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Hirosaki University Repository for Academic Resources
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我郷土のブラキストン線
和田, 干藏
校友会誌郷土号. 1, 1933, p.161-178
1933
http://hdl.handle.net/10129/3758
Rights
Text version
publisher
http://repository.ul.hirosaki-u.ac.jp/dspace/
我郷土のブラキストン線
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我勉土にはブラキストン紋と裕呼せらる L動物分布境界
線存在し、日本動物分布欣況に穎著左る特徴を殻揮せしめ
我閣の大部分は奮北.取に麗し琉球の小部分は東洋医に所属
或は皐者によりとれを否定せんとするものあり。されば予
何庭を通過するものなるやは久しく不明なりしが、千八百
(青森腕之に属す﹀に分たれ、との境界線は北緯五十度の
黒龍江南方に於て海に入るとと判明せしも、日本に於ては
す。奮北医は亜細亜大陸に於て、更に細比利車両と満洲医
は先づ郷土教育に従事する者のため該線の意義、由来、特
八十年英人プラキストン及びプライヤ 1雨 氏 仰 は 日 本 の
鳥類と題する論文に於て、津軽海峡がとの明瞭在る分布上
居るに拘ら宇、一郷土人士にしてとれを認識せざるものあり、
徴乃至は諸否定設等の梗概を極て通俗に設き、併で予の意
見を述べ該線認識上の一資料に供せんとす。
細比利亜区と満洲医とを分劃せんとして津軽海峡に設けた・
プラキストン線とは動物地迎撃上鳥獣類を基準として、
。目。許可。町佐官ロ)の例舎にが、て褒表し、附筑類、鳥類の分布
夷半島設を提唱せし大論文を亜細直撃術協命日(
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ストン氏仰は前論文の蹟張を試まむとして、更に樺太蝦
の論文に於ても同意見を述べたり。千八百八十三年プラキ
の境界線たるととを提唱し、千八百八十二年雨氏仰は他
る動物分布線の謂にして.プラキストン氏の創意に基きた
プラキストン線の意義及び由来
るを以てとの名あり。事賓北海道、樺太産動物には細比利
直系のもの多く、本州産動物の多数は朝鮮産のそのものに
類似す c 支 し 現 棲 本 州 産 時 筑 類 に し て 朝 鮮 よ り 移 動 せ し 時
文内地の混合相なる理由として氷河時代に於ける津軽海
上より日本内地は南北地域の混合地帯なれども、北海道は
樺太と共に細比利型の東部を形成す、本州との動物相上の
差異を指摘し北海道には五十飴種の本州に見ざる鳥類を産
すと友せり。
には既に津軽海峡存在して以北の進入を許さどりしため、
現今の欣態を示せしものと推考せらる、今プラキストン線
は早くより存在し本海峡南北の動物相を分離し、海峡の氷
峡の氷結に依る北方動物の南進を設越し.最後に津軽海峡
千八百五十七年英人スグレタ l氏は鳥禽類の分布を研究
の由来花関する概暑を述べんとす。
ルン氏は、新しき動物忠一上の分布境界線を成す津軽海峡は
於て上記論文の褒表せられたる同例舎の論議に於て英人ミ
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結により雨岸動物の混棲を招致せるものと結論せり。蕊に
より各医は更に細分せられ詳細に研究せらる hに至れり。
し、地球上の動物分布院域を東洋医、新北区、奮北区、濠
洲医、新熱帯区、エチオピヤ直に大別せし以来、諸事者に
我郷土のプラキストジ謀
一六四
一一ヤのサンディエゴに於て残す。氏の採集せし標本は今向
我 郷 土 の プ ラ キ ス ト y穂
パリ、ロンポツク雨島聞に存する境界線を巧色男会ロロゆ
真は理事界第八巻第十二銃口給にあり。
ELF-EZglHCMω ﹀英園地震事者、一
問、ミルンハ邑八七六年ハ明治九年)日本工皐寮(工部大事校)に招牌せ
札幌博物館に保蔵せられ一千種以上に建す(同氏の古宅潟
と呼ぶが如く、とれを回一色岳宮ロポピH
Zと稽呼すべきを提
唱し、本境界紋の起原を設くに氷河時代の存在せしとと必
要左れども、か Lる時代の存在せし事賓は幾多の誇擦あリ
とし、日本動植物相の特有左る分布を一示し、プラキストン
られ金石、地質、鎖山事を講じ、次で帝園大事工科に於て
前職を縫ぎ、傍ら北海道に於ける貝塚の褒堀、古代文皐の
研究等に従事せり、宗谷海峡、津軽海峡等の成因に闘する
氏が日本に於ける氷河時代の存在を設きたるを合理的且自
然的危りと論ぜり。
而して同氏仰は千ハ百八十六年に該問題に就て論越せ
期飾図し、夫人堀川利根子は夫死後蹄園し、函館に於て残
を加ふるに至れり。今とれに閲する創意者の論擦を表示せ
ば弐の如し。
八刀布の研究進歩せし結果、宗谷海峡線を重要視する者多き
