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1 - アーカイブに関する著作権法上の主な規定 著作権法(昭和
参考資料6 アーカイブ に関する著作権法上 の主な規定 ○著作権法(昭和四 十五年法律第四十八 号)( 抜粋) (図書館等における 複製等) 第三 十一 条 国 立国 会図 書館及 び図書 、記録 その 他の資 料を公 衆の利 用 に供することを目的とする図書館その他の施設で政令で定めるもの (以下この項及 び第三項において「図書館等」とい う。)においては、 次に 掲げ る 場合 には 、そ の営 利を目 的とし ない 事業と して、 図書館 等 の図 書、 記 録そ の他 の資 料( 以下こ の条に おい て「図 書館資 料」と い う。)を用いて著作物を 複製することができ る。 一 図 書館 等 の利 用者 の求め に応じ 、その 調査 研究の 用に供 するた め に、 公 表さ れた 著作 物 の一 部分( 発行後 相当 期間を 経過し た定期 刊 行物 に 掲載 され た個 々 の著 作物に あつて は、 その全 部。第 三項に お いて同じ。)の複製物 を一人につき一部提 供する場合 二 図書館資料の 保存のため必要があ る場合 三 他の 図 書館 等の 求め に応 じ、絶 版その 他こ れに準 ずる理 由によ り 一般 に 入手 する こと が 困難 な図書 館資料 (以 下この 条にお いて「 絶 版等資料」とい う。) の複製物を提供する 場合 2 前項 各号 に 掲げ る場 合のほ か、国 立国会 図書 館にお いては 、図書 館 資料 の原 本 を公 衆の 利用 に供 するこ とによ るそ の滅失 、損傷 若しく は 汚損 を避 け るた めに 当該 原本 に代え て公衆 の利 用に供 するた め、又 は 絶版 等資 料 に係 る著 作物 を次 項の規 定によ り自 動公衆 送信( 送信可 能 化 を 含 む 。 同 項 に お い て 同 じ 。) に 用 い る た め 、 電 磁 的 記 録 ( 電 子 的 方式 、磁 気 的方 式そ の他 人の 知覚に よつて は認 識する ことが できな い 方式 で作 ら れる 記録 であ つて 、電子 計算機 によ る情報 処理の 用に供 さ れ る も の を い う 。 第 三 十 三 条 の 二 第 四 項 に お い て 同 じ 。) を 作 成 す る 場合 には 、 必要 と認 めら れる 限度に おいて 、当 該図書 館資料 に係る 著 作物を記録媒体に 記録することができ る。 3 国立 国会 図 書館 は、 絶版等 資料に 係る著 作物 につい て、図 書館等 に おい て公 衆 に提 示す るこ とを 目的と する場 合に は、前 項の規 定によ り 記録 媒体 に 記録 され た当 該著 作物の 複製物 を用 いて自 動公衆 送信を 行 うこ とが で きる 。こ の場 合に おいて 、当該 図書 館等に おいて は、そ の 営利を目的としな い事業として、当該図書館 等の利用者の求めに 応じ、 その 調査 研 究の 用に 供す るた めに、 自動公 衆送 信され る当該 著作物 の 一部 分の 複 製物 を作 成し 、当 該複製 物を一 人に つき一 部提供 するこ と ができる。 (放送事業者等によ る一時的固定) 第四 十四 条 放 送事 業者 は、第 二十三 条第一 項に 規定す る権利 を害す る こと なく 放 送す るこ とが でき る著作 物を、 自己 の放送 のため に、自 己 の手 段又 は 当該 著作 物を 同じ く放送 するこ とが できる 他の放 送事業 者 - 1 - の手段により、一 時的に録音し、又は 録画することができ る。 