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「子どもが夢中になって楽しく活動できる 」 基本の運動のあり方

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「子どもが夢中になって楽しく活動できる 」 基本の運動のあり方
2.基本の運動
(1)研究テーマ
「子どもが夢中になって楽しく活動できる
基本の運動のあり方」
∼押す・引く・運ぶ!
力いっぱい!楽しさいっぱい!!∼
(2)研究のねらい
子どもが、運動の楽しさとともに、学習を創り上
げていく喜びを味わい、夢中になって活動する基本
の運動のあり方を追究することをねらいとし、次の
3つの視点を設けて研究を推進した。
視点1 子どもの願いや思いを生かし、夢中にな
って活動できる単元計画の工夫
視点2 自己を高めるための学習形態や学び方の
工夫
視点3 子どもの願いや思いを生かして、力いっ
ぱい活動できるための指導・支援の工夫
(3)研究内容
【単元計画Aパターン】
①視点1について
力試しの運動遊びの中の4種類の動きを経験させ
るために、まずAパターンの単元計画として、1時
間目は“押す”、“支える”、2時間目はは“引く”、
“運ぶ”の動きを取り入れた。まず、楽しみ学習①
でそれぞれの運動遊びにおける基本の動きをクラス
一斉で行った。そこから、子どもたちは、体勢を変
える、人数を増やす、モノを使うなどの工夫をし、
思い思いに活動を広げて、力いっぱい活動する中で
楽しみ学習②に移行していった。
3時間目前半は、子どもが4種類の運動遊びの中
から、自分で選んで活動した。次第に運ぶ運動遊び
に集まったのは、大勢で活動することの楽しさに気
づいたからであろう。そして、3時間目後半は、前
半に出た子どものつぶやきから、クラスのみんなで
運びっこ競争と騎馬戦型ゲームを行った。グループ
対抗のため、仲間との一体感による盛り上がりが生
まれ、夢中になって活動した。
1,2時間目は、1時間の中で2種類の動きを行
ったため、飽きが来ることなく、取り組むことがで
きた。そのため、運動量の確保は十分にできていた。
しかし、逆に、1種類の動きをより工夫して楽しむ
という点から見た場合は、不十分であったと考えら
れる。
また、楽しみ学習②では、それぞれの運動遊びの
基本の動きをもとに、仲間やモノとかかわりながら、
自由に活動を広げていくスタイルを取った。そのた
め、子どもたちは、学習を自分たちで創ろうという
意識を持って、それぞれの思いを生かし、意欲的に
活動していた。
②視点2について
モノや仲間とのかかわりを通して、自己が高まる
であろうと考えた。
モノに関しては、動きに応じた用具を用意し、そ
の中から自由に使えるようにさせた。子どもたちは
それらを工夫して使い、楽しんで活動していた。ま
た、「○○を使うと、もっと楽しくなるよ。」、「他の
やり方はないかな。」などと声をかけると、どの子
も活動の幅が広がり、より意欲的に活動するように
なった。モノとかかわることにより、工夫と意欲が
引き出され、夢中になって活動することができた。
仲間とのかかわりについては、“たくさんの友だ
ちと活動することも学習の一つである。”というこ
とを子どもに伝えた。活動中は、子どもの輪の中に
入って、アドバイスを行った。積極的に輪に入れな
い子も、指導者、支援者を媒介として、徐々に子ど
も同士のかかわりが持てるようになっていった。ま
た、始めは、特定の子と活動してる子が多かったが、
活動が広がってくると、「一緒にやろう。」と友だち
を誘う子、「あれ、楽しそうだな。」と自分から他の
輪に加わる子など、仲間とのかかわりがどんどん増
基本 - 1
えていった。それだけではなく、仲間と相談して、
動きを考えたり、「グループ対グループでたたかお
うよ。」と声をかけたりするなど、活動に深まりも
見られた。
子どもたちの中から 、「俺って弱いな。がんばら
なきゃ。」、「疲れたけど、楽しいな。」、「体全体で押
すと、力出るんだな。」などのつぶやきが聞かれた。
このつぶやきこそ、自分自身の心と体への気づきで
あり、自己の高まりと言えるのではないだろうか。
③視点3について
子どもたちとともに、授業をつくりあげていくう
えで、指導者が子どもたちの輪の中に入り、積極的
に声をかけていくことが効果的であった。さらに今
回は青山学院大学の学習ボランティア、支援教室級
の教師に支援者としてかかわって頂いた。そのため、
子どもたちは、ノっていくことができ、見て学び、
聞いて学び、より活発に活動できたのではないかと
感じる。また、子どものつぶやきもひろいやすいと
いった利点もあった。
【単元計画Bパターン】
視点①について
Bパターンでは下記のように低学年の2年間で“
押す”、“支える”
、“引く”、“運ぶ”の4種類の動き
を網羅するという計画を立てた。楽しみ学習①では、
Aパターンよりもひとつの動きに十分な時間をかけ
ることができた。そのため子どもたちは、体勢を変
える、モノを使う、人数を増やすなどの工夫がさら
に広がった。
3時間目には今までの子どものつぶやきを整理
し、クラス全員でゲーム化して楽しんだ。みんなで
協力したり、競争したりする中で、子どもたちは2
時間目までよりさらに夢中になって楽しむことがで
きた。
また、ひとつの動きに時間をかけることで、授業
の流れも切れることなく、満足するまで活動できた
子どもたちが多かった。しかし、1種類だけでは飽
きてしまい、十分に運動できなかった子どもへの対
応などに工夫が必要であった。動きを2種類だけに
制約したことで、多様な動きを経験させられなかっ
たことも今後の課題と言える。
②視点2について
Aパターンに比べて時間にゆとりがあったため、
モノに対する工夫もより多く様々な使い方を見るこ
とができた。友だちとかかわりあう時間も多く、
「み
んなで一緒にやろう 」「今度は○○ちゃんを乗せよ
う」「先生は重いからみんな集まって」などの積極
的なかかわりあいが生まれた。子どもたちが自分自
身の心と体の変化に気づき、自己を高めるためには、
子どもたちが活動を工夫するようになる十分な時間
が確保できると効果的であった。
③視点3について
BパターンではT.Tによる支援体制での授業を
行った。みんなの輪に進んで入っていけない子や動
