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地域再生計画 1 地域再生計画の名称 ワイン造りを核とした地域産業の

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地域再生計画 1 地域再生計画の名称 ワイン造りを核とした地域産業の
地域再生計画
1 地域再生計画の名称
ワイン造りを核とした地域産業の振興による雇用創造事業
2 地域再生計画の作成主体の名称
北海道中川郡池田町
3 地域再生計画の区域
北海道中川郡池田町の全域
4 地域再生計画の目標
池 田 町 は 、北 海 道 十 勝 平 野 の 中 央 や や 東 寄 り に 位 置 し 、人 口 6,886 人( 平
成 2 7 年 国 勢 調 査 速 報 値 ) 、 面 積 371.79 ㎞ で 、 農 業 を 基 幹 産 業 と し た ま
ち づ く り を 進 め 、地 域 産 業 の 6 次 産 業 化 の 先 駆 け で あ る ワ イ ン 事 業 に 町 が
取り組み、雇用創出や観光産業に多大な効果を発揮してきた。
し か し な が ら 、近 年 、少 子 ・ 高 齢 化 に よ る 人 口 減 少 、景 気 の 低 迷 等 に よ
る地場産業の停滞、郊外への大型店出店による中心商店街の空洞化など、
本町を取り巻く環境は非常に厳しく衰退の危機を迎えている。
そ の よ う な 中 、本 町 の ワ イ ン 事 業 は 、ブ ド ウ 栽 培 に よ る 農 業 振 興 を 目 的
と し て 開 始 し た 事 業 で あ る が 、行 政 が 主 導 し 主 体 的 に 実 施 し て き た こ と か
ら 、原 料 ブ ド ウ の 生 産 が 町 営 圃 場 中 心 と な り 、農 業 振 興 は 道 半 ば と 言 え る 。
こ の こ と を 踏 ま え 、ま ち づ く り 、住 民 福 祉 等 に 対 し さ ら に 成 果 が 上 が る
よ う な 取 り 組 み が 必 要 で あ り 、可 能 性 も あ る こ と か ら 事 業 の 根 幹 と な る ブ
ド ウ 栽 培 を 中 心 に 、こ れ ま で 以 上 に 民 間 活 力 を 投 入 し た 実 施 体 制 を 目 指 し 、
官 民 協 働 の も と 、ワ イ ン 事 業 が 雇 用 創 出 、移 住 促 進 、福 祉 等 の 町 施 策 に 波
及され、住民福祉の向上に貢献することを目指すものである。
1
【数値目標】
H29.3
H30.3
H31.3
H32.3
H33.3
ワイン等製品売払収益
額
868,000
千円
894,040
千円
920,861
千円
957,695
千円
1,000,000
千円
新規就農者数(後継者
就農を含む。)
年 5人
年 5人
年 5人
年 5人
年 5人
新規起業件数
年 1件
年 1件
年 1件
年 1件
年 1件
人口の社会増(減少の
抑制)
▲ 22 人
▲ 22 人
▲ 22 人
▲ 22 人
▲ 22 人
5 地域再生を図るために行う事業
5-1 全体の概要
本 町 に お け る 雇 用 環 境 は 、少 子 高 齢 化 の 進 行 、町 外 へ の 人 口 流 出 の 増 加
により地域産業全体が衰退し雇用の場が減少している状況にあることか
ら、新たな雇用の場の創出が必要不可欠であるが、町内の中小事業者は、
独自に新たな雇用機会を増やすほどの体力を持ち合わせていないのが実
情 で あ る 。ま た 、農 業 に お い て も 、町 の 基 幹 産 業 と 位 置 付 け て は い る も の
の 、若 者 の 農 業 離 れ 、農 家 の 高 齢 化 と 後 継 者 不 足 な ど と い っ た 課 題 が あ る 。
こ の こ と か ら 、池 田 町 が こ れ ま で 行 っ て き た「 ワ イ ン 造 り を 核 と し た ま
ち づ く り 」を 更 に 推 進 し 、本 町 が 有 す る 地 域 資 源 を 活 用 し な が ら 官 民 協 働
により新たな雇用の場を構築し、地域産業の活性化と雇用の創出を図り、
地域の再生を目指すものである。
具 体 的 に は 、農 業 経 営 基 盤 の 強 化 や 町 内 の 中 小 事 業 者 向 け の 研 修 な ど に
よ る 人 材 育 成 、新 製 品 、新 技 術 の 開 発 に 係 る 研 究 か ら 販 路 拡 大 ま で の 事 業
段 階 に 対 し て の 幅 広 い 支 援 を 行 い 、農 業 者 、町 内 事 業 者 の 経 営 体 質 の 強 化
や安定を図る。また、寒冷地で栽培ができるブドウを品種改良・選抜し、
開 発 す る こ と で 、遊 休 農 地 の 有 効 活 用 を 図 り 、農 業 者 の 所 得 向 上 や 高 齢 者 、
