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草木染め詳細ファイル(PDF
草木染め 連絡先 コモアしおつ 4-11-6(川田) 電話 20-6155 E-mail [email protected] 携帯電話 090-7214-9864 1 草木染めの方法 布を準備する 色素を煮出す 材料をハサミで切っ てネットに入れる 絞りをする ・輪ゴムで絞る ・糸で絞る ・絞りの中にビー玉を入れる 水の中に入れる ・畳んで絞る ・畳んで板ではさむ 水の中に入れて、全体を湿 らせてから、軽く絞って染 色液に入れる 40分くらい加熱する ネットを取り出す 染 色 液 か ら 出 な い よ う に、 箸で沈ませる 染色液 20 ~ 30 分くらい加熱する 取りだして媒染液の中に 媒染液を用意する 流水でよく洗う 色水が出なくなるまで 20 分くらい よくかき混ぜる 2 絞り方のいろいろ 板絞り:たたんでから、板で絞めて絞りま ビー玉絞り:ビー玉を入れて、輪ゴムか す。たたみ方、板の方向で模様が変ります。 糸で絞ります。 芯絞り:板や割り箸を芯に入れて、輪ゴ 結び絞り:単純に結んだだけです。 ムか糸で絞ります。 屏風のようにたたみま 三角形や正方形に す。 重 ね す ぎ る と、 中 折りたたみます。 がうまく染まりません。 たたみ絞り:三角形にたたんでから、輪 ゴムや糸で絞ります。 3 染色のしくみ 染料を使うと色がつく のはわかりますが、どう して色が落ちないのです 簡単にいえば、繊維と染 か。 料が電気的に引き合うこ とになるからです。 染料 絹やウールは、繊維が 繊維 タンパク質でできてい るので、プラスマイナ 染料を水に入れると、水素イオンが スの電気が分離する構 離れて、マイナスの電気を帯びます。 造を持っています。 染料 繊維のプラスの電気と、染料の マイナスの電気が引き合い、繊 維に色がつきます。 プラスの電気を帯びる染料があります。 濃染処理 藍などは、濃染処理をしなくても、 木綿を染めることができます。 木綿や麻は、タンパク質がないので、よく染色できません。そのために濃染処理が必要です。ただし、 晒していないものなどには、少量のタンパク質が残っているし、着古した T シャツなどは、濃染処 理をしなくても染めることができます。 牛乳や豆乳などに漬ける ことで、タンパク質を浸み 濃染処理はどうするので こませるか、化学的な処理 すか? をして、電気的に分離がで きるようにします。 《豆汁処理》 ・・・タンパク質を布や糸に付けて染 豆乳処理(牛乳も同じ) めやすくします。 ①豆乳に布を浸し、よくもみます。 ②そのまま 1 時間くらいおきます。 ①大豆100gを水に一晩浸す ③軽く絞ってから干します。 ②1リットルの水を入れて、ミキサーにかけ、 布でこす ③こした豆汁を水で薄め、布や糸を浸し乾かす 4 植物染料の種類 表 1 植物染料の分類 染料分類 成分分類 単 建染染料 インド-ル誘導体 色 直接染料 カロチノイド類 性 塩基性染料 イソキノリン誘導体 染 その他 アントシアン類 料 カルコン誘導体 媒染染料 フラボノイド類 多 ピロガロールタンニン 色 カテコールタンニン 性 ナフトキノン類 染 ジヒドロビラン誘導 料 アントラキノン誘導体 植物染料 藍 クチナシ 黄檗 露草 紅花 刈安 他多種 粟 他多種 柿 他多種 うこん すおう 茜 建染染料や直接染料は、濃染処理 をしなくても、木綿や麻を染める ことができます。他の染料と違っ て、色の定着の方法が異なるから です。 媒染染料 染料の発色や定着をよ くする物質を媒染剤とい 媒染染料ってなんです います。媒染剤を必要と か。 するものを媒染染料とい います。 植物染料には、単色性染料と多色性染料に分けられます。単色性染料は、一つの染料で単一の色 に染まるものです。多色性色素は、金属と結合して発色するもので、金属の種類によって違う色 が出ます。 媒染剤 媒染剤にはどんなものが 媒染剤の主なものは金 ありますか。 属化合物です。金属の種 類によって、発色する色 が違うので、媒染染料は、 アルミ媒染 焼ミョウバン 10%溶液 銅媒染 酢酸銅 6%溶液 鉄媒染 硫酸第一鉄 20%溶液 多色性染料といいます。 媒染液の量は染めるものと同量程度用意します。 5 キッチンで媒染剤 アルミニウム媒染剤 焼みようばん 準備するもの:焼ミョウバン 100 g、空のペットボ トル(2ℓ入り)、計量カップ、菜箸 1 計量カップに湯を 400cc 入れ、焼ミョウ バンを徐々に加えます。 2 箸でよくかき混ぜながら溶かします。 ばん よう 焼み 3 ペットボトルに 1.5ℓの水を入れ、溶かしたミョウ バン液②を加え、よく振って混ぜ合わせます。 水 1.5ℓ 濃度 5%のミョウバン液ができます。染める布と同量のミョウバ ン液を使います。 鉄媒染剤 準備するもの:鉄くぎ 500g、食用酢 500cc、 空のペットボトル (2ℓ入り) 、 生ゴミネット、計量カップ、ボール、菜箸 1 バケツに鉄くぎと水、塩を入れて混ぜ、一日おいてさびさせます。鉄くぎを取り出し、 新聞紙の上にひろげ、くぎ全体にさびが浮くまで空気にさらします。 2 計量カップに①のくぎを入れ、食用酢を加えます。 3 箸でかき混ぜながらさびを落とし、酢とよく混ぜ合わせます。時々混ぜて一日おきます。 4 計ネットを使い、ボールに③の液を濾し取ります。 5 ペットボトルに 1.5ℓの水を入れ、④を加え、よく振って混ぜ合わせます。 6 布の選び方 絹・ウール・麻・木綿の順で染まりにくくなります。 絹・ウール:生成のものは精錬が必要ですが、販売さ 精錬:繊維についている不純物 れているものは精錬済みです。 を取り除く作業。繊維の種類に 麻・木綿:生成のものは、そのまま使うこともできます よって精錬の方法が異なりま が、精錬済みのものは、濃染処理が必要になります。濃染処 理をしなくても、何度も染めれば染色できるようです。 化学繊維:天然染料ではほとんど染まりません。 す。 生成(きなり) :加工していな い繊維製品。 木綿 100%と書いてあっても、縫製製品は、糸にポリ エステル糸を使っていると、その部分は染まりません。 着古した木綿製品は、汗などに含まれているたん ぱく質が付着しているため、濃染処理を行わなくても染色 できます。 糊のついている製品は、洗濯して糊を落とします。 草木染め材料販売店 藍熊染料 東京都台東区雷門 1 - 5 - 1 03 - 3841 - 5760 誠和 本店 新宿区下落合 1 - 1 - 1 03 - 3364 - 2111 渋谷店 東急ハンズ渋谷店 5C 03 - 3464 - 5668 誠和横浜 横浜市西区浅間町 1 - 19 - 3 045 - 312 - 2121 田中直染料店 本店 京都市下京区松原通烏丸西入ル 075 - 351 - 0667 東京店 渋谷区東 1 - 26 - 30 宝ビル 3F 03 - 3400 - 4894 山宗実業株式会社 京都市北区大宮薬師山東町 16 - 3 075 - 492 - 3669 7