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まちの話題
努力と協力の演奏で優秀賞
遠野一色の舞台で観衆魅了
遠野高邦楽部が優秀賞受賞
県芸術祭開幕フェスに出演
第６３回岩手芸術祭開幕フェスティバルは１０月２日、
盛岡市の県民会館大ホールで開かれました。今年の
フェスティバルは「文化は物語から生まれる～遠野
たっ そ たく や
物語発刊１００周年」がテーマ。達増拓也知事と遠野小
県高校総合文化祭の日本音楽部門発表会は１０月６
日、県民会館で開催され、遠野高邦楽部（部員９人）
が優秀賞を受賞しました。３年生が抜け、１・２年
とし ひこ
生の新メンバーで初めて出場した大会。水野利彦作
は
こう
れん
た
ろう
はな
曲の「波光」と瀧廉太郎作曲の「花」の２曲を美しく奏
全児童３００人が「トーヌップ」の合唱でオープニング
を飾り、児童たちは遠野物語構成劇
「遠野の里の物
すが ぐち ご いわい
語」を元気いっぱいに披露。氷口御祝保存会による
でました。
部員全員が高校から琴を始め、土日を除いた平日
れい な
は毎日練習に励んでいます。部長の金浜 麗 奈 さん
（２年）＝上郷町＝は「まだまだ未熟なところはあり
ますが部の雰囲気は良く、やる気があります。息の
合った、まとまりのある演奏ができるよう部員全員
で頑張ります」と抱負を話していました。
えい
こ
御祝の合唱、語り部・菊池栄子さんの昔話の披露な
ロードローラーの運転を体験する青笹中の生徒
建設業の魅力を間近で体験
どのほか、『遠野物語』の朗読と映像、ピアノの演奏
に合わせて青笹しし踊り保存会がモダンダンスと共
演。まさに遠野一色の幻想的な舞台の数々で、多く
の観衆を魅了しました。
大舞台で見事な劇を披露した遠野小の児童たち
建設業ふれあい事業を開催
建設業ふれあい事業は１０月７日、青笹中学校校庭
で開かれました。この催しは、進路の選択時期であ
る中学生に建設業の仕事を身近に感じてほしいと、
さとし
県建設業会遠野支部青年部（照井智部長）が毎年実施
さ
え
職場体験学習で市役所を訪れた青笹中２年杉本祥英さんが
取材し、記事を作成しました。
「どんどはれのテーマ」を歌う園児ら
市内外の自慢の品が一堂に
郷土の偉人へ祈りを込めて
第３６回目の産業まつり開催
伝承園で佐々木喜善祭開催
き
『遠野物語』の話者・佐々木喜善をしのぶ「佐々木喜
善祭」は９月２９日から７日間、土淵町の伝承園で開
かれ、訪れた人たちは郷土の偉人への功績に思いを
はせました。初日は、地域住民など２５０人が喜善の
銅像前に献花し、土淵保育園の園児と土淵小の児童、
語り部の佐々木イセさんが「笛吹峠」や「オシラサマ」
などの昔話を披露しました。また、この日に合わせ
て作詞・編曲した「どんどはれのテーマ」を、園児と
りょう こ
児童たちが合唱しました。立花良子さん（７２）
＝土淵
トのほか、各種展示ブースとなったとぴあ会場では
ロボットコンテストや手作りジュース体験などがあ
り、会場はにぎわいを見せていました。
町＝は「子どもたちにもしっかり昔話が伝わってい
るのは素晴らしいことだと思います」と話していま
した。
１
１
広報遠野● ２０１０-
ね
な
の日は同校の教師と生徒６人の指導を受けながら、
地元農家６人が作業に汗を流しました。藤井さんは
「栽培を軌道に乗せて遠野の名産にし、販路を拡大
したいです」と話していました。
ぜん
第３６回市産業まつりは１０月９・１０の両日、蔵の道
ひろばなどで開催されました。訪れた１２，
７００人の来
場者は、５３の企業・団体の産品やさまざまなイベン
トを楽しみました。
まちなかのにぎわい創出を目的に、今年は市街地
で開催。会場には旬のキノコや木工製品など市内外
の優れた特産品が一堂に集められ、どのお店にも長
蛇の列ができていました。市内園児たちの遊戯、空
くれ つぼ
手の瓦割りや暮坪虎舞、もち振る舞いなどのイベン
２
５
ち
附馬牛町大出地区の住民で運営する「遠野早池峰
ふるさと学校」は１０月１
９日、伝統野菜「早池峰菜」の
栽培を始めました。早池峰菜はかつて市内でも栽培
されていたアブラナ科の植物で、今では作る人がい
なくなった幻の野菜。寒さや病気に強く、年に３回
の収穫が可能です。遠野緑峰高で５年前から栽培研
究が続けられていて、前校長で市地域活性化アドバ
よう じ
イザーの藤井洋治さんの呼び掛けで栽培が実現。こ
（３年）は「普段は遠くからしか見られない作業をで
きる貴重な体験でした。機械操作は思っていたより
難しかったです」と話していました。
多くの人でにぎわった産業まつり
はや
早池峰菜の苗植え作業開始
しているものです。
この日は同部会員の指導の下、青笹中の全校生徒
８３人がバックホー、ロードローラーや高所作業車に
体験乗車したほか、光波測定器の操作体験や木製ベ
あや か
ンチの製作作業に取り組みました。阿部 彩 花 さん
受賞を喜ぶ遠野高邦楽部の生徒たち
伝統野菜の復活を目指して
「早池峰菜」の苗植えを指導する緑峰高生
２０１０１１ ●広報遠野 ２４