『史料編総動員体制と村』の 5 冊を刊行しました。
丹後建国 1300 年の年を契機として、古代丹後の「丹後王国」とも称された輝かしい丹後の歴史、そ
の後の 1300 年にわたる丹後の歩みや魅力を伝えていきたいと思います。
市指定文化財の検討や史跡整備活用の先進地への視察研修
本市の文化財の指定・解除などを諮問する附属機関の文化財保護審議会では、文化財の保全およびその
活用について調査し、審議を行っています。平成 24 年度は、市文化財の指定・管理などに関する事項や
さらに、両丹文化財保護連絡協議会を開催し、7市町の文化財保護審議委員や関係者など約 60 人が交
流を深めました。同協議会の開催経費として 68 千円を支出。このほか、史跡の整備活用の先進地などへ
文化財保護審議会委員視察研修を実施。旅費などとして 205 千円を支出しました。
文化財保護審議会委員設置事業 決算額 440 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
130
131
第7章
計画推進のために
計画推進のために
文化財関係事業、文化財保護普及啓発などを検討。開催経費として委員報酬など 167 千円を支出しました。
うるおい安全都市
京丹後市の誇る史跡である網野銚子山古墳の整備に向けて、用地の買収を進めまし
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
を実施しました。
共に築き結び合う
丹後建国 1300 年を迎えた資料館展示リニューアル、歴史の発信
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
施設ともなっています。平成 24 年度は、9,599 人が入館(平成 23 年度入館者数は 11,769 人)。琴引浜
生涯 学習都市
した。
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第7章
丹後古代の里資料館
健やか安 心 都 市
その中で、国史跡網野銚子山古墳は、日本海を望む大地に築かれた京丹後市最大の
から、まず平成 24 年度から平成 25 年度にかけて用地買い上げを行い、遺跡の保全を図ることとしま
第3章
寄託を受けた考古資料・美術工芸品を適切に保管・公開し、文化財
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
ます。
第5章
第6章
古代の里資料館
環境循環都市
平成 24 年度入館者数は 963 人でした(平成 23 年度入館者数は 885 人)。
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
保存と活用 4.市史編さんの取り組み
網野銚子山古墳の整備
郷土資料館
郷土の文化遺産に対する住民の関心を高めるため、民俗資料の調査保存、公開施設である郷土資料館の
1.歴史資料館のネットワーク 2.丹後王国の歴史文化の保存・発信 3.文化財の
第3章
第4章
郷土の文化財展示施設の管理運営
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
5 歴史文化遺産の保全と活用
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
展示会で指定文化財などを公開
◆
京丹後市史などの調査成果に関する講座を開催
◆
平成 20 年度より、京丹後市が保管している旧町毎の膨大な写真を調査確認し、重要な写真をスキャニ
化財の調査成果を広く公開するための講座、セミナーを開催しました。また、京丹後市出身の上前智祐氏
ました。
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
文化財整理事業 決算額 218 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
講座(文化財セミナー 4 回)開催経費として 357 千円、「京丹後史博士」育成講座(12 回)開催経費と
して 15 千円、丹後古代の里リニューアル記念特別展示、パネル作成経費として 365 千円、上前智祐氏絵
画寄贈に伴う収納棚設置・運搬等経費として 1,046 千円、その他経費に 18 千円を支出しました。
文化財保護啓発事業 決算額 1,801 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
網野銚子山古墳の用地の一部を購入
◆
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
◆
重要な史跡の保全と環境整備を推進
丹後の特色と歴史を物語る重要な文化財の環境整備を推進し、教育・観光・地域づくりの資源などへ有
文化財の修理保全を支援
効に活用するため、策定された整備基本計画に基づいて網野銚子山古墳の用地の一部を購入しました。公
有財産購入費として 16,372 千円、その他経費に 355 千円を支出しました。
神社や寺院の建造物修理などに 200 万円
遺跡整備事業 決算額 16,727 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
京丹後市内にある貴重な文化財を次世代に引き継ぐために、京丹後市指定文化財等補助金交付要綱に基
づき、文化財の修理保全事業に対して補助金を交付しました。平成 24 年度は、神社や寺院の建造物修理、
郷土芸能の衣装道具の新調、仏像の修理など 18 件に補助金合計 2,000 千円を交付しました。
市指定文化財等補助金 決算額 2,000 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
久美浜町の女布遺跡の範囲確認調査
◆
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
◆
遺跡の範囲、存続年代などが判明
市内の遺跡を効果的に保護するための資料を得るとともに、開発などにより現地保存の困難な遺跡の記
文化財の補修や維持管理を実施
録保存を図り、文化財の保護活用につなげるため、発掘調査などを実施しました。
平成 24 年度は、ほ場整備が予定されている久美浜町女布に所在する女布遺跡の範囲確認調査を実施(平
史跡等用地 16 カ所の草刈などを実施
成 24 年 10 月 22 日~ 11 月 30 日)。それまでの周知の埋蔵文化財の範囲から外側に広がること、遺跡の
存続年代の中心が弥生時代後期~中世であることが判明し、これらの成果を報告書にまとめ、年度末に発
京丹後市にある国指定・府指定・市指定文化財について、文化財の保全や啓発を行うため、指定文化財
刊しました。また、あわせて市内の遺跡台帳を整理しました。
の補修や史跡等用地 16 カ所の草刈などの維持管理を行いました。また、名木しわ榎保存活用事業、指定
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
遺跡発掘調査事業 決算額 2,057 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
文化財看板設置、函石浜遺跡周辺の危険木伐採事業を実施しました。
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
ングし、デジタルデータ化を行っています。平成 24 年度も継続して実施し、5,321 点をデジタル化でき
から絵画寄贈を受け寄贈作品の運搬・収納棚設置などを実施しました。
第4章
第6章
5,321 点をデジタル化
市民および市外からの来訪者に文化財の普及啓発を図るため、市内各地に残る指定文化財などの貴重な
文化財を観覧する展示会を開催するとともに、展示会とリンクする形で「京丹後市史」をはじめとする文
第2章
第3章
文化財の写真をデジタルデータにして保管
史跡等草刈委託・環境美化委託料として 1,362 千円、しわ榎保存活用事業に 560 千円、指定文化財看
板設置経費に 383 千円、その他経費に 373 千円を支出しました。
史跡等維持管理事業 決算額 2,678 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
◆
文化財保護一般経費、峰山伝統芸能振興会補助金
本市が加盟する文化財関係団体負担金の支出や関係団体への補助金の交付を行ったほか、文化財保護課
京丹後市史本文編・資料編を刊行
◆
文化財関係施設の維持管理、文化財関係団体の補助金
所管施設の維持管理を行いました。全国鳴き砂ネットワーク、全国史跡整備市町村協議会の経費として 70
千円、峰山伝統芸能振興会補助金 として 50 千円、文化財施設維持管理経費に 533 千円を支出しました。
調査結果を文化財セミナーで報告
文化財保護一般経費 決算額 653 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
京丹後市の歴史や自然環境を多くの方に知ってもらうため、京丹後市史刊行の
ため各種調査を実施するとともに、本文編、資料編併せて 5 冊を刊行しました。
また、調査結果を文化財セミナーなどで報告しました。
京丹後市史本文編『図説京丹後市の歴史』の刊行に 2,300 千円(平成 23 年度
繰越事業)
、京丹後市史資料編『京丹後市の美術』『京丹後市の災害』『史料編総動
員体制と村』『丹後国御檀家帳』の刊行に 5,608 千円、その他経費に 5,883 千円
を支出しました。
図説京丹後市の歴史
市史編さん事業(繰越事業含む)
決算額 13,791 千円
所管課:教育委員会事務局文化財保護課
132
133
第5章
共に築き、結び合う
KYOTANGO
パートナーシップ都市
平成 24 年度は、善王寺区および京丹後市佐濃地区活性化協議会の 2 団体へ合計 5,000 千円の支援を行
いました。各団体の事業内容は下表のとおりです。
事業実施団体
◆市民部長:木村 嘉充
京丹後市内には、225 に及ぶ多数の集落があります。それらの集落を単位に自治会
コミュニティ備品整備(会議用テーブル、イス、発電機、
ガスコンロ、掃除機、屋外照明設備ほか)
2,637 千円
2,500 千円
久美浜町 京丹後市佐
濃地区活性化協議会
コミュニティ備品整備(除雪機、パソコン、冷蔵庫、
鉄板焼ガス台、プロジェクター、テレビほか)
2,519 千円
2,500 千円
5,156 千円
5,000 千円
合 計
おいても、少子高齢化(いわゆる限界集落化)が進んでいる状況です。中でも、小規
態に合った自立支援策を模索しています。従来の財政的支援にとどまらず、人的支援として、集落の自
治活動を担う区長さんをサポートする「水と緑の里づくり支援員制度」や旧町域における地域振興を図っ
たり、自主防災組織を立ち上げたりする「地域にぎわい創り推進員制度」を設けています。
地区所有施設の整備や村おこし・地域づくりを支援
◆
地域コミュニティ活動の充実・強化
地域コミュニティ活動の充実および強化を図るため、地区所有施設の整備や村おこし・地域づくりなど
平成 24 年度の主な取り組みと成果
自治会活動を活性化
件数
金額
村おこし・地域づくり
件数
金額
その他
件数
合計
金額
件数
金額
峰 山
29 件
2,438 千円
1件
28 千円
3件
84 千円
33 件
2,550 千円
大 宮
30 件
2,853 千円
-件
- 千円
2件
385 千円
32 件
3,238 千円
網 野
28 件
2,307 千円
9件
1,160 千円
1件
188 千円
38 件
3,655 千円
丹 後
17 件
2,118 千円
-件
- 千円
3件
516 千円
20 件
2,634 千円
弥 栄
19 件
1,689 千円
2件
310 千円
1件
247 千円
22 件
2,246 千円
住みよい地域社会の実現に向けて、その基盤となる自治会活動の活性化の支援および市と地域との協働
久美浜
36 件
3,194 千円
-件
- 千円
-件
- 千円
36 件
3,194 千円
合 計
159 件
14,599 千円
12 件
1,498 千円
10 件
1,420 千円 181 件
17,517 千円
を推進するため、各町区長連絡協議会に交付金を交付しました。
地域振興交付金として 124,494 千円、区長連絡協議会運営事業交付金として 2,800 千円、各区長連絡
市民協働のまちづくり事業補助金 決算額 17,517 千円
所管課:市民部市民協働課/各市民局
協議会等視察随行旅費に 165 千円を支出。なお、地域振興交付金および区長連絡協議会運営事業交付金の
内訳は、下表のとおりです。
4,979 世帯
27,627 千円
16 区
4,010 世帯
21,974 千円
網野町域
46 区
5,266 世帯
29,356 千円
丹後町域
31 区
2,408 世帯
13,623 千円
弥栄町域
24 区
1,932 世帯
10,913 千円
久美浜町域
71 区
3,626 世帯
21,001 千円
225 区
22,221 世帯
124,494 千円
583 千円
大宮町区長協議会
469 千円
網野町区長連絡協議会
616 千円
丹後町区長連絡協議会
282 千円
弥栄町区長連絡協議会
226 千円
久美浜町区長連絡協議会
424 千円
市区長連絡協議会
合 計
200 千円
2,800 千円
自治組織活動支援事業 決算額 127,459 千円
所管課:市民部市民協働課
136
◆「地域まちづくり計画」策定に取り組む地区などへ補助金を交付
地域の健全な発展と自治の振興を図るため、地域の将来に関する目標、方針、施策、実施計画などを定
める「地域まちづくり計画」の策定に取り組む地区などを支援しました。内訳は下表のとおりです。
町 名
久美浜町
地区等および事業内容
田村地区活性化協議会
(計画調査事業)
補助金額
100 千円
川上地区自治振興会
(計画調査事業)
80 千円
海部地区活性化協議会
(計画調査事業)
80 千円
二区地区活性化協議会
(計画策定事業)
合 計
(参考)地域まちづくり計画の策定状況
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
1件
3件
6件
1件
合計
11 件
(参考)本補助金の活用以外で策定された
「地域まちづくり計画」
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
-件
1件
1件
1件
100 千円
合計
3件
地域まちづくり支援事業補助金 決算額 360 千円
所管課:市民部市民協働課
360 千円
137
第7章
計画推進のために
大宮町域
峰山町峰山地区区長会
・峰山町区長協議会
うるおい安全都市
計画推進のために
37 区
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
峰山町域
合 計
地域づくりを意欲的に取り組むために
【区長連絡協議会運営事業交付金】
【地域振興交付金】
第5章
共に築き結び合う
各町区長連絡協議会に 127,294 千円を交付
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
◆
地区所有施設整備
生涯 学習都市
市民局
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
に要する経費に対して補助金を交付しました。各市民局における補助金の内訳は下表のとおりです。
第3章
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
自治宝くじコミュニティ助成金 決算額 5,000 千円
所管課:市民部市民協働課
第2章
生きる喜びを共有できる
満の集落まで、千差万別です。特に近年は、中山間地域だけでなく、市街中心地域に
このため、行政では、単なる補助金支出や一律の活動支援ではなく、各自治会の実
助成金額
大宮町 善王寺区
活動が行われていますが、集落(自治会)の規模は、人口数百人の集落から 10 人未
模で高齢化した集落では、徐々に自治会活動に支障が出てきているのが実態です。
総事業費
環境循環都市
「地域わい創り推進員」を設置
事業内容
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
強化 4. 小規模高齢化集落の維持
第4章
第7章
ニティ助成事業を活用し、地区などが行うコミュニティ備品などの整備を支援しました。
1.地域自治活動への支援 2.地域リーダーの育成 3.地域コミュニティとの連携・
第3章
第6章
地区などが行うコミュニティ備品整備を支援
地域コミュニティ活動の充実および強化を図るため、財団法人自治総合センターが実施する一般コミュ
施策の方針
第2章
第5章
◆
第1章
交流経済都市
1 地域コミュニティの強化
一般コミュニティ助成事業を活用し、地区へ助成
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
地域コミュニティ活動の拠点となる集会施設を管理運営
市所有集会施設を地区などが指定管理
平成 24 年 4 月から 6 月まで、大宮市民局と久美浜市民局へ 1 人ずつ設置した「地域サポーター」の在
指定管理委託料(16 施設)として 12,974 千円、指定管理施設火災保険料(下表 16 施設を含む 58 施設)
進することにより、地域ににぎわいを創出し良好な地域社会の形成および振興を図るため、
「地域にぎわ
町名
指定管理施設名
大宮町
金額
五十河地区基幹集落センター
網野町
指定管理施設名
久美浜福祉センター
1,502 千円
浜詰農業団地センター
72 千円
久美浜果樹センター
1,281 千円
島津勤労者と子どものセンター
72 千円
久美浜農業センター
1,890 千円
小浜勤労者と子どものセンター
72 千円
久美浜婦人センター
1,684 千円
中津・田中集会施設
66 千円
久美浜林業センター
1,211 千円
須川集会施設
57 千円
久美浜機業センター
1,395 千円
140 千円
久美浜健康センター
1,416 千円
久美浜ぎょそんセンター
1,541 千円
野間基幹集落センター
野中集会施設
75 千円
した。
【
(参考)地域サポーターおよび地域にぎわい創り推進員設置状況など】
区分
地域サポーター
指定管理施設名
地域にぎわい創り
第 1 会議室エアコン室外機修繕
189 千円
久美浜婦人センター
自動火災報知設備修繕
135 千円
誘導灯器具交換(2 カ所)
66 千円
住宅用火災警報器設置(親機 1 個、子機 6 個)
53 千円
指定管理施設運営事業 決算額 14,148 千円
所管課:市民部市民協働課
市所有集会施設火災保険料(21 施設)として 192 千円(指定管理施設(58 施設)以外の直営施設)、
地域集会施設整備費補助金として 62,273 千円を支出。なお、地域集会施設整備費補助金の内訳は下表の
大宮町
事業内容
総事業費
善王寺区 善王寺区公民館新築 ( 木造瓦葺平屋建 )
周枳区
周枳区民憩いの施設屋根修繕
北大路区 北大路防災設備設置 ( 防災倉庫およびオープンガレージ )
網野町
修繕
補助金額
96,075 千円
53,570 千円
6,500 千円
1,488 千円
1,489 千円
744 千円
小浜区
小浜勤労者と子どものセンター改修(玄関等バリアフリー化)
3,028 千円
1,009 千円
浜詰区
浜詰農業団地センター屋根修繕
3,000 千円
1,000 千円
新町区
新町会館外壁等補修
1,402 千円
700 千円
佐野甲区 佐野甲区集会所改修(下水道接続および外壁改修)
3,980 千円
1,989 千円
佐野乙区 佐野乙公民館改修(下水道接続およびトイレ改修)
1,773 千円
985 千円
出角区
出角公民館トイレ改修
合 計
生かした地域活性化の推進ほか
第4章
集落支援事業 決算額 6,152 千円
所管課:市民部市民協働課
「水と緑の里づくり支援員」を設置
水と緑の里づくり支援員を設置し、小規模高齢化集落を支援
1,420 千円
788 千円
118,667 千円
62,273 千円
第5章
水と緑の里づくり支援員の主な活動として、担当する集落の目配り、逐次の集落巡回およびその状況の
促進、将来に向けた集落ビジョンの作成支援、集落住民が主体的に行う集落振興施策への協力などを行い
第6章
治機能を維持することにより、主体的な集落自治を可能とし地域の発展に資するため、平成 24 年度は「水
と緑の里づくり支援員」6 人を 7 集落(網野町:仲禅寺、丹後町:井谷、畑、弥栄町:中山、味土野、大谷、
久美浜町:奥山)に設置しました。
把握、非常時・緊急時などにおける関係機関との連絡・援助 、集落住民の意見集約、集落内の話し合いの
ました。
水と緑の里づくり支援員設置経費として 1,715 千円、全国水源の里連絡協議会負担金として 10 千円を
支出しました。
小規模集落支援事業 決算額 1,725 千円
所管課:市民部市民協働課
第7章
集会施設整備管理事業 決算額 62,465 千円
所管課:市民部市民協働課
138
区長連絡協議会の庶務、地域の特性または特徴を
計画推進のために
計画推進のために
久美浜町
6 市民局
地域まちづくり計画策定、自主防災組織設置促進、
うるおい安全都市
大宮町
久美浜市民局
地区活性化協議会活動支援
第3章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
とおりです。
新築
大宮市民局
域情報発信支援、地域課題解決に向けた連絡調整、
共に築き結び合う
て補助金を交付したほか、指定管理施設以外の市所有集会施設の管理を行いました。
地区等
6人
久美浜市民局
地区の連合区化(事務共同化)への事務支援、地
人口減少や高齢化などにより著しく自治機能が低下しつつある小規模高齢化集落において、最低限の自
地域コミュニティ活動の充実および強化を図るため、活動の拠点となる地区所有集会施設の整備に対し
町名
H 25.3 月
◆
指定管理施設以外の市所有集会施設の管理
区分
H 24.9 月~
2人
大宮市民局
職務内容
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
地区所有集会施設の整備を補助
H 24.8 月
2人
設置場所
生涯 学習都市
久美浜林業センター
推進員
金額
久美浜農業センター
H24.6 月
設置人数
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
久美浜町
修繕内容
H24.4 月~
H 24.7 月~
【指定管理施設修繕料】
町名
設置時期
健やか安 心 都 市
500 千円
久美浜町
地域サポーター設置経費として 720 千円、地域にぎわい創り推進員設置経費に 5,432 千円を支出しま
金額
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
弥栄町
町名
環境循環都市
時間以内(週 5 日のうち、4 日勤務)、基本賃金単価は日額 6,420 円です。
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
なお、「地域サポーター」および「地域にぎわい創り推進員」の雇用条件は、いずれも勤務時間は週 31
【指定管理委託料(16 施設)
】
第4章
第7章
い創り推進員」に改め、平成 24 年 9 月からは、全市民局に 1 人ずつ配置し 6 人体制としました。
繕料の内訳は下表のとおりです。
第3章
第6章
り方や業務内容を見直し、平成 24 年 7 月から、市民と行政の協働による地域自治活動などの活性化を推
として 731 千円、指定管理施設修繕料に 443 千円を支出。なお、指定管理委託料および指定管理施設修
◆
地域のにぎわい創出による良好な地域社会の形成と振興を
地域コミュニティ活動の充実および強化を図るため、活動の拠点となる市所有集会施設について、地区
などを指定管理者に指定し、管理運営を行いました。
第2章
第5章
◆
第1章
交流経済都市
◆
地域ににぎわいを創出する「地域にぎわい創り推進員」を設置
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
139
出前講座(242 回開催、参加人数 7,505 人)により、市の施策や制度についても周知を図りました。
座談会は、市民の皆さんが話しやすいような気軽な車座形式にしたり、出前講座ではパワーポイント
を活用するなど工夫をして、相互に意見交換、意思疎通が出来る有意義な座談会、講座になるよう努め
第2章
その他、新しい試みとして、リアルタイムな市政情報の提供や市民との機動的な情報のやりとりによっ
まちづくりの基本理念は“協働”
環境循環都市
て、市民と市、市民相互の情報共有を広く多角的に推進することを目的に、新しいツールとして「フェ
イスブック」を 8 月から運用開始し、広報広聴活動の充実を図っています。
◆市民部長:木村 嘉充
本市では、まちづくりの基本的なことがらを定める最高規範として、平成 19 年に「京
丹後市まちづくり基本条例」を定め、同 20 年4月から施行しています。同条例では、
「ま
また、まちづくり全般に関する市長の諮問機関として「京丹後市まちづくり委員会
(市区長連絡協議会から推薦のあった委員など12人)」を設置し、平成 16 年の合併
後から提言されてきた旧町ごとの施策提言に関する進捗状況などの確認のほか市の自治基本施策につい
て、審議していただき、市長に答申していただいています。
第3章
情報公開の推進、個人情報保護の徹底
◆
約 1,500 件の公開請求
情報公開制度および個人情報保護制度の適正な運用を図りました。情報公開制度は、市が説明責任を全
うする観点から、本市が所有している情報を公表・提供するとともに、皆さんが知りたい情報をルールに
基づき公開する仕組み。個人情報保護制度は、本市が保有する個人情報を適正に取り扱うための基本的な
平成 24 年度は、合計 1,490 件の公開請求があり、それに対して合計 1,440 件の公開を決定しました(詳
市民の誰もが魅力あふれるまちにしたいと願っており、この願いを実現させるため
細は下表のとおり)。なお、異議申立て、情報公開・個人情報保護審査会の開催はありませんでした。
ています。
籍等消耗品費)に 77 千円を支出しました。
に市民自らが行う市民活動が、まちづくりを進めるための大きな推進力(市民力)となっ
情報公開・個人情報事務として、旅費(11 月 14 日開催 個人情報保護説明会)に 10 千円、需用費(書
市は、市民活動の源泉となる市民力を生かした、地区や地域団体が実施する地域振
地区や市民団体からのアイデアや意見を尊重し、一緒に地域を考え協働を推進することに加え、東日
本大震災における被災地などへの支援活動を通して、市民力の醸成と活性化を推進するため、市民力活
性化推進プロジェクト事業に取り組む、22 の市民団体などに対し 7,500 千円の補助を行いました。 また、地区所有施設整備、村おこし・地域づくりに取り組む地区などが行う市民協働のまちづくり事業
181 件に対し、市民局長の専決により 17,517 千円の補助を行いました。
1,366(1,255) 1,320(1,242)
教育委員会
◆秘書広報広聴課長:山副 隆司
市政情報の周知については、市民の皆さんにとって「わかりやすい」ということに
111(39)
3(2)
取り下げ
7(6) 40(21) 10(6)
0
0
1(0)
-
-
-
-
-
公平委員会
0
-
-
-
-
-
監査委員
0
-
-
-
-
-
農業委員会
0
-
-
-
-
-
0
0
0
-
-
-
0
0
0
固定資産評価審査委員会
消防長
1(0)
0
0
-
9(3)
9(3)
1490(1,358) 1,440(1,284)
1(0)
-
0
48(8)
7(6) 40(21) 11(6)
※決定内容の件数は決定書単位で表示し、却下には不存在および存否応答拒否を含む。
※表中( )内数字は、電子申請による請求にかかる件数。
情報公開・個人情報事務 決算額 87 千円
所管課:企画総務部総務課
などの活用をはじめ、「白書」、「くらしの支援ガイド」の発行など、広く市政情報の提
供を行っています。
市民の皆さんの直接の「生の声」をお聞かせいただくために、昨年度に引き続き「市
長の地域づくり出前座談会」を弥栄・久美浜町の 2 会場で実施(出席者計 32 人)し、
また、平成 24 年度から新たに、地域の団体やグループ、サークルなどを対象とする「市長のまちづく
141
第5章
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
視点を置き、広報紙およびおしらせ版の発行並びに防災行政無線、コミュニティFM
140
44(6)
却下
0
合 計
市民総参加のまちづくりに向けた広報・広聴活動の推進
114(100)
非公開
選挙管理委員会
議会
部分公開
うるおい安全都市
と共創のまちづくりを推進します。
公開
