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19年度下期 配分申請書(PDF: 702MB)

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19年度下期 配分申請書(PDF: 702MB)
平成19年11月26日
独立行政法人
郵便貯金・簡易生命保険管理機構 理事長 殿
ネパールの星
団
体
名
代表者役職名
世話人代表
代表者氏名
上田 幸男 (印)
平成19年度下期国際ボランティア貯金の寄附金配分に係る配分申請書
平成19年度下期の国際ボランティア貯金の寄附金の配分を希望しますので、別添のとおり申請し
ます。
第1 申請団体の名称等
1 申請団体の名称等
(フリガナ)
ネパール ノ ホシ
団体名
ネパールの星
英訳名
Nepali Star
団体の住所・電話番号等
[郵便番号]〒530- 0036
[住
所] 大阪市北区与力町2-16-2402 ユーズワールド内
[電話番号]( 06 ) 6882-5405
[FAX番号]( 06 ) 6882-5405
[URL] http://yoriki2.jp/nepal/
(フリガナ)
ウエダ
キョウコ
[事務担当者氏名] 上田 京子
[E-mail アドレス]
[電話番号]( 06 )6882-5405
[email protected]
2 団体設立年月日等
団体設立年月日 2005年 10月 2日
登記・認証等の状況(法人格を保有している場合のみ)
[団体の種別] □財団 □社団 □社福 □NPO □その他 (該当に「レ」印)
[登記等の年月日]
年
月
日
[主務官庁]
[根拠法令]
3 過去3年以内に団体が实施した援助实績の概要(継続实施中のものを含む。
)
期 間
H16 年 9 月 6 日~
9 月 13 日
实施国名(地域)
ネパール
援助实績の概要
・ 日本在住のネパール人で、本会代表のタラ・
ラメチャプ郡
セレスタが、カトマンズから約 100 キロ東の
パンチェット村
生まれ故郷であるラメチャップ郡パンチェ
ット村へ帰省し、タラ・セレスタが資金援助
をして建設した村の学校の運営について、
アドバイスと教科書等学用品の配布、衛生面
の指導を实施。 【写真1、2、3】
1
・ 村人たちの要望でもある病院の必要性を確
認。村人たちのニーズに基づき、病院建設に
伴う様々な方法を模索。
・ カトマンズ周辺の病院を回り、巡回診療をし
てくれる医師を探す活動を開始。
(日本に戻
ってからも、多くのボランティア組織を訪問
しアドバイスを得る。
)
H17 年 8 月 13 日~
8 月 20 日
ネパール
・ 改めて田舎へ巡回診療してくれる医師を探
ラメチャプ郡
すために、日本からタラ・セレスタがネパー
パンチェット村
ル訪問。
カトマンズから車 ・ 同時に、パンチェット村に作った学校周辺の
で約 1 時間のデュ
衛生面の指導をし、トイレの建設を決定。村
リケルという町
の子どもたちに文具・衣類を配布。
・ H17 年 8 月 17 日、従兄弟の友人ティロク氏の
紹介でタラ・セレスタがデュリケル病院のラ
ム院長と初めて面談。自分の村への巡回診療
についての要望を直接伝え、院長の考えを確
認し賛意を得る。
【写真4】
・ デュリケル病院の「山の診療所(アウトリー
チ・クリニック)
」担当のビラジ医師と打合
せ。デュリケル病院7番目の「山の診療所」
として、診療所建設の予備調査を開始。立地
面からソロンブ村での建設提案あり。
【写真5(パンフレット)
】
H18 年 2 月 11 日~
2 月 19 日
ネパール
・ 日本よりタラ・セレスタ、上田幸男、野村重
ラメチャプ郡
男が訪問。前回指導の学校トイレの实態をチ
ソロンブ村と
ェック。回りの村からの生徒増に伴い、教室
パンチェット村
増設の必要性から、村の役員と周辺の土地提
供の交渉を行う。
【写真6、7】
デュリケル町
・ 診療所建設地をタラ・セレスタが生まれた村
(パンチェット村)とするか、交通の便のい
い手前の村(ソロンブ村)とするかを検討。
2
周辺の村民が集まりやすい病院用地の観点
から現地調査实施。ソロンブ村の優位性を確
認。
【写真8】
・ デュリケル病院ラム院長とコージュ医師に
巡回診療についての意思確認。同時に建設場
所をソロンブ村とすることで合意。
【写真9、10】
・ 改めてラム院長自らが現地へ行き、診療所建
設について周辺の村の責任者に説明し合意
を得る旨の基本事項の了解を得る。
【写真11】
・ 後日、ソロンブ村より診療所建設用地
23,760sqft を購入。
H18 年 11 月 12 日~
11 月 19 日
ネパール
・ タラ・セレスタがネパール訪問。巡回診療担
デュリケル町
当のデュリケル病院ラム院長、技術担当ビラ
ジュ医師と建設費用見直し等詳細打合せ。
・ 建設資材手当、搬送ルート等確認。同時に、
建築デザイナーと診療所図面の打合せを行
い、
「山の診療所」としての建築図面を決定。
【写真12】
・ 日本より上田幸男と、賛同者1名(大坪 勤
H18 年 12 月 30 日
~
H19 年 1 月 7 日
ネパール
氏)が訪問。現地スタッフ2名(ヒラ・セレ
ラメチャプ郡
スタ、クリシュナ・セレスタ)とソロンブ村
ソロンブ村
の建設予定地視察。建築場所の確定と建築方
パンチェット村
法等について再度詳細を打合せ。
【写真13】
デュリケル町
・ 同時にパンチェット村も視察し、タラ・セレ
スタの支援で建設した学校にて文具等配布。
校舎増設については隣地提供交渉が困難な
ことから、半分を建替え2階建てとすること
で合意。校舎の鉄骨など建設費の一部はタ
ラ・セレスタが寄付。
【写真14、15】
3
・ デュリケル病院訪問。ラム院長、コージュ医
師、ビラジュ医師と面談し最終打合せ。マオ
イストを含む周辺村民全員の協力合意を前
提として建設開始を合意。
H19 年 2 月 24 日~
2 月 25 日
ネパール
・ デュリケル病院の院長、担当医師、保健士、
ラメチャプ郡
看護婦、建築設計士と、現地スタッフの 2 名
ソロンブ村
が同行し診療所建設予定地訪問。現地の立地
条件(段々畑の土地)から、図面一部を修正
し、地階部分の増設を決定し図面を修正。建
設費も加算を余儀なくされる。
【写真16】
・ 周辺村落の責任者を集めラム院長自らによ
る診療所建設の趣旨説明を实施、全員の合意
と協力を確認した上で全員の署名を得たこ
とから診療所建設の開始を決定。
【写真17】
H19 年 11月 10 日~
11 月 19 日
ネパール
・ タラ・セレスタ、上田幸男が賛同者3名を同
カトマンズ
行しネパール訪問。ソロンブ村の診療所建設
ラメチャプ郡
現場を視察。石切り場、搬送状況を見て、改
ソロンブ村
めて立地条件の厳しさを痛感。同時に、建設
パンチェット村
現場での石材加工、建設済の地階部分(下段)
と建築中の 1 階部分の出来栄えに感動。現場
デュリケル町
労働者を激励。持参した郵貯指定の、寄付者
プレート(別紙添付)の設置場所確認。
【写真18~22】
・ パンチェット村小学校の建替部分完成状況
確認。校舎1階奥の巡回診療時の診察室を確
認。
【写真23,24,25】
・ カトマンズ日本大使館の嶋田二等書記官に
面談し現地建設状況と今後のスケジュール
及び建設後の計画を説明し、指導を得る。
・ デュリケル病院ラム院長に現状を報告し、今
後のスケジュール等について打合せ。
注: 国際ボランティア貯金の寄附金の配分を受けて実施した事業を除きます。
4
第2 申請援助事業の内容等
1 援助事業の目的・目標
[援助事業の目的]
カトマンズ周辺には、これまでにも日本のボランティア団体の支援で、病院や学校などが
たくさん建てられていますが、町から遠く離れた山間部の僻地には残念ながら支援が及んでい
