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中国・四国ブロック受賞者 - ボランティア・スピリット賞

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中国・四国ブロック受賞者 - ボランティア・スピリット賞
ブロック賞
もりた
はるか
◆岡山市立岡山後楽館高等学校 森田 晴香さん[岡山県]
視覚障がい者と一緒に走ることを楽しむマラソンチームに7年前から所属し、伴走者としての活動に取り組んでいる。ま
た、目と耳が不自由で自閉症や多動性障がいのある児童たちと走る場合、より安全に誘導するために公民館で手話を習っ
ている。活動を継続する中で、自分たちの活動に興味を持った人などを対象にした伴走教室にも携わるようになった。伴
走チョッキの文字が「視覚障害」と「伴走者」という2種類から、両者が区別されることなく、「ランナー」という1種
類の表記に変わる世の中になることを目指して活動に取り組んでいる。
たる
あきは
◆崇徳学園崇徳高等学校 多留 陽葉さん[広島県]
文部科学大臣受賞
自分自身にも視覚障がいがあるが、多くの方の支援を受けて健常者と同じように生活することができているため、自分も人
の役に立ちたいと決意。学校内のグループに所属して活動に取り組んでいる。2014年に発生した広島土砂災害では、視覚
障がいの影響で重たいものを持つと網膜がはがれる危険があるため、目の前の大量の土砂をほとんど撤去できなかった。こ
の経験を糧に、自分にできることは何かを考え、急いでポスターとプリントを作成。校内でボランティアの募集を呼びかけ、
支援活動に寄与することができた。
おおた
すずらん
◆平生町立平生中学校 大田 鈴蘭さん[山口県]
SPIRIT OF COMMUNITY奨励賞受賞
小学生のときから独居老人宅への慰問を定期的に実施していたのを契機に、曾祖母が長年お世話になった地域の特別養護老
人ホームに恩返しするため、ボランティアに取り組んでいる。この施設では、華道の披露やフラダンスの発表をしたり、洗
濯の手伝いなどをして、年配の方々と定期的な交流を図っている。また、2015年に山口県で開催された「世界スカウト
ジャンボリー」に、中学生ボランティアスタッフとして参加したほか、バリ島の孤児院を訪問して子どもたちをサポートす
る活動にも取り組んでいる。
◆善通寺東西中学校ボランティアクラブ[香川県]
善通寺東中学校と善通寺西中学校の合同ボランティア部が誕生し、活動が二つの学校に広がっている。おもに元ハンセン病
患者の詩人の詩を広める活動に取り組み、美術館や大島青松公園などで朗読会を開催した。また、詩のイメージで寄せ植え
をつくり、公園で詩と並べて展示する「屋外詩展」や、詩の言葉でうちわや色紙をつくるなど、多彩な活動を繰り広げてい
る。詩人の詩を創作書道で表現し、地域の学校や図書館、病院や店舗などに配布し、それらを1カ月ごとに交換する「詩の
デリバリー」も始め、人々の交流を図っている。
◆愛媛県立伊予農業高等学校 伊予農希少植物群保全プロジェクトチーム[愛媛県]
海岸で絶滅が危惧される海辺の植物群落を保全し、消滅した海浜植物を復活させる目的で2004年に創設。塩谷海岸の清掃
活動では、これまで138回の活動で約24トンのゴミを回収している。また、耕作放棄水田を活用して、生物多様性を育む
水稲自然栽培を実践する活動にも取り組み、2015年で4年目を迎えた。賛同者を集めたり、後輩の育成にも力を入れてお
り、特にこの水稲自然栽培の実践を多くの農家などに広めていくことを目標に定め、先輩から受け継いだ活動に誇りを
持って取り組んでいる。
1
※ボランティアグループ名などは、応募用紙の記載通りとさせていただいております。
ごとう
まいか
◆愛媛県立南宇和高等学校 五藤 舞花さん[愛媛県]