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
これからも、市民と行政が一緒に連携し、知恵や技術、経験や情報の交換などを進めることで、協働
市長
請求に対する決定内容
共に築き結び合う
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
進に努めているところです。
請求件数
パートナーシップ都市
興事業や公益的、社会貢献的事業などに対して補助金を交付し、市民参画と協働の推
実施機関
第4章
生涯 学習都市
◆市民協働課長:西村 誠志郎
市民参画と協働の推進
ルールを定め、住民のみなさんのプライバシーを保護しようとする制度です。
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
めるものとする」と規定し、まさに、「協働のまちづくり」を基本に掲げています。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
生きる喜びを共有できる
ちづくりの基本理念」として「まちづくりは、市民及び市が、自治と協働によって進
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
ています。
クの形成 5.コミュニティビジネスの育成・支援 6.協働と共創の仕組みづくり
第5章
第7章
また、ご意見箱の設置による市民からの意見・要望(204 件)を反映した市政の推進に努めるとともに、
1.市民活動の促進 2.広報広聴の充実 3.情報公開の推進 4.組織間のネットワー
第3章
第6章
くばらんに語り合い、活発な意見交換を行っています。
施策の方針
第2章
第4章
り夢座談会」を 4 グループと開催(出席者計 83 人)するなど、将来の地域・まちづくりについてざっ
交流経済都市
2 協働と共創のまちづくりの推進
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
広報紙やフェイスブックで積極的に情報提供
広報事業では、市民の方の市政参加を推進するため、
民課・税務課)と 4 郵便局(木津(網野町)
・中浜(丹後町)
・野間(弥栄町)
・野中(久美浜町))が連携し、
郵便局窓口で戸籍、住民票の写し、印鑑証明、納税証明の交付事務を行いました。
により市政情報の提供を積極的に行いました。また、
平成 24 年度の利用者数は 453 人(月平均利用者数 37.8 人)、交付件数は 620 件(月平均交付件数 51.7 件)
でした。(平成 22 年度および平成 23 年度の利用状況および郵便局別各種証明書交付件数は下表のとおり)
利用者数
まとめた京丹後市白書を発行しました。さらにフェイ
スブックの運用を開始し、広報業務の一層の充実を図
りました。
広聴事業では、「市長の地域づくり出前座談会」を、 広報きょうたんご
月平均利用者数 月平均交付件数
22 年度
452 人
37.7 人
50.8 件
23 年度
477 人
39.8 人
50.9 件
24 年度
453 人
37.8 人
51.7 件
丹後木津
中 浜
野 間
330 件
198 件
22 件
野 中
70 件
合 計
620 件
郵便局サービス事業 決算額 7,500 千円
所管課:市民部市民課
弥栄・久美浜の 2 会場で実施(出席者計 32 人)し、将来の地域づくりに関する活発な意見交換を行いました。
広報広聴事業 決算額 22,442 千円
所管課:秘書広報広聴課
◆
施策の方針
市民、団体および行政の適切な役割分担と連携で持続可能な発展図る
や課題解決に向けた取り組みを行う団体の活動を支援しました。
補助区分は合計 9 つあり、各補助区分の補助金額は、自然・環境の保全 396 千円、地域の福祉 924 千円、
地域の安全 500 千円、青少年の健全育成 685 千円、産業・経済の振興 1,301 千円、スポーツ・芸術の振
興 305 千円、伝統文化の継承 1,645 千円、独身者の出会いの機会づくり 500 千円、東日本大震災災害支
地域の福祉
産業・経済
の振興
田村小学校閉校記念事業
実行委員会
172 千円
湊地区活性化協議会
450 千円
京丹後よさこい連
302 千円
京丹後市アマチュア無線
災害ボランティア
500 千円
丹後読み聞かせ実行委員
会
410 千円
絵を描く会
120 千円
丹後わくわくスポット「き
らめき」
155 千円
丹後町体験観光組合
400 千円
海上ドライブ うら嶋船
221 千円
小天橋観光協会
200 千円
海祭り実行委員会
480 千円
調査」を実施し、同 21 年3月には、本市における人権教育・啓発の基本的指針とし
団体名
スポーツ・芸術 丹後スポーツ障害事業
の振興
実行委員会
京丹後 宿 おかみさん
の会
伝統文化の継承 須田ふるさと委員会
久美浜一区自治振興会
芋野郷 赤米保存会
独身者の出会い NPO法人気張る!ふ
の機会づくり
るさと丹後町
補助金額
305 千円
309 千円
485 千円
351 千円
500 千円
314 千円
食と健康
318 千円
NPO法人音楽のまち
づくり
合 計 22 団体
同計画では、平成 30 年を目標年次として、「人権という普遍的文化の構築」を目指
しており、その目標達成のために、毎年、人権啓発イベント「みんなのつどい」や「啓
発映画会」、保育所や学校での「人権の花の運動」などの啓発活動を展開しています。
さらに、市内 29 の各種団体や関係機関の加盟する「京丹後市人権啓発推進協議会」では、それぞれ
の立場や実情に応じた自主的、積極的な取り組みを行っていただいています。
第6章
500 千円
ゆるボラ丹後の会
東日本大震災災 NPO法人エコネット
害支援
丹後
た「京丹後市人権教育・啓発推進計画」を策定しました。
151 千円
461 千円
7,500 千円
さらに身近な相談場所にしたい
◆市民課長:上田 雅彦
市民課では、大宮庁舎に市民相談室、多重債務相談支援室を設置しており、平成 22
年度からは消費生活センターも併設され、市民総合相談窓口として市民の皆さんから
のさまざまな相談に対して解決支援を行っています。
一方で、平成 23 年度からは福祉事務所に『「くらし」と「しごと」の寄り添い支
援センター』が新たに開設され、生活不安や生活再建に関連する支援を開始していま
す。市民相談においても生活困窮や生活再建に関する相談が多く寄せられていること
から、両方の窓口が連携を強化することで、ワンストップで相談に対応できる体制を構築し、市民の皆
市民力活性化推進プロジェクト事業補助金 決算額 7,500 千円
所管課:市民部市民協働課
142
さんにとってさらに身近な相談場所となるよう今後も努めていきたいと思います。
143
第5章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
第7章
396 千円
市の最も重要な施策の一つです。市では、平成 19 年度に「市民の人権に関する意識
うるおい安全都市
青少年の健
全育成
金剛童子山を守る会
人間一人ひとりの違いを認め合い、個人の尊厳が守られる地域社会を築くことは、
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
地域の安全
補助区分
補助金額
◆市民部長:木村 嘉充
共に築き結び合う
自然・環境
の保全
団体名
人権教育・啓発活動を展開
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
援 1,244 千円でした。各補助区分の補助金額内訳は下表のとおりです。
1.人権学習の推進 2.人権啓発の推進 3.人権尊重の総合行政の推進
第4章
生涯 学習都市
市民、団体および行政の適切な役割分担と連携による地域の持続的な発展を図るため、地域の活力向上
補助区分
3 人権の尊重
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
地域活力向上や課題解決への取り組みを支援
健やか安 心 都 市
放送(
「FM たんご」)への市政情報放送委託料に 5,003 千円、その他経費に 673 千円を支出しました。
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
また、出前講座を 242 回開催し、市の施策や制度について周知を図りました。
「広報きょうたんご」「きょうたんごおしらせ版」などの印刷製本費に 16,766 千円、京丹後コミュニティ
環境循環都市
環境循環都市
の支援ガイド(平成 24 年度版)
」や市の施策や成果を
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
子育てや福祉事業の助成制度などをまとめた「くらし
暮らしの中でいのちが輝く
第6章
郵便局窓口で戸籍、住民票の写しなどの交付事務
市役所から遠距離の地域の市民に身近な場所で利便性の高い行政サービスを提供するため、市役所(市
の発行、防災行政無線、コミュニティ FM などの活用
第3章
第5章
◆
「広報きょうたんご」および「きょうたんごおしらせ版」
第2章
第4章
市長の出前座談会を2会場で実施
交流経済都市
◆
第1章
郵便局との連携で利便性の高い行政サービスを提供
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
10 月 21 日、アグリセンター大宮)の参加者は 160 人、人権啓発映画会(平成 24 年 8 月 4 日:アグリセンター
京都弁護士会による無料法律相談を開催
また、京都府住宅新築資金等貸付事業管理組合や人権啓発の推進活動を行う団体へ負担金を支出しました。
◆
人権啓発推進事業 決算額 854 千円
人権啓発推進団体等負担金 決算額 1,899 千円
所管課:市民部市民課
料法律相談を実施しました。平成 24 年度の本市内における無料法律相談での相談者数は合計 36 人でした。
北部法律相
住所地
相談者数
相談者数
◆
北部法律相
無料法律相談
談支援セン
ター(大宮)
無料法律相談
談支援セン
ター(大宮)
主な相談内容
住所地
相談者数
市民の人権学習機会を拡充
相談者数
人権問題についての正しい理解と認識を深めるため、人権に関わる課題をテーマとした多様な事業を実
施することによって、住民の学習機会の拡充と身近で気軽に参加することができる効果的な学習・啓発活
主な相談内容
9人
相続・登記
7件
弥栄町
19 人
6人
行政・人権
1件
大宮町
5人
2人
金銭貸借
6件
久美浜町
12 人
6人
交通事故
3件
網野町
11 人
9人
離 婚
3件
他市町
46 人
そ の 他
11 件
丹後町
15 人
4人
土地・家屋
5件
合 計
合 計
36 件
36 人
動を進めました。人権教育事業として、平成 24 年 8 月 18 日に丹後地域公民館、峰山地域公民館および
久美浜庁舎で子ども人権映画祭を開催し、117 人の方が参加しました。また、平成 24 年 8 月 21 日に京
都府丹後文化会館で開催した人権教育講演会には 364 人、平成 25 年 3 月 24 日に峰山地域公民館で開催
した人権教育研修会には 54 人の方が参加しました。
また、障害者教育事業として、平成 24 年 6 月 21 日にアグリセンター大宮で開催した視覚障害者交流
法律相談事業 決算額 895 千円
所管課:市民部市民課
市民相談室、多重債務相談支援室を設置
大宮庁舎内に、市民相談室、多重債務相談支援室を設置(※)し、相談員(市民相談 2 人、多重債務支
援相談 1 人)が年間を通じて日常生活で発生する問題の相談を受けたり、多重債務問題の解決支援を行っ
たりしました。平成 24 年度の相談件数は、多重債務相談が合計 65 件、市民相談が合計 214 件で、それ
ぞれの相談内容の内訳は下表のとおりです。経費は、賃金・共済費 1,418 千円、その他経費 268 千円でした。
相談種別
相談件数
主な内容
相談件数
主な内容
相談件数
45 件
生活関係
64 件
資産関係
9件
金銭トラブル
4件
家庭関係
42 件
交通事故
3件
相 続
2件
照
会
19 件
そ の 他
58 件
家族問題
4件
苦情・要望
17 件
合 計
生活困窮
4件
人権関係
2件
そ の 他
6件
合 計
214 件
市民相談事業 決算額 1,686 千円
所管課:市民部市民課
65 件
◆
人権啓発推進活動を行う団体へ負担金を支出
人権尊重思想の普及啓発を図り、人権問題に対する正しい認識を広めるため、人権啓発映画会、人権啓発
(平成 24 年
イベント、人権の花運動などを実施しました。啓発イベントとして開催した「みんなのつどい」
144
後市犯罪被害者等支援連絡会議と京丹後人権擁護委員との合同研修会を開催しました。なお、犯罪被害者
などへの傷害見舞金 100 千円(1件)を支出しました。
「犯罪被害者等支援の連携協力に関する協定書」調印式経費として 1 千円、京丹後市犯罪被害者等支援
連絡会議・京丹後人権擁護委員合同研修会開催経費として 11 千円、犯罪被害者等への見舞金(傷害見舞
金 1 件)として 100 千円、その他の経費に 2 千円を支出しました。
犯罪被害者支援事業 決算額 114 千円
所管課:市民部市民協働課
4 男女共同参画の推進
施策の方針
第5章
第6章
第7章
1.男女がともに参画するまちづくり 2.人権の尊重と、女性に対するあらゆる暴力の根
絶 3.喜びも責任も分かち合える家族、地域社会づくり 4.職場における男女平等の
促進 5.生涯を通じた女性の健康づくりの推進
145
計画推進のために
計画推進のために
人権問題への理解・意識向上に向けた事業を実施
の連携協力に関する協定書」を締結しました。また、犯罪被害者などについての理解を深めるため、京丹
うるおい安全都市
債務相談
犯罪にあった市民やその家族などの被害の回復および軽減のため、京丹後警察署と「犯罪被害者等支援
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
【市民相談】
被害の回復や軽減図るため京丹後警察署と協定
共に築き結び合う
【多重債務相談】
◆
パートナーシップ都市
※平成 24 年度に大宮庁舎内に設置されていた市民相談室および多重債務相談支援室は、
「
『くらし』と『しごと』
の寄り添い支援センター」および「消費生活センター」と集約され、平成 25 年 8 月 26 日(月)から「京丹後市
寄り添い支援総合サポートセンター」として峰山総合福祉センター敷地内に窓口が設けられています。
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
犯罪被害にあわれた方やその家族をサポート
第4章
生涯 学習都市
◆
人権教育事業 決算額 500 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
日常生活で発生する問題の解決をサポート
研修会および聴覚障害者交流研修会には、それぞれ 27 人、29 人の方が参加しました。
第3章
健やか安 心 都 市
5人
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
峰山町
113 人
人権映画祭や人権教育講演会を実施
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
法律相談事業委託料 360 千円、北部法律相談センター運営補助金 532 千円、その他経費 3 千円でした。
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
また、京都弁護士会の開設する北部法律相談センターの運営費として補助金を交付しました。経費は、
第3章
第7章
法律相談センター運営費などに 895 千円を支出
京都弁護士会に弁護士派遣を委託し、各町に会場を設定して人権相談、行政相談と併せて年間 5 回の無
第2章
第4章
大宮)の参加者は 70 人、人権の花運動(保育所 1 園、小学校 2 校)の参加園児・児童は 146 人でした。
第1章
交流経済都市
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆市民部長:木村 嘉充
「男女で共に奏でよう まちづくりのハーモニー」は、京丹後市男女共同参画計画
(デュエットプラン 21)の理念を表しています。平成 18 年に策定した 10 年計画の中
間年を期に、平成 22 年度には市民意識調査を行い、市男女共同参画審議会からの答申、
市女性連絡協議会との意見交換などを経て 190 カ所に及ぶ計画項目の見直しを行い、
市では、条例の制定により、男女共同参画社会の実現への取り組みを中長期的な取り組みとして位置
づけ、計画に沿って各種の施策を実施していきます。
中国安徽省亳州市から高校生友好交流訪問団が来丹
◆企画総務部長:新井 清宏
本市では、外国青年招致事業(JET事業)や中国安徽省亳州市との友好都市提携、
観光インバウンド推進など、また国内では友好都市盟約を結んでいる木津川市、日本
◆市民課長:上田 雅彦
また9月には、亳州市で開催された「2012 国際中医学博覧会」に招待され、京丹後市からは観光・
第4章
平成 23 年 11 月には4年ぶりに中国安徽省亳州市に訪問団を派遣しましたが、平
国社会を決定する最重要課題」と位置付けられています。また、本市においても豊か
市男女共同参画計画(デュエットプラン 21)を、平成 23 年度には京丹後市男女共同
参画条例を施行し、さまざまな取り組みを進めてきました。
事業を行ってきましたが、平成 27 年度には男女共同参画計画の終期を迎えることになることから、今
後は次期計画策定に向けた検証と準備も必要です。
今後も引き続き、
「デュエットプラン 21」の基本理念「男女でともに奏でよう まちづくりのハーモ
ニー」の実現を目指して、いっそう効果的で工夫を凝らした取り組みを進めていきたいと思います。
健康長寿関係でブースを出展し、中国の行政機関、旅行業者との交流やPR事業を実施しました。
市内では、久美浜地域活性化事業の中で、木津川市との交流を活かしたモニターツアーや農水産加工
品の商談会を実施しました。また、国際交流協会の実施する日本語教室などの開催や国際理解啓発活動
などを支援するなかで、在住外国人との交流や市民の国際感覚の醸成を図っています。
京丹後市国際交流協会の活動支援
京丹後市国際交流協会は平成 20 年に発足し 140 人の会員を擁しています。国際理
解の啓発推進事業として「国際理解教室」「多文化共生研修会」の開催、外国人との交
男女共同参画の意識啓発図る
◆
流を推進するため「きょうと留学生ツアー」「英語・中国語初級講座」や、京丹後市在
女性相談は月 2 回ペースで実施
住の外国人を対象にした「日本語教室」の開催など、会員の知恵と行動力でさまざま
な活動を精力的に展開をされています。
自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する
報提供や相談体制の整備、日本語の学習機会の充実など、多文化共生のための取り組みが進められてい
社会」
(男女共同参画社会基本法第 2 条)のことです。
在住外国人の増加に伴い、言葉や文化、生活習慣の違いからお互いがお互いをよく理解できていない
共同参画セミナーなどの啓発事業を実施しました。講演会を 3 回、
しています。多文化共生とは耳慣れない言葉ですが、多文化共生を進めるための土台づくりや環境整備
男女共同参画セミナー(ワーク・ライフ・
また、専門業者に委託して毎月 2 回女性相談を開設したほか、 バランス講演会)
今後とも、国際交流協会の活動を支援するとともに、人々との親善活動を通じて、幅広い分野で国際
び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき
ます。
この男女共同参画の意識啓発のために、市民を対象とした男女
ために、各地で日本人と在住外国人との間で、日常生活がスムーズに営まれない状況が少なからず発生
講座を 2 回開催し、延べ 268 人の方が参加しました。
を行っていく必要があります。
女性問題アドバイザー研修会も開催しました。
交流や地域間交流を促進し、人・ものが活発に交流し活力にあふれるまちづくりを進めていきます。
男女共同参画セミナー開催経費として 265 千円、女性相談委託
料(年間 24 回)として 826 千円、その他経費に 383 千円を支出
しました。
男女共同参画推進事業 決算額 1,474 千円
所管課:市民部市民課
146
147
第7章
計画推進のために
計画推進のために
機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及
第6章
うるおい安全都市
また、市内に在住する外国人が少しでも安心して生活できるよう、多言語による情
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
「男女共同参画社会」とは、
「男女が、社会の対等な構成員として、
第5章
共に築き結び合う
平成 24 年度の主な取り組みと成果
◆企画総務部企画政策課長:川口 誠彦
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
を体験したりしました。
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
平成 24 年度にも女性相談の開設や、男女共同参画セミナーなど各種の意識啓発の
成 24 年8月には亳州市から高校生友好交流訪問団 19 人が京丹後市を訪れました。
次代を担う若い力が活躍できる
亳州市の生徒たちは、久美浜中学校の生徒一緒にドラゴンカヌーをしたり、ホームステイで日本の生活
でいます。
男女共同参画社会の実現は、男女共同参画社会基本法において「二十一世紀の我が
な地域社会実現のために重要な課題であることから、平成 18 年度に 10 年間の京丹後
第3章
健やか安 心 都 市
海側の近隣5市で構成する「中日本海交流会議」など国際及び地域間交流に取り組ん
第2章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
新たな計画の策定に向けて
第4章
第7章
の強化
市男女共同参画条例」を平成 23 年 7 月 1 日に施行しました。
第3章
第6章
1.国際化にふさわしい環境整備 2.市民主体の国際交流の推進 3.地域間の連携と交流
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
また、市と市民などが相互に連携して男女共同参画施策を推進するための「京丹後
施策の方針
暮らしの中でいのちが輝く
後期計画を策定しました。
第2章
5 国際交流と地域間交流の推進
交流経済都市
「まちづくりのハーモニー」を奏でる条例を制定
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
料理教室、外国語講座、地域学などを実施
施策の方針
国際理解啓発活動や在住外国人との交流事業を行う京丹後市国
1.文化芸術活動の支援 2.文化芸術鑑賞機会の充実 3.文化の薫るまちづくりの推
「京丹後市国際交流協会」は、国際交流を推進する上での中核
的な拠点として平成 20 年 3 月 27 日に設立された団体で、平成
25 年 3 月 31 日現在の協会会員数は、個人会員 143 人、団体会
員 4 団体です。
平成 24 年度は、国際理解の啓発および推進事業(国際理解教
市、国際交流パーティー、インターナショナルクッキング教室、英語・中国語初級講座(全 4 講座)、サ
ロン de トーク、ガイド通訳のための地域学・ガイド講座、外国籍住民のための生活相談会・事例説明会)、
日本語教室事業(日本語教室(通年)
、日本語教室交流会(2 回)、北部日本語ボランティア研修(3 回))、
他団体などとの連携事業(他国際交流協会との交流、消防本部との連携事業)、その他にもホームページ
更新、ニュースレター年 4 回発行、使用済み切手の寄贈などを行いました。
国際交流活動推進事業 決算額 800 千円
所管課:企画総務部企画政策課
合併以来、
「オペラ」や「能と狂言」、
「バレイ」など行政と市民が協働で、気軽に文
化にふれ合う様々な機会が設けられてきましたが、こうした取り組みついては、継続支援していくこと
で市民参加による文化芸術の創造や活動に対する輪が広がるようにしたいと考えています。
◆企画総務部企画政策課長:川口 誠彦
業を実施しています。平成 25 年度に市民によるミュージカル「サイラス・マーナー」
まります。旧丹後町と旧木津町は、昭和 58 年1月 14 日
を公演するため、平成 24 年度においてキャストのオーディションや、プレイベント
に友好町としての盟約を締結。以来、少年野球チームの交
などの取り組みが行われました。市民がそれぞれの力を持ち寄り作り上げる感動の舞台発表に向けて準
流や公立小学校の修学旅行などの交流を続けてきました。
備が進められました。
少年野球親善交流試合(平成 24 年 8 月 7 日、宇川中学校)
支援し、文化の薫り高い「京丹後」のまちづくりを住民の皆さんとともに進めていきたいと考えています。
を継承し、相互の理解と信頼を深め、友好親善関係をより
強固なものとするとともに、多くの団体における活発な交
流を促進させて、文化・産業・観光等の振興を図っていく
ことを目的に平成 20 年 1 月 11 日に改めて両市によって
148
友好都市交流事業 決算額 28 千円
所管課:企画総務部企画政策課
第7章
計画推進のために
計画推進のために
友好都市提携に関する盟約を締結しました。
第6章
うるおい安全都市
今後とも、優れた文化芸術の公演機会を充実させるとともに、住民が企画・参加する舞台芸術活動を
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
その後、平成 16 年 4 月 1 日に京丹後市が、平成 19 年
第5章
共に築き結び合う
どの公演、市民でつくる第九コンサートの実施、郷土芸能のデータベース化などの事
木津川市との交流は、旧丹後町と旧木津町の時代から始
第4章
パートナーシップ都市
③文化芸術活動を支える人材育成を主な活動の柱としており、オペラ、能、バレエな
第3章
生涯 学習都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
した。
的に設立されました。①優秀文化芸術の公演・公開、②住民が企画・参加する舞台芸術、
金 28 千円を交付しました。
合併)が誕生したこと受け、これまで培ってきた友好関係
が進められ、市も事業支援する中でアミティ丹後においてプレイベントが実施されま
地域の交流を深め、文化の薫り高い故郷「京丹後」のまちづくりに寄与することを目
平成 20 年 1 月 11 日に友好都市盟約を締結した木津川
3 月 12 日に木津川市(木津町、加茂町、山城町の 3 町が
ルが企画され、キャストやスタッフの募集など、平成 25 年度の本公演を目指し準備
京丹後文化のまちづくり実行委員会は、平成 17 年に文化芸術活動の振興を通して
少年野球の交流にかかる補助金を交付
市との交流を推進するため、少年野球の交流にかかる補助
第6章
平成 24 年度は、京丹後文化のまちづくり実行委員会により市民参加型のミュージカ
文化・芸術活動の推進
友好都市「木津川市」との交流を推進
◆
平成 23 年度に開催された「第 26 回国民文化祭・京都 2011」の熱が冷めやらない
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
◆企画総務部長:新井 清宏
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
室 2 回、多文化共生研修会 2 回)
、外国人との交流推進および支援事業(きょうと留学生ツアー in 京丹後
文化に触れあう機会の充実
生きる喜びを共有できる
第3章
インターナショナルクッキング(平成 25
年 3 月 16 日)
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
進
ました。
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
際交流協会に対して、補助金 800 千円を交付して活動を支援し
第1章
交流経済都市
京丹後市国際交流協会の活動を支援
第2章
第5章
6 文化芸術活動の振興
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
149
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
文化の薫り高い故郷「京丹後」へ
◆
京丹後文化のまちづくり実行委員会が市民参加型ミュージカルの取り組みを開始
「京丹後文化のまちづくり実行委員会」は、歴史的に育
第2章
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
