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三分法と分記法
三分法と分記法 三分法・分記法って何? • 複式簿記で「商品売買」を記録(仕訳)すると きの方法です。 自分が事業主だと仮定してください。 商品を販売するときに、もともと仕入れた商品(原価)に利益を上乗せして 販売しますよね? 「分記法」では、一つの商品が売れる都度、「商品売買益」という勘定科目を 使って利益部分だけ(純額)を収益として計上します。 これに対して「三分法」は「売上高」、「仕入高」、「繰越商品」という勘定科目 を使って総額で収益(利益)を計算します。 どちらの方法を使っても利益額そのものは同じです。 仕訳の対比 ■商品を仕入れた時の処理(仕入は現金で行ったと仮定) 三分法・・・ 仕入高 20,000 / (P/L) 分記法・・・ 現金 20,000 商品 20,000 / (B/S) 現金 20,000 ■商品を販売した時の処理(現金で入金・10,000円の利益を上乗せと仮定) 分記法・・・ 三分法・・・ 現金 30,000 / 売上高 30,000 (P/L) 現金 30,000 / 商 品 20,000 (B/S) 商品売買益 10,000 (P/L) 1 利益の算出 三分法の場合 分記法の場合 売上高 30,000(売価) 商品売買益 仕入高 20,000(原価) 利 益 10,000 10,000 利益額そのもの 2