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年頭のご挨拶 - Tjk.jp

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年頭のご挨拶 - Tjk.jp
ご挨拶
館長・理事長 福原 孝明
日 発行
1月18
年
平成28
44
小学校
中学校・高等学校
大学
東京女学館 広報委員会
年頭のご挨拶
であるならば、それは何も学ばないことではないか。学
館長・理事長 福原 孝明
明けましておめでとうございます。
皆様お健やかに新しき年をお迎えのこ
とと心からお慶び申しあげます。
今年は申年、申の字はいなびかり
んだことの証しは、
ただ一つで、何かがかわることである。
」
「こどもが授業の主体になる、すなわち学習の主体にな
るときに、はじめて授業が始まるわけです。
」※2と説いた
林竹二の授業観に通じる取り組みで、これまで本校が
目指してきた、生徒の主体的な学びを通して問題解決
能力を高める方向性の確かさを実感できました。
の走るさまをかたどり、伸びるという意
味を表しています。※1この1年、東京
女学館関係者のすべての人にとって意気軒昂の年に
なるように願ってやみません。
ICT機器の活用
新しい時代を生きる力を育む教育において、話し合
ったり、調べたりグループで課題を解決するためには、
思考ツール・表現ツール・発表ツールとしてのタブレット
「協同を通してのアクティブラーニング」
や電子黒板などのICT 機器の活用も有効です。本校
(27年度夏期教員研修会) では、現在、電子黒板、デジタル教科書をはじめとす
文部科学省は学習指導要領の改定に向け、知識 るデジタル教材、プレゼンテーションソフトなどの ICT 機
偏重ではなく、
「知っていることを使ってどのように社会・ 器の設備を充実させるべく、研究を重ね、導入し始め
世界と関わるか」と活用面を重視し、高校では、自ら ており、創立130周年記念募金を基金として、更なる
課題を発見し、解決する「アクティブラーニング」という 教育環境の整備を行って参る所存です。
学習方法の導入を検討する方向性を示しました。これ つきましては関係各位のご支援、ご協力のほどよろし
は、文字通り、能動的に学ぶ姿勢を身に着けさせる教 くお願い申し上げます。
育手法のことで、教師が一方的に講義するのではなく、 結びに皆様にとって本年も良い年でありますようにお
生徒に考えさせ、自分なりの考えをまとめ、実践させる 祈り申し上げます。
教育手法をいいます。
本校では、昨年夏、鈴木健生先生(産業能率大
※1 鎌田 正・米山 寅太郎著(1994)『大漢語林』大修館書店
学経営学部教授)をお招きして「協同学習を通してのア
クティブラーニング入門」と題して教員研修を実施し、新
しい授業の在り方を理解し、その必要性に目覚め、自
※2 林 竹二著(1990)『学ぶということ』(現代教育101選)国土社
分の授業の構想を抱くという三つの目標に基づいてワー
クショップを行いました。 研修に参加した先生方からは、
「とても面白かった」
「生徒の意欲の引き出し方のヒントを得た」「三時間があ
っという間でもっと聞きたかった」という声が寄せられまし
た。生徒の立場に立って「自ら学ぶ喜び」と「皆で学ぶ
楽しさ」を体験し合う貴重な機会となりました。「学ぶと
いうことは、覚えこむこととは全くちがうことだ。学ぶとは、
いつでも、何かがはじまることで、終わることのない過程
に一歩ふみこむことである。一片の知識が学習の成果
http://www.tjk.jp/p/(小学校)
お地蔵さんになって
テーブルマナー
小学校長 田中 均
2学期が終わり、2015年の年末を迎えまし
た。子どもたちが楽しみにしているのは毎年大
相撲高田川部屋のお相撲さんをお呼びして行う
もちつき大会。よいしょよいしょの掛け声とともに
新しい年を迎え入れるのです。
年越しで思い起こすのは、教科書の教材に
もなっている「かさこじぞう」。お地蔵さんが登場
しておじいさん、おばあさんに感謝の気持ちで
米俵を届けます。このお地蔵さん、正式名称は
「地蔵菩薩」というれっきとした仏様。「地蔵」のいわれは、大地が全て
