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<表現のめばえ>

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<表現のめばえ>
<表現のめばえ>
0
歳
児
ねらい
○見る、触れるなどの遊びを通して、さまざまな感覚の違いを味わう。
健康
・保育者の行為に関心をもち、絵の具やクレヨンに触れたり描いたり、簡単な
内
人間
関係
容
環境
言語
表現
○色や指先を使った遊びを経験する。
模倣を楽しむ。
・安心できる人的及び物的環境の下で、聞く、見る、触れるなどの感覚の働き
を豊かにする。
・保育者の応答的なかかわりや話しかけにより、自ら言葉を使おうとする。
・指先や手を動かすことで、色が広がることを目で見たり、楽しさを感じたり
する。
子どもの姿
・指先や手についた絵の具やクレヨンを見つめ、何度も握り返し、感触を確か
める。
・絵の具がついた手、指、クレヨンなどを口に入れようとすることもある。
・絵の具の感触を嫌がり、手を引こうとしたり、泣き出したりすることもある。
・タンポの棒を握り、ポンポンと叩き、音が出ることや色がつくことを楽しむ。
・絵の具のついた手を、画用紙にこすり、不思議そうに眺め、何度も同じ動きを
する。
・絵の具がついた指先や、クレヨンを握った手を動かすことで、色がつくことに
興味を示し、自分から触れてみる。
・「ポンポン」や「ぐるぐる」など、保育者と一緒に声を出しながら、点画やな
ぐり描きを楽しむ。
・自分の番が終わった後でも、タンポの棒やクレヨンを手放さず、何度もやろ
うとする。
・爪が伸びていたことで、爪に絵の具やクレヨンの色が付いたことを気にする。
ぽんぽんって
じょうずにできたね
援助・配慮
・落ち着いた雰囲気の中で行えるようスペースを確保し、環境を整える。
・子どもの興味を示しそうな、明るい色を使用する。
・子どもが持ちやすい長さ・太さのクレヨンを用意する。
・子どもが安心してできるよう、保育者が見本を見せ、興味がもてるように
する。
・「きれいな色が付いたね」や「すごいね」など、自ら手を動かすことで色が付
いたことに興味がもてる言葉かけをする。
・絵の具やクレヨンで汚れた手を、口元や顔、衣服に触れないよう、十分に気
をつけ、1対1で行う。
・無理強いすることなく、集中できるタイミングを大切にしながら、かかわり
を深めていく。
・優しく語りかけたり、発声や喃語に応答したりして、発語の意欲を育てる。
・絵の具やクレヨンを使った制作をもっとやりたいと興味を示した子には、や
りたい気持ちを大切にし、満足感が得られるまでできるよう、時間や教材にも
ゆとりをもって計画的に行う。
・爪が伸びていないか、こまめに衛生検査をおこない、家庭とも連携を図る。
爪の間に色が残った場合は、石鹸+爪ブラシを使用し、丁寧に洗い流す。
69
<節分制作>
1
歳
児
容
ねらい
内
○いろいろな素材に触れて表現することを楽しむ。
健康
・クレヨンを使ってなぐり描きをする楽しさを感じる。
人間
関係
・クレヨンで描いたところが形になるおもし
環境
・シール貼りを楽しむ。
言語
表現
○節分に興味をもつ。
ろさに気付く。
・目、鼻、口などの顔のつくりに興味をもつ。
・節分にちなんだ話を聞き、絵本や紙芝居
などを喜んで見る。
・クレヨンで楽しそうになぐり描きをする。
・保育者に鬼の形に切ってもらうと「鬼!」と気付く子どもや、形の意味が
わからない子どもなど様々な様子が見られる。
子どもの姿
・顔のパーツのシールを貼りながら 目、鼻、口などを意識し、
、目、鼻、口などを意識し、
指でさしたり、
・顔のパーツのシールを貼りながら、
指でさしたり、
言葉で伝えたりしようとする。
・顔のパーツの意味がわからず、好きなよ