地元の愛南町は典型的な過疎地域で、少子高齢化が急速に進んでいる状況を改善するため、少しでも地域に貢献できる人材
になりたいと決意。お祭りや夜市の屋台、各種イベントのボランティア活動に取り組んでいる。中でも「愛南びやびや祭
り」では、「これからは若い世代の意見をもっと聞いてほしい」と提案したことがきっかけで、小中高生の意見が反映され
るようになり、役場職員や地域住民と若者との交流が深まった。地元を効果的に宣伝するために、地元にしかない良さを発
見することを意識しながら、活動に打ち込んでいる。
コミュニティ賞
◆岡山県立岡山操山中学校 SOZAN国際塾ボランティアチーム[岡山県]
夏祭りで配布するうちわを全校生徒で製作し、ボランティアチームの代表生徒が施設を訪問して手渡す活動や、夏休みを
活用した小学生の学習支援に取り組んでいる。このほか、広島の土砂災害支援のための街頭募金活動や「ふれあいフェス
タうの」の支援も実施。自分たちの手で現状を変えるため、全員で試行錯誤を繰り返したことで、活動の基盤を築き上げ
た。
◆岡山理科大学附属高等学校 RIDAIFU清掃ボランティア[岡山県]
岡山をもっと良くしたいという思いから、岡山城周辺や西川緑道公園などの清掃活動に取り組んでいる。公的施設で活動す
るために岡山市役所の環境保全課と打ち合わせを重ね、後楽園や公園などでの活動許可が下り、清掃用具のレンタルやゴミ
処分を行政が担当してくれることになった。「最初の一歩」を踏み出すことが、自分たちの今後の人生を変えるものになる
と実感している。
◆学芸館高等学校 ユネスコ部とカンボジア研修参加生徒[岡山県]
タイやカンボジアの子どもたちのために、学校のボランティア部と連携し、多くのイベントでカレーを販売した。また、カ
ンボジアの子どもたちと連絡を取り、現地の雑貨を送ってもらい、募金と販売活動をおこなった。さらに、地元の小学校へ
出前授業に行き、カンボジアの現状を伝えた。日本への留学機会づくりのための支援活動を生徒自ら考え、実行しているこ
とへの理解と賛同が広がっている。
◆岡山県立和気閑谷高等学校 生徒会[岡山県]
学校のルーツである旧閑谷学校が日本遺産に認定されたこともあり、「閑谷学校ボランティアガイド」に力を入れて活動す
るほか、エコキャップボランティアや学童ボランティアにも取り組んでいる。これらの活動を生徒に身近に感じてもらうた
め、「ボランティア掲示版」を作成。多くの生徒の関心を集め、ボランティアに自主参加する生徒が増え、活動の輪が広
がっている。
◆山陽女子中学・高等学校 地歴部[岡山県]
先輩たちから活動を引き継ぎ、瀬戸内海の海底ごみ問題解決に向けて「海底ごみゼロ」という目標を掲げて活動に取り組ん
でいる。この海底ごみの回収活動によって、水質と魚種を回復させる成果を上げたほか、高校生への体験学習会や公民館で
の出前授業によって回収活動の輪が広がり、さらなる活動に取り組む原動力となっている。
2
※ボランティアグループ名などは、応募用紙の記載通りとさせていただいております。
◆出雲西高等学校 インターアクトクラブ[島根県]
日本海岸や湊原海岸などの清掃に取り組んで40年を迎えた。老人ホームや身体障がい者施設でのボランティアをはじめ、韓
国の高校生との国際交流などに取り組んでいるほか、農業に挑戦したり、水質を改善するEM団子を用いて小中学校のプール
や河川の浄化を行ったり、小中学生に森林の重要性を説く講演を開催するなど、多彩な活動を展開している。
にった りょうや
◆島根県立三刀屋高等学校 新田 涼也さん[島根県]
特別養護老人ホームに叔母が勤務しているのを契機に、同施設でボランティアを始めた。ここでは自ら企画して、掃除や食
事の介助などを通して入所者の方々と交流を深めるほか、運動会などのイベントなどもサポート。相手のことを考え、生き