ないのが实情です。以前、ネパールでも活動している日本の大きな NGO 組織に实情を訴えたも
のの、
「カトマンズ盆地しか支援できない」
「危険を伴う地域には支援できない」という回答
で、残念ながら協力を得られず、それならば、やはり我々自身が診療所を建設し、運営してい
くしかないと言う結論に達したものです。
他の支援組織と違うとすれば、
「ネパールの星」の中心には日本在住のネパール人のタラ・
セレスタがいて、自分の生まれた村の人たちの強い要請を受け、村人たちと一緒に成し遂げよ
うとしている点があげられます。同時に、カトマンズにタラ・セレスタの従兄弟や兄がいて、
現場監督という立場でこの工事に専念しており、村や建設現場とのコンタクトが可能である
点。また、従兄弟のヒラ・セレスタは英語ができることから、常に日本とメールでのやり取り
が可能で、日本からの指示も明確に实施できる点です。また、幸い、既に6ケ所の「山の診療
所」で巡回医療を運営し实績のあるデュリケル病院のラム院長と全面協力の合意に達してお
り、ラム院長自らが建設予定地に出向いて、現地確認と周辺住民への周知と協力合意を行って
いることから、今後の診療所運営についての問題はないと判断したものです。
支援内容としては、カトマンズ郊外にあるデュリケル病院のアウトリーチ・クリニック(山
の診療所)の7ヶ所目として、ラメチャプ郡・ソロンブ村に診療所を建設し、巡回医療活動を
支援します。デュリケル病院の専任医師が定期的な巡回医療活動を实施し、薬剤師と看護婦・
保健士を常駐し、巡回診療の補助を行うだけでなく、完成後は常駐する看護婦や保健士が近隣
の村々をも訪問し、衛生面の指導も行うことで、周辺にある14ヶ所以上の村々の2000人
以上の住民の病気の予防教育や避妊指導などについても实施していく予定です。これらの医療
教育システムについては、カトマンズ大学の医療教育部門として地域医療教育に熱心なデュリ
ケル病院の全面的な協力を得ていることから、今後順次対応していけるものと確信しておりま
す。また、タラ・セレスタの生まれたパンチェット村では、既に小学校の校舎の一角に巡回診
療受け入れのための診察室を準備し、受入体制を整えています。
デュリケル病院は単に総合病院であるだけでなく、カトマンズ大学の医療教育部門
(Kathmandu University Teaching Hospital)という位置づけにあり、現在 470 名のスタッフ
と、170 名の医師を抱えて地域の医療活動を積極的に行っています。広大な敷地の院内には学
生宿泊施設も設け、周辺村落出身者だけでなくネパール全域から医師や看護婦を希望する若い
学生を集め、積極的な医療教育活動を行っている総合病院です。
この点につきましては、先日の現地視察時に、カトマンズの在ネパール日本国大使館の嶋田
二等書記官に面談し(2007 年 11 月 15 日)現地情報を伺った際、デュリケル病院のラム院長は
地域の医療教育に非常に熱心で、日本大使館の医療教育支援の活動においても親密なつながり
があるとのことでした。当初、ラム院長との出会いは偶然だったとはいえ、今となっては、ネ
パールで最も心強いパートナーを得たといえます。
5
ソロンブ村の診療所建設は、既に 1 階部分の途中まで建設が進んでいます。建設地への道中、
大きな川が合流するドラルガットという町では、これまでは狭い幅の長い吊り橋を渡って路線
バスに乗り換えるしか方法がありませんでした。しかし、2007 年夏、鉄橋が完成したことによ
り、ソロンブ村の建設現場まで車で行くことが可能となったことは朗報でした。
【写真26】
これまで資材運搬に際しては、吊り橋での積替えに加え、道路状況が最悪なために運搬が困
難を極め、加えて資材高騰もあって建設費用がかさみ、当初の予算を超過しました。しかし、
現場を視察した感想としては、頑丈な 3 階建てで、診察室、簡単な手術室、薬剤室、入院用ベ
ッド、医師の宿泊施設などを備え、周辺住民の医療ニーズに十分に応えられ、村人たちも安心
できる診療所になるものと確信しています。村人たちも自分たちの診療所を待ち望み、工事に
積極的に協力してくれています。村の女性も砂や石の運搬作業を手伝い、職人たちの食事の世
話という形で協力してくれています。
【写真27、28、29,30,31】
不便な山間部に診療所を建設することで、当初の建設予定額を超過し、段差整地、崖などの
整備工事、電気供給工事、水の確保と水道工事、進入路の整備といった様々な改良工事に加え、
下段(地階相当)に食堂とトイレを増設したことで更に建設費が嵩み、総額予算は 1439 万円
まで上がりました。しかし、2007 年 11 月、建築現場の实態を視察して驚嘆しました。削岩機
もショベルカーもクレーンなど機械類は一切なく、遠く離れた深い山から人力で大きな石を切
り出し、ノミで叩いて尐し小さくし、荒削りした石を背負い籠や手で、急な山の斜面にある建
設現場まで運び、そこで同サイズのブロックに加工して、診療所の壁全面に使用するという気
の遠くなるような作業が連日行われています。こんな悪条件の場所でこれだけ頑丈で立派な建
物を建設すれば、これだけの費用かかるのも当然だと納得した次第です。
【写真32、33】
2007 年度上期に、第一段階として、地階部分と 1 階部分の建設を開始し、雤期に入る前に早
めにカトマンズから建設資材を運んだこともあって、工事はほぼ予定通りに進んでいます。今
後、第二段階として、入院施設、医師や保健婦たちの宿泊施設となる2階部分、水タンクやソ
ーラーなどを設置する3階屋上部分、及び周辺段差整備、水道・電気など基盤整備を進めるこ
とになります。これらの費用は、一般賛同者からの寄付金だけでは次期工事の中途でまた中断
を余儀なくされるため、今回申請する 2007 年度下期の寄付金配分を強く希望する次第です。
この地域一帯は、雤期になると、随所で崖崩れの危険があり、狭い山道は手がつけられない
ぬかるみとなるため、路線バスはストップします。怪我や病気が発生すると、険しい山道を一
日かけて山越えするしか方法がありません。このため、診療所建設に際しても、雤期には作業
が滞ることを想定し、早めに資材手当てを行ってきました。これは建設時だけでなく、今後の
診療所運営についても同様だと思われます。泥と埃とでこぼこの道路状況から判断し、たとえ
乾期であっても、急患搬送用や医師・看護婦などの搬送、薬品や資材運搬用として、4WD車
両の確保は必須であることを改めて認識させられた次第です。
【写真34、35】
このため、本件申請には、搬送用車両4WD確保についても申請額に含めました。通常、車
両については配分申請の対象外であることは承知しておりますが、我々のプロジェクトの場
合、診療所建設だけでは片手落ちで、今後の診療所運営が十分に機能することが何よりも大切
であると認識し、敢えて車両費用も申請額に含めております。せっかく村人が全面協力して立
6
派な診療所ができても、スムーズな運営ができなければ宝の持ち腐れということになりかねま
せん。勝手なお願いで恐縮ですが、よろしくご配慮戴きますようお願いいたします。
[援助事業の目標]
事業实施地周辺には小さな村落が 14 ケ所以上あり、約 2000 人の村民が自給自足生活をして
います。2000 メートルを越える高い山の中腹に点在する村落のため、徒歩以外交通手段があり
ません。乾期だけ路線バスが運行されますが、雤期は道路がぬかるんで立ち往生する上、崖崩
れの危険があって運転されず、病人や怪我人が発生した場合、患者を戸板や背負いカゴに乗せ、
徒歩で山越えし一日かけて町まで運搬するしか方法がありません。事業实施地は周辺の村々を
見渡せる絶好の位置にあり、直接バス道路から進入でき、巡回診療に適した場所であると同時
に、治療を受ける村人が来院し易い所です。
【写真36、37,38、39,40、41】
既に 2007 年 4 月から土地整備と共に、第一期工事である診療所の地階部分と1階部分の建