まれてきた「文化」を次世代に引き継ぎ、また、文化の薫
り高い故郷「京丹後」のまちづくりに寄与することを目的
として平成 17 年 6 月 3 日に設立された委員会です。
平成 24 年度の本委員会では、実行委員会、運営委員会、
各部会などを計 31 回開催しました。また、「文化」のデー
タベース化事業を実施し、地域の伝統をデータに記録保存
し、次世代への継承のための資料として保管しました。
第3章
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
さ ら に、 平 成 25 年 度( 平 成 25 年 12 月 21 日( 土 )、
22 日(日)の 2 回公演)に実施する市民参加型のミュー
市民ミュージカルプレイベント(平成 25 年 3 月 3 日)
ジカルの取り組みを開始。参加スタッフ・キャストの募集、
練習成果の発表の場として平成 25 年 3 月 3 日にはアミティ丹後でプレイベントを行い、300 人の方が来
場されました。なお、平成 25 年 3 月現在の参加スタッフ・キャスト人数は約 80 人です。
京丹後文化のまちづくり推進事業補助金として 253 千円、市民ミュージカル事業補助金として 240 千
円を支出しました。
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
文化のまちづくり推進事業 決算額 493 千円
所管課:企画総務部企画政策課
文化活動団体などを支援
◆
文化鑑賞の機会や地域文化の普及・振興を推進
市民の豊かな心を育み、生きがいのある生活を送ることがで
きるよう地域の生活文化を育て、ゆとりと潤いのある地域づく
りを推進するため、文化活動団体などへ補助金を交付しました。
平成 24 年度は、(財)京都府丹後文化事業団へ運営費補助金
27,000 千円、京丹後市文化協会へ活動費補助金 3,500 千円、丹
後文化芸術祭実行委員会へ補助金 1,300 千円を交付しました。
京丹後市総合文化祭
芸術文化事業 決算額 32,065 千円
所管課:教育委員会事務局社会教育課
計画推進のために
第7章
150
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
KYOTANGO
うるおい安全都市
1.都市計画の推進 2.農業振興地域の適正な土地利用の推進 3.森林の保全
4.保全と開発の調和
浜シーサイドパークを、市民が快適、安心および安全に利用で
第2章
きるよう適正な維持管理を行いました。
環境循環都市
千円、峰山途中ケ丘公園・峰山総合公園用地賃借料として 202
都市計画区域再編と都市施設の管理
◆建設部長:川戸 孝和
平成 23 年度に、峰山・網野都市計画区域を再編し、峰山町域の縮小と新たに大宮
マスタープラン」について、府と共にさまざまな検討を行いました。
また、3つの都市公園は、指定管理施設として民間団体による効率的な運営をして
おり、多くの市民や観光客の皆さんにも、いつでも気持ちよく利用していただきたい
と考えています。
その他経費に 1,823 千円を支出しました。各公園の利用状況は
下表のとおりです。
施設名
利用者数
利用料金
峰山途中ケ丘公園
76,203 人
638 千円
峰山総合公園
79,160 人
2,021 千円
【網野都市公園利用状況】
施設名
利用者数
八丁浜シーサイドパーク
23,495 人
利用料金
348 千円
指定管理施設運営事業 決算額 46,325 千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
ただき、公園利用者の増加を図っています。
施策の方針
営につきましては、指定管理者から新しい企画・行事を計画立案および開催をしてい
1.広域高速道路網の整備促進 2.安全・安心で快適な道路網の整備 3.冬期間の交
通確保 4.農道および林道の整備
さらには大型木製遊具を備え、京都府北部の各種スポーツ大会や日中の散歩・子どもたちの遊びなどに
もご利用いただいています。
また網野町には、平成 20 年度に完成した「八丁浜シーサイドパーク」があります。八丁浜海水浴場
通学路の安全対策と道路整備
◆建設部長:川戸 孝和
大きく寄与しています。景色のよい海岸に隣接した公園ですので、平日でも時間を問わず健康づくりの
通学路の危険個所について、通学路点検結果を基に、京都府丹後土木事務所、京丹
今後もより親しみのある管理・運営を指定管理者と共に実践していきたいと思っています。
容などを決定しました。
的広場では主にサッカーでの利用が多く、毎年市外からも多くの皆さんに来ていただき、観光振興にも
て、市内全域の国府道・市道通学路の安全対策を実施しました。
ために、散歩やジョギングで多くの方がご利用されています。
後警察署とともに道路交通連絡会議を設置し、箇所ごとに具体的な安全対策、事業内
早期に対応する必要がある箇所については夏休み中に、警察協議や地元の了解が必
要な箇所については協議や了解が得られ次第、対策を実施。一部次年度に持ち越したものもありますが、
計画推進のために
国府道・市道ともに緊急の対応ができたものと考えています。
また、道路整備についても多くの箇所で事業を実施しており、府道では弥栄町鳥取の網野岩滝線鳥取
木橋バイパスが完成し、市道では舗装の破損(穴ぼこ)によりご迷惑をお掛けしていました網野町島津
の志原線の全線改良舗装が完了しました。
工事中は通行に支障をきたすなど何かとご迷惑をお掛けしますが、安全・安心で快適な道路環境の向
上に向けて整備を行っていますので、ご理解をお願いします。
152
153
第7章
計画推進のために
第7章
第6章
うるおい安全都市
平成 24 年度は、4月に発生した亀岡での集団登校中の小学生らの死傷事故を受け
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
に隣接した広大な芝生多目的広場と、幼児・児童向け遊具や健康遊具なども設置しています。芝生多目
共に築き結び合う
盟第4種公認の 400m トラックの陸上競技場や日本グラウンドゴルフ協会認定のグラウンドゴルフ場、
第5章
パートナーシップ都市
120m・テニスコート(砂入人口芝6面)、また「峰山途中ケ丘公園」は、日本陸上連
第4章
生涯 学習都市
2 道路ネットワークの整備
本市には、峰山町に2箇所、網野町に1箇所の都市公園を整備し維持管理を行って
それぞれ公園は特徴を持っており、「峰山総合公園」は野球場(両翼 95m・中堅
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
おり、峰山町、網野町それぞれの指定管理者に管理運営をしていただいています。運
◆建設部都市計画・建築住宅課長:中川 誠
快適に利用できる公園管理・運営
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
八丁浜シーサイドパーク(網野町)
【峰山都市公園利用状況】
健やか安 心 都 市
平成 24 年度には府が策定する新たな都市計画区域の整備方針「京丹後都市計画区域
千円、八丁浜シーサイドパーク指定管理料として 14,900 千円、
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
町域・網野町域の一部を加え京丹後都市計画区域とする案を京都府に要望しています。
第4章
第6章
都市公園である峰山途中ケ丘公園、峰山総合公園および八丁
峰山途中ケ丘公園・峰山総合公園指定管理料として 29,400
第3章
第5章
市内 3 公園を適正管理
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
快適・安心・安全に利用できる都市公園に
◆
施策の方針
第1章
交流経済都市
1 適正な土地利用の推進
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
いをして補修箇所などの情報をいただくとともに、市では、道路パトロール兼作業班
を編成し、維持管理業務にあたっています。
◆
トンネル照明球修繕)や道路施設の維持補修を行うとともに、市道 67 路線で草刈を行いました。また、
さまざまな職歴を持っておられる方を公募し、平成 24 年度は、2人1組による2班
明電気代(2 カ所)として 319 千円、通学路安全対策工事費として 3,665 千円、市道環境整備修繕費とし
らの情報などをいただいた後、早急に対応するように努めています。
損事故が発生する場合もありますので、破損事故が発生しましたら、二次的な事故防止のためにも市役
て 6,422 千円、道路パトロール経費に 9,690 千円を支出しました。
【市道草刈路線数の内訳】
町 名
所・警察へ届出をお願いします。
今後も、皆さんからの情報などをいただき、補修箇所などを把握しながら、安心・安全に走行できる
丹後町
弥栄町
久美浜町
合 計
業務委託路線数
7
10
7
12
7
8
51
地区委託路線数
2
0
5
4
1
4
16
◆建設部土木課長:堀江 利彦
安全・円滑な交通確保の推進
昭和 30 ~ 40 年代の高度経済成長期に集中的に整備された橋梁・トンネルなど道路
◆
老朽化、経年損耗などによって通行に支障が生じている道路、橋梁施設の維持補修を行いました。市道
これまでは、劣化や損傷が見つかったら補修する対処療法的な対応が中心でしたが、
また、市道 18 カ所で維持工事を実施し、工事費として 40,728 千円を支出しました。機械借上料・原材料費、
う通行規制期間の長期化なども生ずるため、今後は重大な損傷が発生する前にこまめ
維持工事の町別の内訳は下表のとおりです。このほか、網野町小浜の勝山妹線の土地購入費に 4,571 千円、
な補修を計画的に実施し、トータルコストの低減を図る予防保全的管理への転換が重
本市においても施設の老朽化対策は、大きな課題であります。市道の整備を国の交付金や合併特例債
その他経費に 1,242 千円を支出しました。
【機械借上料・原材料費の内訳(単位:件、千円)
】
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
その他
合 計
件 数
37
12
32
4
4
29
71
189
と思います。
金 額
2,166
822
2,485
190
277
2,847
2,620
11,407
【維持工事の内訳(単位:件、千円)
】
町 名
◆建設部管理課主事:牧野 伸伍
管理課で1年目を終えて
その中で私は、財務会計業務と道路占用業務の一部を主に受け持っています。財務
会計業務では、いただいた請求書の内容確認や各種手数料などに係る納付書の発行な
ど、課内における歳出及び歳入の事務処理を行っています。道路占用とは、道路に電
柱などの一定の施設を設置し継続して道路を使用することをいいます。そういった申
出します。
管理課へ配属された当初は、土木系の専門知識に乏しく、上記業務や電話対応において戸惑うことも
ありましたが、徐々に慣れてきました。まだまだ至らない点が多く、周囲に迷惑を掛けてしまうことも
ありますが、そこで得た反省を生かし業務に取り組んでいきたいと思います。
弥栄町
久美浜町
合 計
件 数
5
3
1
4
1
4
18
金 額
12,808
4,425
2,146
7,530
529
13,290
40,728
第6章
11 路線の改良、整備を実施
通行の安全確保、利便性向上のため、市道の道路新設改良事業として、11 路線の拡幅、側溝、舗装の整
備などを行いました。路線ごとの事業費は下表のとおりです。
【路線ごとの事業費(単位:千円)
】
路線名
小七郎東堂替線・鴨池線(峰山町長岡)
事業費
路線名
事業費
33,729
小浜掛津線(網野町掛津)
9,714
角地栄町線(峰山町丹波)
1,943
網野下岡線(網野町網野)
4,074
出会駅前線(大宮町奥大野)
3,786
筆石此代線(丹後町筆石)
333
奥大野善王寺線(大宮町奥大野)
3,009
黒ノ奥線(弥栄町鳥取)
荘厳庵千丈敷線(大宮町河辺)
2,818
その他経費
上線(網野町三津)
154
丹後町
924
300
合 計
155
1,131
61,761
第7章
計画推進のために
計画推進のために
請があれば関係法令に基づいて審査を行い、問題がなければ、必要に応じて警察との協議を経て許可を
◆
網野町
うるおい安全都市
ること、冬期間には道路除雪などを行っています。
大宮町
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
管理課では、市道及び市管理河川の維持管理をはじめ、用地取得や登記事務に関す
峰山町
第5章
共に築き結び合う
町 名
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
等有利な財源を活用して推進を図るのと併せて橋梁・舗装などの点検を実施し、計画的な更新・修繕な
第4章
生涯 学習都市
118 カ所で修繕を行い 21,568 千円を支出したほか、機械借上料・原材料費として 11,407 千円を支出。
損傷が進み末期的な状態となってからでは、補修のコストがかさむとともに工事に伴
要と考えられます。
市道 118 カ所で修繕、18 カ所で維持工事を実施
次代を担う若い力が活躍できる
施設の老朽化が全国的に問題となっています。
市道の安全、円滑な通行確保を
第3章
健やか安 心 都 市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第7章
網野町
市道環境整備事業 決算額 49,263 千円
所管課:建設部管理課
ど適切な維持管理でライフサイクルコストの抑制に努めながら安全・円滑な交通確保を図って行きたい
第6章
大宮町
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
道路環境の維持管理に努めていきます。
峰山町
環境循環都市
市道草刈委託料として 15,265 千円、市道環境整備工事費として 13,902 千円、トンネルおよび道路照
側溝の泥あげ、道路面の補修などで、特に、軽微な補修作業や応急措置的な作業については、皆さんか
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
道路パトロール作業員を任用し安全管理に務めました。
体制で実施しました。主な業務としては、道路状況のパトロール、路上障害物の撤去、
しかしながら、老朽化などに伴い、穴ぼこによるパンクや変形したグレーチングなどによる車両の破
地域の生活道路の環境整備
地域の生活道路の環境整備や災害・事故の防止を図るため、道路・橋梁附帯構造物の維持管理(電気代・
この道路パトロール兼作業班は、土木建設技術の経験を持っておられる方をはじめ、
第4章
第5章
市道 67 路線の草刈を実施
交流経済都市
本市の管理する市道延長は 1,200km 以上あり、各区長さんや各種団体などにお願
第2章
第3章
◆建設部管理課長:岩﨑 英史
道路管理と破損事故
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
側溝、舗装などの整備を行い、工事請負費として 8,478 千円を支出しました。
◆
橋梁長寿命化修繕計画策定のため、橋梁点検を実施し、基礎データを収集しました。市内にある橋長 5
永留一分線の測量設計、補償調査を実施
m以上 15 m未満の 312 橋のうち 116 橋について点検を実施。業務委託料 5,016 千円のほか、その他経
橋梁長寿命化事業 決算額 5,089 千円
所管課:建設部土木課
業務委託料に 5,440 千円を支出しました。
◆
社会資本整備総合交付金を活用し市道などを整備
前年度の豪雨で被災した道路・河川を復旧
社会資本整備総合交付金を活用して、整備計画に基づき、安心・安全な
まちづくり、観光と産業の振興を図るため、市道 10 路線の拡幅、側溝、
◆
舗装などの整備および京都府河川改修工事に伴う橋梁改築負担金を支出し
また、同交付金の効果促進事業として、
(仮称)ふるさと活性広場の整備、
に行う事業です。
として 345 千円を支出しました。道路・河川の箇所数および事業費
の内訳は右表のとおりです。
多機能型消防自動車
(仮称)ふるさと活性広場整備事業【大宮町河辺地区非農用地での多目
◆
的広場整備】として 9,392 千円、無電柱化事業【市道牛揚本線(網野町浜詰)
13
26,971
河 川
31
50,904
合 計
44
77,875
等楽寺高原線を復旧
工事を行いました。工事請負費として 22,466 千円、その他経費として 329 千円を支出しました。
町三谷)
・久美浜第2分団第 1 部(久美浜町畑)、消防車搭載 AED(児童
体外式除細動器)2台 418 千円】に 18,671 千円、スクールバス整備事業【神
スクールバス
このほか、同交付金を活用して平成 23 年度から繰越した 5 路線につい
て、用地購入、登記委託のほか拡幅、側溝、舗装などの整備および京都府
路線名
【平成 23 年度繰越分(単位:千円)】
事業費
長岡口大野線(大宮町口大野)
6,978
奥大野中央線(大宮町奥大野)
494
田井垣線(大宮町周枳)
27,043
周枳森本線(大宮町森本)
1,418
郷新田岡線(網野町郷)
7,767
網野下岡線 大田橋(網野町下岡)
19,029
内ヶ森西池新田線 浅茂川橋
(網野町網野)
29,936
大門橋本線(丹後町徳光)
47,617
その他経費
合 計
12,709
田井垣線(大宮町周枳)
14,157
志原線(網野町島津)
22,823
網野下岡線 大田橋(網野町下岡)
29,993
大門橋本線(丹後町徳光)
合 計
6,277
85,959
市道維持補修事業 決算額 79,516 千円
市道新設改良事業 決算額 61,761 千円
4,368
市道新設改良事業(繰越)
決算額 8,478 千円
165,354
過疎対策道路整備事業 決算額 5,440 千円
社会資本整備総合交付金事業 決算額 165,354 千円
社会資本整備総合交付金事業(効果促進事業)
決算額 38,695 千円
社会資本整備総合交付金事業(繰越)
決算額 85,959 千円
所管課:建設部土木課
10,104
156
施策の方針
1.河川・海岸・港湾の整備 2.水辺の環境保全と景観整備
第6章
主要河川である2級河川では、部分改修が進んでいるものの全面的な改修が出来て
町の福田川・新庄川、久美浜町の川上谷川・佐濃谷川、弥栄町の鳥取川などで本格的
第7章
河川整備と維持管理
◆建設部長:川戸 孝和
近年、異常気象によるゲリラ豪雨が頻発しており、流下能力を遥かに超えた雨量に
より河川や排水路が氾濫し、各地で浸水被害が増加しています。
いないのが現状であり、京都府に対して整備促進を強く要望しています。現在は網野
な改修・整備事業が進められています。
一方、市が管理する準用河川や普通河川、排水路においては、昨年、峰山町大糸川、久美浜町ネギ谷
水路で浸水対策事業を実施しました。
また、日常管理として、河川景観の保全や災害防止の観点から、府市とも河川堤防の草刈りや河床堆
積土砂の浚渫、護岸の維持修繕などを実施し、災害の防止・被害の軽減に努めています。
157
計画推進のために
計画推進のために
栃谷口馬地線(久美浜町口馬地・三谷)
千丈敷下沖線(大宮町河辺)
うるおい安全都市
10,600
事業費
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
千丈敷下沖線(大宮町河辺)
路線名
3 河川・海岸・港湾の整備
共に築き結び合う
【平成 24 年度分(単位:千円)
】
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
河川改修工事に伴う橋梁改築負担金を支出しました。路線ごとの事業費は
第4章
生涯 学習都市
現年発生公共土木施設災害復旧事業(繰越)
決算額 78,220 千円
過年発生公共土木施設災害復旧事業 決算額 22,795 千円
所管課:建設部土木課
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
型動力付ポンプ積載車2台 18,253 千円、久美浜第1分団第 3 部(久美浜
費に 20 千円を支出しました。
道 路
平成 23 年度に発生した台風 2 号に伴う豪雨により被災した等楽寺高原線(弥栄町等楽寺)の災害復旧
実施設計】
として 4,898 千円を支出。また、多機能型消防自動車購入事業【小
野小学校スクールバス(29 人乗り)1 台購入】に 5,714 千円、その他経
事業費(千円)
健やか安 心 都 市
ました。工事請負費として 77,875 千円、道路 1 カ所の土地購入費
無電柱化事業の設計、消防車の更新およびスクールバスの整備を行いまし
た。効果促進事業は、道路事業と一体となって事業効果を一層高めるため
44 カ所で実施
平成 23 年度に発生した台風 2 号および 15 号に伴う豪雨により 【道路・河川内訳】
被災した公共土木施設(道路・河川)44 カ所の災害復旧工事を行い
箇所数
ました。路線ごとの事業費は下表のとおりです。
第2章
生きる喜びを共有できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第7章
費に 73 千円を支出しました。
過疎対策道路整備事業として、永留一分線(久美浜町永留)の市道拡幅改良工事の測量設計、補償調査
下表のとおりです。
第6章
点検結果を基に橋梁長寿命化修繕計画策定へ
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
◆
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
橋梁点検を実施し基礎データを収集
交流経済都市
道路新設改良事業として、平成 23 年度から繰越した 1 路線【水の江北大路線(網野町網野)】について
第2章
第3章
前年度から繰り越した市道 1 路線を整備
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
平成 24 年度は、台風や豪雨などによる大きな災害もなく比較的穏やかな年でした。
近年、局地的集中豪雨(ゲリラ豪雨)が頻発するようになり、従来浸水被害などが
アメニティー久美浜公園の適正な管理により、市民の憩いの場を提供
ありませんが、森林の荒廃、耕作放棄地の拡大などによる保水・湛水力の低下や河川
公園管理消耗品費として 236 千円、公園管理委託料として 1,705 千円
平成 24 年度は、多くの地区要望がある中から緊急性の高い箇所について河川に堆
アメニティー久美浜管理事業 決算額 1,941 千円
所管課:建設部管理課
発生しなかった所でも被害が発生しています。ゲリラ豪雨が発生する要因は定かでは
するとともに、観光客へ久美浜湾の魅力を提供することができました。
への土砂流出増大が浸水被害拡大に深く関わっているのではないかと考えられます。
を支出しました。
積した土砂の浚渫や護岸補修などを行い、洪水時の被害防止・軽減を図りました。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
河川景観の保全および災害・事故防止を図るため、河川に繁茂する雑草除去などの環境整備を行いまし
た。河川環境整備委託料(府管理河川)として 49,150 千円(旧町ごとの内訳は下表のとおり)、市管理河
施策の方針
1.公営住宅の管理運営 2.安心できる住環境の整備
川の草刈委託料として 900 千円(旧町ごとの内訳は下表のとおり)、湯川放水路樋門管理委託料(網野町
木津地区)として 152 千円を支出しました。
【河川環境整備委託料内訳(単位:千円)
】
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
街なみ環境整備事業と木造住宅の耐震化促進
久美浜一区地区では、市と「久美浜一区街づくり協議会」が連携して「街なみ環境
合 計
26
16
19
26
17
67
171
金 額
5,115
3,660
2,353
6,815
8,790
22,417
49,150
整備事業」を実施し、伝統的な街なみ保存のための事業に取り組んでいます。平成 24
年度には道路の美装化、公園整備、街路灯の整備などを実施しました。
また、安心して生活できる住環境の整備を進めるため、木造住宅の耐震化事業に継
【草刈委託料(市管理河川)
】
町 名
峰山町
大宮町
網野町
丹後町
弥栄町
久美浜町
8
3
4
1
2
5
23
金 額
205
266
100
50
97
182
900
上げ料(4 件)として 143 千円を支出。また、7 カ所で維
持工事を実施しました。河川ごとの事業費は右表のとおり
です。
大糸川とネギ谷水路の測量設計・用地購入を実施
事業費
前田川(峰山町杉谷)
2,695
和田山川(大宮町久住)
1,422
寺谷水路(網野町高橋)
1,351
妹排水路(網野町網野)
1,450
成願寺水路(丹後町成願寺)
1,239
国久川(弥栄町国久)
2,128
村前川(久美浜町甲山)
1,309
合 計
11,594
河川改修事業として、大糸川とネギ谷水路の測量設計および用地購入を実施しました。業務委託料として
5,444 千円を支出。内訳は大糸川(峰山町赤坂)河川整備検討業務に 1,565 千円、ネギ谷水路(久美浜町浦明)
の測量設計、
登記業務に 3,879 千円でした。また、ネギ谷水路 3 筆(503.39㎡)の土地購入費として 1,510
千円を支出しました。
河川維持補修事業 決算額 13,237 千円
河川改修事業 決算額 6,954 千円
所管課:建設部土木課
158
◆建設部都市計画・建築住宅課長:中川 誠
市民協働のまちづくりと住まいの安全
久美浜一区の伝統的な街なみ保存のため、平成 16 年度から「街なみ環境整備事業」
により協定区域内の道路の美装化、公園整備・防災施設整備・久美浜公会堂修景整備
や橋梁修景整備などを行ってきました。
また協定区域内の民間住宅の修景工事に対し費用の一部を助成し、着実にゆとりと
うるおいのある伝統的な街なみが整いつつあります。久美浜一区に訪れる観光客数も、
合併当時に比べて3倍程度増加しており、これは地元のまちづくり組織「久美浜一区
街づくり協議会」の方々の熱心な活動と市のハード整備の成果ではないかと分析しています。
近年南海・東南海地震の発生が心配されているところです。市民が安心して生活できる住環境をつく
るために、耐震性能の低い木造住宅を大地震が発生しても倒壊しない強さの住宅とするために、木造住
宅の耐震診断と耐震改修費の助成事業を行っています。
平成 24 年度末での耐震診断棟数は、延べ 151 棟を実施しましたが、耐震改修事業を利用されて改修
をされた方は延べ 21 棟となっています。診断はされるが耐震改修までされる方が少ない状況となってい
ます。
159
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
浸水被害、災害・事故などの発生を未然に防止するため、
河川名
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
小規模修繕を行い、1,500 千円を支出したほか、機械借り
◆
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
ている河川施設 7 カ所の維持補修を行いました。7カ所で
第6章
を増やしPRもさせていただきましたが、なかなか改修件数が伸びていないのが現状です。
引き続き、住宅の耐震改修の促進に向けて助成支援を行っていきますので、お気軽にご相談ください。
【河川維持工事費内訳(単位:千円)】
土砂の堆積、堤体の欠損などによって通水に支障が生じ
変重要であると考えています。平成 24 年度は、より多くの市民にご利用いただくよう耐震改修メニュー
共に築き結び合う
7 カ所を小規模修繕
る道路機能不全などを防止し、地震時における避難者の避難経路を確保する上でも大
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
箇所数
河川の維持・修繕・改修を実施
◆
続して取り組んでいます。住宅の耐震化は、居住者の命を救うだけでなく、倒壊によ
合 計
第4章
生涯 学習都市
箇所数
◆建設部長:川戸 孝和
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
河川環境整備事業 決算額 50,202 千円
所管課:建設部管理課
第3章
健やか安 心 都 市
景観保全と災害・事故の防止図る
町 名
アメニティー久美浜
生きる喜びを共有できる
◆
第2章
4 住宅の供給と安心できる住環境の整備
河川の雑草除去など実施
第5章
第7章
市民の憩いの場を提供
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第4章
◆
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第3章
