Comments
Description
Transcript
総合型地域スポーツクラブ - 特定非営利活動法人アジアクラブ
総合型地 域スポーツクラブ アジアクラブ通信 スポーツ振興くじ助成事業 4 2013 卯月うづき 2013年4月より〈4ヵ月制〉スタート! 受講生の皆様からのご要望も多くあり、今月から〈4ヵ月制〉がスタートしました。今期開講した「パーフェ クトボディメイク」他、オリジナルプログラムでは、これまでの3ヵ月制より1ヵ月増えるだけで、各プログ ラムの効果アップが期待されます。 これからもスタッフ一同、会員の皆様が健康維持・増進、生きがいづくり等様々な目的にご活用いただけます よう、より良い環境づくりに努めてまいります。今後ともアジアクラブをよろしくお願い申し上げます。 報告 Sports Tourism スポーツツーリズムin小浜島 3月2日から小中学生と小浜島にてスポーツ交流会を行いました。リゾナーレ小浜島のご厚意でゴルフ場をお借りする ことができました。子どもたちは初めてのゴルフ場に大はしゃぎ。まずはゴルフ場でのルールやマナーを習い、いざコー スへ! 初心者でもできるスナッグゴルフを使いゴルフの感覚を体験しました。午後は小浜小中学校をお借りしての陸上練習。 アジア記録を持つ譜久里武さんによる指導をうけ、みんな最初に測定したタイムより確実に速くなっていました。徒競走 や高跳び、幅跳びなども取り入れの記録会。終日、小雨の降る寒空の下ではありましたが、みんな元気に練習していまし た。 コミュニティプログラム訪問 〈少年少女ミニサッカー教室〉 4月2日、曇空の中、ミニサッカー教室がスタートしました。講師を務める長堂肇先 生にお話を伺いました。 「誰でも、もちろん初めてやる子もサッカーを楽しめるように心がけています。その中で特に次の3つを大事にして います。 1.スキルアップでなく、サッカーゲームを楽しむ 2.その中でコミュニケーション・スキルを育む 3.自分達のことは自分達でやる これまでは1ヵ月の教室でしたが、継続して参加している子を見ると、最初はぶつかると泣いていた子もだんだんちゅー ばーになってくる。自分達でチームを分け、ルールを確認し、分からないことは次の週までに調べてくるようになる。 精神面で変わってくるように思います。また、運動の面では動きづくり、ボールフィーリングを常に考えていて、遊 びながらいろいろな動きをさせています。」 元気いっぱいの子ども達、長堂先生の元、懸命にボールを追っていました。 〈少年少女ミニサッカー教室〉 毎週火曜日 16:00∼17:30 新川コミュニティーセンター 報告 Footpath 観光講座「今帰仁を歩く」 3月16日、今帰仁村中央公民館講堂にて「今帰仁を歩く-着地型観光の可 能性と課題-」と題した観光講座を開催しました。 フットパス(foot path)とは、英国を発祥とするてくてく道のこと。 Foot=足、Path=小径、私たちが知らず知らずに足を向けてしまう散歩道、 昔ながらの風景だったり、どこか安らぎを与えてくれたり、歩くことが歩 くことだけで終わらない、そんな散歩道を誰もがそれぞれの住む地域に、 一つぐらいは持っていることでしょう。 2000年、日本で11件目の世界遺産(文化遺産)「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、琉球王国時 代の城跡が登録されました。今帰仁グスク跡は沖縄本島北部に位置する世界遺産の一つです。 世界遺産に登録された事で、今帰仁城跡を訪れる観光客は増えましたが、レンタカーで移動する方々が大 半で、地域のすみずみにひっそりと佇む感動や風景は見過ごされがちです。地元今帰仁村の人々が暮らす中 で、歩み続けられてきた散歩道。観光に訪れる人々にも是非その楽しみを味わってもらいたいと、今帰仁グ スクを学ぶ会と今帰仁村観光協会では、フットパスへの取り組みに動き始めました。今回、北海道より酪農 学園大学教授小川巌氏を招き、講演会、シンポジウムを開催しました。 講 演 :「食と農をつ なぐフットパス」 講師 酪農学園大学教授 小川巌氏 シンポジウム:「今帰仁を歩く」 パネリスト 又吉演氏(今帰仁村観光協会) 仲嶺盛治氏(今帰仁グスク を学ぶ会) 花井正光氏(沖縄エコ ツーリズム協議会) 緒方修氏(アジアク ラ ブ) 主 催 :NPO法人アジアク ラ ブ 共 催 :今帰仁村観光協会・今帰仁グスク を学ぶ会 十勝 岳 連 峰 を望 む 畑 沿 いの 千 望 峠パ ス (上富良野町) 農 家で採れたてのト ウモロコシや 野菜をいただ く (南幌町) 休 憩所 の 牛乳 試飲 、野 菜の 販売 も (黒松内町) 【講演要旨】 北海道におけるフットパスは、ここ十年の間に始まった歴史の浅い取り組みではあるが、道内40市町村、約 200コースを数えるまでに発展している。