の命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で
包み込み、救う所から名付けられたとされているそうです。
大地の力・土地のもつ力と人間は切り離すことができません。「どん
なに恐ろしい武器を持っても沢山のかわいそうなロボットを操っても、土か
ら離れては生きられないのよ!」とは「天空の城ラピュタ」のシータの名言
です。
今年、私が子どもたちに話をしてきたのは「手をつなぐ」ということでし
た。人と人が手をつなぎあって生きていく、その生き方を子どもたちの生
活の中で考えてほしいと思いました。しかしそれは人間どうしの関係性に
とどまりません。自然との間でも「手をつなぐ」ことではないでしょうか。
洋の東西を問うものではないようです。画家ゴーギャンをとらえて離さな
かったのは地の力・自然のもつ圧倒的な力の中で生かされている人間の
姿であったのかもしれません。タヒチでのゴーギャンの思いに想像をめぐら
せます。
失われているように思える大地の力を私たちはもう一度自分の中に、
自分たちの中に蘇らせていくことが大切なのではないか、そんな思いで新
年を迎えようと思います。
「だしで味わう和食」の授業
2年生
10月23日(金)料理研究家の後藤加寿子先生が、2年生に「和食の
すばらしさ」について授業をしてくださいました。塩昆布・梅干・ビターチョ
コ・こんぺいとう・出汁・鰹節・ゆずの皮を目の前に、子どもたちは先生
のお話に興味津々。甘い・塩辛い・酸っぱい・苦いの4つの味に続く5
番目の味覚「うまみ」について学びました。昆布のお出汁を飲んで、うま
みを味わい和食のおいしさを再確認していました。また、おひつはご飯の
余分な水分を吸収し美味しくする道具であること、家族のために心をこめ
てご飯をよそう大切さなども教えていただきました。その日、家に帰り早速
夕飯時にご飯をよそい、家族に美味しいと喜ばれたと話す子どももおりま
した。そして、お話はお正月やお節句など季節の行事に欠かせない料理
や食材へと広がり、「食べることを楽しむことがとても大事なこと」と結ば
れました。その後、子どもたちはお給食のお味噌汁と根菜煮の美味しさに、
「出汁のうまみがあるからだね。」と話していました。(尚、授業と給食の
様子は NHK Eテレ「テレビシンポジウム」で一部放送されます。)
1・3・5年生
今年のテーブルマナーは、ホテル オークラ本
館が改築のため、例年とは異なり、別館2階
「オーチャードルーム」(3・5年生 洋食)
と「メ
イプルルーム」(1年生 和食)
に分かれての
会場となりました。1年生はお箸の持ち方・お
料理の取り方から始まり、「ごちそうさま」に至るまでのお作法を丁寧に教
えて頂きました。お料理は見た目にもきれいで、みんな満足して帰路につ
きました。3・5年生は洋食をいただきながら、会食の相手に不快な印象
を与えず、楽しく食事をすることがマナーであると学びました。
店員体験学習
3年生
毎年、3年生は社会科一環として店員体験
をしています。今年も広尾商店街の協力をいた
だき、店員体験をすることができました。その様
子を児童の作文からお伝えします。
わたしは、お花屋さんの仕事をしました。 はじ
めにやった仕事は、お花をたばねて、水の入った
バケツに入れることでした。 たばねる時には、お花がいたまないようにしま
す。くきの同じところにひもが何重にも重ならないようにしばるのは少しむ
ずかしかったです。
また、お花はすぐにかれてしまうので水やりが大切で、開店前とへい店後
にかならずやるそうです。 ほかにもたくさんの仕事をした中で、一番むずか
しかったのは、お客様に「いらっしゃいませ」とあいさつをすることです。 お
客様にえがおであいさつするのは、お客様に良い気分で買っていただけるよ
うにすることなのでむずかしいし、お客様がたくさんいらっしゃいましたが、
がんばりました。 店員体けんは、お店の方がど力していることや気をつけて
いることを見つけながら学習をする、いい経験になったと思います。
24店舗が受け入れてくださり、どの児童も楽しく貴重な学習をすること
ができました。
木工・工作コンクールで知事賞受賞
絵画クラブ
子どもたちに東京の木、多摩産材に触れて
ほしいと、東京都が今年初めてひらいた木工・
工作コンクールで、絵画クラブの5,
6年生の共