障がい者等の雇用の場の確保に繋げる。
さ ら に は 、ブ ド ウ 栽 培 拡 大 の た め 、町 内 ブ ド ウ 栽 培 生 産 拠 点 法 人 の 設 立
等 新 た な 生 産 体 制 を 構 築 し 、ワ イ ン の 原 料 ブ ド ウ の 安 定 供 給 を 図 り 、高 付
加価値ワインを開発し、収益性を高める。
2
5-2 第5章の特別の措置を適用して行う事業
地方創生推進交付金【A3007】
1
事業主体
北海道中川郡池田町
2
事業の名称及び内容:ワインのまち・いけだ推進プロジェクト
強化事業
本事業は、寒冷地に適したブドウ品種の選抜、苗木生産体制の拡充、
ブ ド ウ 生 産 者 へ の 技 術 指 導 の 強 化 な ど ブ ド ウ 栽 培 基 盤 の 整 備 を 行 い 、農
業 者 、民 間 事 業 者 を 主 体 と し た ブ ド ウ 生 産 拠 点 法 人 の 設 立 や 新 規 就 農 受
入 体 制 の 構 築 を 図 り 、新 た な 雇 用 の 場 を 創 出 し 、人 口 の 減 少 を 抑 制 す る 。
ま た 、市 場 の ニ ー ズ に 基 づ い た 本 町 の 特 徴 を 生 か し た 付 加 価 値 の 高 い
ワ イ ン 製 品 を 開 発 し 、域 外 か ら の 外 貨 を 稼 ぐ と と も に 、農 業 と 移 住 促 進 、
福祉等の町施策と連携し、地域経済の再生を図るものである。
3
事業が先導的であると認められる理由
【官民協働】
・ワイン事業において、行政がワイン製造・販売を引き続き行うこと
で事業の安定化を確固たるものとし、その上で、原料ブドウ栽培に
おいては、行政は研究・指導を中心とする役割に移行し、ブドウ生
産において民間活力を活かし、農業者の所得向上、雇用の創出を図
る。
【政策間連携】
・ブドウ栽培といった農業政策において、新規町内生産拠点法人の運
営に携わる人材を養成するとともに、関係機関による法人化検討を
進め、その収益性を背景に、福祉政策をはじめ様々な政策連携を図
ることで、障がい者の雇用の場の創出、都市部の人材が田舎に魅力
を見出せる環境が構築され、人口減少の抑制に繋がる。
【地域間連携】
・池田町が、品種選抜、苗木生産事業化を図り、その苗木提供、栽培
指導を行うことが、道内で新たにブドウ栽培、ワイン製造を目指す
3
事業者の支援となり、北海道一帯が、ワイン産地として発展するこ
とに寄与する。
【自立性】
・ワイン販売によって池田町が収益性を高めることで、原料調達を行
う生産者(新規ブドウ生産拠点法人を含む)、管理圃場委託を行う
事業者(福祉法人等)の安定収入となり、自立性につながる。
4
重要業績評価指標(KPI)及び目標年月
H29.3
H30.3
H31.3
ワイン等製品売払収益額
868,000 千 円
894,040 千 円
920,861 千 円
町内民間ブドウ圃場面積
752 ㌃
812 ㌃
912 ㌃
3,000 千 円
3,500 千 円
4,000 千 円
福祉事業者に対するブドウ
圃場管理等の委託額
5
評価の方法、時期及び体制
毎 年 度 事 業 終 了 後 6 月 頃 に 、事 業 の 進 捗 状 況 や 目 標 達 成 状 況 を 池 田 町
行 財 政 改 善 推 進 委 員 会 に 報 告 し 、 検 証 ・ 改 善 の た め の 議 論 を 行 い 、検 証
結 果 報 告 を ま と め る 。ま た 、そ の 結 果 を 議 会 の 常 任 委 員 会 等 で 説 明 し 意
見 を も ら い 、必 要 に 応 じ て 池 田 町 総 合 戦 略 及 び 池 田 町 総 合 計 画 実 施 計 画
に反映させる。検証結果は、町HPで公表する。
6
交付対象事業に要する費用
①法第5条第4項第1号イに関する事業【A3007】
・総事業費
7
41,428千円
事業実施期間
地域再生計画認定の日から、平成31年3月31日(3ヵ年度)
4
5-3 その他の事業
5-3-1
地域再生基本方針に基づく支援措置
該当なし
5-3-2
支援措置によらない独自の取組
(1)産業活性化支援事業
・事業の概要:中小企業の活性化に資するため、人材育成に係る経費、
町 内 で 新 た に 事 業 を 開 始 す る 場 合 に 係 る 経 費 、新 製 品 開 発 や 研 究 か
ら 販 路 拡 大 ま で の 事 業 段 階 に 対 し て 幅 広 く 支 援 し 、製 品 の 高 付 加 価
値化や生産性向上による企業活動の活性化を図る。
・事業主体:池田町
・事業期間:平成25年4月から平成31年3月
(2)地域おこし協力隊推進事業
・事 業 の 概 要:人 口 減 少 や 高 齢 化 等 が 進 行 し て い る 本 町 に お い て 、都 市
地 域 か ら 人 材 を 積 極 的 に 誘 致 し 、そ の 人 材 の 定 住・定 着 を 図 る と と
