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【資料により情報政策課より説明】 【質疑】
平成 21 年度第 3 回長野市鬼無里地域審議会 議事の概要 1.日 時 平成 22 年 2 月 25 日 午後 2 時 10 分∼午後 5 時 10 分 2.場 所 鬼無里支所会議室 2・3 3.出席者 委員 徳嵩 周二 会長 他 17 名 情報政策課 4名 危機管理防災課 1 名 地域振興課 1名 鬼無里支所 6名 4.議事の概要 (1)戸隠・鬼無里ケーブルテレビの今後の運用について 【資料により情報政策課より説明】 【質疑】 委員:旧戸隠村、旧鬼無里村では、各集落の公民館やコミュニティ消防センター、市営バス等 のバス停に有線電話を設置し、住民の通信手段として有効に活用されてきた。今回の提案で は有線電話を廃止するとのことだが、これらの通信手段についてどのように考えているか。 情報政策課:鬼無里地区の有線電話は、平成 16 年に新たに整備したものであり、10 年も経過 していないが、一昨年、メーカーより平成 24 年度末以降、保守や修理の対応ができなくなる と一方的な通告を受けた。市としては、メーカーを呼び、強く申し上げたところであるが、 メーカーとしても、使用している機械がアメリカ製であり、どうにもならないということに なってしまった。使用している機械は、有線電話、有線放送、インターネットの 3 種類の機 能が 1 台に集約されているものであるが、インターネットについては、商売で使用されてい る方も多いことから、廃止してしまうと損害賠償という話にもなりかねず、サービスを継続 することとしたが、有線電話と有線放送については、安定的な事業継続が困難なことから、 廃止したいと戸隠・鬼無里情報通信施設管理運営協議会に提案したところである。協議会で は、有線電話が中山間地域の通信手段として重要であることもお聞きしたが、平成 23 年度を もって廃止させていただくこととし、有線放送については、その存続を強く要望されたこと から、新たに再構築することを検討することとした。地域の公民館等の通信手段については、 NTT 電話や携帯電話で対応してほしいと考えており、バス停については、有線電話の廃止に 伴い撤去したいと考えている。 委員:有線電話を廃止するから、後は勝手に各地区で NTT 電話に加入しろというのは、無責任 ではないか。 情報政策課:今までのサービスがなくなることに関しての抵抗は強いと思うが、すでに鬼無里 地区においては、地上デジタル放送、高速インターネットへの対応も終わっている。市全体 を見たとき、これらの情報格差の是正を優先的に取り組まなければならず、一定のラインま で達していないところに費用を掛けていきたいと考えており、ご理解をいただきたい。 議長(会長):協議会では、有線電話の廃止についてどのように協議されたか。 情報政策課:今までのサービスがなくなることに関しての不便さについては多くの意見をいた だいた。特に、高齢者世帯等で、有線電話しか入っていないお宅での通信手段の確保につい て、委員からも強く言われている。福祉電話等、市で責任を持って対応することでご理解を いただいた。 委員:公民館等への電話の引き込みについて、市は経費負担してくれるのか。 情報政策課:直接的に公民館の運営経費である電話への補助は考えていない。 委員:携帯電話が普及してきたという話もあったが、鬼無里地区には不感地域がまだたくさん ある。 情報政策課:何社かある携帯電話会社のどれもが通じない場合、不感地域と定義されるが、鬼 無里地区においても何箇所かある。このことについても情報格差であることから、その是正 に関しても、解消に向けて努力していきたい。 議長(会長) :協議会の意見を聞き、市として方針を決定したということであるので、渋々なが ら理解せざるを得ない状況である。 委員:子どもたちの通学時、バス停の有線電話は、通学路において唯一の連絡手段である。公 衆電話やコンビニエンスストアがあるわけでもなく、街中と中山間地域では、環境が大きく 異なることから、子どもたちが安全に通学できるよう考えていただきたい。 情報政策課:鬼無里地区に限らず、他の中山間地域においても心配されている方もいるので、 市全体として考えていかなくてはならない課題だと思っている。 委員:有線電話の廃止により、料金が引き下げになるということだが、指定管理者制度に移行 しても引き下げに変わりはないか。 情報政策課:指定管理者制度への移行に伴って、経費が余計に掛かるということはない。逆に 指定管理者が民間事業者であるが故に、柔軟なサービス提供が行えるものと考えている。 