同作品「ひみつきちで遊ぼう」が、最高賞の知
事賞に選ばれました。軽井沢合宿から制作を
はじめ、木登りなどして楽しく遊んでいる様子を表現した作品です。子ど
もたちはのこぎりで木を切るのに苦戦していましたが、10人のアイディアが
集まり、どこから見ても楽しさが伝わってくる作品になりました。
11月19日に都庁で行われた表彰式に参加し、多摩産材製の表彰状
をいただきました。子どもたちはたくさんの人からのお褒めの言葉で自信を
深めることができ、また、今後の制作意欲も高めることができました。
入賞作品などは12月22〜28日、都庁第一本庁舎一階ホールに展示さ
れることになっています。
親善試合
剣道クラブ
11月23日(月・祝)に聖学院小学校にて、
立教小学校・聖学院小学校の三校で剣道の
親善試合をおこないました。
初めに、三校を5チームに分け交流戦をおこ
ない、最後に学校対抗のトロフィー戦をおこない
ました。
試合会場は、たくさんのやる気に溢れた児童・熱い視線をおくる保護
者の方で、熱気に包まれていました。
熱気に後押しされ、
どの児童も気持ちでは負けることなく、
攻めていました。
トロフィー戦では、勝敗が大将戦までもつれこみ、白熱した試合になり
ました。惜しくも3位に終わりましたが、勝ち負け以上に多くの事を学んだ
試合になりました。
行 事 予 定
1 月 8 日(金)
1 月 13 日(水)〜 15 日(金)
1 月 28 日(木)
2 月 3 日(水)
2 月 5 日(金)
2 月 20 日(土)
・21 日(日)
3 学期始業式
スキー教室(5・6 年)
書初め大会
節分・豆まき
漢字検定(全校)
学芸会
3 月 3 日(木)
3 月 4 日(金)
3 月 7 日(月)
3 月 18 日(金)
3 月 23 日(水)
おひな祭り会(1・2 年)
鼓笛隊の引き継ぎ式
送別ドッジボール大会
卒業式
修了式
http://www.tjk.jp/mh/(中学校・高等学校) 創立127周年記念祭
全日本高校模擬国連でベストポジションペーパー賞を受賞
11月7日
(土)
・8日
(日)に創立127
周年記念祭が開催されました。今年の
去る11月14日、15日の両日、国連大学
にて行われた第九回全日本高校模擬国連
テーマはTwinkle。
この言葉には「輝き、
煌めき、光り輝く」という意味があります
大会において、高校一年 F 組の野田莉恵
子さんと松浦瑞季さんのチームが見事ベスト
が、
「輝くような笑顔でお客様をお迎え
できるように。そして、女学館生全員が
ポジションペーパー賞を受賞しました。
模擬国連とは、米国ハーバード大学の学生が国連総会を模して始めたも
それぞれの舞台で輝けますように。
」とい
う願いが込められています。このテーマの下、各授業で学んできたことを発
ので、二人1組で、ある国の大使となり、国際社会と協調しつつも最終的に
自国の利益になるような採択案の提出を目標として各国と議論、交渉を重ね
表する教科展、運動系クラブの招待試合、文化系クラブの作品展や舞台
発表などに真剣に取り組む生徒たちの姿をご覧いただけたのではないかと思
ていく新しい形の学習です。
います。
記念祭実行委員は1学期の企画立案に始まり、夏休みを含む休日登校
や土曜日放課後の活動を重ねて館祭・正門正面の幕・校内装飾・オブジェ
などを準備してまいりました。それぞれは高二の生徒が中心となってTwinkle
の言葉から膨らませたイメージによるものです。
中学2年生は「日本の郷土料理」を学年の統一テーマとして掲げ、6クラス
が各地域の郷土料理について調べた結果をまとめ、展示発表しました。ど
れも趣向を凝らした力作揃いとなりましたが、関東地方について調べた中2D
が最優秀賞、北海道・東北地方について調べた中2Eが優秀賞を獲得しま
した。また、中3以上の有志団体による展示発表では、日本と世界の遊び
について調べ、苦労を重ねながら映像を完成させた「3E 努力の結晶」が最
優秀賞に輝きました。これらの賞は、来校してくださった皆様や生徒の投票
によって決定いたしました。ご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。
各参加団体が準備や練習を重ね、生
徒・教職員のみならず、父母の会・白
