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2013 年度 慶應義塾大学 法学部 (日本史) 解答解説

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2013 年度 慶應義塾大学 法学部 (日本史) 解答解説
2013 年度 慶應義塾大学 法学部 (日本史) 解答解説
Ⅰ
解答
( 1 )( 2 )= 17(欽明天皇)
( 3 )( 4 )= 34(淳仁天皇)
( 5 )( 6 )= 51(東大寺法華堂月光菩薩像)
( 7 )( 8 )= 30(三教指帰)
( 9 )(10)= 62(法界寺阿弥陀如来像)
(11)(12)= 22(顕如)
(13)(14)= 59(不受不施派)
(15)(16)= 69(マニラ)
(17)(18)= 03(家綱)
(19)(20)= 73(山崎闇斎)
(21)(22)= 60(フランス)
(23)(24)= 31(島地黙雷)
解説
《古代~近代の仏教史》
テーマとしてはきわめてオーソドックスであるが、本学部らしく、受験生が判断に迷う細かな点を突く設問も
ある。例えば、( 5 )( 6 )は塑像の具体例を問うており、本学部の受験生でもミスしかねない。(17)(18)もこのよ
うな問われ方は珍しく、判断に苦慮するのではないか。なお、大浦天主堂は長崎の有名な観光地であるが、宣教
使の国籍を問う(21)(22)は、さすがに酷な出題。長崎出身者か、現地を訪れたことのある受験生、或いは明治初
期の浦上信徒弾圧事件の背景として講師より説明を受けた生徒でなければ、解けなかったであろう。
Ⅱ
解答
(25)(26)= 06(十六夜日記)
(27)(28)= 59(三善康信)
(29)(30)= 37(時房)
(31)(32)= 46(引付)
(33)(34)= 53(本所一円地)
(35)(36)= 32(鎮西探題)
(37)(38)= 52(本所)
(39)(40)= 21(児島惟謙)
(41)(42)= 48(藤原信実)
(43)(44)= 04
(45)(46)= 26(重時)
(47)(48)= 01(相対済し令)
解説
《鎌倉時代の法制》
いかにも法学部らしい内容であり、昨年度には見られなかった正誤判定の(43)(44)以外は正解が望まれる。な
お、(43)(44)の問題は消去法ではなく、
「20 年以上」という点から即断できてほしい。また、(33)(34)は「本所」
という語に注目すればよい。(41)(42)は藤原隆信・信実父子のどらかで迷うと思うが、教科書に記載されている
ことなので、早慶志望者なら取れてほしい問題である。なお、
[語群]の 05「異国警護番役」は「警固」の誤字
である。
Ⅲ
解答
(49)(50)= 64(播磨)
(51)(52)= 44(正長)
(53)(54)= 51(大乗院日記目録)
(55)(56)= 61(畠山満家)
(57)(58)= 02(赤松満祐)
(59)(60)= 33(建内記)
(61)(62)= 07(足利義教)
(63)(64)= 12(一条兼良)
(65)(66)= 43(樵談治要)
(67)(68)= 62(畠山持国)
(69)(70)= 24(月行事)
(71)(72)= 56(富樫政親)
(73)(74)= 39(実悟記拾遺)
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解説
《室町時代の一揆》 史料利用
室町時代の一揆の史料問題であり、通常の学習時に出典を含めて確実にチェックできているかが問われる。
(67)(68)のみ難問だが、その他は史料チェックで十分に正解できる。(55)(56)=畠山満家 も史料問題では必出人
名であるし、(69)(70)=月行事 も 36 人という人数と併せて答えられなければ本学部の合格点突破は無理であろ
う。やはり、重要史料については出典も確実に把握しておく必要を強調したい。本年度は、本問で確実に高得点
できるかが大きなポイントになる。
Ⅳ
解答
(75)(76)= 29(左院)
(77)(78)= 13(加波山事件)
(79)(80)= 73(星亨)
(81)(82)= 56(治安警察法)
(83)(84)= 78(民主自由党)
(85)(86)= 61(東洋大日本国国憲按)
(87)(88)= 11(岡山女子懇親会) (89)(90)= 05(井上毅)
(91)(92)= 53(第2次日露協約)
(93)(94)= 71(平民新聞)
(97)(98)= 26(国家公務員法)
(95)(96)= 14(菊池武夫)
(99)(100)=42(新生党)
解説
《近現代の政党》
本問も法学部らしいテーマだが、細かな難問が散見する。例えば、(83)(84)はあわてて 64「日本自由党」を選
んでしまう、(87)(88)は景山秀子の郷里岡山における岸田(中島)俊子との出会いを想起できない、(99)(100)
は 40「新自由クラブ」
、41「新進党」
、65「日本新党」などと混同してしまうなど、たしかに間違えやすい問題で
はある。ただ、早慶志望者ならこれらの問題のうち、少なくとも2問は得点できるように緻密な学習を心掛けた
い。また、(91)(92)=第2次日露協約 は細かく、(97)(98)=国家公務員法 もミスしやすい問題であるが、これら
はさすがに受験生にとっては酷な出題で、落としても仕方がない。従って、ミスを3問までに抑えることが現実
的な目標であろう。
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