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2016年06月

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2016年06月
公表時間
6 月 17 日(金)11 時 00 分
2016 年 6 月 17 日
日本銀行名古屋支店
東海3県の金融経済動向
(2016年6月)
【概況】
東海3県の景気は、自動車関連での工場事故や熊本地震の影響から輸出・生産面
で振れがみられるものの、基調としては緩やかに拡大している。
最終需要の動向をみると、輸出は、自動車関連での工場事故や熊本地震の影響によ
る振れを伴いつつも、基調としては緩やかに増加している。設備投資は大幅に増加し
ている。個人消費は一部に鈍さが窺われるものの、基調としては持ち直している。
住宅投資は着実に持ち直している。この間、公共投資は高水準ながらも、減少傾向に
ある。
こうした中で、生産は、自動車関連での工場事故や熊本地震の影響による振れを伴
いつつも、基調としては緩やかに増加している。また、雇用・所得情勢をみると、労
働需給が引き締まっているほか、雇用者所得は着実に改善している。この間、消費者
物価(除く生鮮食品)の前年比は小幅のマイナスとなっている。
先行きについては 、 海外経済の情勢や為替・金融資本市場の動向とその影響につ
いて注視する必要がある。
金融面をみると、東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の貸出は、資金需要が幾
分持ち直しつつあることから、前年比伸び率が+1%台となっている。また、預金は、
法人預金が増加していることを主因に、前年比伸び率が+4%台となっている。
東海3県とは、愛知県、岐阜県および三重県を指します。
本稿の内容について、商用目的で転載・複製を行う場合(引用は含まれません)は、予め日本銀行名
古屋支店までご相談ください。引用・転載・複製を行う場合は、出所を明記してください。なお、本稿
は、日本銀行名古屋支店のホームページ(http://www3.boj.or.jp/nagoya/)でもご覧頂けます。
1
【 実 体 経 済 ・ 物 価 ( 1 )】
現状判断
関連統計の動き
鉱工業生産は、10~12 月に前期比増加した後、1~3月は減
少し、4月も前月比減少した。
生産
自動車関連での工場事故や
業種別にみると、自動車・同部品は、自動車関連での工場事
熊本地震の影響による振れ 故や熊本地震の影響による振れを伴いつつも、基調としては緩
を伴いつつも、基調として やかに増加している。はん用・生産用機械(工作機械等)
、電子
は緩やかに増加している
部品・デバイスは高水準で横ばい圏内の動きとなっている。化
学は横ばい圏内の動きとなっている。この間、鉄鋼は在庫復元
の動きなどから増加している。
輸出は、7~9月、10~12 月と2四半期連続で前期比増加し
た後、1~3月は減少し、4月も前月比減少した。
輸出
設備投資
財別にみると、自動車・同部品は、自動車関連での工場事故
や熊本地震の影響による振れを伴いつつも、基調としては増加
自動車関連での工場事故や
している。はん用・生産用機械(工作機械等)
、電子部品・デバ
熊本地震の影響による振れ
イスなどは横ばい圏内の動きとなっている。
を伴いつつも、基調として
地域別にみると、米国向けは、自動車関連での振れを伴いつ
は緩やかに増加している
つも、基調としては増加している。欧州向けは緩やかに増加し
ている。新興国向けについては、中国向けが振れを伴いつつも
緩やかに増加している一方、その他の新興国向けは弱めの動き
となっている。
大幅に増加している
短観をみると、2015 年度については、製造業では、幅広い業種・
規模で維持・更新投資や新製品・省力化対応投資を積極化している
ことなどから、前年を大幅に上回る見込みとなっている。非製造業
でも、インフラ関連投資の更なる増加や個人消費関連における出
店・改装、物流施設の新設などから、前年を大幅に上回る見込みと
なっている。
先行指標をみると、4月の工作機械国内受注額は前年を下回っ
た。4月の非居住用建築着工床面積は前年を上回った。
労働需給をみると、失業率は労働参加率の高まり等から上昇した
ものの、引き続き低水準にあるほか、有効求人倍率は上昇し、2008
労働需給が引き締まってい
年5月以来の高水準となった。
雇用・所得 るほか、雇用者所得は着実
特別給与が前年を上回ったことを主因に一人当たり名目賃金が
に改善している
増加したほか、常用労働者数も増加したため、雇用者所得は増加し
た。
個人消費
