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シャープマニファクチャリングシステム株式会社
シャープマニファクチャリングシステム株式会社 毎年、当社で栽培しているケナフの花です。 2006年12月 発行 目 次 私たちは、自然環境を守り、自然と共生していきます。 ページ ・表紙 ・目次 ・はじめに ・ご挨拶 ・環境方針 ・環境活動組織図 ・環境目標 ・順法への取り組み ・環境に配慮した商品の開発 ・省エネルギーの取り組み ・廃棄物削減の取り組み ・PCB入り高圧コンデンサの保管 ・パソコンによる危険物の数量管理 ・環境教育活動 ・社会貢献活動 ・環境関連用語 1 2 3 4 5 6 7 8~11 12 13 14 15 16 17~19 20 -1- はじめに シャープマニファクチャリングシステム(株)が販売している商品の一例 【サイトレポート発行に際し】 地球規模での環境破壊が進む状況下、当社は、環境負荷の低減を図る べく日常の環境活動を推進しております。 このたび、環境サイトレポート2006を発行することになりました。 当社の環境取組みをご理解頂ければ幸いです。 金型 プラスチック金型 【会社概要】 名 称 :シャープマニファクチャリングシステム株式会社 所在地 :大阪府八尾市跡部本町4-1-33 設 立 :1970年3月2日(シャープ精機株式会社発足) 1994年6月1日(シャープマニファクチャリング システム株式会社に名称変更) 従業員数:311名 事業内容:金型、自動化システム、制御機器、洗浄装置、検査装置等 の開発、製造、販売 プレス金型 自動化システム 液晶パネル製造装置 エンジン組立装置 コンプレッサー組立装置 プログラマブルコントローラ RFIDシステム 画像センサカメラ 工業用 医用 卓上型 制御機器 洗浄装置 *詳しくは、当社ホームページをご覧下さい。 (http://www.sharp.co.jp/sms/) -2- ご挨拶 当社は1994年4月、シャープ(株)生産技術開発推進本部FAシステム 事業部の制御機器、超音波洗浄機器、およびシャープ精機(株)を統合し、 発足しました。 主な事業内容として、金型(プラスチック/プレス)・自動化システム・ 制御機器・洗浄装置(工業用/医用)等の商品を開発、製造、販売し、国内 外の多くのお客様にご愛顧頂いております。 取締役社長 近藤 照彦 環境への取組みは、シャープグループの環境基本理念、『誠意と創意を もって、「人と地球にやさしい企業」に徹する』に基づき環境にやさしい 商品開発を推進するとともに、1999年に環境マネジメントシステムの国際 規格であるISO14001を認証取得し、環境方針を定め、環境法令、八尾市条 例等の順法をはじめとするコンプライアンスの徹底による環境負荷低減の事 業活動を進めております。また、会社周辺の清掃ボランティアなどを通じて、 周辺地域の方々とのコミュニケーションを図っております。 この環境サイトレポートは、2005年度の環境活動の内容を皆様にご紹介 するものです。 今後も、環境負荷の低減を図り地球環境保全に対し、微力ではありますが 環境活動を継続的に取り組んでまいります。 皆様のご意見等をお聞かせ下されば幸甚に存じます。 ISO14001認証登録証 -3- 環 境 方 針 シャープグループの環境基本理念『誠意と創意をもって、「人と地球にやさしい企業」に徹する』に基づき、以 下の各項目を重点目標として定め、環境マネジメント活動に取り組みます。 当社は、大阪府八尾市西部の工場と住宅が混在する地理的条件下に存在し、「周辺住民の生活環境の保全と自然 環境を維持し後世に継承する」という重要な社会的責任と義務を有しています。 