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第3回恐竜のヒミツを探ろう

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第3回恐竜のヒミツを探ろう
平成 25 年度活動報告
第 3 回サヒメル科学探険隊「恐竜のヒミツを探ろう」
2013 年 9 月 20 日
活動内容(ないよう) 午前中はワークシートを使って、恐竜ってどんな生き物なのか、展示してい
る恐竜を見ながら考えて発表しました。その後は今回 のメインである、世界最大とされる恐竜、
アルゼンチノサウルスの大きさを展示している背骨や他の恐竜、図鑑などを使って、班ごとにア
ルゼンチノサウルスの 頭、足跡、太ももの骨の大きさの推定の方法を検討し、計算して、絵を描
いて発表しました。
活動内容
10:00~10:10 今日の活動の紹介
第3回の活動、「恐竜のヒミツを探ろう」の開始です。第2回の活動で課題の出ていた天体観察
のレポートを矢田天文隊長に提出した後、3班に分かれ3名の班長を決めました。
↑宿題の成果を発表しています
10:10~11:30 恐竜ワークシート
ワークシートを使って、まず恐竜と怪獣のちがいを 班ごとに考えて、各班の班長に発表しても
らいました。怪獣はビームを出せる、恐竜は人間に会ったことがないなどユニークな意見もたくさ
んありました。その 後、展示室の恐竜の骨格展示を見て、草食恐竜や肉食恐竜の特徴について
観察し、意見をまとめて班ごとに発表してもらいました。
↑みんなで館内にある展示物からヒントを得て、恐竜に関する知識を身につけていました。
↑班のみんなで調べた結果を班長に発表してもらいました。
11:30~12:30 巨大恐竜のヒミツを探れ!「アルゼンチノサウルス研究」
今回の活動のメインイベント、アルゼンチノサウルス研究です。世界最大とされるアルゼンチノ
サウルスも実は見つかっている骨はほんの一部だけです。展示している背骨1個から、班ごとに
アルゼンチノサウルスの頭、足跡、太ももの骨の大きさの推定方法を考えて、推定に必要な計測
を展示している骨や図鑑などを 使って行いました。各班、かなり悩んでいましたが、それぞれの
方法で推定方法を考え、計算を行いました。
↑各班協力してアルゼンチノサウルスのヒミツを調べ、考えました。
12:30~13:20 昼食休けい
13:20~14:15
巨大恐竜のヒミツを探れ!! 「アルゼンチノサウルス研究2」
午前 中に推定した数値を元に、模造紙に実物大の大きさで、各班、頭、足跡、太ももの骨の絵
を描きました。かなり大きなサイズになるため、どの班も模造紙を繋げての作業になりました。最
後は発表です。班ごとに推定の仕方を発表し、みんなに推定した図を披露して活動は終了です。
↑みんなで考えた結果をどのような発表するか、考えて準備しています。
↑みんなで調べてまとめた結果を発表しました。
14:15~15:00 まとめ、天体課題の解説、次回の紹介
化石として見つかっている恐竜にはその 大きさや生態など、推定されていることがたくさんある
ことを紹介し、最後にみんなの観察記録を見た矢田天文隊長から月の満ち欠けや月食について
の解説がありました。これから木星が見頃になるそうなので、また観察してみましょう。第4回の
活動は宇宙探査とはやぶさ2がテーマです。次回の参加もお待ちしていま す。
活動の振り返り
活動終了後に書いていただいた保護者用アンケートから
・恐竜は一時期興味を持ち色々読んでいましたが、冷めてしまっていたところ、今回の活動後ま
た再燃したらしく、本を広げています。
私も恐竜展を見て鳥類が恐竜の子孫である事を知り、親子でその話題について盛り上がりまし
た。
・活動後、展示物を一つ一つ説明してくれ、アルゼンチノサウルスと他の大型草食恐竜との違い
を確認していました。
たった数個の化石や痕跡から少しずつ読み解いていく作業にとても感心し、興味を持っていま
した。
・今回のテーマに娘は今まで全く興味を持っていなかったのですが、みんなで考えたりする中で、
楽しく過ごせたようです。今まで「興味がないこと以外はしない」と言っていたのにその気持ちが親
として嬉しかったです。これをきっかけに一歩踏み出せるようになればと思います。
・毎回様々な工夫を凝らしてくださり、楽しくてあっという間に終わってしまうそうです。
自分たちで考え、作ることが多いので、充実感、満足感も違うようです。宿題も一生懸命調べ頭
を悩ませています。1~2 時間のワークショップとはさすがに違うと毎回感心し、感謝しておりま
す。
隊長補佐から
第 3 回目の活動お疲れ様でした。今回の活動は、今までの活動とは違って人から恐竜の知識
を教 えてもらうのではなく、みんなで協力して恐竜のことを考えていく活動でした。既に誰かが知
っている事ではなく新しいことを自分たちの力でみつける事はとても時間が掛かるし、悩むことの
多い大変な活動だったと思います。
大変な活動だったとは思いますが、実はこういった活動を学者さん達がやってきた おかげで恐
竜のことがわかってきました。恐竜だけじゃなく、いろいろなことが分からないことを考えることか
ら始まっています。今回、みんながやった活動は 学者の皆さんと同じようなとても大事な活動で
した。
そんな大変な活動でしたが、みんな悩みながらもしっかり自分たちの答えを出して発表もしてく
れました。隊長補佐はそのことにとても驚いたのと、みんなさすがだなと感心しました。
これからも分からないことを考えることを大切にして言ってもらいたいなと思いました。
皆さんお疲れ様でした。
(隊長補佐:工藤 修也)
隊長から
第3回の活動、みなさんお疲れさまでした。 恐竜に非常に関心の高い子と、そこまで関心がな
いという子が両方いたため、一緒に活動できるか少し心配でした。
実際には関心の度合いに関わらず、みんなが化石というわずかな証拠から、わからないことを
自分たちで考えて調べてみるという活動ができていたように思います。
恐竜はすでに絶滅した生き物で、生きている姿を見た人は誰もいません。 その中で、生きてい
た姿を想像するというのは当たり前にされているようで、実はそんなに簡単なことではありません。
ティラノサウルスのように、昔と現在とで復元した姿が変わってきたという恐竜も少なくないのです。
そんな未知のことを想像し、挑戦するということの楽しさを体感してもらえたらうれしいです。
次回も一緒にがんばりましょう。
(隊長:皆木宏明)
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