プラキストン線(津軽海峡線)の誇認以来、諸種の動物
プラキストン線に関する諸事者の設
すハ上記岡氏は我郷土に足跡を印したるを以て認に附記せ
し,次第なり)
論文を護表す(一八八一年)一八九四年ハ明治二十七年)満
るを以て、プラキストン線の命名者はミルン氏創見者はプ
ラキストン氏にして.時恰も明治十六年三八八三)の事
左りとす。
附記プラキストン、ミルン雨氏の略停
∞プラキストン 9FEE2332 巧江田]弘同∞ ωMllS
﹀
英国軍人(砲兵大尉)探険家、動物採集家、一八五七l 五
八年ロッキー山脈を討査しカナダ鳥類撃の基礎を築き、一
八六O年英清戦役に参加して揚千江上流を測量し、併せて
古族(旨2013G の研究を試みたり。文久元年(一八六
一)函館に来たり封露、針支の貿易業に従事し、叉製材製
氷業を起し気象観測にも営り本邦最初の測候所を設けたり
渡画の翌年よりプライヤ│氏と共に我図鳥類採集に従事し
七年)函館を去り本園に蹄り次で米図に渡り、カリフオル
有住
A 友る論文川閉めを殻表せり。一八八四年(明治十
(者見夜線シトスキラブ)氏シトスキラブ
上去の如くブラキストン紋に釘し諸説あるととは嬰界進
歩の結某なれども、今プラキストン紋に釣する否定設を概
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来問問繭一郎博士と共に青森牒売動物の詞採に従事し、哨
m海峡州献を肯一一要関する一人にして.大五十一年以
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プラキストン線に針する予の意見
と糾呼するに至れり。八問、橋本附氏は千九百十年北栴道
べ表の如く北海道以北との相法砂からざるとと知
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筑類、鳥類、腿虫類、開棲類、魚類、介類等の八刀布を研究
型動物の北限地帯なりとす津腕海峡を無意義のものとする
及び満州町一の抗界い械をなきゃと主唱し‘共で八問氏は北海
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産腿虫類及び耐桜類の八刀布を調売し‘津軽海峡は細比利回
道産哨筑類、鳥類、腿虫類、両棲類等を調査したる結果よ
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り‘宗谷海峡に確然たるとの境界線存在するととを主張せ
り。叉同氏は千九百廿一年本州、北海道、樺太産附筑類、
周虫類、雨棲類の分布相より、ブラキストン氏の樺太及び
徴伎を奥へ宇と論じ、千九百廿=一年には特に艇虫類、雨棲
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事上の意見は、動物分布上に著しき
類の立場より、北海道背任アマガヘル及び蛇の六種は遠く亜
熱帯より北迩し{一万谷海峡にて喰止められ居るが故に、同海
叉雨海峡を重要脱する者にありでは古代晴筑類の八刀布及
峡は最も重要なりと草・ねて論越せり。との結果との設に同
意する諸恩一若続出し今日に及びしものなり。
び現代鳥類分布の黙より、樺太を北海道町一より分離し八閃
線を品川洲限の北限としブラネストン紘を制比利E Rの南限
とし、雨者は決して優劣の差左く同等に有力なるものなる
ととを主張するにあり。かくの如くブラキストン紘に針し
諸説あり何れも確賓なる論擦を有す。
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キツネ、アナグマ、クマ、ヤマイヌ、タヌキ、リス、ヤマ
ギ、ノウサギ、アツマモグラ、ヲコジヨ、カモシカ、サル
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魚類のフクドヂヤウ等にして珪細亜大陸系のもの多く、樺
エゾヒキガヘル、カラフトヒキガヘル、アムールガヘル、
カゲ)雨楼類のヱゾサンセウウヲ、カラフトサンセウウヲ
シ、腿虫類のカラフトクサリ、カラフトトカグ(コモチト
ウミウ、=ホンアマガヘル(昭和六年八月十二日樺太真岡
ウウヲ、アカハラヰモリ、ヒキガヘル、トノサマガヘル、
ウマノヲパチ、クロアヂハ、キテフ、チツチゼミ、ヒグラ
m母 舞 平 開 滋 地 に て 、 山 田 五 郎 、 小 笠 原 馨 両 氏 に よ り 二
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百を採集、昭和六年小笠原馨郷土教育上より眺めたる動植
コウ、アカセウピン、ツバメ、ウミネコ、オホハクテウ、
シ、クハカミキリ、カブトムシ、カナブン、ゲンジボタル
物真岡第一小墜校)等、なり。是等青森脇を基準とせる分布
太、北海道、本州と共通たるものはカハウ、モズ、クワク
セウゼウトンボ、シホガラトンボ、ェンマコホロギ、ナナ
ツチガヘル、シユレ lゲルアヲガヘル、モリアヲガヘル、
フシ、オカメコホロギ、軟鰭動物のグコプネ、ハマグリ、
