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ホスティングサービスのオプションとして企画されたファイル共有機能
CaseStudy 事例 株式会社 大塚商会 http://www.otsuka-shokai.co.jp/ ホスティングサービスのオプションとして企画されたファイル共有機能。 性能とビジネスを満たすストレージとして選ばれたのは「EMC Celerra NS120」 ® TM 株式会社大塚商会は、多くの企業に情報・通信技術の革新によってもたらされる新しい事業機会や経営改善の手段を具体的な形で 提供することを使命とする総合ソリューションプロバイダだ。 同社は顧客に好評なホスティングサービスの機能強化策として、ファイル共有機能を提供することを決定。性能とビジネス要件を 高いレベルで満たすストレージを模索した結果、 「EMC Celerra NS120」を選択した。理由は、基本性能、コストパフォーマンス、保守 体制。重要なデータの“ 安全な格納先”を求める顧客の声に応えるために、妥協を許さず下した大塚商会の決断だった。 「ITでオフィスを元気にする」 総合ソリューションプロバイダ 「アルファメール プレミアの基本サービスにある 好評を博している。 2008年10月、同社はここに新しくアルファメー Web用領域でのファイル共有は、セキュリティ上好 ル プレミアという上位のサービスメニューを追加 ましくありません。そこで、 当社が以前から持ってい 『アルファオフィス』 るグループウェアASPサービス 株式会社大塚商会は、 昭和36年の創業以来一貫 した。市場の大容量データや高機能ニーズに対 して、顧客企業の情報化、業務効率化を支援してき 応したもので、Web・メール共用のディスク容量は のセキュアなデータ共有/ドキュメント管理機能を、 たITサービス企業だ。特定のメーカーにとらわれな 100Gバイトを備え、迷惑メールを自動で検知する 機能やフィルタ機能、Webサイト作成ツールなども オプション提供できないかと考えました。そして、 こ いマルチベンダー対応、 オフィス用品からIT機器全 般まで幅広く提供するマルチフィールド対応を強み のサービスを実現するバックエンドシステムをどう 実現すべきか、 社内の開発部門に相談したのです」 として、 ワンストップソリューションおよびワンストッ 基本性能、価格、保守体制を評価して 「EMC Celerra NS120」を選択 プサポートを展開する。 使命は、多くの企業に情報・通信技術の革新に よってもたらされる新しい事業機会や経営改善の 手段を具体的な形で提供し、 企業活動全般にわたっ その相手というのが、同社でサポートビジネス てサポートすること。そして、 各企業の成長を支援す 「たよれーるマネジメントサービスセンター」で、 ることで、 日本のさらなる発展と心豊かな社会の創 ASPアプリケーションを開発する株式会社大塚商会 造に貢献すること。 「ITでオフィスを元気にする」を たよれーるマネジメントサービスセンター ASP開発 合い言葉に、 全体最適をめざした総合的なソリュー 株式会社大塚商会 ション提案力で顧客企業の信頼に応えている。 ホスティングで提供するファイル共有、 そこで最適のストレージとは? 大塚商会にアルファメールというサービス製品 1課 テクニカルスペシャリスト 川上将司氏だった。 αWeb 事業部 「ファイル共有ということになると、 アルファメール αWeb企画課 プレミア会員のお客さまが大容量データを随時出し 係長 萩原 浩一 氏 入れすることになるため、 性能的にも、 ビジネス的に も、 それに適したストレージが必要です。 これまで当 標準装備。ブログツールや多彩なスクリプト言語に 社で使ってきた製品では実現できないかもしれない も対応している。各種管理機能も充実しながら月 (川上氏) と、 EMC製ストレージに興味を持ちました」 がある。これは個人や企業が手軽に始められるホ 額基本料金6,800円と価格もリーズナブルとあっ おりしも、 大塚商会がEMCジャパンの中堅中小企 スティングサービスで、 メールやホームページの て、 このサービスはリリース当初より、個人から企 業向けストレージ製品群の導入・設計サービスを開 運用に十分な機能を搭載しながら月額基本料金 業まで幅広いユーザーを瞬く間に獲得した。 