きに飽きてしまった子どもへの声かけや、子どもの
つぶやきをひろう場面で大きな成果があった。
【まとめ】
子どもたちは、モノや仲間とかかわっていく中で
自ら学習をつくりあげていく。指導者と子どもたち
が協力して学習をつくりあげていくことで、子ども
たちはより意欲を高め、自己を高めることができる。
子どもたちが学習をつくりあげ、より活発に活動し
ていくためには、教師が積極的に子どもの輪の中に
入って支援するとともに、指導者・支援者を増やし、
子どもたちのつぶやきをひろう場面を多くしていく
ことが大変有効である。
(4)次へのステップ
昨年度は器械・器具を使った運動遊び、今年度は
力試しの運動遊びの研究に取り組んだ。次年度は他
の単元に研究を広げていきたい。
基本 - 2
研究構想図
子どもが夢中になって楽しく活動できる
自ら学習をつくりあげていく喜びを味わうことができる
子
ど
も
の
姿
主 体 的 に 活 動 す る こ 自分や友だちの心や体 全 身 を 使 っ て 活 動 す
とができる
に気づき、自己を高め る 喜 び を 味 わ う こ と
ることができる。
ができる。
① 子 ど も の 思 い を 生 ②モノ・仲間とかかわ ③ 子 ど も た ち が 力 い
か せ る よ う な 単 元 計 りが広がっていくよう っ ぱ い 活 動 で き る よ
画を工夫する。
な指導・支援をする。 う な 指 導 ・ 支 援 を す
る。
授
業
づ
く
り
基本 - 3
の
視
点
体育科学習活動プラン
指導者 相模原市立小学校
支援者 相模原市立小学校
学習ボランティア 2名
1.日時
平成15年11月19日(水)第5校時
2.学年・組
第2学年4組(男子16名、女子16名
3.場所
相模原市立小学校体育館
4.単元名
力いっぱい、楽しさいっぱい!【基本の運動(力試しの運動遊び)】
5.単元について
(1)児童の実態
(関心・意欲・態度)
計32名)
各教科の中で「体育が一番好き。」という子が多く、自ら進んで楽しく活
動している。反面、「上手にできないから。」、「怖いから。」という理由で、
やりたがらない子も数名いる。また、全教育活動において、「楽しくするた
めに、自分たちでがんばろう。」という、意識を持って取り組んでおり、意
欲的に取り組めるようになってきた場面が増えてきた。「○○がしたい。」、
「○○したらいいんじゃない?」ということがどんどん出てきている。
(思考)
学習を進めるうちに、ルールなど学習を進める上で必要なことはほとん
どの子が理解できるようになる。また、工夫して活動する場面を与えると、
子どもらしいおもしろい発想が出てくる。しかし、自ら考えようとせず、
与えられたものから、広がらない子もいる。
(技能)
体全体を力いっぱい使って運動する経験が少ない。そのため、各種の運
動においてバランスが悪いというか、思いっきり体全体を使えていない感
じがする子が多い。週に2回クラスで体を動かす遊びをしているが、まだ
まだである。その反面、放課後も外で元気よく遊んだり、スポーツクラブ
(水泳、サッカー、野球等)に入っている子たちの多くは、いろいろな動
きにおいて、上手に体を使うことができている。運動する子と、しない子
の二極化が顕著であり、そのことが子どもたちの動き、体の使い方にも現
れている。
(かかわり)
〈自己とのかかわり〉
日常から、自分の思いや願いを大切にし、また、それを実現するために、
自分で考えて行動できるような子を育てたいと思っている。しかし、なか
なか、思いや願いを持ち、それを表現できない子や、実現するために、自
分で考えて行動するといったことまでは難しい子が多い。そのために、多
くの支援をしている状況である。
〈仲間とのかかわり〉
全教育活動において、グループで活動する機会を多く取り入れているた
め、友だちと協力して何かを行ったり、相談し合いなどが見られるように
なってきた。また、運動会に向けた取り組みでは、自分たちの表現をつく
ったり、団体競技の練習をすることを通して、目標に向かって、クラス一
丸となり、進んで活動している場面も見られるようになった。しかし、か
かわりの中で自分を出せない子や、反対に、自分を出し過ぎて、うまく協
調できない子もいる。また、比較的男女の仲はよく、休み時間も一緒に遊
んだりしているが、自由に2人組をつくるなどの時は、どうしても男子と
男子、女子と女子となる場合が多い。
〈モノとのかかわり〉
発想が豊かな子どもたちであり、モノと出会った場合に、初めは言われ
たとおりの扱いをするが、次第に他の活用法もあるのでは?と考え、工夫
をし出す。また、何かをする場合、こんなモノを使ってみたらどうかな?、
あんなモノを使ってみたいなと、どんどん広がっていっている。
(安全)
教室でのプロレスや、廊下での追いかけっこ、階段から飛び降りるなど
している場面を見かける。元気がいいのは何よりだが、安全に関する意識
はまだまだである。
基本 -4
(2)教師の願い
(関心・意欲・態度)
(思考)
(技能)
(かかわり)
〈自己とのかかわり〉
楽しく活動するために、自分たちでがんばる意識を持って、進んで力試
しの運動遊びに取り組んでほしい。
楽しく遊ぶために、自分たちで工夫できるようになってほしい。
全身を使って、力いっぱい体を動かして、いろいろな動きを経験してほ
しい。
自分の思いや願いを大切に、自分で判断し、自分で決定して活動してほ
しい。
〈仲間とのかかわり〉
自ら進んで、誰とでも仲よく力試しの運動遊びに取り組んでほしい。
〈モノとのかかわり〉
楽しく遊ぶために、いろいろなモノと出会い、工夫して活用してほしい。
(安全)
けがをせずに、運動遊びに取り組んでほしい。
(3)単元づくりの意図
力試しの運動遊びの楽しさと、学習を創り上げていく喜びを味わうことができる授業づくり
押す、支える、引く、運ぶのそれぞれの動きの中で、子どもたちはそれぞれのペースで自然と楽し
み学習①から、楽しみ学習②へと移行していく。その根底にあるものは、“楽しく活動するために”と
いうことである。基本の動きで力いっぱい楽しむことから始まり、次第に他の友だちとやってみる、
体勢を変えてみる、モノを使ってみる、人数を増やしてみる、ゲーム化してみるなど工夫した活動へ
と広げていく。
楽しみ学習①
楽しみ学習②
遊び方を知って、やってみよう!