各種売上指標をみると、百貨店売上高は、高額品を中心に前
年を下回っている。スーパー売上高は、持ち直している。家電
一部に鈍さが窺われるもの 量販店売上高は、緩やかに持ち直しつつある。乗用車販売台数
の、基調としては持ち直して は、横ばい圏内で推移している。旅行取扱額は、国内旅行を中
心に底堅く推移している。
いる
こうした中、消費者心理関連指標は、横ばい圏内の動きとな
っている。
2
【 実 体 経 済 ・ 物 価 ( 2 )】
新設住宅着工戸数は、1~3月に前期比で増加した後、4月は減
少した。
住宅投資
着実に持ち直している
公共投資
発注の動きを示す公共工事請負金額は、振れを伴いつつも減少基
高水準ながらも、減少傾向に
調を辿っており、既発注分を含めた公共投資は、高水準ながらも、
ある
減少傾向にある。
物価
消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、食料品を中心に多
前年比は小幅のマイナスと くの品目の価格が前年を上回っている一方、ガソリン価格や電
気代・ガス代が前年を下回っていることから、小幅のマイナス
なっている
となっている。
利用関係別にみると、持家は持ち直しているほか、分譲も緩やか
に増加している。貸家は高水準で推移している。
【金融】
現状判断
貸出
貸出約定
平均金利
預金
関連統計の動き
東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の4月の貸出は、資
前年比伸び率が+1%台と 金 需要 が幾分 持ち 直しつ つあ ること から 、前年 比伸 び率 が
なっている
+1%台となっている(末残前年比2月:+1.6%→3月:
+1.5%→4月:+1.7%)。
引き続き低下傾向にある
東海3県の地元地域銀行の4月の貸出約定平均金利(ストッ
クベース・総合)は、積極的な貸出姿勢に変化はなく、引き続
き 低 下 し て い る ( 2 月 : 1.053 % → 3 月 : 1.033 % → 4 月 :
1.021%)。また、地元信金も同様に低下している(2月:1.469%
→3月:1.449%→4月:1.439%)。
東海3県の金融機関(国内銀行+信金)の4月の預金は、法
前年比伸び率が+4%台と 人預金が増加していることを主因に、前年比伸び率が+4%台
となっている(末残前年比2月:+3.0%→3月:+3.4%→4
なっている
月:+4.0%)。
以
3
上
(図表1-1)
東 海 3 県 の 主 要 経 済 指 標 (1)
▽輸出
実
(
質
輸
出
<季調済前期比%>
実
質
輸
(
入
<季調済前期比%>
(
14年度
15年度
15/4-6月
0.3
-0.2
-5.6
7-9月
10-12月
16/1-3月
16/2月
2.2
4.3
-3.0
-6.1
1.7 ) (
-0.1 ) (
2.8 ) (
1.1 ) (
-3.3 ) (
0.2 ) (
1.5
1.4
-2.6
1.8
-0.1
1.5 ) (
-1.0 ) (
2.0 ) (
-0.9 ) ( r
-1.0 ) (
r -0.6
3月
r
1.3
0.9 ) (
r -2.2
0.8 ) ( r
r
)内は全国
4月
5月
p -2.8
n.a.
1.1 ) ( p -1.6 ) (
n.a. )
0.2
n.a.
p -5.8
1.3 ) ( r -2.1 ) ( p -4.0 ) (
n.a. )
(資料出所)名古屋税関、財務省、日本銀行
▽設備投資
12年度実績
設備投資額(全産業)
<前年比%>
非
着
居 住 用 建
工
床
面
(
築
積
<前年比%>
工
作
機
械
受
(
注
<前年比%>
(
13年度実績
*
-4.8
)(
8.5
5.3
14年度
15年度
15/4-6月
2.4
-0.8
-14.5
)(
7-9月
-4.6 ) (
-2.2 ) (
-2.9 ) (
17.9
10.0
39.7
35.9
41.5 ) (
16.1 ) (
9.9 ) (
20.8
4.6
16年度計画
)(
20.5
7.1 ) (
16/1-3月
16/2月
-17.1
12.4
-15.2
67.0
-4.4 ) (
-12.0 ) (
12.7 ) (
-25.7
-9.8
-9.3 ) (
-11.8
-14.8
-6.8 ) (
-5.1 ) (
0.3
8.3 ) (
10-12月
23.3
-6.5 ) (
24.8 ) (
15年度見込み
前回調査
*
12.5
4.7
14年度実績
-0.9
3月
-8.7 ) (
4月
)
5月
13.3
-22.0 ) (
-2.2
n.a.
n.a. )
n.a.