金型、自動化機器など生産方法が多様な事業内容であり、異なった環境影響を有するため、これらを吸収できる 環境マネジメントシステムを構築し、全員参加による『環境保全にかかる企業責任と義務の遂行』を図ります。 事業活動・製品及びサービスにおける環境負荷を最小限に抑えるための活動を行い、地球環境保護に貢献します。 環境法規制及び当社が受け入れを決めたその他の要求事項等を遵守し、「環境マネジメントシステム」と、その 運用方法を全員に徹底し、継続的改善を図ると共に、環境汚染予防の活動に取り組みます。 1. 1. 環境に調和する事業活動の展開 環境に調和する事業活動の展開 事業活動の各段階において、環境保全に配慮した活動に努める。 事業活動の各段階において、環境保全に配慮した活動に努める。 ① ①廃棄物の削減とリサイクル化によるゼロエミッションを推進。 廃棄物の削減とリサイクル化によるゼロエミッションを推進。 ② 生産/動力設備、照明/OA機器の省エネルギー推進による地球温暖化防止。 ② 生産/動力設備、照明/OA機器の省エネルギー推進による地球温暖化防止。 ③ ③社内設備及び危険物質の適正管理による汚染防止。 社内設備及び危険物質の適正管理による汚染防止。 2. 2. 環境に配慮した商品の開発 環境に配慮した商品の開発 製品の設計・生産から出荷、廃棄に至るまでの全てにおいて環境影響の抑制に努める。 製品の設計・生産から出荷、廃棄に至るまでの全てにおいて環境影響の抑制に努める。 ① ①省資源、省エネルギー、使用時や廃棄時の安全性、環境に配慮した商品の開発。 省資源、省エネルギー、使用時や廃棄時の安全性、環境に配慮した商品の開発。 ② ②リデュース・リユース・リサイクルに考慮した技術の確立と商品の開発。 リデュース・リユース・リサイクルに考慮した技術の確立と商品の開発。 3. 3. 環境にやさしい企業風土づくりの推進 環境にやさしい企業風土づくりの推進 地域社会への貢献活動を推進するとともに社内教育と啓蒙活動により、事業所で 地域社会への貢献活動を推進するとともに社内教育と啓蒙活動により、事業所で 働く全ての人が環境保全に対する高い意識を持った企業をめざす。 働く全ての人が環境保全に対する高い意識を持った企業をめざす。 -4- 環境活動組織図 環 境 責 任 者 内部環境監査チーム 環境管理責任者 環境連絡徹底会 環境管理責任者、事務局 各部門環境推進委員 事務局 各 部 門 各部門に環境推進委員を設置 -5- 環境目標 当社では毎年環境目標を見直し、これらの着実な実行で環境負荷低減に努力しています。 2005年度 2006年度 環境活動結果 環境目標 692 t-CO2 672 t-CO2 売上高原単位 4.05 t-CO2/億円 売上高原単位 3.93 t-CO2/億円 総量 72.2 t 総量 70.0 t 0.5% 0.3%以下 毎月実施 延べ676名 毎月実施 延べ700名以上 ・神於山植栽活動参加 延べ8名 延べ50名以上 ・若草山植栽活動参加 68名 60名以上 取り組み方策 ①地球温暖化 ・省エネルギー(t-CO2 ※ ) (電力、ガス) ②ゼロエミッッション ・廃棄物排出量 ・最終処分率 ③社会貢献 ・会社周辺清掃参加、その他 ※)t-CO2:二酸化炭素排出量(トン)換算 -6- 順法への取り組み 管理(判定)基準 測定 項 目 自主測定値 項目 単位 法令等規制値 自主基準値 2003年度 2004年度 2005年度 水素イオン濃度 pH 5.7~8.7 5.7~8.7 8.7 7.6 ― 生物学的酸素要求量(BOD) mg/l 300 300 280 190 ― 浮遊物質(SS) mg/l 300 300 280 140 ― 水質汚濁の防止 ノルマヘキサン抽出物(鉱物油) mg/l 5 3 0.9 0.5 ― 下水道の維持 ノルマヘキサン抽出物(植物油) mg/l 30 20 9.1 12.0 ― 亜鉛含有量(Zn) mg/l 