工夫して、楽しい遊びをやってみよう!
〈ねらい〉
〈ねらい〉
押す、支える、引く、運ぶの遊び方を知り、
楽しみ学習①での経験をもとに、体勢を変え
力いっぱい遊ぶことができる。
たり、モノを使ったり、人数を増やすなど、遊
びを工夫しながら、楽しく遊ぶことができる。
《手だて》
○子どもたちにわかりやすく、また、後の工
夫につながっていくような基本の動きの提
示。
○力いっぱい活動するための指導・支援。
・学習ボランティアの活用
・動きのポイントの指導。
6.単元目標
(関心・意欲・態度)
《手だて》
○活動を広げるための、支援。
・子どもたちの動きの紹介
○工夫を引き出す、適切な声かけ。
・友だち・体勢・モノ・グループ化
・ゲーム化・物語化
○力いっぱい活動するための指導・支援。
・学習ボランティアの活用
・動きのポイントの指導。
◎誰とでも仲よく、楽しく遊ぶことができるようになる。
○進んで力試しの運動遊びに取り組むことができるようになる。
○きまりを守って、遊ぶことができるようになる。
(思考・判断)
○遊び方を理解することができるようになる。
◎楽しく遊ぶために、遊び方を工夫することができるようになる。
(技能)
○全身を使い、力を出し切って、押す、支える、引く、運ぶなどの運動遊び
をすることを通して、自分の動きを広げることができるようになる。
(安全)
○友だちとかかわり合う中で、自他の安全に注意することができるようにな
る。
基本 -5
7.指導計画(3時間)
時間
1
体をほぐそう。
②本時
体をほぐそう。
3
体をほぐそう。
5分
オリエンテーション
引け引けワールドで遊ぼう。
10分
選んで遊ぼう。
押せ押せワールドで遊ぼう。
∼楽しみ学習①∼
○遊び方を知り、やってみ
よう。
15分
∼楽しみ学習①∼
○遊び方を知り、やってみ
よう。
∼楽しみ学習②∼
○工夫して、楽しい遊びを
やってみよう。
20分
∼楽しみ学習②∼
○工夫して、楽しい遊びを
やってみよう。
運びっこワールドで遊ぼう。
クラスみんなで楽しもう。
支えっこワールドで遊ぼう。
∼楽しみ学習①∼
○遊び方を知り、やってみ
よう。
∼楽しみ学習②∼
みんなの思いを生かして、
クラス遊びをしよう。
30分
∼楽しみ学習①∼
○遊び方を知り、やってみ
よう。
∼楽しみ学習②∼
○工夫して、楽しい遊びを
やってみよう。
35分
∼楽しみ学習②∼
○工夫して、楽しい遊びを
やってみよう。
学習をふりかえろう。
25分
∼楽しみ学習②∼
・押せ押せワールド
・引け引けワールド
・運びっこワールド
・支えっこワールド
40分
学習をふりかえろう。
学習をふりかえろう。
8.評価と評価計画
(1)評価
評価規準
運動への関心・意欲・態度
運動についての思考・判断
運動の技能
①力試しの遊びに進んで取
り組もうとする。
②約束やきまりを守って,
仲よく力試しの遊びをしよ
うとする。
③場の安全を確かめようと
する。
①いろいろな力試しの遊び
方を知っている。
②いろいろな力試しの遊び
方を工夫している。
①人やものを手や体で力
いっぱい,押したり引い
たりすることができる。
②手で体を支えたり,人
を運んだりすることがで
きる。
基本 -6
(2)評価の視点と評価計画
観
時間
1
点
楽しみ
学習①
評価の視点
②本時
楽しみ
学習②
①いろいろな友だちと、楽
関
しく遊ぶことができてい
心
るか。
・
意 ②仲よく、協力して活動で
欲
きているか。
・
態
度 ③きまりを守ってあそぶこ
とができているか。
①遊び方を理解できている
思
か。
考
・
判 ②遊び方を工夫できている
断
か。
技 ①全身を使って、力を出し
能
切って遊べているか。
9.本時のねらい
(関心・意欲・態度)
楽しみ
学習①
3
楽しみ
学習②
選んで
遊ぼう
◎
◎
◎
みんなで
遊ぼう
○
○
○
○
○
◎
○
◎
◎
○
○きまりを守って遊ぶことができるようになる。
◎いろいろな友だちと、楽しく遊ぶことができるようになる。
(思考・判断)
○遊び方を理解することできるようになる。
◎遊び方を工夫することができるようになる。
(技能)
○全身を使って、力を出し切って遊ぶことができるようになる。
10.本時の展開(2/3時)
○活動内容
●指導・支援
声かけ
○体をほぐす。
・忍たまストレッチ
☆評価の視点
◎用具
◎CD(勇気100%)、CDデッキ
5分
引け引けワールドで遊ぼう。
○遊び方を知って、やってみる。
(提示)・握手引きずもう
●後の活動に発展するような、基本の動き
を提示する。
※お互いに引っ張り合う運動。
(ポイント…①グーっと引く。
②足をくっつけてみると、よ
り力を入れられる。
)
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
基本 -7
●安全に関するきまり確認をする。
(絶対に手を離さないこと)
●うまく力を出せない子、活動の仕方がわか
らない子への声かけ。
体勢をかえてみたら?
