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コダックアキュマックス フォトプロッタフィルム ABX7
技術データ / プリント基板フィルム コダックアキュマックス フォトプロッタフィルム ABX7 — 高品位のフォトマスクから高精密 PCB を製造 — 2005 年 5 月 • TI-1814_ja 高精度のフォトマスクフィルムを製造するためには高 品質なフィルムが必要です。コダック提供のコダック アキュマックスフォトプロッターフィルム ABX7 を使 用すれば、高濃度で優れたエッジシャープネスと、優 れた寸度安定性を実現できます。ABX7 フィルムには、 コダックが独自に開発した IB テクノロジーを採用して います。ABX7 フィルムはアルゴンイオンレーザー (488nm)のレーザーフォトプロッター用フィルムです。 • フォトマスクフィルムを長持ちさせる、耐久性に 優れた新しい乳剤 • 高いコントラストのブルー感色性フィルム • レーザーフォトプロッターやその他の作画機器で の高品質フォトマスクの作成に適したフィルム • 寸度安定性に優れた乳剤 • キズを防ぐ高い膜面耐久性を備えたオーバーコ ート • 広範囲にわたる湿度条件で静電気によるゴミやホ コリの付着を防止するパーマスタット(帯電防止) 処理 • フォトマスクフィルムの優れたエッジシャープ ネス • 安定したフォトプロット処理を実現する、優れた 相反則特性 • 明るい赤色(シリーズ 1A)のセーフライト下で も処理可能 • フィルムの右側上部にノッチがあるので、乳剤面 を識別可能 (短い辺を横にし、ノッチが右側上部 にくるようにすると、乳剤面が上になります) • コダック アキュマックス ラピット アクセス デベ ロッパー アンド リプレニッシャーでの現像を推奨 • その他の一般的なラピットアクセスデベロッパー でも現像可能 ©Eastman Kodak Company, 2005 ABX7 フィルムは、次のフォトプロッターで使用で きます。 製造メーカー モデル 大日本スクリーン RG 6500 EIE 8000 Excellon LPG 2001 Mania Barco(Gerber) Flat Bed 28 Optronics 2000 Orbotech 5008、5008 XP Pentax LPP-3800 ベース 寸度安定性の高いベースを使用。 7 mil(0.18 mm) エスターシックベース 暗室に関する推奨事項 15ワットの電球が付いた適切なセーフライトランプに、 コダック 1A セーフライトフィルタ(明るい赤)を使用 してください。フィルムをセーフライトから 1.2 メート ル以上離してください。 このフィルムは、下記アンバーまたはオレンジイエ ローのセーフライト照明下でも使用できます。 • EncapSulite A10/ND0.3 または同等のセーフライト • Rohm and Haas 社製プレキシグラスのアンバー 2422 フォイルによってフィルターされる、15 ワットの タングステン電球。このフォイルは、窓から作業 エリアに入ってくるタングステン光もフィルター します。 保管方法と取り扱い 現像 未露光フィルムと現像済みフィルムは、低温の乾燥し た場所に保管してください。露光後のフィルムは、で きるだけ早く現像処理してください。 注意: 製品ラベルと製品安全データシートの警告を注意してお読み ください。 サイズ 露光 CAT No. 希釈率 コダック アキュマック 5L 1:2 9591801 ス ラピット アクセス デ (濃縮液) (水で希釈) ベロッパー 必要な露光には、フォトプロッター特性と現像条件の 両方が関わっています。最適な露光条件は、フォトプ ロッター製造メーカーの推奨手順に従い、一連の露光 テストを行って決定する必要があります。キャリブ レーションテストでは、必要な線幅と D-max に最適な 露光条件を決定します。画質と D-max は、現像の時間 と温度によって変化します。推奨の時間と温度を調整 することで、特定の露光条件に合った結果を得られる 場合があります。 コダック RX フィクサー 10L 1:2 9222423 アンド リプレニッ (濃縮液) (水で希釈) シャー 推奨開始条件 現像液の温度 時間 アキュマックス ラピット アクセス デベロッパー 相反則 推奨の現像では、露光が 1/1000 ~ 100 秒の場合は、 相反則の速度変化を無視して構いません。 * 35°C (95°F)* 45 秒 * 38°C (100°F) 30 秒 32°C (90°F) 60 秒 アキュマックス デベロッパーの最適な推奨開始条件 定着液:32 ~ 35°C(90 ~ 95°F)の定着液を使用し ます。 補充率: 現像液 * 定着液 † 350 mL / m2 540 mL / m2 抗酸化溶液の補充率は、1 週間に 1 タンクの割合になるように設定し てください。 † 最初からハードナーを定着液に加えないでください。現像中に磨耗や搬 送上の問題が発生するような場合は、少量のコダックラピットフィク サーパート B を加えます(CAT No.173 3013、約 2 kg のボトル) 。まず、 よく混ぜた定着液にパート B を 1 リットルあたり 8 mL 添加します。 1 リットルあたり最大 25 mL を上限として、必要に応じて添加量を増や してください。パート B をゆっくり加え、よく混ぜます。 * セットアップに関する推奨事項: 2 ✔ 現像の時間と温度を、ストップウォッチとデジタル温 度計で確認します。適切な設定になるように調整して ください。 ✔ 補充率をメスシリンダまだはビーカーで測定します。 補充設定を調整して、使用しているシートサイズで必 要な量の現像液と定着液が補充されるようにしてくだ さい。 コダックアキュマックスフォトプロッタフィルム ABX7 • TI-1814_ja 寸度安定性 曲線 寸度安定性とは包括的な用語です。写真では、この用 語は、温度、湿度、現像処理の変化や経年劣化による 寸法の変化を表す場合に使用されます。エスターベー スの寸法は、1 枚のシートで方向によってわずかに異 なる場合があります。ただし、縦方向や横方向の寸度 の違いが常に同じとは限りません。 縦方向や横方向の寸度の違いは、10% 以内となり ます。 スペクトル感度曲線 熱膨張係数 未現像または現像済み 0.0018%/1°C 0.001%/1°F 湿度膨張係数 未現像 0.0011%/% RH 現像済み 0.0009%/% RH 現像による寸度変化 乾燥条件による 特性曲線 ˚ 3 コダックアキュマックスフォトプロッタフィルム ABX7 • TI-1814_ja コダックアキュマックスフォトプロッタフィルム ABX7 詳細情報 コダック製品のテクニカルサポート資料の最新版について は、弊社の Web サイト (http://www.kodak.co.jp/go/aim) をご覧ください。 コダック製品に関するご質問は、お電話にて下記の番号にお 問い合わせください。 TEL:03-5540-2255 月曜日~金曜日 午前 9 時~午後 5 時 30 分 注:この文書に記載の、ABX7 フィルムと合わせて使 用するコダック製品は、コダック精密工業用写真製品 の販売代理店よりお買い求めいただけます。他の製品 を使用することもできますが、同様の結果が得られな いことがあります。 注意: この文書に記載されている感度曲線およびデータは、特定の露光および処理の条件下でテス トされた製品に関するものです。このデータは、代表的な製品に関するものであり、特定の写真用 製品には直接当てはまりません。また、このデータは、Eastman Kodak Company が満たさなければな らない基準または仕様を表すわけでもありません。同社は、製品の特性をいつでも変更および改善 できる権利を有します。 産業・エアリアル機材事業部 EASTMAN KODAK COMPANY • ROCHESTER, NY 14650 コダックアキュマックス フォトプロッタフィルム ABX7 コダック資料番号 TI-1814_ja Kodak、Accumax、および Estar は商標です。 Minor Revision 5-05 Printed in U.S.A.