5 3 0.77 0.082 ― マンガン含有量(Mn) mg/l 10 6 0.047 0.031 ― ニッケル含有量(Ni) mg/l 2 1.5 0.005 0.012 ― 騒音 db 65 65 Max61.3 ― ― 振動 db 60 60 Max44.8 ― ― イソピロピルアルコール ppm 400 40 8.0 8.0 4.0 作業環境 アセトン ppm 750 75 15.0 15.0 10.0 洗浄分析室 テトラドヒドロフラン ppm 200 20 4.0 4.0 4.0 (年2回測定) ノルマルヘキサン ppm 50 5 1.0 1.0 1.0 騒音/振動 注記 ・水質測定:当社は工業排水はなく、生活排水のみのため、浄化槽から下水への排水切り替え(2002年8月)後、3年間継続測定で異常無 きため2005年度は測定しておりません。 ・騒音測定:騒音発生設備導入時に測定する規定としているため、2004年度以降新しく該当設備導入はなく、2005年度は測定しておりません。 ・大気測定:該当設備はありません。 -7- 環境に配慮した商品の開発 (Ⅰ) 金型 環境問題がクローズアップされる中、当社では金型製作時やお客様先での量産時に於ける環境負荷低減への取組みを推進し ています。例えば、プラスチック金型では ※1 ハイサイクル金型や ※2 ダウンサイジングへの取組みを積極的に展開し、成形 時間短縮等を可能にしており、プレス金型においては工程短縮や生産効率の良い順送型やトランスファ型での生産を可能に する提案を行い、材料ロスの低減と生産時間の短縮を実現しています。 このように当社の金型は先端技術と独自技術を駆使し、省資源化・省エネ化など、環境負荷低減を推進しています。 ※1 ハイサイクル金型 従来、部品1個の成形時間(サイクルタイム)が、例えば大型液晶TVのバックキャビネットで当初120秒であったものを、 80秒に短縮させる工夫等、生産性の向上と省電力化に貢献いたします。 これらは射出・冷却・取り出しなどのサイクル時間を短縮するため、金型の構造改善や熱伝導率のよい材質の採用、最適冷 却回路等の設計、製品形状での問題や成形条件等の課題をクリアするとともに、数々のノウハウを金型に反映し、実現して います。 ※2 ダウンサイジング 例えば、2200トン成形機でなければ成形できなかった金型を構造の工夫、改善等により1800トン成形機での量産を可能 にさせることです。そのためには、金型の剛性と製品精度を維持すると共に樹脂の流動性向上対策や金型寸法をコンパクト に設計し、最小限の成形機による生産を可能とし、工場の省電力化に貢献しています。 ハイサイクル金型 ダウンサイジング プレス金型 A 液 Q 部 晶 U 品 T O V S 環 低境 減負 荷 時間短縮などで省エネを実現 且つ、高品質な部品の量産可能 』 環 に 境 よ 配 る 慮 金 設 型 計 『 プラスチック金型 自 動 車 部 品 工程短縮/順送型 トランスファ型 -8- 環境に配慮した商品の開発 (Ⅱ) 自動化システム 当社が、設計製作する液晶ライン製造装置、及び自動車部品組立装置等の自動化システムでは、長年に渡り培ってきたノウ ハウを取り入れるとともに、環境に配慮した部品や機構を採用し、装置運転時の省エネ・防塵・防振・防音対策を講じ、且つ、 安全と品質の確保など、『環境にやさしい自動化システム』として、お客様に提供しています。 この自動化システムから生み出される商品は、液晶TV『AQUOS』、太陽電池やハイブリッド車等に代表される、省電力、 省燃費、CO2排出削減等、いずれも環境負荷の少ない商品として、地球の温暖化抑制に役立っています。 