設を開始しています。既に1階部分の壁の途中まで出来ており、予想以上に早い進捗に、村人
たちの診療所への期待の大きさを感じています。年内に1階部分の壁を仕上げ、年明けにかけ
て天井部分と2階への階段部分を仕上げ、2008 年3月迄には第一期工事が完了する予定です。
2008 年 4 月から引き続き、2階部分と3階の屋上部分を建設すると同時に、周辺の土地整備
と段差や崖の整備、トイレ、水道、電気、などの工事を予定しています。完成時には、診療所
の屋上にサイレンと回転灯を設置し、医師が巡回診療に来る前日にサイレンや回転灯で周辺の
住民に合図することにしています。当初は月2回の巡回を予定していますが、順調に行けば、
早い時期に週1回に増やす予定です。今後、巡回診療、地域医療教育の指導に関して、デュリ
ケル病院ラム院長、コージュ医師などと連携していく計画です。
【写真42】
ライフラインに関しては、上の山から水を引き貯水することで水の確保をします。電気は近
くまで電線が来ています。水と電気の確保を前提にこの診療所の建設を進めていますが、確实
に水質浄化を行うため、半透性膜を使いバクテリアや重金属を除去する装置や、太陽発電を利
用したソーラー電池などを日本企業に協力要請することも検討しています。
診察に関しては、診療所内の診察・治療だけでなく、看護婦や保健士による村落巡回を順次
实施し、衛生面や病気予防の指導、避妊教育、安全な出産の指導なども行っていく計画です。
町に比べると、現金収入がないため、村民の生活程度は低く、日本では考えられないような病
気、無知による死亡事故もあります。カトマンズなどの都市部と比べ平均寿命が低いのも、そ
ういう地理的悪状況、経済的貧困、教育レベルの低さなどが原因であると考えられます。
診療所建設は支援のスタートに過ぎません。今後、衛生面や病気予防だけでなく、衣食住全
般の指導、教育レベルの向上や、村人たちの努力による経済的自立についても、村人たちと意
見を交わしながら、順次内容を見直し、着实に支援を続けていくことを目標としています。
※ [援助事業の目的]欄は、申請する援助事業を当年度に实施する必要性がわかるように記入
して下さい。
[援助事業の目標]欄は、援助事業を通じ当年度に達成したい目標・成果等を、可能な限り
数値等を用い具体的に記入して下さい。
7
2 申請援助事業の实施場所
[实施国名] ネパール
[实施地域](※ できるだけ詳しく)
ネパールの首都カトマンズの東、約100キロメートル、ラメチャプ郡 ソロンブ村の一角。
カトマンズから東へ車で約 2 時間の所にあるドラルガットという町で、鉄橋(数ヶ月前は吊り
橋だった)を渡り、そこから険しい崖沿いの狭い山道を3時間程揺られて、ソロンブ村に着き
ます。雤期(4 月から 8 月頃まで)は 1 日2便の路線バスがストップしているため、ドラルガ
ットから山道を12時間以上かけて歩くしか方法がないような山の中にあります。
【写真43】
診療所建設地は路線バスの道路沿い、と言っても何も整備されていない単なる狭い山道
にあります。医師はカトマンズ郊外にあるデュリケルの総合病院から5時間以上をかけて毎回
バイクで送迎します。巡回診療時だけでなく、大きな手術や緊急の場合などの患者搬送用とし
ても、診療所開設時には何とか4WDの車両を確保する必要があります。
【写真44,45】
3 事前調査の状況
[調査時期]
(第1回) H18 年 11 月 12 日~H18 年 11 月 19 日(8 日間)
(第2回) H18 年 12 月 30 日~H19 年 1 月 7 日(9 日間)
(第3回) H19 年 2 月 24 日~H19 年 2 月 25 日(2 日間)
(第4回) H19 年 11 月 10 日~H19 年 11 月 18 日(9 日間)
[調 査 者]
(第 1 回)タラ・セレスタ(
「ネパールの星」代表、日本より訪問)
(第2回) 上田幸男、大坪勤(日本より建設予定地パンチェット村等を訪問)
(第3回) Dr.Ram Shrestha, Hira Shrestha, Dr.Ram, Dr.Koju, Dr.Biraju,他
(カトマンズとデュリケルよりソロンブ村の建設地を訪問)
(第4回) タラ・セレスタ、上田幸男、大坪勤、大坪清美、浜岡千寿郎
(日本より建設予定地パンチェット村等を訪問)
上記日本からの訪問旅費等は全て個人負担としており、寄附金を使うことは一切ありません。
(調査者の所有資格等: 医師、技術士、他)
[調査内容]
(第1回)
・ 調査实施場所: 事業实施地のラメチャップ郡ソロンブ村。カトマンズ郊外のデュリケ
ルにあるデュリケル総合病院。
・ 対象者及び人数: 4 名(日本よりタラ・セレスタ、現地担当のヒラ・セレスタ、兄の
クリシュナ・セレスタ、ヒラの友人のティロク氏)
・ 具体的な調査内容: 本会代表のタラ・セレスタと、現地運営責任者で従兄弟のヒラ・
セレスタ、兄のクリシュナ・セレスタが友人の紹介でデュリケル病院を訪問し、ラジュ
医師(技術・設備担当)
、コージュ医師(巡回診療担当)といっしょにラム院長に面談し、
協力依頼と建設費の確認を行いました。
8
高騰する建設資材等についての確認、現地周辺村落への周知方法等についてもラム院長
に相談し、具体策を検討。ソロンブ村だけでなく、周辺の村落の責任者にも会って、事
前に診療所設立の趣旨説明を行い、同時に周辺村民の全面協力を確認する旨要請。この
確認については、デュリケル病院ラム院長自らが、病院スタッフと、ヒラ・セレスタと
クリシュナ・セレスタの2人の現地スタッフと一緒に、現地へ赴いて確認することを約
束。この確認を前提として、診療所建設をスタートすることに基本合意しました。
【写真46】
同時に、今後の資金管理方法と銀行口座についても、改めて病院サイドと検討を重ね、
当方現地スタッフと病院サイドのスタッフによる複数の口座管理責任者を決め、資金管
理を明確化するため、改めて病院と一緒に管理できる口座を設け、これまで「ネパール
の星」でプールしている資金もそこへ移すことで合意しました。
(第2回)
・ 調査实施場所: 事業实施地のラメチャップ郡ソロンブ村。カトマンズ郊外のデュリケ
ル病院。別の「山の診療所」
、パンチェット村の学校などを視察。
・ 対象者及び人数: 7人(日本人2人 ドュリケル病院医師3人 現地スタッフ2人)
・ 具体的な調査内容: ソロンブ村の診療所建設予定地、周辺の村落、本会の代表者タラ・
セレスタの生まれ育ったパンチェット村を視察。同時に建設予定地であるソロンブ村の
立地条件等を確認し、建物の図面も再確認。村の住民には診療所の必要性や衛生管理に
ついての实情を再確認。
デュリケル病院のラム院長と2人の医師に面談。巡回診療について再度打合せ、診療所
の建設金額等についての確認、管理口座についての最終確認、他。
また、建設予定地の検証だけでなく、他の病院見学、村の学校を視察、村民との話合い
を实施。
(第3回)
・ 調査实施場所: 事業实施地のラメチャップ郡ソロンブ村。
・ 対象者及び人数: 12名(デュリケル病院5名、現地スタッフ2名、村の責任者 5 名)
・ 具体的な調査内容: デュリケル病院の医師と技術者だけでなく、ラム院長も自ら建設
予定地のソロンブ村を訪問し、建設現場を確認。同時に現地にて、診察する病院の立場
から改めて診療所建物図面を検証し、ラム医師から一部手直しを含め詳細指導を受け、
それに沿った形で設計図面の見直しを实施しました。
同時に、ラム院長一行は周辺村落の代表5名と趣旨説明と話合いを行い、ソロンブ村と
9
その周辺村落の代表者から、改めて診療所建設について歓迎と建設全面協力の合意を得
ました。現地スタッフのヒラ・セレスタたちも会合に同席し確認しました。日本サイド
のスタッフは、ヒラ・セレスタが撮影した現場写真と、現地での村の責任者たちの署名