る力となるように、やさしく見守るスタッフの姿に感銘を受け、自分が少しでも近づけるように、日々考えながら活動して
いる。
たかはし
◆広島市立矢野中学校 高橋 ことはさん[広島県]
町民運動会やお祭りでのボランティアをはじめ、各種イベントに積極的に参加している。また、平和公園などでの地域清掃
のほか、「平和記念式典」では折りヅルを奉納した。メンバー不足に悩んだこともあったが、小学生のリーダー研修を手
伝ったことで、2015年の入会者が前年の約5倍に増加。自分たちの活動を知ってもらうことで、地域との関わりが深まって
いる。
◆盈進高等学校 ヒューマンライツ部[広島県]
震災発生直後から支援を開始した先輩たちの活動を引き継いでいる。加えて、学園祭をはじめ、福山市やその近隣、宮城県
のシンポジウムなどで、「忘れない!東日本大震災被災者支援活動」と題し、これまでの活動の報告に取り組んでいる。今
後も学ぶ姿勢を崩さず、感謝の心を忘れずに、笑顔で活動を継続していくことを決意している。
◆広島県立瀬戸田高等学校 しまおこし事業部[広島県]
近年、サイクリング大会などで外国人が多数訪れることから、島の魅力を紹介した冊子『巡り人』の英語版を作成した。英
語圏以外の方でもわかるように簡単な英訳と日本語を併記したことで、配布先の商店や観光案内所から重宝しているとの反
響を呼んだ。近隣島の高校生と交流しながら協議を行い、さらなる地域活性化を目指している。
◆下関市立夢が丘中学校 生徒会[山口県]
全校生徒が1年間で一つ以上のボランティア活動に参加する「夢ボラ」や、地域行事の手伝い、小学生対象の福祉教室補助な
どに取り組んでいる。また、地域の商店や幼稚園と協力してペットボトルキャップ回収も行っており、地域の方と交流する
機会が増えた。2015年度は新たに観光ガイドボランティアに挑戦するため、現役ガイドの指導を受けて準備している。
◆山口県立下関中央工業高等学校 サイエンス同好会[山口県]
理科の楽しさを知ってもらいたいという思いから、「こどもおもしろサイエンス」を開催している。自分たちが講師となり、
ものづくりや科学実験を通して地域の小学生と交流した際、子どもたちが興味を持って取り組んでいる姿を見て、充実感と
達成感を覚えている。最近ではPTA主催の科学教室などに招待されるようになり、活動の幅が広がっている。
3
※ボランティアグループ名などは、応募用紙の記載通りとさせていただいております。
◆山口県立厚狭高等学校 家庭クラブ[山口県]
4時以降は保育士の人数が減って保育園が忙しくなることから、先生に代わり子どもたちの自由遊びの相手をする「放課後
遊び隊」に取り組んでいる。この活動のボランティア募集では、活動ネーミングを工夫したことで、興味を持った多くの人
が集まった。また、管理栄養士の指導のもと、食育教材の開発にも関わり、幼児の食育教育にも貢献した。
こばやし
あみ
◆山口県立厚狭高等学校 小林 亜実さん[山口県]
高校入学後、新設されたボランティア部に入部したが、部員が2名のみで活動方法に悩む中、「放課後子ども教育」の取り
組みを開始。小学生に伝統遊びを教えたり、体験学習をサポートしたのを契機に活動の幅が広がっていった。また、世界ス
カウトジャンボリーの「おもてなし隊・語学ボランティア」では、日本文化を海外の子どもたちに紹介した。
◆宇多津町立宇多津中学校 生徒会[香川県]
「育てようボランティアの心」「広がれボランティアの輪」を合言葉に、正門前に生徒が立って登校あいさつを実施。地域
や駅の早朝清掃、公園の花壇の手入れなどのほか、エコキャップ活動にも取り組んでいる。また、地元の宇多津町では、小
中学生が社会福祉士協議会の会員となり、町をあげてボランティア活動を積極的に推進している。
◆香川県立琴平高等学校 琴平から神戸、東北へとつながるプロジェクトチーム[香川県]
