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推計式の概要(PDF:98KB)
推計式の概要 人口及びごみ発生量の予測には、原因と結果から数式モデルを分析していく統計 的手法のうち、時系列解析が一般的に使われている。時系列解析とは、過去から未 来にわたって変化する現象が一定の規則性を持っているとの過程のもとに、理論的 傾向線を当てはめて予測式を作る方法である。 < 時系列解析の特徴 > ○予測する対象の時系列データがあればよい ○環境要因の急激な変動がなければ、短期的にあまり誤差を生じない ○時系列変化の要因が、予測したい現象そのものの特性に依存する度合いが強い場 合には、その特性を表現するのに適した傾向線を当てはめることにより、信頼度 の高い予測式を作ることができる ( 傾向線の種類と特徴 ) 等差級数法:直線値を示す推計式。過去の実績の増加(または減少)傾向をそ のまま反映した予測結果(直線)となる。 対数級数法:対数を用いた推計式。推計結果は曲線を示す。 等比級数法:乗数を用いた推計式。過去の実績が飛躍的に増加(または減少) している場合に有効な式であり、曲線を示す。 べき級数法:曲線を示す推計式。過去の実績値と比較的あてはまりがよく、人 口予測式として用いられることが多い。 逆数級数法:分数関数を用いた推計式。推計結果は反比例となり、曲線を示す。 等差級数法 Y = a+bx Y:推計値 対数級数法 Y = a+b×lnx a,b:係数 等比級数法 Y = a×ebx ln,e:自然対数,逆対数 べき級数法 Y = a×xb x:年度 逆数級数法 Y = a+b÷x - 133 -