Comments
Description
Transcript
こちら - フィルム・メーカーズ・フィールド
□ □ □ □ □ □ □ □ フィルムメディアである8ミリでは、映像の加工はすべてカメラと手の共同作業です。フィルムメーカーたちは、 斬新な視覚体験・表現形式をめざして、フィルムの膜面上にそれぞれの光を集めて行きます。 今回の特集では、8ミリ幅のフレームを一コマ単位で作り上げた作品や“フィルムについてのフィルム”とも言う べき作品を紹介します。1980年代の学生作品から現在も8ミリ作品を作り続けている川口肇の作品集まで、九 州芸工大の8ミリの流れを概観する試みや、福岡在住コマドリ・シスターズの短編アニメーション集、映像の魔術 師・居田伊佐雄の福岡初個展など、二日間にわたり4プログラムを上映します。 数々の名作を生みだした1980 □パーソナルフォーカスアンソロジーより 年代の九州芸工大。FMFが所蔵 (1982∼1986)*すべて3分間 するパーソナルフォーカスアンソロ 出渕亮一朗・稲垣洋祐・渡辺宏・山田 ジー(1982∼1986)より、松本 けい子・伊藤高志・森下明彦・くがいゆ 俊夫初の8ミリ作品やアナログエ たか・CAT HOUSE・松本俊夫・小嶋哲生 ・中原玲子・鳥飼康男 13作品・40分 フェクトを駆使した実験精神あふ □3分間フィルムアラカルト(1983∼2007) れる13作品と、20年ぶりに日の 新川あるび Supersonal Focus(1984) ・ 目を見た小野雅史「ポートレート」 木部杉生 Roundscape(1986) ・柴 敏隆 三部作、現在も制作を続ける大 真夏の死(1988) ・大橋 勝 lop shake 橋勝、山本宰の作品など芸工大 (1983) dog dekan(1984)洞窟の頂 にゆかりのある作家の作品を紹介 (1990) ・小野雅史ポートレート1,2,3 します。 (1986/1987/1988) ・山本 宰 ドクサ (1988) Fragility(1998) Fraction(2000) MARU(2007) 13作品・40分 「ポートレート」 小野雅史 1986年 「洞窟の頂」 大橋勝 1990年 11月22日13:00∼ 26作品・80分 九州芸工大作品集 <KID FILM Collection> コマドリ・シスターズ作品集 <8ミリオモチャ箱> 11月23日13:00∼ 20作品・85分 川口肇の映像のテーマは「世界」だ という。彼のいう「世界」とは私たちの 「眼」というシステムを通しての「世界」 にすぎない。 川口肇はシステムを介して認識さ れる「世界」の危うさ、美しさをカメラ というもう一つのシステムを介在させ ることにより、明らかにしようとしてい る…のかもしれない。 AB CD Nakahara Chiyoko(4作品・12分) Rythme(3分/2000) くるくる(3分/2001) 3355(3分/2003) まるさんかくしかく(3分/2007) キンタロ(5作品・33分) ぶらんこ(3分/1987) 恋の嘆き (6.5分/1988) かわいいマンデル、リボンはどこ?(3分/1988) 愛する者が別れる時 神の天使は泣く(11分/1989) 薔薇より甘く(9分/1991) 宮田靖子(11作品・40分) Nakahara Chiyoko のパステルカ cat- a- logue(3分/1982) ラーな薄紙アニメーションでほの cat- e- gory(5分/1982) ぼの気分を味わい、キンタロ女 BORN−ハウス(4分/1983) キャロットマシーン(3分/1983) 史のごてごて爛熟したペイントア マイ・フレンズ (3分/1984) ニメーションで指先フェチシズム こんがらがってホイ(3分/1988) を堪能し、マスキング装置の中 ハンプティダンプティ(3分/1991) をひた走る実験映画猫やヘンテ 威風堂々(3分/1998) コホームムービーなどのMIYAT 17才の夏−少年「A」(3分/2001) Aコマ撮りFILMで〆る。 主婦の唄−夕暮れ(3分/2003) こんな風に過ぎて行くのなら (4分/2009) まさにオモチャ箱をひっくり返し たようなフルコースをご賞味あれ。 □ □ □ □ □ □ □ □ inter- medium(3分/1987) dis- contact(3分/1988) filmy(5分/1988) un- recognizable(4分/1988) 世界(3分/1991) 粒子束(3分/1991) 印象 I(3分/1991) prominence(3分/1991) Air(6分/1992) cliche kitchen (1993)(3分/1993) 世界/2 青(3分/1994) 世界/3 inter- face(3分/1996) 世界/4 active- scan (3分/1997) phase3(3分/1998) 世界/5 portrait (3分/2000) 世界/6 eyelids (3分/2001) あべらしおん (3分/2003) suginami- green(3分/2007) 「prominence」 1991年 Hakushu (3分/2007) Urim and Thummim(仮題/新作)(3分/2009) ※上映後ゲスト トークの時間を設けます。 11月22日15:00∼ 20作品・66分 川口 肇作品集 <眼底の粒子> 居田(KOTA)伊佐雄作品集 <K氏の実験室> 11月23日15:00∼ 6作品・80分 カメラの自在な流れは、“動く 静止画像”への欲望と新しい視 覚体験を切り開き、すでに1970年 代から実験・個人映画を志す者に 与えた影響と驚嘆は計り知れない。 攪乱される視座、密猟者の視線。 ―フィルムに対する深い洞察と確か なテクニックは、凝縮され一粒の滴 となり、私たちへと届けられる贈り物 のようだ。 「大きな石小さな夜」 1991年 「Far from the explosive form of fruit」 「マリリン・マグダリーン」 「プロローグ・エピローグ」 「北半球」 「地球の石」 「大きな石小さな夜」*テレシネ版 38分/1972年 39分/1972年 35分/1977年/サイレント 39分/1978年 36分/1986年 13分/1991年/サイレント ■ FMF CINEMATHEQUE NO.116 特集!8ミリフィルム vol.1 <Film ON Film,Frame IN Frame> □ 主催・問合せ先 フィルム・メーカーズ・フィールド □ ■ □ 2009年11月22日(日)13:00∼ Aプログラム/15:00∼ Bプログラム TEL;092-851-4474 ■ □ ■ 23日(祝)13:00∼ Cプログラム/15:00∼ Dプログラム E-mail;[email protected] blog;http://fmffukuoka.blog61.fc2.com/ □ 料金 1プログラム 1000円/1日券 1500円(当日券のみ) ■ HP;http://fmffukuoka.web.fc2.com/index.html □ 会場 福岡県立美術館4F視聴覚室 ■ 協力 サスケ工房 aparture drive □ ■ 後援 (財)福岡市文化芸術振興財団・福岡市・福岡市教育委員会 □ ■ 平成21年度福岡市民芸術祭参加 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■