(ヒラが英訳)にて確認しております。
【写真47、別紙署名コピーと訳文添付】
(第4回)
・ 調査实施場所: 事業实施地のラメチャップ郡ソロンブ村。パンチェット村、カトマン
ズの日本大使館、カトマンズ郊外のデュリケル病院、デュリケルのロータリークラブ、
ラム院長の従兄弟が経営するデュリケル・ロッジ・リゾートにて。
・ 対象者及び任数: 10名(日本から5名、現地スタッフ2名、デュリケルで医師3名)
・ 具体的な調査内容: 今回は敢えて路線バスを利用せず、4WD車(ランドクルーザー)
をチャーターし(当然のことながら、寄附金は使わず全て個人にて負担しております)
、
ラメチャプ郡ソロンブ村の建設現場と、石切り場を視察。予想以上に立派な出来栄えに
感激。ソロンブ村に宿泊し住民たちから宴会を催して歓迎されました。翌朝ソロンブ村
の小学校で子供たちに文房具を配布しました。その文具はゴミにならぬようプラスチッ
ク類は避け、土に戻るものを選んで持参したものです。
村から迎えに来てくれた子供たちと共に、タラの生まれたパンチェット村へ行き小学校
を訪問。タラ・セレスタの支援で建替えた校舎を視察。増設した校舎の1階奥に、巡回
診療時に診察室として使用するスペースを確認。その後、子供たちに文房具やバッグを
配布し、持参したグローブやボールでキャッチボールなどをして遊びました。
村から戻り、カトマンズの在ネパール日本国大使館の嶋田二等書記官に面談(2007 年 11
月 15 日)
。建設現場の現状を報告し、ネパールの政情や今後の注意点などの指導を受け
ました。大使館が、デュリケル病院のラム院長とも直接交流があることが分かりました。
嶋田書記官からも、ラム院長は地域の医療教育に非常に熱心で、デュリケル病院はカト
マンズ大学の教育医療部門(ティーチング・ホスピタル)で、日本大使館が行っている
地域医療教育面の活動でも親密であるとの説明を聞き、更にラム院長との親近感が増し
ました。デュリケル病院と全面提携して、診療所建設とその後の巡回診療運営を進めて
いることに改めて安堵すると同時に、これからの責任を痛感しました。
【写真48】
デュリケル病院の会計責任者に会い、改めてソロンブの診療所だけの個別口座による別
管理の再確認を行い、持参した一般賛同者からの寄附金100万円を手渡しました。
【写真49】
今回の参加者がロータリークラブ会員だったことで、デュリケルのロータリークラブの
会合に参加しましたが、このロータリークラブには巡回担当のコージュ医師やビラジュ
医師も参加しています。その後ホテルにてラム院長と個別面談の後、コージュ医師、ビ
ラジュ医師らも加わって共に会食し交流を深めました。
【写真50,51】
※ 調査時期が平成18年10月以前となっている場合は配分できません。
10
4 申請援助事業を行う理由
[調査により判明した現地が抱える問題点]
事業实施地のソロンブ村は、町から遠く離れた山岳地域で、多数の村落が点在しています。交
通の便が悪く、社会や文明からかけ離れた生活をしています。自給自足生活で現金での収入源が
ないため、医療費を払えない人も多く、教育が行き届かず、医療に関する知識もないために、ち
ょっとしたケガや高熱でも死に至ることがあります。裸足のため、傷口からバイ菌が入って悪化
したり、トイレが不衛生なために病気が蔓延し、弱い立場の子どもや妊婦が犠牲となるケースが
多く、ほとんどの村人は「あきらめ」の中で暮らしています。
病気になっても近くに医療施設も薬局もなく、薬を持っている人などいません。町の病院へ行
くには、病人を戸板や背負いカゴに乗せ、徒歩で険しい山道を運搬するしかなく、乾期の場合、
2 時間、3 時間要してようやく最寄のバス停にたどり着いても、そこから1日2便の超満員バス
で4時間、5時間揺られないと町に着きません。それが雤期になると、崖崩れの危険や道路がぬ
かるみとなり路線バスは運休するため、12 時間以上かけて徒歩で山々を超え、谷を渡らなけれ
ば町に着かないのが实情です。会の代表・タラ・セレスタは、幼い兄弟をはしかや腹痛で亡くし、
逆子出産の母親と赤ん坊が、山越えの途中で苦しみながら死ぬという悲劇の現場に遭遇し、無医
村の無残な实情と、どうすることも出来ない無念さを实感しています。
[求められるニーズ]
当初、
タラ・セレスタは自分の故郷のパンチェット村に診療所を建てたいと希望していました。
が、パンチェット村はソロンブ村から更に尾根を下って吊橋を渡り、急斜面を登ったへんぴな立
地のため、周囲14ヶ所以上の村の利用者の利便を考慮し、敢えて故郷ではないソロンブ村に建
設することに合意しました。
どの村落にも、電気、ガス、水道がなく、薬局も雑貨店も食べ物屋も書店も、とにかく店とい
うものはありません。しかし水道に代わるものとして、所々で山から水を引いてきて、共同水飲
場のような形で利用しています。また、電気については、徐々に電線が延伸されており、今年の
夏、パンチェット村にもやっと電気が通りました。
【写真52】
事業实施地のソロンブ村には、既に近くまで電気が通っていますので、建設時にはソロンブ村
の電柱から電気を引きます。薬も常備する予定です。この診療所が完成することで、周辺の患者
は安心して治療に専念できることになります。たとえ医師は週1回しか来なくても、看護婦や保
健衛生士が常駐することで村人たちは安心して生活することが可能となります。また、緊急用の
4WD車を配置することで、緊急用にも迅速に対応することで、更に村人たちの安心度が増すこ
とになります。
【写真53】
今回の視察でも、カトマンズの現地スタッフであるタラ・セレスタの兄の家にお世話になりま
したが、その兄の家には、偶然、村からタラ・セレスタの妹2人がタラの兄のクリシュナ・セレ
スタを頼って、田舎から出て来ていました。下の妹は生後 7 ヶ月の乳飲み子を抱えながら妊娠し
ており、乳飲み子を抱えた状態で続いて出産するべきか、妊娠5ヶ月経ったお腹の子を降ろすべ
きか、どちらを選んでも問題でした。
【写真54,55】
11
また、年上の妹は子宮筋腫が悪化し、子宮ガンの可能性があり医者にかかっているものの、3
ヶ月様子を見るという診断で寝たきりで放って置かれ、衰弱しきっておりました。
たまたま、11 月 16 日の夜、デュリケル病院のラム院長と面談した際に、これらの事情を説明
したところ、翌朝救急車を迎えにやってくれ、1時間かけてデュリケル病院へ入院させてくれ、
検査をしてくれました。後日、帰国後に精密検査の結果を聞いたところ、前の流産の時の残骸が
体内に残っていて、腐っていたことが判明。11 月 22 日、無事手術して全て取り除いたため、快
方に向かっている。また、下の妹は夫の了解を取って5ヶ月の子を中絶し、母体は大丈夫とのこ
とでした。
このようなことは村ではよくあるケースだと思われます。お金がなくてすぐに手術できないケ
ース、町に身内がいないため医者へ行けないケース、悪化しているのに気が付くのが遅くて手遅
れとなったり、町の医者へ行きたくても運ぶ人がいなくてどうすることも出来ないケース等々。
事情は様々ですが、手遅れでそのまま亡くなってしまうケースが大半かもしれません。タラ・セ
レスタも昨年、兄の嫁を亡くしていますが、3 人の子供が残されました。その 2 年前に別の兄を
45歳で亡くしていますが、9 人の子供を残して亡くなりました。5年前には学校建設工事で村
長だった叔父の長男が切り株から転んだだけで、そのまま手遅れとなり亡くなったこともありま
した。
今回の出来事は、たまたまラム院長の迅速な対応で妹は助かったのだと思います。ベッドでた
だただ横たわって痛みに耐えていた妹の表情が忘れられません。諦めることに慣れた彼らは、要
求することもなく、死の恐怖と闘っています。
今後、ソロンブ村に診療所ができることで、もっともっと沢山の命が助かることを願っていま