2 有線 放送 事 業者 は、 第二十 三条第 一項に 規定 する権 利を害 するこ と なく 有線 放 送す るこ とが でき る著作 物を、 自己 の有線 放送( 放送を 受 信 し て 行 う も の を 除 く 。) の た め に 、 自 己 の 手 段 に よ り 、 一 時 的 に 録 音し、又は録画す ることができる。 3 前二 項の 規 定に より 作成さ れた録 音物又 は録 画物は 、録音 又は録 画 の後 六月 ( その 期間 内に 当該 録音物 又は録 画物 を用い てする 放送又 は 有線 放送 が あつ たと きは 、そ の放送 又は有 線放 送の後 六月) を超え て 保存 する こ とが でき ない 。た だし、 政令で 定め るとこ ろによ り公的 な 記録保存所におい て保存する場合は、 この限りでない。 (出版権の制限) 第 八 十 六 条 第 三 十 条 第 一 項 ( 第 三 号 を 除 く 。 次 項 に お い て 同 じ 。)、 第三 十条 の 二第 二項 、第 三十 条の三 、第三 十一 条第一 項及び 第三項 後 段、 第三 十 二条 、第 三十 三条 第一項 (同条 第四 項にお いて準 用する 場 合 を 含 む 。)、 第 三 十 三 条 の 二 第 一 項 、 第 三 十 四 条 第 一 項 、 第 三 十 五 条第 一項 、 第三 十六 条第 一項 、第三 十七条 第一 項及び 第三項 、第三 十 七条 の二 、 第三 十九 条第 一項 、第四 十条第 一項 及び第 二項、 第四十 一 条か ら第 四 十二 条の 二ま で、 第四十 二条の 三第 二項並 びに第 四十六 条 から 第四 十 七条 の二 まで の規 定は、 出版権 の目 的とな つてい る著作 物 の複 製に つ いて 準用 する 。こ の場合 におい て、 第三十 条の二 第二項 、 第三 十条 の 三、 第三 十五 条第 一項、 第四十 二条 第一項 及び第 四十七 条 の 二 中 「 著 作 権 者 」 と あ る の は 、「 出 版 権 者 」 と 読 み 替 え る も の と す る。 2 (略) (著作隣接権の制限 ) 第百 二条 第 三 十条 第一 項、第 三十条 の二か ら第 三十二 条まで 、第三 十 五条 、第 三 十六 条、 第三 十七 条第三 項、第 三十 七条の 二(第 一号を 除 く 。 次 項 に お い て 同 じ 。)、 第 三 十 八 条 第 二 項 及 び 第 四 項 、 第 四 十 一 条 か ら 第 四 十 二 条 の 四 ま で 、 第 四 十 四 条 ( 第 二 項 を 除 く 。) 並 び に 第 四十 七条 の 四か ら第 四十 七条 の九ま での規 定は 、著作 隣接権 の目的 と なつている実演 、レ コード、放送又は有線放 送の利用について準 用し、 第三 十条 第 二項 及び 第四 十七 条の十 の規定 は、 著作隣 接権の 目的と な つて いる 実 演又 はレ コー ドの 利用に ついて 準用 し、第 四十四 条第二 項 の規 定は 、 著作 隣接 権の 目的 となつ ている 実演 、レコ ード又 は有線 放 送の 利用 に つい て準 用す る。 この場 合にお いて 、同条 第一項 中「第 二 十三 条第 一 項」 とあ るの は「 第九十 二条第 一項 、第九 十九条 第一項 又 は第百条の三」と、同条第 二項中「第二十 三条第一項」と あるのは「第 九十二条第一項又 は第百条の三」と読 み替えるものとする 。 ○著作権法施行令( 昭和四十五年政令第 三百三十五号)(抜粋) (図書館資料の複製 が認められる図書館 等) 第一 条の 三 法 第三 十一 条第一 項(法 第八十 六条 第一項 及び第 百二条 第 - 2 - 一 項 に お い て 準 用 す る 場 合 を 含 む 。) の 政 令 で 定 め る 図 書 館 そ の 他 の 施設 は、 次 に掲 げる 施設 で図 書館法 (昭和 二十 五年法 律第百 十八号 ) 第四 条第 一 項の 司書 又は これ に相当 する職 員と して文 部科学 省令で 定 める職員(以下「 司書等」という。)