☆きまりを守って遊べているか。
(関・意・態)
☆力を出し切って遊べているか。 (技)
ロープを使ってみたら?
棒を使ってみたら?
人 数 を 増 や し て みた ら ?
○工夫して、楽しい遊びをやってみる。
(予想される活動)
・両手引きずもう
・棒引き
・ロープ引き
・2人対2人
・4人で
●子どもの工夫した活動を知らせる。
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢 ・モノ ・人数 ・ゲーム化 ・物語化
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
◎棒、ロープ
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。
(思・判)
20 分
運びっこワールドで遊ぼう。
○遊び方を知って、やってみる。
(提示)・手持ち引っぱり運び
基本 -8
●後の活動に発展するような、基本の動き
を提示する。
※友だちを運ぶ・移動させる。
(ポイント…運ばれる人は
①仰向けに寝る。
②足を上げると相手が運びや
すい。逆に踏ん張ると運び
にくくなる。)
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
●うまく力を出せない子、活動の仕方がわか
らない子への声かけ。
体勢をかえてみよう!
☆遊び方を理解できているか。(思・判)
☆力を出し切って遊べているか。(技)
モノを使ってみよう!
持ち上げて運べないかな?
人 数 を 増 や し て み よ う!
ゲ ー ム に で き な い かな ?
学区探検しようよ!
○工夫して、楽しい遊びをやってみる。
(予想される活動)
・足持ち引っぱり運び
・マットに乗せて引き運ぶ
・
フラフープを使って引き運ぶ
・おんぶ
・おみこしワッショイ
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢・モノ・人数・ゲーム化・物語化
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
◎マット、フラフープ、棒、ロープ、跳び箱
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。(思・判)
35 分
○学習をふりかえる。
・工夫した活動の発表
・カードの記入
●時間を見て、みんなで簡単にやってみる。
●カードに記入できない子への声かけ。
基本 -9
11.学習資料
(1)学習カード
基本 -10
(2)授業の展開(全時間分)
∼1/3時間∼
○活動内容
●指導・支援
☆評価の視点
◎用具
○体をほぐす。
・忍たまストレッチ
◎CD(勇気100%)、CDデッキ
○オリエンテーション
・単元のねらい
・学習の進め方
●ねらいを知らせることで、子どもたちの
活動の目的を明確にする。
5分
10 分
押せ押せワールドで遊ぼう。
○遊び方を知って、やってみる。
(提示)・すもう
●後の活動に発展するような、基本の動き
を提示する。
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
☆遊び方を理解できているか。(思・判)
☆力を出し切って遊べているか。(技)
○工夫して、
楽しい遊びをやってみる。
(予想される活動)
・ケンケンずもう ・尻ずもう
・協力押しずもう・ブロック押し
●子どもの工夫した活動を知らせる。
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢・モノ・人数・ゲーム化・物語化
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。(思・判)
25 分
支えっこワールドで遊ぼう。
○遊び方を知って、やってみる。
(提示)・地球押し(腕立て)
●後の活動に発展するような、基本の動き
を提示する。
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
☆遊び方を理解できているか。(思・判)
☆力を出し切って遊べているか。(技)
○工夫して、楽しい遊びを
やってみる。
(予想される活動)
・手押し車 ・スーパーカー
・ピラミッド・ゲーム化(じゃんけん、競争、おにごっこ)
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢・モノ・人数・ゲーム化・物語化
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。(思・判)
40 分
○学習をふりかえる。
・工夫した活動の発表
・カードの記入
●時間を見て、みんなで簡単にやってみる。
●カードに記入できない子への声かけ。
基本 -11
∼2/3時間(本時)∼
○活動内容
●指導・支援
☆評価の視点
◎用具
○体をほぐす。
・忍たまストレッチ
◎CD(勇気100%)、CDデッキ
5分
引け引けワールドで遊ぼう。
○遊び方を知って、やってみる。
(提示)・握手引きずもう
○工夫して、楽しい遊びを
やってみる。
(予想される活動)
・両手引きずもう・棒引き
・ロープ引き
・2人対2人で
●後の活動に発展するような、基本の動き
を提示する。
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
●安全に対する確認をする。
(絶対に手を離さないこと)
☆きまりを守って遊べているか。
(関・意・態)
☆力を出し切って遊べているか。
( 技)
・4人で
●子どもの工夫した活動を知らせる。
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢・モノ・人数・ゲーム化・物語化
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
◎棒、ロープ
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。(思・判)
20 分
運びっこワールドで遊ぼう。
○遊び方を知って、やってみる。
(提示)・足持ち引っぱり運び
●後の活動に発展するような、基本の動き
を提示する。
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
☆遊び方を理解できているか。(思・判)
☆力を出し切って遊べているか。(技)
○工夫して、楽しい遊びをやってみる。
(予想される活動)
・手持ち引っぱり運び・ジェットスキー
・棒を使って引き運ぶ・おみこしワッショイ
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢・モノ・人数・ゲーム化・物語化
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
◎マット、フラフープ、棒、ロープ
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。(思・判)
35 分
○学習をふりかえる。
・工夫した活動の発表
・カードの記入