菊会などのご協力もいただきながら東京女
学館に関わるすべての人々が心を一つに
して作り上げたこの127回目の記念祭。
たくさんの方々に来校いただきましたことに
心より感謝申し上げます。
中高音楽会
10月21日
(水)に文京シビック
大ホールにて、中学校・高等学
校の音楽会が行われました。今
年度は、イタリアの弦楽合奏団
「イ・ムジチ」をお迎えし、代表
的なレパートリーであるヴィヴァルディ作曲のヴァイオリン協奏曲集 Op.8
「四季」
とピアソラ作曲の「リベルタンゴ」を鑑賞いたしました。
「四季」は、
第1曲「春」
を全校生徒が中学1年の授業で学んでおり、全曲を通して鑑賞できる良い
機会となりました。グァルネリやアマティ等の名器から紡ぎだされる、透明感の
中にも芯のある、凛とした弦楽器の音色。情感豊かに歌い上げられるその
繊細な響きに、会場は一気に惹き込まれていきました。コンサートマスターの
アンセルミ氏による独奏部分は、スタンダードな「四季」の演奏から1歩踏み出
した、バロック音楽の枠にとらわれない大変刺激的なものでした。こうした、
常に新しい解釈を探る姿勢・進化していく力が、結成60年を経てなお、世
界中で愛され続ける「イ・ムジチ」を作り上げていると感じました。アンコール
では、バルトーク作曲のルーマニア舞曲、ヴィヴァルディ作曲の「ア・ラ・ル
スティカ」より
「アレグロ」、山田耕筰
作曲の「赤とんぼ」を演奏してくださ
いました。会場が一つになり、同じ
今年度のテーマは「移民」で、二人に割り振られた国はオーストラリアでし
た。二人はオーストラリアのこれまでの移民政策を徹底的に調べ、オーストラリ
アの国益にかなうだけでなく、他国の国益にもかなう移民政策を当日各国大
使に訴えました。そのような姿勢が高く評価され、受賞に至りました。
今年度は応募が多く、応募総数は全国136校、203組と過去最多となり
ました。その中から予選を勝ち抜いた80組が2つのグループに分けられ、そ
れぞれのグループ40組の中から最優秀賞1組、優秀賞1組、ベストポジション
ペーパー賞1組が選ばれました。最優秀賞、
優秀賞受賞者は来年米国ニュー
ヨークで行われる世界大会への日本代表としての参加権を得ます。女学館
は今年度初めて参加しましたが、常連校がひしめき合う中、大健闘したといっ
てよいと思います。今後後輩が続いてくれることを期待しています。
高校文化講演会
11月4日
(水)
3・4時間目、本校講堂において、
高校文化講演会が開催されました。これは創立127
周年記念事業の1つで、九州大学法学部教授の南
野森先生をお招きしました。演題は「戦後70年に考え
る 憲法と政治-最近の議論を中心に」で、憲法の
本質をわかりやすく述べている著書の内容に触れな
がら、現在話題になっている憲法改正や集団的自衛権についても憲法学か
らの見解を解説していただきました。会場の生徒ともやりとりをしながらわかり
やすく話を進められ、講演後の質問にも次々と手が上がりました。公職選挙
法が一部改正されたことにより、本校の生徒の中でも18歳になっている方は、
投票権を持つことになります。日本の将来を担う
「主権者」になるという自覚
を、生徒ひとりひとりに促す講演会となりました。
中学3年沖縄修学旅行
中3は、12月4日から7日までの3泊4日で沖縄
修学旅行に行ってまいりました。出発当日の東
京は冷え込みましたが、那覇空港に到着すると、
むーっと気温の上昇が感じられ、夏服でちょうど
よい爽やかな風に吹かれ、沖縄に降り立ったこ
とを実感しました。初日は平和の礎、平和祈念資料館を見学した後、平和
祈念堂にて「平和祈念セレモニー」
を行いました。4月から沖縄戦や世界の紛
争などについて調べ、平和への学習を深めてきた生徒達にとって、この祈念
堂で厳かに式を挙行し平和を願う機会が持てたことは、大変意義深い経験と
なりました。2日目は、クラス毎にガマ
(地下壕)
に入り、ひめゆり平和祈念資
料館を見学しました。戦争中、沖縄の人々がどのように生き、
どのように亡くなっ
ていったか克明に記された体験談を読み、戦跡を巡るうちに、当時の10代の
若者の運命に衝撃を受け、同時に現在の自分たちの恵まれた環境に感謝す
る気持ちが強くなっていったようです。旅程後半は、
美ら海水族館や、
体験コー