◆建設部土木課長:堀江 利彦
ゲリラ豪雨と浸水被害
アメニティー久美浜を適正管理
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
1棟でも多く大地震でも倒壊しない住宅を増やし、市民が安心して生活できるよう、今後も取り組んでい
街なみの環境整備を実施
で 30 万円の助成)制度も取り入れ、工事の内容に応じて補助メニューの選択ができることとなりました。
きたいと考えています。
市では、公営住宅法に基づく市営住宅を 30 団地・380 戸を管理しており、住宅に困窮する低額所得者
香美久美浜線修景工事 9,010 千円)、府道久美浜気比線修景工事詳細設
◆建設部都市計画・建築住宅課:梅田 浩司
木造住宅の耐震化の促進について
計業務として 473 千円、補助金として 3,218 千円【久美浜一区まちづ
くり協議会の活動に対する補助 100 千円、個人家屋の修景補助(2 件)
建物を建築する際の耐震設計の基準は昭和 56 年に大幅に改正され、阪神・淡路大震
3,118 千円】、その他経費に 80 千円を支出しました。
災の被害報告でも、この年を境に被害に明確な差が出ています。
京丹後市内にはこの昭和 56 年以前に建築された木造住宅が数多くあり、大地震の際
◆
景観保全のため遮蔽施設を設置
第3章
救出活動が困難になるなど被害拡大につながります。それをいかに軽減するかが重要
市民とまちを訪れる人たちがふれあえる公園の工事や伝統的な街なみ保存のために、市道の修景工事や
士派遣制度と、耐震改修工事に対し工事費の助成をする耐震改修費助成事業を進めて
工事費として 42,944 千円を支出。その内訳は、東本町ふれあい公園整備工事に 10,764 千円、東本町
道路から駐車場内部が直接見通せないよう、遮蔽施設の設置を行いました。
な課題であり、その施策として、お住いの木造住宅の耐震性を知ってもらう耐震診断
区内線修景工事に 6,352 千円、東本町区内線修景工事その2に 12,215 千円、臨港道路修景工事に 4,099
千円、土居駐車場遮蔽施設設置工事に 4,200 千円、府道香美久美浜線修景工事その 1 に 5,314 千円でした。
年々申し込みも増え関心が集まっていますが、まだ制度をご存知ない方もおられ、目に留まりやすい
なく市職員も同席して制度説明やアドバイスをするなど、さまざまなアプローチを実施しています。
きる制度も追加しました。より多くの方に耐震に興味を持ってもらい、多くの住宅の耐震化が実現する
よう、これからも知識を深め努力していきます。
住環境の整備を促進
◆
市営住宅運営のため必要経費を支出
市営住宅の家賃算定や入退去などにかかる事務的費用を支出しました。内訳は市営住宅入居者選考委員
工事監理を行っています。屋根防水が痛んだり、給排水設備の寿命がきたりと、各施
◆
設は年を重ねて劣化します。施設の所管課から新築・増築・改修・解体工事について
を担当しました。
設計画を考え、予定の完成期日までに工事が完了するよう仕事を進めることが重要です。
62 千円を支出しました。
これまで法律の基準や建物用途の複雑な条件により、公共建築物は木造以外の構造が選ばれてきまし
また、平成 23 年度からの繰り越しとなった木造住宅耐震改修補助金 1 件(900 千円)を交付しました。
◆
公営住宅を維持管理
公営住宅法に基づく市営住宅 380 戸と特定公共賃貸住宅 4
て 6,866 千円、火災保険料・浄化槽検査手数料などに 1,302
千円、清掃・消防設備等保守点検に 256 千円、土地借上料(市
営住宅 6 団地分)に 2,799 千円、工事費(老朽住宅の解体 2 戸)
に 693 千円、事務費として 21 千円を支出しました。
また、定住促進住宅 3 戸の維持管理を行い 13 千円を支出
しました。
160
161
第7章
住宅一般経費 決算額 1,563 千円
住宅・建築物耐震改修等事業 決算額 10,802 千円
住宅・建築物耐震改修等事業(繰越) 決算額 900 千円
市営住宅維持管理事業 決算額 11,937 千円
久僧定住促進住宅維持管理事業 決算額 13 千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
計画推進のために
計画推進のために
戸の建物や施設にかかる維持管理を行いました。修繕料とし
うるおい安全都市
木造住宅簡易耐震改修補助金(4 件)として 1,200 千円、その他経費に
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
調整しています。施設の利用を妨げずに行う工事では、利用者や近隣住民の安全確保を最優先とした仮
施設を目指して整備していきたいと考えています。
第6章
震改修に係る費用の助成を行いました。木造住宅耐震診断委託料(30 件)
設計や計画段階では、所管課の意向を踏まえ、その事業予算と相談しながら計画を
に積極的に木材が活用されるよう、工夫された例もあります。あたたかくやわらかで親しみのある公共
として 1,440 千円、木造住宅耐震改修補助金(9 件)として 8,100 千円、
木造住宅の耐震診断・改修に対して補助金を交付
国の「建築物の耐震化緊急対策方針」による住宅の耐震化率を 9 割に
委任を受け、昨年度は学校の統廃合にむけた増改築や耐震改修、病院の内部改修など
たが、昨今では、地域産木材が利用されるよう見直されています。建物の構造材や仕上げ材、家具など
引き上げるという目標を受け、昭和 56 年以前の木造住宅の耐震診断や耐
理委託に 194 千円、その他経費に 823 千円、建築積算ソフトウェア借上料に 453 千円でした。
共に築き結び合う
市有施設の老朽化や、利用形態の変化に対応するべく、当課ではその建築計画や設計・
第5章
パートナーシップ都市
謝金・費用弁償に 93 千円【選考会:年 3 回 委員 8 人(報酬支払対象 7 人)】、公営住宅管理システム管
◆建設部都市計画・建築住宅課:吉岡 絵里子
市有施設の営繕について
生涯 学習都市
平成 24 年度からは、より利用しやすい制度を目指し、簡易的な耐震改修にも最大 30 万円の助成がで
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
街なみ環境整備事業 決算額 35,991 千円
街なみ環境整備事業(繰越)
決算額 42,944 千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
告知方法など試行錯誤しています。また少しでも耐震改修へつながるように、診断報告に診断士だけで
健やか安 心 都 市
は建物が倒壊し、市民の生命や財産を奪うと共に、倒壊建物で道路が塞がれ、避難や
街並み街路灯整備(久美浜町)
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
工事請負費として 32,220 千円(街路灯設置工事 23,210 千円、府道
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第6章
第2章
16 年度~ 25 年度の 10 年間の予定)
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
会活動費、個人家屋の修景工事に対する補助金を交付しました。(平成
居住していただくよう努めていきます。
います。
久美浜一区内の伝統的な街なみを保全
久美浜一区の伝統的な街なみ保存などのため、施設改修事業や協議
に対して、低廉な家賃で市営住宅に居住していただいています。今後も市営住宅を適正に管理し、快適に
第3章
第4章
◆
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
これまでは最大 90 万円の助成1本でありましたが、平成 24 年度からは、簡易耐震改修補助金(最大
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
1.バス交通の低額運賃運行の継続と地域活性化への活用 2.北近畿タンゴ鉄道の利用
促進 3.地域公共交通のネットワークの強化
行いました。また、便利なバス交通を実現するため、平成 18 年
始し、平成 22 年 10 月には実証運行から本運行へと移行しました。
KTRの魅力アップと 200 円バス拡大の動き
◆企画総務部長:新井 清宏
過去最大の赤字を更新した北近畿タンゴ鉄道(KTR)では、運営に携わる関係自
治体等で「北部地域総合公共交通検討会」が設けられ、経営体制や収支構造について
検討が進められています。
者 200 円レール」が平成 24 年 10 月から宮津市、与謝野町、伊根町を含む2市2町
で開始され、各市町では 65 歳以上の高齢者の利用が3倍くらいに伸びています。
また、京都府でも「チームKTR」を発足させ、メディアと連携したPRや観光型列車「あかまつ・あ
おまつ号」の平成 25 年 4 月運行を目指して車両のリニューアルが検討されてきました。
平成 18 年度に開始された上限 200 円バスの運行は、確実に利用者を増やし、また運行事業者に対す
消にも努めています。
スの運行に取り組んでおり、KTRと連携した丹後半島観光の新たな利用も見込めると期待が高まって
います。
生活路線バス路線維持費補助金として 13,994 千円(弥栄網野砂
丘線の自主運行分助成 運行区間:弥栄分校前~弥栄病院前~浅
茂川~網野駅前~ 浜詰~久美浜温泉湯元館間)、地方バス路線運行維持対策補助金として 69,333 千円を
交付しました(内訳は下表のとおり)。
【地方バス路線運行維持対策補助金工事費内訳(単位:㎞、千円)
】
路線系統名
終 点
与謝の海病院
経ヶ岬
53.4
1.6
228
2
峰山線
宮津高校
岩滝
峰山駅前
31.7
13.0
7,830
3
間人線
峰山
溝谷
間人
19.3
19.3
14,775
4
海岸線
峰山駅前
小浜 ・ 間人
経ヶ岬
36.7
36.7
17,643
5
海岸線 2
峰山駅前
島津 ・ 間人
経ヶ岬
37.6
37.6
1,635
6
海岸線 5
網野高校前
三津
間人
9.8
9.8
322
7
間人循環線
峰山
間人 ・ 小浜
峰山駅前
39.6
39.6
1,763
8
間人循環線 2
峰山
間人 ・ 島津
峰山駅前
40.5
40.5
4,338
9
病院線
峰山
河辺 ・ 上常吉
与謝の海病院
30.7
13.3
857
峰山
河辺・上常吉
与謝の海病院
32.1
14.7
4,155
11 延利線
峰山
大宮庁舎前
小町公園
18.3
18.3
1,741
12 延利線 2
峰山
大宮庁舎前
小町公園
18.9
18.9
6,339
13 久美浜線
峰山駅前
野中 ・ 友重
久美浜駅
23.6
23.6
7,438
14 久美浜線 3
峰山中学校前
野中 ・ 友重
久美浜駅
合 計
評価をいただいているところです。
にしたローカルな京丹後の魅力を新たな視点で掘り起こしていただいています。「クール・ローカル(地
方がかっこいい)
」という言葉がありますが、公共交通のブランド化を目指して、あらゆる機会をとら
え当市の公共交通を全国に発信していきたいと考えています。
通勤・通学の足「北近畿タンゴ鉄道」へ補助金を交付
関として幅広く利用されていますが、鉄道を運営するに当たって
理化と効率化が進められているものの、厳しい経営を余儀なくさ
第7章
◆「200
円レール」の運行などさまざまな利用促進事業を実施
北近畿タンゴ鉄道は、通勤・通学を始め地域住民の公共交通機
は、人件費や施設・車輌の保守などの経費が相当必要であり、合
れています。このため、鉄道軌道輸送対策事業費補助金、基盤整
備に対する補助金を拠出し、運行維持に努めるとともに、「200
円レール」の運行をはじめ、さまざまな利用促進事業に取り組み
ました。
平成 24 年度は、北近畿タンゴ鉄道利用促進協議会負担金とし
162
第6章
163
北近畿タンゴ鉄道(KTR)
計画推進のために
計画推進のために
マスメディアにおいては、公共交通をテーマにしたテレビ放映が行われるなど、バスや鉄道をメイン
269
69,333
第5章
うるおい安全都市
日本各地から多くの視察者が京丹後に訪れるなど、地方バス路線の維持対策として全国的にも注目され
24.2
311.1
第4章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
少子化の影響による頭打ちの状況も表れはじめています。一方、京丹後市の 200 円バスの取り組みは、
24.2
416.4
地方バス路線運行維持対策補助金 決算額 83,327 千円
所管課:企画総務部企画政策課
体となって積極的に事業を展開し、地域交通の大動脈の利用促進を図ろうとしていま
200 円バスについては、現在のところ利用状況や運行経費に関して順調に推移しているところですが、
補助金額
上宮津
「あおまつ号」などの整備や宣伝を行っていくなど、京都府や兵庫県、沿線自治体が一
たいと考えています。
市内距離
経ヶ岬線
するための事業に取り組んでいます。さらに、リニューアル観光型車両「あかまつ号」
す。この機会をとらえ、KTRの魅力を市民の皆さんとともに積極的に発信していき
全距離
共に築き結び合う
援に努めるとともに、市独自にも高齢者片道上限 200 円レールの実施など利用を促進
経由地
第3章
パートナーシップ都市
北近畿タンゴ鉄道の厳しい経営を支援するため、運行維持補助金などにより経営支
起 点
1
10 病院線 2
◆企画総務部企画政策課長:川口 誠彦
200 円バス(丹後庁舎前)
生涯 学習都市
こうした実績から、宮津市、与謝野町、伊根町でも平成 25 年 10 月開始を目指して、上限 200 円バ
多くの市民に利用され、年々乗車人員が増加しています。
次代を担う若い力が活躍できる
る補助金も減少するなど効果をあげています。さらには路線の延長や新設などにより、交通空白地の解
この乗車運賃上限 200 円化により、生活に身近なバス交通として
健やか安 心 都 市
そうした中、利用促進策として京丹後市が平成 23 年度に試験的に実施した「高齢
公共交通のブランド化を目指して
第2章
10 月から運賃上限 200 円バスの実証運行を運行事業者と協働で開
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
バス路線の運行維持を図るため、運行事業者に対し財政支援を
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第6章
運賃上限 200 円化により、乗車人員が増加
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
◆
施策の方針
第3章
第4章
市民生活に身近で便利なバス交通へ
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
5 地域交通の確保
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行 き 交 う
第1章
て 150 千円、北近畿タンゴ鉄道安全運行維持補助金として 104,438 千円、「高齢者片道上限 200 円乗車」
冬季は除雪で道路交通を確保
助金として 30,172 千円を支出。また、運転免許証の返納者(70 歳以上の高齢者 18 人)に対して北近畿
◆
タンゴ鉄道チケットを進呈する「高齢者運転免許自主返納支援」事業として 360 千円、北近畿タンゴ鉄道
路線などの内訳は下表のとおりです。
委託(除雪作業業者・地区委託費用)として 170,500 千円、
除雪用機械リース料として 26,882 千円、除雪機械運転技
市営バス運行事業に 2,066 万 3 千円
能講習等受講補助金(受講料の 2 分の 1 補助、受講者 25 人)
過疎化の進行や車社会の浸透に伴う輸送人員の減少により、民間でのバス路線の維持が困難になってい
として 188 千円、その他経費として 335 千円、除雪作業
ることから、民間事業者による公共交通機関の維持確保が困難な地域における住民の移動手段を確保する
路 線 名
管 内
【乗車人員】
乗車定員
便 数
運 賃
路 線 名
22 年度
23 年度
24 年度
4便
弥栄延利線
3,195
3,076
2,976
川 上 線
29 名
7便
川 上 線
8,150
8,417
8,388
佐濃北線
6便
15 名
※冬期間は7便
佐濃北線
3,963
3,464
3,306
二区環状線
3,615
4,031
4,268
二区環状線
15 名
18,923
18,988
18,938
80 円〜
200 円
4便
計
※平日運行(弥栄延利線は、土・日・祝日は電話予約運行)
市営バス運行事業 決算額 20,663 千円
所管課:企画総務部企画政策課
路線数
除雪延長
峰山町
32
34.88
408
86.71
52
7.21
大宮町
24
21.60
324
70.26
55
7.51
網野町
57
34.58
392
69.46
111
11.21
丹後町
45
31.57
177
29.34
65
6.54
弥栄町
44
42.57
187
37.81
53
久美浜町
201
86.34
172
35.24
129
合 計
403
251.54
1,660
328.82
465
第4章
8.74
※ 1 次路線:排雪を伴う市道、2 次路線:
排雪を伴わない市道、 その他路線:1・2
54.06 次路線以外(駐車場・進入路など)
12.85
自治会貸与用の除雪機械を導入
で乗り継ぎ、東京国際空港までの航空便を利用する市民などに対し、航空運賃の助成を行いました。助成
件数などは下表のとおりです。
(参考)
平成 23 年度件数
大 人
100 件
400 千円
4 千円
82 件
小 児
1件
2 千円
2 千円
2件
企画商品
174 件
348 千円
2 千円
99 件
合 計
275 件
750 千円
183 件
※企画商品(コウノトリ但馬空港から行く東京 2 日間・3 日間)
コウノトリ但馬空港利用航空運賃助成事業 決算額 750 千円
所管課:企画総務部企画政策課
久美浜町(神崎・甲山)
10,990 千円
大型機械(8 t)1 台
久美浜町(一区)
9,632 千円
大型機械(5 t)1 台
峰山町(橋木)
5,229 千円
自治会貸与(乗車型・3 t未満)2 台
峰山町(鱒留)
、久美浜町(葛野)
5,544 千円
自治会貸与(歩行型・1 t未満)1 台
大宮町(善王寺)
996 千円
【
(参考)平成 24 年度の除雪機械配備状況(単位:台)
】
除雪機械
自治会貸与機械
市所有 借上機 リース
計
乗用型 歩行型
計
峰山町
10
32
6
48
3
1
4
大宮町
27
12
7
46
2
13
15
網野町
15
13
10
38
5
3
8
丹後町
26
14
1
41
13
4
17
弥栄町
20
7
3
30
3
0
3
久美浜町
54
11
3
68
17
24
41
152
89
30
271
43
45
88
合 計
165
第6章
第7章
除雪事業 決算額 248,165 千円
除雪機械整備事業 決算額 32,391 千円
所管課:建設部管理課
計画推進のために
計画推進のために
コウノトリ但馬空港から東京国際空港までの往復航空券とホテルでの宿泊(1 泊または 2 泊)をセット
にした企画商品
大型機械(11 t)1 台
うるおい安全都市
1 件当たりの
助成金額
【除雪機械導入費内訳】
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
【平成 24 年度年間航空運賃助成数・金額】
除雪機械購入費として 32,391 千円を支出しました(内訳は下表のとおり)。
第5章
共に築き結び合う
現し、
もって本市の産業・福祉・文化などの活性化を図ために、コウノトリ但馬空港から大阪国際空港(伊丹)
164
除雪延長
雪機械を導入し、冬季における生活道路の確保により、円滑な市民生活の維持を図ることができました。
コウノトリ但馬空港の利用率を向上させることにより、東京国際空港(羽田)間との直行便の就航を実
助成金
路線数
市所有の大型除雪機械の経年劣化に伴う更新および地域の効率的な除雪を図るための自治会貸与用の除
但馬空港から東京国際空港までの航空便利用者へ助成金
助成件数
除雪延長
その他路線
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
但馬-羽田の直行航空便の実現を目指して
◆
路線数
第 2 次路線
生涯 学習都市
10 名
第 1 次路線
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
弥栄延利線
第3章
【除雪路線(単位:路線、km)
】
健やか安 心 都 市
りです。
除雪作業
中の車両等物損事故賠償金に 757 千円を支出しました。
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
ため、生活交通路線として必要なバスの運行事業を実施しました。運行内容および乗車人員は下表のとお
【運行内容】
環境循環都市
点検等管理・保険料など)として 49,503 千円、除雪作業
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
◆
第2章
平成 24 年度は、除雪機械維持管理費(除雪機械整備・
民間バス路線の維持が困難な地域の移動手段を確保
◆
第7章
め、円滑な市民生活の維持を図ることができました。除雪
北近畿タンゴ鉄道利用促進対策事業 決算額 150,403 千円
所管課:企画総務部企画政策課
第4章
第6章
協力して降雪時に速やかな除雪を行い、通勤・通学をはじ
千円、北近畿タンゴ鉄道映像制作・グッズ作成事業に 714 千円を支出しました。
第3章
第5章
冬季における生活道路の交通を確保するため、京都府と
沿線シバザクラ維持管理事業(網野町内)として 149 千円、鉄道軌道輸送対策事業費補助金として 8,369
第2章
降雪時には速やかな除雪を実施
交流経済都市
に 6,051 千円(対前年比 3.1 倍増)
、あかまつ・あおまつ車両整備など北近畿タンゴ鉄道再生支援事業補
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
共下水道使用料の減額制度」も平成 24 年度新たに新設しました。(制度の詳細についてはお問い合わ
施策の方針
せください。)
1.地域水道ビジョンの策定 2.水道施設の統合整備 3.水洗化の推進 4.下水
道整備事業の推進および都市下水路の整備促進
災害、水道事故に備える
◆上下水道部長:中西 和義
近年、異常気象と思えるような状況が増え、少雨による渇水が続くと思えば、突然
第2章
給水人口が半減したときの水道事業経営
◆上下水道部水道整備課長:辻 修平
当市でも、平成 25 年は春先から少雨傾向が続き、夏には節水をお願いせざるを得
平成 25 年 3 月に国立社会保障・人口問題研究所が試算した京丹後市の人口を基
とたび天気が崩れると大雨となり、増水などにより水源地に被害が及んで取水できな
55%)に半減し、その後も減少することになります。
多発しています。
り、その水道料金は 10 億 6 千 7 百万円となっています。
なくなり、子供たちが楽しみにしているプールの自粛もお願いしました。しかし、ひ
に市の給水人口を推計しますと平成 65 年(40 年後)には、31,400 人(現在の約
いなどの事態が発生しました。市では、
「断水はさせない」を方針に、大雨の中、また深夜であっても、
仮にそうなった場合には、節水機器の普及も含めて水道料金収入も 10 億円から 5
すが、ひとたび事故や災害が発生すると、頼りになるのは水道職員の技術や経験です。
大きな影響を与えます。
厳しくなっており、効率化による経費削減は避けられません。こうした効率化の手法として、全国的に
その内容は郊外に居住している市民を中心市街地に呼び戻し公共インフラの経費を縮減しようというも
故や災害が起きるか想定のできない水道の危機管理では、職員の熟練した技術や経験、勘といったこと
現在、京丹後市の水源地、浄水場、配水池、の施設総数は約 240 カ所、水道管の延長は 787㌔となっ
プしていただける地元水道業者の協力体制がとても大切な備えであると考えています。
なりますが、水道管の延長の縮減(=水道管の廃止)には大きな課題があります。
では、施設更新を順次進めるとともに、中央監視装置など施設管理の自動化、システム化を図っていま
人口減少の影響は水道事業の他に、下水道事業、道路維持事業、公共交通事業などの公共インフラに
人口減少に伴う料金収入の減少や電気料金の値上げに伴うコストの増加など、水道事業の経営は年々
人口減少の対応策として、青森、富山、浜松市などではコンパクトシティ事業に取り組んでおられます。
は包括的な民間委託により効率化を図ろうとする検討も進められていますが、いつ何時、どのような事
のですが、計画どおりには進んでいないようです。
に支えられている部分が多く、こうした職員の確保と育成が欠かせません。また、水道事業をバックアッ
ており、人口減少に伴う水道使用量の減少に即した施設数、水道管延長の削減が費用縮減のポイントと
たとえば、生活者がいなくなった地区の、一時帰省の方の水道供給をどう考えるか、また、生活者が
◆上下水道部普及推進・料金課長:平井 幸夫
下水道の普及は、各家庭の生活環境が快適になるだけでなく、川や海などの自然環
境が守られ、市全体が衛生的な環境になります。しかし、下水道区域内すべての排水
設備(トイレ・台所・洗面所・風呂など)が下水道に接続されて初めてこれらの効果
(整備率)は 69.2%(平成 25 年 3 月末)となっていますが、水洗化率(利用率)は
約 48.7㌫(平成 25 年 3 月末)と接続が進んでいない状況です。
下水道が接続できる状況(供用開始区域)になりましたら、公共下水道に接続することが「下水道法」
で義務付けられており、速やかな接続のお願いをしていますが、下水道接続には、約 30 ~ 80 万円の
工事費が必要となるので、多額の工事費の負担や、利用している浄化槽に不便さを感じないことなどが
このため、市職員・下水道普及推進員が未接続のご家庭を 1 軒 1 軒伺い、下水道へ接続していただく
ようお願いしているところです。
また、市では接続をすすめるために、下水道に接続した人には、宅地内の排水設備への補助として『京
丹後市水洗化推進支援事業補助金交付制度』を設けていますし、下水道に接続するために、金融機関か
166
平成 24 年度の下水道事業は、管渠の工事において、菅地区・安地区・谷内地区・
島津地区を中心に整備を行いました。委託業務においては、認可を受けている区域の
整備がほぼ完了してきていることから、新たな整備計画区域の協議を整え測量・詳細
設計業務に着手しました。また、浄化槽設置整備事業では 85 基の新規浄化槽の設置
を行いました。この結果、平成 24 年度末の水洗化普及率は約 1 ポイント伸び 69.3%
になりましたが、近隣市町に比べるとまだ低く、平成 32 年度の集合処理区域の整備
完成を目指し、管渠の整備を進めます。
また、平成 24 年度は、接続率の向上を重点課題として取り組みました。特に公共下水道区域の接続
率の向上のため、水洗化の補助金・排水設備工事の利子補給など既存の各種施策に加え、排水設備アド
バイザーの派遣事業を新設しました。この事業は、公共下水道区域の建築物について指定工事店のご協
力を得て、水洗化の方法・水洗化の概算費用など専門的なアドバイスをしていただける制度です。
水洗化を足踏みされている理由の一つとして、水洗化するにはどのくらいの費用が必要か分からない
との声を聞きます。この事業をご利用いただき、概算費用を把握することをお勧めします。
167
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
接続への阻害要因となっています。
◆上下水道部下水道整備課長:藤原 裕行
うるおい安全都市
市の公共下水道(公共・特環)が使用できるようになってから、現在までに普及率
接続促進のための新たな事業
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
を充分に発揮することができます。
考えていかなければならない課題であると認識しています。
共に築き結び合う
快適な生活の提供をめざして
第5章
パートナーシップ都市
大幅に減少した場合の消火水量の常時確保をどうするかなど、今後市民の皆さんのご理解を前提として
第4章
生涯 学習都市
億円に半減するものと予測しています。
次代を担う若い力が活躍できる
職員は懸命に施設の維持管理や復旧に当たり、安定給水の確保に努めています。老朽化施設が多い水道
第3章
健やか安 心 都 市
平成 24 年度末で市の水道事業は、56,452 人の市民の皆さんにご利用いただいてお
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
ます。
のゲリラ豪雨やかつて経験のない大雨による洪水や土砂災害が発生し、悲惨な被害が