-7.8 ) ( r -19.6 ) ( p -27.2 )
(資料出所)日本銀行、国土交通省、中部経済産業局、日本工作機械工業会
▽個人消費
百
貨
店
売
上
高
<前年比%>
(
ス ー パ ー 売 上 高
<前年比%>
(
家電大型専門店販売額
<前年比%>
(
乗用車販売台数(含軽)
<前年比%>
旅
行
取
扱
(
額
<前年比%>
14年度
15年度
15/4-6月
3.1
-0.4
7.8
10-12月
16/1-3月
16/2月
4.4
0.3
-2.1
-2.0
-1.4 ) (
2.1 ) (
0.5 ) (
6.5 ) (
2.8 ) (
0.5 ) (
0.5
0.6
2.8
2.2
0.7
1.4
2.6
0.3 ) (
0.3 ) (
3.4 ) (
1.4 ) (
0.3 ) (
1.7 ) (
3.1 ) (
1.4
3月
0.5 ) (
4月
5月
-2.4
-4.0
-6.0
-2.8 ) (
-3.6 ) (
n.a. )
0.7
p
0.3
n.a.
-0.3 ) (
0.8 ) (
n.a. )
-8.3
1.5
n.a.
n.a.
-7.2
1.8
4.3
-0.6
-0.6
n.a. ) (
-6.3 ) (
5.2 ) (
3.8 ) (
-1.8 ) (
-1.7 ) (
-1.2 ) (
-6.3 ) (
-7.8
-7.2
-5.5
-7.6
-8.6
-7.0
-8.9
-7.5
5.3
n.a.
-7.9 ) (
-7.6 ) (
-7.0 ) (
-7.0 ) (
-9.0 ) (
-7.5 ) (
-7.5 ) (
-9.2 ) (
2.2 ) (
n.a. )
-1.0
-2.1
-3.0
(
7-9月
1.3 ) ( p
0.3
3.6
0.4
3.2 ) ( r
2.8 ) ( r
3.3 ) ( r
3.1 ) ( p
0.1
3.7 ) (
-0.4
3.2 ) ( p
5.1 ) (
-0.9 ) (
n.a. )
n.a.
n.a.
n.a. ) (
n.a. )
(資料出所)中部経済産業局、経済産業省、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会、中部運輸局、国土交通省
▽住宅投資
新 設 住 宅 着 工 戸 数
<季調済年率 万戸>
(
14年度
15年度
15/4-6月
7.5
8.1
8.2
88 ) (
92 ) (
96 ) (
7-9月
10-12月
16/1-3月
16/2月
7.5
8.5
8.7
8.3
92 ) (
87 ) (
95 ) (
3月
4月
8.9
97 ) (
5月
7.9
99 ) (
99 ) (
n.a.
n.a. )
(資料出所)国土交通省
▽公共投資
公 共 工 事 請 負 金 額
<季調済前期比%>
(
14年度
15年度
15/4-6月
7-9月
3.1
-1.3
r 16.4
r -11.0
-0.3 ) (
-3.8 ) ( r
10-12月
r
4.8 ) ( r -5.8 ) ( r
2.0
16/1-3月
r -1.9
16/2月
r
5.7
3月
4月
r -6.0
r 13.8
0.3 ) ( r -0.3 ) ( r -2.5 ) ( r -0.3 ) (
(資料出所)北海道建設業信用保証㈱、東日本建設業保証㈱、西日本建設業保証㈱
22.2 ) (
5月
-17.6
-14.6 )
(図表1-2)
東 海 3 県 の 主 要 経 済 指 標 (2)
▽生産
鉱
(
工
業
生
出
1.8
r -0.6
r -1.1
r -0.6
-0.5 ) (
0.6
庫
庫
r 17.8
<10年=100、季調済>
r -0.3
-1.2 ) (
r -1.2
6.1 ) (
(
率
-1.0 ) (
-1.2 ) (
(
<季調済前期比%>
在
7-9月
荷
在
同
15/4-6月
(
<季調済前期比%>
同
15年度
産
<季調済前期比%>
同
14年度
1.8 ) (
r 130.9
(
133.1
112.0 ) (
115.0 ) (
-1.3 ) (
r -0.8
0.5 ) (
r 132.0
113.8 ) (
r
-1.0 ) (
r -0.9
-1.3 ) (
r -1.1
10-12月
-0.7 ) (
r
0.5
-0.5 ) (
r 133.9
114.7 ) (
3.2
16/1-3月
16/2月
r -4.7
r -13.9
0.1 ) (
r
3.3
-1.0 ) (
r -4.5
0.4 ) (
r -1.3
-0.5 ) (
r 129.6
114.9 ) (
0.7
2.4 ) (
r 137.0
116.3 ) (
r
-5.2 ) (
r -10.9
-2.0 ) (
r
3月
0.4
r
4.3
p
1.8 ) (
r
-0.2 ) (
r 134.7
p -1.3
3.8 ) (
-4.1 ) (
r
8.7
4月
0.0
r 142.0
114.5 ) (
5月
n.a.
