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人事総合ソリューション - 日立ソリューションズ

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人事総合ソリューション - 日立ソリューションズ
人事総合ソリューション
導入事例
株式会社 日立ソリューションズ
合併に伴う1万人規模の人事システム統合
を3カ月という短期間で実現
システムインテグレーション事業等を手がける日立ソリューション
ズは、2010年10月、日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソ
フト)と日立システムアンドサービス(日立システム)の合併により
誕生しました。合併前はそれぞれ異なる人事制度、システムを運用
していましたが、合併に伴い、人事システムの統合が急務となりま
した。準備期間が短い中、自社製品の「人事総合ソリューション」
に一本化することにより、わずか3カ月で人事基幹システムの統合
を実現しました。
株式会社 日立ソリューションズ
設 立 1970年9月
従 業 員 数 13,409名(連結: 2011年9月30日現在)
本 社 東京都品川区東品川四丁目12番7号
事 業 内 容 ソフトウェア・サービス事業、情報処理機器販売事業
背 景
導入時の取組み
シナジー発揮に向け、人事システムの統合が急務に
スピーディで確実と判断し自社製品による開発を開始
日立グループのシステムソリューション事業体制の強化のため、
日立ソフト
旧2社は、同じ日立グループとはいえ、人事制度は大きく異なり、
日立ソフトで
と日立システムの合併により日立ソリューションズが誕生しました。経営陣
は職能資格制度、
日立システムではジョブグレードを採用していました。統合
は、旧2社の人事制度を統合し、合併から半年後の2011年4月1日より、
にあたっては、労使で協議した結果、能力給としつつも、年功序列ではなく、能
統一した新制度を運用することを決定しました。
しかし、2010年12月までは
力を評価し、
その伸長に応じて昇給する制度へ変更となりました。
また、
日立ソ
新人事制度の内容が確定しなかったため、人事システム構築にあてられる
フトのみで行われてきた目標管理制度も全社で導入することになりました。
期間は実質3カ月しかありませんでした。
制度だけではなく、人事システムの運用面でも違いがありました。日立ソフト
通常、1万人を超える規模の企業で人事システムを開発する場合、少なくと
は、外国製のERPをベースに、業務効率改善のための調整を行ってきたの
も半年から1年は開発期間を設けるのが一般的です。
これまで長年にわたり
に対して、
日立システムでは自社製品の「人事総合ソリューション」
を活用し、
多数の企業の人事システム開発を手掛けてきた日立ソリューションズでも、
費用対効果を意識した開発を行っていました。
1万人規模のシステムを3カ月で開発するのは初めてでしたが、
合併によるシ
「システム統合にあたっては、ERPと自社製品を比較した結果、取り回しのしや
ナジー効果を一刻も早く発揮するためにも、
人事制度の統合は急務でした。
すさや、対応できるSEの人数の多さから、
自社製品を使った方がスピーディで
確実と判断し、
自社製品による開発を決定しました」
人事総合ソリューションの目指す価値
(労政部 労政グループ 部長代理 津田 聡)
4月から新制度に基づいた給与計算を行うために、
企業風土の醸成
◆ 組織の見える化
◆ 組織を越えたコミュニケーション
◆ 従業員満足度の向上
◆ 企業競争力の強化
人財育成の
体系化・高度化
ノンコア業務の
合理化
人事システムの基幹となる、人事・給与・就業管理の
機能を、2011年4月に稼働させる必要がありまし
た。一般的には、給与計算には正確さが要求される
ため、旧システムと新システムを並行して数カ月間運
◆ キャリア形成支援
◆ 社員の自律的で持続的な成長
用し、数値が一致することを確認した上で新システム
◆ 社員スキルの一元管理
に切り替えるやり方が採用されます。
しかし、今回の
◆ ワークライフバランスの実現
ように、3カ月の開発期間ではこうした確認はできま
◆ 定型業務の合理化
ションの特徴的な機能である
「ユーザーツール」
(プ
せん。そこで、SEとも検討を重ね、人事総合ソリュー
◆ 作業の効率化/ミス抑止
◆ ペーパレス化
◆ 業務改正/業務改革
ログラムを修正することなく、設定の変更だけで機能
の追加・変更ができるツール)
を用いて、新システム
で給与の理論値が導き出せるような環境を用意し、
人事部門がシステム稼働前に給与計算の整合性を確認できるようにしました。
「経営サイドからはグローバル対応やプロジェクトマネジャーの育成など、
さま
この方法で事前に照合を行ったため、
