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ポートランド州立大学Aさん(2011夏)
America Plus: Language and Culture Program の体験記 (Portland State University) 「行って本当に良かった!」が私のプログラムへの正直な感想です。 このプログラムでは、アメリカの西海岸に面したオレゴン州のポートランド市にある Portland State University(PSU)に留学します。ポートランドは緑がたくさんあると同時に、 中心街は札幌市と同じような都会的な様子もあるとても美しいところでした。 プログラムではホームステイをしながら、平日は PSU に通います。PSU では午前中に英 会話の授業を、午後に American Business か Intercultural Communications のどちらか 一方を選択して授業をうけます。学校は 9 時から 15 時ぐらいまでで、特に行事がないとき は 15 時から 17 時まで自由時間で街に遊びに行ったりできます。ただ、この自由時間は思 ったほど多くはなく、代わりに行事がたくさんあります。例えば、ラフティングやシアト ルに野球観戦に行ったりしました。さらに、私は American Business をとっていたのです が、授業の一環で Nike の本社や Intel の会社を訪問するといった行事もありました。アメ リカの授業は日本よりもずっとアクティブでとても有意義でした。 休日や平日の夜はホームステイ先のホストファミリーと一緒に過ごします。授業は日本 人の学生の中で受けるので多少日本語に頼れますが、休日は一日完全に英語のみでした。 初めは英語があまり通じず、つらかったのですが、だんだん少しですが、話せるようにな りました。ホストファミリーとの会話の中で英語への耳は慣れていきますし、直接、英語 の表現の仕方や単語の意味などを尋ねて使っていくことで少しは通じる英語になっていき ました。休日や平日夜のホストファミリーとの時間が英語力を少しでも上げるには貴重な 時間でした。さらに、ホストファミリーとの時間は英語のためだけでなく、文化の勉強に もなるし、良い思い出になります。私には、買い物に一緒に行ったことや、料理を一緒に 作って食べたことなどの日常的なことが今では良い思い出になっています。 ホストファミリーとの生活については、それぞれのホストファミリーごとにかなり違う のですが、私のホストファミリーは父、母、息子の 3 人家族で、毎年ホームステイの生徒 をとっている家庭でした。部屋はひと部屋与えられて、シャワーや洗濯は基本的に自由に 使わせてくれました。食事については、朝はシリアルを自分で勝手に食べる形で、学校へ のランチは作ってくれました。夕食は共働きの家庭だったので、外食が多く、ハンバーガ ーなどのファーストフードが多かったです。たまに作ってくれたステーキは最高でした。 ステーキなどの肉はアメリカの方がおいしかったです。 ちなみに、プログラム参加者の構成ですが、北大からは人数が少ないので、他の大学と の混合した形でした。他の大学はまとまって来ていたりするので、初めは知り合いが少な い状態から始まるのですが、授業も少人数のグループ型の学習が多いので、すぐにみんな 仲良くなれました。 プログラムには日本人生徒に加えて、ANDEO からの現地のスタッフがいます。行事も 含めて一緒にいることが多いです。PSU の学生もスタッフには多く、優しい方ばかりでし っかりサポートしてくれました。日本語がわかる方も居て相談にはいつでものってくれま す。 私はホストファミリーとの生活や Business の授業を通して様々なアメリカ人の生き方 や考え方を学ぶことで自分のものの見方が少しでも広がったような気がしました。英語力 の伸びというのは思ったほど大きくはありませんでしたが、自分の何らかの成長につなが ったのではないかと思いました。 最後に、来年行く方のお役に立てればいいなと思うので、少し具体的な話を付け加え ておきます。8 月のポートランドの気候は北海道に似ていますが、朝などはこの時期の北海 道よりも寒かったりします。みんなパーカーを重宝していました。ただ、昼間は日射しが 強く、体感気温が上がるので T シャツでも大丈夫なくらいになったりします。調整ができ る服装が良いと思います。今年は違いましたが、例年は雨が多いそうです。お金について はプログラム代、ホームステイ代、航空券代、そして、現地でのおこずかいが必要で、合 わせて 50 万円くらいでした。おこずかいは個人によりますが、おみやげやお昼代や間食代 などが主で 5 万円分もあれば十分だと思います。あと、アメリカでは曖昧なままにしない で、きちんと質問をする方が好まれます(ただし、個人的な質問以外で家庭のルールや何 かの使い方など) 。ホームステイ先でわからないことがあったらどんどん聞いたほうが良い です。アイコンタクトをする文化なので目を合わせたまま話します。声もしっかり出して 話したほうが良いようです。授業は American Business ではアメリカのビジネスマナーか ら始まり、アメリカ人のビジネスへの考え方や会社の企画や宣伝についてなどの導入編の ようなものをやりました。Intercultural Communications も良いそうですが、Business もちょっとプレゼンの準備が大変なこともあったりしますが個人的には楽しめました。