第5章
第6章
この恵まれた丹後の自然環境を子や孫の代まで残すためにも、1 日も早く下水道への接続をお願いし
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
続を条件として、浄化槽を廃止し接続された場合は下水道使用料の超過料金の全額を 1 年間減額する「公
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
工事に係る利子補給金交付制度』も設けています。浄化槽をご利用されている人を対象に、早期の接
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
6 上下水道の整備
ら住宅改造資金などを借り入れた人を対象に、支払利息の全額について補助する『京丹後市排水設備
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
浄化槽整備事業特別会計 歳入歳出差引額 28,771 千円
◆建設部土木課長:堀江 利彦
内水処理対策の推進
決算額は、歳入総額 215,714 千円、歳出総額 186,943 千円で、歳入から歳出を差し引いた額は 28,771
京丹後市では、京都府の福田川河川改修事業の実施と並行して福田川右岸市街地の
千円となりました。
内水処理対策を平成 21 年度から公共下水道浸水対策事業として進めています。
浄化槽整備事業では、市水洗化計画に基づき、河川や海など豊かな自然環境の保全と清潔で快適な暮ら
その一環として内ヶ森都市下水路中流部に建設中であった第2雨水排水ポンプ場が
しを実現するため、個別処理区域において市が浄化槽を設置し、個人から寄附を受けた浄化槽と併せて維
平成 25 年 3 月に完成しました。このポンプ場の稼働により浅茂川地内の浸水被害の
持管理を行っています。
防止・軽減に効果があるものと期待しています。
孫が誇れる京丹後市を目指して
◆上下水道部下水道整備課:梅田 慎弥
か ん が い
上流で使われ放流された水は、下流側で灌漑など何らかの目的で利用されているこ
■浄化槽維持管理 ■浄化槽設置工事
(委託費+検査手数料+修繕料) (工事費+事務費)
にどのような影響を及ぼすのかを考えることは、下水接続の意思向上に繋がるのかも
下水道への接続は、住環境の改善だけでなく幅広い環境問題に直結しているため、私たちの世代だけ
私は、下水道整備課に配属されてから、公共汚水ますの設置業務を担当しました。公共汚水ますとは、
住環境の改善や京丹後市の豊かな自然保護の一端を担っています。しかしながら、私自身経験も浅く未
熟であるため、接続を希望される皆さんにはご迷惑をお掛けしていますが、一日も早くご要望に応えら
ま いし ん
れるよう、凡事徹底し、また、率先垂範する職員を目指して日々業務に邁進したいと考えています。
人 槽
5 人槽
7 人槽
10 人槽
14 人槽
30 人槽
合 計
設置基数
32 基
48 基
3基
1基
1基
85 基
※(既設 785 基+市設置(H 24 年度中契約分)81 基+寄附(H 24 年度中契約分)30 基)
浄化槽整備事業特別会計へ繰出し
浄化槽設置を支援
会計の経営の健全化を促進
総務省から示される下水道事業に対する繰出基準を参考に浄化槽整備事業特別会計へ繰出金を支出する
公共用水域の水質保全と生活環境の改善図る
ことにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
公共用水域の水質保全と生活環境の改善を図るた 【浄化槽設置整備事業費補助金内訳】
め、個人が設置する浄化槽設置整備事業に対して、国・
府の基準に基づき補助金を交付しました。平成 24 年
度は合計 10 基の設置に対して、浄化槽設置整備事業
費補助金 4,615 千円を交付したほか、その他の経費に
りです。
5 人槽
設置数
浄化槽整備事業特別会計繰出金 決算額 48,700 千円
所管課:上下水道部下水道整備課
補助金額
1基
352 千円
7 人槽
7基
3,087 千円
10 人槽
2基
1,176 千円
下水道接続のための排水設備工事費用を一部補助
合 計
10 基
4,615 千円
◆
浄化槽設置整備事業 決算額 4,708 千円
所管課:上下水道部下水道整備課
既存住宅の水洗化を促進
既存住宅の水洗化の促進および地域経済の活性化を図ることを目的に、公共下水道事業・集落排水事業・
市設置浄化槽整備事業の供用開始区域内で新たに下水道に接続するための排水設備工事を、市内業者を利
用して行った場合に、その工事に要する費用の一部を補助しました(補助金上限額 5 万円)。平成 24 年度
は合計 261 件に対し、12,850 千円を交付しました(内訳は次㌻表のとおり)。
168
169
第7章
計画推進のために
93 千円を支出しました。補助金の内訳は右表のとお
人 槽
第6章
うるおい安全都市
◆
◆
災害に強く、快適で暮らしやすい
計画推進のために
第7章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
共に築き結び合う
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
第4章
生涯 学習都市
宅地内の汚水や生活雑排水を集め排水する際に受けるますのことをいいます。ます設置は前述のとおり、
管理基数
106 基
91 基
48 基
159 基
54 基
438 基
896 基
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
でなく、子供や孫たちが誇れる京丹後市にするために非常に重要なことの一つだと思っています。
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
地 区
峰山地区
大宮地区
網野地区
丹後地区
弥栄地区
久美浜地区
合 計
しれません。
そ っ せ んす い は ん
金 額
14,698 千円
69,267 千円
87,442 千円
5,978 千円
9,558 千円
186,943 千円
○施設管理費 69,267 千円 ○施設建設費 87,442 千円
とが多いです。私たちが使う上水の大部分が排水になるという事実を認識し、住環境
第4章
歳 出
内 容
総務費(一般管理費)
施設管理費
施設建設費
積立金
公債費
合 計
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
ご家庭における水事情は上水ばかり意識しがちではないでしょうか。
金 額
25,186 千円
32,318 千円
31,108 千円
50,667 千円
76,435 千円
215,714 千円
生きる喜びを共有できる
私たちの生活にとって「水」との縁は切れないものです。私もそうなのですが、各
第3章
健やか安 心 都 市
歳 入
内 容
分担金及び負担金(新規加入分担金)
使用料及び手数料
国庫・府支出金
繰入金(一般会計繰入金ほか)
その他(繰越金、財産収入、市債ほか)
合 計
環境循環都市
います。
第2章
■収支状況
引き続き下流部の排水ポンプ場建設を進め、安全安心な街づくりを推進したいと思
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
所管課:上下水道部下水道整備課
第1章
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
5
29
29
5
6
40
10
6
16
2
5
弥栄町
久美浜町
95
30,000 円× 10 件= 300,000 円
⑤神谷浄水場用地購入 14,306 千円
H23 年度以来の工事完成
①佐野甲配水管布設(平成 23 年度繰越) 20,476 千円
■久美浜東部簡易水道
■久美浜北部簡易水道
50,000 円× 251 件= 12,550,000 円
①湊導水管布設 40,997 千円
②湊第 8 水源築造 10,750 千円
5
42
29
24
95
79
36
51
261
簡易水道事業特別会計 歳入歳出差引額 89,822 千円
水洗化推進支援事業 決算額 12,850 千円
所管課:上下水道部普及推進・料金課
所管課:上下水道部水道整備課
決算額は、歳入総額 1,157,954 千円、歳出総額 1,068,132 千円で、歳入から歳出を差し引いた額は
89,822 千円となりました。また、平成 25 年度へ一部事業を繰り越しましたので 89,822 千円から翌年度
第2章
簡易水道事業特別会計に繰出し
◆
会計の経営の健全化を促進
総務省から示される簡易水道事業に対する繰出基準を参考に、一般会計から簡易水道事業特別会計へ繰
出金を支出することにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
簡易水道事業特別会計繰出金 決算額 269,399 千円
所管課:上下水道部水道整備課
へ繰り越した財源 4,772 千円を控除した実質収支は 85,050 千円となっています。
平成 24 年度の主な事業は、次の通りです。
■事業収支
有 収 水 量 … 配水量のうち料金徴収の対象となった水量
項 目
導・送・配水管延長
浄水場施設数
配水池施設数
平成 23 年度
433,543 m
52 カ所
94 カ所
平成 24 年度
439,517 m
52 カ所
94 カ所
■久美浜西部簡易水道事業
①神谷浄水場実施設計・土質調査業務 20,322 千円
②河梨配水管布設 43,899 千円
③神谷配水池新設・用地購入・立木補償 83,594 千円
170
収益的収支(税込み)は、事業収益 627,206 千円に対し、事業費用 768,056 千円で、収支差し引きは
1,068,132 千円
浄水場改良工事などに伴う資本的収支は収入不足ですが、当年度分消費税および地方消費税資本的収支
調整額、繰越工事資金、過年度分損益勘定留保資金で補てんしました。
○収益的収支 ▲ 140,850 千円
第5章
■水道事業収益 627,206 千円
内 容
営業収益(水道料金など)
営業外収益(消費税還付金など)
合 計
金 額
620,022 千円
7,184 千円
627,206 千円
■水道事業費用 768,056 千円
内 容
営業費用(原水および浄水費ほか)
営業外費用(企業債利息ほか)
特別損失
合 計
金 額
569,746 千円
75,016 千円
123,294 千円
768,056 千円
○資本的収支 ▲ 210,757 千円
■資本的収入 577,115 千円
内 容
加入金
企業債
出資金(上水道統合事業に伴う出資)
補償金(掛津配水池移転補償金)
合 計
第4章
金 額
5,895 千円
303,900 千円
218,200 千円
49,120 千円
577,115 千円
171
第6章
第7章
計画推進のために
=主要な施設整備事業=
本市の水道事業は、地方公営企業法の適用を受けてその事業収入により経営を行っています。
額は▲ 140,850 千円となりました。
合 計
所管課:上下水道部水道整備課
うるおい安全都市
■施設状況
決算額 収益的収支:▲ 140,850 千円 資本的収支:▲ 210,757 千円
災害に強く、快適で暮らしやすい
有 収 率 … 有収水量を配水量で割ったもの
水道事業会計(企業会計)
共に築き結び合う
平成 24 年度
25,054 人
9,847 件
3,369,081㎥
2,770,681㎥
82.2%
金 額
92,277 千円
463,554 千円
512,301 千円
パートナーシップ都市
平成 23 年度
25,511 人
9,864 件
3,409,440㎥
2,826,757㎥
82.9%
歳 出
総務費(一般管理費、諸費)
施設費(維持管理費、施設整備事業費)
その他(積立金、公債費)
■給水状況
項 目
給水人口
給水件数
年間総配水量
年間総有収水量
有収率
内 容
生涯 学習都市
歳 入
内 容
金 額
分担金および負担金(新規加入分担金)
1,902 千円
使用料および手数料
486,000 千円
国庫・府支出金
93,674 千円
(一般会計繰入金)
繰入金
279,999 千円
その他(繰越金、市債ほか)
296,379 千円
合 計
1,157,954 千円
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
計画推進のために
第7章
76
④口馬地・奥馬地配水管布設 12,100 千円
H22 年度までの工事完成
健やか安 心 都 市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
浄化槽
10
22
丹後町
合 計
漁排
66
大宮町
網野町
農排
合 計
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
峰山町
特環
浄化槽事業
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
公共
集落排水事業
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
公共下水道事業
第1章
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
【平成 24 年度補助金交付実績表(単位:件)
】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
内 容
建設改良費(工事請負費ほか)
企業債償還金
合 計
歳 入
内 容
分担金及び負担金(新規加入分担金)
使用料及び手数料
府支出金
繰入金(一般会計繰入金ほか)
その他(繰越金、市債ほか)
合 計
223,482 千円
787,872 千円
平成 23 年度
有収率
平成 24 年度
31,398 人
13,309 件
13,331 件
4,344,803㎥
4,371,726㎥
3,427,308㎥
3,385,708㎥
78.88%
77.45%
項 目
施設区分
大宮町
平成 23 年度
平成 24 年度
347.6km
農業集落
排水施設
10 カ所
39 カ所
=主要な施設整備事業=
漁業集落
排水施設
凝集沈殿池一式、急速ろ過機 3 基、浄水池 2 池、配水池補修 3 池ほか
②掛津配水池築造工事 78,221 千円
丹後町
砂方処理場
マンホールポンプ設置数
―
6基
3基
19 基
19 基
31 基
10 基
14 基
2基
生涯 学習都市
集落排水事業特別会計に繰出し
水道事業経営を安定化
◆
総務省から示される下水道事業に対する繰出基準を参考に、一般会計から集落排水事業特別会計へ繰出
金を支出することにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
水道事業会計繰出金 決算額 95,840 千円
水道事業会計繰出金(繰越)
決算額 123,200 千円
所管課:上下水道部水道整備課
網野都市下水路を整備
ポンプ施設などの修繕や点検を実施
第6章
網野都市下水路(小栓川・内ヶ森)のポンプ施設などの修繕や点検を実施しました。業務委託料として
6,497 千円を支出。内訳はポンプ場電気工作物保安管理に 294 千円、ポンプ施設等機械設備等点検に 2,310
千円、・網野都市下水路(小栓川)堆積土除去に 3,710 千円、その他委託料に 183 千円でした。また、網
集落排水事業特別会計 歳入歳出差引額 12,566 千円
所管課:上下水道部下水道整備課
決算額は、歳入総額 385,147 千円、歳出総額 372,581 千円で、歳入から歳出を差し引いた額は 12,566
都市下水路(小栓川)しゅんせつ、護岸維持工事として 3,548 千円、その他経費として 202 千円を支出
しました。
第7章
都市下水路維持整備事業 決算額 16,901 千円
所管課:建設部都市計画・建築住宅課
集落排水事業では、市水洗化計画に基づき、河川や海などの水質、豊かな自然環境の保全と快適で衛生
的な生活環境をつくるため、農業集落排水施設の整備および汚水処理場、マンホールポンプなどの施設管
理を行いました。
172
173
計画推進のために
計画推進のために
千円となりました。
野都市下水路維持管理費として 5,435 千円、峰山都市下水路(風呂川)維持工事として 1,219 千円、網野
うるおい安全都市
◆
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
集落排水事業特別会計繰出金 決算額 183,300 千円
所管課:上下水道部下水道整備課
共に築き結び合う
また、平成 23 年度からの繰り越しとして、水道事業出資金 123,200 千円を繰り出しました。
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
水不足が懸念される網野町および大宮町給水区域への水融通を行うための施設整備に対して、水道事業
会計の経営の健全化を促進
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
水道事業特別会計に繰出し
◆
第3章
第4章
配水池 2 池、機械室 1 棟ほか
経営の安定化を図るため、水道事業出資金 95,000 千円、児童手当繰出金 840 千円を支出しました。
第7章
弥栄町
久美浜町
①善王寺浄水場改良事業 331,308 千円
第4章
丹後町
処理場
森本処理場
三重処理場
成願寺処理場
和田野処理場
黒部処理場
溝谷・吉野処理場
川上南部処理場
佐濃南処理場
第2章
健やか安 心 都 市
11 カ所
39 カ所
金 額
19,835 千円
90,282 千円
20,947 千円
22,217 千円
219,300 千円
372,581 千円
総務費(一般管理費)
施設管理費
事業費(施設建設費ほか)
積立金
公債費
合 計
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
浄水場
配水池施設数
333.6km
歳 出
■施設の内容
■施設状況
導・送・配水管延長
内 容
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
31,649 人
金 額
40,247 千円
87,347 千円
22,200 千円
205,300 千円
30,053 千円
385,147 千円
暮らしの中でいのちが輝く
項 目
給水人口
給水件数
年間総配水量
年間総有収水量
第3章
第5章
金 額
564,390 千円
■給水状況
第2章
第1章
■収支状況
交流経済都市
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
■資本的支出 787,872 千円
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
網野町浅茂川地区の浸水対策のため、内ヶ森第 2 ポンプ場建設
工事を日本下水道事業団へ委託し、実施しました。事業実績は、
建設工事費(機械電気設備、場内整備)として 112,500 千円、そ
の他経費として 762 千円でした。
併せて、平成 23 年度から繰越した同ポンプ場建設工事を日本下
気棟、機械電気設備)として 20,000 千円でした。
内ヶ森第 2 雨水ポンプ場
内水処理対策事業 決算額 113,262 千円
内水処理対策事業(繰越)
決算額 20,000 千円
所管課:建設部土木課
会計の経営の健全化を促進
総務省から示される下水道事業に対する繰出基準を参考に、一般会計より公共下水道事業特別会計へ繰
出金を支出することにより、同会計の経営の健全化を促進し、経営基盤の強化を図りました。
公共下水道事業特別会計 歳入歳出差引額 51,782 千円
公共下水道事業特別会計繰出金 決算額 800,000 千円
所管課:上下水道部下水道整備課
所管課:上下水道部下水道整備課
第4章
決算額は、歳入総額 2,368,886 千円、歳出総額 2,317,104 千円で、歳入から歳出を差し引いた額は
生涯 学習都市
51,782 千円となりました。
公共下水道事業では、平成 32 年度の事業完了に向けて整備を行い、平成 24 年度末の整備率は 69.2%
となりました。しかし、水洗化率は 48.7%と依然として低い状況であり、下水道普及推進員および市職員
による戸別訪問などを行い接続推進に努めているところです。
■事業収支
内 容
総務費(一般管理費)
施設管理費
事業費(管渠布設工事ほか)
積立金
公債費
合 計
第5章
金 額
75,008 千円
294,104 千円
779,059 千円
18 千円
1,168,915 千円
2,317,104 千円
うるおい安全都市
■処理場管理費(委託料、検査手数料、修繕料ほか)
峰山・大宮
浄化センター
2 施設
網野浄化センター
橘浄化センター
丹後浄化センター
久美浜浄化センター
205,653 千円
-
-
-
5 施設
30,229 千円
マンホール
ポンプ設置数
30 基
13 基
3基
15 基
36 基
31 基
58,222 千円
第7章
計画推進のために
計画推進のために
峰山処理区
大宮処理区
網野処理区
橘(網野町)処理区
丹後処理区
久美浜処理区
管理費合計
汚水中継
ポンプ場設置数
処理場名
○施設建設等費 779,059 千円
174
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
○施設管理費 294,104 千円
処理区名
共に築き結び合う
内 容
金 額
分担金及び負担金(新規加入分担金)
75,992 千円
使用料及び手数料
285,822 千円
国庫支出金
287,304 千円
繰入金(一般会計繰入金ほか)
810,000 千円
その他(繰越金、財産収入、市債ほか)
909,768 千円
合 計
2,368,886 千円
歳 出
パートナーシップ都市
歳 入
次代を担う若い力が活躍できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第7章
◆
第3章
健やか安 心 都 市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第6章
公共下水道事業特別会計に繰出し
第2章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
事業費
219,644 千円
136,730 千円
351,140 千円
4,012 千円
997 千円
4,787 千円
61,749 千円
779,059 千円
環境循環都市
水道事業団へ委託し、実施しました。事業実績は、建設工事費(電
主な内容
菅・荒山地区管渠布設工事ほか
河辺・谷内地区管渠布設工事ほか
網野・島津地区管渠布設工事ほか
木津地区管渠布設工事ほか
公共汚水ます設置工事ほか
栄町・神崎地区管渠布設工事ほか
―
合 計
暮らしの中でいのちが輝く
処理区
峰山処理区
大宮処理区
網野処理区
橘(網野町)処理区
丹後処理区
久美浜処理区
人件費・事務費
内ヶ森第 2 雨水ポンプ場が完成
第3章
第4章
第1章
■工事(工事請負費、委託費、事務費ほか)
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
浅茂川地区の浸水対策を実施
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
175
第2章
人)に 1,609 千円、啓発物品購入費(交通安全うちわ・反射リストバン
ドなど)に 431 千円、交通安全協会補助金に 300 千円、放置自動車処
交通安全対策協議会との連携
分経費に 56 千円、その他経費に 87 千円を支出。交通安全指導員の活動
実績と交通安全運動については、下表のとおりです。
「犯罪被害者支援」や「暴力団排除」の条例制定
◆市民部長:木村 嘉充
【交通安全運動】
4月
安心・安全で快適な生活を送るためには、交通事故や犯罪の抑止と居住などの環境
整備が必要です。市では、交通事故による死者数をゼロにし、市民を交通事故の脅威
から守ることを目標に、市交通安全計画を策定しています。市民 12 人に交通指導員
を委嘱して、交通安全教室の開催や街頭啓発などを積極的に取り組んでいただいてい
罪のない明るいまちづくりを進めています。
警察や防犯協会、防犯暴力追放推進協議会さらに集落区長さんなどと一緒に、「鍵かけ・声かけ」を合
活動内容
自転車の安全利用推進月間
街頭啓発活動(交通安全運動、府民運動など)
6月
事故0の輪 拡大旬間街頭啓発
交通教室指導(幼稚園、小学生、高齢者)・会議
夏の交通事故防止府民運動 ( ~ 8 月下旬 )
合 計
8回
61 人
42 回
216 人
62 回
421 人
府域一斉交通安全街頭啓発日
高齢者交通事故防止キャラバン隊
ら施行しています。また、暴力団による市民生活への不当な影響を排除し、市民の安全かつ安心で平穏
◆
30 灯を新たに設置
夜間の犯罪の防止と通行の安全を図るため、市が管理する防犯灯(集落間)を整備しました。合計 30
灯を新設し防犯灯工事請負費として 2,198 千円を支出しました(設置場所別の内訳は下表のとおり)。
一緒に守ろう安心な暮らし
町 名
◆市民部市民協働課長:西村 誠志郎
峰山町
交通事故や犯罪防止のためには、警察による警戒や検挙活動に加え、市民の一人ひ
とりが「自分の安全は自分で守る」、「地域の安全は地域で守る」、「交通事故に遭わな
市は、夜間における犯罪抑止と通行の安全を図ることを目的に防犯灯 106 基(地区
設置 76 灯、市設置 30 灯)を設置したほか、地域住民、交通安全指導員や防犯推進委
LED 防犯灯新設 4 灯
105 千円
善王寺~長岡
LED 防犯灯新設 4 灯
148 千円
森本~三重
LED 防犯灯新設 5 灯
〃交換 7 灯
196 千円
弥栄町
外村~堤
LED 防犯灯新設 5 灯
397 千円
海士~橋爪
LED 防犯灯新設 4 灯
378 千円
河内~西本町
LED 防犯灯新設 4 灯
道路照明灯修繕 1 灯
◆
第7章
50 千円
2,198 千円
合 計(新設:30 灯)
啓発活動にも努めており、今後も市民と行政が協働することで、犯罪のない安全で安心な地域社会の実
296 千円
犯罪・交通事故防止などのために設置
防犯灯を適正に維持管理
市が管理する防犯灯(集落間)の維持管理を行いました。防犯灯電気代(1,918 灯分)に 7,649 千円、防
犯灯修繕料に 1,824 千円を支出しました。町域別の防犯灯数および修繕件数は、次㌻表のとおりです。
176
177
計画推進のために
防犯灯修繕 1 灯
第6章
376 千円
LED 防犯灯新設 4 灯
野中~谷
ケーブルテレビ、防災行政無線による呼びかけのほか、街頭や金融機関などで警察や関係団体と一緒に
現につなげます。
赤坂~丹波
新庄~木津
久美浜町
また、近年、被害が増加傾向にある高齢者を狙った振込詐欺にあわないように、コミュニティFMや
252 千円
網野町
員協議会委員などと一緒になって、交通安全や防犯意識の向上のため、広報・啓発活動を 67 回(交通
安全啓発活動等 62 回、防犯啓発活動 5 回)実施しました。
金 額
うるおい安全都市
報・啓発活動や運動にかかわっていくことが大切です。
工事内容
道路照明灯修繕 1 灯
災害に強く、快適で暮らしやすい
大宮町
い」との意識を持つとともに、市民と行政とが一緒になって交通安全や防犯などの広
設置場所
荒山
第5章
共に築き結び合う
【設置場所別の内訳】
第4章
パートナーシップ都市
を平成 25 年 1 月 1 日から施行しました。
第3章
生涯 学習都市
交通安全対策事業 決算額 2,483 千円
所管課:市民部市民協働課
夜間の防犯・交通安全のため、防犯灯を整備
な生活の確保に資するとともに、青少年の健全な育成を図ることを目的に、「京丹後市暴力団排除条例」
144 人
秋の全国交通安全運動
また、犯罪被害者等基本法 ( 平成 16 年法律第 161 号 ) に基づき、犯罪被害者などが受けた被害の回
復及び軽減に資することを目的として、
「京丹後市犯罪被害者等支援条例」を制定し、平成 24 年 4 月か
延べ人数
12 回
府域一斉交通安全街頭啓発日
12 月 年末の交通事故防止府民運動
言葉に、啓発活動を展開しています。
回 数
5月
10 月
条例第 14 号)のもと、京丹後市防犯委員会の提案を受けて「京丹後市防犯の日」を毎月 15 日に設定。
春の全国交通安全運動
例月立番(児童生徒の登校時)
9月
さらに、「京丹後市犯罪のない安全で安心なまちづくり条例(平成 21 年京丹後市
【交通安全指導員の活動実績】
交通事故死ゼロを目指す日
7月
ます。また、市では、道路安全施設の整備はもとより、防犯灯の設置を推進して、犯
自動車交通安全指導(五箇小学校)
次代を担う若い力が活躍できる
計画推進のために
第7章
啓発活動などを実施しました。平成 24 年度は、交通安全指導員経費(12
4.消費者保護対策の充実 5.交通安全意識の高揚 6.交通安全施設の整備 7.
