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く総合大学を運営しており.その運営状態は健全で,理念や活動

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く総合大学を運営しており.その運営状態は健全で,理念や活動
▲
(くらし環境委員会資料)
、
平成22年2月
文化市民局
京都市アバンティホールの有償譲渡先事業者の決定について
京都市では,京都市アバンティホールの有償譲渡先事業者を公募し、学識経験者等から成
る京都市アバンテイホール有償譲渡先事業者選定委員会による審査等の手続きを進めてきま
した。
この度,同選定委員会の審査結果を踏まえ,下記のとおり.有償譲渡先事業者を決定しま
したので報告します。
記
1
有償譲渡先事業者
(1)団体名学校法人龍谷大学
(2)代表者名理事長橘正信
(3)所在地京都市伏見区深草塚本町67番地
2有償譲渡価格
(1)土地建物(区分所有分)
(2)備品
金185,000,000円
金5,000,000円
3有償譲渡の条件
(1)事業内容
現在のホール・会議室等の施設とその付属設備を引き継ぎ,譲渡先事業者の施設とし
て運営しつつ市民の文化活動の場として開放するなど,施設の有効活用を図るとともに
文化芸術の振興と地域の活性化に資する運営を行うこと。
(2)転売の禁止期間及び最低事業実施期間
10年間は土地建物の転売を行わず,(1)の事業を継続実施すること。
(3)関係者及び地域との連携
(1)の事業の実施に当たっては,アパンティの管理者及び区分所有者とはもちろんのこ
と,地域住民とも良好な関係を築くこと。
(4)備品
土地建物とともに,アバンティホールに付属する京都市の備品も買い受けること。
4選定理由
京都市アバンティホール有償譲渡先事業者選定委員会は,以下のとおり,複数の項目に
ついて審査し総合的評価を行いました。その結果,学校法人髄谷大学は,市内に本部を置
く総合大学を運営しており.その運営状態は健全で,理念や活動実績からも信頼に足る組
織であること,長年の地域住民や企業に対する施設開放の実績があること。アバンティホー
ルの活用方針や事業計画が明確で,施設の有効活用や地域の活性化に効果が期待できるこ
と,提示価格(上記有償譲渡価格)が予定価格を上回り妥当であることなどから,総合的
に判断して,有償譲渡先事業者にふさわしいものとして選定されました。
今後,2月市会定例会において,提案予定の京都市アパンティホール条例を廃止する条
例が可決された後に,その日から平成22年3月31日までの間に,京都市と学校法人龍
谷大学との間で市有財産売買契約等を締結する予定です。
bl
【審査項目と選定委員会による評価】
(1)応募申請団体の状況
(審査基準)
応募申請団体が健全かつ安定した組織運営及び財務状況であるか。
(評価)
当該団体は,約370年の歴史を持つ学校を運営する学校法人であり,長い歴史に裏打
ちされた組織体制は安定しており,財務状況についても健全である。また.地域社会と
の共生を大学活動の理念に掲げ.エクステンション事業(市民に大学の知的資源を提供
する生涯学習事業)の展開を図る等,その姿勢も信頼できるものである。
(2)事業運営実績
(審査基準)
アパンティホールに類似した施設の良好かつ豊富な運営実績を有するか。
(評価)
当該団体は.392席収容のホールを持つ「学友会館」を約40年間運営しており,主に
学生の課外活動の練習や公演,学習成果の発表の場として利用しつつ.学外への貸出実
績もあることなどから,ホール運営におけるノウハウを十分に有しているものと評価で
きる。
(3)事業計画
ア活用方針
(審査基準)
活用方針が,公募の趣旨に則したものとなっているか。
(評価)
当該団体は,地域社会との共生を大学活動の理念に掲げ,エクステンション事業の
展開による市民との共同活動を実現し,ホールの運営においても大学活動と学外利用
の両立を行っている。これらの実績を背景に,アパンティホールを,市民に開放しな
がら大学活動の新たな情報発信拠点とする活用方針は,説得力があり,有償譲渡の条
件に合致すると評価できる。
イ市民の文化活動の進行及び地域の活性化に資する事業の計画
(審査基準)
事業計画が,市民の文化活動の振興や地域の活性化に資する内容であるか。また.
その内容が,具体的で効果的なものとなっているか。
(評価)
市民への貸出しを前提に考えており,市民の利用が土日に集中する文化施設の特性
を捉え,学内での利用は平日が多いという実態と併せて.学内と学外の共生が十分可
能であるという主張は説得力がある。学内利用,学外貸出,市民との共同活動の実施
など施設の活用方法も具体的である。また,市民との共同活動であるエクステンショ
ン事業の展開も図るとしていることは,アバンティホールを拠点に,新たな市民との
交流が生み出され,地域の活性化に寄与するものとして期待できる。
(4)譲受価格等
(審査基準)
土地建物及び備品の譲受価格がそれぞれの予定価格を下回っていないか。資金調達の
方法が妥当なものとなっているか。
(評価)
当該団体の提示価格(上記有償譲渡価格)は,予定価格(最低売却価格)を上回り,
資金調達方法も妥当である。
〔予罎価綣蔚轤建淵(屡分所有分)¥蝿3111=〕
が
●
、
5京都市アバンティホール有償譲渡先事業者選定委員会委員
役職
氏名
委員長
吉澤健吉
副委員長
富永茂樹
京都市芸術文化施設等指定管理者選定委員会委員長
京都新聞総合研究所特別理事
京都市公共ホールの在り方検討委員会座長
京都大学人文科学研究所教授
京都市公共ホールの在り方検討委員会副座長
遠藤保子
委員
(敬称略)
立命館大学産業社会学部教授
長谷川正博
巴4内。封
平竹耕三
アバンティビル区分所有者代表
京都シティ開発株式会社代表取締役社長
文化市民局文化芸術都市推進室長
S公募の概況
(1)日程
ア公募要項の公表・配布開始平成21年12月21日
イ現地見学会平成22年1月8日,1月12日
ウ応募申請の受付平成22年2月1日~2月3日
エ選定委員会平成22年2月5日
(2)現地見学を行った団体(上記(1)イ現地見学会設定日以外の日も含む。)
3団体
(3)応募申請団体
1団体
【参考】京都市アバンティホールの概要
1土地
所在
京都市南区東九条西山王町
地番
31番
地目
宅地
地積
7,190.07㎡のうち共有持分12,309.000/300,000.000
2建物
一棟の建物の表示
所在
京都市南区東九条西山王町31番地
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下3階付15階建
床面積
廷57.456.61㎡
専有部分の建物の表示
家屋番号
西山王町31番の13
建物の名称
L-1号
種類
劇場
構造
鉄骨鉄筋コンクリート造2階建
面積及び規模
区分
ホール
客席
約290㎡(固定席357席・車椅子席5席)
舞台
約280㎡(間口lLOmx奥行6.9m×高さ4.5m)
ロビー
約220㎡
楽屋
2室(1号約25㎡,2号約21㎡)
約46㎡(32人収容)
会議室
床面積
竣工
9階部分1.280.09㎡
10階部分115.49㎡
昭和58年12月1日
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