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病院もサービス業だ!
7 西岡塾 MARUNOUCHI July 2007 a Communication Notebook 第一条:自己変革の意欲無き者は去れ 第二条:雄弁は金、沈黙はクズ 第三条:出過ぎた杭になれ ゲストスピーカー:青梅慶友病院 大塚理事長(7月6日) ◆ 病院の持つイメージを白紙にすること、そこからが出発! 第1章 慶友病院の概要 第7章 今後の事業展開 ・二つの慶友病院・青梅とよみうりランド ・両慶友病院の特徴と差異 特徴:口コミ、対象は介護と医療が必要な高齢者、 多い職員数、高い患者側費用負担 差異:立地、規模、在院期間 1. 環境変化 プラス要因:増えていく対象層 マイナス要因:保険給付削減傾向、競争激化、人材確保難 2. 今後の事業の模索 1)よみうりランド慶友病院 青梅と大きな環境の違いと克服 2)行政 生活・医療・介護の分断 3)新事業の前提 強み(医療)を活かしてそこ(最後の部分)に特化、 他人がやっていないことをやる 第2章 経緯 第3章 理念と展開 ・最初に見た汚い、臭い、暗い、3Kの既存老人病院 ・理念:「自分の親を安心して預けられる施設」 ・35歳、1200万円で青梅慶友病院設立、大人気、 拡張と借金の繰り返し ・展開:3Kの打破、病院はサービス業、 新しい価値(家庭で看るより良いもの)創造 第4章 成功の要因 ・家族のニーズへの対応、患者様の安心感、対象の絞込 み、生活・介護・医療のトータルサービスへの割安感 第5章 運営上の工夫 ・職員の行動規範は、自分の親にしたいこと、 お客様の望むこと ・行政に頼らず、患者による自己負担、現場への権限委 譲、対象の選定 第6章 職員満足の向上 ・多様な勤務形態、休暇義務化、時代の先端意識、 時給は厚遇 第8章 高齢者ホスピスへの挑戦 現代医療の悲劇と課題 死なせてもらえぬ時代 → 医療の意識改革、 家族世論の意識改革 行政 医療と介護の分離 費用徴収範囲 → 逆行で真っ向対立 [質疑応答] 社員教育/Motivation維持は、全員による全員の評価、 現場への権限委譲で多店舗展開は2つが限界 募集人員は患者様を元気にするあらゆる職種 理念の継承は引き継いだ者自身の理念次第 修羅場は借金増でなく人員確保難 <一言で言って何だ!!> 「病院もサービス業だ!」 編集後記 田久保壮輔 慶友病院そのもののユニークさ、大塚院長その人のユニークさがとにかく印象的な講義でした。 わかりやすい理念を持つこと、サービスそのもののコピーでなく理念を伝えて浸透させること、 そしてその上で現場に権限を委譲すること、これらの点はサービス業ではない自分の仕事場にも 通ずるものであると思いました。 marunouchi NISHIOKA ACADEMY