健やか安 心 都 市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
安全で快適な交通環境の実現と交通事故の防止を図るため、交通安全
1.防犯体制の充実 2.夜間の安全確保の推進 3.防犯パトロール隊の結成支援
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
交通安全指導員 12 人が交通教室指導など実施
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
◆
施策の方針
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
安全で快適な交通環境の実現と交通事故の防止
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
7 防犯・交通安全の推進
第1章
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
【市管理の町別防犯灯数】
合 計
13 件
◆
消費生活センターを開設し、専属の相談員が市民からの消費生活相談に
峰山町
117 灯
大宮町
354 灯
大宮町
42 件
16 件
0件
58 件
網野町
326 灯
網野町
49 件
20 件
3件
72 件
丹後町
351 灯
丹後町
57 件
17 件
9件
83 件
弥栄町
252 灯
弥栄町
31 件
5件
2件
38 件
久美浜町
518 灯
久美浜町
62 件
8件
6件
76 件
248 件
68 件
24 件
340 件
合 計
消費生活センターで専門相談員が相談に対応
4件
付け、合計で 174 件の相談が寄せられました。なお、同センターは、平成
25 年 8 月 26 日から「寄り添い支援総合サポートセンター」内(京丹後市
第2章
峰山町杉谷)に移転しました。
このほか、消費者への啓発活動、消費生活学習グループの活動などの支援を行いました。
消費生活相談事業(消費生活センター開設)に 4,955 千円、消費生活学習グループ活動費補助金として
300 千円を支出しました。
地区が行う防犯灯設置に対し補助金を交付
消費生活推進事業 決算額 5,255 千円
所管課:商工観光部商工振興課
要望地区数
要望灯数
設置灯数
峰 山町
9 地区
19 灯
19 灯
634 千円
大宮町
5 地区
11 灯
11 灯
625 千円
補助金額
12 灯
12 灯
489 千円
6灯
6灯
267 千円
弥栄町
3 地区
5灯
5灯
211 千円
8 地区
23 灯
23 灯
771 千円
36 地区
76 灯
76 灯
2,997 千円
合 計
8 消防・防災体制の強化
【
(参考)平成 24 年度末現在 市内防犯灯設置数】
町 域
峰 山町
市管理
施策の方針
合 計
117 灯
1,801 灯
大宮町
1,251 灯
354 灯
1,605 灯
網 野町
1,714 灯
326 灯
2,040 灯
丹後町
996 灯
351 灯
1,347 灯
弥栄町
844 灯
252 灯
1,096 灯
久美浜町
1,887 灯
518 灯
2,405 灯
合 計
8,376 灯
1,918 灯
10,294 灯
1.消防本部体制の強化 2.消防団の強化 3.自主防災の強化 4.消防本部・消防団・
自主防災組織の連携 5.危険箇所解消による防災対策 6.災害情報の発信 7.建
交通安全施設設置事業 決算額 2,198 千円
交通安全施設維持管理事業 決算額 9,473 千円
防犯灯設置事業補助金 決算額 2,997 千円
所管課:市民部市民協働課
築物耐震化の促進 8.危機管理体制の強化
原子力災害に対する地域防災計画を策定
◆企画総務部長:新井 清宏
平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電
◆
を策定しました。
京丹後市は、関西電力高浜発電所から 30 ~ 60km の範囲に位置しており、国の定
防犯団体などと連携し、各種防犯活動を実施
める計画策定義務である 30km 圏内ではありませんが、東京電力福島第一原子力発電
犯罪のない安全で安心なまちづくりを推進するため、警察署や防犯推
所事故の例にもあるように、放射性物質は風向きによって 30km 以遠にも到達するこ
進団体と連携し、各種防犯活動を実施しました。
とから、「想定外」を想定することとして計画を策定したものです。
防犯委員会活動費(防犯委員 33 人)に 212 千円、防犯協会負担金に
また、原子力発電所から 30km 圏内の住民の避難先については京都府や関西広域連合により定められ
ますが、圏外である京丹後市では避難する場合の集合場所を定めた住民避難計画を策定しています。
費に 2 千円を支出しました。
人口減少などにより消防団の団員確保が難しくなっていますが、消防団活動をより円滑にしていくた
「京丹後市防犯の日」
「府民防犯の日」
の合同啓発活動
め、勤務先の事業所への協力要請や、昼間手薄となる地域の火災時の消火活動を速やかに行うため、消
防団体制の見直しも含め考えていかねばなりません。
防犯対策経費 決算額 950 千円
所管課:市民部市民協働課
178
179
第7章
計画推進のために
計画推進のために
674 千円、その他防犯対策関連経費に 62 千円、暴力団排除対策関連経
うるおい安全都市
犯罪のない安全で安心なまちづくりを推進
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
所事故を教訓として、平成 24 年4月に京丹後市地域防災計画「原子力災害対策編」
第5章
共に築き結び合う
1,684 灯
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
地区管理
第4章
生涯 学習都市
7 地区
4 地区
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
網 野町
丹後町
久美浜町
健やか安 心 都 市
町 域
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
【区管理の新設防犯灯数】
環境循環都市
※その他の主な内容は、「自動点滅器交換」「安定器交換」など
対応しました。平成 24 年度は、大宮庁舎1階市民相談室内で相談を受け
灯数、補助金額、防犯灯設置数(地区管理および市管理)などは下表のとおりです。
第4章
第7章
その他
2件
各地区が管理する防犯灯の設置費用に対して補助金合計 2,997 千円を交付しました。町域別の新設防犯
第3章
第6章
器具交換
7件
峰山町
※平成 25 年 3 月末現在
◆
球交換
第1章
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
町 域
防犯灯数
消費生活の安定・向上に向けサポート
交流経済都市
町 域
【防犯灯修繕件数の内訳】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
第1章
夕方になると、庁舎の周りをグルグルと走っている職員がいます。峰山消防署だけ
住宅用火災警報器は、火災による煙や熱を感知して、早期に火災の発生を警報音また
としては非常に残念なのですが、
「暇そうに…」というようなお言葉を伺ったことがあ
でなく、分署でも同じく見受けられる自主訓練という「備え」の一つの光景です。我々
は音声で知らせ、私たちの命と財産を守ってくれる機器です。住宅火災により亡くなっ
ります。彼らは、救急出動や火災出動、出動後の事務処理、そして、消火訓練や救助・
という逃げ遅れによるものです。
消火現場や救助・救急現場では、悲惨な光景となることが少なくありません。消防
消防本部では、住宅用火災警報器を市内すべての住宅などに設置していただくため、啓発チラシを作
職員が、その光景に怯むことなく対峙するためには、格好よく申しますと「人間力」が必要です。
また、市内の物品販売店舗の店頭や種々のイベント会場でも街頭啓発を行い、さらに、市民対象の防
要素があるとされていますが、消防における「人間力」の一番の要素は「体力」だと思っています。
成して市内全戸に配布したり、広報紙でも周知をしました。
置促進に取り組みました。
しかし、このような普及啓発活動にもかかわらず、平成 25 年6月1日現在、京丹後市の設置率は
第3章
する「コミュニケーション力」が付きませんから「人間力」を持つことができません。
いということになります。全国平均の 79.8%、京都府平均の 80.9%は上回っていますが、完全設置ま
「備え」の結果として、丹後ウルトラマラソンで 60 kmを完走する「体力」を持つ職員が数名出てい
でにはまだ開きがあり、全ての世帯に 1 日も早い設置が望まれます。 ます。「暇そうに…」ではないことを、ご理解いただきたいと思っています。
住宅用火災警報器を設置したことによって、全焼や逃げ遅れを防いだ事例も多くあり、住宅防火に大
変有効な対策のひとつですので、今後も、設置率 100%を目指して、設置普及活動に取り組んでいきます。
基地対策室を設置しました
◆企画総務部総務課基地対策室長:安田 勉
消防団員は、普段は生業を持ちながら、火災などの災害が発生した場合は、
「自分た
設置しました。
水難者・行方不明者などの捜索などに従事していただいており、地域における消防防
民をはじめとする関係者の皆さんからの疑問や懸念に対する相談や、米軍属の居住地
今後はこの基地対策室を窓口として、米軍TPY - 2レーダー配備に関し、地域住
ちの地域は自分たちで守る」という郷土愛護の精神を持って、消火活動や警戒、救護、
に関しての地域の方々との調整、事件・事故対策や地元要望のとりまとめなどを行う
災のリーダーとして、住民の安心と安全を守るという重要な役割を担っています。
このような中で、隔年で行われている消防操法大会に向け、長期間にわたり訓練に
また、レーダー配備にあたり、経ケ岬周辺の観光資源や穴文殊への参拝客などに影響がでないような
景観などの対策、電磁波に対する漁業従事者の不安解消、また、騒音や排水などの問題につきましても、
消防団協力事業所表示制度を導入するなど、側面的な支援策を実施しているところですが、団員の増加
いずれにしても、住民の皆さんの安全安心の確保が最重要でありますので、引き続き、区長さんをは
このような状況において、消防団全体としての組織の均衡化を図りながら、より実践的で機動的な組
いくことにより「住民の安全・安心の確保」を万全のものにしたいと思っています。
となっており、より入団しやすい環境を整え消防団活動を維持強化する必要があります。市においては、
事前調査も含めしっかりと対応していきたいと考えています。
にはつながっていません。
じめ地域の方々のご意見もお聞かせいただきながら、不安解消などに向けた具体的な取り組みを進めて
うるおい安全都市
消防団は、地域に密着した非常に重要な組織です。ぜひ、地域の多くの皆さんが、消防団活動を理解し、
消防団員として地域を守っていただくことを期待しています。
平成 24 年度の主な取り組みと成果
ル化、アルファ米や飲料水の防災備蓄品の計画的な備蓄の開始、市民の皆さんからの善意として福島県
崖地崩壊を未然に防止
また、消防ポンプ自動車1台と小型ポンプ付積載車2台の更新や、丹後地域の防災行政無線のデジタ
相馬市へ支援米を、6,540㎏送りました。
◆
市内 4 地区の急傾斜地で対策を実施
第7章
住宅地背後の急峻で危険な崖地のある市内 4 地区(3 カ所)の急傾斜地において、急傾斜地崩壊対策事
業を実施したことによって崖地崩壊を未然に防止するとともに、人命および財産を守ることができました。
急傾斜地崩壊・防災対策事業等負担金として 13,459 千円を支出しました。実施事業などの詳細は次ペー
ジ表のとおりです。
急傾斜地崩壊対策事業 決算額 13,459 千円
所管課:建設部管理課
180
181
計画推進のために
計画推進のために
第7章
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
織体制を目指し、現在消防団の再編に向けた検討を行っています。
共に築き結び合う
しかし、市民の消防団活動に対する意識の希薄化や人口減少などの要因により消防団員の確保が困難
第5章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
こととしています。
生涯 学習都市
備する計画に伴い、平成 25 年 10 月 1 日(火)に丹後庁舎2階に「基地対策室」を
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
航空自衛隊経ケ岬分屯基地に米軍TPY - 2レーダー(Xバンド・レーダー)を配
◆企画総務部総務課長:赤松 正伸
健やか安 心 都 市
86.1%です。市内の世帯数が約2万2千5百世帯ですから、まだ、約3千2百世帯が設置をされていな
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
備わりません。知識がないから訓練もできませんので「実践力」も、さらに実践経験から消防隊を統率
をつけることから始まっていませんか。まず、「体力」がないと「気力」が湧きませんから「知力」も
取り組んでいただきました。
第6章
消防業務をプロスポーツと同列とするわけにはいきませんが、サッカーでも野球でも走って基礎体力
「人間力」には、「体力」、「気力」、「知力」、「実践力」および「コミュニケーション力」の5つの構成
火指導、救急講習、防火座談会や高齢者宅への防火訪問など、あらゆる機会を用いて積極的に啓発、設
消防団の活動
第2章
環境循環都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
救急訓練を済ませた後に走ったり筋力トレーニングしたりしています。
暮らしの中でいのちが輝く
た人の多くは、火災に気付くのが遅れたり、身体が不自由で避難が間に合わなかった
第4章
第5章
◆消防本部次長:河野矢 秀
京丹後市では、火災予防条例により、平成 23 年6月1日からすべての住宅、アパー
トおよび共同住宅の寝室、台所などへ住宅用火災警報器の設置が義務付けされました。
第2章
第3章
備えること
◆消防長:吉田 件昨
交流経済都市
つけましたか?住宅用火災警報器 !
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
事業名
急傾斜地崩壊対策事業
急傾斜地防災対策事業
事業費
市負担額
地元分担金
103,700
5,185
1,037
丹後町間人谷
76,300
3,815
1,526
網野町新庄
22,298
4,459
445
202,298
13,459
3,008
◆
通報からのすばやい出動へ
地表示システムと地図検索装置を活用し、すばやく災害の発生地点を特定することで、必要な消防車両な
どの出動指令と防災行政無線による広報を行いました。平成 24 年度の 119 番受信件数は 3,438 件(うち
携帯電話 825 件)でした。
消防緊急通信指令施設保守業務委託料として 8,398 千円、緊急通報用電話発信地表示システム運行委託
救急車内に常時乗車
信費・修繕料などの経費に 10,075 千円を支出しました。
通信指令業務 決算額 19,599 千円
所管課:消防本部総務課
救急車内で医師の指示の下、救急救命処置が行える救急救命士を、常時乗車させて活動ができるよう、
平成 5 年から毎年 1 人ずつ計画的に新規養成しており、平成 24 年度も 1 人を研修養成しました。また、
気管挿管や薬剤投与の可能な認定救命士の養成も進めており、取得に必要な気管挿管病院実習に職員を派
◆
たりの階級別年間報酬額は右表のとおりです。
消防職員全員がチラシを配布
団 長
189 千円
指導員
50 千円
副団長
123 千円
部
長
43 千円
分団長
96 千円
班
長
33 千円
副分団長
57 千円
団
員
19 千円
【(参考)京丹後市消防団員数内訳(条例定員:1,805 人)】
16 年度
17 年度
18 年度
19 年度
20 年度
21 年度
22 年度
23 年度
24 年度
14
13
16
14
14
12
10
峰山町
370
368
362
362
360
361
361
359
346
また、消防活動における新型インフルエンザ対応として感染防護具の購入整備や救助活動・消火活動に
大宮町
289
290
287
284
285
283
284
281
280
網野町
423
419
418
418
410
414
411
411
387
丹後町
239
242
242
239
238
238
234
236
226
弥栄町
218
218
216
213
210
212
211
209
198
久美浜町
242
241
240
240
240
239
241
242
242
合 計
1,792
1,789
1,779
1,769
1,759
1,761
1,756
1,750
1,689
不足数
△ 13
△ 16
△ 26
△ 36
△ 46
△ 44
△ 49
△ 55
△ 116
必要な資機材の計画的な購入を行いました。
新型インフルエンザ感染防護機材等の購入費に 1,638 千円、印刷製本費に 331 千円【年末・春季火災
予防運動啓発ビラ 計 26,000 枚、
「火災予防運動防火ポスター」印刷 900 枚(市内小学 4 年生の入選図画
使用)
、住宅用火災警報器普及啓発用印刷物など】、備品購入費に 3,002 千円(消防用ホース・水難救助活
動用資機材)
、その他、原材料費・修繕料など経費として 1,155 千円を支出しました。
※本部は団長、女性消防団員(各年 4 月 1 日現在)
予防・警防等業務 決算額 6,126 千円
所管課:消防本部総務課
◆
労金としての性格を持つもので、その団員の在職年数や階級に応じた額を算出。平成 24 年度は、181 人
市民向けの救命講習会も実施
に対して退職報償金 54,715 千円、消防団員退職報償金掛金として 34,656 千円を支出しました。
平成 24 年中の救急出動件数は、2,536 件(前年比 55 件、2.1%減)と
◆
前年に比較して若干の減少があるものの、迅速かつ的確な救急業務を行う
ため、資機材などの整備充実と職員の資質向上に努めました。C型肝炎、
消防団の運営および活動に対する経費で、分団・部などの
新型インフルエンザなどに対する感染防止への対応強化を行ったほか、定
運営費および出動手当のほか、消防車両などの維持管理経費
などを支出しました。
救急活動業務
救急処置用消耗品費
(AED バッテリーやガーゼ・ゴム手袋)
に 2,780 千円、
京都市救急指示センター委託料に 1,493 千円、AED・心電図計等高度救急医療器材定期保守委託料に 1,077
千円、丹後メディカルコントロール協議会負担金に 120 千円、その他の経費に 945 千円を支出しました。
救急活動業務 決算額 6,415 千円
所管課:消防本部総務課
182
第7章
消防団運営活動謝金として 60,080 千円(本部、分団、部、
指導員、ラッパ鼓隊、女性団員)、操法大会謝金として 9,024
千円、消防団出動手当・訓練手当などに 21,089 千円、消耗
品費(活動服、ヘルメット、長靴、手袋など)に 3,854 千円、
消防車両維持管理経費(88 台分)に 13,546 千円、ポンプ
183
消防団の訓練
計画推進のために
計画推進のために
期的に救命講習会を開催し、
「応急手当の実施」
「早い通報」のできる市民
を養成しました(救命講習会 72 回、受講者 1,716 人)
。
消防団運営費、消防車両維持管理費など必要経費を支出
第6章
うるおい安全都市
消防団員が、5 年以上在職して退職した場合に退職報償金を支給しました。消防団員の労苦に対する慰
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
資機材の整備充実でスムーズな救命活動を
退職する消防団員へ報償金を支給
第5章
共に築き結び合う
11
パートナーシップ都市
11
生涯 学習都市
本 部
どの立ち入り検査・指導なども行っています。
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
シの作成配布や防火座談会などの啓発活動を行いました。さらに、消防法に基づく事業所や危険物施設な
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
シ配布と説明を行うとともに、火災予防のために、市内小学生による防火ポスター募集と作成、防火チラ
◆
【階級ごとの報酬】
の報酬を支給しました(年 2 回支払)。団員 1 人当
平成 23 年 6 月から義務化となった、住宅用火災警報器の設置率向上のため、消防職員全員によるチラ
第5章
消防団員の活動へ報酬を支給
条例に基づき、消防団員の活動に対して階級ごと
住宅火災報知器の設置率向上を目指して
◆
第3章
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
救急救命士養成業務 決算額 3,156 千円
所管課:消防本部総務課
地域を守る消防団活動を支援
生きる喜びを共有できる
遣しました。平成 25 年 3 月末日現在の救急救命士は、運用救命士 19 人(うち認定救命士 9 人)です。
環境循環都市
料として 526 千円、聴覚言語障害者用緊急 119 番通報システム運行委託料として 600 千円、その他、通
第2章
暮らしの中でいのちが輝く
◆
第1章
365 日 24 時間体制で市民などからの火災・救急等の通報を受け、119 番通信指令装置と連動した発信
救急救命士、認定救命士を養成
第4章
第7章
峰山町五箇
合 計
第3章
第6章
箇所名
通信指令システムの運用管理
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
【急傾斜地対策事業内訳】
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆
団員報酬 決算額 42,351 千円
団員退職報償金 決算額 89,371 千円
消防団活動運営事業 決算額 115,071 千円
所管課:企画総務部総務課
平成 20 年度に整備した市防災行政無線に加え、以前からある峰山町・網野町・丹後町の同報系・移動
系無線と、弥栄町の移動系無線について、日常の保守点検、維持管理を行いました。
【戸別受信機利用台数 平成 25 年 3 月 31 日現在(単位:台)
】
峰 山
3,250
19,634
アナログ防災無線の老朽化による不具合解消、デジタルへ
改 修
移 設
・屋外隔世子局 28 基 ・戸別受信機 2,298 台
地下式
地上式
地下式
地上式
峰山町
1
0
0
0
0
0
1
大宮町
2
0
0
0
0
0
2
網野町
0
3
0
2
0
1
6
丹後町
0
1
0
7
0
0
8
弥栄町
1
0
0
0
1
0
2
久美浜町
3
0
14
0
0
1
18
合 計
7
4
14
9
1
2
37
防災行政無線維持管理事業 決算額 35,540 千円
防災行政無線施設整備事業(繰越)
決算額 371,700 千円
所管課:企画総務部総務課
多機能型の消防車両へ更新
◆
消火栓設置事業 決算額 14,948 千円
所管課:企画総務部総務課
大規模災害などにおける救出活動にも対応
第4章
老朽化した消防車両を人命救助もできる資機材を搭載した多機能型として更新しました。この新たな消
防車両には、AED(自動体外式除細動器)、チェーンソー、エンジンカッター、電動式油圧カッター、携
帯用コンクリート破壊用具、布担架などの救助資機材が装備されており、大規模災害などにおける救出活
動にも対応できる車両となっています。
高度化する救急業務に対応
こ の 事 業 で は、 役 務 費 と し て 25 千 円、 備 品 購 入 費 と し て 19,792 千 円(CA-1 消 防 ポ ン プ 自 動 車
19,583 千円、消防車搭載 AED209 千円)、公課費に 41 千円を支出しました。
災害対策に必要な一般経費を支出
出。
また、平成 28 年 5 月で使用できなくなるアナログ消防救急無線を、
デジタル方式に移行するため、実施設計を行いました。消防救急無線デ
自主防災組織 22 団体に補助金を交付
災害時に備えた備蓄物資の購入、防災訓練や各種防災用機器などの維持管理に要する経費のほか、自主
高規格救急車
消火栓備品を整備
災害対策用備蓄物資などの購入費として 4,424 千円、雨量観測、冠水通報装置保守管理等委託料として
143 千円、防災情報管理システム保守業務委託料として 824 千円、自主防災組織資機材購入補助金(22
団体)、その他負担金として 1,022 千円、京丹後市地域振興対策事業補助金(河梨自警団)として 1,200
7 品目を設置・更新
品 名
7 品目を設置・更新しました。内訳は右表のとおり
です。
消火栓ボックス等整備事業 決算額 3,333 千円
所管課:企画総務部総務課
184
屋外型ホース格納箱
屋外型ホース格納箱用架台(スチール製)
千円、防災センター等避難所生活機能整備補助金(網野町高橋)として 13,941 千円を支出しました。
108 台
災害対策一般経費 決算額 25,852 千円
所管課:企画総務部総務課
98 台
消火栓用ホース
144 本
管鎗(ストレートノズル)
108 本
消火栓開閉ハンドル(地上式用)
13 本
消火栓開閉ハンドル(地下式用)
30 本
単口式スタンドタイプ(地下式用)
56 本
185
第7章
計画推進のために
計画推進のために
消火栓の新設および老朽化などに伴う消火栓備品
数 量
第6章
うるおい安全都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
常備消防施設等整備事業 決算額 39,490 千円
所管課:消防本部総務課
防災組織育成のため、22 団体に対して補助金を交付するなど、災害対策に当たる一般経費を執行しました。
災害に強く、快適で暮らしやすい
ジタル方式移行に伴う実施設計委託料として 7,875 千円を支出しました。
◆
共に築き結び合う
置が可能となりました。高規格救急車整備事業として 31,615 千円を支
第5章
パートナーシップ都市
や輸液ポンプ、気管挿管セットなどを積載しており、より高度な救命処
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
消防車両整備事業 決算額 19,858 千円
所管課:企画総務部総務課
生涯 学習都市
地上式
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
地下式
第2章
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
合計
車に更新配備しました。高規格救急車には除細動器(AED)、心電図計
◆
1,798
合 計
生きる喜びを共有できる
新 設
高度化する救急業務に対応するため、老朽化した救急車を高規格救急
第6章
久美浜
・中継局 1 基 ・遠隔制御装置(丹後市民局)1 台 ・再送信子局4基 ・地区遠隔制御装置 21 カ所
高規格救急車を新たに配備
第5章
2,299
弥 栄
およびデジタル化への移行を行いました。
整備しました。
◆
4,546
丹 後
既設のデジタル同報系の拡張工事を行い、丹後町の防災無線(アナログ)の老朽化による不具合の解消
初期消火などに大変有効な消火栓の設置などについて、地区要望および周辺の水利状況などを考慮し、
【工事概要】
2,945
網 野
環境循環都市
◆
地区要望および周辺の水利状況などを考慮
大 宮
暮らしの中でいのちが輝く
◆
第1章
防災行政無線施設・設備を適正管理
4,796
消火栓設置で防火力を充実
第4章
第7章
消防車庫維持管理経費(119 施設)に 2,898 千円を支出しました。