うに貼ろうとする姿も見られる。
・鬼の絵本や紙芝居を見て、喜んだり、怖
がったりする姿が見られる。
・できあがったお面をかぶって喜ぶ姿が
見られる。かぶることを嫌がる子どもも
いる。
・クレヨンやシールを口に入れないように十分気を付けて行う。
・鬼の見本はなるべくやわらかい表情のお面にし、恐怖感を与えないように
する。
・一人一人のペースで行えるようにする。
・制作に興味を示さない子どもに対しては、「楽しいよ。やってみようか」など
援助・配慮
と誘い、個別に対応する。
・クレヨンで描いたところを、保育者が鬼の形に切り、「鬼の形だよ。」と声を
かけながら、鬼のお面を作っていることに気付けるようにする。
・目、鼻、口、角などのシールを一人ずつ用意し、顔を意識しながら貼れる
ようにする。
・「目はどこかな?」などと声をかけながら、興味がもてるようにする。
・保育者が「きれいにぬれたね」「上手に貼れたね」などと声をかけながら、表
現する楽しさに共感する。
・鬼のお面を見て怖いと感じる子どもがいたら、安心できるようにスキンシップ
をとる。
・鬼のお面ができたら、広いスペースで鬼のお面をかぶって追いかけっこをして
遊ぶ時間を設け、作ったもので遊ぶ楽しさを経験できるようにする。
70
歳
児
○節分の話を聞き、鬼に興味をもつ。
○のりを使って、鬼のお面を作ることを楽しむ。
・人差し指を使ってのりをすくい、塗り広げる。
<節分制作>
2 歳 児
ねらい
康
2
間
係
・保育者の話を聞いたり、実際にやっている様子を見たりして、自分でやってみ
○節分の話を聞き、鬼に興味をもつ。
ようとする。
○のりを使って、鬼のお面を作ることを楽しむ。
・絵本や歌などを通して、鬼や豆まきなどに興味をもつ。
境
・人差し指を使ってのりをすくい、塗り広げる。
・豆をまきながら、
「鬼は外」
「福は内」と繰り返し言うことを楽しむ。
語
・保育者の話を聞いたり、実際にやっている様子を見たりして、自分でやってみ
・自分の作ったお面をつけて、歌ったり踊ったりすることを楽しむ。
現
人間
ようとする。
・形や大小、色の違いに気付き、自分の好きな画用紙を選んで制作をする。
健康
内
関係
容
・絵本や歌などを通して、鬼や豆まきなどに興味をもつ。
・のりを手ですくって握ったり、紙やテーブルの上につけたりして、柔らかい
環境
感触を味わう。
・豆をまきながら、
「鬼は外」「福は内」と繰り返し言うことを楽しむ。
・のりの量の加減が分からず、手がべたべたになってしまう子もいる。
言語 ・自分の作ったお面をつけて、歌ったり踊ったりすることを楽しむ。
・保育者や友達の作っている様子を見て、色やパーツを貼る場所を真似て同じ
表現 ・形や大小、色の違いに気付き、自分の好きな画用紙を選んで制作をする。
ように作ろうとする。
・節分や鬼に関する絵本や歌を、繰り返し見たり歌ったりする。
・のりを手ですくって握ったり、紙やテーブルの上につけたりして、柔らかい
・「おにがいる」「こわいね」など、感じたことを言葉に表す。
感触を味わう。
・自分の好きな色や形のパーツを選んで制作する。
・のりの量の加減が分からず、手がべたべたになってしまう子もいる。
・自分の作ったお面をつけて「鬼のパンツ」などを歌ったり踊ったりする。
・保育者や友達の作っている様子を見て、色やパーツを貼る場所を真似て同じ
子どもの姿
ように作ろうとする。
・節分や鬼に関する絵本や歌を、繰り返し見たり歌ったりする。
ふこうかな
・「おにがいる」「こわいね」など、感じたことを言葉に表す。
・自分の好きな色や形のパーツを選んで制作する。
・自分の作ったお面をつけて「鬼のパンツ」などを歌ったり踊ったりする。
べたべただから
べたべただから
ふこうかな
・のりのついた手を拭けるよう、ぬれたタオルなどを用意する。