も に 、地 域 に お け る 活 動 に よ っ て 、地 域 の 活 性 化 や 産 業 振 興 等 を 図
る。
・事業主体:池田町
・事業期間:平成27年4月から
(3)乳用牛及び和牛増頭支援事業
・ 事 業 の 概 要 : 乳 用 牛 又 は 和 牛 の 増 頭 、生 産 奨 励 等 の た め 、農 業 者 に 対
し て 補 助 金 を 交 付 す る 。ま た 、農 協 が 乳 用 牛 又 は 和 牛 の 増 頭 、生 産
奨 励 等 の た め 、農 業 者 に 対 し て 行 う 融 資 に 対 し 、事 業 資 金 を 町 が 農
協 に 貸 し 付 け 、地 域 に お け る 畜 産 資 源 の 維 持 拡 大 を 図 り 、農 業 者 の
経営体質の強化及び安定並びに地域経済の活性化を図る。
・ 事 業 主 体 : 池 田 町 、十 勝 池 田 町 農 業 協 同 組 合 、十 勝 高 島 農 業 協 同 組 合
・事業期間:平成25年4月から平成30年10月
(4)ブドウ栽培振興奨励事業
・事 業 の 概 要:池 田 町 に お い て 醸 造 用 ブ ド ウ 栽 培 を 行 う 農 家 に 対 し 、奨
励 金 等 を 交 付 す る こ と に よ り 、醸 造 用 ブ ド ウ 栽 培 の 振 興 と 栽 培 農 家
の経営の安定を図る。
5
・事業主体:池田町
・事業期間:昭和46年から
(5)新規就農者支援育成事業
・事 業 の 概 要:本 町 の 区 域 内 に お い て 新 た に 農 業 を 営 も う と す る 新 規 就
農 者 に 対 し て 必 要 な 支 援 を 行 い 、も っ て 本 町 農 業 の 振 興 と 農 業 農 村
地域の活性化を図る。
・事業主体:池田町
・事業期間:平成11年4月から
6 計画期間
地域再生計画認定の日から平成33年3月31日
7 目標の達成状況に係る評価に関する事項
7-1 目標の達成状況に係る評価の手法
事業の進捗状況や目標達成状況を池田町行財政改善推進委員会に報
告 し 、検 証・改 善 の た め の 議 論 を 行 い 、検 証 結 果 報 告 を ま と め る 。ま た 、
そ の 結 果 を 議 会 の 常 任 委 員 会 等 で 説 明 し 意 見 を も ら い 、必 要 に 応 じ て 池
田町総合戦略及び池田町総合計画実施計画に反映させる。
7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容
評価の時期は、毎年度事業終了後6月頃に実施する。
目標1:ワイン等製品売払収益額
・売払収益額については、毎年度の池田町ブドウ・ブドウ酒研究所
の決算額から把握する。
目標2:新規就農者数(後継者就農を含む。)
・町 が 毎 年 度 末 時 点 の 新 規 就 農 者 数 を 農 業 委 員 会 、農 協 等 に 照 会 し 、
把握する。
目標3:新規起業件数
・町が毎年度末時点の新規起業件数を税務課、商工会等に照会し、
把握する。
目標4:人口の社会増
6
・町が毎年度末時点の人口の社会増(社会減の抑制)を住民基本台
帳から把握する。
関連事業
目 標 1:ワ
イ ン 等 製
品 売 払 収
益
目 標 2:新
規 就 農 者
数( 後 継 者
就 農 を 含
む。)
目 標 3:新
規 起 業 件
数
目 標 4:人
口 の 社 会
増( 減 少 の
抑制)
・ワインのまち・
い け だ 推 進 プ ロ
ジ ェ ク ト 強 化 事
業
・ブドウ栽培振興
奨励事業
・ワインのまち・
い け だ 推 進 プ ロ
ジ ェ ク ト 強 化 事
業
・新規就農者支援
育成事業
・ワインのまち・
い け だ 推 進 プ ロ
ジ ェ ク ト 強 化 事
業
・産業活性化支援
事業
・地域おこし協力
隊推進事業
・ワインのまち・
い け だ 推 進 プ ロ
ジ ェ ク ト 強 化 事
業
・産業活性化支援
事業
・地域おこし協力
隊推進事業
・乳用牛及び和牛
増頭支援事業
・ブドウ栽培振興
奨励事業
・新規就農者支援
育成事業
平 成 27
年度
基準年
平 成 28
年度
平 成 29
年度
平 成 30
年度
中間年
平 成 31
年度
平 成 32
年度
最終目標
860,000
千円
868,000
千円
894,040
千円
920,861
千円
957,695
千円
1,000,000
千円
6 人
年 5 人
年 5 人
年 5 人
年 5 人
年 5 人
5 件
年 1 件
年 1 件
年 1 件
年 1 件
年 1 件
▲ 41 人
▲ 22
▲ 22
▲ 22
▲ 22
▲ 22
7-3 目標の達成状況に係る公表の方法
町ホームページにおいて、毎年7月頃に公表する。
7
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