らざる相昇、あるととを推知し得ベく、更にとれを本土中南
献呪より考察するも、津較海峡の商北により動物相に齢か
魚類のドヂヤウ、ナマズ、メダカ、アミモンガラ、昆虫類の
ヤマトシゾミ、アカガヒ、オキ、ンゾミ、マデガヒ、モンズリ
プ ラ キ ス ト ン 諸 氏 K同意し、プラキストン線は八田博士一
日 本 動 物 分 布 上 重 要 腕 す べ き 腿 左 るE. 黒 田 ‘ 岡 刷 、 岸 田
誌に於て予は鳥類及び他の動物八刀布相より、津軽海峡は
部に延長して比較する時は一居確然たる相異を認むべし。
ガヒ、ウチムラサキ、カガミカ乙及びウ-一類のイガクリガ
ヒ等たれども、詳細に比較する時は筒多数の分布差を示す
而して津較海峡以北産のものは本篇に於ては大部省暮し
波の主張する無意義たるものにあらざることを主張す。同
に至るぺし。
アカグマ、オホカミ、オホヤマネコ、ヱグタヌキ、ユキヘ
たりと雄も、時乳類のエグノウサギ、エグイタチ、ヒグマ、
時に宗谷海峡紋(八同級
樺太、細比利医大陸との分布
関係深きを以て、亦重要腕すべきものたるを以て別に研究
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モモンガ、ジャコウジカ、トナカイ、ハッカウサギ(廿日
一七三
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、エグリス、シマリス、カラフトリス、エメ
するを至常と信宇。
エゾライテウ、カラフトライテウ、シマフクロウ、ミヤマ
兎)鳥類のコアカゲラ、クマゲ一フ‘ヤマゲラ、ミユピゲ一フ
カケス、ヱメハシプトガラス、ワタリガラス、カラフトワ
我郷土のプラキストン猿
我郷土のプラキストy鎮
青 森m
mに 於 げ る 動 植 物 分 布 獄 況 の 特 徴
一七四
一方設直的分布を観るも本腕柄引央部に舵打席する八甲岡山に
を呈するものを産す、=一戸部地方には冬白愛せざるノウキ
我郷土にはプラキストン線存在するが放に、動桁物の分
ギ及びカモメ類多く、鮫沿岸の無人島にはウミネコの蕃殖
め難く、西海岸にはトノサマガヘルの本州中南部型の緑色
下北郡佐井村は最も注目せらる、査し南方より環境的北退
地あり。又キテフ、ナ、フシ、タマムシの如き昆虫類を産
は、千五百五十米の高庭迄附棲類‘腿虫類を産す防、文日
本海岸と大平洋岸とは分布相に差異を生じ、前者には北海
道 と 共 通 せ る ザ リ ガ て サ γ エを産するも後者には之を認
移住を行ひたるも、津軒海峡(略々東聞の方向に亙り長さ
布朕態自ら北海道と異なれる黙砂から守、動物相に於ては
約百十粁、その一腕龍飛岬と白神崎間及び大間崎と汐首崎問
により各異なれろ動物分布相を示せり。
す、陸奥湾内にては珍奇のエピ類、ホグテ等多く、各方商
南方系の北限的帯を一示すもの多く、北緯川十一度一一一十分の
に於て最狭にして各二十粁たれども、中聞は幅庚く約五十
青森牒産動物目録に就では他日便宜の誌上にて溌表すべ
五粁に達す。深度は海峡の東部に於て最深五百米に達すれ
ども中央及び西部は二百五十乃至三百米を最深部とす)存
は最も注意すべき所にして、同流以北には脊椎動物の存在
仔 細 に 調 査 す る 時 は 該 半 島 中 佐 井 村 字 原 田 を 流 る L原田川
ヰモリ等にして何れも下北半島を以て絡黙を告ぐ、而して
ヤマネ、モリアヲガヘル‘ハコネサンセウウヲ、アカハラ
ザミ等にして、青森照に琵し北海道に産せざるもの亦多数
リン グウ、ネムロシホガマ、オホイハアザミ、フオIリア
エゾヤマハギ、ナガパオドキリ、ホソパトウキ、ホロムイ
例をあけんに、アヲトゾマツ、アカトゾマツ、エゾイチゴ
ととを知るべし、北海道に産し青森燃に産せざるものの数
青森燃の植物相に就ても津較海峡の南北により異友れる
き も 脊 椎 動 物 に 就 で は 既 に 殻 表 おM お せ る も の あ り 。
するとと少く、ハコネサンセウウヲの如きは確然たる北限
あり。その主たるものはヨモギ、フジバカマ、一一ハトコ、
世界最北阪分布を示す有名・なるものはサル、カモシカ、
在のためその附近に集合して現今に及びしものたり。
を示せり、鳥類にありでは=一百種以上を該半島にて認め得
ヒナザクラ(八甲岡山北限)、ミチノクコザクラ(岩木山
アカネ、サギゴヶ、ネナシカツラ、リン,タウ、センブリ、
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阪産)、チドメグサ、オホパキスミレ、ヤマツバキ(夏泊
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べく、渡鳥は春秋二季に必中尻屋及び大間岬の燈蚕を目標
に例を見宇。
として移行す、叉同地帯に於て蕃殖する種類亦多く他地方
忍、
ラツシヨ)、イカリサウ、トリカブト(方一一=ロプシ)、ヲキ
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、イチゴ、ヤシヤピシヤク(方言
半島椿山)、