●時間を見て、みんなで簡単にやってみる。
●カードに記入できない子への声かけ。
基本 -12
∼3/3時間∼
活動内容
●指導・支援
☆評価の視点
◎用具
○体をほぐす。
・忍たまストレッチ
◎CD(勇気100%)、CDデッキ
5分
選んで遊ぼう。
自分で場を選び、いろいろな友だちと、工夫して楽しく遊ぶ。
押せ押せワールド
支えっこワールド
引け引けワールド
運びっこワールド
●工夫のしかたを知らせる。
・体勢・モノ・人数・ゲーム化
●場所を選べない子、友だち、遊
びを見つけられない子の声か
け。
◎棒、ロープ、マット
フラフープ、
ブロック
☆いろいろな友だちと、楽
しく遊ぶことができてい
るか。
(関・意・態)
☆遊び方を工夫することが
できているか。(思・判)
20 分
クラスみんなで遊ぼう。
(予想される内容)
宝取りゲーム
①活動の内容を知る。
●2時間目までの学習カードを参考にして、
遊び、内容を提示する。
●提示する際に、実際に見本を見せ、子ど
もがイメージしやすくする。
◎宝、とびばこ、マット、ビニールテープ
フラフープ
②活動をする。
③よりよくするために話し合う。
④活動をする。
☆仲よく、協力して活動できているか。
(関・意・態)
☆遊び方を理解できているか。 (思・判)
40 分
○学習をふりかえる。
・工夫した活動の発表
・カードの記入
●時間を見て、みんなで簡単にやってみる。
●カードに記入できない子への声かけ。
基本 -13
体育科学習活動プラン
指導者
1.日時
平成15年12月15日(月)第2校時
17日(水)第2校時
19日(金)第2校時
2.学年・組
第2学年2組(36名)
3.場所
相模原市立小学校体育館
4.単元名
力いっぱい、楽しさいっぱい
5.単元について
(1)児童の実態
(関心・意欲・態度)
【基本の運動…力試しの運動遊び】
体育に対して積極的な児童が多く、進んで活動している。その反
面 、「 疲 れ る か ら 」「 痛 い か ら 」「 苦 手 だ か ら 」 と い っ た 理 由 で 楽 し
めず、運動することを躊躇してしまう児童も数名いるが、そういっ
た児童も体育は好きなようである。
(思考)
体育の授業では、学習が進む中で、自分たちがどんな活動をする
のか、次に何をしたらいいか、授業の流れをつかむことができる。
また、あたえられた活動に精一杯取り組むことができる。しかし、
先生の指示で運動をすることに満足し、自分たちで工夫して活動し
ていくことは苦手である。
(技能)
全体として自分の体を思い切り動かして遊んだ経験が少なく、腕
や腰で体のバランスを保ったり、自分の力を出し切って運動できて
いない子が多い。2年生になってまっすぐ走ることができるように
なってきた子も数名いる。反面、休み時間や放課後に思い切り体を
動かして遊んだり、水泳やサッカーなどのスポーツに入っている子
は体の使い方が上手で、逆さ感覚なども身に付いている。
(かかわり)
〈自己とのかかわり〉
教師や大人の言うことをよく聞き、きまりをしっかり守ろうとす
る意識を持っている児童が多い反面、自分の気持ちを表現したり、
自分で考えて行動することまではまだできない子が多い。
〈仲間とのかかわり〉
生活科でお互いに表彰しあったり、教科や行事でグループでの活
動をする中で、相談しあって学習していったり、お互いの考えを認
め合ったりすることができるようになってきている。しかし中には
自己主張が強すぎてトラブルを起こしてしまったり、進んで自分の
思いを表現できず、かかわりの中で自分を出せない子もいる。
〈モノとのかかわり〉
好奇心が強く、初めて見るモノには強く興味を示し、使用したが
る。多くの子どもたちは新しいモノと出会った場合、言われたとお
りの扱い方で満足することが多いが、もっとおもしろい使い方を、
もっと人と違う使い方をと考えていく児童が数名いる。
(安全)
比較的きまりを守って安全に生活、活動する子どもたちが多いが
廊下を全速力で走ったり、教室でボールを使ってしまったりと、安
全に対する意識の低い児童もいる。
基本 - 14
(2)教師の願い
(関心・意欲・態度)
(思考)
(技能)
(かかわり)
〈自己とのかかわり〉
自分たちから積極的に力試しの運動遊びに取り組み、多くの友だ
ちとかかわって楽しく活動して欲しい。
力試しの運動遊びをより楽しむための方法を、自分たちで考え出
して欲しい。
全身を使って、多様な動きを経験して欲しい。
自分の思い・願いを表現し、楽しく活動するために力を発揮して
欲しい。
〈仲間とのかかわり〉
誰とでも仲よく活動して欲しい。
〈モノとのかかわり〉
いろいろなモノを使い、楽しく活動して欲しい。
(安全)
けがをせずに、力試しの運動遊びに取り組んで欲しい。
(3)単元づくりの意図
力試しの運動遊びの楽しさと、学習を創り上げていく喜びを味わうことができる授業づくり
押す、支える、引く、運ぶのそれぞれの動きの中で、子どもたちはそれぞれのペースで自然
と 楽 し み 学 習 ① か ら 楽 し み 学 習 ② へ と 移 行 し て い く こ と が 多 い 。 そ れ は 、「 よ り 楽 し く 活 動 し
たい」という子どもたちの気持ちのあらわれである。本単元では子どもたちの「楽しく活動し
たい」という気持ちを生かし、基本の動きで力いっぱい楽しむことから始まり、次第に他の友
だちとやってみる、体勢を変える、モノを使う、人数を増やしてみる、競争してみるなど工夫
した活動へと広げていく。
楽しみ学習①
遊び方を知ってやってみよう!
〈ねらい〉
押す 、支える 、引く 、運ぶの遊び方を知り 、
力いっぱい遊ぶことができる。
《手だて》
○子どもたちにわかりやすく、また後の工
夫につながっていくような基本の動きの
提示。
○力いっぱい活動するための指導・支援。
・2人の指導者による積極的な声かけと
活動への参加。
・動きのポイントの指導。
楽しみ学習②
工夫して楽しい遊びをやってみよう!
〈ねらい〉
楽しみ学習①での経験をもとに、体勢を変え
たり、モノを使ったり、人数を増やしたり、
遊び方を工夫しながら、楽しく遊ぶことがで
きる。
《手だて》
○活動を広げるための支援。
・子どもたちが工夫した動き、新しい遊び方
の紹介。
○子どもたちがより楽しめるような適切な声
かけ。
○力いっぱい活動するための指導・支援。
・動きのポイントの指導。
基本 - 15
6,単元目標
(関心・意欲・態度)◎誰とでも仲良く楽しく遊ぶことができるようになる。
○進んで力試しの運動遊びに取り組むことができるようになる。
○きまりを守って遊ぶことができるようになる。
(思考・判断)
○遊び方を理解することができるようになる。
◎楽しく遊ぶために、遊び方を工夫することができるようになる。
(技能)
○全身を使い、力を出して、引く、運ぶなどの運動遊びをすることによ
り、自分の動きを広げることができるようになる。
(安全)
○友だちと関わり合う中で、自他の安全に注意することができるように
なる。
★指導計画(3時間)
時間
1
2
3
体操して体をほぐそう。 体操して体をほぐそう。 体操して体をほぐそう。
5分
オリエンテーション
体ほぐしゲーム
体ほぐしゲーム
引 け 引 け ワー ル ド で遊 ぼ
う!