支部補助金に 365 千円、備品購入費(消防用ホース 290 本)に 2,221 千円、その他経費に 1,536 千円、
生きる喜びを共有できる
第3章
有事には迅速・的確な情報を市民へ周知
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
自動車(36 台分)
・小型ポンプ(26 台分)点検・会場設営委託料に 458 千円、京都府消防協会京丹後市
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
また、私の日々の業務としては、職員用パソコンや公共施設の情報端末のトラブル対応などを行いま
した。市民の方にサービスを行う職員に対してシステム面でサポートすることが結果として市民の皆さ
施策の方針
んに貢献することだと考え、日々業務に取り組んでいきます。
1.公地域情報インフラの整備 2.電子自治体の推進
ケーブルテレビ放送の充実
◆企画総務部長:新井 清宏
第2章
平成 23 年7月のアナログ放送の終了とともに、ケーブルテレビの申し込みも落ち
行政情報システムを更新
いては番組内容などで多くのご意見が寄せられており、加入促進も含め親しまれる
◆
着いてきており、市内約半数の世帯にご加入いただいています。ケーブルテレビにつ
ケーブルテレビでありたいと考え、内容の充実に取り組みました。
環境循環都市
平成 24 年度の主な取り組みと成果
業務系システムを新システムに移行
合併準備で導入したサーバ、パソコン、庁内ネットワーク装置などが老朽化してきたため、更新すると
平成 24 年度は番組の制作本数を増やしたほか、議会中継を生放送に加えて録画放
情報通信機器更新費に 192,247 千円、業務系システム更新費に 25,724 千円、行政情報システム運用費
時や災害時、選挙速報にも活用できる字幕放送を導入しました。
に 20,012 千円、情報機器保守料およびリース料に 22,226 千円、情報セキュリティ対策費に 3,685 千円
しかし、番組内容を充実させていくことで、加入促進も含め多く方に見ていただきたいと考えており、
を支出しました。
今後、市内で行われるスポーツ大会やイベントなどの直前情報や結果速報など、テレビの特長を生かし
行政情報システム運営事業 決算額 263,894 千円
所管課:企画総務部情報政策課
た番組制作に取り組みたいと考えています
◆
多くの行政サービスでは、各庁舎間を結ぶネットワーク、各種業務システム、職員が使
合併準備で導入した各庁舎間を結ぶ通信ネットワーク機器が老朽化してきたため、更新するとともに、
用するパソコンなどで構成する情報通信システムが基盤の役割を担っています。これらの
クラウドサービスへの移行も進めました。このネットワークを介して、各庁舎での窓口サービスの提供、
情報通信機器や情報システムは、合併準備の時点で導入したもので、機器の老朽化が進
市ホームページからの行政情報や観光情報の発信、ライブカメラや議会中継の映像配信などを行いました。
むとともに、基本ソフトのサポート終了が迫ってきていることから、ハードからソフトま
情報通信システム更新費に 27,449 千円、サーバルーム移設関連費に 17,047 千円、光ファイバ網維持
で一連の更新を実施しました。機器の省電力化、セキュリティ対策の強化、クラウドサー
管理費に 2,668 千円、情報通信機器更新および保守運用費に 31,719 千円、セキュリティおよび安全対策
ビスの導入などによって、引き続き安定して利用できる情報通信システムを再整備しました。
費に 15,107 千円、久美浜町有線放送農業協同組合への補助金として 100 千円を支出しました。
一方、
都市部との情報格差をなくすため、
「公設民営方式」による光インターネットとケーブルテレビのサー
ビスを市内全域でご利用いただいています。平成 25 年 3 月末の時点では、
光インターネットが 7,820 戸(加
入率 38㌫)
、
ケーブルテレビが 10,232 戸(加入率 49%)まで利用戸数が伸びてきました。 光インターネッ
トは、スマートフォンやタブレット型端末の普及とも相まって、日々の生活に浸透しニーズが高まっています。
ケーブルテレビ放送管理を委託
第6章
電柱移設に伴う光ケーブルの移転工事、光ケーブル断線な
うるおい安全都市
を始めましたが、これからも速報性の高い情報番組の制作、地域紹介番組の内容拡充に取り組んでいきます。
◆
どによる障害復旧作業、センター設備の保守業務のほか、引
き続いて申込者への引込工事(990 戸)を実施しました。また、
ケーブルテレビでは、市からのお知らせ番組の制作や議会中
情報政策課の業務について ◆企画総務部情報政策課:藤原 俊輔
継の放送管理を委託し、自主チャンネルで放送を行いました。
伝送路設備等維持管理費に 109,446 千円、センターおよ
びサブセンター施設維持費に 24,083 千円、幹線改修工事費
使った情報発信を行っています。平成 24 年度に課として特に注力した業務として情
作委託費に 21,871 千円を支出しました。
つなぐ地域公共ネットワークの維持管理、ケーブルテレビやライブカメラ映像などを
報通信システムの一斉更新業務があります。職員用パソコン、業務サーバー、ネット
ワーク機器、業務システムなど、市で使用している情報システムを、1 年をかけて新
しいものに入れ替える大規模な業務を行いました。
その中で私は、職員用パソコンへのセキュリティソフトの設定作業や、機器の置換え補助作業を行い
186
第7章
および加入者引込工事費に 156,278 千円、自主放送番組制
放送番組の撮影
地域公共ネットワーク運営事業 決算額 94,090 千円
ブロードバンドネットワーク運営事業 決算額 311,678 千円
所管課:企画総務部情報政策課
187
計画推進のために
情報政策課では、市役所の業務で使用する業務システムの整備、庁舎や公共施設を
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
ケーブルテレビの自主放送チャンネルでは、防災情報やイベント情報などを緊急・臨時で案内する字幕放送
クラウドサービスへ移行
共に築き結び合う
計画推進のために
第7章
各市民局の窓口業務、インターネットを通じた市ホームページでの情報提供をはじめ、
地域公共ネットワークを整備
パートナーシップ都市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
◆企画総務部情報政策課長:吉岡 敬恭
生涯 学習都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
行政サービスの基盤を担う情報通信システムの再整備
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
健やか安 心 都 市
また、情報システムの共同利用を積極的に進め、運営経費の低減を図っています。
府内の自治体や全国のケーブルテレビ局で放送された番組の再放送なども行いました。そのほか、緊急
第3章
生きる喜びを共有できる
ともに、住民情報および財務会計などの業務系システムについても新システムへの移行を実施しました。
送も始めました。また、大手メディア企業と連携し地域紹介番組を制作、放送したり、
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
を何度も運搬したので筋肉痛になったのですが、その苦労に見合う以上の成果になったと思っています。
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
9 地域情報化の推進
ました。全庁舎分のパソコンは約 800 台でしたので作業に膨大な時間がかかりましたし、重いパソコン
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
第7章
KYOTANGO
計画推進のために
1.地域力の活性化の支援と協働による行財政運営の推進 2.市民本位・市民起点の行
政サービスの向上 3.効率的・効果的な行財政運営の推進
このため市役所では、市民の皆さんの知恵やご協力をいただきながら、さまざまな分野で行財政改
革を積極的に取り組んでいます。また、同時に市役所では、本市がさらに発展するための施策も積極
的に取り組むこととしています。
第2章
このように市役所が取り組むべきことはたくさんありますが、貴重で、かつ限りあるお金の使い途
合併市町村の地方交付税
◆財務部長:糸井 錦
京丹後市は、平成 16 年 4 月に 6 町の合併により誕生しました。現在、「合併団体」
の特例により地方交付税の加算(約 31 億円)や道路や公共施設を整備する際に「合
補助金・公共施設の見直し
平成 27 年度から普通交付税などの合併優遇措置がしだいに縮小することにより、
市が使えるお金が大きく減ることが予想されるため、現在約 310 億円以上ある京丹後
しかし、有利な制度も地方交付税は、平成 27 年度から段階的に縮小され、平成 32
市の予算を、収入減に応じた規模に縮小していく必要があります。
年度には、その特例がなくなります。また、合併特例債も平成 24 年度の法改正によ
しかし一方では、社会福祉、産業活性化、生活インフラなどの市民生活に直結する
り 5 年間延長されたものの、平成 32 年度から活用できなくなるため、本市の財政状況は非常に厳しく
行政需要にはしっかりと応えられる市民満足度の高い行財政運営を行う必要もありま
なります。
合併以降、職員数の削減や給与カット、組織や公共施設の統廃合、補助金の見直し、アウトソーシン
消防や災害対策をはじめとした「安心・安全」の確保など、合併しても削減できない経費や合併に伴い
新たに必要となった経費などの多額の財政需要も生じています。
本来、地方交付税は、地方固有の財源であり、地方公共団体間の財源の不均衡を調整し、一定水準を
維持しうるよう財源保障するものですが、地方交付税の算定と実際の地域の財政需要である合併市町村
の決算額とでは、努力してもなお、その大きな乖離は、制度上解消されないのが現状です。
厳しさを増す財政事情
このため市では、平成 21 年度に策定した「第 2 次行財政改革大綱」に基づき、市行政全体の見直し
を進めています。
具体的には、市民と行政の協働の推進、職員定員の適正化、民間委託の推進、行政評価による事務事
業の見直しなどさまざまな取り組みを行っていますが、平成 24 年度からの新たな取り組みとして、補
助金と公共施設の見直しに着手し、補助金の適正化や公共施設の廃止・移譲などに取り組んでいます。
補助金や公共施設を見直すことにより、市民生活への影響も、最小限にする努力をしたとしても一定
は生じる可能性があります。したがって、できるだけ代替措置に配慮をするとともに、市民の皆さんの
ご理解とご協力をいただきながら進めていく必要があると考えています。
◆財務部財政課長:中西 俊彦
源が 4 分の 3 という財源構造が合併以降、ずっと続いています。
このことは、京丹後市独自のお金だけでは、行政サービスができないことを意味し
ていますが、本市のように山間部で人口も少なく、大きな企業もない自治体の多くは、
依存財源に頼った行政運営をしています。
26 年度までは合併前の 6 つの町が存続するものとして本来よりも多くの額(平成 24 年度では約 31 億円)
が交付されています。しかしながら、この合併算定替については、平成 27 年度から平成 31 年度まで
の 5 年間で段階的に縮小し、平成 32 年度からは特例がなくなります。また、市の借金ではありますが
す。
料金収納係は市税を除く市の債権について各債権担当課と連携を図りながら未収金
の縮減と新たな滞納金の発生防止に努めています。
平成 25 年 10 月から一部料金についてコンビニ収納を開始しました。今後も料金納
付の利便性の向上を図るため収納環境整備を進めてまいります。
また、市が所有する財産をまちづくりのための重要な資源と位置付け、保有財産の適正な維持・管理
を行うとともに市有財産の利活用について、総合的な観点から再検討し、積極的な貸付けまたは売却処
分することで利活用を図り、それによって新たな財源の確保を図るとともに、市民が必要な土地・建物
を提供することをもって市民サービスの向上に資することを基本的な考え方として取り組んでいます。
『合併特例債』
(返済額の 70%を普通交付税措置)という非常に有利な借入金も平成 31 年度まで活用で
190
191
第7章
計画推進のために
計画推進のために
利な合併の特例を受けています。具体的には、普通交付税では、『合併算定替』という仕組みで、平成
管財・収納課では、料金の債権管理や収納環境整備と保有財産の管理を行っていま
第6章
うるおい安全都市
こういった状況の中で、京丹後市は平成 16 年 4 月の合併により発足した自治体のため、財政的に有
自主財源が 4 分の 1、地方交付税や国庫支出金など国や京都府の制度に頼った依存財
◆財務部管財・収納課長:谷口 栄司
災害に強く、快適で暮らしやすい
第7章
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
本市の歳入(収入)の内訳を見ると、市税や使用料などの本市が独自に調達できる
債権の適正管理と市有財産の活用のために
第5章
共に築き結び合う
に対して強く要望していくことが重要であると考えています。
られています。
第4章
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
合併市町村が住民サービスを維持していくためには、合併市町村特有の財政需要の実態を十分踏まえ
るように市役所全体で知恵を絞り、そこで生み出した人やお金を必要な施策に充てるということが求め
生涯 学習都市
一方、合併により広域化した行政区域にあって、支所機能を含めたコミュニティや公共交通の維持、
この相反するような状況に対応するためには、より少ないコストで効率よく行政サービスを提供でき
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
グなどさまざまな行政改革に取り組み、合併による効果を図ってきたところです。
す。
健やか安 心 都 市
い市町村に比べ、財政的に有利な制度を受けています。
第3章
生きる喜びを共有できる
併特例債(交付税補てん率 70%)」を借り入れすることができるなど、合併していな
◆財務部行財政改革推進課長:竹内 昌明
環境循環都市
について、本市のために議会や市民の皆さんと一緒になって考えていければ、と考えています。
た地方交付税の算定方法の見直しや、新たな財政支援を早急に講じるよう全国の合併団体と連携し、国
第6章
したが、平成 27 年度からの普通交付税の減少により、本市の財政状況は、今よりも厳しくなっていき
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第5章
これまで本市では、これらの合併の特例による財源を受け、さまざまな行政サービスを行ってきま
ます。
施策の方針
第3章
第4章
きることとなっています。
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
1 効率的な行財政運営の推進
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
②元気のもとは現役から~生涯現役社会を目指して~(茨城県高萩市長)
環境問題への取り組み、災害対策などの社会的な要請が求められており、基本的要請
④地方における成長戦略の提案(市政策企画委員)
もあります。
⑥荒川区民総幸福度の取り組み(荒川区自治総合研究所)
良質・安価な調達という基本的な要請に加えて、地域産業の振興、地域雇用の安定化、
③仕事みがき塾(静岡市役所職員)
と多様な社会的要請とのバランスをどう維持するかが重要となっていますし、課題で
⑤誰にでもわかるパレスチナ問題(NPO法人理事)
平成 25 年度から、条件付一般競争入札および同日落札数制限の拡大など行い、公
⑦丹後建国 1300 年に学ぶ丹後の歴史(市文化財保護課職員)
⑧第一印象・好感度アップ!~市役所イメージを良くする人材になる~(公益財団法人職員)
善に取り組んでいきたいと考えています。
⑩地球温暖化防止対策と省エネルギー(省エネアドバイザー)
本市の行う契約が公平、公正で透明性の高い入札・契約手続のもと、契約の適正な履行を図るよう改
税務課では、地方税法などの関係法令や京丹後市税条例・国民健康保険税条例など
に基づき、各税の課税と徴収業務を行っています。市民の皆さんに身近な税としては、
市・府民税、固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税などがあります。
個人の市・府民税は、所得税や市民税・府民税申告、給与や年金支払報告などに基
づいて課税を行います。毎年、申告時期には、峰山税務署や京都府と協力しながら各地
区で申告相談を実施していますので、多くの皆さんに利用していただきたいと思います。
に、土地の現況調査や家屋調査(新増築・取り壊しなど)により評価を行い、課税対象となる固定資産
の価格を決定して課税を行います。また、国民健康保険税は、所得申告などや資格異動届(取得・喪失)
に基づいて課税を行います。
滞納税については、平成 22 年 4 月から京都地方税機構による徴収業務が開始され、徴収率も年々向
上しています。機構は京都府と府内 25 市町村で構成されており、本市からも職員 4 名を派遣しています。
野村 正彦 下岡 啓二郎
森戸 毅
月岡 良子
本市には、6 つの市民局があり、局内に総合窓口係と地域協働係があります。
総合窓口係は、住民登録、戸籍など届出や受付、各種証明書の交付、国民健康保険、国民年金、子
ども手当、後期高齢者医療などの窓口業務を行っています。
地域協働係は、自治会、地域で活動される各種団体との協働のほか、地域と行政をつなぐ地域にぎ
わい創り推進員の活動などを通じて、地域課題の解消も行っています。
今後も、市民の皆さんの日常生活に密着し、生活基盤を支える「最も市民に身近な市役所」として
住民目線に立って、質の高いサービスを提供できるように、職員一丸となって取り組んでいきます。
しい財政状況の中、効率的な行財政運営を推進するため、今後も適正・公正な課税を基本としながら、
収納の確保に努めたいと考えています。
市議会の活動をサポート
職員が市の各種施策を企画するに当たり、市の概要や重点施策など市の動き、また
全国的な社会の流れなどを基礎知識として持つことが重要という視点で、職員政策力
養成学校を開校しています。対象は若手職員ということですが、20 代から 40 代まで
幅広く参加しており、平成 25 年度は 2 年目として、1期生、2期生合わせて 40 人
が受講する学校となりました。
野の教養を習得する講座として、2年目の学生は部長が教授を務めるゼミ課程を受講するという形式を
とって、より深い勉強をしています。
今年度から始めたこのゼミでは、市の将来、市の強みを高めることをテーマにするもの、市の課題解
決をテーマにする3グループで、仕事を終えてから集まり教授や講師の講義、ゼミ生の研究討議などを
行うことで、市役所職員として能力開発を進める取り組みとしています。
192
市議会では、議会基本条例の「議会の議決又はその運営についてその経緯、理由などの
説明責任を果たすものとする」に基づき、議会活動をお知らせするために、市議会だより
の発行やインターネット、ケーブルテレビによる議会中継、ホームページでの会議録公開
など、さまざまな媒体を通した情報提供に努めています。また、定例会後に市民と議会の
懇談会を開催しており、議会の報告をさせていただいた後、市民の皆さんと懇談しています。
うた
これらの活動を通じて、議会基本条例の前文に謳っている市民に開かれた議会、市民参加を推進する議会、
市民に身近な信頼される議会を目指しています。
京丹後市議会は議会改革について高い評価をいただいていますが、市民の皆さんからはそのような評価が
いただけていないのが現状です。これまでから、議会の活性化を図るため、常に活動の見直しを行ってきま
したが、3期目の議会では、市民と議会の懇談会などで出された市民の皆さんのご意見やご提案が議会とし
ての政策の提言や政策条例の制定に反映できるよう、その仕組みづくりなどを検討しているところです。
193
第7章
計画推進のために
計画推進のために
1年目は、市の施策や市域の基礎知識から全国の首長の講演を聞くなど、幅広い分
政策を議論、決定し、それを受けて執行される行財政運営を監視しています。
第6章
うるおい安全都市
◆企画総務部人事課長:中村 和幸
京丹後市議会は、市民の皆さんの代表である市議会議員により、市政の方向性や具体的
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
京丹後市職員政策力養成学校
◆議会事務局長:中田 裕雄
第4章
共に築き結び合う
本市においては、近年の経済・雇用情勢などを反映して、税収は5年連続の減収となっています。厳
糸井 正彦
パートナーシップ都市
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
「税負担の公平」という観点からも、さらに連携を密にしながら徴収率の向上に取り組んでいきたいと
山崎 力
生涯 学習都市
固定資産税は、土地・家屋については、前年の所有権移転や分筆などの登記異動を反映させるととも
◆市民部峰山市民局長 ◆市民部大宮市民局長 ◆市民部網野市民局長 ◆市民部丹後市民局長 ◆市民部弥栄市民局長 ◆市民部久美浜市民局長
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第7章
第3章
最も市民に身近な市民局として
健やか安 心 都 市
◆財務部税務課:山下 茂裕
⑨京丹後市の自殺予防対策(市健康推進課職員)
生きる喜びを共有できる
適正・公正な課税の実現と収納の確保を目指して
思います。
第6章
第2章
正な競争と受注機会の確保に努めています。
第4章
第5章
公共事業に係る入札・契約制度をめぐる環境は、ここ数年で大きく変化しています。
環境循環都市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
①これからの地方自治の在り方と求められる職員(東京都荒川区人事戦略担当部長)
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
◆財務部入札契約課長:安田 悦雄
交流経済都市
多様化する入札制度
第1章
昨年度に行った内容を紹介します。※( )は講師。
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
議会事務局では、これらの議会活動が十分に行われるよう、また市議会が円滑に運営されるようサポート
会計課では、京丹後市の公金の収入、支出に関する財務会計処理、備品の管理および決
市民に身近な信頼される議会を目指して
◆議会事務局議会総務課長:西山 茂門
推進する議会、市民に身近な信頼される議会を目指すことを宣言しました。目的達成
のための主な取り組みとして次のことを行っています。
収入業務は、税金、各料金などを正しく収納し、管理するため日計表を作成し収納確認
を行っています。
支出業務は、債権者からの請求から支払いに至るまで伝票の審査段階で訂正等時間を
取っている場合があります。行政に対し一層厳格性が求められており、政府契約の支払い遅延防止法の順守
はもとより適正にスピード感を持って業務を行います。 歳計現金や基金に関しては、京丹後市公金管理運用方針に基づき、指定金融機関をはじめ確実な金融機関
①市民と議会の懇談会
市民の皆さんから直接ご意見をいただき、説明責任を果たす取り組みとして、定例
会ごとに年 4 回 24 会場で開催しています。
への預金で安全かつ有利な方法での管理運用に努めています。
厳しい市の財政環境の中、今後も業務遂行のため、創意工夫を図りながら、適正で確実なチェック体制の
の皆さんの一層のご協力をお願いします。
否を公表するなど議会の活動を市民の皆さんに分かりやすく伝えることに努めています。
③情報公開
ケーブルテレビ、インターネットによる本会議などのライブ放映、録画配信、会議録(全文筆記)
、議
員の議案に対する賛否の状況、委員会の視察研修報告書などの公開を行い、議会の情報開示に努めてい
◆監査委員事務局長:髙田 義一郎
監査委員は議会や市長その他の執行機関および外部の圧力などにより干渉を受けるこ
となく、また特定の者や集団に、特定の利益または不利益を与えるようなことなく、法令
④請願・陳情の審査
います。
および条例、規則に忠実に従い、自らの判断と責任に基づいて、誠実かつ厳正に、その職
務を遂行する義務を有しています。簡単に言いますと、誰からも干渉されず独立した公平
な立場で、監査を行うということです。
⑤委員会活動
現在3つの常任委員会、3つの特別委員会、議会運営委員会があり、議案の審査、所管事務調査、各
種団体との意見交換、議会運営などを行っており、その特性と専門性を生かした活動に努めています。
るいは妥当性の保障にあります。いかにすれば、公正で合理的かつ効率的な地方公共団体の行政を確保する
ことができるかということが最大の関心事でなければならない。不正又は非違の摘発は副次的な目的であり、
平成 16 年4月1日旧 6 町が合併して京丹後市が誕生以来、およそ 10 年になろうとし
ています。
りのための市施策の推進に努めています。
それを支えるのが、適正な会計運営です。ご案内のとおり、収入の面では税収、補助金
などの減、一方、支出の面では、行政需要の高まり、社会保障費の増大などでますます厳
しくなっています。
こういった状況の中では、市は支出の適正、公平、厳格、迅速な処理が一層求められています。これらを
確保するため、会計においては、創意工夫を図って対応しているところです。
を持って、全員一丸となって適正な会計運営にあたっています。
厳しい財政事業の中、資金管理をさらに充実させ、今後とも持続的に安定したさらなる市の会計運営に努
めていきます。
私の所属する入札契約課の業務は、建設工事や業務委託などを発注し、入札会を開き、
入札によって決定された落札者と契約を締結する、というのが一連の流れです。従って、
入札契約課に来られる方のほとんどが、建設業者や販売業者など、地元企業の皆さんです。
現場で作業をしてから書類を提出しに来られたのか、汚れの付いた作業服でお見えにな
る方もおられます。ともすれば、発注する側が主体となってまちづくりをしているようで
すが、実際に道路をきれいに舗装したり、建物を設計し建築したり、足りないものがあれ
ば調達してくれたり、本当にまちをつくり、まちを動かしているのは企業の力です。
その一方でデスクワークをしている自分の役割は、いったい何だろうと考えていました。
2年目になった今、公平で適正なことはもちろん、どうすれば企業の方が円滑に入札会に参加でき、スムー
ズにまちづくりが進むのか、そういったことを念頭に業務に励んでいます。全体を見渡し、隅々まで気を遣
えるような仕事をしていきたいです。
194
195
第6章
第7章
計画推進のために
計画推進のために
また、会計といえば、市民と直接的にはかかわらないため、なじみが薄いのですが、各々の職員は緊張感
◆財務部入札契約課:角村 裕示
うるおい安全都市
その間、市としての体裁も徐々に整いつつあり、市長の「市民がど真ん中」のまちづく
まちづくりのために
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
第7章
◆会計管理者:中邑 正樹
共に築き結び合う
さらなる適正な会計に努めます
監査委員とともに監査などを実施していきたいと思っています。
第5章
パートナーシップ都市
行政運営の指導に重点が置かれるべきもの」です。
今年も監査の精神に則り住民目線により、市民の皆さんの税金が正しく使われているかどうかを視点に、
