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第 86 回 西洋料理アカデミー

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第 86 回 西洋料理アカデミー
第 86 回
西洋料理アカデミー
「ガレット
le 11 Mars ’13
Restaurant Mitsu
Galettes la complete avec salade
ラ コンプレ(具入りそば粉クレープ)サラダ添え」
(ガレット生地 20 ㎝ 6枚)
そば粉 80g 薄力粉 20g 塩少々 牛乳 100cc 水 100cc 卵2個
・具材
スライスハム(スライスベーコン)
卵
グリュイエールチーズ
ラ・水菜・ミニニンジン・こかぶ等 塩・コショウ
リーフレタス・ルッコ
バター EXV オリーブオイル適量
1.ボールにふるったそば粉と薄力粉を入れ、上記生地の他の材料を加え、ホイッパーで
混ぜ合わせ、1時間程休ませる。
2.大きめのフライパンを火にかけ、溶かしバターを全面に塗り、1をレードル(おたま)
で薄くのばすように円形に流し入れる。
3.2へスライスハム・卵・おろしたグリュイエールチーズを載せ、塩をふる。
4.円形の四隅を内側に折り込み、四角形に焼きあげる。
5.4を皿に盛り、サラダ野菜を添え、塩・コショウをふり、EXV オリーブオイルをかけ
る。
Crepe au sucre
「砂糖のクレープ」
(クレープ生地 20 ㎝ 24 枚)
薄 力 粉 125g
グ ラ ニ ュ ー 糖 30g
塩少々 牛乳 300cc 全卵 2 個 卵黄
1 個 溶かしバター20g
1.ボールにふるった薄力粉・グラニュー糖・塩を入れ、牛乳と溶いた全卵と卵黄をホイ
ッパーで混ぜ、溶かしバターを加え合わせ、1 時間程休ませる。
2.クレープパン(フライパン)を火にかけ、溶かしバター(分量外)を塗り、1をレー
ドル(おたま)で薄く広がるように円形に流し入れる。
3.周りが乾いてきて、焼き面が色付いたら裏返す。
4.裏は乾かす程度に焼き、湿った布巾の上に取り出す。
5.繰り返し生地を焼ききる。
6.焼き立てを半円に折り、皿に盛り、有塩バターとグラニュー糖(分量外)をふってい
ただく。
MEMO
フランスのブルターニュ地方の伝統料理「ガレット」と「クレープ」
。痩せ地でも育つそば
粉を使ったガレットの方が、小麦粉のクレープより古くから親しまれていたようです。
フランスにあるクレープリー(クレープ屋)は、ブルターニュのみならず各地で人気の食
事処。ガレットを主食にクレープをデザートに、その地の名物りんごの発泡酒「シードル」
を飲みながらいただくのが一般的。
気取らず楽しめるクレープリーで定番のメニューが「ラ・コンプレ」la complete は全部そ
ろった、完全な、の意。身近な食材をうまく焼き込んだポピュラーなガレットです。
焼き立てのクレープに塩入りバター(無塩バターとゲランド海塩でも良)と砂糖だけのシ
ンプルな美味しさも、ブルターニュ風素朴なデザートでおすすめです。
修業時代、陶器のキャラフェとグラスのシードルと一緒にいただいたその味を懐かしみ、
ここ富士山麓の食材を活かして、本場の味を皆様に伝授します。
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