○ 遊 び 方 を知 り 、 やっ て
みよう。
運 び っ こ ワ ール ドで 遊 ぼ
う!
○ 遊 び 方 を 知り 、や っ て
みよう。
クラスみんなで楽しも
う!
○みんなの思いをいかし
て 、クラス遊びをしよう 。
15分
○ い ろ い ろな 人 と 楽し ん ○ い ろ い ろ な人 と楽 し ん
でみよう。
でみよう。
○ 遊 び 方 を工 夫 し てみ よ ○ 遊 び 方 を 工夫 して み よ
う。
う。
35分
学習をふりかえろう。
学習をふりかえろう。
学習をふりかえろう。
★評価
運 動 へ の 関 心・ 意 欲・ 態 運 動 に つ い て の思 考・ 判 運動の技能
度
断
評価基準
① 力 試 し の 運動 遊 びに 進
んで取り組もうとする。
②約束やきまりを守っ
て 、 仲 良 く 力試 し の運 動
遊びをしようとする。
③ 場 の 安 全 を確 か めよ う
とする。
① い ろ い ろ な 力試 しの 遊
び方を知っている。
② い ろ い ろ な 力試 しの 遊
び方を工夫している。
基本 - 16
① 人 や も の を 手や 体 で力
い っ ぱ い 引 く こと が でき
る。
② 手 で 人 を 運 んだ り する
ことができる。
★展開
1時間目
○活動内容
○体をほぐす
●指導・支援
◇声かけ
☆評価の視点
◎用具
◎CD、CDデッキ
5分
○単元について知る。
○仲間つくりゲームをする。
・タンバリンの数だけ仲間をつ
って座る。
15分
●力試しの運動遊びについて簡単に説明する。
ポイント…①力いっぱい体を動かす。
②いろいろな人と楽しんでみる。
③きまりを守る。
●仲間つくりゲームの説明をする。
●最後は2人で仲間になったら終了。
引け引けワールドで遊ぼう
○遊び方を知ってやってみる。
〈提示〉握手引きずもう
●後の活動に発展できるような基本の動きを
提示する 。(お互いに引っ張り合う運動)
●提示する際に実際に見本を見せて子どもが
◇体勢を変えてみたら?
イメージしやすくする。
●うまく力の出せない子、活動の仕方がわか
◇ひもを使ってもおもしろいよ!
らない子への声かけ。
●安全に対するきまり。
◇他の人ともやってみよう!
(絶対に手は離さないこと)
☆きまりを守って遊べているか。
◇棒を使ってみたら?
(関・意・態)
☆力を出し切って遊べているか 。(技)
○工夫して楽しい遊びをやってみ
る。
(予想される活動)
・両手引きずもう
●子どもの工夫した活動をしらせる。
・棒引き
●工夫の仕方を知らせる 。
( 体勢・もの・仲間 )
・2人対2人
●仲間を見 つけられな い子、遊びを工夫できな
・綱引き
い子への声かけ。
・フラフープ引き
◎フラフープ、なわ、棒
☆いろいろな友だちと、楽しく活動できているか 。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか 。(思・判)
35分
○学習をふりかえる。
・楽しかった活動の発表
・カードの記入
●時間を見て実際にやってみる。
基本 - 17
2時間目
○活動内容
○体をほぐす
●指導・支援
◇声かけ
☆評価の視点
◎用具
◎CD、CDデッキ
5分
○今日の活動内容を知る。
●今日も力 試しの運動 遊びを楽しむことを伝え
る。
○犬と犬小屋ゲームをする。
●犬と犬小屋ゲームの説明をする。
●心と体がほぐれたら 、3人組で座って終わり 。
15分
運びっこワールドで遊ぼう
○遊び方を知ってやってみる。
〈提示〉手持ち引っ張り運び
◇体勢をかえてみよう!
◇ものをつかってみよう!
◇持ち上げて運べるかな?
◇みんなでやったらどうかな?
◇競争も楽しいよ!
●後の活動 に発展でき るような基本の動きを提
示する 。(友達を運ぶ・移動させる運動)
ポイント…①足をあげると運びやすい。
②仰向けに寝ると運びやすい。
③踏ん張ると運びにくい。
●提示する 際に実際に 見本を見せて子どもがイ
メージしやすくする。
●うまく力 の出せない 子、活動の仕方がわから
ない子への声かけ。
☆遊び方を理解できているか 。(思・判)
☆力を出し切って運べているか 。(技)
○工夫して楽しい遊びをやってみ
る。
(予想される活動)
・足持ちひっぱり運び
・フラフープ引っ張り運び
・おんぶ
・おみこし
・4人でひとりを持ち上げて
・マットに乗せて
●子どもの工夫した活動をしらせ
る。
● 工 夫 の 仕 方 を 知 ら せ る 。( 体 勢
・もの・仲間・人数・ゲーム化)
●仲間を見つけられない子、遊び
35分 を工夫できない子への声かけ。
◎マット、フラフープ、棒、ロープ
☆いろいろな友だちと楽しく活動できているか 。(関・意・態)
☆遊び方を工夫することができているか。 (思・判)
○学習をふりかえる。
・楽しかった活動の発表。
・カードの記入。
●時間を見て実際にやってみる。
基本 - 18
第3時
○活動内容
○体をほぐす
●指導・支援
◇声かけ
☆評価の視点
◎用具
◎CD、CDデッキ
5分
○今日の活動内容を知る。
●今日も力 試しの運動 遊びを楽しむことを伝え
る。
○クラスジャンケン合戦をする。
●ルールの説明をする。
●ほぐれたら集まって座る。
15分
クラスみんなで楽しもう!
