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〔学習指導要領 「中歴史(4) ア」〕 [PDFファイル/105KB]

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〔学習指導要領 「中歴史(4) ア」〕 [PDFファイル/105KB]
小学校との接続を考慮した中学校歴史学習の展開
1
内容(4)ア
ヨーロッパ人との出会いと全国統一〔学習指導要領「中歴史(4)ア」〕
2
本内容にかかわる小・中学校学習の系統性
小6(1)オ
キリスト教の伝来,織田・豊臣の天下統一,江戸幕府の始まり,参勤交代,鎖国について調べ,
戦国の世が統一され,身分制度が確立し武士による政治が安定したことが分かること。
中歴史(4)ア
戦国の動乱,ヨーロッパ人来航の背景とその影響,織田・豊臣による統一事業とその当時の対外
関係,武将や豪商などの生活文化の展開などを通して,近世社会の基礎がつくられていったことを
理解させる。 →小学校のページへ
→高等学校のページへ
3
小学校の学習内容を踏まえた指導のポイント
◇「戦国の動乱」について
①戦国大名が各地に割拠し,自らの力で領国を支配して分国法を定めたり,城下町を形成して
産業の振興に努めたりしたこと。
◇「ヨーロッパ人来航の背景とその影響」について
※小学校関連人物:ザビエル,織田信長,豊臣秀吉
①小学校で学習したザビエルが日本に来た理由は宗教改革にあったこと。
②ザビエルが日本に来ることができたのは大航海時代で航路が確立されたこと。
③ポルトガルやスペインの新航路の開拓や宗教改革によるキリスト教世界の動きに伴う,鉄砲
やキリスト教の伝来のこと。
◇「織田・豊臣による統一事業とその当時の対外関係」について
※小学校関連人物:織田信長,豊臣秀吉
①統一後の織田信長の仏教勢力の圧迫や関所の廃止は国の仕組みを整えるために必要だったこ
と。
②豊臣秀吉の検地と刀狩りによって中世に大きな力をもった勢力が力を失ったこと。
③当時の対外関係として,東南アジアなどとの積極的な貿易,キリスト教への対応,朝鮮出兵
のこと。
◇「武将や豪商などの生活文化の展開」
①南蛮文化が取り入れられる一方,生活に根ざした文化の広がりと,武将や豪商の気風や経済
力を背景とした豪壮・華麗な文化が生み出されたこと。
本中項目のねらいは「日本の近世社会の基礎がつくられていったことを,各事項の学習を通して
理解させること」である。
小学校では,織田信長,豊臣秀吉,ザビエル,徳川家康を通して,戦国時代の全国統一から江戸
時代の武家社会の安定までを学習している。中学校では,そこにヨーロッパや朝鮮など諸外国との
かかわりが大航海時代に裏付けされ,諸外国との交流の仕方の変化なども加え,織田信長と豊臣秀
吉が平和な江戸時代の基礎固めをしたこと押さえたい。
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