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魅力ある高等学校づくり地域フォーラム(PDF:14KB)
資料4 魅力ある高等学校づくり地域フォーラム 1.開催概要 …………………………………………………………………… 25 2.意 見 例 …………………………………………………………………… 25 − 24 − 魅力ある高等学校づくり地域フォーラム 1.開催概要 (1)目 的 今 後の魅 力あ る高 等学校 づく りを進 める に当た り、 地域の 意見 やニー ズを 把握する。 (2)開催期間 平成21年6月3日∼1 0月26日 (3)開催地等 県内15地域24会場 千葉、船橋、市川、松戸、浦安、柏、我 孫子、成田、銚子 多古、東金、いすみ、安房、君津、市原 (4)参 加 者 ・小中学校長と市町村教 育委員会職員 ・高等学校の「開かれた学校づくり委 員会」委員と学校職員 ・延べ582名 (5)総意見数 391件 2.意 見 例 【高校再編全体について 】 (130件) (同趣旨の意見の度数) ・再編は実態を見て実施してほしい。 事情のある子は、家庭の経済力も学力も低いこと が多い。その様な子が3年間で再チ ャレンジできるような体制がほしい。(20件) ・再編が進められて、学力の低い生徒 の行き場が減った。(7件) ・郡部の問題は「元気さ」が必要で、高 校でも一定規模が必要である。(2件) ・選択肢が少なくならないように再編 の工夫が欲しい。(2件) ・生徒が減少するため、再編(統合)は 仕方ない。(5件) ・高校と病院がなくなると、コミュニ ティとして成り立たなくなる。学校は地域の情報 文化の発信基地として必要。(11件) ・子ど もにとって は、その学 校に行った ら「大事に され、面倒見 てくれるか 」 「支え て くれるか」という問いに、高校が応 じてくれるかどうかが問題である。(8件) ・小・中学校を含めた地域で12年間を 見通した新しいタイプの教育を発想していかない と、うまくいかない状況になるので はないか。(5件) ・高校再編は、専門高校の比重が薄ま った再編であった。専門高校の存在を認識しても らいたい。(5件) ・生徒数の動向、地域の状況、交通面 等の実態把握を求めるもの(15件) ・人、物、予算の必要性に関するもの (10件) ・少人数教育の必要性に関するもの(4 件) ・高校の適正配置を求めるもの(8件) ・地域に根ざした教育を求めるもの(1 6件) ・その他、学校選択には保護者の意向 が強いこと等(12件) - 25 - 【統合について 】 (92件) ・地域全体で考えるなら、発想の転換 が必要。地域で10クラスなら、1つに集めて良 い学校にするとか、田舎に残る施策 を考えてほしい。 ・中学生は、学習や部活への期待を胸 に高校へ行くが、1学年4∼5学級規模の高校で は、自信をもって展開できる教科や 開設できる部活動にも限界があるし、その一つ一 つに活気を持たせることも難しいこ とである。 ・高校は8学級位あって、たくさんの 先生がいて、ありとあらゆる質問に答えてもらえ て、生徒たちが切磋琢磨できる教育 を望んでいる。 ・郡部では、統合して学校がなくなれ ば、行く学校がなくなりさらに生徒が出て行き、 生徒がいなくなる。 ・学校の統合というのは、在校生、卒 業生、保護者の皆さんにとって非常につらく寂し いものと思う。廃校ではなく統合だ と自分自身に言い聞かせても、特に統合後使用し なくなる校舎の学校にとっては涙が 出るほどつらいものである 。 (4件) ・県立高校の統合には疑問がある。学 校がなくなることに抵抗感が強い。 ・統合予定校では、保護者も子どもた ちもとまどいがある。両校の子どもたち同士がぶ つかることもあるかもしれないが 、学校職員 、PTA 、地域で暖かく見守ってほしい 。 ・教育内容や施設設備の充実など、統 合校への要望に関するもの(82件) 【総合学科について 】 (16件) ・専門の学びは大切で役に立つ。総合 学科が増えるとよい 。 (2件) ・総合学科は授業科目が多岐にわたり 魅力的である。 ・工業 、農業などの専門学科の方が生徒が目 的をもって選べるので 、総合学科よりよい 。 (3件) ・総合学科になってから教育内容がよ く見えない。(5件) ・総合学科のような中途半端な状態の ものは、なくてよいと思う。(5件) 【定時制・通信制について 】 (16件) ・定時制に行ってがんばっている子も いる 。 