○みんなでしたい遊びを考える。
(予想される活動)
・マットに乗せて運び競争
・クラスみんなで綱引き
・全員で先生を引っ張って運ぶ
・おみこし競争
・おんぶ帽子取り合戦
35分
●2チーム に分かれる 場合、教師2人がそれぞ
れにアドバイスする。
●出てきた遊びをどんどんやってみる。
●遊びをゲ ーム化した り全体でのルールについ
ては教師が主導で話し合い、活動の時間
を確保する。
● 安 全 の 確 認 を す る 。( 遊 び に よ っ て )
●仲間に入 れない子、 力を出し切れない子への
声かけ。
◎マット、なわ、棒、フラフープ
☆安全に注意して楽しんでいるか 。(関・意・態)
☆いろいろな友だちと、仲良く楽しく活動できているか 。(関・意・態)
☆力いっぱい遊べているか 。(技)
○学習をふりかえる。
・楽しかった活動の発表。
・カードの記入。
基本 - 19
パワーワールドふりかえりカード①
なまえ
☆今日のかつどうをふりかえろう!
◎バッチリ♪
○まあまあ!
△つぎはがんばるよ∼( ^_^ ) v
ひけひけワールド!
たのしくかつどうした
おもいっきりからだをうごかした
たくさんのともだちとかつどうした
くふうしてかつどうできた
パワーワールドふりかえりカード②
なまえ
☆今日のかつどうをふりかえろう!
◎バッチリ♪
○まあまあ!
△つぎはがんばるよ∼( ^_^ ) v
はこびっこワールド!
たのしくかつどうした
おもいっきりからだをうごかした
たくさんのともだちとかつどうした
くふうしてかつどうできた
パワーワールドふりかえりカード③
なまえ
☆今日のかつどうをふりかえろう!
◎バッチリ♪
○まあまあ!
△つぎはがんばるよ∼( ^_^ ) v
みんなでたのしもう!
たのしくかつどうした
おもいっきりからだをうごかした
たくさんのともだちとかつどうした
くふうしてかつどうできた
基本 - 20
体育科学習活動プラン
指導者
1.日時
平成16年1月20日(火)第4校時
平成16年1月21日(水)第2校時
平成16年1月22日(木)第3校時
2.学年・組
第2学年1組(33名)
3.場所
相模原市立小学校体育館
4.単元名
力いっぱい、楽しさいっぱい
相模原市立小学校
【基本の運動…力試しの運動遊び】
5.単元目標
(関心・意欲・態度)◎誰とでも仲良く楽しく遊ぶことができるようになる。
○進んで力試しの運動遊びに取り組むことができるようになる。
○きまりを守って遊ぶことができるようになる。
(思考・判断)
○遊び方を理解することができるようになる。
◎楽しく遊ぶために、遊び方を工夫することができるようになる。
(技能)
○全身を使い、力を出して、引く、運ぶなどの運動遊びをすること
により、自分の動きを広げることができるようになる。
(安全)
○友だちとかかわり合う中で、自他の安全に注意することができる
ようになる。
6.指導計画(3時間)
時間
1
2
3
体操して体をほぐそう。 体操して体をほぐそう。 体操して体をほぐそう。
5分
オリエンテーション
体ほぐしゲーム
体ほぐしゲーム
押せ押せワールドで遊ぼ
う!
○遊び方を知り、やって
みよう。
支えっこワールドで遊ぼ
う!
○遊び方を知り、やって
みよう。
クラスみんなで楽しも
う!
○みんなの思いをいかし
て 、ク ラ ス 遊 び を し よ う 。
15分
○いろいろな人と楽しん ○いろいろな人と楽しん
でみよう。
でみよう
○遊び方を工夫してみよ ○遊び方を工夫してみよ
う。
う。
35分
学習をふりかえろう
学習をふりかえろう
基本- 21
学習をふりかえろう
7.評価
運動への関心・意欲・ 運動についての思考・判 運動の技能
態度
断
評価基準
①力試しの運動遊びに
進んで取り組もうとす
る。
②約束やきまりを守っ
て、仲良く力試しの運
動遊びをしようとす
る。
③場の安全を確かめよ
うとする。
①いろいろな力試しの遊
び方を知っている。
②いろいろな力試しの遊
び方を工夫している。
①人やものを手や体で力
いっぱい引くことができ
る。
②手で人を支えたり、運
んだりすることができ
る。
8.展開
1時間目
○活動内容
○体をほぐす
●指導・支援
◇声かけ
☆評価の視点
◎用具
◎CD、CDデッキ
5分
○単元について知る。
●力試しの運動遊びについて簡単に説明する
ポイント…①力いっぱい体を動かす。
②いろいろな人と楽しんでみる
③きまりを守る。
●仲間つくりゲームの説明をする。
○仲間つくりゲームをする。
・タンバリンの数だけ仲間を
●最後は2人で仲間になったら終了。
つくって座る。
15分
押せ押せワールドで遊ぼう
●後の活動に発展できるような基本の動きを
○遊び方を知ってやってみる。
提 示 す る ( お 互 い に 押 し 合 う 運 動 )。
〈提示〉押しずもう ●提示する際に実際に見本を見せて子どもが
イメージしやすくする。
◇体勢を変えてみたら?
●うまく力の出せない子、活動の仕方がわか
らない子への声かけ。
◇他の人ともやってみよう!
●安全に対するきまり。
◇ものを使ってみたら?
☆遊び方を理解できているか。
(関・意・態)
☆ 力 を 出 し 切 っ て 遊 べ て い る か 。( 技 )
◇大勢でやってみたら?
