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平成28年度高浜市国民健康保険保健事業実施計画
平成28年度高浜市国民健康保険保健事業実施計画 (目的) 高浜市国民健康保険被保険者の健康維持・増進及び医療機関等への受診適正化等によ り医療費の抑制効果を図るための保健事業を実施する。 (対象者) 高浜市国民健康保健被保険者を主とする高浜市民 (期間) 平成 28年 4 月 1 日から平成 29年 3 月 31 日 (実施事業) 1.医療費適正化に関する事業 (1)診療報酬明細書(レセプト)の 2 次点検 レセプトの資格点検、内容点検について、過誤調整に係る点検調査を高浜市職 員により実施し、再審査請求に係る点検調査を委託により実施する。 (2)医療費通知 自分の使用した医療費に対する関心の喚起、医療機関からの過剰請求や請求誤 りの発見を促進するために、医科、歯科、調剤、柔道整復のレセプトデータをも とに、受診者名・受診医療機関・受診月・日数・総医療費を記載したお知らせを 作成し、2ヶ月毎に被保険者に対して通知する。 (3)後発医薬品(ジェネリック医薬品)の普及啓発 成分・効果は先発薬とほぼ同等といわれるジェネリック医薬品は、先発薬より 安い価格のため、保険者の医療費負担ばかりでなく、被保険者自身の費用負担を 3~7割軽減させることが可能である。このジェネリック医薬品の普及を啓発し ていくため、保険税の納税通知書(本算定)の送付時に、ジェネリック医薬品希 望カードも同時に送付する。 また、ジェネリック医薬品差額通知についても、年2回実施する。 (4)重複・頻回受診者に対する適正受診啓発 愛知県国保連合会より提供される重複・頻回受診者リストをもとに、医療費通 知の発送の際、対象者に対し適正受診の啓発チラシを送付する。 (5)継続的な受診適正化の広報・啓発 コンビニ受診、はしご受診、おねだり受診を控えるように、広報掲載、医療費 通知の際にチラシを同封するなど、受診適正化の啓発に努める。 2.健康増進に関する事業 (1)特定健康診査・特定保健指導の実施 生活習慣病の有病者・予備軍の減少を目指し、平成 25 年 3 月に策定した「第 2 期 高浜市国民健康保健特定健康診査・特定保健指導実施計画」の着実な実施 に取り組みます。特定健康診査及び特定保健指導の対象者は 40 歳以上 74 歳以 下の被保険者とする。 実施にあたり、以下の4点を重点項目として取り組む。 ア)情報提供・普及啓発の充実、受診勧奨の強化 イ)40 歳代・50 歳代への意識喚起 ウ)継続的な健康管理支援 エ)健康づくり関連事業との連携 特定健康診査の目標受診率を 58.0%、 特定保健指導の目標実施率を 51.5%と定めている。 (2)生活習慣病等重症化予防対策事業の実施 前年度実施の特定健診受診結果が「受診勧奨判定値」を超えている方へ、医療 受診勧奨を実施する。 医師会の協力を得ながら、個別に生活習慣の改善相談を同時に行い、重症化を 未然に防いでいく。 (3)健康診査費用助成事業の実施 疾病の早期発見、早期治療による重症化予防は重要である。引き続き健康診査 費用の助成事業を実施する。 助成の対象となる健康診査の範囲は、市が市内の医療機関に委託して実施する 総合検診、成人ドック、胃検診、大腸検診、肺(喀痰)検診、乳腺検診及び子宮(頸 部)検診とする。 健康診査費用の助成対象者は、健康診査を受診した日において 40 歳以上 75 歳未満の被保険者であって ア)健康診査を受診する年度の前年度以前 3 年間の国民健康保険税を完納し、 かつ、前年度において医療の給付を受けなかった者 イ)健康診査を受診する年度の前年度の国民健康保険税を完納し、かつ、前年度 において医療の給付を受けなかった者 ウ)上記のいずれにも該当しない者 の助成区分とする。 (4)健康づくり事業との連携 健康増進に資する事業、介護予防に資する事業を推進し、市民の健康に寄与し ていくことは重要である。いきいき健康マイレージ事業を始めとする健康増進に 資する事業等を広く紹介、啓発することにより、疾病予防につなげる。 ① いきいき健康マイレージ事業の紹介 高齢者の方が、高浜市が認定した「福祉ボラ ンティア活動」や「健康づくり活動」に参加し たとき、その活動状況に応じてポイントが付与 され、1年間の活動を通して貯めたポイントは、 商品券をはじめとする希望商品に交換すること ができる。納税通知書、医療費通知などを送付 する際に、チラシ等で紹介していく。 ② 健康づくり教室における健康増進、疾病予防の啓発。 地域で開催される健康づくり教室において、健康増進、疾病予防の啓発を行 うとともに、医療費の適正化、特定健診の案内等を実施していく。 (その他) この保健事業実施計画に計画されていない事業について、健康増進及び医療費適正化 のために実施する事業については、年度の途中であっても関係グループと協議を行い実 施することとする。