この背景にあるものは、他の取り組みと違い民間レベルで実行でき る点にあると思う。またフットパス運動の目的が非常に多様に設定できる点も魅力ではないだろうか。健康維 持向上を目的としたウォーキングと違って、フットパスは歴史的な事や地域に根差した事など、我々と地域を 「つなぐ」径(みち)として機能している。現在、北海道では、フットパスの際に地元の産物を食べることや、 個々のフットパスを繋ぎロングトレイル(パス)として、更なる魅力を産み出そうとしている。網走-釧路間総 延長211キロなどが好例である。観光地がフットパスに取組むメリットとしては、自身の足で地域の魅力を感 じてもらう事により、滞在時間の延長やリピート化が挙げられる。韓国・済州島では、2007年より島をめぐる フットパスコース(オルレ)を開設し、現在好況を呈している。この成功を受けて、九州ではフットパス「九州 オルレ」を開設した。オルレ(フットパス)に馴染んだ観光客を受け入れる事で、今帰仁村の観光も活性化する のではないか。 各地の取り組みのいいとこ取りをする事により、今帰仁村の活性化につながる努力を期待する。特に歴史遺 産を辿りながら、沖縄の美しい海沿いを歩くフットパスコースは、、今帰仁独特の魅力を備えているように思 う。 う ち な∼ ぐち 広 場 奄美でうちなー文化との交流をしてきました うちなーぐち・御総様(ぐすーよー)、我(わ)んねー、比嘉光龍 (ふぃじゃ ばいろん)でぃち言ちょーいびー事(くとぅ)、見(みー) 知っちょーてぃ 呉(くぃ)みしぇーびり。 (日本語・皆様、私は比嘉光龍と申しますので、お見知りおき下さい ませ。) さて、今回から楽しい「うちなーぐち(おきなわ語)」についての話 題や、私のうちなーぐち関係の活動などについて面白いエッセイ風な文 章をここに書いていこうと思っていますので、御笑読下されば幸いでご ざりまする。 また、私は毎月第一、第三土曜日の午前中の月に2回、ウェル・カル チャースクール・真地校(アジアクラブ主催)にてうちなーぐち講座を 設けておりますので、うちなーぐちに興味のある方は体験講座でも受け にきて下さいね。1度だけならば体験講座は無料ですので、めんそーち くぃみそーり(いらっしゃって下さい)。 突然ですが、先月3月1日に奄美の名瀬市にて沖縄大学地域研究所主 催で「移動市民大学in奄美」というものを行なってきました。ポスターをご覧下さい。私を中心に、アメリカ人で 現在琉球大学の講師をしているクリス・デイビス氏と、琉球大学研究生でオランダ出身の、うちなーぐちペラペラ なハイス・ファン・デル・ルベ氏も参加し、二人でうちなー漫談なるものを繰り広げてくれました。更にポスター にもあるように奄美の唄者である、皆吉恵理子さんとも共演させてもらいました。太鼓はアフリカ太鼓のプロでも ある旦那さんのヤマチャンが担当して下さいました。私の歌三線にもリズムを刻んで下さって、とても助かりました。 私と 皆吉 恵理子 さん の旦 那さ ん ヤマチャンと恵理子さん 私の歌三線 にヤマチャンが太鼓を 叩いている様子 もずく(水雲) 今月の旬! お手頃になっています。合わせ酢でいただく以外にも天ぷらやクッキー、 佃煮などいろいろな食べ方があります。今月は、人気のモズクスープ を紹介しま∼す。 ■鶏ガラスープの素でスープをつくる(2人分で約400cc)。 酒、しょう油を各大さじ1ずつ加える。 ■洗った生モズクを加えてひと煮立ちさせる。 塩こしょうで味をととのえる。 ■きざんだネギをちらして完成! ♪生姜やとうがらしを加えても美味。 ♪調味料はお好みで。 理事長 コラム 琉球諸島世界遺産フォーラム︵仮︶ 設立へ向けて 's 今 、 沖縄 の 自 然 も 世 界 遺 産 の 有 力 候 補 と し て挙 が っ て いる 。 対 象 範 囲 は 、 奄 美 以 南 の 琉 球 諸 島で あ る 。 これ ま で に 日 本 で は 知 床 、 白 神 山 地 、 小笠 原 、 屋 久島 が 登 録 さ れ て い る 。 琉 球 諸 島 が 登 録さ れれ ば一 県で二 つの 世界 遺産を 抱え るこ とに なる。 前 述 し たよ う に 、 ﹁ 琉 球 王 国 の グ ス ク 及 び 関 連遺 産 群 ﹂ は七 つ の 市 と 村 に 分 散 し 、 そ れ ぞ れ の 市や 村の 方針 で運 営さ れて いる 。 