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ひたる毒分は是等植物より得たるもの左りと云ふ。
ウスパトリカブト等は北海道琵にして、アイヌの毒矢に用
パトリカブト、ヱゾトリカブト、ホザキプシ、テリハプシ、
軽郡赤石北限)、ミヤマネズ(八甲岡山北限)、ヒメコマ
北恨)、アヲモリトゾマツ(八甲岡山北限)、スギハ西津
恐山
緯度、気候等の閥係上.彼の信巾地方一角山にては二千五百
をロ主す。太平洋岸にが、てもコハマナス、エゾノコギリサウ
の群落殻遣して岩手防相 K建 せ り 。 高 山 植 物 の 分 布 K於ては
落帯広達し、鯵ケ深より以南にはハマゴウの群落を混じ脊視
界 よ り 能 飛 岬 K至 る 迄 コ ハ マ ナ ス 、 エ プ ノ コ キ リ サ ウ の 群
本 牒 の 沿 岸 植 物 群 訴 は や k特 色 あ り 、 西 海 岸 に は 秋 閃 牒
ナグサ(方言オバガシラ)、ミヅ、ミヤマヤナギ、ドク
ダミ(方言イヌノヘマホテイラン(恐山北限)、カキツ
ツ(全上マクロベ(岩木山北限)、コメツガ(向上)、
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イヌガヤ(尻屋北限)、ハッカウダゴヤウ(八甲同限産)、
岡山にては九百米附近よりガンカウラン、アヲモリトゾマ
米以上の高所に遠せざれば自生し得ざる梢物にでも、八甲
パグ、アヤメ(方言ソドメ)、シヤウジヤウバカ
ピラウドシダ(四津較郡十二湖畔北限)等なれども、本鯨
クラ(向上)、シロバナアヲノツガザク一ア(向上)、シロ
釜伏山にはチヤウヂサウ、クマガイサウ(多)等を産する
田名部際附近一帯の沿岸泥炭地帯に楊格科のヤチヤナギ、
猿ケオポ(東通村)には野生のオモトハ小井川潤次郎氏採集)
向下北半島の植物相中意を惹きしは、恐山にホ一アイラン
イハナシ等の自生を見る。
コメパツガザクラ、イプキヂヤカウサウ、シロシヤクナギ
ら・宇、緯度高きと強き海風を受くる闘係上ガンカウラン、
ッ.ハヒマツ等自生し、叉尻長岬にありでは平地たるに拘
特 産 と 稀 せ ら る Lも の は 岩 木 山 の ミ チ ノ ク コ ザ ク ラ ( イ ハ
Lも の に し て 、 八 甲 田 五 菜 、 ツ ガ ル フ ヂ ( 中
キコザクラ)にして他に見るとと能は宇。他は本将として
珍稀とせらる
シロバナカタクリハ岩
津軽郡目屋地方深山及び秋田勝撹)、コハマナス(西海岸
尻 屋 よ り 岩 手 燃 に 至 る 大 平 洋 岸Y
ポシオ=ノヤガラ(八甲田山)、ミチノクスミレ(南津軽
木山)、シロバナハクサンチドリハ向上)、ホソバツガザ
郡黒森山)、ナンブサウ(向上)、チシマフウロ(南津軽
一項は齢化粧物(垣内各号丘町包 15Z 雑 草 中 元 外 図 よ り 停
ととたりとす。向本照柿⋮物相研究上考慮せざるべからざる
一七五
来し現時雑草化せるもの)に釘する認識純念の養成にして
郡虹貝山.櫛ケ峯﹀、キパナコマノツメハ櫛ケ峯)、ムラ
北海道、千島.樺太にはトリカブトの種類多くエグホゾ
サキツボスミレ(向上)等これたり。
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)平山常太郎 1
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0動物分上 l
亡於ける津腕海峡 理 串 界 第
ストン氏の記事もある〉
一六百九十六頁(プラキ
七巻六百九十日q-
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地 皐 雑 誌 第J
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物 事 雑 誌C
廿五各四百九十八一一五百七十
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)背木文一郎 1
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)同
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7 日本鳥類の分布に就て明治聖徳記念
の分布論(下)東洋皐婆雑誌第四十一巻
書E
曾紀要第二十八五十九一一七十一頁
(
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1
)
岸田文吉 1
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2
5動的及立踏的に概た日本産陸棲動物
第二鋭四十一一一五十四頁
l,十続三
動物事雑誌第四十三巻第五百八,J
上 1
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1 日本に於ける動物分布に閲する考察
上 1