す。これが今、我々に求められている村人からの切实な願いであると思っています。今回 11 月
に訪問した際、タラの従兄弟のヒラが私にこう言いました、
「日本人であるあなた方が、遠いネ
パールのために一所懸命になってくださっていることに、
我々は本当に感動し、
感謝しています。
そして、お手伝いするうちに、私の人生観が変わりました。今、とても心が充实しています。
」
とても嬉しい言葉でした。ヒラもタラの兄クリシュナも本業を休んで、このプロジェクトに専念
してくれています。こちらこそ、ありがとうと感謝しています。彼らの協力なくしてはありえな
い活動です。
[住民の自立促進効果]
本件診療所は比較的交通の便がいいことから、集会に適した場所であり、情報交換の場にもな
ることから、今後、村人を集めて病気の予防知識、保健衛生面、栄養、避妊や出産の指導等を行
うことで、周辺村々の医療・生活面の知識の向上を促すことが出来ます。また、保健士・看護婦
などが常駐するだけでなく、周辺村落への巡回指導を行うことで、村民の衛生レベルを向上させ
ることも可能となります。
巡回診療から始めて、定着した後は医師在住の診療所となるように移行させ、村人の病気やケ
ガに常時対応できるようにしていきます。子どもの死亡率が減れば、10 代から 50 代近くまで 10
回近い出産を強いられてきた女性たちの肉体的な負担も軽減できると確信しています。
12
現状は現金収入もない自給自足による物々交換の世界が主ですが、電気が通ることで徐々に変
化の兆しが伺えます。現状では電気が開通しても、電気代すら払う余裕のある家庭は尐ないので
すが、村の特産物を作り出し、カトマンズへ出荷することで、現金収入を得られる可能性はある
と思われます。例えば、元村長だったタラ・セレスタの叔父は、米、麦、粟、稗といった農業だ
けでなく、養蜂業も始めています。また、ゴマやミカンを作っている家もあります。気候・風土
を考えると、お茶や香辛料その他の産物も決して無理なことではありません。交通の要衝である
ソロンブ村に病院を作ることで、更に人が集まる場所となり、村の物流も活発化し、徐々に医療・
衛生面だけでなく、住民の経済的自立促進効果も期待できることから、診療所建設に留まらず、
引続き自立促進支援を行っていきたいと思っています。
電気と合わせてもう一点の大きな変化は、カトマンズへ出る途中のドラルガットという川が合
流する所にある町にかかる橋ができたことです。これまでは狭くて長い吊橋だけで、人が歩いて
運ぶのが唯一の方法だったのです。しかし、今年夏 2007 年 8 月、吊橋の横に立派な鉄橋ができ
たことから、人も荷物も降りて積み替える必要がなくなり、ソロンブからカトマンズまで4WD
があれば直行可能となりました。これはソロンブ村だけでなく、周辺の村々の住民にとって、電
気と合わせて画期的な出来事であり、この鉄橋によって、更に住民の自立促進が可能となってく
ると思われます。
5 申請援助事業の具体的な内容及び实施方法
○ 申請援助事業の概要
険しい谷間に住む多数の貧しい村人に対し、診療所を建設することで、円滑な巡回診療活動を
支援すると同時に、
常駐する保健衛生士や看護婦による衛生面の教育指導や生活水準の向上を支
援していくものです。
既に、第一期工事として、診療所の地階部分と 1 階部分の工事を实施しており、2007 年 12 月
下旪には 1 階部分壁を完成し、来年3月までには1階天井と階段部分を完了する予定です。
本件申請は、第二期工事として、2階部分の建設費(資材だけでなく労働者の工賃も含む)と、
屋上となる3階部分の建設費。及び、建物周辺でのトイレと腐敗タンクの設置工事、山から引い
てくる水の工事とタンク設置工事、電気供給工事、段差や崖を整備する土地改良工事、進入路の
整備工事、焼却炉の設置工事、診療所内へ診療器具、備品、家具などの設置、屋上にソーラー設
備の設置、医薬品などの必要備品の整備、などを予定しています。
同時に、巡回診療医師や看護婦の送迎、緊急対応を要する患者の搬送、医薬品や備品等の運搬、
などのために、4WD車の確保が必須となります。車両の申請は認められていないことは承知し
ていますが、円滑で順調な診療所運営を確保するために、是非、車両への配分もお願いいたしま
す。
○ 事業の具体的な内容
[事業の着手時期・完了予定時期]
平成20年4月 ~ 平成21年5月
19年度に200万円の配分を受けていますが、その資金は、現在建築中の第一期工事資金の
13
一部として充当しており、この第一期工事は平成20年3月までに完了する予定ですので、19
年度下期での第二期工事と事業期間が重複することはありません。
[援助対象者・援助対象者数]
2000人以上(建設予定地周辺の 14 箇所余りの村落の住民を合計したもの。
)
<診療所建設地周辺の村落状況:村名と推定住民数>
1:Choubas・・・100 人
2:Dhusini・・・80 人
3:Chounri・・・270 人
4:Pheda・・・240 人
5:Majhipheda・・・110 人 6:Lakhanpur(タラ・セレスタの出身の Pangchet 村を含む)・・・250 人
7:Singarche・・・100 人
8:Mulabari・・・180 人
9:Kattike・・・120 人 10:Madan・・・130 人
11:Gagarche・・・120 人 12:Bangthali・・・70 人 13:Kilpu・・・150 人
14:Tamchet・・・160 人
診療所建設予定地のソロンブ村から2時間程度の範囲内にある村落と、その周辺の住民数
を現地スタッフに確認したもの。合計すると、2,000 人以上に達する。
[事 業 計 画]
・ 巡回診療を担当するデュリケル病院の全面協力のもと、デュリケル病院の7ケ所目の山の
診療所(アウトリーチ・クリニック)として、ラメチャップ郡ソロンブ村に診療所を建設
します。
【別紙:デュリケル病院のパンフレット添付:ソロンブ診療所も明記】
・ これまでソロンブ村へ行く場合、カトマンズからデュリケルを経由し途中のドラルガット
で、長い吊橋を歩いて渡る必要がありましたが、2007 年 8 月、鉄橋が完成したことで、直
接ソロンブ村へ車で行くことが可能となり、巡回診療医師の送迎や緊急時の対応も便利に
なります。また、ソロンブ村へも電気が通ったことから、診療所にも電気が通ります。
・ 診療所には週1回、定期的に医師が巡回診療を行うと同時に、保健衛生士と看護婦が常駐
し、入院患者や簡単な治療だけでなく、日常の衛生指導などを行います。村民には事前に
医師の巡回が知らされ、ソロンブ村だけでなく、周辺の14ケ所以上の村から患者が集ま
る予定です。住民への合図は、サイレンと回転照明灯により、翌日医師が来ることを知ら
せます。
(1回の診療時での推定患者数は150名程度を想定)
・ デュリケル病院では、既に6ケ所の山の診療所を運営しており、巡回診療の实績だけでな
く、周辺の村落の住民に対する衛生指導や教育などについても熱心で、病院内で地域医療
に関する専門教育を行っており、そこで教育された医師、看護婦、保健衛生士を診療所へ
派遣予定で、診療機材、医薬品等はデュリケル病院ラム院長と打合せを行っていきます。
・ 4月から8月まで雤期となり、道路事情からソロンブ村への路線バスはストップすること
から、医師の巡回診療用だけでなく、緊急時の患者搬送用など、4WD車の確保が必要と
なります。今回の申請で、この4WD車両費用も含めて申請させて頂きます。
注: 平成19年度下期の事業实施期間は、平成20年4月1日から平成21年3月31日まで
です。この期間以外に实施する事業は配分対象となりません。なお、19年度に配分を受け
ている事業について19年度下期も継続して申請する場合は、事業期間の重複がないように
してください。
14
6 作業体制
[申請団体が实施する具体的作業内容]
