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発達心理学特演
発達心理学特演 展開科目 / 演習 / 2単位 加藤義信 ◆授業の到達目標およびテーマ 前期の特論で学んだ発達理論と発達支援論に関する理解を前提に、 個々の発達障害の特徴やその原因論をめぐる最近の研究を詳しく学 習する。さらに、発達のアセスメントの技法の実際や実施方法につ いての理解を深め、それらを踏まえて、文献による事例検討や、実 際の支援現場での事例を取り上げた検討を行う中で、発達支援の具 体的なあり方について自らの考えを深める。 ◆授業の概要 授業は演習形式で行う。それぞれの回の主要テーマに関連する文献 を用意し、それらを読み進める中で、各回のテーマに関して議論を 行い、理解を深める。 ◆授業計画と内容 1回目 2回目 3回目 4回目 5回目 6回目 7回目 8回目 9回目 10回目 11回目 12回目 13回目 14回目 15回目 発達の障害(1):知的障害とは何か 発達の障害(2):自閉症スペクトラム障害の特徴 発達の障害(3):自閉症スペクトラム障害の原因論をめ ぐる最近の研究 発達の障害(4):ADHDと学習障害 臨床発達心理学の基礎研究法:観察法・実験法・面接法・ 質問紙調査法 心理検査はどのように作られるか 発達の査定・検査・評価(1):発達検査の種類とその実 施方法 発達の査定・検査・評価(2):知能検査の種類とその実 施方法 発達の査定・検査・評価(3):投影的検査の種類とその 実施方法 事例研究(1):子どもの発達過程をどのように理解する か 事例研究(2):子どもの発達への支援活動はどのように 行われるか 事例研究(3):発達障害児に対する支援の方法とその展 開過程の検討 コンサルテーションによる発達支援をめぐる問題 発達に関わる職業の社会的使命と倫理 まとめ ◆履修にあたっての準備学習(事前学習) 前期の「発達心理学特論」を受講していることが前提となる。毎回 その都度取り上げる文献については予め配布するので、前もって必 ず目を通してくること。 ◆成績評価の方法と基準 授業への積極性や課題レポートの水準などによって、総合的に評価 する。 ◆教科書 特に使用しない。 ◆参考書・参考資料等 書名:よくわかる臨床発達心理学 著者名:麻生武・浜田寿美男 編 出版社:ミネルヴァ書房 書名:発達心理学事典 著者名:日本発達心理学会編 出版社:丸 善出版 書名:資料でわかる認知発達心理学入門 著者名:加藤義信編 出 版社:ひとなる書房 書名:子どものコミュニケーション障害 著者名:L. ダノン=ボ ワロー 出版社:白水社 上記以外に、その都度関連論文を授業で配布する。