...

スライド 1 - 国立病院機構

by user

on
Category: Documents
38

views

Report

Comments

Transcript

スライド 1 - 国立病院機構
小児看護専門看護師の活動
恒川 静
後藤保子 米光和子 大広房子
小児病棟
当院には、喘息や肥満で入院しながら、
病院に隣接する病弱養護学校に通っている
長期入院児と喘息発作、肺炎、胃腸炎、脱水
症など急性疾患で入院している0~15才ま
での小児がいます。
小児看護専門看護師の役割
1)喘息指導
最近入院が必要な喘息発作は、乳幼児に多く
見られます。発作で入院した児のご家族は、
発作に対しての不安がいっぱいです。発作が
少し改善してホッとしたご家族へ、発作の見
分け方、対応の仕方、吸入の仕方、薬の飲み
方、環境整備の仕方、日常生活などをパンフ
レットを用いて喘息の指導を行います。
小児看護専門看護師の役割
2)肥満児の指導
夏休みに教育入院を行っています。この入
院では日常生活指導を行っています。また
学期毎に参加した子供のフォローを行って
います。コミュニケーションを大事にしなが
ら、長く続けられる指導を心がけています。
小児看護専門看護師の役割
3)スタッフへの指導
長期入院の子供たちは、単に病状が重症で入院
が長引いている児ばかりでなく、いろいろな心の
問題を抱えて、学校へ行けない児もいます。この
ような児には単に医療的ケアばかりでなく、子供
たちの心の問題の解決を援助していく必要があ
ります。子供をはぐくみ育て、退院後に大きな社
会に進んでいけるような療育もしていかなければ
なりません。子供たちの訴えの聴き方、抱える問
題の見つけ方、その対応の仕方などスタッフへ
指導しています。
活動内容
1.子どもと家族への支援
小児喘息、肥満などの疾患と治療について、十分
理解し、納得し安心して療養生活を送ることができ
る事を目標にしています。そこで、子どもの意志を
尊重し、子ども自身の力を引き出させるように関わ
ります。また、育児や療養生活に関する不安や悩
みについて、家族からの相談を受け、個々の家族
にあった生活の支援をします。
活動内容
2.医療スタッフへの支援
子どもの、成長発達を促す関わりが必
要となるため、子どもや家族に関わる
中で、難しさや戸惑いがあるスタッフに
対して相談を受け、必要なケアが円滑
に行われるように調整します。
活動内容
3.養護学校との連携
疾患の重症度にかかわらず精神的な理由で入院を
している児に対して、円滑に通学できるように支援す
るための情報交換を行います。
4.教育活動
子どもと家族へのケアに必要な専門的知識・技術
の向上を図るため、勉強会や研修を通じてスタッフ
に対する教育を行います。
5.研究活動
小児気管支喘息の看護をより発展していくための
研究を行います。
実際の活動
肥満患児のフードモデル
による栄養指導
喘息患児へPFRの吹き方
の指導
長期入院患児との関わり
入院時のオリエンテーション、病棟のきまり、日課や
規則正し生活、特に起床時間を守ること説明します。
コミニュケーション深め、入院生活の目的を明らかに
します。
患児間のトラブルへの対処は個別に話を良く聞き問
題を解決できる糸口を考えられるよう、働きかけます。
長期外泊(夏休みと冬休み)前の服薬、発作の対応、
生活についての指導をします。
行事参加
海浜合宿
耐寒訓練
卒業式
入学式
お楽しみ会
家族支援
体験入院前の病棟見学時の長期入院がイ
メージできるオリエンテーションと生活につい
ての説明をし、実際に入院生活が出来るか
判断する情報を提供をしています。
長期入院後、出来るだけ声をかけ信頼関係
をはかり、児が頑張っている様子や生活につ
いて話します。
長期外泊(夏休みと冬休み)前の家族懇談会
に参加し生活について説明します。
Ⅶ 地域社会への関わり
病院機構主催合同就職説明会において看護
体験コーナーに参加しました。
日時と会場 6月24日 新宿
7月9日 大宮
内容 生活習慣病、肥満児の長期入院療法
について(献立作りの実際)
Ⅷ 地域社会への関わり
佐倉市教育委員会主催栄養士、養護教諭
対象研修会で高度肥満の体験入院と施設
療法の紹介をしました。
内容
生活習慣病、肥満児の長期入院療法に
ついて
「長期入院療法で行動修正を実現しよう」
日時・場所 8月3日 佐倉市
小児の散薬の服用について
小児の場合、一番良く処方されるのが散
剤です。どうやって飲ませて良いか解らな
いと言う保護者の方が多い傾向にありま
す。
患児にとって大事な薬なので私達看護師
は一番良い方法を保護者と一緒に考え指
導していくことが大事です。
1 用法の確認
一日3回食後?
ミルク飲んでいるけど?
寝ていて起きないけど?
頓服の場合は?
2 服用の方法
1)乳幼児(出生から1歳まで)
食事リズム保護者に確認します。
2)幼児期(1歳から6歳まで)
味・におい・舌触の感覚が発達します。
3)学童期
理解力があります。
3 のませ方 1)乳児編
① 小さな容器の中に粉薬をあけ、数滴の水
を加えて、ペースト状に練ります。
②手をきれいに洗って、練った薬を指先
つけ、お子様の口の中に塗りつけます。
③最後に水を含ませて薬を飲み込むように
し
て下さい。
3 のませ方 2)幼児編
① 粉薬に水を、ごく少量加えて溶かして飲ませ
て
下さい。お子様が一口で飲める量が目安で
す。
②薬を飲んだあと口の中に薬が残らないよ
うに、水などを飲ませて下さい。
*水の代わりにジュスー、アイス、ゼリー、
ジャム、コンデンスミルクなどを使う場合も
あります。
3 のませ方 3)小児編
オブラートを使った飲み方
① オブラートを四つ折りにして、袋の部分に粉
薬
を入れねじって、薬を閉じこめます。
②茶碗に水を入れて用意し、薬を包んだオブラート
を水
につけ、飲んで下さい。水に濡らすことでオ
ブラート
が口に貼り付かずに飲むことが出来ます。
③水につけた後は破れやすいため、すぐに飲ん
シロップ剤の服用について
„
„
用法の確認をする
用量の確認をする
服用の方法
1)1回量を正確に量る
2)用時振とう薬剤
振ってから飲ませる薬は飲ませる前に振
る。
3)雑菌の混入などに注意
手洗いなど十分におこなう
4)保管に注意
冷蔵庫での保管が必要な場合など注意
実際の内服方法
水剤ビンを軽く振ります。
正確に1回量を量ります。
量った薬はすべて飲みます。
使用したスポイトや計量カップはきれいに
洗って乾かします。
冷蔵庫で保管します。
Fly UP