・子どもが好きなものを選べるように、様々な色や形で、目、鼻、口等の
パーツを用意する。
・のりの使い方を丁寧に知らせたり、保育者も一緒に行ったりする。
・のりのついた手を拭けるよう、ぬれたタオルなどを用意する。
・のりの使い方や画用紙の貼り方を保育者がやってみせることで、手順に見通
・子どもが好きなものを選べるように、様々な色や形で、目、鼻、口等の
しをもったり、出来上がりに期待を持ったりできるようにする。
パーツを用意する。
・保育者も一緒に歌ったり踊ったり、絵本を見たりする中で、子どもの興味
・のりの使い方を丁寧に知らせたり、保育者も一緒に行ったりする。
関心に耳を傾けて「大きな鬼だね」
「怖くて強そうだね」など言葉に表しなが
援助・配慮
・のりの使い方や画用紙の貼り方を保育者がやってみせることで、手順に見通
ら、一緒に喜んだり驚いたりする。
しをもったり、出来上がりに期待を持ったりできるようにする。
・子どもの表現したい思いをくみ取り、それに関連する様々な言葉も知らせる。
・保育者も一緒に歌ったり踊ったり、絵本を見たりする中で、子どもの興味
・「まる」
「大きい」
「赤だね」など、形や大小、色を表す言葉を意識してなげ
かける。
関心に耳を傾けて「大きな鬼だね」
「怖くて強そうだね」など言葉に表しなが
ら、一緒に喜んだり驚いたりする。
・出来た時には子どもと一緒に喜び、できあがった満足感を味わえるように
する。
・子どもの表現したい思いをくみ取り、それに関連する様々な言葉も知らせる。
・「まる」
「大きい」
「赤だね」など、形や大小、色を表す言葉を意識してなげ
かける。
・出来た時には子どもと一緒に喜び、できあがった満足感を味わえるように
する。
71
<節分制作(鬼のお面)>
<節分制作(鬼のお面)>
3 歳 児
4
ねらい
内
内 容
健康
健康
人間
関係
人間
関係
環境
容
言語
環境
表現
言語
表現
○節分の話を聞き鬼に興味をもち、鬼のお面の制作を楽しむ。
○節分の行事に興味をもち、友達と一緒に鬼のお面制作を楽しむ。
○作ったお面で遊ぶことを楽しむ。
○自分なりにイメージを広げ、工夫して制作に取り組む。
子ども子
のど
姿もの姿
・
「鬼ごっこ」
「○○鬼」など、保育者や友達と一緒にルールのある遊びを
・お面をつけて身体を動かして遊ぶ。
楽しむ。
・自分が作ったお面を友だちと見せ合う。
・友達が作っている様子を見て同じようにやろうとしたり、出来た物を見せ合
・色や形に興味をもつ。
い、主張したり認めたりする。
・節分の歌や絵本を楽しむ。
・形、色、大きさに関心をもち、その違いや特徴に気付く。
・節分の話や絵本を通し、鬼への興味を
・自分の好きな色画用紙を選び、のりで目や鼻のパーツを貼ったり、クレヨン
もつ。
で描いたりして、鬼の顔を表現することを楽しむ。
・自分の考えやイメージを保育者や友達に
わかるように伝えようとする。
・興味をもって節分の紙芝居や絵本を見ながら、
「こわいね~」
「ぼく、こわくな
・自分がイメージした形や大きさ色にこだ
いよ」などと思ったことを言っている。
わり、切ったり貼ったりしながら、満足感
・自分の好きな色にこだわって色を選んだり、
気の合う友達と同じ色を選んだり
を味わう。
して、
「おなじだね」と言って喜んでいる。
・節分の話を聞いたり、絵本や図鑑を見たりして、
「鬼」への興味が深まり、
・保育者の話を聞きながら自分なりに作ることを楽しんでいる。
「桃太郎に出てくるみたいな鬼が作りたい」「怖いから優しい鬼がいい」など
・のりで、目鼻のパーツを貼ろうとするが、何度も付け直して汚れたり、のり
子どもなりに鬼の特徴をとらえ、自分の考えた「鬼のお面」を作りたいという
の量が多すぎてベタベタになったりしてしまう子がいる。
気持ちが高まっている。
・自分なりに作り上げたことに満足し、友達と見せ合い喜んでいる。