阪神・淡路大震災と東日本大震災で被災された神戸市、宮城県気仙沼市・石巻市の方々と文通や訪問による交流を図ってい
る。また、地域に防災情報を発信したり、琴平町の「れんげ畑祭」に継続して参加するうちに、「れんげ畑祭実行委員」の
高校生メンバーとして企画段階から参画するようになり、地域との交流が深まり、信頼関係を築くことができた。
◆高松市立香東中学校 ボランティア委員会[香川県]
ボランティアを日常的な活動として取り組むために委員会を設立。全校生徒でペットボトルキャップやインクカードリッジ
の回収、ネパール募金の呼びかけを行うほか、部活動ごとにボランティアを展開した。この「部活動ボランティア」が地域
に広まるにつれ、ボランティアの依頼を受けたり、他団体から合同活動の提案をされるなど反響を呼んでいる。
こうの
さらさ
◆西予市立宇和中学校 河野 更紗さん[愛媛県]
「気づき」「考え」「実行する」の3つを柱に、あいさつ運動、施設や国道の清掃、校外募金活動に取り組んでいる。ボラ
ンティア告知の際、ポスターのフレーズを工夫することによって、活動に対する生徒の向上心を喚起した。日ごろお世話に
なっている方々にボランティアで恩返しをすることで交流が深まり、学校と地域に一体感が生まれている。
まつした さき
◆愛媛県立川之石高等学校 松下 咲さん[愛媛県]
小学生のころに、どの患者にも親切な歯科衛生士と出会い、誰かのために働きたいと決意し、高校入学後「VYS部」に入部
した。学校全体で活動できるよう工夫しながら、保育園や高齢者施設のイベント協力に加え、公民館での活動や障がい者ス
ポーツ大会スタッフなど数多くの活動に取り組んでいる。今後も継続した活動で地域の信頼に応えられることを目指してい
る。
4
※ボランティアグループ名などは、応募用紙の記載通りとさせていただいております。
◆愛媛県立新居浜工業高等学校 VYS部[愛媛県]
工業高校の特色を生かし、使われなくなった車いすを回収・修理・再生する「空飛ぶ車いす活動」に取り組み、2015年で
16年目を迎えた。再生した車いすは地元の福祉施設や個人、海外の福祉施設などへ寄贈。近隣の高校生とも協力しながら、
福祉施設へ出向いての訪問修理や介護活動も積極的に行うなど、ボランティアの輪が広がっている。
◆鳴門市立鳴門市第一中学校 ボランティア部[徳島県]
平日は校内、土・日曜日は校外活動を行っている。グループホーム訪問では、入居者とゲームや将棋などで交流を深めたり、
ベル演奏、千羽鶴のプレゼントを行った。また、清掃活動では川沿いの草抜きや、水質を改善するEM団子をつくり、その投
入などにも取り組んでいる。地域の方々から喜びの声を受けることが、活動に励む原動力となっている。
◆徳島県立新野高校・徳島県立小松島西高校勝浦校
緑のリサイクル・ソーシャル・エコ・プロジェクト・チーム[徳島県]
両校が連携して刈草を堆肥化した土壌改良材を開発し、緑のカーテンづくりを推進する「緑のリサイクル・ソーシャル・エ
コ・プロジェクト」を展開した。刈草を焼却するとCO2が発生するが、堆肥化して緑のカーテンなどに利用することで、節
電や省エネに役立つと考えた。このほか地球温暖化防止にむけて、地域の様々な団体と連携して活動に取り組んでいる。
◆高知市立横浜中学校 生徒会[高知県]
年間ボランティア参加人数の目標を定め、全校集会で呼びかけたり、ポスターで参加者を募り、清掃や植苗を行っている。
地域の14施設のプランターに、花苗500苗を植え替えることで地域が美しくなり、ゴミを捨てる人が減少するなどの成果を
上げている。また、「横中ボランティアの会」を発足させ、さらなる環境美化に取り組んでいる。
5
※ボランティアグループ名などは、応募用紙の記載通りとさせていただいております。
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