自動化システム製作フロー 設計 調達 環境配慮設計の推進 (省エネ化、標準化) 省エネ部品の採用 (グリーン調達) 生産 液晶TV 梱包 検査 工場内の作業環境対策 (騒音、振動対策等) 梱包材の削減 (簡易梱包の推進) 【自動化システム例】 -9- 出荷 当 社 の 自 動 化 シ ス テ ム で 生 産 さ れ る 商 品 例 AQUOS 太陽電池 自動車エンジン 環境に配慮した商品の開発 (Ⅲ) プログラマブルコントローラ/画像センサカメラ プログラマブルコントローラ/RFIDシステム 工場のFA化(Factory Automation化)に欠かせないのがプログラマブルコントローラや液晶表示器をはじめとする 周辺装置です。プログラマブルコントローラは工場の自動化に貢献するだけでなく、制御プログラムを変更することで生産 形態の改善や機種替えが簡単にでき、設備の効率化や工場全体の省エネにも貢献しています。 また、当社はいち早くマイクロ波を利用したRFIDシステムを商品化し、『モノと情報の一元化』を実現するとともに、 バッテリレス化を実現したRFタグを開発し、省資源化にも貢献しています。 画像センサカメラ 『ものづくり』における製品の検査は、従来、目視による検査が主流でしたが、現在ではセンサカメラを使って画像認識 による自動検査へと移行しております。 その検査速度も画像センサカメラの性能向上により、当社製200万画素カメラによる全画面(1600×1200画素)取り込 み検査では、1分間で約2,000回の製品検査が可能となり、生産タクトタイムの短縮や、従来の当社製25万画素カメラの8 台分の検査を1台で実現できることにより、工場の省エネに貢献しています。 また、これらの製品に含まれる環境負荷物質の除去を推進し、新製品における基板実装での無鉛化など環境配慮の商品作 りを推進しています。 工場の省エネルギー化と自動化を実現させる プログラマブルコントローラ - 10 - 画像センサカメラ RFIDシステム 環境に配慮した商品の開発 (Ⅳ) 超音波洗浄装置 環境にやさしい真空超音波洗浄装置 電子部品、精密部品、金属部品や各種器具・器材の多様化・微細化により高品質・高精度な洗浄が求められているなか、大気 ・地下汚染対策や省エネ対策など環境に配慮した超音波洗浄装置を商品化しております。 炭化水素系真空超音波洗浄装置では、回収装置や蒸留再生機等のシステムと組み合わせて廃液や液消耗量を削減し環境負荷を 軽減しています。 また、半導体などの洗浄工程において、種々の薬液を使用しなければ洗浄(剥離)できないものを、薬液を使用せずに洗 浄できる方法を実現すべく開発に取り組むなど、いずれも環境汚染の防止に大きく貢献しております。 環境に配慮した当社の超音波洗浄装置 - 11 - 省エネルギーの取り組み t-CO2 1400 電気 ガス 1200 1000 800 ・省エネ対策 現行空調機から省エネタイプ空調機への更新、 照明への人感センサースイッチの導入、パソコ ン等モニターをCRTから液晶への更新等を実 現してエネルギーの削減に努めています。 これら省エネルギー対策により、年々CO2排出 量を削減しておりますが、2005年度は、生産 拡大に伴い増加しております。今後も新たな省 エネ対策を講じ更なる削減に努めてまいります。 600 ※t-CO2:二酸化炭素排出量(トン)換算 400 200 0 1999年度 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 - 12 - 廃棄物削減の取り組み 総排出量(t) 総発生量(t) 最終処分率(%) t 160 140 5% 生産の急拡大で削減取組以上に 廃棄物が増加 4% 120 100 3% 80 2% 60 40 1% ・ゼロエミッション達成 毎年廃棄物の削減に取り組んでいますが、04、05年度 は液晶テレビの金型、製造装置等の生産拡大に伴い、総 発生量、総排出量共に増加しました。 