0.5 ) (
n.a. )
0.5
n.a.
1.6 ) (
n.a. )
p -0.2
2.9 ) (
)内は全国
-1.7 ) (
p 147.7
n.a.
n.a. )
n.a.
118.3 ) (
115.7 ) (
n.a. )
3月
4月
5月
(資料出所)中部経済産業局、経済産業省
▽雇用・所得
完
全
失
業
効
求
人
倍
用
者
所
用
労
働
者
2.8
2.6
2.6
3.6 ) (
3.4 ) (
3.4 ) (
率
(
得
<前年比%>
常
15/4-6月
(
<季調済 倍>
雇
15年度
率
<季調済%>
有
14年度
(
数
<前年比%>
(
一人当たり名目賃金
<前年比%>
(
7-9月
10-12月
16/1-3月
16/2月
2.8
2.5
2.9
-
-
-
-
3.4 ) (
3.3 ) (
3.2 ) (
3.3 ) (
3.2 ) (
3.2 ) (
n.a. )
1.44
1.52
1.48
1.51
1.53
1.57
1.57
1.57
1.60
n.a.
1.11 ) (
1.23 ) (
1.18 ) (
1.22 ) (
1.26 ) (
1.29 ) (
1.28 ) (
1.30 ) (
1.34 ) (
n.a. )
n.a.
n.a.
1.4
2.2
1.6
2.8
2.7
1.5
2.2 ) (
2.3 ) (
1.3 ) (
2.6 ) (
2.4 ) (
2.8 ) (
2.7 ) ( r
3.7 ) ( p
0.3
1.1
0.9
1.3
1.3
0.9
0.8
0.9
1.7 ) (
2.1 ) (
2.0 ) (
2.0 ) (
2.2 ) (
2.1 ) (
1.9 ) ( r
2.1 ) ( p
1.1
1.1
0.7
1.4
1.4
0.6
0.5 ) (
0.2 ) (
0.5 ) (
0.2 ) (
0.7 ) (
-0.7 ) (
-0.0
-0.8
0.7 ) ( r
3.1
2.2
1.5 ) ( p
2.3 ) (
n.a.
1.9 ) (
n.a.
0.3 ) (
n.a. )
n.a.
n.a. )
n.a.
n.a. )
(資料出所)総務省、愛知労働局、岐阜労働局、三重労働局、厚生労働省、日本銀行、愛知県、岐阜県、三重県
▽倒産
倒
産
件
数
<前年比%>
14年度
15年度
15/4-6月
-19.8
-9.4
-8.1
-9.4 ) (
(
-9.0 ) (
-12.1 ) (
7-9月
-1.6
-14.1 ) (
10-12月
16/1-3月
16/2月
-21.8
-5.5
-1.8
-3.1 ) (
-5.6 ) (
4.4 ) (
3月
-6.4
-13.1 ) (
4月
5月
-17.6
-15.9
-7.0 ) (
-7.3 )
(資料出所)東京商工リサーチ
▽物価
消費者物価<除く生鮮食品>
<前年比%>
(資料出所)総務省
(
14年度
15年度
15/4-6月
7-9月
2.9
0.0
0.3
-0.1
2.8 ) (
0.0 ) (
0.1 ) (
-0.1 ) (
10-12月
16/1-3月
16/2月
-0.1
-0.1
0.0
-0.4
-0.5
n.a.
