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黒田議員提出資料
資料1 黒田議員提出資料 平成28年2月18日 マイナス金利付き 量的・質的金融緩和 「量」・「質」に「マイナス金利」を加えた 3つの次元で 追加緩和可能なスキーム 金融機関が保有する日銀当座預金に ▲0.1%の マイナス金利を適用 今後、必要な場合、さらに金利を引き下げる 大規模な長期国債買入れとあわせて 金利全般により強い下押し圧力を加える なお、成長基盤強化支援、貸出増加支援、被災地支援オペは無利息で 実施する 1 経済・物価見通しと国際金融市場 (1)展望レポート(2016年1月)の政策委員見通しの中央値 (対前年度比、%) 実質GDP 消費者物価指数 消費税率引き上げの (除く生鮮食品) 影響を除くケース 2015年度 +1.1 +0.1 (10月時点の見通し) +1.2 +0.1 2016年度 +1.5 +0.8 (10月時点の見通し) +1.4 +1.4 2017年度 +0.3 +2.8 +1.8 (10月時点の見通し) +0.3 +3.1 +1.8 ※ 消費者物価の前年比が、2%程度に達する時期は、原油価格が現状程度の水準から緩やか に上昇していくとの前提のもとでは、2017年度前半頃になると予想される。 (2)国際金融市場 ① 原油価格(WTI) 120 ② 中国の株価(上海総合指数) (ドル/バレル) 5,500 (ポイント) 5,000 100 4,500 4,000 80 3,500 60 3,000 2,500 40 2,000 20 14/1 月 14/7 15/1 15/7 16/1 ③ 主要国株価 130 120 14/7 15/1 150 日本 米国 ドイツ 16/1 (円) 140 115 ユーロ/円 130 110 ドル/円 105 120 円安 100 95 110 90 85 14/1 月 15/7 ④ 為替相場 (2014年初=100) 125 1,500 14/1 月 円高 100 14/7 15/1 15/7 14/1 月 16/1 (資料) 日本銀行、Bloomberg 2 14/7 15/1 15/7 16/1 「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」導入後の金利の動向 (1)国債利回りの動向 1.2 (%) 2016/1/28(マイナス金利導入前) 1.0 2016/2/16 0.8 0.6 0.4 0.2 0.0 -0.2 -0.4 0年 5 10 15 20 25 30 (2)貸出のベース金利 ① TIBOR(3M) 0.2 ② ユーロ円LIBOR(3M) (%) 0.2 0.171 (%) 0.115 0.1 0.1 0.082 0.014 0.0 0.0 1/28日 1/28日 2/16日 2/16日 (3)預金金利 ① 普通預金 0.2 ② 定期預金(1年) (%) 大手3行 0.2 地域銀行 (%) 0.2 大手3行 地域銀行 0.020 0.014 0.020 0.020 1/25日2/17日 1/25日2/15日 0.025 0.025 0.025 0.024 1/25日2/17日 1/25日2/15日 大手3行 地域銀行 0.030 0.025 0.029 0.028 1/25日2/17日 1/25日2/15日 0.0 0.0 0.0 (%) 0.1 0.1 0.1 ③ 定期預金(3年) (注)預金金利は、店頭表示金利の単純平均。定期預金(1年・3年)は、300万円未満。 (注)大手3行は、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行。 (資料)Bloomberg、各行ホームページ等 3 (参考 1) マイナス金利の仕組み:3段階の階層構造 現状、約 80 兆円/年 のペースで増加 当座預金 残高 <先行き> 約 10 兆円 +α ▲0.1% <当初> 約 40 兆円 + 約 80 兆円/年 約 10 兆円 約 40 兆円 0% 当預残高増加 ペースに合わせて 引上げた場合 約 210 兆円 約 210 兆円 +0.1% 期間 4 (参考 2) わが国の経済・物価 (1)企業収益 6 5 (2)失業率 (季節調整済、%) 6 (季節調整済、%) 売上高経常利益率 4 5 3 2 4 1 0 06 年 07 08 09 10 11 12 13 14 3 15 06年 07 08 09 10 11 12 13 14 15 (3)消費者物価指数 2 (前年比、%) 同拡大 (14/10月) 「量的・質的金融緩和」 導入(13/4月) 1 0 -1 総合(除く生鮮食品・エネルギー) 総合(除く生鮮食品) -2 1 2 年 1 3 1 (4)エコノミストの物価観 4 1 5 (5)企業の物価観(短観) (各年後の前年比、%) (年率平均、%) 2.0 2.0 1.5 1.5 5年後 1.0 1.0 6~10年先(コンセンサス・ フォーキャスト) 0.5 12 年 13 14 15 16 3年後 1年後 0.5 14/3 月 6 9 12 (注)1. 消費者物価指数(総合除く生鮮食品・エネルギー)は、日本銀行調査統計局算出。 (注)2. 2014/4月の消費税率引き上げについては、直接的な影響を調整(試算値)。 (注)2. 企業の物価観は、物価全般の見通し。全産業全規模、平均値。 (資料)財務省、厚生労働省、総務省、日本銀行、Consensus Economics 5 15/3 6 9 12 (参考 3) 世界経済見通し(2016年1月時点) (1)GDP成長率の推移 6 (前年比、%) 2004~07年平均:+5.3% +3.6 5 +3.4 4 3 +3.4 +3.1 2 1990~2003年平均:+3.3% IMF見通し (16/1月) 1 0 90 年 92 94 96 98 00 02 04 06 08 10 12 (2)国・地域別の成長率見通し 2014年 2016年 [見通し] 2015年 3.1 1.8 1.9 米国 2.4 2.5 ユーロエリア 0.9 1.5 日本 0.0 0.6 4.6 4.0 中国 7.3 6.9 ASEAN5 4.6 4.7 先進国 新興国・途上国 16 (前年比、%) 3.4 世界 14 2017年 [見通し] 3.4 (-0.2) 2.1 (-0.1) 2.6 (-0.2) 1.7 (0.1) 1.0 (0.0) 4.3 (-0.2) 6.3 (0.0) 4.8 (-0.1) (注) 1.2015年は見込み値。 2.( )は、2015年10月時点における見通しからの修正幅。 3.ASEAN5は、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム。 (資料) IMF 6 3.6 (-0.2) 2.1 (-0.1) 2.6 (-0.2) 1.7 (0.0) 0.3 (-0.1) 4.7 (-0.2) 6.0 (0.0) 5.1 (-0.2) (参考 4) 需給ギャップと潜在成長率 (1)需給ギャップ 8 (%) 6 4 2 0 -2 -4 -6 -8 83 年 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 13 15 (2)潜在成長率 6 (前年比、寄与度、%) TFP 5 資本ストック 4 就業者数 労働時間 3 潜在成長率 2 1 0 -1 -2 83 85 87 年度半期 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 (注)需給ギャップおよび潜在成長率は、日本銀行調査統計局の試算値。 (資料)内閣府、日本銀行、総務省、厚生労働省、経済産業省、経済産業研究所 7 09 11 13 15