一方、廃プラスチックの再資源化等、リサイクル、リユ ースに努め、05年度は最終処分率0.5%を実現し、ゼロ エミッションを達成しました。 今後共一層の削減をすべく更なる発生量の抑制と有価物 化に取り組みます。 ※ゼロエミッション:当社では埋め立てられる廃棄物の量 が総発生量の何%になるかを最終処分率として評価し、 0.5%以下をゼロエミッションと定義しています。 ※総発生量=総排出量+有価物 20 0 0% 1999年度 2000年度 2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 - 13 - PCB入り高圧コンデンサの保管 当社は以前、電気室で使用していた2台のPCB入り高圧コンデンサを廃棄物として保管しています。 これらは『PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別処置法』に則りPCBの漏洩なきよう金属製密 閉容器に入れ、万全な状態で施錠保管致しております。 また、同法で平成28年(2016年)までにPCBを処理することとなっており、PCB処理会社である 日本環境安全事業株式会社へ処理を依頼、早期登録を受け大阪舞洲の同社工場で処理する順番を待って 保管している状態です。 PCB入りコンデンサ(2台)は 容器の中に入れられ、万が一 漏洩しても容器外に漏れること はありません。 容器は密閉され電気室内に保管さ れています。 - 14 - 部屋の入り口ドアにはPCB廃棄物 保管場所の明示がされています。 パソコンによる危険物の数量管理 当社における危険物(油及び溶剤)は次の目的で使用しています。 1.超音波洗浄効果確認・分析用溶剤 2.金型加工用工作機械の加工油・潤滑油等 溶剤については、以下の種類を使用または 保管しています。 アセトン IPA(イソプロピルアルコール) n-ヘキサン THF(テトラヒドロフラン) 硝酸 硫酸 等 溶剤は実験用で取り扱い量は極めて少量 (0.5~6L)で、法に基づく関係官庁へ の届出を必要としていません。 一方、加工油等の油類は工作機械使用 (主として放電加工機)と倉庫保管(予 備)であり、法定届出内※の数量を日々欠 かすことなく把握するためにパソコンで 一括管理しています。 ※『一般取扱い及び少量危険物貯蔵所として消防本 部へ届けた数量内』 - 15 - 環境教育活動 当社の、全従業員が環境問題に関心を持ち、環境活動を行っていく上での各種情報を周知徹底す るため、定期的に「環境連絡徹底会」を行っています。 ■実施:毎月1回 ■メンバー:計24名 ・環境責任者/環境管理責任者 各1名 ・環境推進委員(当社全部門に1名以上、現在19名) ・事務局3名 環境連絡徹底会風景 ■内容(議題) ・事務局が入手する環境に関する最新情報の伝達 ・各部門の目標に対する活動進捗状況の確認 ・事務局による環境推進委員に対する環境教育 ・ボランティア(会社周辺清掃/若草山/神於山) 参加啓発 等 - 16 - 社会貢献活動 (Ⅰ) ケナフの栽培 工場南側にケナフ専用の花壇を作り毎年ケナフを栽培してます。 地球温暖化の原因となる空気中のCO2を吸収してすくすくと育ち、初秋には5~6mの高さに成長します。 CO2と太陽光で5~6mに成長します。 夏には美しい花がたくさん咲きます。 ハンカチやティッシュ ペーパーになります。 秋の刈り取り、太い幹から細い枝まで 薪木のように束ねて自然に乾燥させます。 ポスター用の紙にも 使われています。 - 17 - 社会貢献活動 (Ⅱ) 会社周辺清掃活動 溝に捨てられた空き缶や雑誌。 草刈りもします。 紙類、タバコの吸殻等色々な物が落ちています。 雑草も抜きます。 集めたごみは燃えるごみ、燃えないごみに分別 して『八尾市のごみ回収日』に出します。 参加者全員で記念撮影。 - 18 - 社会貢献活動 (Ⅲ) こうのやま かや 若草山(奈良市)萱の植栽と雑草の刈り取りと神於山(岸和田市)シャープの森作り 《若草山》 《神於山》 毎年1月に実施される若草山の山焼きで炎が勢いよく広がるように年一回、 新緑の頃萱の手入れや植栽を行っています。 山腹には、萱の育成を妨げるシダや南京ハゼが茂ってくるのでそ れらの刈り取りと萱の苗を植栽します。 このボランティアは2003年 から始まり毎年シャープグループ1300人前後の社員、家族、OBが参加 しました。 2006年から神於山にシャープの森(広さ2.1ha)を作り始めました。 笹やクズなどのツルが繁殖し荒れ果てていた山をきれいに刈り取り、 4月には社員、家族、OB等総勢300名で0.7haにクヌギ、コナラ、 山桜合計1800本を植樹しました。 萱の苗の植栽作業は、麓から苗を持って山を登り、植栽場で2~3株に 株分けし、元気に育つように心をこめて植えつけをしました。 今後は下草刈りや残りの1.4haの雑木の伐採、整備、公園造りなど、 休日の土曜日に有志のボランティアで素晴らしい山に育てていきます。 - 19 - 環境関連用語 環境方針 シャープグループの環境基本理念『誠意と創意をもって 環境 大気、水質、土地、天然資源、植物、人及びそれらの 「人と地球にやさしい企業」に徹する』に基づき、当社の 総合関係を含む、組織の活動をとりまくものです。 最高経営者が環境方針を定めます。 ここでいう"とりまくもの"とは、組織内から地球規模の これは、環境活動、及び環境目的・目標設定のための システム(環境取組みへの仕組みと配慮)にまで及びます。 枠組みを提供する全社的な環境パフォーマンスに 関連する意図及び原則についての組織による声明です。 環境目的 中長期的(3年間)の取組みです。 環境側面 環境に影響を及ぼす「要素・原因」等のことです。 環境方針から生じる全般的な環境の到達点で、組織が自ら 例えば、工場から排出される定められた基準値以上の 達成するように設定し、可能な場合は定量化されるもの。 煤煙や排水や騒音などがあります。 当社では、全社マネジメントプログラムに則り、各部門の また、タバコの吸殻や、空き缶のポイ捨ても環境破壊の マネジメントプログラムの中で具体的に記述されます。 側面となります。 (下記、環境目標も同じです) 環境目標 その年、1年間の活動と取組み目標です。 地球温暖化 私たちは、生活を豊かにするため、沢山のエネルギーを 環境目的から導かれ、その目標を達成するために目的に 消費しています。その時発生する温暖化ガス(温室効果 合わされて設定される詳細なパフォーマンスの要求事項 ガスともいう/二酸化炭素(CO 2 ))等が大気中に増える で、実施可能場合に定量化され、組織またはその一部に ことで、地球の平均気温が上昇することです。 適用されるものです。 温暖化による異常気象や水位の上昇等、見過ごせない 異常現象が具現化しつつあります。 省エネに努め、温暖化をストップさせる必要があります。 環境パフォーマンス 環境活動から得られた測定可能な「成果・結果」です。 リサイクル リサイクルには3つの方法があります。 例) 1.マテリアルリサイクル 目標設定「廃棄物排出量:前年実績の5%削減」 廃棄物から有害物質を取り出して回収、再資源化する パフォーマンス(成果・結果)「前年度比5.1%削減達成」 もので、最も資源を有効活用するものです。 2.サーマルリサイクル 廃棄物を焼却して、排熱量をエネルギーに転換します。 3.ケミカルリサイクル 廃棄物を溶解、熱分解で化学原料に還元するものです。 - 20 - 発行: シャープマニファクチャリングシステム株式会社 CS推進センター 〒581-8581 大阪府八尾市跡部本町4丁目1番33号 TEL 072−991−0054 FAX 072−991−0118