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第4班 記録 概要 【発表内容1】健康的な生活習慣の定着を基盤として
第4班 記録 概要 【発表内容1】健康的な生活習慣の定着を基盤としてすすめる心の健康づくり 小学校(鳥取県) 生活リズム改善週間「さわやかセブン」の取組を学校保健計画に位置づけ、全職員、一 丸となって児童の意識向上と行動の変容を図った。生活リズムが整うことによって、欠席 が減り友達との人間関係が良好になった児童もいる。集団指導とともに、保健室来室時に 個別指導を行い、健康的な生活習慣の自立を今後も促していきたい。 「さわやかセブン」取組内容 ①就寝時刻を守る。 ②早く起きる。 ③朝ごはんを毎日食べる。 ④8時以降は、ノーメディア ⑤家庭学習を行う。 ⑥1日1回体力づくり 【発表内容2】組織的・積極的に取り組む健康相談 中学校(岡山県) 健康相談を記録する意義を確認し、どのように報告・連絡・相談するのがよいか、その 後の連携を考えて記録、配布を行った。思春期に発症しやすい心身症と精神疾患について 教職員間で共通理解を得るために、小児科医、心の健康相談医、児童精神科医等から助言 を受けて教職員に配布する資料を作成し、資料を共有のサーバーに整理し、必要に応じて 引き出して活用できるようにした。校内外の連携機関を冊子にまとめ、必要な教職員や保 護者へ配布した。地域の保健医療機関等のネットワークの構築に努め、普段から顔の見え る関係作りを心がけた。 【発表内容3】孤立しかけている生徒とつながる 高等学校(広島県) 教室に入れずカウンセリングルームへ登校している生徒は、人と話すのに緊張したり、 小中高で人間関係につまずいたり、場合によっては家庭で居場所のない生徒もいる。その ような生徒の気持ちをほぐすために、辛い経験を聴くばかりではなく明るい気持ちになれ るよう対応している。担任が生徒のしんどさを理解し励ましてくれることが、生徒への大 きな力となるので「がんばっているね」と声をかけてもらうよう頼むこともある。今後も 継続した支援を行っていきたい。 【指導助言内容】 現代的健康課題の多くは心の健康とも深くかかわっており、生涯にわたる積極的な健康 づくりの面でも重要視されている。平成 27 年中教審答申「チームとしての学校の在り方と 今後の改善方策について」では、多様化・複雑化した課題を解決するための体制整備のた め「チームとしての学校」が提言されており、心の健康づくりにおいてもチームとしての 学校機能を生かして健康観察や健康相談に取り組むことが必要となる。発表校における校 内外の連携を図った取組から、チーム力の高め方や生かし方のヒントを得て今後の実践に 生かしていただきたい。