・
「どんなの作る?」「細長い角にしたい」など具体的なイメージを保育者や
・作った鬼のお面をかぶって、鬼になったつもりで友達や保育者を「鬼だぞー」
友達に伝えようとする。
とおどかして楽しんでいる。
・切ったり貼り合わせるなどして試したり、工夫したりして、夢中になって
表現しているが、イメージ通りに出来ず、保育者に援助を求める子どもがいる。
・出来上がったお面を見せ合い、満足そうに保育者や友達に説明する姿がある。
・お面をつけて、豆まきごっこや○○鬼を友達と楽
しむ。
わらってるおにを
つくるんだ~
あたしあおがすきなの
あおおにつくるんだ~
援
援助
助・
・配
配慮
慮
・鬼に興味がもてるように節分の歌を歌ったり、鬼が登場する紙芝居や節分の話
・節分の行事に興味関心をもてるよう、絵本や図鑑を用意し、読み聞かせたり、
をしたりする。
自由に見たり出来るようにする。
・表情の違いがわかるように怒った顔、笑った顔などを保育者がやって見せたり
・鬼のイメージが広がるように、節分や鬼について話をする機会をもつ。
互いの顔を見合ったりする。
・あえて様々な色や形、大きさの画用紙を用意し、その違いからイメージを広
・のり、クレヨンの使い方を、具体的な例を出しながら全体に伝える。
げられるようにする。
・子どもの様子を見ながら個別に声を掛け、正しい使い方を知らせていく。
・はさみ、のり、セロテープ、クレヨン、マカーなどを自由に使って表現できる
・子どもが作ったお面の色や表情についてその子なりの表現を認めるように
ように働きかけていく。
する。
・友達の様子を見たり、自分で工夫したりして作ろうとする中で、子どものイ
・友達のお面にも興味がもてるように「同じ色だね」や「こわい顔だね」など保
メージが形になりやすいよう、発想を具体的に認め働きかけていく。
育者が特徴を言葉で伝える。
・「鬼」のイメージがもてなかったり、思ったように出来なかったりする子ども
には、その気持ち受け止めて、自分で作った達成感が味わえるように援助して
・作ったものを、すぐに身に着けて遊べるよう、お面ベルトを用意しておく。
いく。
・出来上がったお面を被り、広いスペースで保育者も一緒に体を動かして遊び
・作ったお面でいつでも遊べるように、子どもが取り出せるように展示する。
ながら、楽しさを伝える。
72
<節分制作(鬼のお面)>
4
ねらい
健康
内
人間
関係
容
環境
言語
表現
歳
児
○節分の行事に興味をもち、友達と一緒に鬼のお面制作を楽しむ。
○自分なりにイメージを広げ、工夫して制作に取り組む。
・「鬼ごっこ」
「○○鬼」など、保育者や友達と一緒にルールのある遊びを
楽しむ。
・友達が作っている様子を見て同じようにやろうとしたり、出来た物を見せ合
い、主張したり認めたりする。
・形、色、大きさに関心をもち、その違いや特徴に気付く。
・節分の話や絵本を通し、鬼への興味を
もつ。
・自分の考えやイメージを保育者や友達に
わかるように伝えようとする。
・自分がイメージした形や大きさ色にこだ
わり、切ったり貼ったりしながら、満足感
を味わう。
子どもの姿
・節分の話を聞いたり、絵本や図鑑を見たりして、「鬼」への興味が深まり、
「桃太郎に出てくるみたいな鬼が作りたい」「怖いから優しい鬼がいい」など
子どもなりに鬼の特徴をとらえ、自分の考えた「鬼のお面」を作りたいという
気持ちが高まっている。
・「どんなの作る?」「細長い角にしたい」など具体的なイメージを保育者や
友達に伝えようとする。
・切ったり貼り合わせるなどして試したり、工夫したりして、夢中になって
表現しているが、イメージ通りに出来ず、保育者に援助を求める子どもがいる。
・出来上がったお面を見せ合い、満足そうに保育者や友達に説明する姿がある。
・お面をつけて、豆まきごっこや○○鬼を友達と楽