日本サイドでは第一期工事の進捗管理、視察、支払帳簿の指導・管理、会計管理、寄付
依頼、報告、広報等を担当します。
[現地協力団体が实施する具体的作業内容]
第一期工事に引続き、第二期工事として診療所の2階、3階部分と周辺整備として段差工事、崖
の整備、トイレタンク設置工事、水と電気を引く工事、などを实施します。引続き2人の現地ス
タッフが現場監督として現場の労務管理を行い、現場写真と一緒に逐次日本へ報告します。
資材購入、労働者への給与支払などの経費管理は、現地スタッフだけでなく、パートナーである
デュリケル病院の会計担当者とダブルで管理します。
7 申請援助事業の具体的作業スケジュール等
(1) 年間の作業スケジュール
平成20年
<第二期工事>
4月 資材購入、石材手当、労働者確保。
診療所2階、3階部分の建設開始。
5月 資材購入、搬送。
進捗視察。1階だけで部分開業検討
平成20年
10月 診療所及び周辺全体の整備。
医師、保健士、看護婦と運営打合せ。
11月 救急車両の手配。
診療所の正式開所式。
(日本より参加)
6月 水道・電気供給工事。
デュリケル病院と運営の打合せ。
12月 付近の村への保健衛生指導開始。
7月 トイレと腐敗タンクの設置。
段差、崖の土地整備工事。
平成21年 運営フォローと問題点の確認。
1月
8月
2月 村人の自立支援についての話合い。
診療所進入路と周辺の整備。
9月 (中間報告書提出)
3月 (事業活動の完了報告書提出)
雤期対応の詳細検討。
(2) 専門家・スタッフの派遣予定・・・配分事業資金によるスタッフの派遣はありません。
[派遣期間]
(活動日数)
[派遣人数]
平成 20 年 5 月
3人
3~11 日
(9日間の予定)
(
[派遣者名]
[派遣時の作業内容]
[派遣者が
有する資格]
【個人負担による現地視察】
タラ・セレスタ 病院建設状況の確認
本会代表
上田幸男
全般統括
会計等の確認
野村重男
建物の建築状況検証
一級建築士
~
日間)
※ 「派遣期間」は、現地に滞在する予定の期間を「○月○日~○月○日」の形式で、
「活動日
数」は、現地で申請援助事業に従事する日数を記入してください。
15
8 实施地域の受入体制
[住民や現地政府との事前調整の状況]
診療所建設の発起人である、ネパール人 タラ・セレスタの出身の村であるパンチェット村に
建設するのではなく、敢えて当初の自分の希望を抑え、周辺の村々から最も患者が通い易い場所
であるソロンブ村に建設するもの。
既に、周辺の村々の代表との話し合いを行っているが、2007年2月には、巡回診療を担当
するデュリケル病院のラム院長が自らソロンブ村へ赴き、周辺の村々の責任者との話合いの場を
持ち、診療所建設について趣旨説明したことでしてソロンブ村のみならず、周辺村落の全面的協
力を得ることを確認。確認書類にも責任者の署名をもらっている。
【写真及び署名コピー添付】
[治安状況]
ネパールは数年来、反政府組織の動きがあったことから、政情不安が問題とされていた。しか
し、2006年2月の総選挙後の国王の譲歩の動きや、反政府組織を取込んだ政府の動きにより
紛争は沈静化し国政は正常化しつつある。最近では、国連などの監視のもと、日本からも監視団
が参加し、正常化が徐々に定着し治安は回復している。
今月11月10日から18日の現地視察でも、カトマンズ市内、ソロンブ村とその周辺、その
間の移動途中、全ての面で現地での治安面は全く問題ない状態であった。また、診療所の建設に
ついては、巡回診療を担当する病院の医師団と現地村民代表とは早くから合意し、工事への全面
協力もあり、周辺村々の住民からも診療所の早期完成が望まれている。
9 援助事業の進捗状況の管理方法
[实施者]
当会の現地メンバーであるヒラ・セレスタが診療所建設の現場責任者として従事し。同時に、巡
回診療を担当するデュリケル病院の診療所担当のビラジ医師が、
病院サイドの責任者として技術
面・資金面の管理を担当しています。
[实施時期及び頻度]
現地では常時ヒラ・シュレスタが進捗状況を管理し、英文メールで、逐一日本サイドの世話人代
表である上田幸男宛に報告してくる仕組みでルール化しております。日本からは年に2回、現地
を訪問し、進捗状況をチェックする計画で、今月も11月10日より18日まで、今年2回目の
現地視察を行いました。
[实施方法]
診療所建設は、ヒラ・セレスタ(タラ・セレスタの従兄弟)とクリシュナ・セレスタ(タラ・セ
レスタの兄)の2人が、建設現場の責任者として、現地にて病院の設備担当技術者のビラジ医師
と共同で担当しており、病院完成後はデュリケル病院から看護婦や医師の派遣と巡回診療を予定
しています。診療所完成後の運営管理は、現地スタッフと病院スタッフ及び、村の責任者も参加
した3者による組織として、責任を明確にした体制で運営していく予定です。
16
10 事業完了後のフォローアップの方法(次年度以降事業を継続しない場合のみ記入)
[实施予定時期]
[实施者]
(次年度以降も事業を継続します)
[实施方法]
11 複数年計画の場合の全体計画
[全体計画の着手時期・完了予定時期]
着手19年7月
完了予定22年3月 (3年計画の2年目)
[来年度以降の事業計画の概要]
(1) これまでに行ってきたこと。
イ.現地調査と村民のニーズ把握。周辺村々からも親戚や村の代表を通じてニーズ把握。
ロ.巡回医師を探し協力を打診。条件面などを確認。
ハ.診療所建設予定地とその周辺の確認を行い、病院の医師も建設予定地を視察。
ニ.病院責任者ラム院長の診療所建設地了解のもと、当該土地の購入と登記。
ホ.再度、病院責任者であるラム院長に面談し、巡回診療の意向を再確認。
ヘ.診療所図面のコスト面の見直しと修正部分の再確認。
ト.専用資金口座の開設と病院との資金管理体制のルール化。
チ.ラム院長と病院関係スタッフ及び当会現地スタッフにより、建設地周辺の村民責任者
に対し趣旨説明を行い、村民責任者たちから賛同と全面協力を得た。
リ.第1フェーズとして、地階及び1階部分の建設工事を開始。
(2) これまでの事業活動を踏まえ、来年度以降、着实に次のステップを目指します。
ヌ.第2フェーズとして、2階、3階部分の建設工事を实施。
ル.診療所建設現場の段差と崖の土地整備。
ヲ.デュリケル病院スタッフと医療設備等の再確認と購入打合せ。
ワ.現地スタッフによる工事段取りの明確化(雤季での作業手順等)確認。
カ.デュリケル病院からの看護婦と保健士の人材確保と開設後運営・管理打合せ。
ヨ.付近の村々へ、診療開始の周知徹底と衛生面の教育指導。
タ.トイレ工事と腐敗タンク設置工事。
レ.水道工事(山から水を引いてくる)と、電気供給工事(既に電柱あり)
。
ソ.雤期での具体的対応策と救急搬送車両の配備。
(4WD車両の確保)
ツ.診療所の開所式。日本からスタッフ参加と今後の支援体制の確認。
ネ.診療所の看護婦・保健衛生士による周辺村落への巡回診療体制のフォロー。
ナ.周辺村民の自立促進を進めるために、具体的な推進策を村民と検討。
17
第3 申請援助事業に要する経費
1 費用総額
19,393,900円(A)
(注:費用総額の内訳は、別記3「申請援助事業に要する費用総額調書」に記入する。
)
2 配分希望額 12,000,000円(B)
(注:配分希望額の内訳は、別記4「配分希望額調書」に記入し、配分希望の優先順位を
付すこと。
)
3 費用総額と配分希望額の差額(自己資金額)の調達方法
初年度の資金計画では、診療所建設資金の総額費用を 13,373,900 円としていました。その内
訳の第1ステップとして1階部分の建設費を 397 万円と予定し、その半分相当額の 200 万円の寄
付金配分を希望し、200 万円の配分を頂きました。不足分 197 万円については、
「ネパールの星」
の年間の寄付金等で賄うことで計画しました。
その後、資金配分時点の「申請援助事業に要する経費」としては、土地改良工事や水道工事が