システム稼働後、大きなトラブルは発生し
ざまなリクエストが上がってきており、
タイムリーに応えていくことが求められま
ませんでした。
す。
また、世の中の動向や法改正などにも随時対応する必要があります。人
「人事とSEの連携により、
プロセスの短縮を積み重ねることで、
目標通り4月
のシステム本稼働を実現することができたのも、人事総合ソリューションのお
事部門として、
それらに柔軟に対応できるよう、今後も人事総合ソリューショ
ンを活用し、
会社全体を支える人事システムを提供していきます」
(津田)
かげだと思います。
タイトな日程の中で、
SEにはこちらの疑問や問題にも迅速
に対応してもらいました。
また、
システム稼働後も継続してサポートしてもらい、
非常に助かりました」
(労政部 労政グループ 中田 駿介)
導入後
稼働後にシステムや機能を順次追加
4月に無事システム稼働した後、
その時点では間に合わなかった、
目標管理
制度を運用するシステムなども順次導入しています。目標管理システムもわ
ずか2カ月という短期間で稼働を実現できました。
「必要なタイミングでシステムや機能を追加導入できるのも、人事総合ソ
リューションの利点ですね。
システム稼働後も、
ユーザーツールを活用するこ
とで、
機能の変更や追加が柔軟にできるので助かっています」
(人事サポート
部 人事サポートグループ 主任 玉野 隆志)
左から、
労政部 労政グループ 部長代理 津田 聡
人事サポート部 人事サポートグループ 主任 玉野 隆志
労政部 労政グループ 中田 駿介
私達が担当しました
豊富なシステム構築実績により、スピーディな対応が可能に
当社は、18年以上にわたり890社以上の企業に人事系システムを導入し
てきました。豊富な経験の蓄積は、製品設計にも反映されています。製品
設計で大切なのが、
この部分は汎用性を高めるべきか、出来合いでよいか
度にいかに柔軟に対応できるかを日々追求していますので、今回の合併に
伴うシステムの構築経験を活かし、ソリューション力をさらに高め、お客様
の要望に応えていけるよう邁進していきたいと思います。
(リシテアソリューション部 技師 関澤 隆憲)
の見極めです。何でも汎用性を高めてしまうと、構築の時間がかかってしま
います。柔軟に変更できる部分と、変更しなくてもよい部分をバランス良く
設計することで、
システム構築のスピードを早めることができます。
(リシテアソリューション部 部長 大池 徹)
人事業務に精通したSEがお客様をサポート
当社には人事業務に精通した200人近いSEがおり、お客様のシステム導
入・運用をサポートします。当社の強みは、お客様の要望を踏まえ、導入か
ら運用までワンストップで、システムのライフサイクル全体をサポートでき
るところです。世の中には良い製品がたくさんありますが、ただ単に製品を
提供するだけでは、良いシステムとは言えません。お客様がお困りの際に
サジェスチョンをしたり、運用しやすい仕掛けを提案したりといった、製品と
運用の間を埋めるソリューションがあって、初めて使い勝手の良いシステ
ムが完成すると考えています。
(リシテアソリューション部 主任技師 浅野 真一) 各社異なる人事制度にフィットするシステムを
目標管理制度などの人事制度は企業によって運用方法が異なりますので、
制度にマッチするシステムが求められます。われわれの製品は、各社の制
左から、
リシテアソリューション部 技師 関澤 隆憲
リシテアソリューション部 部長 大池 徹
リシテアソリューション部 主任技師 浅野 真一
※本文中の会社名、商品名は、各社の商標、
または登録商標です。
※本文中および図中では、TM、R マークは表記しておりません。
※本文中の製品の仕様は、改良の為、予告なく変更する場合がございます。
※本製品を輸出される場合には、外国為替及び外国貿易法並びに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認の上、
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※本文中の部署名・役職名は2012年3月当時のものです。
※本カタログ中の情報は、
カタログ作成時点のものです。
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本カタログ掲載商品・サービスの詳細情報
http://www.hitachi-solutions.co.jp/jinji-solutions/
このカタログは資源保護の為、再生紙を使用しています。
H24K-22-00
2012.07
株式会社 日立ソリューションズ
http://www.hitachi-solutions.co.jp/
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