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自ら時代を先取る積極的なチャレンジでISO14001認証を

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自ら時代を先取る積極的なチャレンジでISO14001認証を
■販売店の取り組み② 兵庫トヨタ自動車(株)
自ら時代を先取る積極的なチャレンジでISO14001認証を取得
本社と3カ所の営業所で取得
しました。そして、社内への徹底を
図り、環境方針を社内報に掲載す
2000年3月、兵庫トヨタ自動車
(株)
は宝塚、
甲南、
明石の3営業所、
るとともに、ポケット版環境方針を
全社員に配布しています。
およびこれら3営業所を統括する
本社機能でISO14001認証を取
得しました。
兵庫トヨタの取り組みを語る
瀧川 博司 社長
兵庫トヨタは、創業以来「良きも
のを経てなお良きものへ」を経営
理念に、自動車販売と整備を通じ
ポケット版環境方針
て地域社会に貢献する努力を続け
また、営業所では、重点管理
てきました。その理念に基づく取
設備を明確にした大型掲示板を
り組みの一環として、'99年8月か
設置、ショールームの入口正面
同社はISOへの取り組みを、認
らISO14001認証取得の活動を
に看板を掲示してお客様に
証取得が目的ではなく、あくまで
開始しました。環境対応は
「時代の
ISO14001への取り組みを宣言
環境への取り組みのスタートライ
流れ」
や
「社会的要請」
に押しつけら
していきました。
ンに立つことと捉えました。その
れる形で取り組むべきものではな
取り組みを進める中で大きな収
具現化では、全社員が環境への
く、時代を先取りする積極的な姿
穫となったのは、
「当たり前のこと
問題意識をもつことが重要であ
勢と信念のもとに推進すべき、とい
を当たり前にやる」
ことの意外な難
り、今後は全社での認証取得に
う瀧川博司社長の考え方が発端で
しさに対する理解です。たとえば
向けて取り組んでいくことを考え
した。
廃棄物処理などで
「きちんとやる」
ています。
ISO14001外部認証の審査風景
とはどういうことなのか、素朴な疑
瀧川社長は語ります。
「環境対
問がいくつも生まれました。そこ
応には以前から独自に取り組んで
から
「きちんとやる」
という場合の
きましたが、ISOについては深い
基準や評価の見直しと検証、チェ
知識もないまま、スタートしまし
ック機能などが確立していきまし
た。認証取得によって付随的に業
た。それによってプロセスが明確
務面で新しい効果が生まれれば、
になり、ISOに取り組むことで業務
と期待した部分もあります。取り
分担・責任の明確化にもつながっ
組みは2歩進んで1歩下がるとい
ていきました。
う苦労も多々ありました。しかし、
地域への貢献活動の
一環として自発的に
自分で行動して失敗することと、
他人の失敗を見て理解すること
認証取得をめざす決断の後、
では大きな違いがあります。今後
同社は速やかに環境方針の策定に
はこうしたノウハウを活かし、全社
取り組み、基本理念として
「環境に
での認証取得を進めるとともに、
やさしい自動車ディーラー」
を全社
『環境にやさしい自動車ディーラ
スローガンに掲げ、継続的な環境
ー』として少しでも地域社会に貢献
の保全・改善に努めることを宣言
64
認証取得は取り組みへの
スタートライン
ISO14001取得に向けたスローガン
できれば、と考えています。
」
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