先行して必要となることから、1 階部分の建設費 397 万円に、土地改良工事費 120 万円、水道工
事費 190 万円を加えて、第1ステップの費用総額を 703 万円として申請させて頂きました。配分
額との差額不足分は、一般寄付者の寄附金と日本のスタッフの負担で賄う計画としていました。
そして、实施直前の 2007 年 2 月に、ラム院長が現地視察した際、段差を利用して地階部分を
増設する方が良いとの判断で改めて図面変更を行い、追加費用として NRS600,000(102 万円)を
計上しました。これで、費用総額は 14,393,900 円となりましたが、第1ステップの配分に影響
がなかったことから、修正報告は出しておりませんでした。事後報告となり申し訳ありません。
今回、改めて総額費用を 19,393,900 円としておりますが、これは修正後の 14,393,900 円に、
4WD車購入資金 5,000,000 円を含めて計上しております。その他の金額変更はありません。
今回の申請は、総額費用の 19,393,900 円から、前回の第1フェーズでの総額費用としている
7,031,200 円を差し引きした残額の 12,362,700 円から、配分希望額として 12,000,000 円を申請
させて頂きますが、よろしくお願い申し上げます。
車両費用として 500 万円含めております。申請文中で説明させて頂いた通り、我々の支援活動
には、4WDは必須と考えます。完成後の診療所運営を円滑に進め、週1回の定期的な巡回医師
送迎用だけでなく、急患や大きな手術での患者搬送用と同時に、医薬品やその他機材の搬送用と
しても、是非とも必要であると考えております。よろしくご配慮の程お願い申し上げます。
それから、毎年一般寄付者からの寄附金を 80~100 万円程度集めておりますが、この資金は、デ
ュリケル病院からの医師巡回費用、看護婦・保健衛生士の費用、その他医薬品や機材などの費用
として充当させて頂く予定ですので、ご了承願います。
4 配分金の交付希望時期
(1)平成20年4月
(2)平成20年6月
(4)平成
(5)平成
年 月
年
18
月
(3)平成
(6)平成
年
年
月
月
○ 申請に当たっての留意事項
1 配分申請書用紙は指定の様式を使用し、日本工業規格A列4番としてください。
2 各記入欄への記載事項が多い場合は、別紙を作成し、記入していただいても差し支えありま
せん。
3 配分申請書の表紙以外については、記載内容を次の①から③までのソフトウェア又はテキス
トファイルによりFD又はCD-Rに記録し、提出しても差し支えありません。その場合は2
枚(正・副)の提出をお願いします。
また、必ず最新のウィルスパターンファイルを用いてウィルスチェックを行い、ウィルスに
感染していないことを確認してください。
① 株式会社ジャストシステム
「一太郎 for Windows」
(バージョン 11 又は下位のバージョン)
② マイクロソフト株式会社「Word for Windows」
(バージョン 2003 又は下位のバージョン)
③ マイクロソフト株式会社「Excel for Windows」
(バージョン 2003 又は下位のバージョン)
国際ボランティア貯金に係る寄附金の配分申請書
(添付資料様式)
1 団体の定款、寄附行為(法人格のない団体にあっては、これらに準じた組織の規約)
、会則、規
約、その他これに準ずるもの
2 団体代表者の印鑑登録証明書(配分申請書提出前の直近3か月以内に発行されたものに限る。
)
なお、登録、登記している団体は、地方法務局が発行した団体代表者に係る印鑑証明書とする。
3 団体に関する名簿(別記1)
4 団体役員名簿(様式適宜)
5 計画している援助事業の实施地域を示す地図(様式適宜)
6 現地事務所及び現地協力団体の有無(別記2)
7 申請援助事業に要する費用総額調書(別記3)
8 配分希望額調書(別記4)
9 配分金により購入を予定している物資、資機材等のうち、日本国内で調達するものに係る見積
書及び日本で調達しなければならない理由書(様式適宜)
10 援助事業を实施する年度の団体の収支予算書(様式適宜)
11 援助事業を实施する年度の団体の事業計画書(様式適宜)
12 団体の最近2年間の収支決算書の概要(別記5)
13 団体の最近2年間の収支決算書(様式適宜)
14 団体の最近2年間の補助金・助成金受給調書(別記6)
15 その他申請に際し、参考となる資料(参考となる資料がない場合には、添付を要しない。
)
・ 団体の活動状況を周知するパンフレット、会報
・ 現地の写真
・ 年次報告書等
19
別記 1
団体に 関する 名簿
団体名
団体責任者
事務責任者
会計責任者
(専従職員)
監 査 役
監 査 役
(役 職) 世話人代表
(氏 名) 上田幸男
(郵便番号)〒530-0036(住所)大阪市北区与力町 2-16-2402
(電話番号)06-6882-5405 (ファクシミリ番号)06-6882-5405
(E-mail アドレス)[email protected]
(役 職) 代表
(氏 名) タラ・セレスタ
(郵便番号)〒559-0017 (住所)大阪市住之江区中加賀屋 1-6-4-406
(電話番号)06-6686-1203 (ファクシミリ番号)06-6686-1203
(E-mail アドレス)[email protected]
(役 職) 世話人
(氏 名) 上田京子
(郵便番号)〒530-0036(住所)大阪市北区与力町 2-16-2402
(電話番号)06-6882-5405 (ファクシミリ番号)06-6882-5405
(E-mail アドレス)[email protected]
(役 職) 世話人
(氏 名) 野村重男
(郵便番号)〒561-0862 (住所) 豊中市西泉丘 1-2-20
(電話番号)06-6850-1857 (ファクシミリ番号)06-6850-1857
(E-mail アドレス)[email protected]
(役 職) 世話人
(氏 名) 池上由紀子
(郵便番号)〒560-0035 (住所) 豊中市箕輪 1-26-13
(電話番号)06-6841-8238 (ファクシミリ番号)06-6841-8238
(E-mail アドレス) [email protected]
(日本人有給スタッフ)
国内事務所の職員数
専従職員
人
(複数の支部がある場 (日本人無給スタッフ)
合、支部欄はその合計
専従職員
1 人
人数を記入)
(支部名又は支部数
専従職員
人
会 員 数 等
(最近2年間分を記入)
ネパールの星
非専従職員
人
非専従職員
4 人
非専従職員
人
)
平成18年度
個人賛同者
平成19年度
団体会員
80人
団体
個人賛同者
120人
団体会員
団体
注: 団体責任者等の電話番号等は、当方から緊急に連絡する場合もありますので、団体事務所以外
で確实に連絡の取れる連絡先を記入してください。
20
別記 2
現地事務所及び現地協力団体の有無
団体名
現地事務所の有無
□有 ・ v無
ネパールの星
(該当に「レ」印)
事務所はないが、代表であるタラ・セレスタの兄の家が
(
「有」の場合) 連絡先となる(カトマンズから20分のティミにて)
。
名 称 Krishna Shrestha (クリシュナ・セレスタ) の自宅
所在地 Bhaktapur District, Naya Bato Thimi, Nepal
現地協力団体の有無
専従職員(有給)
人
非専従職員(有給)
人
専従職員(無給)
人
非専従職員(無給)
人
□有 ・ v 無
(該当に「レ」印)
協力団体ではないが、タラ・セレスタの従兄弟が
(
「有」の場合) カトマンズ市内在住。現地連絡先となる。
名 称
Hira Shrestha の自宅
HHR Nepal pvt. Ltd.