しむ。
わらってるおにを
つくるんだ~
援助・配慮
・節分の行事に興味関心をもてるよう、絵本や図鑑を用意し、読み聞かせたり、
自由に見たり出来るようにする。
・鬼のイメージが広がるように、節分や鬼について話をする機会をもつ。
・あえて様々な色や形、大きさの画用紙を用意し、その違いからイメージを広
げられるようにする。
・はさみ、のり、セロテープ、クレヨン、マカーなどを自由に使って表現できる
・はさみ、のり、セロテープ、クレヨン、マーカーなどを自由に使って表現でき
ように働きかけていく。
るように働きかけていく。
・友達の様子を見たり、自分で工夫したりして作ろうとする中で、子どものイ
メージが形になりやすいよう、発想を具体的に認め働きかけていく。
・「鬼」のイメージがもてなかったり、思ったように出来なかったりする子ども
には、その気持ち受け止めて、自分で作った達成感が味わえるように援助して
いく。
・作ったお面でいつでも遊べるように、子どもが取り出せるように展示する。
73
<節分制作(鬼のお面)>
5
歳
児
ねらい
○節分の意味を理解し、行事に主体的に取り組む。
○友達と思いを共有しながら、様々な素材や用具を用いて、鬼のお面制作を
楽しむ。
健康
内
人間
関係
容
環境
言語
表現
・節分行事の意味が分かり、見通しをもって主体的に行事に参加する。
・友達と互いの良さを認め合ったり、一人では難しいところを、友達同士で、
助け合ったりしながら作る。
・平面から立体になることに興味をもつ。
めは ここでいいの?
・素材や用具の特徴や使い方がわかり、適切
に扱う。
・鬼の出てくる物語を聞いたり、絵本や図鑑
を見たりしながら、作りたい鬼のイメージ
を膨らませる。
・素材や用具を目的に合わせて選び、工夫し
て自分のイメージを形にする。
・出来上がったお面を被り、年下のクラスの
子どもたちを楽しませることに、期待とや
りがいを感じる。
子どもの姿
・節分会に鬼役として参加することを聞き、絵本や図鑑を見ながら、「ナマハゲ
みたいな鬼にしようよ」「そんなの作ったら小さい子が泣いちゃうよ」「でも、
盛り上がるよ」など、自由に意見を出し合う。
・様々な素材の中から、自分のイメージに合ったものを選び、試行錯誤しながら
熱心に作る。
・友達の作っている様子を見てやり方を聞き、自分の制作に取り入れようとする
姿がある。
・目の位置を決めるときや、紙で円錐形を作るときなどに、友達同士で声を掛け
合い協力する姿がある。
・何度も失敗を繰り返したり、イメージ通りにいかなかったりして、諦めそうに
なる子もいる。
・苦心して作った自分の作品に満足し、友達と、どんな風に年下のクラスに
おどかしにいこうかと、思いを出し合っている。
援助・配慮
・節分行事への関心が高まるように、制作の数日前より節分の意味について話
をする。
・イメージが深められるように、日本各地に伝わる鬼の資料を用意したり、物語
の読み聞かせをしたりする。
・作りたい鬼のお面について、クラスで話し合う場を設け、友達の意見を聞きな
がら、自分のイメージが形になるようにする。
・ボール紙、毛糸、ラピーテープ、ボンド、ホチキスなどを用意し、子どもと一
緒にその性質や扱い方を確認する。
・ホチキス留めは、一つのテーブルで行い、
扱いに注意するよう見守る。
・用具や素材の扱い方に困っている場面
では、以前やった制作(クリスマス
制作等)のやり方を思い出せるよう話し
たり、いくつかの選択肢を与えたりして
子どもが自分で考えて工夫できるような
声掛けをする。
・制作の過程をよく見ておき、一人ひとりが工夫した点や苦労したところ、
オリジナリティーなどを認め、節分会に向けての自信につながるようにする。
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