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
監査の精神は、
「不正又は非違の摘発を旨とする点にあるのではなく、行政の適法性あ
生涯 学習都市
市民の皆さんからの請願・陳情は原則委員会に付託して、参考人として意見聴取を行い審査を行って
第4章
次代を担う若い力が活躍できる
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
ます。
独立した立場で市民目線に立って
健やか安 心 都 市
議員の手作り広報として、企画・立案、記事、写真など編集委員会により記事の工夫をし、議案の賛
第3章
生きる喜びを共有できる
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
確立に努めてまいります。今後も口座振替による納付や請求書に正しく口座を記入していただくなど、市民
②市議会だよりの発行
第2章
環境循環都市
環境循環都市
民から選挙で選ばれる二元代表制の実効性を高め、市民に開かれた議会、市民参加を
出決算額 512 億円でした。
暮らしの中でいのちが輝く
市議会では、議会基本条例を平成 20 年 4 月から施行して、市長、議員がともに住
暮らしの中でいのちが輝く
第4章
◆会計課長:瀬戸 千賀子
算書の調整などを行っています。平成 24 年度は企業会計を除き歳入決算額 523 億円、歳
第2章
第3章
信頼される適正な会計事務を目指して
交流経済都市
に努めています。
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
当しています。主な業務内容は、新築された家屋の評価作業や、取り壊された家屋の
戸籍や住民票、税証明の交付業務では、それぞれの証明には多くの個人情報が記載され
者の免許証や保険証での本人確認や、申請を受けた証明を申請者が取得することができる
第2章
産から成り立っていますが、その中の家屋、特に峰山町・網野町・丹後町の家屋を担
や住民異動の受け付け業務に従事しています。
確認作業です。しかし、それ以外にも所得税・住民税の申告相談や相続人の調査など、
ていること、また近年、戸籍や住民票の不正取得の事件が多くなっていることから、申請
その業務内容は多岐にわたります。
私は市外の出身で、京丹後に土地勘がありませんでした。正直、巻尺と竿(検測桿)
かの確認を徹底して行っています。
を持って市内を巡回し、建物の大きさを計測するこの仕事に、最初は不安を感じてい
戸籍の届出や住民異動の受付業務では、出生や婚姻の届出、引越しなどの住所変更の届出を受け、住民票
ました。しかし、市内のたくさんの地域を訪問し、市民の皆さんと接することによって、より素早く京
の記載の変更を行います。また、その届出により国民健康保険や国民年金、後期高齢者医療、福祉医療、児
丹後に馴染めた気がしています。
童手当や水道の開閉栓など各担当課の事業に、新規・変更の申請が必要な場合に、ご案内、受付を行ってい
固定資産税を含めた市税は、市の貴重な財源のひとつです。その貴重な財源によって、教育や福祉な
ます。
ど皆さんのくらしを支えています。適切で公正な課税を通じて、京丹後市の税務行政が、市民の皆さん
こうして、市民局は、各担当課の総合窓口になっているため、窓口に来られた方が何の手続きに来られた
に信頼していただけるものとなるよう努力します。
24 年度を振り返って
かを把握するため、来庁者との会話を大切にしています。そして、手続きを迅速かつ、正確に行うことで、
市民の方から信頼される市民局になるよう努めていきたいと思います。
◆議会事務局議会総務課:橋 香代子
市民の「顔」がみえる窓口業務
私は議会総務課に所属しており、主に行政視察に関すること、議員報酬、費用弁償、
◆網野市民局:上田 明子
平成 24 年度の私の主な業務は証明発行、税金等の収納、住民異動届の受け付け、戸籍
れる担当者や担当課と連絡を取り合い調整を行います。
市民局は、業務のほとんどを直接皆さんの顔を見て、声を聴いて、対応をすることがで
は 40 団体 341 人の方が視察に来られました。内容で最も多かったのが、議会基本条
でも、その手段が文書と口頭では伝わり方は異なります。所管課からの文書を持参し、
「何
行政視察に関する業務は、私が直接視察対応するわけではないですが、視察に来ら
届出の受理ですが、その他所管課の依頼がある業務など、多岐にわたります。
全国各地の市町村議会から視察に来られ、視察項目もさまざまです。平成 24 年度
きる職場です。顔が見えるから意思の疎通がとれることもあります。伝えたいことが同じ
例について、2 番目が猪・鹿肉処理施設「京たんごぼたん・もみじ比治の里」について、
をしたらよいか教えてほしい」と来庁される方もあります。そのようなとき、市民局は、
市民の窓口としての役割が求められていると強く感じます。
3 番目が 200 円上限バスについてでした。
分からないことがあれば、お気軽に窓口へ相談にお越しください。
うことが分かりました。今後もしっかり勉強し、知識を身に付けていきたいです。
庁舎管理の仕事について
◆企画総務部総務課:山田 高志
託しており、これに係る業務委託の契約事務や作業依頼を行っています。専門的な内
質の高い行政サービスの提供に向けて
◆
職員研修で必要な知識、技能を習得
質の高い行政サービスを提供していくため、
「職員人材育成基本方針」および「職員研修計画」に基づき、
容も多く、業者の方に色々教わりながらのスタートでしたが、一つ一つの設備の意味
必要な知識、技能などを習得する研修を実施しました。
や大切さを間のあたりにし、良質な行政サービスの提供においても、適正な設備管理
今後は、庁舎の老朽化に伴い維持管理費の増加が予想される中、維持管理の水準を保つためにも、よ
り一層の計画的な予算執行が必要になると思います。また、市の節電対策も担当し、特に昨夏においては、
電力需給のひっ迫が予測される中、デマンド監視システム(使用電力の目標値を超えそうになると警報
で知らせる装置)の運用、照明の間引き点灯、冷房の温度管理などを各庁舎で行い、対 22 年比Δ 21%
の電力使用量の削減を行うことができました(市の目標は対 22 年比Δ 18%)。この結果、職員の節電
意識も向上し、引き続き可能な範囲で節電対策に取り組んでいます。
196
公平性・透明性の高い入札・契約制度を確立
◆
適正な発注業務を実施
競争性、公平性および透明性の高い入札・契約制度の確立と適正な発注業務および事務の効率化を図り
ました。電子入札システム利用料として 3,819 千円、その他経費に 540 千円を支出しました。
197
第7章
計画推進のために
職員研修会事務 決算額 1,376 千円
所管課:企画総務部人事課
は大変大きな意味を持つと思いました。
うるおい安全都市
できるよう、エレベータや空調、電気などの設備については専門業者に保守点検を委
第6章
災害に強く、快適で暮らしやすい
庁舎設備の維持管理を担当しています。来庁者の皆さんが安全、快適に庁舎を利用
平成 24 年度の主な取り組みと成果
第5章
共に築き結び合う
また、議会総務課に1年間いて、市で今何が起きているのか、これからどの方向に進んでいくかとい
な時でも、皆さんの疑問などにワンストップで応えたいとの思いで、日々、業務に取り組んでいますので、
ねないので、親切丁寧な対応を心掛けています。
パートナーシップ都市
視察に来られるまでの電話でのやりとりになりますが、私の対応一つで京丹後市の印象が左右されか
皆さんの中には、所管課が市民局にあると思って相談をしに来られる方もおられると思います。そのよう
第4章
生涯 学習都市
福利厚生および共済制度に関することについて担当しています。
第3章
次代を担う若い力が活躍できる
計画推進のために
第7章
私は市民局の総合窓口係で、主に戸籍や住民票、税証明などの交付業務や、戸籍の届出
健やか安 心 都 市
うるおい安全都市
災害に強く、快適で暮らしやすい
第6章
私の税務課での担当業務は、固定資産税です。固定資産税は、土地・家屋・償却資
生きる喜びを共有できる
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
第5章
◆峰山市民局:藤村 岳彦
環境循環都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
第4章
市民局業務について
◆財務部税務課:中島 亮平
暮らしの中でいのちが輝く
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
税務課での担当業務について
交流経済都市
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第1章
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
◆「京丹後市入札監視委員会」が中立かつ公正な立場から審査
会」において、入札および契約の過程の透明性ならびに公正な競争の確保などについて第三者の中立かつ
公正な立場からの審査を受けました。
入札・契約事務 決算額 4,359 千円
入札監視委員会費 決算額 108 千円
所管課:財務部入札契約課
平成 23 年度に実施した事業について事務事業評価および施策評価を実施しました。
〈事務事業評価〉(担当課による評価)全事業(580 事業)
〈施策評価〉 1 次評価(担当部局による評価)全施策(37 施策)
2 次評価(外部委員による評価)6 施策
○その他経費 7 千円
行財政改革推進費 決算額 383 千円
所管課:財務部行財政改革推進課
計画的に滞納整理を実施
市税を除く市の債権について、統括管理することにより、効率的、効果的な徴収体制を整備し、計画的
な滞納整理の実施により滞納累積額の縮減に努めました。
◆
納税者からの不服申立を審査、決定
第3章
地方税法に基づき固定資産評価審査委員会を設置し、固定資産課税台帳に登録された価格に関する納税
財政管理に必要な経費を支出
者からの不服申立の審査、決定を行いました。
・委員 6 名、委員会 6 回開催
わかりやすいことしの予算、決算附属資料などを作成
・不服申立審査件数 8 件
財政管理に必要な経費を支出しました。内訳は次のとおりです。
固定資産評価審査委員会費 257 千円
所管課:財務部税務課
京都地方税機構の運営を支援
○平成 25 年度一般会計予算書(220 部) 343 千円
○平成 25 年度一般会計予算説明資料(220 部) 283 千円
◆
○決算統計システムサポート負担金(京都府自治体情報化推進協議会) 51 千円
京都地方税機構の運営を支援することにより、効率的な税業務執行体制を確立し、公平・公正な税務行
○その他経費 155 千円
政を推進するため、本市からの派遣職員人件費(4 人分)および事務所経費、支援システム経費などの負
市民サービスの低下を抑止
早期歳出抑制による歳出激変緩和イメージ
合併特例措置の終了に伴う急激な市民サー
ビスなどの低下を抑制するため、後年度に活
行財政の公正で効率的な運営を確保
行財政の公正で効率的な運営を確保するため、監査計画に基づき、年間を通じて各種監査を実施しました。
〈実施した監査〉
合併特例措置
例月出納検査:毎月下旬に前月分を検査
決算審査:審査期間 平成 24 年 6 月 29 日~ 8 月 20 日
合併特例措置逓減対策準備基金 決算額 500,210 千円
所管課:財務部財政課
財政健全化判断比率等審査:審査期間 平成 24 年 7 月 23 日~ 8 月 20 日
特例期間(H16 〜 H26)
5 年間
計画推進のために
第7章
行財政改革を推進
定期監査:監査期間 平成 24 年 10 月 10 日~平成 25 年 3 月 7 日
財政援助団体等監査
財政援助団体監査:監査期間 平成 24 年 6 月 8 日~ 7 月 6 日
第7章
・京丹後市老人クラブ連合会
・公益財団法人京丹後市シルバー人材センター
平成 23 年度事業の行政評価などを実施
公の施設の指定管理者監査:監査期間 平成 24 年 10 月 2 日~ 11 月 29 日
「第 2 次京丹後市行財政改革大綱」および「第 2 次京丹後市行財政改革推進計画」に基づき、行財政改
・株式会社技研サービス(八丁浜シーサイドパーク)
革の着実な実行に努めました。
198
・天女の里協力会(天女の里交流施設)
199
第6章
監査事務 決算額 2,074 千円
所管課:監査委員事務局
計画推進のために
黒線…5 年間で段階的に逓減
赤線…独自留保を活用して激変緩和
◆
◆
うるおい安全都市
み立てました。
独自留保
監査計画に基づき各種監査を実施
第5章
災害に強く、快適で暮らしやすい
用できる合併特例措置逓減対策準備基金を積
災害に強く、快適で暮らしやすい
うるおい安全都市
第6章
独自留保を活用して
激変緩和
京都地方税機構経費 決算額 37,923 千円
所管課:財務部税務課
共に築き結び合う
◆
合併算定替額
共に築き結び合う
パートナーシップ都市
合併特例措置逓減対策準備基金を積み立て
担金を支出しました。
パートナーシップ都市
財政管理事務 決算額 2,214 千円
所管課:財務部財政課
第5章
効率的な税業務執行体制を確立
第4章
生涯 学習都市
生涯 学習都市
次代を担う若い力が活躍できる
○平成 23 年度一般会計・特別会計決算附属資料(220 部) 335 千円
次代を担う若い力が活躍できる
○平成 24 年度「わかりやすいことしの予算」(22,000 部) 1,047 千円
第4章
健やか安 心 都 市
健やか安 心 都 市
生きる喜びを共有できる
第3章
固定資産評価審査委員会を設置
生きる喜びを共有できる
料金徴収事務 決算額 139 千円
所管課:財務部管財・収納課
◆
第2章
行政評価委員会(外部委員会)の開催(6 回)
環境循環都市
効率的、効果的な徴収体制を整備
○行政評価の実施 306 千円
暮らしの中でいのちが輝く
環境循環都市
暮らしの中でいのちが輝く
第2章
第 2 次行財政改革推進計画の進捗状況などについて報告・審議を行いました。(会議開催 2 回)
交流経済都市
市が発注する建設工事について、専門的な知識を有する委員により構成される「京丹後市入札監視委員
◆
第1章
○行財政改革推進委員会 70 千円
ひと・もの・ことが行き 交 う
交流経済都市
ひと・もの・ことが行き 交 う
第1章
KYOTANGO
資料編
平成 24 年度 決算 概要
一般会計の歳入総額は、334 億
5,378 万円(前年度比 1.0%減)
で、歳出総額は、329 億 717 万
円(前年度比0.6%減)となり
ました。
■ 歳入 ■
自主財源は全体の 4 分の 1
歳入は、市税や使用料など市が自主的に収入できる自主財源と地方交
付税や、国や府から交付される補助金などの依存財源に大別できます。
一般会計決算の歳入総額から
歳出総額を差し引いた形式収支
は 5 億 4,661 万円の黒字で、こ
自主財源は 23.7%で全体の 4 分の 1 程度となっている反面、依存財源
のうち 25 年度へ繰り越した事業
に必要なお金 9,861 万円を差し
引いた実質収支も4億 4,800 万
併以降、最も低い額となっており、構成比も昨年度と比較すると 0.4 ポイ
円の黒字となりました。
は 76. 3%で全体の約 4 分の 3 を占めています。
自主財源の割合は、これまでと大きく変わっていませんが、決算額は合
ントの減少となっています。
これは、自主財源の柱である市税のうち、法人税や固定資産税の減少
■ 歳出 ■
防災行政無線整備に 3 億 7 千万円
性質別での内訳では、人件費などの義務的経費が全体の 47.0%を占めています。
公債費は減少しましたが、人件費および福祉関係の扶助費は増加しています。
補助金や委託料など市が任意に支出できる任意的経費は、歳出全体の 38. 3%となっ
ています。
道路や河川、学校などを整備する普通建設事業費や台風などによる災害復旧事業費を
投資的経費と言いますが、その割合は 14.7%となっています。
平成 24 年度では、丹後町域の防災行政無線整備事業やかぶと山(旧神野)小学校増
改築事業、峰山・久美浜統合保育所用地の購入などを実施しました。
や前年度からの繰越金が大きく減少したことによるものです。
「
自主財源 79億
30万円(23.7%)
義務的経費 154億7,393万円(47.0%)
依存財源 255億5,348万円(76.3%)
投資的経費 48億5,414万円(14.7%)
任意的経費 125億7,910万円(38.3%)
歳出(目的別の内訳)
※ 23 =平成 23 年度
議会費
総務費
民生費
衛生費
労働費
農林水産業費
202
2 億4,515 万円(2 億9,049 万円)
42 億596 万円(41 億3,310 万円)
91 億6,157 万円(101 億6,635 万円)
35 億5,093 万円( 34 億5,378 万円)
1 億4,737 万円(2 億1,526 万円)
13 億5,360 万円(14 億3,688 万円)
商工費
土木費
消防費
教育費
災害復旧費
公債費
10 億7,245 万円(10 億3,953 万円)
22 億2,023 万円(23 億9,975 万円)
15 億9,059 万円(12 億644 万円)
37 億2,658 万円( 29 億4,316 万円)
2 億2,341 万円(3 億7,503 万円)
54 億932 万円(54 億4,712 万円)
203
平成 24 年度 決算 概要
◆ 市債(借金)と基金(貯金)の状況 ◆
逓減対策
基金などへ 10 億円
市債(借金)残高の推移(一般会計)
419 億 524 万円
H22
市民1人当たりの借金は
H23
約68万6千円
平成 24 年度末の一般会計市債(借金)残
411 億 1,879 万円
H24
0
て2億 1293 万円(0.5%)の減少となりまし
400
た。
万6千円の金額となります。
億 4,462 万円で、昨年度に比べ6億 1,859
H23
ていげん
H24
これは、普通交付税の合併特例措置の逓減
による、急激な財源の減少に伴う市民サービ
減対策準備基金」と合併特例債を活用した「地
410
415
420 (億円)
55
連結実質
赤字比率
平成 19 年6月施行の「地方公共団体の財政の健
義務付けられています。
平成24年度末の
基金残高
市民1人当たり
この法律では、地方自治体の財政の健全度を表す
指標において、
「早期健全化基準」または「財政再生
も義務付けられています。
約11.1万円
本市では、昨年度に引き続き基準となる4つの指
(前年度 10.0 万円 )
66億4,462万円
50
良好
良好
実質公債
費比率
良好
基準」を超えると、財政健全化計画を策定すること
60億2,603万円
0
対前年度比 実質公債費比率 0.3 好転
将来負担比率 1.5 増加
実質赤字
比 率
全化に関する法律」の規定により財政指標の公表が
52億2,029万円
H22
また一般会計の基金(貯金)残高は、66
68.6万円
( 前年度 68.5 万円 )
基金(貯金)残高の推移(一般会計)
これを、市民1人当たりに換算すると 68
スの低下を抑制するため、
「合併特例措置逓
405
財政健全化判断指標は
全て「基準内」
平成24年度末の
市債残高
市民1人当たり
約
409億586万円
高は、409 億 586 万円で、昨年度と比較し
万円(10.3%)増加しています。
◆ 特別会計・企業会計の決算概要 ◆
60
65
標のいずれの数値も、健全化判断比率の基準内とな
将来 負担
比 率
りました。
70 (億円)
※市民1人当たりの算出額は、
平成 25 年 3月31日現在の人口5万 9,633 人を基準にしています。
ていげん
※「逓減」とは、数量が次第に減ること。
しかし、依然として厳しい財政状況には変わりあり
ませんので、健全な財政運営に引き続き努めていく
必要があります。
域振興基金」にそれぞれ5億円を積み立てた
良好
凡 例
<一般会計の赤字の程度>
12.43
△2.16
-5 0 5
10 15
20.0
健全化判断比率
黒字のため
該当なし
20(%)
<全ての会計を合算した赤字の程度>
△ 10.50
-15
30.0
17.43
0
15
25
30(%)
黒字のため
該当なし
<借入金の返済額やこれに準じる額の大きさ>
15.4
25.0
10 15 20
25 30
35.0
35(%)
前年対比
0.3 ポイント
好転
<借入金や将来的な支出が見込まれる残高を示し、将来、
財政を圧迫する可能性が高いかどうか>
111.7
0 50 100 150 250
= 京丹後市 = 早期健全化基準
350.0
350(%)
前年対比
1.5 ポイント
増加
= 財政再生基準
ことによるものです。
◆ 特別会計・企業会計の決算概要 ◆
単位:万円
病院事業 3年連続の黒字決算
会計名
国民健康保険事業
国民健康保険直営診療所事業
13 の特別会計もすべて黒字決算
により特定の事業を行うため、一般会計と区別し
ている会計です。本市には 13 の特別会計があり、
後期高齢者医療事業
介護保険事業
介護サービス事業
特別会計
特別会計は、特定の収入(保険料や使用料など)
(参考)
合計
企業会計
た効率化に取り組んだ結果、収益的収支(営業成
4億 1,174
6億 3,544
会計名
収益的
(収支)
水道事業
資本的
(収支)
収益的
(収支)
病院事業
資本的
(収支)
6億 3,050
1,113
494
1,405
11億 5,795
10億 6,813
8,982
23億 6,889
23億 1,711
5,178
1億 9,840
1億 9,583
6億 3,814
3億 8,515
2億 1,571
4,516
6億 3,196
3億 7,258
1億 8,694
618
1,257
一般会計と特別会計を合わせた未収 金の総額は、約
合併特例債の活用期間が平成 31 年まで5年間延長され
1億3千万円となっています。負担の公平性、財政の健全
限りある財源を効果的に配分し、本市の発展に向け、京
9億2千万円で、 平成 24 年 中の不 納 欠 損 額は総 額で
化の観点からも、未収金の解消に向けた取り組みをより積
極的に推進します。
たものの、多くの行政課題が山積する中で、将来を見据え
丹後市が一丸となり取り組んでいく必要があります。
257
8
4,508
9
181
20
188億 6,072
183億 6,017
5億 55
収 入
6 億 2,721
5 億 7,711
61 億 8,747
支 出
7 億 6,806
7 億 8,787
59 億 6,824
収支差引額
△ 1 億 4,085
△ 2 億 1,076
2 億 1,923
7 億 9,959
10 億 9,595
△ 2 億 9,636
190
未収金は9億2千万円 解消に向けた取り組みを推進
2,877
673
※資本的(収支)
:建設改良事業などに伴う収支
204
4億 61
収支差引額
2億 2,532
55億 10
※収益的(収支)
:営業活動などに伴う収支
績)は4年連続の黒字となりました。
歳出
(支出)
70億 5,604
55億 1,415
五箇財産区
の2つの会計があります。いずれも資本的収支は
る 24 年度も組織全体で業務改善を図り、徹底し
歳入
(収入)
72億 8,136
峰山財産区
れている会計です。本市には水道事業と病院事業
「市立病院改革プラン」を策定し、最終年度とな
公共下水道事業
宅地造成事業
けてその事業収入により経営を行うために設けら
病院事業会計は、平成 20 年度に4カ年計画で
集落排水事業
工業用地造成事業
また企業会計は、地方公営企業法の適用を受
した。
簡易水道事業
浄化槽整備事業
24 年度の決算状況は左表のとおりです。
収入不足ですが、内部留保資金などで補てんしま
◆ 財政健全化に向けて ◆
653
<要旨>
市監査委員 決算審査意見書から 京丹後市監査委員 東 幹夫 足達 昌久
平成 24 年度は、中山市政 9 年目を迎え、本市発足 8 年間の基礎づくりの成果と課題の上に、市民一人ひとりの真の喜びと幸福を感じることが
できる市政を目指し「市民の皆さんを真ん中に」の理念のもとさまざまな施策が実行された。
投資的経費の大型事業は、学校及び保育所の再配置や耐震改修などが継続して計画的に行われ、災害復旧事業では、平成 23 年度に被災した
箇所の復旧を行った。大型事業は、市民の大きな期待を担っていることから、事業の公共性と合わせ地域経済への波及効果を念頭に置いた取り組
みを望むものである。
市債は、2 年連続で減少していることは、評価に値する。
財政指標については、健全な財政運営への努力が伺えるものの、自主財源である税収減により、地方交付税を主とした依存財源に大きく頼って
いる。
自主財源である市税が 5 年連続で減収となっている厳しい財政状況の中、依然多額の未収金があり、負担の公平性、財政の健全化の観点からも、
法的措置を含めた積極的な対応を強く望むものである。
平成 25 年度以降も統合保育所や新火葬場の整備、学校再配置などで多額の予算が求められる。限られた財源と職員のもと、市民ニーズに応じ
た質と効果の高い事業実施が必要である。本市が発展するための取り組みを積極的に展開し、市民生活の基盤の充実と市民が将来に希望を持て
るよう、一層の努力を望むものである。
205
市章・市の花・市の木・市の歌
市の花「トウテイラン」
市章
トウテイランは、8 月から 9 月にか
【デザインの趣旨】
けて多数の青紫色の花を開く多年草
丹後の丹の文字をイメージ化して
であり、山陰海岸の砂丘に見られ、箱
おり、丹後の自然豊かな山と海の風や
市の木「ブナ」
ブナは、温帯林を代表する落葉広葉
樹であり、雪にもめげず、春には他の落
葉樹に先がけて芽吹きを始めます。京
石砂丘の群落は「京都の自然 200 選」 丹後市には、山から里、そして海が一
波を表し、中央の円は、丹の赤色と日
にも選定されています。
の出を表象している。
盛夏から秋にかけ、中国の洞庭湖
(どうていこ)の湖水のように美しく
神秘的な色の花を咲かせるトウテイラ
ンは、日本固有種で外国には自生して
おらず、また、日本国内でも数か所に
しか自生していない非常に貴重な花で
す。
つの市の中で連続しているという特徴
があり、森で育まれた栄養分が川から
水田へ流れておいしいお米を育て、最
後には海へ流れて、貝や魚等の生き物
を育んでいます。
温暖化や森林破壊、人口爆発等、地
球規模での課題に直面している今、気
候を安定させ、多様な生きものを育み、
「緑のダム」として水や食料を私達に与
えてくれるブナ林は、まさに京丹後市の
自然豊かな環境のシンボルといえます。
京丹後市の歌
作詞:梅田俊作/作曲:藤原哲也
うみあお
みどり
はんとう
かぜ
一、海青く 緑の半島 風そよぐ
き せつ
めぐりくる 季節のなかに いだかれて
えが
ゆめ
いろあざ
描く夢 色鮮やかに いつまでも
いろ
きみ
くも ま
ひか
げんしょく
ふるさと色は 君の原色
うすずみ
うなばら
二、薄墨の 雲間に光る 海原は
きぬ
みち
なみ
はるかなる 絹の道と 波つづき
うらにし
だいち
ふ
季節風に ぬかるむ大地 踏みしめて
ある
ゆめ
みち
歩いていこう 夢が道しるべ
し ご せん
そら
とき
ゆ
三、さんさんと 天に子午線 時が往く
せ だい こ
つた
て
まも
て
世代越え 伝え守る 手から手に
たま て ばこ
ものづくり ものがたりの 玉手箱
み らい
きみ
あず
もの
はるか未来へ 君に預け物
たん ご じ
れきし
四、いにしえの 歴史をたどる 丹後路は
あたら
おうこく
みち
新しき 王国へと つづく道
て
おも
ら しん ばん
たん ご
あした
手をつなごう みなの思いが 羅針盤
きょう
ただひたすらに 京、丹後の 明日へ
206
207
京丹後市白書
平成 25 年度版
平成 26 年 3 月
発行/京丹後市
編集/秘書広報広聴課
〒 627-8567 京都府京丹後市峰山町杉谷 889 番地
電話 0772-69-0001(代表)
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