-0.1 ) (
0.0 ) (
-0.3 ) (
-0.3 ) (
n.a. )
0.0 ) (
3月
4月
5月
(注) 1. 特に断りのない限り、愛知・岐阜・三重の3県ベース。
2.各季節調整済計数において年次計数は、原計数もしくは原計数前年比。
3. 実質輸出(入)、新設住宅着工戸数、公共工事請負金額、有効求人倍率の季節調整済計数については、
全国ベースの計数が季節調整替えを行った時点で、X-12-ARIMAを用いた季節調整替えを行う。
その際、毎年12月まで(公共工事請負金額は3月まで)のデータをインプットデータとして季節調整替えを行うほか、
その後1年間は季節要素の予測値を用いて季節調整済計数を算出。
4. 実質輸出(入)は、名古屋税関管内(東海3県に長野・静岡を加えた5県)のうち、愛知、岐阜、三重、長野の4県分。
実質輸出(入)は、通関輸出(入)金額を輸出(入)物価指数で各々デフレートし、指数化したもの。
5. 設備投資額(全産業)の15年度見込みおよび16年度計画は、16年3月の企業短期経済観測調査結果。
含むソフトウェア投資額、除く土地投資額ベース。なお、*は15年3月の調査対象企業見直し前のベース。
6. 工作機械受注は、中部経済産業局管内(東海3県に富山・石川を加えた5県)主要8社の工作機械国内受注額。
全国は、日本工作機械工業会が集計した受注総額のうち内需計。
7. 百貨店売上高およびスーパー売上高は、既存店ベース。
百貨店売上高は、名古屋市内に店舗を有する5百貨店の売上高を当店にて集計したベース。
スーパー売上高は、愛知県ベース。
8. 百貨店売上高、スーパー売上高、家電大型専門店販売額の年次計数は、暦年ベース。
9. 旅行取扱額は、中部運輸局管内(東海3県に静岡・福井を加えた5県)主要旅行会社の取扱額合計。
なお、13年10月以降の計数は、集計対象先企業の事業再編により過去の計数との間に段差が生じている。
10. 公共工事請負金額は、東海3県を工事場所とする公共工事に対応する請負金額。
11. 鉱工業生産は、3県ベース。同出荷・同在庫・同在庫率は、東海3県に富山・石川を加えた5県ベース。
なお、在庫の年度・四半期の数値は、年度末・期末値。
12. 完全失業率は、東海3県に静岡を加えた4県ベース。なお、同計数の年次計数は暦年ベース。
13. 雇用者所得は、常用雇用者数(指数)と一人当たり名目賃金(指数)を乗じて算出したもの。
常用労働者数、一人当たり名目賃金は、事業所規模5人以上ベース。
14. 消費者物価は、東海の指数。すなわち、東海3県に静岡を加えた4県ベース。
消費者物価の管内の四半期の前年同期比は指数から作成。
15. pは速報値、rは訂正・改訂値。
(図表2)
東 海 3 県 の 金 融 指 標 ▽貸出
(単位:前年比%、億円)
14年度
東海3県店舗ベース
15年度
15/4-6月
7-9月
10-12月 16/1-3月
16/2月
3月
4月
5月
直近残高
2.6
1.5
2.2
2.4
2.7
1.5
1.6
1.5
1.7
n.a.
346,588
都銀等
1.2
-2.2
-1.5
-0.7
1.0
-2.2
-1.4
-2.2
-1.6
n.a.
74,293
地域銀行
3.0
2.7
3.3
3.6
3.5
2.7
2.5
2.7
2.8
n.a.
169,822
地銀
3.8
2.8
4.0
4.4
4.1
2.8
2.7
2.8
2.6
n.a.
113,154
地銀Ⅱ
1.3
2.4
2.1
2.0
2.3
2.4
2.1
2.4
3.1
n.a.
56,668
3.2
2.5
3.1
2.8
2.7
2.5
2.4
2.5
2.6
n.a.
102,472
信金
▽貸出約定平均金利
(単位:前期差%ポイント、%)
14年度
新
規
15年度
15/4-6月
7-9月
10-12月 16/1-3月
16/2月
3月
4月
5月
直近金利
地元地域銀行
-0.022
-0.168
0.130
-0.089
-0.013
-0.196
-0.098
-0.183
0.061
n.a.