が置か れているものとする 。 一 図書館法第二 条第一項の図書館 二 学 校教 育 法( 昭和 二十二 年法律 第二十 六号 )第一 条の大 学又は 高 等 専 門 学 校 ( 以 下 「 大 学 等 」 と い う 。) に 設 置 さ れ た 図 書 館 及 び こ れに類する施設 三 大 学等 に おけ る教 育に類 する教 育を行 う教 育機関 で当該 教育を 行 うに つ き学 校教 育法 以 外の 法律に 特別の 規定 がある ものに 設置さ れ た図書館 四 図 書、 記 録そ の他 著作物 の原作 品又は 複製 物を収 集し、 整理し 、 保存 し て一 般公 衆の 利 用に 供する 業務を 主と して行 う施設 で法令 の 規定によつて設 置されたもの 五 学 術の 研 究を 目的 とする 研究所 、試験 所そ の他の 施設で 法令の 規 定に よ つて 設置 され た もの のうち 、その 保存 する図 書、記 録その 他 の資料を一般公 衆の利用に供する業 務を行うもの 六 前 各号 に 掲げ るも ののほ か、国 、地方 公共 団体又 は一般 社団法 人 若し く は一 般財 団法 人 その 他の営 利を目 的と しない 法人( 次条か ら 第 三 条 ま で に お い て 「 一 般 社 団 法 人 等 」 と い う 。) が 設 置 す る 施 設 で前 二 号に 掲げ る施 設 と同 種のも ののう ち、 文化庁 長官が 指定す る もの 2 文化 庁長 官 は、 前項 第六号 の指定 をした とき は、そ の旨を 官報で 告 示する。 (記録保存所) 第三条 法第四十四条第一項又は第二項(法第百二条第一項において 準用する場合を含 む。)の規 定により作成された 録音物又は録画物(以 下 こ の 章 に お い て 「 一 時 的 固 定 物 」 と い う 。) を 法 第 四 十 四 条 第 三 項 ただ し書 ( 法第 百二 条第 一項 におい て準用 する 場合を 含む。 次条第 一 項 に お い て 同 じ 。) の 規 定 に よ り 保 存 す る こ と が で き る 公 的 な 記 録 保 存 所 ( 以 下 こ の 章 に お い て 「 記 録 保 存 所 」 と い う 。) は 、 次 に 掲 げ る 施設 で、 当 該施 設を 設置 する 者の同 意を得 て文 化庁長 官が指 定する も のとする。 一 独 立行 政 法人 国立 美術館 が設置 する施 設で 、映画 に関す る作品 そ の他の資料を収 集し、及び保管する ことを目的とするも の 二 放 送又 は 有線 放送 の用に 供した 録音物 又は 録画物 を記録 として 収 集し 、 及び 保存 する こ とを 目的と する施 設( 一般社 団法人 等が設 置 するものに限る 。) 2 文化庁長官は 、前 項の指定をしたとき は、その旨を官報で告示 する。 (一時的固定物の保 存) 第四 条 法第 四 十四 条第 三項た だし書 の規定 によ り記録 保存所 におい て 保存 する こ とが でき る一 時的 固定物 は、記 録と して特 に保存 する必 要 があると認められ るものでなければな らない。 - 3 - 2 記録 保存 所 にお いて は、そ の保存 する一 時的 固定物 を良好 な状態 で 保存するため、適 当な措置を講じなけ ればならない。 3 記録 保存 所 にお いて は、記 録とし て保存 する ため必 要があ ると認 め られ る場 合 には 、そ の保 存す る一時 的固定 物に 録音さ れ、又 は録画 さ れて いる 音 又は 影像 を録 音し 、又は 録画し て、 その録 音物又 は録画 物 を当該一時的固定 物に代えて保存する ことができる。 4 前項の録音物又 は録画物は、一時的 固定物とみなす。 - 4 -