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鳥類 - 徳島県
7.陸生生物(鳥類) ①調査内容 〈水辺性鳥類の行動調査〉 海岸部におけるシギ・チドリ類やカモ類等の水辺性鳥類を主な対象として、鳥類の生息状況(特 に生息地利用)を把握するために、定点観察法による調査を行いました。 〈調査地点図〉 〈調査風景〉 ②調査結果 1.調査時の概況 今回の調査は、鳥類の越冬期に相当します。水辺性鳥類の行動調査は平成 19 年 1 月 19 日に実 施しました。 2.鳥類の分布状況 〈水辺性鳥類の行動調査〉 今回の調査では、合計 42 種・延べ 6,281 羽が確認されました(計 6 回のセンサスの合計) 。 地区別にみると、種数は埋立区域外で 28 種と最も多く、延べ個体数は旧吉野川河口で 3,365 羽と最も多くが確認されました。埋立区域外・旧吉野川河口ともに、個体数の大部分はカワウが 占めており、旧吉野川河口では最大約 1,000 羽の群れが水面で休息しているのが確認されまし た。 旧吉野川河口に飛来 したカワウの群れ 〈水辺性鳥類の行動調査結果 越冬期:平成 19 年 1 月 19 日〉 3.貴重種の確認状況 今回の水辺性鳥類の行動調査では、カン ムリカイツブリ、カワウ、ヨシガモ、ウミ アイサ、ミサゴ、ハヤブサ、シロチドリの 7 種が確認されました。 注)個体数は、2 時間ごと 6 回 分調査の延べ個体数を表す 貴重種の選定基準 1. 「文化財保護法」 (1950 年) 2. 「絶滅のおそれのある野生生物の種の保存に関する法律」(1993 年) 3. 「鳥類、爬虫類、両生類及びその他無脊椎動物のレッドリストの見直し について」 (環境省,2006 年) 4.「自然環境保全基礎調査」(環境庁、1976 年) 5. 「徳島県の絶滅のおそれのある野生生物-徳島県版レッドデータブック -」 (徳島県版レッドデータブック掲載種検討委員会、2001 年)