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第3回グローバル・マーケティング部会 レポート
第3回グローバル・マーケティング部会 レポート 2013/8/2 東名ブレース株式会社本社 藤田保健衛生大学病院にて 8月2日10:30 17:40まで、グローバル部会が今後に取組んでいくインバウンド.アウトバウンドを考える際、すでに自社で取組まれている企業. 病院を視察見学することにより、現状把握と今後の方向性.可能性を見出す為、 今回は東名ブレース株式会社本社と藤田保健衛生大学病院を視 察見学させて頂きました。 今回の参加者は17名でした。 ■AM:東名ブレース株式会社 工場見学会(アウトバウンド視察) まず始めに、奥村社長様より、会社説明と、現況報告をスライドを使用して御説明頂き、そ の後、工場見学を行ないました。 国内有数の義肢装具・車椅子・リハビリ機器製造販売会社で、本社工場では一貫して、 義肢装具の製造販売を行っているそうです。 各大学病院との連携により、リハビリに使用 する装置の研究開発を共同で行なう他、患者さん一人一人の症状に合わせて義肢装具 を全て手作業で作成する様子は、正確な熟練の技から出来ており、思いのこもった仕事 ぶりは、物作り日本の代表格とも感じました。 ■昼食:グローバル部会の定例部会を行ないました。議題としては、 今後のスケジュール確認と、部会運営資金についての意見交換がなされました。 東名ブレース奥村社長様からの説明会 ■PM:藤田保健衛生大学リハビリセンタ−見学会(インバウンド視察) 場所を藤田保健衛生大学移し、副学長兼大学医学部リハビリテーション医学 I 講座教授 才藤 栄一先生より、リハビリテーション部門の歴史から各種プロジェクトの紹介、続いて嚥下CTにつ いてのご説明を頂きました。その後、2班に別れて企業と共同開発中のリハビリロボット(介護・ 自立支援・歩行支援・訓練支援など) Winglet、KinemaTracer、WPALの3種を各担当者から実演 と説明を受けました。 Winglett:トヨタ自動車がセグウィを模して作成したウイングレット「パーソナル移動支援ロボット」。 これを用いて、ゲーム感覚で自立・歩行の訓練を実施中とのこと。 KinemaTracer:三次元動作解析システム。 従来の動作解析システムに比べ小型でシンプルな三次元動作解析システム。従来の動作解析 機能の他に、リハビリテーションでの歩行分析の特化した解析機能が大きな特徴だそうです。 WPAL:下肢麻痺者用歩行補助ロボット。 ・対麻痺者の車いすからの起立・着座・平地歩行のパワーアシスト。 WPAL: ・「内側系機構」の採用により、車いすに乗ったままでの着脱可能。 下肢麻痺者用 ・カフ位置を簡便に調整することで複数のユーザーが使用でき、ユーザーごとの最適な歩行パ 歩行補助ロボット ターンが作成できるそうです。 ■東名ブレース株式会社では小回りのきく対応と商品を製作する上での設備の必要性、藤田保健衛生大学では最先 端の医療機器で新しい解析や新治療方法、大企業とのコラボレーションなど大変勉強になりました。 日本の技術のすばらしさと、人間の健康の大切さを改めて感じた一日となりました。今後のグローバル部会の活動にも 活かして行きたい情報です。 義手疑似体験 工場内プラスチック成形部門