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1 日本産蛙線、設
)岡田満ー郎 1
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)向
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)向
百廿一一三百五十一頁
事雑誌第四巻第五十続四百六十五一一四
(
1
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)野津俊次郎 1
8
9
2北海道と南日本との動物の差異動物
百七十二頁
上 1
9
1
0北海道に於ける雨棲類及び!随虫類動
九一一六百六十ー頁
意味をなすか地皐雑誌第:J
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十さ巻六百四十
上 1
9
2
1 プラキストン線は地皐上果して其の
誌第廿二巻八十五一一八十九頁
(
1
6
)八 回 三 郎 1
9
1
0動物分布上の北海道の位置動物皐雑
)同
(
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(
1
8
)同
物雑誌第廿二巻第二百六十六蹴五百五十
都醸+lQ'r¥爪キ κιλ 婿
(
1
9
)向
八一一五百六十三頁
百十一 一一 九 百 十 五 頁
上 1
9
2
3極北日本の動物界理畢界第廿ー巻九
(
2
0
)橋本潤一郎 1
9
1
0日本の最北端 K産する H
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ンセウウヲに就て動物壊雑誌第廿二巻第
二百六十五続四百九十七一一四百九十九頁
の境界線に就て動物事雑誌第:1f十三巻四百
(
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1
)江 崎 悌 三 1
9
2
1 日本に於ける昆虫の地理的分布と共
上 1
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2(
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)南 樺 太 の 蝶 類 動 物 事 雑 誌 第j
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十
四
四十四一一四百六十六頁
(
2
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)向
上 1
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2仏 ) 南 樺 太 の 昆 虫 に 就 て 動 物 皐 雑 誌
第H
十四巻九百 j
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八
頁
巻八百九十八一一九百十三頁
(
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)同
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4
)犬 飼 哲 男 1
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2
5樺太産山根魚に就て動物墜雑誌第 j
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七巻四百九十七一一五百五頁
PP.33-40
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5
)向 上 1
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,
PP.545-567
(
3
1
)
松本彦七 1
9
1
8津極海峡の意義動物事雑誌第舟各第
三百六十一旗四百六十六一一四百六十八頁
分布日本生物地理・撃曾曾報第一巻第二腕
(
3
2
)山 階 芳 府 1
9
2
9 プラキストン線以北に於ける鳥類の
五十七一一六十六頁
上 1
9
3
1八甲岡山に於ける青蛙の研究粛藤報
上 1
9
2
5陸奥の渡り鳥青森脇叢書第四・五
百廿一一一百:JH
三頁
(
3
3
)
和田干減 1
9
2
2青 森 腕 産 鳥 類 目 録 鳥 第 十 二 十 三 挽
(
3
4
)同
(
3
5
)同
思曾・撃術研究報告第十
(
3
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)
村田庄失郎 1
9
1
3樺太動物調杏.報告樺太臆
(
3
7
)日本鳥皐舎 1
9
3
2改 訂 日 本 鳥 類 目 録
1
中
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