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水のよごれを調べよう!
実施時期 1月 教科・領域等 総合的な学習 学年 4年 分類 題名 水のよごれを調べよう! 水・空気・土 時期 1月 学 習 活 動 ○有田川と学校前の溝の水とでは、どちらがきれいか予想を たてる。 支援方法等 ・自作ワークシート の活用 採取地点(左:有田川田殿地区付近・右:藤並小学校前の溝) ○におい、透視度、CODによる調査を行う。 ・ペットボトルに採 取した水 ・パックテスト CODパックテストによる調査 透視度の調査 においの調査 ○自然が水をきれいにしてくれていることを知る。 ○感想を書く。 - 16 - ・自然の浄化作用に ついて知らせる。 ・水生生物による調 査方法があること を知らせる。 児童の反応、様子及び感想等 ●児童の反応 ・児童の半数が、藤並小学校前の溝の方がきれいだと予想していた。その理由を聞くと、 「川には、たくさんの汚い水が流れ込んでいるから。」との事だった。 ・自然の役割の大きさに驚き、自然が失われていることに対して危機感をもったようだ。 ●児童の感想 ・川を汚すと海も汚くなって、自分たちが苦しくなると思いました。これからは汚い水を 流さないように気をつけたいです。 ・学校の前の水が、こんなに汚れていたなんて思いませんでした。 ・有田川の方が、いろんな水が流れ込んでいるから汚いと思っていました。 ・有田川の水は、においはなかったけれど、学校の前の溝は魚みたいに生臭くて、おしっ こみたいなにおいもしました。 ・家の横の溝っこも自然でいっぱいにしたら、いいのかなと思いました。草とか土とか入 れたら水がきれいになるかなと思いました。 ・有田川はきれいなので、ゴミなどを捨てないようにしたいと思いました。 考 察 今回の授業では、COD試薬による調査を中心とした。COD試薬は、結果が色や数値と して出るので分かりやすく、扱い方もさほど難しくないからだ。透視度については、プログ ラムにある透視度計を制作せずに調査した。「川の水」と「溝の水」という比較対象が限ら れていた事もあり、ペットボトルに入れた水を見比べるだけで明らかだったからだ。予想、 色、におい、COD試薬による調査の結果、感想を書き込めるようなワークシートを作成 し、児童に記入させた。 川の水がきれいな理由の一つとして、自然の浄化作用を取り上げて紹介し、考えさせた。 児童らの感想や発言から、自分たちの生活排水の水質改善と共に、自然の大切さを再確認で きたように感じる。さらに、自分たちの街を流れる川がきれいだということに気づき、これ からも大切にしていこうという意識をもてたようだ。水環境に目を向けさせるきっかけ作り として、とても効果的だったと感じている。川遊びに出かけるなど、自然と触れ合うきっか けになることを願う。 本校における課題として、有田川までの距離があり、現地での観察や調査が困難 ※なた め、実感がわかなかった児童もいるのではないかと感じる。時間が確保できれば、水生生物 の調査なども兼ねて観察に出かけたい。 また、社会科と関連させて浄水場や下水道の学習と同じ時期に実施できれば、さらなる効 果を期待できると感じた。 ※ペットボトルの水は、前日に準備しておいたものを使用した。 - 17 - 水のよごれを調べよう 4年 組 名前( ) 1. 「有田川(田殿橋付近) 」と「藤並小学校前のみぞ」では、どちらの水がきれいだと思いますか。 ( すいせい ちょうさ 年 月 日) しやく 2.水のきれいさを調べる方法には、 「水生 生物での調査 」と「COD試薬での調査」などがあります。 今回の調査をまとめてみましょう。 今回は、 ( )で調査します。 結果をまとめましょう。 有田川(田殿橋付近) 藤並小学校前のみぞ COD とうめいど 透明度 におい ( )のほうがきれいだと分かりました。 3.よごれた水は、少しは自然がきれいにしてくれますが、このままだとどうなりますか。 4.授業の感想を書きましょう。 ※「水生生物での調査」は、どうすればいいかなどを自分で調べてみよう! - 18 -- -