(日本語訳) ヒラ・セレスタ
ヒマラヤ ホテル&リゾート
所在地 Shankha Park-112 Chakrapath, Kathmandu, Nepal
電話番号 009771-4430090
ファクシミリ番号
[団体の種別]
□ 任意の団体 □ 現地法人 vその他(従兄弟の自宅)
(該当に「レ」印)
専従職員
人
非専従職員
1人
(職員数が不明な場合は記入を要しない。
)
現地政府への登録の有無
□ 有 ・ v無(該当に「レ」印)
(
「有」の場合)政府登録機関名
主な事業概要
タラ・セレスタの従兄弟でカトマンズにて観光ガイドをしているが、ガイ
ド業を休業して本件プロジェクトに全面的に協力し、ソロンブ村やパンチ
ェット村、デュリケル病院との交渉役と診療所建設の現地責任者を担当。
申請団体との関係
ヒラ・セレスタも、タラ・セレスタと同じパンチェット村の出身で、現在
はカトマンズ在住。村との行き来は多く、本件プロジェクトの連絡役を果
たしている。パンチェット村では数尐ない大学卒で、英語も堪能。
21
別記 3
申請援助事業に要する費用総額調書
団体名
項
目
品 名
単 価
ネパールの星
数 量
金 額(円)
円換算
1.診療所建設工事費 NRS 4,777,000
(衛生、電気工事含) (ネパール・ルピー)
地階部分の建設費
NRS 600,000
1階部分の建設費
NRS 2,336,000
2階部分の建設費
NRS 1,575,000
3階部分の建設費
NRS 266,000
2.トイレ建設工事費
含む
タンクその他
3.水道工事一式
NRS 400,000
(ネパール・ルピー)
NRS 1,100,000
(ネパール・ルピー)
NRS 16,000
38 Sq.m
1,020,000 円
NRS 16,000
146 Sq.m.
3,971,200 円
NRS 15,000
105 Sq.m
2,677,500 円
NRS 14,000
@1.7円
@1.7円
b. パイプ32mm
NRS 200,000
@ 1 . 7 円
c. ポンプ
NRS 50,000
2000m
d. 地下タンク
NRS 650,000
20,000Litre/cap
5.土地改良工事
(ネパール・ルピー)
NRS 700,000
(ネパール・ルピー)
a. 段差改良工事
NRS 300,000
b. 用壁工事
NRS 300,000
c.進入路工事
NRS 100,000
6.家具、備品購入
NRS 100,000
円換算
NRS 25,000
@1.7円
NRS 500,000
@1.7円
円換算
@1.7円
NRS 2,941,000
340,000 円
340,000 円
85,000 円
1,105,000 円
255,000 円
1,190,000 円
510,000 円
510,000 円
170,000 円
円換算
170,000 円
円換算
42,500 円
円換算
(ネパール・ルピー) @1.7円
9.4WD車両購入費
1,870,000 円
円換算
(ネパール・ルピー) @1.7円
8.その他、雑務
680,000 円
円換算
(ネパール・ルピー) @1.7円
7.焼却炉工事
452,200 円
円換算
NRS 200,000
4.電気供給工事
19 Sq.m.
円換算
a. 取水設備
NRS 150,000
8,120,900 円
@1.7円
850,000 円
円換算
(ネパール・ルピー) @1.7円
【費用総額(A)
】非常用費用を10% 1,215,500 円(NRS 715,000)含む
5,000,000 円
19,393,900 円
注: 項目欄は、物資・資機材の調達費、建造物の工事費、スタッフや専門家の派遣費等の大きな項
目に括った表現とし、明細は品名、単価、数量、金額欄に記入してください。欄が不足する場合
は適宜の用紙に記入してください。
合計 NRS11,408,000
22
別記 4
配 分 希 望 額 調 書(第2次予算)
団体名
大 項 目
品 名
単 価
ネパールの星
数 量
優先希望順位(1)位
金 額(円)
円換算 @1.7 円
2階建設工事費
NRS 1,575,000
単価 NRS 15,000
105 Sq.m
2,677,500 円
3階建設工事費
NRS 266,000
単価
NRS14,000
19 Sq.m
452,200 円
トイレ建設費(タンク他) NRS 200,000
(当初費用総額 400,000 - 第 1 次予算 200,000)
340,000 円
電気供給工事
NRS 75,000
(当初費用総額 150,000 - 第 1 次予算 75,000)
127,500 円
土地改良工事の後半部分
NRS 550,000
(当初費用総額 700,000 - 第 1 次予算 150,000)
935,000 円
水道工事の後半部分
NRS 950,000
(当初費用総額1,100,000 - 第1 次予算150,000)
1,615,000 円
医療機材、備品等購入
NRS 100,000
(当初費用総額 100,000 - 第 1 次予算 0 )
焼却炉設置工事
NRS
(当初費用総額 25,000 - 第 1 次予算 0 )
その他、雑務
NRS 500,000
(当初費用総額 500,000 - 第 1 次予算 0 )
850,000 円
非常用費用
NRS 90,000
(当初費用総額 715,000 - 差額 625,000)
153,000 円
25,000
170,000 円
42,500 円
更に非常用費用が発生した場合、差額は一般寄附金で負担します。
金額小計 NRS 4,331,000
7,362,700 円
優先希望順位(2)位
4WD車購入資金
NRS 2,941,180
円換算 @1.7 円として
金額小計 NRS 2,941,180
【費用総額(B)
】
5,000,000 円
5,000,000 円
現地通貨総額 NRS 7,272,180
12,362,700 円
注1: この調書には、別記3で記載していただいた項目のうち、国際ボランティア貯金寄附金の配
分を希望する部分を記入してください。
注2: 項目欄は、物資・資機材の調達費、建造物の工事費、スタッフや専門家の派遣費等の大きな
項目に括った表現とし、明細は品名、単価、数量、金額欄に記入してください。欄が不足する
場合は適宜の用紙に記入してください。
注3: 日本国内で調達するもの(航空運賃を除く)については、見積書を添付し、日本国内で調達
しなければならない理由を適宜の用紙に簡記してください。
注4: 優先希望順位は、必要度合いの高い順に順位を付してください。
23
別記 5
団体の最近2年間の収支決算書の概要
団体名
<平成18年度分>
18年1月1日から
18年12月31日まで
【収入の部】
総収入額
ネパールの星
【支出の部】
3,237,590円
総支出額
(内訳)
3,237,590円
(内訳)
会費
0円
寄附金
援助事業総額
427,289 円
補助金・助成金
次年度への繰越金
0円
事業収入
126,915 円
雑収入
141,000 円
利子収入
2,631,660 円
その他
152,750 円
会員への周知状況
0円
前年度からの繰越金
453,180 円
平成19年2月19日、
284,405 円
国際ボランティア貯金
配分金
その他
□ 総会にて
- 円
2,257,981 円
v 会報誌にて
v その他(支援者 120 名余りに会報として
「経過報告」と「寄付のお願い」冊子送付。
同時に、インターネットでも詳細公表。
)
v 周知済み
□ 周知未済
注: 補助金・助成金には、国際ボランティア貯金の配分金を含めないでください。
<平成17年度分>
17年1月1日から 17年12月31日まで
【収入の部】
総収入額
【支出の部】
296,611円
総支出額
(内訳)
(内訳)
会費
寄附金
296,611円
0円
援助事業総額
296,611 円
0円
次年度への繰越金
補助金・助成金
0円
事業収入
0円
雑収入
0円
会員への周知状況
利子収入
0円
平成18年 1月 7日、
前年度からの繰越金
0円
国際ボランティア貯金
配分金
その他
その他、運営管理費
□ 総会にて
-
円
0円
284,405 円
12,206 円
□ 会報誌にて
vその他(世話人会、報告会、インターネットにて)
v 周知済み
□ 周知未済
注: 補助金・助成金には、国際ボランティア貯金の配分金を含めないでください。
24
別記 6
団体の最近2年間の補助金・助成金受給調書
団体名
ネパールの星
<平成19年度分の補助金・助成金の受給状況>
補助金等の助成団体名
国際ボランティア貯金
助成額
助成事業の概要(实施地域、援助内容等)
200万円
円
円
円
<平成18年度分の補助金・助成金の受給状況>
補助金等の助成団体名
助成額
助成事業の概要(实施地域、援助内容等)
円
受給实績なし
円
円
円
<申請中又は未受領の補助金、助成金>
補助金等の助成団体名
なし
助成額
助成事業の概要(实施地域、援助内容等)
円
円
円
円
25
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