沖 縄 の世 界 遺 産 は 九 地 域 に 分 散 し て い る 。 北部 に 一 カ 所と 中 部 に 二 カ 所 の 三 城 ︵ グ ス ク ︶ が 、南 部 に は 、首 里 城 跡 お よ び 近 く の 建 造 物 等 を 合 わせ て 三 カ 所、 お よ び 識 名 園 ︵ 王 家 の 別 邸 ︶ と 琉 球王 朝 最 高 の聖 地 ・ 斎 場 御 嶽 が 指 定 さ れ て い る 。 沖縄 の ﹁ 聖 地巡 り ﹂ に は 五 〇 〇 年 の 歴 史 が あ る 。 なか で も 南 部の 御 嶽 ︵ う た き ︶ を 巡 る 東 御 廻 り ︵ アガ リ ウ マ ーイ ︶ は 今 日 で も 脈 々 と 続 い て い る 。 特徴 は 門 中 ︵ム ン チ ュ ー = 家 族 ・ 親 戚 一 同 ︶ で 定 期的 に廻 るこ とだ 。 斎 場︵ セーフ ァー ︶御 嶽は、 世界 遺産 登録 前は、 入 場 料 無料 で 年 間 約 一 万 二 〇 〇 〇 人 の 入 場 者 だっ た 。 今 では 入 場 料 二 〇 〇 円 だ が 三 〇 倍 近 い 約 三五 万 人 が 訪れ る 。 対 策 と し て 狭 い 石 畳 の 道 の 両 側に 土 嚢 袋 が敷 き 詰 め ら れ て い る 。 複 数 名 以 上 の 来訪 者が 約一 m幅 の参 道を 並列 に歩 行す る。 限 ら れた 幅 の 石 畳 を は み 出 し 、 両 側 は 踏 み 固め ら れ 帯 状を な す 。 石 垣 が 崩 壊 し た 場 合 の 対 策 や、 景 観 保 全、 案 内 人 の 育 成 、 P R 、 教 育 な ど 、 各自 治体 でバラバラに対 応し てい るの では 、世 界遺 産の 修 の価 値を 引き 下げ てし まう 。今 から 、広 域連 携を すす め、 まと まっ てや るこ とが 大事 だ。 こ うし たこ とは 、関 係自 治体 が一 緒に 他地 域 ︵例え ば、白 神山地︶ の苦労を 学ぶべき であろ う。 すで に、 文化 遺産 だけ でも 、資 源が 劣化 しは じめ てい るの だか ら、 自然 遺産 が加 われ ばさ らに 混乱 が起 き、 資源 の劣 化、 破壊 が進 みか ねな い。 世界 遺産 を保 護管 理す る共 通の 枠組 みを つく って いく 必要 があ る。 例え ば、 国レ ベル では 、外 務省 、総 務省 、財 務省 にお いて は登 録時 から 共同 参加 して もら い、 文化 庁、 環境 省、 林野 庁、 沖縄 県庁 、各 市町 村と とも に、 共同 運営 の仕 組み の構 築が 必要 であ ろう 。縦 割の 競争 が顕 在化 し、 入り 乱れ てあ あし ろ、 こう しろ と声 を上 げれ ば、 収拾 がつ かな くな る。 世界 遺産 の本 来の 意義 が薄 れ運 営機 能不 全の ﹁危 機遺 産﹂ ︵ ︶に なっ てし まう かも しれ ない 。今 のう ちか ら世 界遺 産セ ンタ ーを コア とし なが らも 、よ り良 き運 営体 制づ くり に向 けて の準 備を 始め てお くべ きだ ろう 。先 行事 例を 始め とし て、 様々 な調 査・ 研究 も必 須だ 。そ のた めに 琉球 諸島世 界遺産 フォーラ ム︵仮︶ 準備会を 立ち上 げ、 まず は世 界遺 産の 保護 、そ して 管理 、利 活用 、教 育等 への 提言 や広 域連 携を 実現 する ため の一 部事 務組合 ︵ある いは、琉 球列島世 界遺産・ 運営機 構︶ のよ うな 体制 づく りが 出来 るよ うに 企画 準備 中で ある 。 緒方 ﹁ア ジアク ラブ 通信 ﹂は毎 月一 日の発 行で す。 事業活 動の 紹介 を中心 に、 皆様の 健康 に役 立つ情 報を お届 けして いき ます。 今後 とも ご愛読 いた だき ますよ うよ ろしく お願 い申し上げます。 アジ アク ラブ 理事 長 !? もずくにはカルシウムやマグネシ ウム、鉄、亜鉛、ビタミン、セレニ ウムなどのミネラル、アルギン酸、 フコイダンなどの食物繊維が含まれ ています。ぬめり成分のフコイダン には、余分なコレステロールを排出 したり、がん細胞に抵抗力を強める 作用があります。セレニウムは解毒 作用や強力な抗酸化作用が注目され ているミネラルです。アンチエイジ ングが期待できそうですね! ちなみに一日の摂取量はプリンカッ プ1個分弱ぐらい(40g)を目安に。 スーパーなどでおなじみのモズク。春先から収穫期に入り、値段も