選択の余地としても定時制のニーズはあ る 。 (8件) ・定時制には学校になじめない生徒が 多く行っている 。 (5件) ・千葉大宮高校の通信制は、遠くてス クーリングに通いきれないので、各地域に定時制 が存在していることは、県民ニーズ の観点からも必要である 。 (2件) ・その他、人的要望に関するもの - 26 - 【学科について 】 (22件) ・農業系に対する子どものニーズが減 っているが、そのニーズをどう修正するか考える べき 。 (3件) ・単学級3学年の英語科はマイナスだ 。 生徒にとってはクラス替えもなく刺激 が少ない 。 (6件) ・普通科以外の新しい分野の時勢にあ った学科(例えば社会福祉が大変求められている が)を作ってもらいたい 。 (3件) ・コミュニティ・スクールの必要性に 関するもの(3件) ・その他、教育内容、施設設備の充実 に関するもの(7件) 【キャリア教育・職業教育について 】 (12件) ・高校生にボランティアを実施させ、 単位を与えても良いのではないだろうか。 ・この学校に行けばここに行ける、こ れができるというものを打ち出してほしい。 ・成績で見合った高校というのではな く 、 自分がどんな高校に行って何をした いかとか 、 こんな高校があったらよいという意 見を中学生から聞いてほしい。 ・企業サイドからすると、優秀な人材 を地元で確保したい。優秀というのは勉強だけで はなく、ものづくりがやりたい、好 きだ、油にまみれて働きたいということ。そのた めに必要な人材、エンジニアは派遣 する。 ・その他、キャリア教育・職業教育の 必要性に関するもの(8件) 【学区について 】 (40件) ・学区がなくなるのは、生徒が都市部 に行ってしまって地方にとって困る 。 (11件) ・隣接学区制度で実質、通学範囲は広 がっている。 ・学区を固定して、地域ごとに自立し ていくということも必要ではないか。 ・生徒が希望する学校を受けられるよ うにしてほしい。 (5件) ・地元の生徒を地元で育てるのは大事 である 。 市内の県立高校で地元枠を作ってほし い 。 (2件) ・学校の選択肢が増えた中で、高校は 地域の独自性を出せていない。 ・学区は小さければ小さいほうがよい し、願わくは地域の力で育てたい。 (10件) ・街にはあらゆる人口層がいた方がよ いと思う。一方、広いところから集まると高校生 の人的交流、刺激となるよさもある 。学区についてはどちらともいえない 。 (8件) ・学校の選択幅を広げることと、地域 の子は地域で育てるという考え方は、両方大事で ある。 - 27 - 【高校のあるべき姿 】 (42件) ・高校の選択肢として部活のウェイト は大きい。部活指導者の充実が必要。 (7件) ・教育に求められることは、基本的な 生活習慣をしっかりと身に付けさせ、社会的・職 業的に自立させることである 。 (4件) ・出口指導の充実が必要。進学実績が 伸びないと地元の高校に来ない。 (5件) ・高校を出た後、地域企業に行けるな どパイプがあれば地元の高校に行く子も増える。 ・小・中学校を終わっても学力の差は 実際ある。これをきちっと受け止めた指導をして ほしい 。(3件) ・魅力というと成績の良い学校に意識 が向きがちだが、そうでない子供達も充実した高 校生活が送れるよう手助けをするこ とが大事である。 (6件) ・生徒は上り志向が強い。魅力ある様 子を見せないと生徒は地元に留まらない。 ・今の中学生は、無理をしなければど こかの高校へ入れるという状況が蔓延し、高校に 魅力を感じていない。 (15件) 【地域との連携について 】 (15件) ・地域住民と子どもが共存共栄するこ とが必要。 (10件) ・中高の先生の交流はあるが、将来的 には中学生と高校生の交流を前提において、高校 の良さをPRすれば充実したものが できるのではないか 。 (3件) ・すべての学校で、地域の人たちの教 育力が、さらにその学校を魅力的なものにしてい くのではないか 。 (2件) 【私学との関係について 】 (6件) ・成績上位者の私学志向は強い。私学 は、子どもを引き付けるため様々な手段を講じて いる 。 (3件) ・公私で戦っていてもしょうがないわ けで、地域の子どもたちをそれぞれの学校で引き 受けていくことがポイントなのでは ないか 。 (2件) ・私立では特待生制度もあり、授業料 免除になると公立より有利になるなど、私立のメ リットは多い。私立にはスクールバ スもあり、交通費のことも考えると、むしろ私立 の方が安いこともある。 - 28 -