始すると発表したタイミングだった。 しかし、製品選 2,800円と低価格も実現。使いやすさと多機能で そこからまた新たなニーズが誕生する。 “ せっ 定は公平を期すため、同社は3社3製品を比較検討 かく100Gバイトものディスク容量を持っているの する。その結果、 ストレージの基本性能、製品価格、 なら、 これを有効活用するべくファイル共有に使い 保守価格、 サポート体制の点で高い優位性を認め、 社名:株式会社大塚商会 創業:1961 年 7 月 17 日 (1961 年 12 月 13 日、 株式会社として登記 ) 本社所在地:〒 102-8573 東京都千代田区飯田橋 2-18-4 資本金:10,374,851,000 円 従業員数:6,736 名 ( 連結子会社を含めた従業員 数 8,202 名、2008 年 12 月末日現在 ) 事業内容: ・システムインテグレーション事業/コンピュー タ、複写機、通信機器、ソフトウェアの販売 および受託ソフトの開発など ・サービス & サポート事業/サプライ供給、 保守、教育支援など URL: http://www.otsuka-shokai.co.jp/ たい” という声が、同社の顧客の中から上がってき たのだ。なかでも要望が高かったのは、CADアプリ ケーションを利用する製造事業者だった。製造業界 では、 設計図面を多くの関係会社とやりとりする。従 来はデータをCD-Rなどの媒体に保存して物理的に 運んでいたのだが、最近は海外拠点との協業が進 んでいることもあって、時間のロスやコスト負担が 課題となっていた。 ファイル共有により、 複数の組織 でデータを共有できる場所を持ってネットワーク経 株式会社大塚商会 由でやりとりできれば大幅に効率化できるのだ。 たよれーるマネジメント こうした顧客ニーズを知って、株式会社大塚商 会 αWeb事業部 αWeb企画課 係長 萩原浩一氏 はさっそく動く。 サービスセンター ASP 開発1課 テクニカルスペシャリスト 川上 将司 氏 ドシステムは非常に安定的に稼働していて、 われわ れとしても助かっています」 (若林氏) 一方、 株式会社大塚商会 たよれーるマネジメント サービスセンター ASP開発1課 テクニカルエンジニ 「Celerra NS120」 自体の運用を担 ア 橋本智也氏は、 当している。同氏は日々の業務を次のように語る。 「川上も言及したように、 ファイル共有は顧客のス トレージ利用が予測できないため、毎朝出勤する と、管理ツールで状況を確認しています。 『 Celerra NS120 』で用意されているGUI画面は視認性が高 く、直感的に操作できるのがいいですね。マニュア ルを見なくてもどこをどう見れば何ができるのか大 体わかります。 セキュリティ上の観点から、 われわ れはどのお客さまがどういうデータを共有するため にアルファオフィスキャビネット版を利用されている 採用したのが「EMC Celerra NS120」だった。川上 氏は次のように語る。 なマルチプラットフォーム対応であったことも大き のか把握していないのですが、 もしディスク使用率 く選定を後押ししたようだ。 が急激に上がるようなら、ストレージを追加購入し 「ビジネスで提供するストレージですから、サー ビス停止はできるかぎり避けたいと思いました。 『 Ce l e r ra N S120 』は、顧客それぞれが上限の 100Gバイトまで利用することが予想され、後々の 予想を上回るペースで利用されるも システムは安定的に稼働 サービス強化が絶対でありながら、 そのデータ増加 正式に採用決定したのが2009年2月末。そこか 傾向についてはまったく予測できないファイル共有 らアプリケーション開発がスタートし、なんとその 分野において、 安定性、 拡張性の高さが最も期待で 2ヶ月後の4月末には「アルファオフィスキャビネット きるNASストレージでした。 版」 という名称で、 このオプションサービスは本番稼 しかも、 われわれは採算も考えなければいけませ 働を果たす。 は価格競争力が ん。