0.920
地元信金
-0.108
-0.106
0.168
-0.179
0.096
-0.191
-0.067
-0.220
0.217
n.a.
1.413
-0.104
-0.098
-0.027
-0.021
-0.021
-0.029
-0.007
-0.020
-0.012
n.a.
1.021
-0.109
-0.110
-0.027
-0.029
-0.024
-0.030
-0.007
-0.020
-0.010
n.a.
1.439
ス
地元地域銀行
ト
ッ
地元信金
ク
▽預金
(単位:前年比%、億円)
14年度
東海3県店舗ベース
15年度
15/4-6月
7-9月
10-12月 16/1-3月
16/2月
3月
4月
5月
直近残高
3.7
3.4
4.1
3.7
3.1
3.4
3.0
3.4
4.0
n.a.
722,432
都銀等
2.9
4.7
3.8
3.8
2.6
4.7
3.4
4.7
6.3
n.a.
251,709
地域銀行
3.3
1.7
3.7
3.0
2.6
1.7
1.6
1.7
1.9
n.a.
257,978
地銀
3.5
2.2
4.0
3.6
3.1
2.2
2.2
2.2
2.0
n.a.
165,683
地銀Ⅱ
2.9
0.8
3.1
1.9
1.6
0.8
0.6
0.8
1.6
n.a.
92,295
信金
5.1
3.9
5.0
4.6
4.3
3.9
4.3
3.9
4.0
n.a.
212,744
一般預金
3.1
2.1
3.7
3.1
2.4
2.1
1.4
2.1
3.9
n.a.
491,791
一般法人
5.6
5.2
6.7
5.8
4.9
5.2
2.9
5.2
11.4
n.a.
152,707
個人
2.1
0.9
2.5
2.0
1.4
0.9
0.8
0.9
0.8
n.a.
339,083
公金預金
4.5
33.1
4.4
8.6
3.7
33.1
31.3
33.1
11.8
n.a.
13,347
▽銀行券受払高
(単位:億円)
14年度
15年度
15/4-6月
7-9月
10-12月 16/1-3月
16/2月
3月
4月
5月
銀行券受入高
46,652
47,119
11,367
11,472
10,617
13,661
3,712
4,137
3,328
4,512
銀行券支払高
47,971
49,113
11,167
11,836
16,314
9,795
3,716
4,114
4,329
2,850
1,318
1,994
-200
363
5,697
-3,865
3
-23
1,001
-1,662
銀行券受(-)払超高
(資料出所)日本銀行名古屋支店、全国信用金庫協会
(注)
<貸出・預金>
1.貸出・預金の「東海3県店舗ベース」は、国内銀行(銀行本体の設立根拠が国内法に準拠している銀行<ゆうちょ銀行除く>)の
東海3県(愛知、岐阜、三重の3県)内店舗と、東海3県内に本店を置く信金の合計(末残ベース)。
2.貸出・預金の「東海3県店舗ベース」は、銀行勘定のみ集計(オフショア勘定を除く)。
3.貸出の「東海3県店舗ベース」は、中央政府向けを含まない。
4.預金の「一般預金」、「公金預金」は、国内銀行の東海3県店舗ベース。
<貸出約定平均金利>
(地元地域銀行)
1.「地元地域銀行」は、東海3県に本店を置く、地銀、地銀Ⅱの貸出金利を貸出金残高で加重平均したもの。
2.新規は、当該月中において実行した貸出(書替継続を含む)にかかるものをいい、銀行勘定の円貨貸出のうち、
当座貸越、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。
3.ストックは、銀行勘定の円貨貸出のうち、金融機関向け貸出、銀行裏書手形、手形割引市場関係分を除いたもの。
(地元信金)
1.「地元信金」は、東海3県に本店を置く信金の貸出金利を貸出金残高で加重平均したもの。
2. 新規は、当該月中において実行した貸出(書替継続を含む)にかかるものをいい、当座貸越を除いたもの。
3.ストックは、貸出金(割引手形、手形貸付、証書貸付、当座貸越)にかかるもの。
<銀行券受払高>
1. 「銀行券受払高」は、東海3県において本行が取引先金融機関や官庁、個人等に対して銀行券を受払いした額。
2.「銀行券受(-)払超高」は、銀行券支払高から銀行券受入高を引いたもの。マイナス表示は受入超を、無表示は支払超を表す。
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