議長(会長) :有線電話の廃止により、現在の 630 円の料金がなくなるわけだが、告知放送の料 金についてはどのように考えているか。 情報政策課:現在の有線電話は、IP 通信というインターネットの回線を使った双方向通信であ るが、告知放送は、片一方からの通信であり、構築経費も半分ぐらいで済むことから、引き 下げの方向で考えている。 議長(会長) :告知放送を聞くだけで、全世帯が加入しなければならないのか、料金を支払って 聞く必要があるのか。 情報政策課:村当時から受益者負担を求めてきたものであり、システム再構築に伴う経費の一 部、各家庭に置く受信機の経費負担をお願いしたいと考えている。全世帯が加入しなければ ならないのかという問題があるが、我々とすれば、現在ある機械を全て新しい機械に変えさ せていただきたいと思っている。 議長(会長):鬼無里地区では、高齢化が進み、高齢者だけの世帯も多く、有線放送を聞かない という世帯も多くあると聞く。協議会では、告知放送の存続について強く要望されたという が、地域でどういう意見集約を行い、こういう結論に至ったのか理解し難い。他地域と比較 した説明をするが、これは鬼無里と戸隠地区の問題であり、地域の声をよく吸い上げていた だきたい。協議会の委員構成も地域を代表しているとは言い難く、地域の声が伝わっている とは思えない。 情報政策課:協議会で決定していただいたということではない。平成 24 年度末で修理や保守が 終了するということで、廃止させていただけないかと協議会に投げかけたものである。協議 会で認められた、認められなかったということではない。協議会でも、さまざまな意見をい ただいているが、解決しなければならない問題として、高齢者等で他の通信手段を持たない 方への対応と中山間地域ということで、回覧板を回すのも大変であり、連絡手段としての告 知放送の存続について強い要望があったものである。 議長(会長):本日の意見にも配慮いただきながら、住民理解を得られるよう、説明、周知をお 願いしたい。 (2)防災行政無線の再構築について 【資料により危機管理防災課より説明】 【質疑】 委員:デジタル化するということか。 危機管理防災課:同報系については、現在、旧町村ごとに 7 系統あるが、全てアナログであり、 今回の再構築で、7 系統ある同報無線を、市役所で一斉に作動することができるようにした ものである。移動系についても、現在は全てアナログであるが、当面は、市販のデジタル MCA 無線を配置し、使用していくこととしたものである。国の方でデジタル化の方針が固まれば、 同報系、移動系とも、全てデジタル化ということで進めていかなければいけないというのが 現在の状況である。 議長(会長):情報通信施設の告知放送とも連動するのか。 危機管理防災課:告知放送とも連動し、各世帯の端末へ連絡が入るようになる。 (3)宿日直業務の見直しについて 【資料により地域振興課より説明】 【質疑】 委員:宿日直の見直しによって、活性化センターの使用方法に変更はあるか。 地域振興課:利用者の皆さんとお話しながら調整しなくてはいけないと思っている。 委員:引き続き、誰もが気軽に利用できるよう調整してほしい。 委員:過疎化、高齢化が進み、若者の流出も加速している鬼無里地区において、地区の中心で ある支所に、夜も休みの日も誰かがいるということが、非常に大事なことである。宿日直の 見直しを考えていく際に検討してほしいのは、全市を一律に考えるのではなく、中山間地域 の特殊事情に配慮してほしいということである。 委員:死亡届は、支所でなく本庁警備員室へ行くということになるのか。 地域振興課:区長会でもご意見をお聞きしている。これから協議に入りたいというお話をさせ ていただいたもので、今後、代替措置が必要か、どのように代替措置を行うか協議していき たい。 委員:本庁から支所までの距離が 21.6km ということだが、鬼無里地区では支所が拠点で、私の 家まで 8km ある。まして、冬期間に高齢者が支所を素通りして本庁警備員室まで行かなけれ ばならないのか。もっと温かい目を向けていただきたい。 委員:現在の宿日直業務に要する経費はどのくらいか。 地域振興課:4 支所、宿日直合計で約 3,500 万円である。 委員:今後、いろいろな課題が出てくると思うが、今後、支所長を中心に調整するということ で良いのではないか。 (4)鬼無里山岳公園入園料の改定案について 【資料により鬼無里支所産業振興担当支所長補佐より説明】 【質疑】 なし (5)合併建設計画に係る平成 21 年度主要事業の進捗状況について 【資料により鬼無里支所各担当支所長補佐より説明】 【質疑】 委員:地域振興基金積立事業の積立金を是非活用してほしい。