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兵庫県立伊川谷高等学校 荻田秀治 2 学年 で絵を描く 美術Ⅱ 10 時間
学校名 美術・工芸担当者 兵庫県立伊川谷高等学校 題材名 荻田秀治 対象学年 ○△□で絵を描く 2 学年 実施科目 受講生徒数 56 名(2 クラス) 授業総数 美術Ⅱ 題材に使用した素材、画材 画用紙、アクリルガッシュ 作品の大きさ 10 時間 領域 F6 絵画 鉛筆、色鉛筆 題材のねらいと解説 抽象絵画、抽象表現は、高校生にとっても一般の人にとっても、分からない芸術の代表のように言 われる。高校生がアニメや漫画に親しむのと同じように、具体性を持たない幾何学的な形や有機的な 形を自由に直感的に描き、絵を描くことを楽しませたいと考えた。 描き始めの敷居を低くするために、最初に教師が作成した塗り絵を完成させた。 作品の描き始めは、○△□等の形、線を自由に組み合わせて気軽に遊ぶつもりで描かせた。また逆 にうんと不自由に定規とコンパスのみで描くことをさせた。 生徒の戸惑いは予想したより少なく、のびのびと描く生徒が多かった。その中から形の変化やバラ ンス、動き、色彩の美しさ面白さなど様々な要素を見つけどう生かすのか答えを探させた。 指導略案 1 教科書を使用してモンドリアン等の作品を鑑賞する。 2 教師が作成した幾何学的な形を組み合わせて作った塗り絵のプリントを配布し、色鉛筆を使用し て塗り絵を完成する。塗り方や配色を工夫し美しく楽しく仕上げる。(2 時間) 3 ○△□などの幾何学的な線や形、有機的な線や形を自由に組み合わせて鉛筆でスケッチを描く。 モンドリアンのようなギリギリに余分なぜい肉を落とした表現。また逆に以前に鑑賞した伊藤若 冲のような過剰ともいえる表現を両極端の例として示した。 スケッチをもとに F6サイズのスケッチブック(画用紙)に鉛筆でデッサンする。 アクリルガッシュで彩色する。色数などの制限は設けない。 絵具を使用した描き方、塗り方を工夫する。 美しい配色、描き方を工夫し生き生きとした絵にする。(7 時間) 指導上配慮したことなど できるだけ日常的な言葉で絵を説明する。 色面構成の練習のようにならないようにいろいろな描き方、塗り方を工夫させる。 塗り絵原画(2 種類) 生徒作品