スでのサイクリング・カヌー・沖縄伝統菓子作りなどを楽しみ、首里城を見学し
時間を共有した大変心温まるひととき
となりました。
て全ての行程を無事終了しました。旅行委員が、平和学習や旅行準備に至
るまでクラスを指導しまとめてきた成果が見事に表れた旅行となりました。
行 事 予 定
1 月 8 日(金)
2 月 25 日(木)〜 3 月 1 日(火)
3 月 3 日(木)
3 月 4 日(金)〜 9 日(水)
3 学期始業式
高二期末試験
高校卒業式
高一期末試験
3 月 5 日(土)〜 9 日(水)
3 月 5 日(土)〜 9 日(水)
3 月 22 日(火)
3 月 23 日(水)
中学期末試験
高二修学旅行
中学卒業式
修了式
http://www.tjk.ac.jp/(大学)
最後の秋麗祭
2015年度、第14回秋麗祭にお越しいただきありがとうございました。東
京女学館大学として、最後の秋麗祭となった今年度の実行委員長を昨
年に続き引き受けさせていただきました。
今年度は一学年しか在籍しておらず、果たしてどれくらいの学生が来
てくれるのか全く予想がつかなかったのですが、教職員の皆さまも含め、
来てくださった方だけでも楽しい思い出を作って欲しい、東京女学館大
学という名前を胸に刻んで欲しいという思いで準備してまいりました。
今年度の秋麗祭は学生からの要望
にあった、ゼミ発表からスタートしました。
短い期間ながらもそれぞれの卒業論
文の紹介や課外活動の報告、ゼミ旅
行の思い出など各ゼミの個性溢れる
発表となりました。他のゼミではどのような研究や活動をしているのか、
お互いを知るきっかけの場となり有意義な時間にすることができました。
また昨年好評を頂いたビンゴ大会を今年度も開催いたしました!毎回ど
のような景品を用意するか悩みながらも楽しみながら買い出しをしていま
す。学生と教職員が一番集まる時間なので、最も盛り上げなければいけ
ないと考え、今年も豪華景品を準備しました!1人また1人とビンゴが出る
たびにどんな景品が当たるか、周りも一緒にドキドキしているのがとても印
象に残っています。無事に1人1つの景品を行き渡らせることができたの
で実行委員としてもホッとしております
(笑)
。来てくださった方にも満足し
ていただくことができて、私も司会を頑張った甲斐がありました。
この他、百人一首かるた大会や英語スピーチコンテスト、ハロウィンパー
ティー等も行われ、充実した秋麗祭となりました。
今年度も実行委員は私一人ということ、そして東京女学館大学最後の
秋麗祭ということもあり、昨年以上にプレッシャーもありましたが、昨年以
上の秋麗祭を開催することができたと思っております。様々なアイデアをく
ださった教職員の皆様、一緒に準備をしてくださった学生自治会、学生、
その他多くの皆様にご協力いただき、無事に終えることができたことを大
変嬉しく思っています。そして東京女学館大学に関わってくださった全て
の皆様のご協力にこの場をお借りして御礼申し上げます。
(秋麗祭実行委員会委員長 堀内花音)
心をつなぐ百人一首
西ゼミ PRESENTS
百人一首カルタ大会2015
皆さまこんにちは。私たち西ゼミ
では、担当教員を含む5名で、日
本の文化や歴史を仲よく楽しく学ん
でいます。秋麗祭では、参加者の
皆さんとご一緒に日本文化にふれ、
その奥深さを共有したいという思いのもと、ゼミ発表に代えて、参加型イ
ベントとして百人一首カルタ大会を企画しました。藤原定家と百人一首を
卒業論文のテーマとしている亀山美保子さんを中心に、ゼミ生一同、力
を合わせて準備にあたりました。「百人一首の魅力を伝えたい!」、「下
の句ははっきり読まないと…」など、初の試みにみんなドキドキワクワク。
西ゼミは控えめでおとなしいメンバーばかりですが、秋麗祭を盛り上げる
ためにも「元気はつらつ大和撫子」を目指しましょう、というゼミ担当教員
の叱咤激励にもしっかりと応え、本番でも明るく笑顔で上の句・下の句
を読み上げてがんばりました。
当日はハロウィンということもあり、
魔女に扮した担当教員もゼミ生とと
もに和歌を読み上げ、ウォーリーにマ
リオ & ルイージに、はたまたジェイソ
ンにと、趣向をこらした仮装姿で参
加された皆さんが、一心不乱に取
り札へと手を伸ばしている光景もまた一興でした。多くの学生・教職員