その点でも 『 Celerra NS120 』 株式会社大塚商会 たよれーるマネジメント サービスセンター 「可能なかぎりお客様のご要望に応えるシステムを “1年間で投 際だっていました。 αWeb事業部からは 作り上げることができました」 (川上氏) 資回収可能なシステムとすること” という注文が出 1ヶ月後の時点で契約申し込みは約50件。萩原氏 ASP開発1課 テクニカルエンジニア 橋本 智也 氏 ていたのですが、 それを一番速く達成できるのがこ によるとこれは予想をはるかに上回るペースだとい て、 サーバ側には何も手を加えることなく、 同じデー の製品だったのです」 う。顧客のコンタクトフロントとしてサポートを担当 タボリュームの中ですぐに拡張できます。このこと もEMCのストレージを選択した理由の一つでした」 さらに、保守料金の価格体系が明示されていて しているのは、 株式会社大塚商会 αWeb事業部 α わかりやすく、直接EMCジャパンのストレージ技術 Webサポート部 αWebサポート課 テクニカルエン 大塚商会は、今回のオプションサービスの提供 者からスキルトランスファーを受けられるととも ジニア 若林一弘氏。 で、多くの顧客が “安全なデータ格納先” を求めて による保守 に、 セキュア・リモート・サポート (ESRS) いることをあらためて認識したようだ。現在、第2、 サポートが高く評価された。EMCのハードウェア装 第 3 のサービス提供を企画中で、早いものはこの 置は、 セキュリティ保護されているEMCグローバル・ 秋にもリリースする予定といい、 そこにもEMCのス ネットワーク経由で、障害の自動通知を行い、経験 トレージを利用することが決定している。また、恒 豊かな技術者が、24時間365日リモート・アクセス 常的にデータ取得が必要な、 まったく別のサポート によるサポートが可能である。 EMCの保守サービ サービスでの採用も決まった。そこでは、EMC セ スは、このリモ ート・テクノロジーによるセキュ を最大の特徴としてい ア・リモート・サポート (ESRS) る。中でも、 最新技術を採用した通信速度、 信頼性、 暗号化、 セキュリティに優れたIPベースのツールで、 認証、監査、許可等セキュリティ機能によって、 コン プライアンス要件にも対応している。 加えて今回は、 「Celerra NS120」が筐体内レプリ 株式会社大塚商会 キュア・リモート・サポートをフル活用する予定だ。 αWeb事業部 αWebサポート部 αWebサポート課 テクニカルエンジニア 若林 一弘 氏 「ニーズの大きいファイル共有機能を低価格で提 ケーション機能を備え、万が一障害が発生したとし 供できたことを喜んでいるのですが、それでもサ てもデータ格納状況をすぐ直前の状態まで戻せる ポートはしっかりしないと使ってもらえません。今の こと、将来的に別のプラットフォームでも利用可能 をはじめとするバックエン ところ 『 Celerra NS120 』 萩原 氏 川上 氏、テクニカルエンジニア 橋本 氏 αWeb事業部 αWebサポート部 αWebサポート課テクニカルエンジニア 若林 氏 右から/株式会社大塚商会 αWeb事業部 αWeb企画課 係長 たよれーるマネジメントサービスセンター ASP開発1課 テクニカルスペシャリスト 2009 年9月版 EMCジャパン株式会社 東京都渋谷区代々木 2-1-1 新宿マインズタワー 〒151-0053 http://japan.emc.com お問い合わせは http://japan.emc.com/contact/ EMC 2、EMC、Celerra、および where information livesは、EMC Corporationの登録商標、または商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。 他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。 © Copyright 2009 EMC Corporation. 不許複製 UC1010-1 09/09 本カタログは 環 境に配 慮 した用紙および大豆インキ を使 用して います。