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避難マップの作成・配布
⼟砂災害対策に関する有識者会議 資料 避難マップの作成・配布 資料1 ○平成27年度予算額 19,894千円(新規) 1 事業概要 <目的> ○⼟砂災害についての⾃助の領域を⽀援するため、どなたでも⾒やすい、⼤きな縮尺の地図により、具体 的な避難⾏動につながるマップを提供し、市⺠の安全を確保する。 <事業内容> ○⼟砂災害避難マップの作成・配布 ⼟砂災害警戒区域や緊急避難場所をわかりやすく記載し、避難経路等を⾃ら書き⼊れることができる啓 発用の⼟砂災害避難マップ「(仮称)わが家の避難マップ」を作成し、平成 27年6⽉頃に配布予定の「くら しの防災ガイド」と一緒に配布する。 2 事業イメージ <⼟砂災害避難マップ> ・個々の建物がわかる⼤きさ ・⼟砂災害警戒区域や緊急避難場所などを記載 ・「くらしの防災ガイド」と同じサイズ ・これまでのハザードマップを約4倍に拡⼤ ・1区につき2〜16図郭 ・「くらしの防災ガイド」に折り込んで配布 <配布された各⼾で活用いただきたいこと> ・(ご家族で話をしながら)⾃宅から緊急避難場所 までの安全な避難経路を確認する。 ・実際の避難経路を書いていただき、避難に係る時 間なども想定し、早めの避難に生かす。 3 事業の効果等 ○⼟砂災害警戒区域及び当該区域付近に居住する市⺠の、⼟砂災害に対する関⼼・認識の向上。 ○地域の危険箇所を踏まえ、⼟砂災害時の適切な避難⾏動を考えることによる「備え」の促進。 1 ⼟砂災害対策に関する有識者会議 資料 神⼾市⼟砂災害危険度予測システムの構築 ○平成27年度予算額 12,134千円(新規) 参考資料 1 事業概要 <目的> ○近年、頻発する⼟砂災害から市⺠の生命・財産を守るため、⼟砂災害の危険度を予測するシステムを 構築することにより、安全で災害に強いまちづくりを進める。 <事業内容> ○⼤⾬の際、⼟砂災害の警戒避難箇所を抽出するため、⼟砂災害の危険度を10mメッシュで予測・判 定し、⼟砂災害警戒区域毎の危険度を表⽰するシステムを構築する。 2 事業イメージ 10mメッシュでの判定 2時間後に土砂災害の危険が予想されるエリア(黄) 現在、土砂災害の危険が予想されるエリア (赤) ◆判定方法 ①数値地形モデル ②表土層厚さデータ ③降雨データ など ⇒斜面の安全率を計算 例:降雨データ 土砂災害警戒区域(急傾斜)の判定 斜面のメッシュが警戒準備1つ以上で警戒準備(黄) 斜面のメッシュが警戒1つ以上で警戒(赤) 3 事業の効果等 ○⼟砂災害の危険度を予測し、警戒避難箇所を抽出することにより、速やかな避難を促すことで、⼟砂 災害に対する被害の軽減を図る。 2 ⼟砂災害対策に関する有識者会議 資料 市有林における⼟砂災害対策 参考資料 ○平成27年度予算額 49,000千円(新規) 1 事業概要 <目的> ○近年、頻発する⼟砂災害から市⺠の生命・財産を守るため、市有林における⼟砂災害対策を推進し、 安全で災害に強いまちづくりを進める。 <事業内容> ○市が所管する⼭林のうち、⼟⽯流対策が未実施の危険渓流において、地形や⼟質、植生など、渓流の 状況を調査し、危険度や対策⼯の必要性の調査を⾏う。また、対策⼯を早期に⾏うべきと思われる箇所 について、堰堤など対策⼯の詳細設計を⾏う。 ○再度⾕地区において、森林の保全と防災機能の向上を図るため、森林整備と治⼭事業を一体的 に⾏う。 2 事業イメージ 対策が未実施の⼟⽯ 流危険渓流の箇所例 北神戸田園 スポーツ公園 調査箇所 調査・詳細設計実施箇所 (上)市有林内の状況 (下)整備施設事例 新鈴蘭台 公園 菊水山市有林(2ヶ所) 研究学園都市 周辺緑地(2ヶ所) 対策が未実施の⼟⽯ 流危険渓流の箇所例 ひよどり1号周 ひよどり1号周 辺緑地 東谷公園 再度谷(3ヶ所) 横尾周辺 緑地(3ヶ所) 須磨寺公園 3 事業の効果等 ○⼟砂災害対策を推進することにより、災害を未然に防止する。 3 (左)市有林内の状況 (右)森林整備(柵⼯)事例 ⼟砂災害対策に関する有識者会議 資料 避難情報発令のタイミング 資料2 フローチャート case 土砂災害 ※常時:気象予報のチェック(毎日 5 時、11 時、17 時に気象庁が発表) 体制の起点:大雨・洪水注意報の発表 事前準備:気象予報・雨量・土砂災害警戒メッシュ情報等の情報収集 START 大雨注意報の発表 ・自主避難の対応準備 (連絡体制の確認・配置人員選出 ・気象情報の収集 ※土砂災害警戒情報見込あり フェーズ 1 本部(危機管理室)より情報提供 ・危機管理情報システムメール 市災害警戒本部 本部長:危機管理室長 1.0hr フェーズ 2 (1.0hr~) ・職員の召集 ・職員参集状況・被害情報の報告 ・区方針の決定 ・緊急避難場所開設準備(学校園等との連絡) 全市防災指令第1号発令 ※状況により2号の可能性あり *本部(危機管理室)より情報伝達 大雨警報(土砂災害)の発表 自動配信 等) 危機管理情報システムメール ひょうご防災ネット ※土砂災害警戒情報見込あり 全市防災指令第2号発令(引上げ) ・職員の召集 ・職員参集状況・被害情報の報告 ・消防署との調整 ・緊急避難場所開設→本部・関係先への連絡 *本部(危機管理室)より情報伝達 避難準備情報発令 ・避難勧告に向けた緊急避難場所開設の見直し (増設等) ・関係先との連絡調整 対象:メッシュで着色された土砂災害警戒区域 1.0hr フェーズ 3 *市民・マスコミへの情報提供 土砂災害警戒情報の発表 (2.0hr~) 自動配信 危機管理情報システムメール ひょうご防災ネット 記録的短時間大雨情報の発表 ・緊急避難場所の運営 ・関係先との連絡調整 避難勧告発令 対象:メッシュで着色された土砂災害警戒区域 1.0hr フェーズ 4 *市民・マスコミへの情報提供 被害発生の危険 被害発生の危険! の危険! (特別警報発表) (3.0hr~) 市災害対策 災害対策本部 対策本部 防災指令第3号発令 本部長:市 本部長:市長 ・緊急避難場所の運営 (長期運営に向けた準備) ・関係先との連絡調整 区本部 本部長:区長 避難指示発令 すでに勧告が発表されている地域は指示に引上げ *本部(危機管理室)より情報伝達 *市民・マスコミへの情報提供 警報解除まで継続 *情報伝達・情報提供方法 ①職員 自動通報装置(時間外のみ)・危機管理情報システムメール・庁内放送・防災行政無線(放送・FAX)・NTT FAX ②市民/マスコミ 防災行政無線(放送)・ひょうご防災ネット(緊急速報メール)・市ホームページ・報道(公共情報コモンズ・記者資料提供) 4 ⼟砂災害対策に関する有識者会議 資料 J:COM防災情報サービス端末普及 資料3 ○平成27年度予算額 3,300千円(新規) 1 事業概要 <目的> ○現在、⼟砂災害対策に重点をおいた情報伝達網の強化・拡充にかかる対策が急務となっている。そこで、 ケーブルテレビ会社J:COMと協定を締結し、携帯電話等を持たない住⺠に対して情報を伝達する手 段を確保する。 <事業内容> ○防災⾏政無線の放送を端末に⾃動配信されるように、J:COMと防災⾏政無線の配信協定を締 結し、機器の改修を⾏う。これにより神⼾市内にあるJ:COM防災情報サービス端末から防災⾏政無 線の音声が⾃動で配信されることになる。⾃己負担有。 2 事業イメージ 連動⼯事 防災⾏政 無線親局 J:COM 放送局 ○○町で避 難勧告発令 同じ情報が流れる (既存サービス) 緊急地震速報 ○○町で避 難勧告発令 建 物 端末 ⼤きな 音と光で お知らせ 3 事業の効果等 ○防災⾏政無線が届きにくいところに住む住⺠に対しても、防災気象情報等を確実に提供することができ る。 ○携帯電話を契約するより安価に⼊手することができるため、携帯電話を持たない人も情報を⼊手すること ができる。 5 ⼟砂災害対策に関する有識者会議 資料 市⺠防災リーダーの育成 資料4 1 市⺠防災リーダー研修 <目的> ○平常時における防災訓練の指導的な⽴場や、災害発生時に⾃治会等のブロック単位で地域住⺠の先 頭に⽴って、防災活動を実施するリーダーを育成するための研修である。 <内容> ○消⽕活動、応急手当などの指導要領を習得する。 <養成状況> ○防災福祉コミュニティごとに毎年2〜3名養成しており、全市では年間700〜800名の方々を養成してい る。 これまで養成してきた累計は13,368名である(平成25年度末現在)。 2 防災マネジメント研修(統括防災リーダー) <経緯> ○平成25年の「防災福祉コミュニティ事業の推進に関する検討 会」で、ブロック単位での「市⺠防災リーダー」とは別に、南海トラ フ巨⼤地震等の⼤規模災害の発生が危惧されている中、これま で以上に、災害時に地域全体で組織的な活動ができるよう、全 体をまとめることができる「統括防災リーダー」の養成を求める意 ⾒が挙げられていたことを受けて、平成26年度より新たに防災福 祉コミュニティの役員を対象とした「防災マネジメント研修」を開始 した。 <内容> 学識経験者による講義で、南海トラフ巨⼤地震の被害想定や 最近の地球温暖化に伴う異常気象による災害の発生状況等の 情報とともに、⾃主防災組織の必要性や統括防災リーダーに求 められる役割(リーダーシップとマネジメント)のポイントなどの理 論的知識を習得する。 また、災害が発生した場合に防災福祉コミュニティが組織的な 活動をするにはどう対応したらいいかを考えるワークショップを体験 し、参加者から出された意⾒をもとに、地域でできることや課題を 整理して、研修の最後にグループごとに発表する手法を習得する。 <養成状況> 平成26年度においては、⾏政区ごとに6か所に分散して開催し、 計312名の「統括防災リーダー」を養成した 3 今後の取組み 災害発生時に、必ずしも統括防災リーダーが運営本部に駆けつけることができない場合もあることから、各 地域内に複数名(毎年2名ずつ養成)の統括防災リーダーを養成する。 なお、平成26年度の研修の主な災害想定は「南海トラフ巨⼤地震」であったが、平成27年度は「⼟ 砂災害」にするなど、毎年、想定を変えていきながら継続的に実施していく。 6