等の皆様のご参加をいただき、心より御礼申し上げます。
初の企画で至らない点も多々ありましたが、カルタを囲んで参加者全
員が輪になり、心温まる思い出を作ることができたことに感謝しております。
そして、美しい言葉でつむがれた和歌の心がこれからも受け継がれていく
ことを願ってやみません。グローバル化の中で、日本の伝統文化の素晴
らしさを発信していく力が求められていますが、そのためにもまずは自分自
身が日本文化を楽しむことが大切ではないでしょうか。今回の企画がその
一つの機会となったのであれば、大変嬉しく思います。これからも百人
一首を通じて、人の輪を広げ、心をつないでいきたいと実感したひととき
でした。
(西ゼミ:柏本紗里・亀山美保子・芳賀愛・東英里香、文責:西弥生)
秋麗祭スピーチコンテストの感想文
「秋麗祭 スピーチコンテスト」田口 満吏代
今回、私は初めて秋麗祭のスピーチ
コンテストに参加しました。今年
(2015年)
の2月にオーストラリアのブリスベンに短期
留学に行ってきたので、その時の様子を
今回発表することにしました。異国の地
に1人で降り立ち、生活していくことは、
最初は心細くて心配でしたが、そんなことを感じる暇もなくイレギュラーな
出来事が沢山私に降りかかってきました。この留学経験を通じて自分に
自信がついたので、「留学してよかったな」と改めて実感しました。
今回のコンテスト参加にあたり、スピーチの原稿を作成していくうちに、
たくさんの思い出が蘇りました。楽しかったこと辛かったこと。授業も楽し
かったのですが、やはり私は放課後1人で町を探索するのが最高に楽し
かった体験でした。街並みや、衣服のデザイン性、日本とは似ているよ
うでそうじゃない。たくさんの発見に囲まれて異文化を肌で感じられたこと
はとても幸せなことでした。スピーチではこの経験をもっと上手に発表でき
ればよかったのですが、今の私の英語力では皆さんに十分伝えることが
できなかったのが非常に残念でした。これを機にもっと勉強して英語を使
いこなせていけたらいいなと思いました。
個人的な話ですが、秋麗祭ではスピーチコンテスト以外にもゼミ発表、
ビンゴ大会などがあって、身内だけのこじんまりとした学園祭でしたが、
学生、教職員ともに楽しく過ごせたと思います。大学生活も残りわずか
ですが、皆で有意義な生活が送れることを楽しみにしています。
「秋麗祭のスピーチコンテストに参加して」石川 亮子
早いもので大学生活も卒業まで残り4か月となりました。今年度に入り、
学生生活最後になってしまうことがたくさんありますが、10月に行われた
秋麗祭もその中の一つでした。
学生生活最後の学園祭ということで、私は今までに経験したことのな
いことをやってみようと思い、秋麗祭で行われるスピーチコンテストに参加
し、スピーチをすることにしました。人前で話すことが苦手であることに加
えて、英語で話さなければならないスピーチコンテストに挑戦することは私
にとってとても勇気のいることでした。
周囲の多くの人に励まされながら準備を進め、昨年アメリカに留学したこと
についての英語の原稿を作成していると、ボストンでの楽しかった日々や留
学直前の不安だった気持ちがまるで昨日のことのように思い出されました。
当日、私はスピーチの順番が来る直前まで、緊張のあまり「うまく話せ
るだろうか、
途中で頭が真っ白になって話せなくなってしまったらどうしよう」
などと考えてしまいました。しかし、いざ話し始めてみると、それまでの緊
張が楽しさへと変わっていました。終わった頃には充実感でいっぱいで、
私にとって学生時代の思い出に残る一番の秋麗祭となりました。
今回、スピーチコンテストに参加したことで、何事にも挑戦してみること
の大切さを改めて学ぶことができました。来年の4月から社会人として新
しい生活が始まりますが、悔いのない残りの大学生活を送ると同時に、
この東京女学館大学で経験してきた多くのこと、そして、今回のスピーチ
コンテストを通して学んだことを生かしながら、今後も苦手なことや自信が
ないことであっても積極的に挑戦し、充実した社会人生活を送れるように
頑張っていきたいと思います。
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