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補足資料
作物学 002 補足資料 収穫器官 作物によって収穫対象となる器官は異なる ・禾穀類 cereal crops (イネ、ムギ類、トウモロコシ):種子 seed ・マメ類 pulses (マメ科作物):種子 ・イモ類 tuber crops (塊茎 tuber、塊根 tuberous root) 塊根(根が肥大したもの) ・・・ サツマイモ (Ipomoea batatus Lam.)、キャッサバ、ダリア 塊茎(茎が肥大したもの) ・・・ ジャガイモ(Solanum tuberosum L.)、キクイモ、シクラメン 球茎(茎が肥大して球状になり、葉の基部が膜状になって包んでいるもの) ・・・ コンニャク、クロッカス、フリージア、グラジオラス りん茎(茎が短縮し、肥大した葉がりん片状になっているもの) ・・・ ニンニク、チューリップ、ヒアシンス ・野菜類 vegetables (果実 fruit、葉 leaf、茎 stem) 作物生産の多少は、収穫器官の生産量の多少だから、収穫器官の生産が環境にどのように影響され るかは、作物生産上重要なトピック。このような問題を追究するには、作物の発育が環境によって どのようにコントロールされるのかという仕組みを知る必要がある。 4. 受粉様式による分類 自家受粉 self pollination 同個体の花の間で受粉する 自殖性作物 autogamous crop イネ、コムギ、オオムギ、エンバク、ダイズ、エンドウ、インゲンマメ、ナス、トマト 他家受粉 cross pollination 異個体の花の間で受粉する 他殖性作物 allogamous crop トウモロコシ、ライムギ、ソバ、ヒマワリ、テンサイ、イネ科・マメ科牧草の大部分 イネ科=風媒、普通ソバ・マメ科=虫媒