○工夫して楽しい遊びをやってみる。
(予想される活動)
・ケンケンずもう
・尻ずもう
・協力押しずもう
・ブロック押し 等
●子どもの工夫した活動を知らせる。
● 工 夫 の 仕 方 を 知 ら せ る ( 体 勢 ・ モ ノ ・ 人 数 ・ ゲ ー ム 化 ・ 物 語 化 )。
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
基本 - 22
◎ブロック、ボール、棒、跳び箱
☆ い ろ い ろ な 友 だ ち と 、 楽 し く 活 動 で き て い る か 。( 関 ・ 意 ・ 態 )
☆ 遊 び 方 を 工 夫 す る こ と が で き て い る か 。( 思 ・ 判 )
35分
○学習をふりかえる。
・楽しかった活動の発表。
・カードの記入。
●時間を見て実際にやってみる。
●カードに記入できない子への声かけ。
2時間目
○活動内容
○体をほぐす
●指導・支援
◇声かけ
☆評価の視点
◎用具
◎CD、CDデッキ
5分
○今日の活動内容を知る。
●今日も力試しの運動遊びを楽しむことを伝
える。
○ラインかけ足ゲームをする。
●ラインかけ足ゲームの説明をする。
●心と体がほぐれたら座って終わり。
15分
支えっこワールドで遊ぼう
○遊び方を知ってやってみる。
〈提示〉地球押し(腕立て)
◇友だちとやってみたらどうか
な?
◇ゲームにできないかな?
◇競争も楽しいよ!
●後の活動に発展できるような基本の動きを
提 示 す る ( 自 分 の 体 を 腕 で 支 え る )。
●提示する際に実際に見本を見せて子どもが
イメージしやすくする。
●うまく力の出せない子、活動の仕方がわか
らない子への声かけ。
☆ 遊 び 方 を 理 解 で き て い る か 。( 思 ・ 判 )
☆ 力 を 出 し 切 っ て 運 べ て い る か 。( 技 )
○工夫して楽しい遊びをやってみる。
(予想される活動)
・手押し車
・スーパーカー
・ピラミッド
・ゲーム化(じゃんけん、競争、おにごっこ
等)
●子どもの工夫した活動をしらせる。
● 工 夫 の 仕 方 を 知 ら せ る ( 体 勢 ・ も の ・ 仲 間 ・ 人 数 ・ ゲ ー ム 化 )。
●仲間を見つけられない子、遊びを工夫できない子への声かけ。
☆ い ろ い ろ な 友 だ ち と 楽 し く 活 動 で き て い る か 。( 関 ・ 意 ・ 態 )
☆ 遊 び 方 を 工 夫 す る こ と が で き て い る か 。( 思 ・ 判 )
35分
○学習をふりかえる。
・楽しかった活動の発表。
・カードの記入。
・次時の活動を考える。
●時間を見て実際にやってみる。
●カードに記入できない子への声かけ。
●子どもの思いを引き出す声かけ。
(楽しかったこと、やってみたいこと)
基本 - 23
3時間目
○活動内容
○体をほぐす
●指導・支援
◇声かけ
☆評価の視点
◎用具
◎CD、CDデッキ
5分
○今日の活動内容を知る。
●今日も力試しの運動遊びを楽しむことを伝
える。
○クラスジャンケン合戦をする。 ●ルールの説明をする。
●ほぐれたら集まって座る。
15分
クラスみんなで楽しもう!
○みんなでしたい遊びを考える。
(予想される活動)
・グループ対抗押しずもう大会
・グループ対抗ブロック押し合
戦
・おしくらまんじゅう
・支えっこリレー
・支えっこおに 等
●子どもの願いから遊びを組み立てる。
●出てきた遊びをどんどんやってみる。
● 安 全 の 確 認 を す る ( 遊 び に よ っ て )。
●仲間に入れない子、力を出し切れない子へ
の声かけ。
◎ブロック、棒、跳び箱など
☆安全に注意して楽しんでいるか。
(関・意・態)
☆いろいろな友だちと、仲良く楽しく活動で
き て い る か 。( 関 ・ 意 ・ 態 )
☆ 力 い っ ぱ い 遊 べ て い る か 。( 技 )
35分
○学習をふりかえる。
・楽しかった活動の発表。
・カードの記入。
基本 - 24
○第1時は「あくしゅ引き相撲」>棒引きや工夫した引っ張り方>人数の多い遊び(レー
ス や 綱 引 き ) と 運 動 が か わ っ て い っ た 。( 引 っ 張 っ て る 中 で や は り 運 ぶ レ ー ス が 始 ま っ て
はいた)子どもたちを集めて一斉指導したのは始めのみ。
指導者2人で声かけをして行く中で人数の多い、みんなと関わる遊びにかわっていった。
途中で切れることなく、思う存分「引っ張る」運動を楽しめたように思う。ただ、レース
や綱引きなどは長くは続かず、思い思いに引っ張って楽しむのが子どもたちにとって一番
自然に楽しめる姿だったように思う。
○第2時は「引っ張り運ぶ」>「持ち上げて運ぶ」>持ち上げて運ぶというように運動が
自然に流れていった。子どもたちには持ち上げて運ぶという感覚を持っていないため、何
人 か の 児 童 に 声 か け を し 、「 お み こ し 」 や 「 マ ッ ト 運 び 」 等 に 子 ど も た ち の 目 を 向 け さ せ
た。特に「マット運び」では小さい子>大きい子>担任>指導者と乗せて運ぶ人間を子ど
も た ち が 替 え て い き 、 そ の 中 で 「 も う ち ょ っ と 人 が 多 い 方 が 良 い よ 」「 先 生 も 手 伝 っ て 」
と人数を自分たちで増やしていった。
授業の最後には、次にどんなことがしたいかを聞き、みんなで楽しむことを伝えた。
○ 第 3 時 は 児 童 に 聞 い た と こ ろ す ぐ に や り た い と 声 の あ が っ た 「 お さ る の か ご や 」「 マ ッ
ト運び」のレースをした。児童からはみんなで楽しむ案までは考えさせず、やりたいこと
を聞いて指導者がゲーム化した。レースをする中で「軽い人を乗せよう」とか「順番を変
えよう」とか「持ち方を変えよう」といった、ゲームに対する工夫が出ていた。
基本 - 25
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